説明

一体型コネクタを備えた二重パック

喫煙物品のための容器は、各々が喫煙物品の個別の束を収容するための縄ばしご配列にヒンジ式に接続された少なくとも2つのパック(2、5)を含む。最初の位置において、容器は、対向する第1及び第2の縁部を備えた第1の壁(11、51)と第1の壁(11、51)にわたって延びる一体型コネクタ(17、57)とを有する第1のパック(2)と、対向する第1及び第2の縁部を備えた第1の壁(31、71)と第1の壁(31、71)にわたって延びる一体型コネクタ(37、77)とを有する第2のパック(5)とを含む。第1のパック(2)の一体型コネクタ(17、57)は、第1のパック(2)の第1の壁(11、51)の第1の縁部の周りにヒンジ止めされた第1の区画(18、58)と、第1のパック(2)の第1の壁(11、51)の第2の縁部の周りにヒンジ止めされた第2の区画(19、59)とを含む。第2のパック(5)の一体型コネクタ(37、77)は、第2のパック(5)の第1の壁(31、71)の第2の縁部の周りにヒンジ止めされた第1の区画(38、78)と、第2のパック(5)の第1の壁(31、71)の第1の縁部の周りにヒンジ止めされた第2の区画(39、79)とを含む。第1のパック(2)及び第2のパック(5)の第1の壁(11、51、31、71)の第1の縁部が隣接し、かつ第1のパック(2)及び第2のパック(5)の第1の壁(11、51、31、71)の第2の縁部が隣接するように、第1のパック(2)の一体型コネクタ(17、57)の第1の区画(18、58)は、第2のパックの一体型コネクタ(37、77)の第1の区画(38、78)に固定され、かつ第1のパックの一体型コネクタ(17、57)の第2の区画(19、59)は、第2のパックの一体型コネクタ(37、77)の第2の区画(38、78)に固定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各々が喫煙物品の個別の束を収容するための少なくとも2つのヒンジ接続式のパックを含む喫煙物品のための容器に関する。
【背景技術】
【0002】
WO−A−2006/079799は、少なくとも第1及び第2のストラップ及びブランク材によって縄ばしご配列に接続された2つのパックを含むパッケージと、そのようなパッケージを形成する方法とを開示している。
一態様では、WO−A−2006/079799は、各パックが品目を収容することが可能であり、かつ各パックが第1の縁部と第1の縁部に平行な第2の縁部とによって境界付けられた第1の面を有する第1及び第2のパックと、第1及び第2のパックを接続し、かつ第1及び第2のパックに取り付け可能な第1及び第2のストラップを含む手段とを含み、パックの第1の位置で第1及び第2のパックの第1の面が互いに面し、第1及び第2のパックの第1の縁部が互いに隣接し、第1及び第2のパックの第2の縁部が互いに隣接し、第1及び第2のストラップが第1の面にわたって延びて、第1及び第2の縁部の周りにヒンジ止めされ、第1のストラップが、第1のパックの第1の縁部の周りにヒンジ止めされてかつ第2のパックの第2の縁部の周りにヒンジ止めされ、第2のストラップが、第1のパックの第2の縁部の周りにヒンジ止めされてかつ第2のパックの第1の縁部の周りにヒンジ止めされ、それによって第1及び第2のパックが、少なくとも第1の位置と、第1の縁部の周りに第1のパックに対して第2のパックが回転する第2の位置と、第2の縁部の周りに第1のパックに対して第2のパックが回転する第3の位置との間で互いに対して移動可能であるパッケージを説明している。
【0003】
別の態様では、WO−A−2006/079799は、第1のストラップを提供する少なくとも第1の領域と第2のストラップを提供する第2の領域とを有する単一シートの材料を含む、パッケージの第1及び第2のパックを接続する第1及び第2のストラップを含む手段を形成するためのブランク材を説明し、これらの領域は、第2の領域から第1の領域を分離するように作動可能な線によって接合され、線は、第1、第2、及び第3の区画を有し、第2の区画は、第1及び第2の領域が分離可能であるように脆弱化された区画であり、第1及び第2の区画は、脆弱化された区画のそれぞれの端部からシートの縁部まで延びる切断部分である。
【0004】
更に別の態様では、WO−A−2006/079799は、離間した主要縁部を有する細長い孔がある第1の細長い区画と、孔に整列して第1の区画の副次縁部から延びる第2の区画とを有する単一シートの材料を含む、パッケージの第1及び第2のパックを接続する第1及び第2のストラップを含む手段を形成するための別のブランク材を説明し、第2の区画は、第2の区画の自由な副次縁部が、孔を通して螺合可能であり、かつ第1の区画の自由な副次縁部に取り付け可能であるように、孔の最小幅と実質的に等しいか又はそれよりも小さい最大幅と、孔の長さよりも大きい長さとを有する。
【0005】
WO−A−2006/079799の明細書に説明されてその図面に示すパッケージの全ての第1及び第2のパックは、個別の接合ブランク材によって又は個別の縄ばしご構造によって縄ばしご配列に接続される。パッケージを製造するために、個別の接合ブランク材は、第1及び第2のパックに固定されるか、又は第1及び第2のパックが、個別の縄ばしご構造で区画を収容する2つのパック内に位置決めされ、一部のケースではそれに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】WO−A−2006/079799
【特許文献2】US−A−5、692、525
