説明

中継コネクタ

【課題】メインブロック20に対しGNDブロック26の姿勢が安定した中継コネクタを提供する。
【解決手段】同軸コネクタ22の芯線22cを表面から突出させたメインブロック20に、基板受け部26bを有するGNDブロック26をガイドピン24とガイド孔26aで芯線22cの突出した表面と平行に相対移動させる。操作部材30を貫通孔30aとネジ32で、前記表面と平行に相対移動させる。操作部材30とメインブロック20の間に弾性バネ34を縮設する。操作部材30とGNDブロック26に設けた溝30b、26cに連結部材38の端部をそれぞれ嵌合挿入して固定し一体化する。操作部材30を弾力に抗して押圧し、または解放して、芯線22cと基板受け部26bの間を分離接近方向に相対移動させ、その間に基板を差し込んで挟み、端子電極に芯線22cをGND電極に基板受け部26bを介して外郭GND22aをそれぞれに電気的接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板の検査等のために、基板の表面に設けられた端子電極に同軸コネクタの芯線を電気的接続するとともに基板の裏面に設けられたGND電極に前記同軸コネクタの外郭GNDを電気的接続する中継ネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
高周波回路基板等の設計製作において、設計途中でその特性評価を行う必要がある。そこで、基板の表面端部に設けられた端子電極に同軸コネクタの芯線を電気的接続するとともに、基板の裏面端部に設けられたGND電極に同軸コネクタの外郭GNDを電気的接続して、端子電極から得られる高周波信号に基づいて特性評価がなされる。ここで、端子電極に同軸コネクタの芯線を電気的接続するとともにGND電極に同軸コネクタの外郭GNDを電気的接続する構造を、半田付けにより形成するならば、その作業は繁雑である。また、基板から半田付けされて固定された同軸コネクタを取り外す作業も繁雑である。そこで、本特許出願人は、先に特開2008−171801号公報により、半田付けせずに基板に同軸コネクタを取り付けることのできる中継コネクタを提案した。
【特許文献1】特開2008−171801号公報
【0003】
この特開2008−171801号公報で提案した技術を、図12ないし図14を参照して簡単に説明する。図12は、先に提案した中継コネクタの外観図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図であり、(c)は正面図である。図13は、図12(b)のA−A断面矢視図である。図14は、図12に示す中継コネクタの分解斜視図である。図12ないし図14に示す先に提案した中継コネクタにあっては、導電材からなるメインブロック20に貫通孔20aを穿設し、この貫通孔20aに裏側の面から同軸コネクタ(一例として、SMA型コネクタ)22の外郭GND22aより突出された誘電体部材22bを挿入し、裏側の面に外郭GND22aをネジにより固定するとともに電気的接続し、さらにメインブロック20の表側の面より誘電体部材22bから剥き出された芯線22cを突出させる。ここで、誘電体部材22bの端面は、メインブロック20の表側の面とほぼ同じまたは若干引っ込んだ位置にある。また、芯線22cが突出する軸方向は、メインブロック20の表側の面に対して、垂直方向である。そして、メインブロック20に、表側の面と平行なガイドピン24、24が立設される。導電材からなるGNDブロック26には、ガイドピン24、24が挿入されるガイド孔26a、26aが穿設されており、これらのガイド孔26a、26aにガイドピン24、24を挿脱自在に挿入させることで、メインブロック20に対してGNDブロック26が表側の面と平行な直線方向で摺接しながら相対移動できるように構成される。さらに、GNDブロック26には、芯線22cに臨んで基板受け部26bが設けられ、相対移動により芯線22cに基板受け部26bが接近分離方向に移動できるようになされる。
【0004】
さらに、操作部材30に上下方向に貫通穿設した移動範囲規制貫通孔30a、30aに移動範囲規制ネジ32、32を軸方向に所定範囲で移動自在に貫通させ、その先端側をメインブロック20に芯線22cに対してGNDブロック26を配設したのと反対側に螺合して立設させて、操作部材30をメインブロック20に対して、所定範囲で接近分離方向に相対移動できるように配設される。ここで、GNDブロック26の芯線22cに対する接近分離方向と、操作部材30がメインブロック20に接近分離する方向は、平行である。しかも、操作部材30とメインブロック20の間に、弾性部材としての弾性バネ34、34が縮設されて、操作部材30がメインブロック20から分離方向に弾性付勢される。そしてまた、操作部材30とGNDブロック26が、連結ピン36、36…により連結部材38、38で連結される。この連結部材38、38は、操作部材30の接近分離方向の移動に伴い、GNDブロック26を芯線22cに対して接近分離方向に移動させる。そしてさらに、GNDブロック26には、導電性を有する板バネ40がビスで固定され、接近分離方向に相対移動するメインブロック20に摺動自在に弾接するよう配設されるとともに電気的接続される。なお、この先に提案した中継コネクタの横幅Wは、同軸コネクタ22の外郭GND22aの横幅の寸法と同じ、例えば12.7mmに設定されている。
