説明

万年カレンダー

【課題】
コンパクトで、見易く、暦月の変更が簡単で、デザイン性及び装飾性に優れ、興趣ある万年カレンダーを提供する。
【解決手段】
万年カレンダー1は、枠体2と、枠体2内に設けられた13本の支持軸10と、各支持軸10に5個の回転体15が回動可能に取り付けられた65個の回転体15とからなる。65個の回転体15は、6個の月表示回転体21〜26と、55個の日表示回転体27〜81を有する。月表示回転体21〜26は、一つの月を表示する第1の月表示部Aと、次の月を表示する第2の月表示部Bと、月を表示しない月無表示部Cとが形成されている。日表示回転体27〜81は、平日を表示する平日表示部aと、休日を表示する休日表示部bと、日を表示しない日無表示部cとが形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、地域を選ばず世界中で永久的に使用することができ、デザイン的にも優れた万年カレンダーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、万年カレンダーは、円盤回転型と、日駒回転型と、矩形盤スライド型とがある。円盤回転型万年カレンダーは、基板と、基板の裏面に回動可能に取り付けられた円盤状の暦日板とからなる。暦日板には、1月から12月までの暦日のパターンが放射状に表示されている。基板には、所望する暦月を視認することができる扇状の窓が形成されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
日駒回転型万年カレンダーは、ケース本体と、ケース本体内に設けられた日付棒とからなる。日付棒は、立方体状の駒を複数連結して形成され、各駒に日付が表示されている。(例えば、特許文献2)。矩形盤スライド型万年カレンダーは、基板と、基板の表面上に摺動可能に取り付けられた枠部材とからなる。基板には、1月から12月までの暦日のパターンが表示されている。枠部材には、所望する暦月を視認することができる矩形状の窓が形成されている(例えば、特許文献3)。
【特許文献1】特開平 9−269844号公報
【特許文献2】実開昭63−191366号公報
【特許文献3】実開昭61−70882号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記円盤回転型万年カレンダーは、基板が円盤状の暦日板を完全に覆うため、全体的に大きくなり、しかも扇状の窓から放射状に表示された暦日を視認するので、見づらいという問題点があった。日駒回転型万年カレンダーは、ケース本体内に設けられた状態の駒を回転させることができないので、日付を変えるために駒をケース本体から外さなければならず、日付の変更が面倒であるという問題点があった。さらに、月毎に日付の駒の位置を変えなければならず、暦月を変更するのに手間がかかるという問題点があった。矩形盤スライド型万年カレンダーは、枠部材の窓から基板に表示された暦日を視認するが、枠部材の両側からはみ出た暦日まで見えてしまうので、見た目が悪いのは勿論のこと、視認し難いという問題点があった。
【0005】
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、コンパクトで、見易く、暦月の変更が簡単で、デザイン性及び装飾性に優れ、興趣ある万年カレンダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願請求項1に係る万年カレンダーは、上記目的を達成するため、枠体と、少なくとも61個の回転体とからなり、回転体は、少なくとも5個の横列と少なくとも13個の縦列に配設され、第1番目から第4番目の横列には、それぞれ左端から13個の回転体が設けられ、第5番目の横列には、左端から9個の回転体が設けられており、第1番目の横列の左端から6個の回転体は月表示回転体であり、この月表示回転体を除く55個の回転体は、日表示回転体であって、月表示回転体は、一つの月を表示する第1の月表示部と、次の月を表示する第2の月表示部と、月を表示しない月無表示部とが形成されており、日表示回転体は、平日を表示する平日表示部と、休日を表示する休日表示部と、日を表示しない日無表示部とが形成されていることを特徴とする。
【0007】
本願請求項2に係る万年カレンダーは、上記目的を達成するため、枠体と、枠体内に略平行に設けられた少なくとも13本の支持軸と、各支持軸に少なくとも5個の回転体が回動可能に取り付けられた少なくとも65個の回転体とからなり、65個の回転体は、6個の月表示回転体と、55個の日表示回転体を有し、6個の月表示回転体は、枠体内の左上部に連続して配置され、一つの月を表示する第1の月表示部と、次の月を表示する第2の月表示部と、月を表示しない月無表示部とが形成されており、55個の日表示回転体は、6個の月表示回転体の次に連続して配置され、平日を表示する平日表示部と、休日を表示する休日表示部と、日を表示しない日無表示部とが形成されていることを特徴とする。
【0008】
