乾燥機能付き靴箱
【解決手段】靴収納装置2とその側部に隔壁を介し一体的に設けられた空気加熱乾燥部6からなり、靴収納装置は区画棚の交互的に前又は後が欠開され空気流通路とされ加熱空気が蛇行し、空気加熱乾燥部は外部空気を採り入れ送風ファン7と加熱部とを経て靴収納装置の上部に送り出され11、靴収納装置から回収された湿気及び臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して外部へ放出し、区画棚の前又は後のいずれかに空気整流板が設けられ加熱空気の蛇行性を確実化する。
【効果】靴を保管、収納し、その素材を傷めることのない温度で簡便且つ確実に乾燥させ区画棚にて並列されても加熱空気流が充分に靴箱内を循環し側部部の空気加熱乾燥部を介して強制的に対流されるため、乾燥、除湿、消臭がより平均化し効果的に行われる。
【効果】靴を保管、収納し、その素材を傷めることのない温度で簡便且つ確実に乾燥させ区画棚にて並列されても加熱空気流が充分に靴箱内を循環し側部部の空気加熱乾燥部を介して強制的に対流されるため、乾燥、除湿、消臭がより平均化し効果的に行われる。
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は乾燥機能付き靴箱に係り、その目的は靴箱で有るとともに革靴、運動靴、ゴルフシューズ、ゴルフ靴等を保管、収納し、その素材を傷めることのない低温で簡便且つ確実に乾燥させることができる乾燥機能付き靴箱を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
革靴、運動靴、ゴルフシューズは、使用中に発汗等で内部が湿潤状態となることが多く、一度靴を脱いで靴箱に収納した後、次に靴を着用する際、冷たい、濡れている等使用者は不快で、気持ちよく着用できない欠点があった。
特に、水を使用する食品工場、或いは作業者が汚れ易い環境のもとでの作業が必要とされる工場は通常作業靴として長靴を使用することが多く、作業中に汗で長靴が湿潤状態となり、且つこの汗等の水分も排出されず、より靴の内部は湿潤状態に保持されていた。
【0003】
しかも、この革靴、運動靴、ゴルフシューズ等は特に通勤用の靴や児童の通学用の運動靴は通常毎日同じ革靴、運動靴を使用するというものであるため、通常の靴箱内に保管している場合は、翌日までに完全に乾くことはなく、これら長靴は特に又普通の革靴、運動靴も湿ったままの状態で保管されていた。
更には、この濡れたままの状態で保管された長靴、革靴、運動靴は、使用者に苦痛を与えるばかりで無く、菌等が繁殖し易い環境となり不衛生なものである。
【0004】
上記の如く、湿潤状態で保管された革靴、運動靴、ゴルフシューズ、作業靴は作業者に苦痛を与え、更には菌等を繁殖させ易い不衛生な環境を生じる原因となっているため、革靴等を乾燥させる装置の開発も種々行われている。
【0005】
このような革靴、運動靴、ゴルフシューズ、を乾燥させる装置としては例えば実開平1−160966号にて「ブーツドライヤー」が開示されている。
この「ブーツドライヤー」は図8にその側面を示すように、箱体(A)の下方に発熱体(B−1)と送風機(B−2)よりなる温風発生装置(B)が設けられ、この温風発生装置(B)に集中ダクト(C)が接続され、この集中ダクト(C)から通孔を設けた複数の分岐ダクト(C−1)が分岐され、この分岐ダクト(C−1)の先端部に複数個の通孔を有するブーツハンガー(D)が接続されてなる装置である。
このような構成からなるブーツハンガーでは、図示する如く作業後の濡れた長靴をブーツハンガー(D)に倒立して被せ、温風発生装置を作動させて集中ダクト(C)、分岐ダクト(C−1)を介してブーツ内へ温風を吹き込んで長靴の内部を強制的に乾燥させる。
【0006】
一方では実公平58−49745号にて「靴乾燥機」も開示されている。
この装置は図10乃至11に示すように箱状をした乾燥機本体(E)の背板側に温風を供給するための本管ダクト(F)を配設し、吹出口(K)を有する棚板ダクト(G)を裏面に固着した棚板(H)を乾燥機本体(E)に着脱自在に取付けている。
このような「靴乾燥機」では、棚板(H)上に長靴等を載置し、温風発生機(I)を作動させ、発生した温風を本管ダクト(F)から棚板ダクト(G)を介して吹出口(K)から吹き出させて温風の熱と風で靴を乾燥させる。
ところが、上記した「ブーツドライヤー」では、濡れた長靴を一本、一本のブーツハンガー(D)に被せて使用するため、普通の靴は型崩れを生じたりして使用できなかった。
【0007】
また、実公平58−49745号「靴乾燥機」においては、その乾燥手段が温風発生機(I)による熱と風であるため、この温風の温度により、例えば作業用の長靴等、表面が熱に弱い素材で形成されているものの場合では、繰り返される加熱によりゴム系樹脂が耐熱劣化を起こしたり、或いは可塑剤が表面に浮き出したりして長靴そのものの素材を傷めてしまう恐れがあった。
