説明

二開口式哺乳瓶

【課題】二開口式哺乳瓶の提供。
【解決手段】この二開口式哺乳瓶は、哺乳瓶の瓶本体底部にネジ山を具えた下開口があり、該下開口のネジ山に中孔を具えた底蓋が螺合され、該底蓋内にパッキンシートが取り付けられ、該パッキンシートに逆止め弁が設けられ、該逆止め弁は一端に中空孔を具えもう一端が閉口の柱状体とされ、該逆止め弁の上段両側に互いに対応する平面部が形成され、該逆止め弁のこれら平面部間に切開線が設けられて、逆止め弁の中空孔と連通し、これにより一組の弾性開閉する弁片が形成される。哺乳瓶に液体が収容される時、液体の圧力により逆止め弁のこれら弁片の二つの平面部に対する押圧作用が形成され、さらに弁片と逆止め弁は弾性材料で形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の哺乳瓶に係り、特に吸い出しと洗浄が容易である二開口式哺乳瓶に関する。
【背景技術】
【0002】
周知の哺乳瓶の構造について、図13及び図14を参照されたい。ニップル(62)は前端の吸い口(64)と瓶本体(6)の上端開口端に螺合される留め輪(61)により瓶本体(6)開口端に圧接されるフランジ(63)とを包含する。該ニップル(62)の該吸い口(64)上端に、液体を流出させるスリット(641)が設けられ、該フランジ(63)に少なくとも一つの気孔(631)が設けられ、且つ各気孔(631)に導気溝(632)が対応する。現在市販されているニップル(62)は、それに設置される気孔により二種類があり、第1種のニップル(62)は気孔(631)が出荷前に形成され、第2種のニップル(62)は気孔(631)が出荷前に未開とされ、使用者が必要に応じて尖った物で突いて形成し、瓶本体(6)に外部の空気を進入させられるようにし、これにより吸い出しを順調とする。並びにニップル(62)において吸い口(64)とフランジ(63)の間の位置の周縁に嵌め溝(621)が形成され、留め輪(61)の中孔孔縁が嵌め込まれて位置決めされる。
【0003】
上述のニップルは使用時に、該留め輪(61)で瓶本体(6)の開口に螺合され、吸い口(64)より液体が吸い出される時、瓶本体(6)外部の空気が導気溝(632)より気孔(631)に進入し、外界の空気を瓶本体(6)内に導入して対流を形成し、順調に液体を吸い出させる。吸い口(64)が吸われない時、弾性を有する気孔(631)が弾性閉合し、液体を気孔(631)より溢出させない。
【0004】
しかしこのような気孔(631)は設計理論上、液体の外洩れを防止できるが、気孔(631)はフランジ(63)の材質弾性により自然に閉じられるため、その緊密性は不良であり、且つ使用者が自分で突いて形成するタイプの場合は、気孔(631)の直径を制御できず、また、乳児の吸い口(64)に吸いつく力は異なるため、気孔(631)の直径が大きすぎると瓶本体(6)中の液体が気孔(631)より少量溢出し、或いは、気孔(631)の直径が小さすぎると、吸い出しが困難となり、且つ周知の瓶本体(6)には一つの開口しか設けられておらず、洗浄時にはたとえ専用洗剤を使用しても、瓶本体(6)内の死角をこすり洗うのが容易でなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主要な目的は、哺乳瓶が立てられる時、液体の逆止め弁からの染み出しが防止され、哺乳瓶が倒立傾斜され哺乳される時、逆止め弁は瓶体内の液体の圧力作用を受けず、ニップルが吸引されて瓶体の内外の空気圧力が不平衡となる時、哺乳瓶外部の空気が瓶体内に進入し、哺乳瓶の内外の気圧を平衡とし、瓶体内の液体を順調にニップルより吸い出せる哺乳瓶を提供することにある。
【0006】