本願請求項3に係る万年カレンダーは、上記目的を達成するため、枠体と、枠体内に略平行に設けられた少なくとも5本の支持軸と、各支持軸に少なくとも13個の回転体が回動可能に取り付けられた少なくとも65個の回転体とからなり、65個の回転体は、6個の月表示回転体と、55個の日表示回転体を有し、6個の月表示回転体は、枠体内の左上部に連続して配置され、一つの月を表示する第1の月表示部と、次の月を表示する第2の月表示部と、月を表示しない月無表示部とが形成されており、55個の日表示回転体は、6個の月表示回転体の次に連続して配置され、平日を表示する平日表示部と、休日を表示する休日表示部と、日を表示しない日無表示部とが形成されていることを特徴とする。
【0009】
本願請求項4に係る万年カレンダーは、上記目的を達成するため、枠体の上部には、曜日を表示する表示部材が摺動可能に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本願発明に係る万年カレンダーは、6個の月表示回転体の内、所望する月が形成された一つの月表示回転体を回転させて、第1の月表示部又は第2の月表示部を視認できる位置まで回転させ、所望する月を表示する。所望する月以外の月表示回転体を回転させて、月無表示部を視認できる位置まで回転させる。また、その月に対応する日表示回転体を選択し、それ以外の日表示回転体を回転させて、日無表示部を視認できる位置まで回転させる。選択した日表示回転体の内、日曜、祝日等の休日に相当するものは、休日表示部を視認できる位置まで回転させ、平日に相当するものは、平日表示部を視認できる位置まで回転させる。このようにして、万年カレンダーは、所望する月のカレンダーを形成することができる。
【0011】
本願発明に係る万年カレンダーは、回転体を回転させるだけで、暦月、暦日を変えることができるので、暦を変更するのに極めて簡単であり、どの地域、いつの時代でも容易に対応させることができるという効果がある。また、本願発明に係る万年カレンダーは、表示している月及び日以外をすべて無表示とすることができるので、一目で曜日を確認することができ、見易いという効果がある。さらにまた、本願発明に係る万年カレンダーは、コンパクトで、デザイン性及び装飾性に優れ、興趣ある構造であるという効果がある。本願発明に係る万年カレンダーは、横第1列の7番目が1日となるため、横第1列の1番目から6番目の回転体を月表示回転体とすることができ、枠体に別の月表示手段を設ける必要がないので、見易く、コンパクトでスタイリッシュな構造にすることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本願発明に係る万年カレンダーの一つの実施の形態を図1乃至図18に基づいて説明する。図1は、万年カレンダーの全体正面図である。図2は、万年カレンダーの側面断面図である。図3は、万年カレンダーの要部説明図である。図4は、1月の万年カレンダーの正面図である。図5は、2月の万年カレンダーの正面図である。図6は、3月の万年カレンダーの正面図である。図7は、4月の万年カレンダーの正面図である。図8は、5月の万年カレンダーの正面図である。図9は、6月の万年カレンダーの正面図である。図10は、7月の万年カレンダーの正面図である。図11は、8月の万年カレンダーの正面図である。図12は、9月の万年カレンダーの正面図である。図13は、10月の万年カレンダーの正面図である。図14は、11月の万年カレンダーの正面図である。図15は、12月の万年カレンダーの正面図である。
【0013】
万年カレンダー1は、枠体2と、少なくとも61個の回転体15とからなる。回転体15は、少なくとも5個の横列と少なくとも13個の縦列に配設される。第1番目から第4番目の横列には、それぞれ左端から13個の回転体15が設けられている。第5番目の横列には、左端から9個の回転体15が設けられている。第1番目の横列の左端から6個の回転体21〜26は月表示回転体であり、この月表示回転体を除く55個の回転体27〜81は、日表示回転体である。月表示回転体21〜26は、一つの月を表示する第1の月表示部Aと、次の月を表示する第2の月表示部Bと、月を表示しない月無表示部Cとが形成されている。日表示回転体27〜81は、平日を表示する平日表示部aと、休日を表示する休日表示部bと、日を表示しない日無表示部cとが形成されている。
【0014】
万年カレンダー1は、枠体2と、枠体2内に略平行に設けられた少なくとも13本の支持軸10と、各支持軸10に少なくとも5個の回転体15が回動可能に取り付けられた少なくとも65個の回転体15とからなる。65個の回転体15は、6個の月表示回転体21〜26と、55個の日表示回転体27〜81を有する。6個の月表示回転体21〜26は、枠体2内の左上部に連続して配置され、一つの月を表示する第1の月表示部Aと、次の月を表示する第2の月表示部Bと、月を表示しない月無表示部Cとが形成されている。55個の日表示回転体27〜81は、6個の月表示回転体21〜26の次に連続して配置され、平日を表示する平日表示部aと、休日を表示する休日表示部bと、日を表示しない日無表示部cとが形成されている。枠体2の上部には、曜日を表示する表示部材18が摺動可能に設けられている。なお、万年カレンダー1は、枠体2と、枠体2内に略平行に設けられた少なくとも5本の支持軸と、各支持軸に少なくとも13個の回転体15が回動可能に取り付けられた少なくとも65個の回転体15とからなる構成にしても良い。