【0008】
一方、実開昭58−34633号公報では、多数の室を仕切板によって区画し、各室の正面には開閉扉を設けたはきもの箱において、上部又は下部に空気取入口と排気口を設け、されに排気口側には脱臭剤を、空気取入口には乾燥機ユニットの吸気口を連絡させた乾燥機付きはきもの箱が開示されている。
さらに、実開昭53−150575号公報では、金属製若しくは木製の靴靴収納装置の後壁上方に通気窓を形成し、この靴収納装置の底板上に絶縁体を介して電熱線を配設すると共に、この電熱線の温度および乾燥時間をコントロールするように構成した靴乾燥器が開示されている。
また、実開昭61−21494号公報では、消毒剤を送風機に空気とともに循環させる温風乾燥器が開示されている。
さらには、実開昭61−126996号公報では、乾燥室内の空気を除湿して乾燥機内に戻すか、或いは機外に排出するようにした乾燥機が開示されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらは全て靴乾燥機であって靴の収納を目的とせず、従って外観は到底家庭内で使用できるものでは無く、又前記実開昭58−34633号
公報にて開示されている乾燥機付きはきもの箱では、収納するはきものの室の位置によって乾燥速度が異なり、乾燥機ユニットより遠く離れた位置の室に収納したはきもの類では、乾燥するまでに相当の時間が必要とされるという大きな欠点が存在した。
【0010】
そこで、上記実情に鑑み、家庭で簡易に使用できる靴箱であって革靴、運動靴、ゴルフシューズをその素材を傷めることなく簡便且つ確実に、しかも一度に複数のものを略同時に収納して、略同時に短時間で乾燥させることができ、さらに乾燥後の靴内に細菌の繁殖等不衛生な環境を生じさせることのない乾燥機能付き靴箱の創出が望まれていた。
【0011】
【考案の解決手段】
この考案では、上記課題を解決するために、請求項1記載の考案は少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は交互にそれぞれ前又は後が欠開されて空気流通路とされて靴収納装置内を加熱空気が蛇行して通り、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気や臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱であり、請求項2記載の考案は少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は前又は後のいずれかに空気整流板が設けられ靴収納装置内で加熱空気が靴足部に向かい、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気や臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱に係わる。
【0012】
【実施の形態】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの考案の第一実施例に係り、図2はこの考案の他の実施例に係る乾燥機能付き靴箱を示す外観説明図であるが、図1〜図6はこれらはいずれも請求項1に係る考案である。
図7〜図8は請求項2の考案に係る実施例である。
図中、(1)は乾燥機能付き靴箱、(2)は靴収納装置、(3)は後部に通風用の欠開を持つ区画棚、(4)は前部に通風用の欠開を持つ区画棚、(5)は整流板付きの区画棚、(6)は空気加熱乾燥部、(7)は加熱送風装置、(8)は乾燥消臭剤充填装置である。
【0013】
この考案に係る乾燥機能付き靴箱(1)の靴収納装置(2)は、方形の形状でその前面が開口された中空の靴収納装置(2)である。
この靴収納装置(2)は、後部に空気通風用欠開を持つ区画棚(3)と前部に空気通風用欠開を持つ区画棚(4)とを交互に載置し、靴(S)収納部とされる。
この第一実施例では図示する如く、4段の靴収納装置(2)とされているが、特に段数については限定されず、その間隔も図示する如く等間隔でもよいし、長靴を収納する場合には大きい収納部を形成してもよい。
【0014】
この靴収納装置(2)の扉(9)は、図2の如く一枚もので一部透明な扉でもよく、図1の如く2枚に分割された扉(9)であってもよい。
2枚に分割された扉(9)は、靴収納装置(6)内の雰囲気が扉(9)の開閉により乱される影響が少ないので望ましい。
図4示の如く、空気加熱乾燥部(7)と靴収納装置(2)は、隔壁(10)で気密に分離されている。
図3示の如く、空気加熱乾燥部(6)の加熱送風装置(7)系と乾燥消臭剤充填装置(8)系の間も隔壁(10)で気密に分離されている。