本発明の次の目的は、哺乳瓶の洗浄時に留め輪と底蓋を取り外して、上開口と下開口より瓶本体を死角なく容易に洗浄できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、哺乳瓶の瓶本体底部にネジ山を具えた下開口を設け、該下開口のネジ山に中孔を具えた底蓋を螺合し、該底蓋内に逆止め弁を具えたパッキンシートを取り付け、該逆止め弁は一端に中空孔を具えもう一端が閉口の柱状体とし、該逆止め弁の上段両側に互いに対応する平面部を形成し、該逆止め弁のこれら平面部間に切開線を設けて、逆止め弁の中空孔と連通させ、これにより一組の弾性開閉する弁片を形成し、哺乳瓶に液体を収容した時、液体の圧力により逆止め弁のこれら弁片の二つの平面部に対して押圧作用を形成し、さらに該逆止め弁を弾性材料で形成し、これにより哺乳瓶が立てられる時に、液体の逆止め弁からの染み出しを防止し、哺乳瓶が倒立傾斜される哺乳時に、逆止め弁は瓶本体内の液体の圧力作用を受けず、ニップルが吸引され瓶本体の内外の空気圧力が不平衡となる時、哺乳瓶外部の空気が瓶本体内に進入し、哺乳瓶の内外の気圧を平衡とし、瓶本体内の液体を順調にニップルより吸い出させる。
【0008】
本発明はまた、哺乳瓶の瓶本体の底部に下開口を設けて底蓋を螺合し、瓶本体を洗浄する時に、留め輪と底蓋を取り外して、上開口と下開口より瓶本体を死角なく容易に洗浄できるようにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、哺乳瓶が立てられる時、液体の逆止め弁からの染み出しが防止され、哺乳瓶が倒立傾斜され哺乳される時、逆止め弁は瓶本体内の液体の圧力作用を受けず、ニップルが吸引されて瓶本体の内外の空気圧力が不平衡となる時、哺乳瓶外部の空気が瓶本体内に進入し、哺乳瓶の内外の気圧を平衡とし、瓶本体内の液体を順調にニップルより吸い出させる。
【0010】
本発明はまた、洗浄時に留め輪と底蓋を取り外して、上開口と下開口より瓶本体を死角なく容易に洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1実施例の立体分解図である。
【図2】図1の実施例の哺乳瓶を立てて置いた未使用時の局部断面図である。
【図3】図1の実施例の哺乳瓶を倒立傾斜させ使用する時の断面図である。
【図4】本発明のパッキンシートに複数の逆止め弁を設けた実施例図である。
【図5】本発明のパッキンシートと逆止め弁を別々の部品とし相互に組み合わせた第2実施例の局部断面図である。
【図6】本発明哺乳瓶の瓶本体の下開口に底蓋でシールパッキンを組み合わせた第3実施例の立体分解図である。
【図7】本発明第4実施例の未使用時の局部断面図である。
【図8】図7の使用時の局部断面図である。
【図9】本発明第5実施例の未使用時の局部断面図である。
【図10】図9の使用時の局部断面図である。
【図11】本発明哺乳瓶の瓶本体底部の下開口に底蓋でニップルを組み合わせて通気弁とした第6実施例の立体分解図である。
【図12】図11の断面図である。
【図13】周知の哺乳瓶未使用時の断面図である。
【図14】周知の哺乳瓶使用時の局部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1、図2及び図3に示されるように、本発明の二開口式哺乳瓶は、哺乳瓶(1)の瓶本体の上方の上開口(11)に留め輪(111)でニップル(112)が組み合わされ、瓶本体の底部にはネジ山を具えた下開口(12)が設けられて、中孔(122)を具えた底蓋(121)が螺合され、該底蓋(121)内に、パッキンシート(123)が組み合わされる。該パッキンシート(123)には一つ以上の逆止め弁(124)が設けられ(図4のとおり)、該逆止め弁(124)は一端に中空孔(125)を具え、もう一端は閉口状態の柱状体とされ、該逆止め弁(124)の上部両側に互いに対応する平面部(1281)が形成され、並びに該逆止め弁(124)の二つの対応する平面部(1281)の間に切開線(127)が設けられ、該切開線(127)が開放される時、逆止め弁(124)の中空孔(125)と連通し、これにより、一組の、弾性開閉する弁片(128)が形成される。