【0015】
万年カレンダー1は、6個の月表示回転体21〜26の内、所望する月が形成された一つの月表示回転体を回転させて、第1の月表示部A又は第2の月表示部Bを視認できる位置まで回転させ、所望する月を表示する。所望する月以外の月表示回転体を回転させて、月無表示部Cを視認できる位置まで回転させる。その月に対応する日表示回転体27〜81を選択し、それ以外の日表示回転体27〜81を回転させて、日無表示部cを視認できる位置まで回転させる。選択した日表示回転体27〜81の内、日曜、祝日等の休日に相当するものは、休日表示部bを視認できる位置まで回転させ、平日に相当するものは、平日表示部aを視認できる位置まで回転させる。表示部材18を摺動させ、曜日を日付に合わせる。このようにして、万年カレンダー1は、所望する月のカレンダーを形成することができる。
【0016】
さらに万年カレンダー1について詳細に説明する。図1,2に示すように、万年カレンダー1は、略長方形状の枠体2を有する。枠体2は、上枠部材3と、上枠部材3の右端に形成された右枠部材5と、上枠部材3の左端に形成された左枠部材6と、右枠部材5と左枠部材6の下端に形成された下枠部材7と、上枠部材3と右枠部材5と左枠部材6と下枠部材7の裏面に取り付けられた底板9とからなる。
【0017】
枠体2内には、13本の支持軸10が略平行に設けられている。支持軸10は、円軸状に形成され、上部が上枠部材3に取り付けられ、下部が下枠部材7に取り付けられている。各支持軸10には、5個の回転体15が回動可能に取り付けられている。なお、支持軸10には、回転体15と回転体15の間、回転体15と上枠部材3の間、回転体15と下枠部材7の間に、リング状の間隔保持部材16が設けられている。この間隔保持部材16により、回転体15はスムーズに回転可能となる。万年カレンダー1は、横列に13個の回転体15が並び、縦列に5個の回転体15が並ぶ構成となっている。
【0018】
回転体15は、枠体2内に上記構成で配置され、総数で65個となっている。その内の6個の回転体15は月表示回転体21〜26であり、55個の回転体15は日表示回転体27〜81である。図3(a)に示すように、6個の月表示回転体21〜26は、枠体2内の左上部に連続して配置され、一つの月を表示する第1の月表示部Aと、次の月を表示する第2の月表示部Bと、月を表示しない月無表示部Cとが形成されている。各表示部A〜Cは、略120度の等間隔で配置され、真上方向(矢印X方向)から視て、一つの表示部(例えばA)が表示されると他の二つの表示部(例えばBとC)が見えないようになっている。
【0019】
一番左の月表示回転体21には、1月を表示する第1の月表示部21Aと、2月を表示する第2の月表示部21Bと、月を表示しない月無表示部21Cとが形成されている。月表示回転体21の右隣の月表示回転体22には、3月を表示する第1の月表示部22Aと、4月を表示する第2の月表示部22Bと、月を表示しない月無表示部22Cとが形成されている。月表示回転体22の右隣の月表示回転体23には、5月を表示する第1の月表示部23Aと、6月を表示する第2の月表示部23Bと、月を表示しない月無表示部23Cとが形成されている。月表示回転体23の右隣の月表示回転体24には、7月を表示する第1の月表示部24Aと、8月を表示する第2の月表示部24Bと、月を表示しない月無表示部24Cとが形成されている。月表示回転体24の右隣の月表示回転体25には、9月を表示する第1の月表示部25Aと、10月を表示する第2の月表示部25Bと、月を表示しない月無表示部25Cとが形成されている。月表示回転体25の右隣の月表示回転体26には、11月を表示する第1の月表示部26Aと、12月を表示する第2の月表示部26Bと、月を表示しない月無表示部26Cとが形成されている。
【0020】
月表示回転体26の右隣には、連続して始まる55個の日表示回転体27〜81が設けられている。図3(b)に示すように、55個の日表示回転体27〜81は、平日を表示する平日表示部aと、休日を表示する休日表示部bと、日を表示しない日無表示部cとが形成されている。各表示部a〜cは、略120度の等間隔で配置され、真上方向(矢印X方向)から視て、一つの表示部(例えばa)が表示されると他の二つの表示部(例えばbとc)が見えないようになっている。日表示回転体27〜81には、平日の日数1〜31を表示する平日表示部27a〜81aと、休日の日数を表示する休日表示部27b〜81bと、日を表示しない日無表示部27c〜81cとが形成されている。なお、図3(c)に示すように、回転体15は、三角柱状であっても良く、実施例の球状及び円柱状等の特定の形態に限定されるものではないことは勿論である。
【0021】
上枠部材3の表面3aには、長手方向に向かってガイド凹部11が形成されている。ガイド凹部11は、上壁12と、下壁13と、底壁14とからなり、上壁12及び下壁13に係合溝12a,13aが形成されている。当該ガイド凹部11には、前記係合溝12a,13aに摺動可能に係合する係合縁18a,18bを備えた表示板(表示部材)18が摺動可能に取り付けられている。表示板18の表面には、曜日を表示するアルファベットの頭文字が「S」「M」「T」「W」「T」「F」「S」所定間隔あけて形成されている。勿論「日」「月」「火」「水」「木」「金」「土」の表示であっても構わない。