【0015】
靴収納装置(2)は、図3示の如く、上部に空気送りだし口(11)が設けられ、靴収納装置(2)内へ加熱空気(A)を図4及び図5の如く送りだす。
図6で示す如く、空気送りだし口(11)から送りだされた加熱空気(A)は区画棚(3)の欠開部(3A)又は区画棚(4)の欠開部(4A)と靴収納装置(2)の壁との間隙を通路として、靴収納装置(2)の上部から底部へ向かって加熱空気が蛇行して通り、その経路において収納されている靴(S)に万便なく当接し、靴収納装置(2)の下部の隔壁(10)に設けられた回収口(12)から回収する。
この考案の乾燥機能付き靴箱において靴収納装置(2)内は、春、夏、秋、冬の気温、温度の状況により加温の高低切り換え及び送風切り換え装置で適当な温度の選択が可能である。
靴収納装置(2)から回収された湿気を含んだ空気は、空気加熱乾燥部(7)
後部に設けられた乾燥剤(D)を充填した乾燥消臭装置(8)を介して外部へ放出される。
靴(S)の乾燥と同時にあるいは乾燥が終了した後は、室内の湿気も取り去るので梅雨時など多湿時には好ましい。
【0016】
図7及び図8は、この考案に係る第二実施例を記載したもので、区画棚(5)
の前又は後のいずれかに空気整流板(13)が一体的に設けられ、この区画棚(5)が靴収納装置(2)内に設けられている。
この第二実施例では、加熱空気(A)が靴足部(SA)に向かい、その後空気整流板(13)を経て下方へ移動してその経路において収納されている靴(S)
に万便なく順次当接し、靴収納装置(2)の隔壁(10)下部に設けられた回収口(12)から回収される。
【0017】
この考案における第一実施例、第二実施例において、靴箱(1)の乾燥消臭装置(8)に乾燥剤(D)とともに殺菌剤、除菌剤をを充填してもよい。
靴(S)の乾燥と同時にあるいは乾燥が終了した後は、室内の湿気も取り去るとともに雰囲気の殺菌、除菌ができるので望ましい。
このような構成からなる乾燥機能付き靴箱(1)では、開口(14)から空気を室内から吸い込み実線の矢印Aで示す如く、加熱送風装置(7)で加熱送風し、靴収納装置(2)内を循環して靴(S)の湿気を除き、この湿気を含む空気を回収口(12)から乾燥消臭剤充填装置(8)系へ導き、乾燥して場合に応じて除菌して、排出口(15)から外部へ排出する。
【0018】
この考案における第一実施例において、後前部に通風用の欠開を持つ区画棚(3)、前部に通風用の欠開を持つ区画棚(4)の欠開形状としては全体が欠開していても、部分的に欠開していてもよい。
加熱送風装置(7)は、タイマースイッチ(T)により制御されて作動させてもよく、手動で操作されてもよい。
【0019】
次に、このような構成からなる乾燥機能付き靴箱(1)の使用方法について説明する。
この乾燥機能付き靴箱(1)は図6示の如く、通常の靴箱として使用すればよく、靴収納装置(2)の前面の扉(9)から革靴、運動靴、ゴルフシューズ(S)を収納し湿潤状態で菌等が繁殖し易く不衛生な靴が、前記説明した如く、タイマー等で必要時間作動させれば、加熱送風装置(7)と乾燥消臭装置(8)の機能により、翌日再び革靴、運動靴、ゴルフシューズ、が使用されるまでの間に乾燥される。
【0020】
【考案の効果】
以上詳述した如く、この請求項1記載の考案は、少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は交互にそれぞれ前又は後が欠開されて空気流通路とされて靴収納装置内を加熱空気が蛇行して通り、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気及び臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱に関し、又請求項2記載の考案は少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は前又は後のいずれかに空気整流板が設けられ靴収納装置内で加熱空気が靴足部に向かい、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気及び臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱であるから、次の効果を奏する。
即ち、靴箱で有るとともに革靴、運動靴、ゴルフシューズ、ゴルフ靴等を保管、収納し、その素材を傷めることのない温度で簡便且つ確実に乾燥させることができる乾燥機能付き靴箱となる効果を奏する。
区画棚にて並列されても加熱空気流が充分に靴箱内を循環し側部部の空気加熱乾燥部を介して強制的に対流されるため、乾燥、除湿がより効果的に行われ、どの靴収納装置内に収納されている被収納物でも略同じ速度で乾燥させることができ、同時に複数のものを乾燥することができるとともに、被乾燥物の素材を傷めることがなくという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施例に係る乾燥機能付き靴箱を示す外観説明図である。