哺乳瓶(1)内にミルク、水等の飲用の液体(2)が収容されている時、液体(2)の圧力により、逆止め弁(124)のこれら一組の弁片(128)の二つの平面部(1281)が押圧の作用力を形成し、さらに、パッキンシート(123)と逆止め弁(124)はゴム或いはシリコーン樹脂等の弾性材料で形成されて材料弾性を有するため、哺乳瓶(1)が立てて置かれる時或いは哺乳瓶(1)内の液体に覆われる時、有効に、液体(2)の逆止め弁(124)からの洩れだしが防止される。乳児に哺乳する時、哺乳瓶(1)が倒立傾斜させられて哺乳開始すると、逆止め弁(124)が瓶体内の液体(2)の圧力作用を受けなくなり、ニップル(112)が吸引されることで哺乳瓶の内外の圧力が不平衡となると、哺乳瓶(1)外部の空気が逆止め弁(124)外側端の中空孔(125)より進入し、並びに弾性を有する二つの弁片(128)を押し開いて切開線(127)に開口を形成させ、外部空気がこれにより哺乳瓶内に進入し、哺乳瓶(1)の内外の気圧を平衡とし、これにより哺乳瓶内の液体を順調にニップル(112)より吸い出させる。且つ本発明は哺乳瓶(1)の瓶本体底部に下開口(12)が設けられ、哺乳瓶を洗う時に留め輪(111)と底蓋(121)を取り外して上開口(11)と下開口(12)より瓶本体を洗浄でき、これにより死角なく洗浄でき、且つ容易に洗浄できるようにする目的を達成する。
【0013】
図5は本発明の第2実施例を示す。そのうち、逆止め弁(124)はパッキンシート(123)に一体成形方式で形成されるほか、パッキンシート(123)と独立した逆止め弁(124)が相互に組み合わされ得る。その組み合わせ方式は、パッキンシート(123)に環状凹溝(1232)を具えた中孔(1231)が形成され、並びに逆止め弁(124)外周に該環状凹溝(1232)と組み合わされるフランジ(126)が形成され、こうして組み合わせ位置決めの目的を達成する。
【0014】
図6は本発明の第3実施例を示す。そのうち、哺乳瓶(1)の瓶本体底部の下開口(12)に底蓋(121)が螺合されることでシールパッキン(3)が固定され、洗浄時に留め輪(111)と底蓋(121)を取り外し、上開口(11)と下開口(12)より瓶本体を簡単に洗浄できるようにする目的を達成する。
【0015】
さらに、図7及び図8は本発明の第4実施例を示す。そのうち、逆止め弁(4)は中空管体(41)を具え、該中空管体(41)の底端出口(43)に、外径内縮の半球状部(42)が形成され、該中空管体(41)内に摺動可能にビーズ(44)が設置され、平時には該ビーズ(44)は自身及び哺乳瓶(1)内の液体(2)の重さにより中空管体(41)底端の半球状部(42)位置に落ち、底端出口(43)を塞ぎ、哺乳瓶(1)内の液体を漏出させない。哺乳瓶(1)を使用する時に哺乳瓶(1)を倒立傾斜させる時、該ビーズ(44)は中空管体(41)底端の半球状部(42)の位置を離れ、外部空気がこれにより哺乳瓶(1)内に進入し、中空管体(41)上端に、ストッパ(45)が設けられて、ビーズ(44)の脱出を防止する。
【0016】
また、図9及び図10は、本発明の第5実施例を示す。そのうち、逆止め弁(5)は、テーパ状中空管体(51)を具え、該中空管体(51)のテーパ状孔(52)内に摺動可能にテーパ状体(54)が置かれ、平時にはテーパ状体(54)は自身と哺乳瓶(1)内の液体(2)の重みで中空管体(51)の底端位置に落ち、中空管体(51)の底端出口(53)を塞ぎ、哺乳瓶(1)内の液体を漏出させない。哺乳瓶(1)を使用する時に哺乳瓶(1)を倒立傾斜させる時、該テーパ状体(54)は中空管体(51)底端の底端出口(53)の位置を離れ、外部空気がこれにより哺乳瓶(1)内に進入し、中空管体(51)上端に、ストッパ(55)が設けられて、テーパ状体(54)の脱出を防止する。