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
簡単な方法で製造することができる縄ばしご又は類似の配列で接続された2つ又はそれよりも多くのパックを含む容器を提供することが望ましいと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明により、各々が喫煙物品の個別の束を収容するための少なくとも2つのヒンジ接続式のパックを含む喫煙物品のための容器を提供し、最初の位置において、容器は、対向する第1及び第2の縁部を備えた第1の壁、及び第1の壁の第1の縁部の周りにヒンジ止めされた第1の区画と第1の壁の第2の縁部の周りにヒンジ止めされた第2の区画とを含んで第1の壁にわたって延びる一体型コネクタを有する第1のパックと、対向する第1及び第2の縁部を備えた第1の壁、及び第1の壁の第2の縁部の周りにヒンジ止めされた第1の区画と第1の壁の第1の縁部の周りにヒンジ止めされた第2の区画とを含んで第1の壁にわたって延びる一体型コネクタを有する第2のパックとを含み、第1及び第2のパックの第1の壁の第1の縁部が隣接し、かつ第1及び第2のパックの第1の壁の第2の縁部が隣接するように、第1のパックの一体型コネクタの第1の区画は、第2のパックの一体型コネクタの第1の区画に固定され、第1のパックの一体型コネクタの第2の区画は、第2のパックの一体型コネクタの第2の区画に固定される。
本明細書を通して用語「一体型」は、コネクタと本発明による容器の第1及び第2のパックの各々の第1の壁とが単体の材料、例えば、同じブランク材で形成されることを意味する。
【0009】
本発明による容器の第1及び第2のパックは、最初の位置と第2の位置との間で、第1のパック及び第2のパックの第1の壁の第1の縁部の周りに互いに対してヒンジ止め可能である。最初の位置では、第1及び第2のパックの第1の壁の第1の縁部が隣接し、第1及び第2のパックの第1の壁の第2の縁部が隣接する。第2の位置では、第1及び第2のパックの第1の壁の第1の縁部が隣接し、第1及び第2のパックの第1の壁の第2の縁部が離間される。本発明による容器の第1のパック及び第2のパックはまた、最初の位置と第3の位置との間で、第1及び第2のパックの第1の壁の第2の縁部の周りに互いに対してヒンジ止め可能である。第3の位置では、第1及び第2のパックの第1の壁の第2の縁部が隣接し、第1及び第2のパックの第1の壁の第1の縁部が離間される。
最初の位置では、第1及び第2のパックの第1の壁が平行かつ対向し、第2及び第3の位置では、第1及び第2のパックの第1の壁が実質的に同一平面にある。
【0010】
本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、従って、一体型コネクタの固定された第1の区画と固定された第2の区画とによって縄ばしご配列に有利にヒンジ式に接続される。第1及び第2のパックが一体型コネクタによって接続されるので、本発明による容器は、WO−A−2006/079799に記載されたパッケージよりも少ないブランク材又は他の材料部分で有利に形成することができる。それによって本発明による容器の製造と組立が有利に単純化される。
【0011】
本発明の好ましい実施形態では、第1のパックの一体型コネクタは、第1のパックの第1の壁の第1の縁部の周りにヒンジ止めされた第3の区画を更に含み、第2のパックは、第2のパックの第1の壁の第2の縁部の周りにヒンジ止めされた第3の区画を更に含み、第1のパックの一体型コネクタの第3の区画は、第2のパックの一体型コネクタの第3の区画に固定される。好ましくは、第1のパックの一体型コネクタの第2の区画は、第1のパックの一体型コネクタの第1の区画と第3の区画の間に位置決めされ、第2のパックの一体型コネクタの第2の区画は、第2のパックの一体型コネクタの第1の区画と第3の区画の間に位置決めされる。
【0012】
好ましくは、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックの一体型コネクタの第1、第2、及びもしあれば第3の区画は、最初の位置で互いに対して取外し可能に接続される。より好ましくは、一体型コネクタの区画は、第1の位置で脆弱化された線に沿って互いに対して取外し可能に接続される。最も好ましくは、一体型コネクタの区画は、最初の位置で穿孔の線に沿って互いに対して取外し可能に接続される。
【0013】
使用中は、最初の位置から第2の位置まで又は最初の位置から第3の位置まで、それぞれ、第1及び第2のパックの第1の壁の第1の縁部又は第2の縁部の周りに互いに対して第1及び第2のパックをヒンジ止めすることは、第1及び第2のパックの一体型コネクタの第2の区画から第1及び第2のパックの一体型コネクタの第1の区画を取り外すことになる。もし存在する場合、最初の位置から第2の位置まで又は最初の位置から第3の位置まで、互いに対して第1及び第2のパックをヒンジ止めすることはまた、第1及び第2のパックの一体型コネクタの第2の区画から第1及び第2のパックの一体型コネクタの第3の区画を取り外すことになる。
【0014】
必要に応じて、本発明による容器は、3つよりも多くの区画を含む一体型コネクタを有する第1及び第2のパックを含むことができる。例えば、本発明による容器は、第4の区画、第4の区画及び第5の区画、又は第4の区画、第5の区画、及び第6の区画を更に含む一体型コネクタを有する第1及び第2のパックを含むことができる。更に別の区画は、第1及び第2のパックの一体型コネクタの第1の区画又は第2の区画のいずれかと同様に配列することができる。もし存在する場合、本発明による容器の第1及び第2のパックの一体型コネクタの第4及び第6の区画は、好ましくは、その一体型コネクタの各第2の区画と同様に、第1及び第2のパックの第1の壁の同じ縁部の周りにヒンジ止めされる。もし存在する場合、本発明による容器の第1及び第2のパックの一体型コネクタの第5の区画は、その一体型コネクタの各第1及び第3の区画と同様に、第1及び第2のパックの第1の壁の同じ縁部の周りにヒンジ止めされる。