【図2】この考案の他の実施例に係る乾燥機能付き靴箱を示す外観説明図である。
【図3】図5のIII −III 線断面図である。
【図4】図5のIVーIV線断面図である。
【図5】図4のVーV線断面図である。
【図6】図4のVIーVI線断面図である。
【図7】この考案の第二実施例に係る乾燥機能付き靴箱を示す断面説明図である。
【図8】図7で示した整流板付き棚板の外観図である。
【図9】従来例の断面説明図である。
【図10】他の従来例の断面説明図である。
【図11】更なる他の従来例の断面説明図である。
【符号の説明】
(1)─ 乾燥機能付き靴箱
(2)─ 靴収納装置
(3)─ 後部に通風用の欠開を持つ区画棚
(4)─ 前部に通風用の欠開を持つ区画棚
(3A)(4A)─ 欠開部
(5)─ 整流板付きの区画棚
(6)─ 空気加熱乾燥部
(7)─ 加熱送風装置
(8)─ 乾燥消臭剤充填装置
(9) ─ 扉
(10) ─ 隔壁
(11) ─ 空気送りだし口
(12) ─ 回収口
(13) ─ 整流板
(S)─ 靴
(A)─ 加熱空気
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は乾燥機能付き靴箱に係り、その目的は靴箱で有るとともに革靴、運動靴、ゴルフシューズ、ゴルフ靴等を保管、収納し、その素材を傷めることのない低温で簡便且つ確実に乾燥させることができる乾燥機能付き靴箱を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
革靴、運動靴、ゴルフシューズは、使用中に発汗等で内部が湿潤状態となることが多く、一度靴を脱いで靴箱に収納した後、次に靴を着用する際、冷たい、濡れている等使用者は不快で、気持ちよく着用できない欠点があった。
特に、水を使用する食品工場、或いは作業者が汚れ易い環境のもとでの作業が必要とされる工場は通常作業靴として長靴を使用することが多く、作業中に汗で長靴が湿潤状態となり、且つこの汗等の水分も排出されず、より靴の内部は湿潤状態に保持されていた。
【0003】
しかも、この革靴、運動靴、ゴルフシューズ等は特に通勤用の靴や児童の通学用の運動靴は通常毎日同じ革靴、運動靴を使用するというものであるため、通常の靴箱内に保管している場合は、翌日までに完全に乾くことはなく、これら長靴は特に又普通の革靴、運動靴も湿ったままの状態で保管されていた。
更には、この濡れたままの状態で保管された長靴、革靴、運動靴は、使用者に苦痛を与えるばかりで無く、菌等が繁殖し易い環境となり不衛生なものである。
【0004】
上記の如く、湿潤状態で保管された革靴、運動靴、ゴルフシューズ、作業靴は作業者に苦痛を与え、更には菌等を繁殖させ易い不衛生な環境を生じる原因となっているため、革靴等を乾燥させる装置の開発も種々行われている。
【0005】
このような革靴、運動靴、ゴルフシューズ、を乾燥させる装置としては例えば実開平1−160966号にて「ブーツドライヤー」が開示されている。
この「ブーツドライヤー」は図8にその側面を示すように、箱体(A)の下方に発熱体(B−1)と送風機(B−2)よりなる温風発生装置(B)が設けられ、この温風発生装置(B)に集中ダクト(C)が接続され、この集中ダクト(C)から通孔を設けた複数の分岐ダクト(C−1)が分岐され、この分岐ダクト(C−1)の先端部に複数個の通孔を有するブーツハンガー(D)が接続されてなる装置である。
このような構成からなるブーツハンガーでは、図示する如く作業後の濡れた長靴をブーツハンガー(D)に倒立して被せ、温風発生装置を作動させて集中ダクト(C)、分岐ダクト(C−1)を介してブーツ内へ温風を吹き込んで長靴の内部を強制的に乾燥させる。
【0006】
一方では実公平58−49745号にて「靴乾燥機」も開示されている。
この装置は図10乃至11に示すように箱状をした乾燥機本体(E)の背板側に温風を供給するための本管ダクト(F)を配設し、吹出口(K)を有する棚板ダクト(G)を裏面に固着した棚板(H)を乾燥機本体(E)に着脱自在に取付けている。
このような「靴乾燥機」では、棚板(H)上に長靴等を載置し、温風発生機(I)を作動させ、発生した温風を本管ダクト(F)から棚板ダクト(G)を介して吹出口(K)から吹き出させて温風の熱と風で靴を乾燥させる。
ところが、上記した「ブーツドライヤー」では、濡れた長靴を一本、一本のブーツハンガー(D)に被せて使用するため、普通の靴は型崩れを生じたりして使用できなかった。
【0007】