【0017】
最後に、図11及び図12は、本発明の第6実施例を示す。そのうち、哺乳瓶(1)の瓶本体の上開口(11)部分に、留め輪(111)により第1のニップル(112)が組み合わせられるほか、哺乳瓶(1)の瓶本体底部の下開口(12)に底蓋(121)で第2のニップル(113)が組み合わされ、通気弁として使用される、乳児に哺乳する時、哺乳瓶(1)が倒立傾斜されて乳児が吸うとき、哺乳瓶(1)外部の空気は第2のニップル(113)の通気孔(114)より哺乳瓶内に進入し、哺乳瓶(1)の内外の気圧を平衡とする。
【0018】
前述の底蓋(121)の底部には複数の凸点(1221)が設けられて、哺乳瓶(1)を立てて置くことができる。
総合すると、本発明は有効に外部空気の哺乳瓶内への進入を制御して内外の気圧を平衡とし、吸い出しを容易にし、また、瓶本体の洗浄を死角なく容易にする作用効果を達成する。
【符号の説明】
【0019】
1、6 哺乳瓶 11 上開口
111 留め輪 112、113、62 ニップル
114 通気孔 12 下開口
121 底蓋 122、1231 中孔
1221 凸点 123 パッキンシート
1232 環状凹溝 124、4、5 逆止め弁
125 中空孔 126 フランジ
127 切開線 128 弁片
1281 平面部
3 シールパッキン
41、51 中空管体 42 半球状部
43、53 底端出口 44 ビーズ
45、55 ストッパ
52 テーパ状孔 54 テーパ状体
61 留め輪 621 嵌め溝
63 フランジ 631 気孔
641 スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
二開口式哺乳瓶において、
両端にそれぞれ開口を具えた瓶本体と、
該瓶本体のこれら開口の一方に螺合により取り付けられる留め輪及びニップルと、
中孔を具えて該瓶本体のもう一方の開口に螺合される底蓋と、
該底蓋内に設置されて、該底蓋が該瓶本体の該もう一方の開口に螺合される時に密閉状態を達成させるパッキンシートと、
該パッキンシートに設けられる一つ以上の逆止め弁と、
を包含し、外部空気の該瓶本体内への進入を制御して内外気圧の平衡を形成して哺乳瓶内の液体を吸い出しやすくし、該瓶本体の該留め輪と該底蓋を取り外して二つの該開口より該瓶本体を死角なく洗浄できるようにしたことを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項2】
請求項1記載の二開口式哺乳瓶において、該逆止め弁は一端に中空孔を具えもう一端が閉口の柱状体とされ、該逆止め弁の上段両側に互いに対応する平面部が形成され、該逆止め弁のこれら平面部間に切開線が設けられて該逆止め弁の中空孔と連通し、これにより一組の弾性開閉する弁片を形成し、
哺乳瓶に液体が収容された時、液体の圧力が逆止め弁のこれら弁片の二つの平面部に対して押圧作用を形成し、さらに該逆止め弁がゴム或いはシリコーン樹脂等の弾性材料で形成されて、哺乳瓶が立てられる時或いは哺乳瓶内の液体に該逆止め弁が被覆される時、液体の逆止め弁からの染み出しを防止し、哺乳時に哺乳瓶が倒立傾斜される時に、該逆止め弁は瓶本体内の液体の圧力作用を受けず、ニップルが吸引され瓶本体の内外の空気圧力が不平衡となる時、哺乳瓶外部の空気が瓶本体内に進入し、哺乳瓶の内外の気圧を平衡とし、瓶本体内の液体を順調にニップルより吸い出させることを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項3】