【0005】
上述の特開2008−171801号公報で提案した技術にあっては、メインブロック20とGNDブロック26の相対移動により芯線22cと基板受け部26bとの間の距離を分離させてその間に基板を差し込むとともに、相対移動により芯線22cと基板受け部26bとの間の距離を接近させてその間に基板を挟むことができる。同軸コネクタ22の芯線22cが基板表面に設けた端子電極に当接されて電気的接続され、また基板裏面に設けたGND電極が基板受け部26bを有するGNDブロック26からメインブロック22を介して同軸コネクタ22の外郭GND22aに電気的接続される。もって、簡単に、基板を同軸コネクタ22に電気的接続させることができる。また、相対移動により芯線22cと基板受け部26bとの間の距離を分離させて、その間に差し込まれている基板を簡単に取り外すことができる。しかも、操作部材30を弾性部材34、34の弾力に抗してメインブロック20側に押圧移動させると、操作部材30と連結部材38、38で連結されたGNDブロック26の基板受け部26bが芯線22cから分離方向に相対移動して、芯線22cと基板受け部26bとの間を開いてその間に基板を差し込むことができる。そして、操作部材の押圧を解放すれば、弾力によって芯線22cと基板受け部26bの間で基板を挟むことができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の特開2008−171801号公報で提案した技術にあっては、簡単に基板に同軸コネクタ22を電気的接続させることができる点で優れたものである。しかるに、メインブロック22に対してGNDブロック26の姿勢がより安定していることが望まれる。GNDブロック26は、ガイド孔26a、26aにガイドピン24、24を挿脱自在に挿入させることで、その姿勢が規制されるが、スムーズに挿脱するためには僅かな隙間が必要であり、その僅かな隙間により姿勢が不安定となる。また、GNDブロック26は、連結部材38、38に対して連結ピン36、36により連結さているが、連結ピン36、36を中心として、GNDブロック26と連結部材38、38は相対的に回動可能であり、GNDブロック26の姿勢を安定させる作用をしていない。かかる原因によりメインブロック20に対してGNDブロック26の姿勢が安定せず、メインブロック20とGNDブロック26の電気的接続が必ずしも一定とならない。そして、GNDブロック26の姿勢が不安定となれば、基板受け部26bが基板の裏面のGND電極に当接する状態も変化して、基板のGND電極からメインブロック20に至る電気的接続の経路が不安定となり、特性評価を行う度に、その経路の電気的特性が変化する虞があるためである。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、メインブロックに対するGNDブロックの姿勢が安定している中継コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するために、本発明の中継コネクタは、基板の表面端部に設けられた端子電極に同軸コネクタの芯線を電気的接続するとともに前記基板の裏面端部に設けられたGND電極に前記同軸コネクタの外郭GNDを電気的接続する中継コネクタであって、導電材からなるメインブロックに穿設した貫通孔に誘電体部材を挿入して前記メインブロックの一面に同軸コネクタの外郭GNDを固定するとともに前記メインブロックの反対側の面より前記誘電体部材から剥き出された芯線を突出させ、基板の端部を載せる基板受け部を有する導電材からなるGNDブロックを前記メインブロックに対してガイドピンとガイド孔により前記芯線が突出した面と平行な直線方向で前記メインブロックに摺接した状態で相対移動し得るようになし、しかも前記メインブロックと前記GNDブロックを電気的接続し、前記メインブロックに前記芯線に対して前記GNDブロックと反対側に操作部材を配設し、前記操作部材に穿設した貫通孔にネジを挿通して前記メインブロックに螺合させて、前記操作部材を前記メインブロックに対して前記GNDブロックの移動方向と平行に所定範囲で移動し得るようになし、前記操作部材と前記メインブロックの間に弾性部材を縮設して前記操作部材を前記メインブロックに対して分離方向に弾性付勢し、前記操作部材と前記GNDブロックを連結部材で連結し、前記操作部材に設けた溝に前記連結部材の一端側を嵌合挿入して固定するとともに前記GNDブロックに設けた溝に前記連結部材の他端側を嵌合挿入して固定して前記操作部材と前記連結部材および前記GNDブロックを一体化し、前記操作部材を前記弾性部材の弾力に抗して前記メインブロック側に押圧移動させると前記芯線から前記基板受け部が分離方向に相対移動するようにして、前記芯線と前記基板受け部との間を開いてその間に基板を差し込めるようになし、前記操作部材の押圧を解放して、前記弾性部材の弾力によって前記芯線と前記基板受け部の間で前記基板を挟むように構成されている。