好ましくは、第1のパックの第1の壁の対向する第1及び第2の縁部と第2のパックの第1の壁の対向する第1及び第2の縁部とは、縦方向縁部である。より好ましくは、対向する第1及び第2の縁部は、パックの縦方向垂直縁部である。
【0015】
本発明による容器の第1及び第2のパックの一方又は両方は、外側シェルと外側シェル内の内側スライドとを含むスライド及びシェルパックとすることができる。代替的に又は追加的に、本発明の第1の態様による容器の第1のパック及び第2のパックの一方又は両方は、下部箱部分と下部箱部分にヒンジ止めされた上部蓋部分とを含むヒンジ蓋パックとすることができる。
第1のパックがスライド及びシェルパックの場合、第1のパックの一体型コネクタは、好ましくは、第1のパックの第1の壁と実質的に同じ寸法である。同様に、第2のパックがスライド及びシェルパックの場合、第2のパックの一体型コネクタは、好ましくは、第2のパックの第1の壁と実質的に同じ寸法である。
第1のパックがヒンジ蓋パックの場合、第1のパックの一体型コネクタは、好ましくは、第1のパックの第1の壁の下部箱部分と実質的に同じ寸法である。同様に、第2のパックがヒンジ蓋パックの場合、第2のパックの一体型コネクタは、好ましくは、第2のパックの第1の壁の下部箱部分と実質的に同じ寸法である。
【0016】
好ましくは、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、両方ともスライド及びシェルパック又は両方ともヒンジ蓋パックである。しかし、異なる種類の開閉手段が設けられた第1のパック及び第2のパックを含むことができるのは認められるであろう。例えば、第1のパックは、ヒンジ蓋パックとし、第2のパックは、スライド及びシェルパックとすることができる。
本発明の1つの好ましい実施形態では、第1のパック及び第2のパックは、両方ともスライド及びシェルパックであり、第1のパックの外側シェル及び第1のパックの一体型コネクタは、第1のブランク材で形成され、第2のパックの外側シェル及び第2のパックの一体型コネクタは、第2のブランク材で形成される。
【0017】
本発明の別の好ましい実施形態では、第1のパック及び第2のパックは、両方ともヒンジ蓋パックであり、第1のパック及び第1のパックの一体型コネクタは、第1のブランク材で形成され、第2のパック及び第2のパックの一体型コネクタは、第2のブランク材で形成される。
本発明による容器の第1のパック及び第2のパックの両方がヒンジ蓋パックの場合、第1のパックは、第1のパックの第1の壁にわたって延びるヒンジ線の周りにピボット回転可能なヒンジ式蓋を有し、第2のパックは、第2のパックの第1の壁にわたって延びるヒンジ線の周りにピボット回転可能なヒンジ式蓋を有することができる。
【0018】
本発明の代替的な実施形態では、第1のパックは、第1のパックの第1の壁に対して平行かつ対向する第1のパックの第2の壁にわたって延びるヒンジ線の周りにピボット回転可能なヒンジ式蓋を有し、第1のパックは、第2のパックの第1の壁に対して平行かつ対向する第2のパックの第2の壁にわたって延びるヒンジ線の周りにピボット回転可能なヒンジ式蓋を有することができる。
好ましくは、第1のパックの一体型コネクタの第1の区画、第2の区画、及びいずれかそれ以上の区画は、例えば、ホットメルト接着剤、接触式接着剤、又は両面接着テープを用いて、第2のパックの一体型コネクタの第1の区画、第2の区画、及びいずれかそれ以上の区画にそれぞれ接着される。しかし、第1及び第2のパックの一体型コネクタの対応する区画を互いに対して固定するために、例えば、マジックテープ式ファスナ、磁石式ファスナ、又は合わせプラグ(雄)及びソケット(雌)式ファスナのような広範な他公知の手段を利用することができることは認められるであろう。
【0019】
本発明による容器は、好ましくは、第1及び第2のパックを最初の位置から第2の位置まで及び最初の位置から第3の位置までヒンジ移動させるために消費者によって必然的に正の力が加えられるように、最初の位置から第2の位置への及び最初の位置から第3の位置への第1及び第2のパックの移動に対する抵抗を与える保持手段を更に含む。必要に応じて、本発明による容器は、第1のパック及び第2のパックが最初の位置に向けて動くように働き掛ける正の力を加える保持手段を含むことができる。
【0020】
例えば、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、第1のパックに提供された第1の保持手段と第2のパックに提供された第2の保持手段との解放可能な係合によって最初の位置に取外し可能に接続することができる。第1の保持手段及び第2の保持手段は、いずれか適切な公知の磁石式ファスナ、機械式ファスナ、接着式ファスナ、又はその組合せを含むことができる。例えば、第1の保持手段及び第2の保持手段は、1つ又はそれよりも多くの取外し可能な圧力作動マジックテープ式ファスナ、スナップ式ファスナ、又は他の合わせプラグ(雄)及びソケット(雌)式ファスナを含むことができる。
【0021】