請求項1記載の二開口式哺乳瓶において、該逆止め弁はゴム或いはシリコーン樹脂等の弾性材料で形成されたことを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項4】
請求項1記載の二開口式哺乳瓶において、該逆止め弁は該パッキンシートに一体成形方式で形成されたことを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項5】
請求項1記載の二開口式哺乳瓶において、該逆止め弁と該パッキンシートはそれぞれ独立した部品とされ、該パッキンシートに環状凹溝を具えた中孔が形成され、並びに該逆止め弁外周に該環状凹溝と組み合わされるフランジが形成され、こうして該逆止め弁と該パッキンシートが組み合わされ位置決めされることを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項6】
請求項1記載の二開口式哺乳瓶において、該瓶本体底部の下開口に底蓋が螺合されることでシールパッキンが組み合わされて該下開口を封じたことを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項7】
請求項1記載の二開口式哺乳瓶において、該底蓋の底部に複数の凸点が設けられて該凸点により哺乳瓶を立てて置けることを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項8】
請求項1記載の二開口式哺乳瓶において、該逆止め弁は中空管体を具え、該中空管体の底端出口に、外径内縮の半球状部が形成され、該中空管体内に摺動可能にビーズが設置され、該中空管体上端に該ビーズの脱出を防止するストッパが設けられ、
平時には該ビーズは自身及び哺乳瓶内の液体の重さにより該中空管体底端の半球状部位置に落ちて底端出口を塞ぎ、哺乳瓶内の液体を漏出させず、使用時に哺乳瓶が倒立傾斜されると、該ビーズは中空管体底端の半球状部の位置を離れ、外部空気がこれにより哺乳瓶内に進入することを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項9】
請求項1記載の二開口式哺乳瓶において、該逆止め弁はテーパ状中空管体を具え、該中空管体のテーパ状孔内に摺動可能にテーパ状体が置かれ、該中空管体上端に該テーパ状体の脱出を防止するストッパが設けられ、平時に該テーパ状体は自身と哺乳瓶内の液体の重みで該中空管体の底端位置に落ち、該中空管体の底端出口を塞ぎ、哺乳瓶内の液体を漏出させず、哺乳瓶の使用時に哺乳瓶が倒立傾斜されると、該テーパ状体は該中空管体底端の底端出口の位置を離れ、外部空気がこれにより哺乳瓶内に進入することを特徴とする二開口式哺乳瓶。
【請求項10】
二開口式哺乳瓶において、
両端にそれぞれ開口を具えた瓶本体と、
該瓶本体のこれら開口の一方に螺合により取り付けられる留め輪及びニップルと、
中孔を具えて該瓶本体のもう一方の開口に螺合される底蓋と、
該底蓋が該瓶本体の該もう一方の開口に螺合される時に該底蓋内に組み合わされる第2のニップルと、
を包含し、乳児に哺乳する時、哺乳瓶が倒立傾斜されて乳児が吸うとき、哺乳瓶外部の空気が該第2のニップルの通気孔より哺乳瓶内に進入し、哺乳瓶の内外の気圧を平衡とし、洗浄時には該留め輪と該底蓋を外して両開口より該瓶本体を死角なく洗浄できることを特徴とする二開口式哺乳瓶。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−131052(P2011−131052A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−280365(P2010−280365)
【出願日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【出願人】(501311395)
【Fターム(参考)】