【0009】
そして、前記操作部材と前記GNDブロックを連結する連結部材を略L字状に形成し、前記操作部材に設けた前記GNDブロックの移動方向と平行な溝に前記連結部材の略L字状の一端側を嵌合挿入して固定し、前記GNDブロックに設けた前記GNDブロックの移動方向と直交する方向の溝に前記連結部材の略L字状の他端側を嵌合挿入して固定し、前記メインブロックの前記芯線が突出した面に摺接するように設けられた前記GNDブロックと前記メインブロックに前記芯線に対して前記GNDブロックと反対側に配設された操作部材を前記連結部材で一体化して構成しても良い。
【0010】
また、前記メインブロックの前記芯線が突出した面で前記芯線に対して前記GNDブロックと反対側に導電材からなる表面GND受け部を前記メインブロックに配設し、前記表面GND受け部の前記GNDブロックの前記基板受け部に臨む面を、前記基板受け部と平行でしかも前記基板受け部に対して前記芯線の最も近い位置よりも僅かに離された位置となるようにし、さらに前記芯線と電気的接続しないように凹部を設け、前記芯線と前記基板受け部との間に前記基板を差し込んで前記芯線と前記基板受け部の間で前記基板を挟んだ状態で、前記芯線が僅かに撓んで前記基板の前記端子電極に弾接するとともに前記表面GND受け部が前記基板の表面のGND電極に当接するように構成することもできる。
【0011】
さらに、前記メインブロックの前記操作部材が設けられたのと反対側の端部が、前記芯線の突出方向に長くてその断面が少なくとも上方が開口されたコ字状のスライドレールに嵌合挿入されて前記芯線の突出方向に移動自在に配設され、前記スライドレールに下から貫通させて前記メインブロックにネジを螺合させて、前記メインブロックが前記レールより外れないように構成することも可能である。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の中継コネクタにあっては、GNDブロックをメインブロックに対してガイドピンとガイド孔により芯線が突出した面と平行な直線方向でメインブロックに摺接する状態で相対移動し得るようになし、操作部材に穿設した貫通孔にネジを挿通してメインブロックに螺合させて、操作部材をメインブロックに対してGNDブロックの移動方向と平行に所定範囲で移動するようになし、操作部材とGNDブロックを連結部材で連結して一体化しているので、GNDブロックはガイドピンとガイド孔および操作部材に穿設した貫通孔と挿通されたネジによってその姿勢が規制され、GNDブロックはメインブロックに対して安定した姿勢で相対移動される。そこで、メインブロックとGNDブロックの電気的接続が一定となるとともに基板受け部が基板の裏面のGND電極に当接する状態も安定する。
【0013】
そして、請求項2記載の中継コネクタにあっては、連結部材を略L字状に形成し、操作部材に設けたGNDブロックの移動方向と平行な溝に連結部材の略L字状の一端側を嵌合挿入して固定し、GNDブロックに設けたGNDブロックの移動方向と直交する方向の溝に連結部材の略L字状の他端側を嵌合挿入して固定し、もってメインブロックの芯線が突出した面に摺接して移動するように設けられたGNDブロックと、メインブロックに芯線に対してGNDブロックと反対側に配設された操作部材を連結部材で一体化しているので、移動方向が平行でずれているGNDブロックと操作部材を簡単な構成で一体化することができる。
【0014】
また、請求項3記載の中継コネクタにあっては、基板の表面に設けられたGND電極にメインブロックに配設された表面GND受け部が当接して電気的導通し、基板の表面の端子電極に芯線が僅かに撓んで弾接する。もって、GND電極が表面に配設された基板に対応することができる。
【0015】
さらに、請求項4記載の中継コネクタにあっては、メインブロックの端部を、断面で少なくとも上方が開口されたコ字状のスライドレールに嵌合挿入させて移動自在に配設し、スライドレールに下から貫通させてメインブロックにネジを螺合させたので、メインブロックは断面が少なくとも上方が開口されたコ字状のスライドレールでその姿勢が規制されて向きが回動するようなことがなく一定方向にのみ移動自在とされる。しかも、スライドレールより外れるようなことがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の第1実施例を図1ないし図8を参照して説明する。図1は、本発明の中継コネクタの第1実施例の外観図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図であり、(c)は正面図である。図2は、図1の分解斜視図である。図3は、図1に示す中継コネクタのレバー部材を揺動させた側面図であり、(a)はレバー部材を横に寝かせて基板を挟む状態を示し、(b)はレバー部材を立てて基板を差し込み得る状態を示す。図4は、図3において側面に設けられた枠体を取り外して、レバー部材を揺動させた側面図であり、(a)はレバー部材を横に寝かせて基板を挟む状態の図であり、(b)はレバー部材を立てて基板を差し込み得る状態の図である。図5、図3においてレバー部材を揺動させた縦断面図であり、(a)はレバー部材を横に寝かせて基板を挟む状態の図であり、(b)はレバー部材を立てて基板を差し込み得る状態の図である。図6は、基板を挟もうとする本発明の第1実施例の中継コネクタの外観斜視図である。図7は、GNDブロックの基板受け部の側面図である。図8は、メインブロックから芯線を突出させれる構造の詳細を示す図であり、(a)は基板を挟まない状態の図であり、(b)は基板を挟んだ状態の図である。図1ないし図8において、図12ないし図14と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0017】