本発明による容器は、従来型の着火端部シガレット又は電気式喫煙システム(例えば、US−A−5、692、525に開示されたシガレット)で使用するための例えばシガレット、シガー、又はシガリロのような喫煙物品の束を各々収容するための2つ又はそれよりも多くのヒンジ接続式のパックを含むことができる。好ましくは、本発明による容器は、各々がシガレットの個別の束を収容するための2つ又はそれよりも多くのヒンジ接続式のパックを含む。
【0022】
本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、その適切な寸法の選択により、様々な数のシガレットの個別の束を収容するように設計することができる。代替的に又は追加的に、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、異なる寸法のシガレット(例えば、異なる長さ又は異なる周囲長のシガレット)の個別の束を収容するように設計することができる。本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、例えば、ショートサイズ(長さが約70mmと約75mmの間)、普通サイズ(長さが約80mm)、キングサイズ(長さが約84mm)、スーパーキングサイズ、スリム、スーパースリム、又はワイドシガレットの様々な数の個別の束を収容するように設計することができる。
【0023】
第1のパック及び第2のパックの寸法の適切な選択により、本発明による容器はまた、総数が様々な喫煙物品を保持するように設計することができる。例えば、本発明によるシガレットのための容器は、組合せにより、全部で20又は21の普通サイズシガレットを収容するための第1のパック及び第2のパックを含むことができる。代替的に、本発明によるシガレットのための容器は、組合せにより、全部で17又は18のワイドシガレットを収容するための第1のパック及び第2のパックを含むことができる。
【0024】
本発明による容器の第1のパック及び第2のパックの長さ、幅、及び深さは、最初の位置にある時に、容器の得られる全寸法が喫煙物品の従来型使い捨てパックの寸法と類似か又は実質的に同じになるようにすることができる。例えば、第1のパック及び第2のパックの長さ、幅、及び深さは、最初の位置又は第1の位置において、容器の得られる全寸法が20シガレットの従来型使い捨てヒンジ蓋パックの寸法と類似になるようにすることができる。
【0025】
本発明による容器は、異なる種類の喫煙物品の個別の束を収容するための第1のパック及び第2のパックを有利に含むことができる。様々な異なる種類のシガレットが生産されて販売されている。例えば、Bur1ey、0rienta1、及びVirginiaのような独自の特徴的風味及び芳香を有する異なる種類のタバコが単独で又はタバコ配合物に様々な量で使用され、異なる特徴的風味を有するシガレットの銘柄が製造される。更に、長さ(例えば、普通サイズ、キングサイズ、又はスーパーキングサイズ)、周囲長(例えば、スリム又はスーパースリム)、風味の強度、吸引抵抗、及び総粒子物質送出量が異なるシガレットと同様に、プレーンシガレット及び多くの異なる種類のフィルタチップを有するシガレットの両方が製造されている。更に、メントールのような香味料を含有するシガレットも入手可能である。
【0026】
本発明による容器は、タバコ配合物又は香味が異なるシガレットの個別の束を収容するための第1のパック及び第2のパックを含むことができる。代替的に又は追加的に、本発明による容器は、サイズが異なる(長さが異なる、周囲長が異なる、又は長さ及び周囲長の両方が異なる)シガレットの個別の束を収容するための第1のパック及び第2のパックを含むことができる。
本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、同じか又は異なる断面のものとすることができる。例えば、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックの一方又は両方は、矩形、正方形、三角形、五角形、六角形、D字形、半円形、又は半楕円形の断面とすることができる。
好ましくは、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、実質的に平行六面体である。より好ましくは、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、実質的に立方体である。
【0027】
本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、1つ又はそれよりも多くの直角縦方向縁部、1つ又はそれよりも多くの直角横方向縁部、1つ又はそれよりも多くの丸形縦方向縁部、1つ又はそれよりも多くの丸形横方向縁部、1つ又はそれよりも多くの傾斜付き縦方向縁部、1つ又はそれよりも多くの傾斜付き横方向縁部、又はそれらのいずれか適切な組合せを有することができる。
好ましくは、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、実質的に形状が同じである。本発明による容器の第1のパック及び第2のパックの寸法は、同じか又は異なるようにすることができる。好ましくは、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、寸法が異なる。より好ましくは、本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、長さ及び幅が実質的に同じであるが、深さが異なる。
【0028】