【0022】
万年カレンダー1は、横第1列の1番目から6番目の回転体15が、月を表示する月表示回転体21〜26である。横第1列は、左から7番目の回転体15が、1日を表示する日表示回転体27である。横第1列は、この1日を表示する日表示回転体27から7日を表示する日表示回転体33まで設けられている。横第2列は、2日を表示する日表示回転体34から14日を表示する日表示回転体46まで設けられている。横第3列は、9日を表示する日表示回転体47から21日を表示する日表示回転体59まで設けられている。横第4列は、16日を表示する日表示回転体60から28日を表示する日表示回転体72まで設けられている。横第5列は、23日を表示する日表示回転体73から31日を表示する日表示回転体81まで設けられている。横第5列の残り4個の回転体15には、何も表示がされていない。
【0023】
図4に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体21の第1の表示部21Aを上向きにして1月を表示し、月表示回転体22〜26を回転して月無表示部22C〜26Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27〜31、38〜44、51〜57、64〜70、77〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。1日と14日は、祝日なので、日表示回転体27の休日表示部27bと日表示回転体52の休日表示部52bを上向きにして休日を表示する。縦第5列は日曜日なので、日表示回転体38の休日表示部38bと、日表示回転体51の休日表示部51bと、日表示回転体64の休日表示部64bと、日表示回転体77の休日表示部77bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第5列に「S」を合わせ、縦第6列に「M」を合わせ、縦第7列に「T」を合わせ、縦第8列に「W」を合わせ、縦第9列に「T」を合わせ、縦第10列に「F」を合わせ、縦第11列に「S」を合わせると、1月のカレンダーが完成する。
【0024】
図5に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体21の第2の表示部21Bを上向きにして2月を表示し、月表示回転体22〜26を回転して月無表示部22C〜26Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27、28、35〜41、48〜54、61〜67、74〜79以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。11日は、祝日なので、日表示回転体49の休日表示部49bを上向きにして休日を表示する。縦第2列は日曜日なので、日表示回転体35の休日表示部35bと、日表示回転体48の休日表示部48bと、日表示回転体61の休日表示部61bと、日表示回転体74の休日表示部74bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第2列に「S」を合わせ、縦第3列に「M」を合わせ、縦第4列に「T」を合わせ、縦第5列に「W」を合わせ、縦第6列に「T」を合わせ、縦第7列に「F」を合わせ、縦第8列に「S」を合わせると、2月のカレンダーが完成する。
【0025】
図6に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体22の第1の表示部22Aを上向きにして3月を表示し、月表示回転体21、23〜26を回転して月無表示部21C、23C〜26Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27、34〜40、47〜53、60〜67、73〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。20日は、祝日なので、日表示回転体64の休日表示部64bを上向きにして休日を表示する。縦第1列は及び30日は日曜日なので、日表示回転体34の休日表示部34bと、日表示回転体47の休日表示部47bと、日表示回転体60の休日表示部60bと、日表示回転体73の休日表示部73bと、日表示回転体80の休日表示部80bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第1列に「S」を合わせ、縦第2列に「M」を合わせ、縦第3列に「T」を合わせ、縦第4列に「W」を合わせ、縦第5列に「T」を合わせ、縦第6列に「F」を合わせ、縦第7列に「S」を合わせると、3月のカレンダーが完成する。
【0026】