図1ないし図8において、本発明の中継コネクタの第1実施例にあっては、導電材からなるメインブロック20に貫通孔20aを穿設し、この貫通孔20aに裏側の面から同軸コネクタ(一例として、SMA型コネクタ)22の外郭GND22aより突出された誘電体部材22bを挿入し、裏側の面に外郭GND22aをネジにより固定するとともに電気的接続し、さらにメインブロック20の表側の面より誘電体部材22bから剥き出された芯線22cを突出させる。ここで、誘電体部材22bの端面は、メインブロック20の表側の面から若干引っ込んだ位置にある(メインブロック20の表側の面から突出していなければほぼ同じであっても良い。)。また、芯線22cが突出する軸方向は、メインブロック20の表側の面に対して、ほぼ垂直方向であるが、図8に示すごとく、先端側が僅かに下がる傾斜θをもつように配設される。そして、メインブロック20に、表側の面と平行なガイドピン24、24が立設される。導電材からなるGNDブロック26には、ガイドピン24、24が挿入されるガイド孔26a、26aが穿設されており、これらのガイド孔26a、26aにガイドピン24、24を移動自在に挿入させることで、メインブロック20に対してGNDブロック26が表側の面と平行な直線方向で摺接しながら相対移動できるように構成される。なお、メインブロック20のGNDブロック26との摺接面にスプリングコネクタ42、42が埋め込むようにして設けられ、GNDブロック26の摺接面に弾接して、メインブロック20とGNDブロック26の電気的導通がなされる。さらに、GNDブロック26には、芯線22cに臨んで基板受け部26bが設けられ、相対移動により芯線22cに基板受け部26bが接近分離方向に移動できるようになされる。この基板受け部26bは、図7に示すように、メインブロック20側の縁が、基板10の裏面端部に当接しないように面取り状に形成されている。また、メインブロック20の表側の面で、基板受け部26bと接近分離方向で反対側に、導電材からなる表側GND受け部28がネジにより固定される。この表側GND受け部28の上側と下側の面は平行に形成され、下側の面には芯線22cに当接して電気的接続しないように半円弧状の凹部28aが設けられている。そして、メインブロック20の表側の面で表側GND受け部28が固定される上側に、下側の面が基板受け部26bと平行に形成された位置決め用突起部20bが設けられている。そこで、表側GND受け部28は上側の面を位置決め用突起20bの下側面に当接させてその位置および姿勢が規制されて、下側の面が基板受け部26bと平行とされてメインブロック20の表側の面に固定され得る。しかも、表側GND受け部28の下側の面の位置は、図8に示すごとく、メインブロック20から突出するほぼ垂直方向であるが先端側が僅かに下がる傾斜θをもつ芯線22cの先端側の下端の位置よりも僅かに上側となるように設定されている。
【0018】
さらに、操作部材30に上下方向に貫通穿設した移動範囲規制貫通孔30a、30aに移動範囲規制ネジ32、32を軸方向に所定範囲で移動自在に貫通させ、その先端側をメインブロック20のGNDブロック26を配設したのと反対側に立設するように螺合させて、操作部材30をメインブロック20に対して、所定範囲で接近分離方向に相対移動できるように配設される。ここで、GNDブロック26の芯線22cに対する接近分離方向と、操作部材30がメインブロック20に接近分離する方向は、平行である。しかも、操作部材30とメインブロック20の間に、弾性部材としての弾性バネ34、34が縮設されて、操作部材30がメインブロック20から分離方向に弾性付勢される。そしてまた、操作部材30とGNDブロック26の両側面で、連結ピン36、36…により略L字状に形成された連結部材38、38で連結される。ここで、操作部材30の両側面にはGNDブロック26の移動方向と平行な溝30b、30bが設けられ、しかもこの溝30b、30bの幅W1が連結部材38、38の略L字状の上端部の幅に形成され、この溝30b、30bに連結部材38、38の略L字状の上端側が嵌合挿入されて、連結ピン36、36により固定されることで、操作部材30と連結部材38、38が相対的に回動等しないように一体化される。また、GNDブロック26の両側面にはGNDブロック26の移動方向と直交する方向の溝26c、26cが設けられ、しかもこの溝26c、26cの幅W2が連結部材38、38の略L字状の側端部の幅に形成され、この溝26c、26cに連結部材38、38の略L字状の側端部が嵌合挿入されて、連結ピン36、36により固定されることで、GNDブロック26と連結部材38、38が相対的に回動等しないように一体化される。