好ましくは、本発明による容器の第1のパックの第1の壁と第2のパックの第1の壁とは、実質的に寸法が同じである。
好ましくは、第1のパックの第1の壁と第2のパックの第1の壁とは、パックの主要壁である。好ましくは、第1のパックの第1の壁は、第1のパックの前部壁又は後部壁である。好ましくは、第2のパックの第1の壁は、第2のパックの前部壁又は後部壁である。
本発明による容器の第1のパック及び第2のパックは、好ましくは、1つ又はそれよりも多くの折り畳まれた積層ブランク材で形成され、より好ましくは、1つ又はそれよりも多くの折り畳まれた積層厚紙ブランク材で形成される。
【0029】
本発明による容器の第1のパック、第2のパック、及びコネクタの外面は、製造業者名又は銘柄ロゴ、トレードマーク、スローガン、及び他の消費者情報及び印しで印刷、エンボス、デボス、又はその他の方法で装飾(例えば、ラベル又はステッカーを使用して)することができる。同じか又は異なる製造業者名及び銘柄ロゴ、トレードマーク、スローガン、及び他の消費者情報及び印しを第1のパック、第2のパック、及びコネクタの外面に付加することができることは認められるであろう。
【0030】
本発明による容器のコネクタは、以下に限定されるものではないが、板紙、厚紙、プラスチック、金属(例えば、アルミニウムのような)、透明又は不透明箔(例えば、ポリエチレン(PE)又はポリエチレンテレフタレート(PET)箔のような)、及び積層材料(例えば、紙/アルミニウム、プラスチック/紙/アルミニウム、又は他の積層体のような)を含む1つ又はそれよりも多くの適切な材料で形成することができる。
【0031】
本発明による容器は、1つ又はそれよりも多くの窓又は切り欠きが設けられたコネクタを含むことができる。好ましい実施形態では、1つ又はそれよりも多くの窓又は切り欠きは、容器の第1のパック、第2のパック、又は第1及び第2のパックの第1の壁に提供された画像と相互作用又は協働して更に別の画像を発生させる。
本発明を単に一例として添付図面を参照して以下で更に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1a】最初の位置と第3の位置の間の位置にある2つのヒンジ接続式のスライド及びシェルパックを含む本発明の第1の実施形態による容器を示す図である。
【図1b】最初の位置と第2の位置の間の位置にある図1aの容器を示す図である。
【図2a】図1a及び1bに示す容器の第1のスライド及びシェルパックの外側シェルと一体型コネクタとを形成するための第1のブランク材の内面を示す図である。
【図2b】図1a及び1bに示す容器の第2のスライド及びシェルパックの外側シェルと一体型コネクタとを形成するための第2のブランク材の内面を示す図である。
【図3】図1a及び1bに示す容器の第1のスライド及びシェルパックの内側シェルと第2のスライド及びシェルパックの内側シェルとを形成するためのブランク材の内面を示す図である。
【図4a】2つのヒンジ接続式のヒンジ蓋パックを含む本発明の第2の実施形態による容器の第1のヒンジ蓋パックを形成するための第1のブランク材の内面を示す図である。
【図4b】2つのヒンジ接続式のヒンジ蓋パックを含む本発明の第2の実施形態による容器の第2のヒンジ蓋パックの形成するための第2のブランク材の内面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図2a、2b、3、4a、及び4bは、本発明の実施形態による容器又は容器の各部分を形成するためのブランク材を示している。これらの図の全てにおいて、実線は、ブランク材の切り離し線又は外側境界を指すために使用される。破線は、折り目を付け、ノッチを入れ、型押しをするか、又はそれに対応する方法により、容器又は容器の各部分の組立中に形成された線に沿ってブランク材が曲げられるか又はヒンジとして作用するように、ブランク材の材料を圧縮するか又は部分的に切り離すことによって形成された線を指すために使用される。一点鎖線は、例えば、ブランク材の材料に穿孔することによって形成され、使用中にそこに沿ってブランク材を引き裂くことができる脆弱化された線を指すために使用される。
【0034】
図1a及び1bに示す本発明の第1の実施形態による容器は、2つのヒンジ接続式の立方体のスライド及びシェルパックを含む。容器は、外側シェル3と外側シェル3内の内側スライド4とを有する第1のパック2と、外側シェル6と外側シェル6内の内側スライド7とを有する第2のパック5とを含み、それらは、縄ばしご配列に接続されている。
第1のパック2の外側シェル3を形成するための細長いブランク材10は、図2aに示している。ブランク材10は、後部壁パネル11、左側壁パネル12、前部壁パネル13、及び右側壁パネル14を含み、それらは、垂直折り重ね線(図2aに破線で示した)によってブランク材10の縦方向に互いに分離されている。1対の後部壁フラップ15は、水平折り重ね線に沿って後部壁11の上縁及び下縁に接続され、右側壁フラップ16は、垂直折り重ね線に沿って後部壁パネル11の側面に接続される。図2aに示すように、ブランク材10はまた、垂直折り重ね線に沿って右側壁パネル14に接続された第1及び第3の区画18と、穿孔(図2aに一点鎖線で示した)の水平線に沿って第1及び第3の区画18に取外し可能に接続され、第1及び第3の区画18の間に位置決めされた第2の区画19とを含む一体型コネクタパネル17を含む。左側壁フラップ20は、垂直折り重ね線に沿って一体型コネクタパネル17の第2の区画19に接続される。
【0035】