また、実公平58−49745号「靴乾燥機」においては、その乾燥手段が温風発生機(I)による熱と風であるため、この温風の温度により、例えば作業用の長靴等、表面が熱に弱い素材で形成されているものの場合では、繰り返される加熱によりゴム系樹脂が耐熱劣化を起こしたり、或いは可塑剤が表面に浮き出したりして長靴そのものの素材を傷めてしまう恐れがあった。
【0008】
一方、実開昭58−34633号公報では、多数の室を仕切板によって区画し、各室の正面には開閉扉を設けたはきもの箱において、上部又は下部に空気取入口と排気口を設け、されに排気口側には脱臭剤を、空気取入口には乾燥機ユニットの吸気口を連絡させた乾燥機付きはきもの箱が開示されている。
さらに、実開昭53−150575号公報では、金属製若しくは木製の靴靴収納装置の後壁上方に通気窓を形成し、この靴収納装置の底板上に絶縁体を介して電熱線を配設すると共に、この電熱線の温度および乾燥時間をコントロールするように構成した靴乾燥器が開示されている。
また、実開昭61−21494号公報では、消毒剤を送風機に空気とともに循環させる温風乾燥器が開示されている。
さらには、実開昭61−126996号公報では、乾燥室内の空気を除湿して乾燥機内に戻すか、或いは機外に排出するようにした乾燥機が開示されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらは全て靴乾燥機であって靴の収納を目的とせず、従って外観は到底家庭内で使用できるものでは無く、又前記実開昭58−34633号
公報にて開示されている乾燥機付きはきもの箱では、収納するはきものの室の位置によって乾燥速度が異なり、乾燥機ユニットより遠く離れた位置の室に収納したはきもの類では、乾燥するまでに相当の時間が必要とされるという大きな欠点が存在した。
【0010】
そこで、上記実情に鑑み、家庭で簡易に使用できる靴箱であって革靴、運動靴、ゴルフシューズをその素材を傷めることなく簡便且つ確実に、しかも一度に複数のものを略同時に収納して、略同時に短時間で乾燥させることができ、さらに乾燥後の靴内に細菌の繁殖等不衛生な環境を生じさせることのない乾燥機能付き靴箱の創出が望まれていた。
【0011】
【考案の解決手段】
この考案では、上記課題を解決するために、請求項1記載の考案は少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は交互にそれぞれ前又は後が欠開されて空気流通路とされて靴収納装置内を加熱空気が蛇行して通り、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気や臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱であり、請求項2記載の考案は少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は前又は後のいずれかに空気整流板が設けられ靴収納装置内で加熱空気が靴足部に向かい、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気や臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱に係わる。
【0012】
【実施の形態】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの考案の第一実施例に係り、図2はこの考案の他の実施例に係る乾燥機能付き靴箱を示す外観説明図であるが、図1〜図6はこれらはいずれも請求項1に係る考案である。
図7〜図8は請求項2の考案に係る実施例である。
図中、(1)は乾燥機能付き靴箱、(2)は靴収納装置、(3)は後部に通風用の欠開を持つ区画棚、(4)は前部に通風用の欠開を持つ区画棚、(5)は整流板付きの区画棚、(6)は空気加熱乾燥部、(7)は加熱送風装置、(8)は乾燥消臭剤充填装置である。
【0013】
この考案に係る乾燥機能付き靴箱(1)の靴収納装置(2)は、方形の形状でその前面が開口された中空の靴収納装置(2)である。
この靴収納装置(2)は、後部に空気通風用欠開を持つ区画棚(3)と前部に空気通風用欠開を持つ区画棚(4)とを交互に載置し、靴(S)収納部とされる。
この第一実施例では図示する如く、4段の靴収納装置(2)とされているが、特に段数については限定されず、その間隔も図示する如く等間隔でもよいし、長靴を収納する場合には大きい収納部を形成してもよい。
【0014】
この靴収納装置(2)の扉(9)は、図2の如く一枚もので一部透明な扉でもよく、図1の如く2枚に分割された扉(9)であってもよい。
2枚に分割された扉(9)は、靴収納装置(6)内の雰囲気が扉(9)の開閉により乱される影響が少ないので望ましい。
図4示の如く、空気加熱乾燥部(7)と靴収納装置(2)は、隔壁(10)で気密に分離されている。