もって、操作部材30とGNDブロック26および連結部材38、38が、相互に相対的に回動等しないように一体化される。そこで、操作部材30の接近分離方向の移動に伴い、GNDブロック26が接近分離方向に移動するが、GNDブロック26はガイドピン24、24とガイド孔26a、26aによりその移動方向が規制され、操作部材30も移動範囲規制貫通孔30a、30aと移動範囲規制ネジ32、32によりその移動方向が規制されているので、一体化されたGNDブロック26と操作部材30の移動方向が双方で規制され、メインブロック20に対してGNDブロック26の摺接する姿勢が変化することがない。そしてさらに、GNDブロック26は、相対移動するメインブロック20に摺動自在に弾接して電気的接続なされるとともに、スプリングコネクタ42、42によっても電気的接続がなされている。
【0019】
さらに、メインブロック20の両側面には、板金からなる枠体60、60が配設され、ネジでメインブロック20に固定される。ここで、メインブロック20の両側面に枠体60、60が配設された状態で、その幅が同軸コネクタ22の外郭GND22aの横幅と同じ寸法の、例えば12.7mmに設定されることが望ましい。そこで、外郭GND22aに臨む箇所で、枠体60、60には切り欠き60a、60aが設けられ、メインブロック20の両側面は、外郭GND22aが臨む箇所以外が枠体60、60の厚みで凹み加工がなされている。そして、両側の枠体60、60の上端部が操作部材30を越えた上方まで伸ばされ、操作部材30の上方で、枠体60、60の上端の先端部に、操作部材30の操作移動方向と直交する揺動支軸66が回動可能に配設される。この揺動支軸66に押さえブロック68とレバー部材70がネジにより固定される。押さえブロック68は、揺動支軸66と直交する断面が略長方形であって、その略中心位置に揺動支軸66が貫通している。そこで、レバー部材70を立てた状態と横に寝かせた状態に揺動操作することで、操作部材30を下方に押圧し、また押圧を開放させ得る。なお、連結部材38、38は、その外側が枠体60、60で規制されている。また、枠体60、60には、基板受け部26bに臨む位置に切り欠きが設けられ、基板10の端部が枠体60、60に直接に当接しないようになされている。
【0020】
かかる構成において、図3(b)、図4(b)、図5(b)に示すごとく、レバー部材70を立てた状態では、押さえブロック68の揺動支軸66から遠い辺が操作部材30に当接した状態であり、操作部材30を弾性バネ34、34の弾力に抗してメインブロック20に接近方向に押圧する。すると、連結部材38、38で連結されたGNDブロック26がメインブロック20に対して相対移動して、基板受け部26bが芯線22cから分離方向に移動され、基板受け部26bと芯線22cの間が開かれる。そこで、図6に示すように、この芯線22cと基板受け部26bの間に基板10を位置合わせして差し込む。そしてまた、図3(a)、図4(a)、図5(a)に示すごとく、レバー部材70を横に寝かせた状態とすれば、押さえブロック68の揺動支軸66から近い辺が操作部材30に臨む状態となり、操作部材30の押圧が解放されて、操作部材30は弾性バネ34、34の弾力によりメインブロック20から分離方向に移動され、これに伴い基板受け部26bが芯線22cに接近方向に移動する。もって、図7および図8(b)に示すごとく、芯線22cと基板受け部26bの間で、基板10を挟むことができる。ここで、基板10の差し込みは、表面端部に設けられた端子電極12を芯線22cの先端部に臨むように配設することで、基板10を芯線22cに容易に位置合わせすることができる。この基板10が挟まれると、端子電極12が芯線22cに当接して電気的接続がなされるとともに、基板10の裏面端部のGND電極16aが、基板受け部26bを有するGNDブロック26とメインブロック20を直列に介して外郭GND22aに電気的接続される。もって、基板10の端子電極12と裏面端部のGND電極16aが、同軸コネクタ22に電気的接続される。
【0021】
ところで、基板10の端部には、バリや変形が生じ易い。このバリや変形を避けるために、図7に示すごとく、GNDブロック26の基板受け部26bのメインブロック20側の端部に面取りがなされている。また、近年は、基板10の表面にGND電極16bを配設したものがある。かかる基板10の表面のGND電極16bに対して、GNDブロック26の基板受け部26bで電気的接続させることは当然にできない。そこで、メインブロック20の表側の面で、芯線22cに対して基板受け部26bと接近分離方向で反対側に、導電材からなる表側GND受け部28がネジにより固定され、表側GND受け部28を基板10の表面に設けられたGND電極16bに当接させて電気的接続するように図られている。ここで、基板10を基板受け部26bと表側GND受け部28で狭持することとなり、均等に狭持するために基板受け部26bの基板10に当接する面と表側GND受け部28の基板10に当接する面は、正確に平行でなければならない。