第2のパック5の外側シェル6を形成するための細長いブランク材30は、図2bに示している。第2のパック5の外側シェル6を形成するためのブランク材30は、第1のパック2の外側シェル3を形成するためのブランク材10と殆ど類似の構成であり、後部壁パネル31、右側壁パネル34、前部壁パネル33、及び左側壁パネル32を含み、それらは、垂直折り重ね線によってブランク材30の縦方向に互いに分離される。1対の後部壁フラップ35は、水平折り重ね線に沿って後部壁パネル31の上縁及び下縁に接続され、左側壁フラップ40は、垂直折り重ね線に沿って後部壁パネル31の側面に接続される。第1のパック2の外側シェル3を形成するためのブランク材10と同様に、第2のパック5の外側シェル6を形成するためのブランク材30はまた、第1及び第3の区画38と、穿孔の水平線に沿って第1及び第3の区画38に取外し可能に接続され、第1及び第3の区画38の間に位置決めされた第2の区画39とを含む一体型コネクタパネル37を含む。しかし、図2bに示すように、第2のパック5の外側シェル6を形成するためのブランク材30では、一体型コネクタパネル37の第2の区画39は、垂直折り重ね線に沿って左側壁パネル32に接続され、一体型コネクタパネル37の第1及び第3の区画38は、垂直折り重ね線に沿って右側壁フラップ36に接続される。
【0036】
図2aに示すブランク材10で容器の第1のパック2の外側シェル3を組み立てるために、後部壁フラップ15が水平折り重ね線に関して180度まで内側に折り畳まれる。右側壁フラップ16、後部壁パネル11、左側壁パネル12、前部壁パネル13、右側壁パネル14、一体型コネクタパネル17、及び左側壁フラップ20は、垂直折り重ね線に関して90度まで折り畳まれ、右側壁フラップ16の外面が右側壁パネル14の内面に固定される。左側壁フラップ20の内面は、組み立てられた外側シェル3において一体型コネクタ17の第1の区画18、第2の区画19、及び第3の区画18が後部壁パネル11の上に重なりかつそこにわたって延びるように左側壁パネル12の外面に固定される。
【0037】
図2bに示すブランク材30で第2のパック5の外側シェル3を組み立てるために、後部壁フラップ35は、水平折り重ね線に関して内側に180度まで折り畳まれる。左側壁フラップ40、後部壁パネル31、右側壁パネル34、前部壁パネル33、左側壁パネル32、一体型コネクタパネル37、及び右側壁フラップ36は、垂直折り重ね線に関して90度まで折り畳まれ、左側壁フラップ40の外面が左側壁パネル32の内面に接着する。右側壁フラップ36の内面は、組み立てられた外側シェル6において一体型コネクタパネル37の第1の区画38、第2の区画39、及び第3の区画38が後部壁パネル31の上に重なりかつそこにわたって延びるように右側壁パネル34の外面に固定される。
必要に応じて、内側に折り畳まれた後部壁フラップ15、35は、第1のパック2及び第2のパック5の外側シェル3、6の組立中にブランク材10、30の後部壁パネル11、31の内面に固定することができる。
【0038】
組み立てられた第1のパック2の外側シェル3と組み立てられた第2のパック5の外側シェル6とを接続するために、第1のパック2の一体型コネクタ17の第1の区画18、第2の区画19、及び第3の区画18の外面は、第2のパック5の一体型コネクタ37の第1の区画38、第2の区画39、及び第3の区画38の外面にそれぞれ固定される。好ましくは、第1のパック2及び第2のパック5の内側スライド4、7は、第1のパック2及び第2のパック5の外側シェル3、6が互いに接続される前に、喫煙物品の束が充填されて組み立てられた外側シェル3、6の内側に配置される。第1のパック2及び第2のパック5の内側スライド4、7内の喫煙物品の束は、容器の安定性を有利に改善する。
【0039】
最初の接続位置(図示せず)では、第1のパック2の外側シェルの後部壁11は、第2のパック5の外側シェル6の後部壁31に対して平行かつ対向する。第1のパック2及び第2のパック5の接続された外側シェル3、6は、最初の接続位置から図1a及び1bに示す位置の間で外側シェル3、6の後部壁11、31の縦方向縁部の周りに互いに対してヒンジ止め可能である。図1に示すように、第1のパック2及び第2のパック5の外側シェル3、6を互いに対してヒンジ止めすることは、一体型コネクタ17、37の固定された第2の区画19、39を、一体型コネクタ17、37の固定された第1の区画18、38及び固定された第3の区画18、38から穿孔の線に沿って分離することになる。
【0040】
図3は、図1a及び1bに示す本発明の第1の実施形態による容器の第1のスライド及びシェルパック2と第2のスライド及びシェルパック5の内側スライド4、7を形成するためのブランク材42を示している。図3に示すように、フラップ44が、内側スライド4、7の主要壁の下部部分から切り離される。フラップ42は、水平折り重ね線に沿って内側スライド4、7の主要壁に接続される。内側スライドの組立中に、フラップ42は、水平折り重ね線に関して180度まで外側に折り畳まれる。使用中に、内側スライド4、7が外側シェル3、6内で上向きに摺る時に、内側スライド4、7の主要壁から延びる上向きに折り畳まれたフラップ42の先行面は、各外側シェル3、6の後部壁11、31の上縁から内向きに延びる後部壁フラップ16、36の対応する対面表面と係合する。内側スライド4、7のフラップ42による外側シェル3、6の後部壁フラップ16、36の係合により、内側スライド4、7の外側シェル3、6内での更なる上方への移動が有利に制限されるので、内側スライド4、7が外側シェル3、6の上縁から取り外されることが回避される。