図7に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体22の第2の表示部22Bを上向きにして4月を表示し、月表示回転体21、23〜26を回転して月無表示部21C、23C〜26Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27〜31、38〜44、51〜57、64〜70、77〜80以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。29日は、祝日なので、日表示回転体79の休日表示部79bを上向きにして休日を表示する。縦第5列は日曜日なので、日表示回転体38の休日表示部38bと、日表示回転体51の休日表示部51bと、日表示回転体64の休日表示部64bと、日表示回転体77の休日表示部77bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第5列に「S」を合わせ、縦第6列に「M」を合わせ、縦第7列に「T」を合わせ、縦第8列に「W」を合わせ、縦第9列に「T」を合わせ、縦第10列に「F」を合わせ、縦第11列に「S」を合わせると、4月のカレンダーが完成する。
【0027】
図8に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体23の第1の表示部23Aを上向きにして5月を表示し、月表示回転体21、22、24〜26を回転して月無表示部21C、22C、24C〜26Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27〜29、36〜42、49〜55、62〜68、75〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。3日、5日及び6日は、祝日なので、日表示回転体29、37、38の休日表示部29b、37b、38bを上向きにして休日を表示する。縦第3列は日曜日なので、日表示回転体36の休日表示部36bと、日表示回転体49の休日表示部49bと、日表示回転体62の休日表示部62bと、日表示回転体75の休日表示部75bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第3列に「S」を合わせ、縦第4列に「M」を合わせ、縦第5列に「T」を合わせ、縦第6列に「W」を合わせ、縦第7列に「T」を合わせ、縦第8列に「F」を合わせ、縦第9列に「S」を合わせると、5月のカレンダーが完成する。
【0028】
図9に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体23の第2の表示部23Bを上向きにして6月を表示し、月表示回転体21、22、24〜26を回転して月無表示部21C、22C、24C〜26Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27〜33、40〜46、53〜59、66〜72、79〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。縦第7列は日曜日なので、日表示回転体27の休日表示部27bと、日表示回転体40の休日表示部40bと、日表示回転体53の休日表示部53bと、日表示回転体66の休日表示部66bと、日表示回転体79の休日表示部79bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第7列に「S」を合わせ、縦第8列に「M」を合わせ、縦第9列に「T」を合わせ、縦第10列に「W」を合わせ、縦第11列に「T」を合わせ、縦第12列に「F」を合わせ、縦第13列に「S」を合わせると、6月のカレンダーが完成する。
【0029】
図10に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体24の第1の表示部24Aを上向きにして7月を表示し、月表示回転体21〜23、25,26を回転して月無表示部21C〜23C、25C、26Cを上向きにして月を表示しないようにする。図4にも示すように、日表示回転体27〜31、38〜44、51〜57、64〜70、77〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。21日は、祝日なので、日表示回転体65の休日表示部65bを上向きにして休日を表示する。縦第5列は日曜日なので、日表示回転体38の休日表示部38bと、日表示回転体51の休日表示部51bと、日表示回転体64の休日表示部64bと、日表示回転体77の休日表示部77bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第5列に「S」を合わせ、縦第6列に「M」を合わせ、縦第7列に「T」を合わせ、縦第8列に「W」を合わせ、縦第9列に「T」を合わせ、縦第10列に「F」を合わせ、縦第11列に「S」を合わせると、7月のカレンダーが完成する。
【0030】