しかも、基板10の表面のGND電極16bの位置に応じて、表側GND受け部28は交換できる必要がある。そこで、表側GND受け部28をネジ止めにより容易に交換できるようになし、しかもメインブロック20に設けた位置決め用突起20bにより、その固定される姿勢が規制されて、表側GND受け部28の下面を基板受け部26bと平行とすることができる。表側GND受け部28に設けた半円弧状の凹部28aの径は、基板10の位置がずれた場合にも、基板10の端子電極12に芯線22cと表側GND受け部28が共に当接しないように、少なくとも端子電極12の幅の2倍以上が必要である。そして、図6に示すごとく端子電極12の両側に設けられたGND電極16b、16bに跨って当接し得るようにその間隔と同じまたはそれよりも若干広く設定される。さらに、表側GND受け部28の厚さは、信号路のインピーダンスを50Ωにできるだけ維持すべく、電気的特性からはできるだけ薄いことが望ましいが、基板端部からGND電極16b、16bがセットバックして製作される場合と機械的強度を配慮して、適宜に設定されれば良いが、0.2mm程度以上の厚さが望ましい。この表側GND受け部28を設けたことにより、基板10の表面にGND電極16b、16bを設けたものに対応することができるが、基板10の裏面と表面にGND電極16a、16b、16bをともに設けた基板にも対応することができる。
【0022】
そして、基板10の端子電極12に芯線22cが弾接する際には、芯線22cが突出する軸方向がメインブロック20の表側の面に対して、図8に示すごとく、先端側が僅かに下がる傾斜θをもつように配設されるとともに、表側GND受け部28の下側の面が芯線22cの先端側の下端の位置よりも僅かに上側となるように設定されているので、まず芯線22cの先端部の下側が端子電極12に当接し、この当接に伴い芯線22cは弾性変形して端子電極12に沿うように弾接し、その後で表側GND受け部28が基板10の表側のGND電極16b、16bに当接する。芯線22cの最下端部は、例えば、表側GND受け部28の下側の面の位置より、数十ミクロン単位で低く設定される。このように芯線22cの弾性変形を利用して、端子電極12とGND電極16b、16bに芯線22cと表側GND受け部28をそれぞれに当接させて電気的接続を図ることができる。なお、メインブロック20の芯線22cが突出する貫通孔20aの表面の回りには、図8に示すように、一例として円形状に浅く穿設したリセス20cが設けられる。このリセス20cによりメインブロック20と挿入された基板10の端部の間に隙間ができ、基板10の端子電極12がメインブロック20に当接して電気的接続するのを防ぐことができる。しかるに、このリセス20cの深さは、本発明の中継コネクタで扱う測定周波数(一例として、18GHz)の電気的波長の1/20以下とすることが望ましい。これは、このリセス20cが形成された部分でも同軸線路の構造が構成されるが、他の部分に構成される同軸線路の構造と、その外側導体の径が相違し、リセス20cの部分で他の部分のインピーダンスと相違するので、その影響を極力受けないようにするために必要となる。
【0023】
次に、本発明の第2実施例を図9を参照して説明する。図9は、本発明の中継コネクタの第2実施例のGNDブロックの基板受け部の側面図である。図9において、図1ないし図8および図12ないし図14と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0024】
図9に示す第2実施例にあっては、GNDブロック26の基板受け部26bの上に、導電性ラバー70を設けたものである。基板10の裏面のGND電極16aの表面にあっては、電気的接続の必要がない箇所は金属酸化防止や半田付け工程での不要な半田付着を防止するために絶縁性のレジストが塗布され、またスルーホールの接続のために半田付けされた部分が、電気的接続されるように何も塗布されていない部分に比べて、高くなっていて、凹凸が生じている。そこで、平坦な面からなる基板受け部26bを基板10の裏面に当接させても、凹部となるGND電極16aに当接させることができない場合がある。そこで、基板10の裏面の凹凸に適合して適宜に弾性変形する導電性ラバー70を配設することで、GND電極16aを基板受け部26bに確実に電気的接続させることができる。導電性ラバー70は、基板10の裏面の凹凸が十分に吸収できだけの厚さが必要である。
【0025】
さらに、本発明の第3実施例を図10および図11を参照して説明する。図10は、本発明の中継コネクタをスライドレールに配設して移動自在とした第3実施例の分解斜視図である。図11は、図10の組み立て縦断面図である。図10および図11において、図1ないし図9および図12ないし図14と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0026】
