説明

不織布・綿布に茶成分をコーテングする方法

【課題】製茶からの茶成分付着法では茶成分、特にカテキンの付着量が少なく、酸化のため短期間でカテキンが減少しカテキン効果の持続性がなかった、染色した布、不織布、メッシュも酸化のため緑色から茶色に変色をした
【解決手段】お茶の生葉を使用することによりお茶の生葉の持つ茶成分特にカテキンの減少を少なくして付着することができ酸化防止剤により長時間カテキン保存が可能となります

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
布、不織布、メッシュに茶成分を付着させ茶成分の殺菌作用を利用するものである
【背景技術】
【0002】
従来は製茶から茶成分を付着させる方法であった
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
茶成分特にカテキンは高温、酸化、乾燥によって自然消滅が発生、製茶製造過程において生葉を蒸気で蒸す、そして高温で乾燥するためカテキンの減少率が高くなるため製茶からの布、不織布、メッシュに付着するカテキン量が少なく、マスクに利用した場合でも効果が低く効果の持続力が短かった
【課題を解決するための手段】
【0004】
カテキン減少の課題を解決するため、お茶の生葉を冷水(0〜15°)で熱が加わらないよう叩解かし、お茶の葉と冷水の叩解水の中に酸化防止剤を投入、この混合水に布、不織布、メッシュを浸し冷風乾燥することにより布、不織布、メッシュに付着したカテキンの自然減少時間を延長することを特徴とする
【発明の効果】
【0005】
生葉と低温処理、そして酸化防止剤効果により、より多量の持続性のある茶成分特にカテキンが付着した布、不織布、メッシュにインフルエンザ菌が通過するときカテキンに接触し、カテキンによりインフルエンザ菌が殺菌されマスク、蚊帳等に利用した場合殺菌効果の持続性が向上し、インフルエンザ菌の体内への侵入を防ぐことが出来ます、また蚊帳を使用することにより、インフルエンザ患者から家庭内感染防止に役立ちます
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の形態はお茶の生葉を冷水(0〜15°)に投入、加熱されないように、お茶の葉を0.001mm〜1mmに叩解、この叩解水に対し酸化防止剤を生葉の重量に対し1%を投入してお茶の酸化を防止します、この混合水を0度〜15度に保ち布、不織布、メッシュをこの混合水に浸し茶成分カテキンの減少を低く抑えるため室内温度25°以下にて1時間以内で冷風乾燥をする
【実地形態の効果】
【0007】
この実地形態によればお茶の生葉が持っているカテキンが減少することなく布、不織布、メッシュに付着させることが出来酸化防止剤により布、不織布、メッシュが緑色に染色されたものが茶色に変化することを防止し、酸化防止剤によりカテキンの減少を防ぐことが出来ます、マスク、蚊帳に利用した場合インフルエンザ殺菌効果が持続します、また、茶成分による防臭効果があります

【特許請求の範囲】
【請求項1】
お茶の生葉を冷水にて叩解、この叩解液に酸化防止剤を添加、この液に布、不織布、メッシュを浸し冷風によって乾燥させる
【請求項2】
上記の布、不織布、メッシュをマスク、蚊帳、カーテン、手拭き、顔拭き、空気清浄機フィルター、靴敷きに使用する

【公開番号】特開2011−84853(P2011−84853A)
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−261326(P2009−261326)
【出願日】平成21年10月13日(2009.10.13)
【出願人】(509316866)
【出願人】(509316888)
【出願人】(509316899)
【出願人】(509316903)
【Fターム(参考)】