【0041】
図4a及び4bは、縄ばしご配列に接続された第1のヒンジ蓋パック及び第2のヒンジ蓋パックを含む本発明の第2の実施形態による容器(図示せず)を形成するための2つのブランク材の内面を示している。図4a及び4bに示す本発明の第2の実施形態による容器の第1のヒンジ蓋パック及び第2のヒンジ蓋パックを形成するためのブランク材50、70のパネルの参照番号の最後の桁は、図2a及び2bに示す本発明の第1の実施形態による容器の第1のスライド及びシェルパック2の外側シェル3と、第2のスライド及びシェルパック5の外側シェル6とを形成するためのブランク材10、30の対応するパネルの参照番号の最後の桁とそれぞれ同じである。
【0042】
本発明の第2の実施形態による容器の第1のヒンジ蓋パック及び第2のヒンジ蓋パックは、図1a及び1bに示す本発明の第1の実施形態による容器の第1のスライド及びシェルパック2の外側シェル3及び第2のスライド及びシェルパック5の外側シェル6と類似の方法で接続される。しかし、図2a及び2bに示すブランク材10、30の場合と異なり、図4a及び4bに示すブランク材50、70の一体型コネクタパネル57、77の第2の区画59、79は、穿孔の水平線に沿って一体型コネクタパネル57、77の第1の区画58、78及び第3の区画58、78に取外し可能に接続されていない。代替的に、ブランク材50、70の一体型コネクタパネル57、77の第2の区画59、79は、切り離し線によって一体型コネクタパネル57、77の第1の区画58、78及び第3の区画8、78から分離されている。
【0043】
図4aに示すように、本発明の第2の実施形態による容器の第1のヒンジ蓋パックを形成するためのブランク材50の一体型コネクタパネル57の第1及び第3の区画58は、穿孔の垂直線に沿って左側壁フラップ60に取外し可能に接続され、かつ垂直折り重ね線に沿って右側壁パネル54に接続され、ブランク材50の一体型コネクタパネル57の第2の区画59は、垂直折り重ね線に沿って左側壁フラップ60に接続され、かつ穿孔の垂直線に沿って右側壁パネル54に取外し可能に接続される。図4aに示すブランク材による第1のヒンジ蓋パックの組立中に、左側壁フラップ60の内面は、組み立てられたヒンジ蓋パックにおいて一体型コネクタパネル57の第1の区画58、第2の区画59、及び第3の区画58がヒンジ蓋パックの箱部分の後部壁51の上に重なりかつそこにわたって延びるように左側壁パネル52の外面に固定される。
【0044】
図4bに示すように、本発明の第2の実施形態による容器の第2のヒンジ蓋パックを形成するためのブランク材70の一体型コネクタパネル77の第2の区画79は、垂直折り重ね線に沿って左側壁パネル72に接続され、かつ穿孔の垂直線に沿って右側壁フラップ76に取外し可能に接続され、ブランク材70の一体型コネクタパネル77の第1及び第3の区画78は、垂直折り重ね線に沿って右側壁フラップ76に接続され、かつ穿孔の垂直線に沿って左側壁パネル72に取外し可能に接続される。図4bに示すブランク材70による第2のヒンジ蓋パックの組立中に、右側壁フラップ76の内面は、組み立てられたヒンジ蓋パックにおいて一体型コネクタパネル77の第1の区画78、第2の区画79、及び第3の区画78がヒンジ蓋パックの箱部分の後部壁71の上に重なりかつそこにわたって延びるように右側壁パネル74の外面に固定される。
【0045】
第1のヒンジ蓋パックと第2のヒンジ蓋パックとを接続するために、第1のヒンジ蓋パックの一体型コネクタパネル57の第1の区画58、第2の区画59、及び第3の区画58の外面は、先に上述したように、第2のヒンジ蓋パックの一体型コネクタパネル77の第1の区画78、第2の区画79、及び第3の区画78の外面にそれぞれ固定される。
最初の接続された位置(図示せず)では、第1のヒンジ蓋パックの後部壁は、第2のヒンジ蓋パックの後部壁に平行かつ対向する。接続されたヒンジ蓋パックは、ヒンジ蓋パックの後部壁が実質的に同一平面にあるそれらの最初の接続された位置と第2及び第3の位置との間で、それらの後部壁の縦方向縁部の周りに互いにヒンジ止め可能である。接続されたヒンジ蓋パックを最初の位置から第2の位置又は第3の位置まで互いに対してヒンジ止めすることは、第1のヒンジ蓋パックの一体型コネクタ57の第1及び第3の区画58をその左側壁フラップ60から分離し、第1のヒンジ蓋パックの一体型コネクタパネル57の第2の区画59を穿孔の線に沿って右側壁パネル54から分離することになる。接続されたヒンジ蓋パックを最初の位置から第2の位置又は第3の位置まで互いに対してヒンジ止めすることはまた、第2のヒンジ蓋パックの一体型コネクタ77の第2の区画79をその右側壁フラップ76から分離し、第2のヒンジ蓋パックの一体型コネクタ77の第1及び第3の区画78を穿孔の線に沿ってその左側壁パネル72から分離することになる。
【符号の説明】
【0046】
2、5 喫煙物品の個別の束を収容するためのパック
11、31 第1の壁
19 第2の区画
38 第1の区画

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各々が喫煙物品の個別の束を収容するための少なくとも2つのヒンジ式に接続されたパック(2、5)を含む喫煙物品のための容器であって、
最初の位置において、
対向する第1及び第2の縁部を備えた第1の壁(11、51)と、該第1の壁(11、51)の該第1の縁部の周りにヒンジ止めされた第1の区画(18、58)及び該第1の壁(11、51)の該第2の縁部の周りにヒンジ止めされた第2の区画(19、59)を含んで該第1の壁(11、51)にわたって延びる一体型コネクタ(17、57)とを有する第1のパック(2)、及び