図10および図11に示す第3実施例にあっては、中継コネクタ80のメインブロック20の下端部が、芯線22cの突出方向に長くてその断面が上方と下方がそれぞれにコ字状に開口されて全体として断面がH字状のスライドレール82の、上方が開口したコ字状に長手方向に移動自在に嵌合挿入される。このスライドレール82の横幅は、同軸コネクタ22の外郭GND22aの横幅と同じであり、メインブロック20の下端部は、上方が開口したコ字状に挿入されるべく両側が削られて幅が狭く形成される。また、スライドレール82の中央辺82a(上方と下方がコ字状に開口された中央辺)には、長手方向の長孔82bが穿設される。下方が開口されたコ字状には、第1の傾斜防止部材84が長手方向に移動自在に嵌合挿入され、この第1の傾斜防止部材86に下から第2の傾斜防止部材86が組み付けられる。そして、第1と第2の傾斜防止部材84、86の間には、バネ88が縮設される。さらに、ネジ90が下から第2の傾斜防止部材86と第1の傾斜防止部材84を順次に介して、スライドレール82の長孔82bを通過してメインブロック20の底部に螺合固定される。なお、第1と第2の傾斜防止部材84、86および長孔82bにはカラー92が挿入され、このカラー92にネジ90が挿通されるとともにバネ88が遊嵌されている。なお、ネジ90が螺合固定された状態で、第1と第2の傾斜防止部材84、86の間に適宜な隙間が設けられている。
【0027】
かかる構成において、バネ88の弾力によりメインブロック20の底部が、スライドレール82の中央辺82aに弾接されて安定した状態にあり、しかも上方が開口したコ字状の両側の立ち上がり部分で中継コネクタ80の向きが規制されて回動することがなく、さらに第1と第2の傾斜防止部材84、86により芯線22cが突出する方向でその前後に姿勢が傾くことがない。もって、スライドレール82に中継コネクタ80が安定して配設される。そして、バネ88の弾力に抗して、スライドレール82からメインブロック20を持ち上げるようにすれば、メインブロック20の底部がスライドレール82の中央辺82aから離れて容易に前後に移動させることができる。なお、スライドレール82からメインブロック20を持ち上げた際に、スライドレール82の中央辺82aの下面に第1の傾斜防止部材84が強く当接するが、適宜に摩擦係数の小さい構造とすれば良い。このようにスライドレール82により前後に中央コネクタ80が移動できることで、被検査基板を治具等にセットした後に、中継コネクタ80を被検査基板に近づけて接続するのが容易である。
【0028】
なお、上記実施例において、GNDブロック26をメインブロック20に電気的接続する構造は、上記実施例のごときスプリングコネクタ42、42を用いたものに限られず、導電性の板バネやフレキシブルな電線で電気的接続させても良く、確実な導通が得られればいかなる構造であっても良い。また、上記第3実施例のスライドレール82は、中継コネクタ80の向きを規制できるように、断面形状が少なくとも上方が開口されたコ字状であれば良く、下方が開口されたコ字状がない断面形状であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の中継コネクタの第1実施例の外観図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図であり、(c)は正面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1に示す中継コネクタのレバー部材を揺動させた側面図であり、(a)はレバー部材を横に寝かせて基板を挟む状態を示し、(b)はレバー部材を立てて基板を差し込み得る状態を示す。
【図4】図3において側面に設けられた枠体を取り外して、レバー部材を揺動させた側面図であり、(a)はレバー部材を横に寝かせて基板を挟む状態の図であり、(b)はレバー部材を立てて基板を差し込み得る状態の図である。
【図5】図3においてレバー部材を揺動させた縦断面図であり、(a)はレバー部材を横に寝かせて基板を挟む状態の図であり、(b)はレバー部材を立てて基板を差し込み得る状態の図である。
【図6】基板を挟もうとする本発明の第1実施例の中継コネクタの外観斜視図である。
【図7】図1においてGNDブロックの基板受け部の側面図である。
【図8】図1においてメインブロックから芯線を突出させれる構造の詳細を示す図であり、(a)は基板を挟まない状態の図であり、(b)は基板を挟んだ状態の図である。
【図9】本発明の中継コネクタの第2実施例のGNDブロックの基板受け部の側面図である。
【図10】本発明の中継コネクタをスライドレールに配設して移動自在とした第3実施例の分解斜視図である。
【図11】図10の組み立て縦断面図である。
【図12】先に提案した中継コネクタの外観図であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図であり、(c)は正面図である。
【図13】図12(b)のA−A断面矢視図である。
【図14】図12に示す中継コネクタの分解斜視図である。
【符号の説明】
【0030】
10 基板
12 端子電極
16a、16b GND電極
20 メインブロック
20a 貫通孔
20b 位置決め用突起
20c リセス
22 同軸コネクタ
22a 外郭GND
22b 誘電体部材
22c 芯線