図3示の如く、空気加熱乾燥部(6)の加熱送風装置(7)系と乾燥消臭剤充填装置(8)系の間も隔壁(10)で気密に分離されている。
【0015】
靴収納装置(2)は、図3示の如く、上部に空気送りだし口(11)が設けられ、靴収納装置(2)内へ加熱空気(A)を図4及び図5の如く送りだす。
図6で示す如く、空気送りだし口(11)から送りだされた加熱空気(A)は区画棚(3)の欠開部(3A)又は区画棚(4)の欠開部(4A)と靴収納装置(2)の壁との間隙を通路として、靴収納装置(2)の上部から底部へ向かって加熱空気が蛇行して通り、その経路において収納されている靴(S)に万便なく当接し、靴収納装置(2)の下部の隔壁(10)に設けられた回収口(12)から回収する。
この考案の乾燥機能付き靴箱において靴収納装置(2)内は、春、夏、秋、冬の気温、温度の状況により加温の高低切り換え及び送風切り換え装置で適当な温度の選択が可能である。
靴収納装置(2)から回収された湿気を含んだ空気は、空気加熱乾燥部(7)
後部に設けられた乾燥剤(D)を充填した乾燥消臭装置(8)を介して外部へ放出される。
靴(S)の乾燥と同時にあるいは乾燥が終了した後は、室内の湿気も取り去るので梅雨時など多湿時には好ましい。
【0016】
図7及び図8は、この考案に係る第二実施例を記載したもので、区画棚(5)
の前又は後のいずれかに空気整流板(13)が一体的に設けられ、この区画棚(5)が靴収納装置(2)内に設けられている。
この第二実施例では、加熱空気(A)が靴足部(SA)に向かい、その後空気整流板(13)を経て下方へ移動してその経路において収納されている靴(S)
に万便なく順次当接し、靴収納装置(2)の隔壁(10)下部に設けられた回収口(12)から回収される。
【0017】
この考案における第一実施例、第二実施例において、靴箱(1)の乾燥消臭装置(8)に乾燥剤(D)とともに殺菌剤、除菌剤をを充填してもよい。
靴(S)の乾燥と同時にあるいは乾燥が終了した後は、室内の湿気も取り去るとともに雰囲気の殺菌、除菌ができるので望ましい。
このような構成からなる乾燥機能付き靴箱(1)では、開口(14)から空気を室内から吸い込み実線の矢印Aで示す如く、加熱送風装置(7)で加熱送風し、靴収納装置(2)内を循環して靴(S)の湿気を除き、この湿気を含む空気を回収口(12)から乾燥消臭剤充填装置(8)系へ導き、乾燥して場合に応じて除菌して、排出口(15)から外部へ排出する。
【0018】
この考案における第一実施例において、後前部に通風用の欠開を持つ区画棚(3)、前部に通風用の欠開を持つ区画棚(4)の欠開形状としては全体が欠開していても、部分的に欠開していてもよい。
加熱送風装置(7)は、タイマースイッチ(T)により制御されて作動させてもよく、手動で操作されてもよい。
【0019】
次に、このような構成からなる乾燥機能付き靴箱(1)の使用方法について説明する。
この乾燥機能付き靴箱(1)は図6示の如く、通常の靴箱として使用すればよく、靴収納装置(2)の前面の扉(9)から革靴、運動靴、ゴルフシューズ(S)を収納し湿潤状態で菌等が繁殖し易く不衛生な靴が、前記説明した如く、タイマー等で必要時間作動させれば、加熱送風装置(7)と乾燥消臭装置(8)の機能により、翌日再び革靴、運動靴、ゴルフシューズ、が使用されるまでの間に乾燥される。
【0020】
【考案の効果】
以上詳述した如く、この請求項1記載の考案は、少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は交互にそれぞれ前又は後が欠開されて空気流通路とされて靴収納装置内を加熱空気が蛇行して通り、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気及び臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱に関し、又請求項2記載の考案は少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は前又は後のいずれかに空気整流板が設けられ靴収納装置内で加熱空気が靴足部に向かい、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気及び臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱であるから、次の効果を奏する。
即ち、靴箱で有るとともに革靴、運動靴、ゴルフシューズ、ゴルフ靴等を保管、収納し、その素材を傷めることのない温度で簡便且つ確実に乾燥させることができる乾燥機能付き靴箱となる効果を奏する。