図11に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体24の第2の表示部24Bを上向きにして8月を表示し、月表示回転体21〜23、25,26を回転して月無表示部21C〜23C、25C、26Cを上向きにして月を表示しないようにする。図5にも示すように、日表示回転体27、28、35〜41、48〜54、61〜67、74〜79以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。縦第2列は日曜日なので、日表示回転体35の休日表示部35bと、日表示回転体48の休日表示部48bと、日表示回転体61の休日表示部61bと、日表示回転体74の休日表示部74bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第2列に「S」を合わせ、縦第3列に「M」を合わせ、縦第4列に「T」を合わせ、縦第5列に「W」を合わせ、縦第6列に「T」を合わせ、縦第7列に「F」を合わせ、縦第8列に「S」を合わせると、8月のカレンダーが完成する。
【0031】
図12に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体25の第1の表示部25Aを上向きにして9月を表示し、月表示回転体21〜24、26を回転して月無表示部21C〜24C、26Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27〜32、39〜45、52〜58、65〜71、78〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。15日及び23日は、祝日なので、日表示回転体53,67の休日表示部53b,67bを上向きにして休日を表示する。縦第6列は日曜日なので、日表示回転体39の休日表示部39bと、日表示回転体52の休日表示部52bと、日表示回転体65の休日表示部65bと、日表示回転体78の休日表示部78bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第6列に「S」を合わせ、縦第7列に「M」を合わせ、縦第8列に「T」を合わせ、縦第9列に「W」を合わせ、縦第10列に「T」を合わせ、縦第11列に「F」を合わせ、縦第12列に「S」を合わせると、9月のカレンダーが完成する。
【0032】
図13に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体25の第2の表示部25Bを上向きにして10月を表示し、月表示回転体21〜24、26を回転して月無表示部21C〜24C、26Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27〜30、37〜43、50〜56、63〜69、76〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。13日は、祝日なので、日表回転体51の休日表示部51bを上向きにして休日を表示する。縦第4列は日曜日なので、日表示回転体37の休日表示部37bと、日表示回転体50の休日表示部50bと、日表示回転体63の休日表示部63bと、日表示回転体76の休日表示部76bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第4列に「S」を合わせ、縦第5列に「M」を合わせ、縦第7列に「T」を合わせ、縦第8列に「W」を合わせ、縦第9列に「T」を合わせ、縦第10列に「F」を合わせ、縦第11列に「S」を合わせると、10月のカレンダーが完成する。
【0033】
図14に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体26の第1の表示部26Aを上向きにして11月を表示し、月表示回転体21〜25を回転して月無表示部21C〜25Cを上向きにして月を表示しないようにする。図6にも示すように、日表示回転体27、34〜40、47〜53、60〜67、73〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。3日及び24日は、祝日なので、日表示回転体35,74の休日表示部35b、74bを上向きにして休日を表示する。縦第1列は及び30日は日曜日なので、日表示回転体34の休日表示部34bと、日表示回転体47の休日表示部47bと、日表示回転体60の休日表示部60bと、日表示回転体73の休日表示部73bと、日表示回転体80の休日表示部80bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第1列に「S」を合わせ、縦第2列に「M」を合わせ、縦第3列に「T」を合わせ、縦第4列に「W」を合わせ、縦第5列に「T」を合わせ、縦第6列に「F」を合わせ、縦第7列に「S」を合わせると、11月のカレンダーが完成する。
【0034】
図15に示すように、万年カレンダー1は、月表示回転体26の第2の表示部26Bを上向きにして12月を表示し、月表示回転体21〜25を回転して月無表示部21C〜25Cを上向きにして月を表示しないようにする。日表示回転体27〜32、39〜45、52〜58、65〜71、78〜81以外の日表示回転体を回転して日無表示部cを上向きして日を表示しないようにする。23日は、祝日なので、日表示回転体67の休日表示部67bを上向きにして休日を表示する。縦第6列は日曜日なので、日表示回転体39の休日表示部39bと、日表示回転体52の休日表示部52bと、日表示回転体65の休日表示部65bと、日表示回転体78の休日表示部78bを上向きにして休日を表示する。上記した日以外は平日なので日表示回転体の平日表示部aを上向きにして平日を表示する。表示部材18を摺動し、縦第6列に「S」を合わせ、縦第7列に「M」を合わせ、縦第8列に「T」を合わせ、縦第9列に「W」を合わせ、縦第10列に「T」を合わせ、縦第11列に「F」を合わせ、縦第12列に「S」を合わせると、12月のカレンダーが完成する。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明に係る万年カレンダーは、地域を選ばず世界中で永久的に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】万年カレンダーの全体正面図である。