24 ガイドピン
26 GNDブロック
26a ガイド孔
26b 基板受け部
26c、30b 溝
28 表側GND受け部
28a 凹部
30 操作部材
30a 移動範囲規制貫通孔
32 移動範囲規制ネジ
34 弾性バネ
36 連結ピン
38 連結部材
40 板バネ
42 スプリングコネクタ
60 枠体
60a 切り欠き
66 揺動支軸
68 押さえブロック
70 レバー部材
80 中継コネクタ
82 スライドレール
82a 中央辺
82b 長孔
84 第1の傾斜防止部材
86 第2の傾斜防止部材
88 バネ
90 ネジ
92 カラー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板の表面端部に設けられた端子電極に同軸コネクタの芯線を電気的接続するとともに前記基板の裏面端部に設けられたGND電極に前記同軸コネクタの外郭GNDを電気的接続する中継コネクタであって、導電材からなるメインブロックに穿設した貫通孔に誘電体部材を挿入して前記メインブロックの一面に同軸コネクタの外郭GNDを固定するとともに前記メインブロックの反対側の面より前記誘電体部材から剥き出された芯線を突出させ、基板の端部を載せる基板受け部を有する導電材からなるGNDブロックを前記メインブロックに対してガイドピンとガイド孔により前記芯線が突出した面と平行な直線方向で前記メインブロックに摺接した状態で相対移動し得るようになし、しかも前記メインブロックと前記GNDブロックを電気的接続し、前記メインブロックに前記芯線に対して前記GNDブロックと反対側に操作部材を配設し、前記操作部材に穿設した貫通孔にネジを挿通して前記メインブロックに螺合させて、前記操作部材を前記メインブロックに対して前記GNDブロックの移動方向と平行に所定範囲で移動し得るようになし、前記操作部材と前記メインブロックの間に弾性部材を縮設して前記操作部材を前記メインブロックに対して分離方向に弾性付勢し、前記操作部材と前記GNDブロックを連結部材で連結し、前記操作部材に設けた溝に前記連結部材の一端側を嵌合挿入して固定するとともに前記GNDブロックに設けた溝に前記連結部材の他端側を嵌合挿入して固定して前記操作部材と前記連結部材および前記GNDブロックを一体化し、前記操作部材を前記弾性部材の弾力に抗して前記メインブロック側に押圧移動させると前記芯線から前記基板受け部が分離方向に相対移動するようにして、前記芯線と前記基板受け部との間を開いてその間に基板を差し込めるようになし、前記操作部材の押圧を解放して、前記弾性部材の弾力によって前記芯線と前記基板受け部の間で前記基板を挟むように構成したことを特徴とする中継コネクタ。
【請求項2】
請求項1記載の中継コネクタにおいて、前記操作部材と前記GNDブロックを連結する連結部材を略L字状に形成し、前記操作部材に設けた前記GNDブロックの移動方向と平行な溝に前記連結部材の略L字状の一端側を嵌合挿入して固定し、前記GNDブロックに設けた前記GNDブロックの移動方向と直交する方向の溝に前記連結部材の略L字状の他端側を嵌合挿入して固定し、前記メインブロックの前記芯線が突出した面に摺接するように設けられた前記GNDブロックと前記メインブロックに前記芯線に対して前記GNDブロックと反対側に配設された操作部材を前記連結部材で一体化して構成したことを特徴とする中継コネクタ。
【請求項3】
請求項1または2記載の中継コネクタにおいて、前記メインブロックの前記芯線が突出した面で前記芯線に対して前記GNDブロックと反対側に導電材からなる表面GND受け部を前記メインブロックに配設し、前記表面GND受け部の前記GNDブロックの前記基板受け部に臨む面を、前記基板受け部と平行でしかも前記基板受け部に対して前記芯線が最も近い位置よりも僅かに離れた位置となるようにし、さらに前記芯線と電気的接続しないように凹部を設け、前記芯線と前記基板受け部との間に前記基板を差し込んで前記芯線と前記基板受け部の間で前記基板を挟んだ状態で、前記芯線が僅かに撓んで前記基板の前記端子電極に弾接するとともに前記表面GND受け部が前記基板の表面のGND電極に当接するように構成したことを特徴とする中継コネクタ。
【請求項4】
請求項1ないし3記載のいずれかの中継コネクタにおいて、前記メインブロックの前記操作部材が設けられたのと反対側の端部が、前記芯線の突出方向に長くてその断面が少なくとも上方が開口されたコ字状のスライドレールに嵌合挿入されて、前記芯線の突出方向に移動自在に配設され、前記スライドレールに下から貫通させて前記メインブロックにネジを螺合させて前記メインブロックが前記スライドレールより外れないように構成したことを特徴とする中継コネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−123425(P2010−123425A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−296620(P2008−296620)
【出願日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(000006758)株式会社ヨコオ (158)