区画棚にて並列されても加熱空気流が充分に靴箱内を循環し側部部の空気加熱乾燥部を介して強制的に対流されるため、乾燥、除湿がより効果的に行われ、どの靴収納装置内に収納されている被収納物でも略同じ速度で乾燥させることができ、同時に複数のものを乾燥することができるとともに、被乾燥物の素材を傷めることがなくという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施例に係る乾燥機能付き靴箱を示す外観説明図である。
【図2】この考案の他の実施例に係る乾燥機能付き靴箱を示す外観説明図である。
【図3】図5のIII −III 線断面図である。
【図4】図5のIVーIV線断面図である。
【図5】図4のVーV線断面図である。
【図6】図4のVIーVI線断面図である。
【図7】この考案の第二実施例に係る乾燥機能付き靴箱を示す断面説明図である。
【図8】図7で示した整流板付き棚板の外観図である。
【図9】従来例の断面説明図である。
【図10】他の従来例の断面説明図である。
【図11】更なる他の従来例の断面説明図である。
【符号の説明】
(1)─ 乾燥機能付き靴箱
(2)─ 靴収納装置
(3)─ 後部に通風用の欠開を持つ区画棚
(4)─ 前部に通風用の欠開を持つ区画棚
(3A)(4A)─ 欠開部
(5)─ 整流板付きの区画棚
(6)─ 空気加熱乾燥部
(7)─ 加熱送風装置
(8)─ 乾燥消臭剤充填装置
(9) ─ 扉
(10) ─ 隔壁
(11) ─ 空気送りだし口
(12) ─ 回収口
(13) ─ 整流板
(S)─ 靴
(A)─ 加熱空気
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は交互にそれぞれ前又は後が欠開されて空気流通路とされて靴収納装置内を加熱空気が蛇行して通り、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気や臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱。
【請求項2】 少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は前又は後のいずれかに空気整流板が設けられ靴収納装置内で加熱空気が靴足部に向かい、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気や臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介してを介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱。
【請求項1】 少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は交互にそれぞれ前又は後が欠開されて空気流通路とされて靴収納装置内を加熱空気が蛇行して通り、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気や臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱。
【請求項2】 少なくとも前面が開口された中空の靴収納装置とこの靴収納装置の側部に空気加熱乾燥部が隔壁を介して一体化して設けられてなり、この靴収納装置は前面に開閉自在の扉が設けられるとともに区画棚で複数段に並列して区画され、この区画棚は前又は後のいずれかに空気整流板が設けられ靴収納装置内で加熱空気が靴足部に向かい、空気加熱乾燥部は空気採り入れ口から外部空気を採り入れこの空気が近接して設けられた送風ファンと加熱部とに送られ空気送りだし口から靴収納装置の上部に送り出され、靴収納装置から回収された湿気や臭いを含んだ空気は乾燥消臭装置を介してを介して空気加熱乾燥部から外部へ放出してなることを特徴とする乾燥機能付き靴箱。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図9】
【登録番号】第3031234号
【登録日】平成8年(1996)9月4日
【発行日】平成8年(1996)11月22日
【考案の名称】乾燥機能付き靴箱
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平8−2221
【出願日】平成8年(1996)2月29日
【出願人】(390016953)株式会社海産物のきむらや (9)
【登録日】平成8年(1996)9月4日
【発行日】平成8年(1996)11月22日
【考案の名称】乾燥機能付き靴箱
【国際特許分類】
【出願番号】実願平8−2221
【出願日】平成8年(1996)2月29日
【出願人】(390016953)株式会社海産物のきむらや (9)
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