【図2】万年カレンダーの側面断面図である。
【図3】万年カレンダーの要部説明図である。
【図4】1月の万年カレンダーの正面図である。
【図5】2月の万年カレンダーの正面図である。
【図6】3月の万年カレンダーの正面図である。
【図7】4月の万年カレンダーの正面図である。
【図8】5月の万年カレンダーの正面図である。
【図9】6月の万年カレンダーの正面図である。
【図10】7月の万年カレンダーの正面図である。
【図11】8月の万年カレンダーの正面図である。
【図12】9月の万年カレンダーの正面図である。
【図13】10月の万年カレンダーの正面図である。
【図14】11月の万年カレンダーの正面図である。
【図15】12月の万年カレンダーの正面図である。
【符号の説明】
【0037】
A 第1の月表示部
B 第2の月表示部
C 月無表示部
a 平日表示部
b 休日表示部
c 日無表示部
1 万年カレンダー
2 枠体
3 上枠部材
3a 表面
5 右枠部材
6 左枠部材
7 下枠部材
9 底板
10 支持軸
11 ガイド凹部
12 上壁
12a 係合溝
13 下壁
13a 係合溝
14 底壁
15 回転体
16 間隔保持部材
18 表示板(表示部材)
18a 係合縁
18b 係合縁
21〜26 月表示回転体
21A〜26A 第1の月表示部
21B〜26B 第2の月表示部
21C〜26C 月無表示部
27〜81 日表示回転体
27a〜81a 平日表示部
27b〜81b 休日表示部
27c〜81c 日無表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体と、少なくとも61個の回転体とからなり、
回転体は、少なくとも5個の横列と少なくとも13個の縦列に配設され、
第1番目から第4番目の横列には、それぞれ左端から13個の回転体が設けられ、
第5番目の横列には、左端から9個の回転体が設けられており、
第1番目の横列の左端から6個の回転体は月表示回転体であり、この月表示回転体を除く55個の回転体は、日表示回転体であって、
月表示回転体は、一つの月を表示する第1の月表示部と、次の月を表示する第2の月表示部と、月を表示しない月無表示部とが形成されており、
日表示回転体は、平日を表示する平日表示部と、休日を表示する休日表示部と、日を表示しない日無表示部とが形成されていることを特徴とする万年カレンダー。
【請求項2】
枠体と、
枠体内に略平行に設けられた少なくとも13本の支持軸と、
各支持軸に少なくとも5個の回転体が回動可能に取り付けられた少なくとも65個の回転体とからなり、
65個の回転体は、6個の月表示回転体と、55個の日表示回転体を有し、
6個の月表示回転体は、枠体内の左上部に連続して配置され、一つの月を表示する第1の月表示部と、次の月を表示する第2の月表示部と、月を表示しない月無表示部とが形成されており、
55個の日表示回転体は、6個の月表示回転体の次に連続して配置され、平日を表示する平日表示部と、休日を表示する休日表示部と、日を表示しない日無表示部とが形成されていることを特徴とする万年カレンダー。
【請求項3】
枠体と、
枠体内に略平行に設けられた少なくとも5本の支持軸と、
各支持軸に少なくとも13個の回転体が回動可能に取り付けられた少なくとも65個の回転体とからなり、
65個の回転体は、6個の月表示回転体と、55個の日表示回転体を有し、
6個の月表示回転体は、枠体内の左上部に連続して配置され、一つの月を表示する第1の月表示部と、次の月を表示する第2の月表示部と、月を表示しない月無表示部とが形成されており、
55個の日表示回転体は、6個の月表示回転体の次に連続して配置され、平日を表示する平日表示部と、休日を表示する休日表示部と、日を表示しない日無表示部とが形成されていることを特徴とする万年カレンダー。
【請求項4】
枠体の上部には、曜日を表示する表示部材が摺動可能に設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の万年カレンダー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−276601(P2009−276601A)
【公開日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−128287(P2008−128287)
【出願日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願人】(505368416)