対向する第1及び第2の縁部を備えた第1の壁(31、71)と、該第1の壁(31、71)の該第2の縁部の周りにヒンジ止めされた第1の区画(38、78)及び該第1の壁(31、71)の該第1の縁部の周りにヒンジ止めされた第2の区画(39、79)を含んで該第1の壁(31、71)にわたって延びる一体型コネクタ(37、77)とを有する第2のパック(5)、
を含み、
前記第1のパック(2)及び第2のパック(5)の前記第1の壁(11、51、31、71)の前記第1の縁部が隣接し、かつ該第1のパック(2)及び第2のパック(5)の該第1の壁(11、51、31、71)の前記第2の縁部が隣接するように、該第1のパック(2)の前記一体型コネクタ(17、57)の前記第1の区画(18、58)は、該第2のパックの前記一体型コネクタ(37、77)の前記第1の区画(38、78)に固定され、かつ該第1のパックの該一体型コネクタ(17、57)の前記第2の区画(19、59)は、該第2のパックの該一体型コネクタ(37、77)の前記第2の区画(38、78)に固定される、
ことを特徴とする容器。
【請求項2】
前記第1のパック(2)の前記一体型コネクタ(17)の前記第2の区画(19)は、該第1のパック(2)の該一体型コネクタ(17)の前記第1の区画(18)に取外し可能に接続され、前記第2のパック(5)の前記一体型コネクタ(37)の前記第2の区画(39)は、該第2のパック(2)の該一体型コネクタ(37)の前記第1の区画(38)に取外し可能に接続されることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記第1のパック(2)の前記一体型コネクタ(17、57)は、該第1のパック(2)の前記第1の壁(11、51)の前記第1の縁部の周りにヒンジ止めされた第3の区画(18、58)を更に含み、
前記第2のパック(5)の前記一体型コネクタ(37、77)は、該第2のパックの前記第1の壁(31、71)の前記第2の縁部の周りにヒンジ止めされた第3の区画(38、78)を更に含み、前記第1のパック(2)の前記一体型コネクタ(17、57)の前記第3の区画(18、58)は、該第2のパック(5)の該一体型コネクタ(37、77)の該第3の区画(38、78)に固定されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記第1のパック(2)の前記一体型コネクタ(17)の前記第3の区画(18)は、該第1のパック(2)の前記一体型コネクタ(17)(57)の前記第2の区画(38)に取外し可能に接続され、前記第2のパック(5)の前記一体型コネクタ(37)の前記第3の区画(38)は、該第2のパック(5)の前記一体型コネクタ(37)(77)の前記第2の区画(39)に取外し可能に接続されることを特徴とする請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記第1のパック(2)及び前記第2のパック(5)は、スライド及びシェルパックであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の容器。
【請求項6】
前記第1のパック及び前記第2のパックは、ヒンジ蓋パックであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の容器。
【請求項7】
前記第1のパックは、該第1のパックの前記第1の壁(51)にわたって延びるヒンジ線の周りにピボット回転可能なヒンジ式蓋を有し、前記第2のパックは、該第2のパックの前記第1の壁(71)にわたって延びるヒンジ線の周りにピボット回転可能なヒンジ式蓋を有することを特徴とする請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記第1のパックは、該第1のパックの前記第1の壁に平行でそれに対向する該第1のパックの第2の壁にわたって延びるヒンジ線の周りにピボット回転可能なヒンジ式蓋を有し、前記第2のパックは、該第2のパックの前記第1の壁に平行でそれに対向する該第2のパックの第2の壁にわたって延びるヒンジ線の周りにピボット回転可能なヒンジ式蓋を有することを特徴とする請求項6に記載の容器。
【請求項9】
前記第1のパック及び前記第2のパックは、異なる寸法のものであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の容器。

【図1a】
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【図1b】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【公表番号】特表2010−534169(P2010−534169A)
【公表日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−517509(P2010−517509)
【出願日】平成20年7月18日(2008.7.18)
【国際出願番号】PCT/IB2008/002763
【国際公開番号】WO2009/013627
【国際公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(596060424)フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム (222)
【Fターム(参考)】