説明

交流支援装置、交流支援方法、及び交流支援プログラム

【課題】イベントにおいて時間を掛けることなく新たな友人関係が効率良く容易に築くことができると共に、有益な人物との緊密な友人関係の構築が期待できるように支援する仕組みを提供する。
【解決手段】本サーバ10は、第1ユーザ端末30に対してイベント開催を案内する通知を送信する。本サーバは、第1ユーザ端末よりイベントに参加する回答を受信し、さらに、第1ユーザ端末よりイベント開催場所に来場したことを告げる情報を受信した場合、第1のユーザの属性情報と同一の属性情報を有し、イベント開催会場で出会える有益な第2のユーザを特定し、この第2のユーザの氏名と属性情報の一部を開示する通知を第1ユーザ端末30に対して送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イベントへの参加勧誘を受けるユーザが利用する交流支援装置、交流支援方法、及び交流支援プログラムに係り、詳しくは、イベントに参加することでユーザ同士の新たな友人関係の構築が効果的に達成されるように支援する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
新たな友人関係を築くきっかけの一つとして、セミナーや交流会、祝賀会、懇親会、等のイベントに参加することが挙げられる。このようなイベントは、本来、参加者同士共通する目的等を有しているから参加するものであり、お互いの目的等が分かれば、自分にとって有益な人物と新たな友人関係を容易に築くことができるものである。また、他の参加者の職業や出身地、趣味と言った属性情報に基づいた素性が分かれば、時間を掛けることなく新たな友人関係を容易に築くことができる。
【0003】
ところが、イベントに参加しても最初から他の参加者の目的や素性等が分かる訳ではないため、雑談等を通して共通する目的や相手の素性等を探り出し、時間をかけて新たな友人関係を築くようにしている。したがって、イベントに参加することは、新たな友人関係を築くきっかけの一つとはなるが、効率良く短時間で初対面の相手と新たな友人関係を築くことはなかなか難しいものである。
【0004】
また、自分にとって有益な人物がイベントに参加することが事前に分かったとしても、実際にイベントに参加しているか否か確認することが難しい。そのため、目的とする人物が急に不参加となった場合、そのことを知らずに、その人物を探し出すために無駄な時間を費やしてしまうことがある。しかも、目的とする人物がイベントに参加していたとしても、初対面である場合、探し出す手掛かりがないと、その人物がどの人なのかイベント開催場所において見分けることは難しい。
したがって、有益な人物と出会え、新たな友人関係を築くことが難しいとの判断から、イベントへの参加を躊躇してしまうことがある。
【0005】
また、イベントに参加し、実際に出会うことで友人関係が築かれたとしても、しばらく会っていなかったり、連絡を取っていなかったりすると、その関係性が薄らいでしまうものである。したがって、イベントで新たな友人関係を築くことができたとしても、継続して友人関係を維持する何らかの手立てがないとその関係を維持することが難しく、その場限りの友人関係に終わってしまうことがある。
【0006】
また、近年においては、インターネット等の通信ネットワーク上に開設されたコミュニティ型のWebサイトを利用して、新たな友人関係を築くようにしたサービスが普及している。このようなサービスは、ソーシャルネットワークサービス(以下、「SNSサービス」と記す。)と称され、事前に生年月日や出身地、出身校(学歴)、仕事(職業)、電子メールアドレス、血液型、趣味、好きなスポーツ、好きな食べ物、といった自らの特徴を表す属性情報の登録を行うことで、新たな友人関係を築くために利用することができる。このようなSNSサービスには、不特定多数のものが誰でも自由に参加できるものの他、事前に属性情報の登録を行って会員となった既存の参加者からの招待がないと利用することができないものもある。
【0007】
また、従来のSNSサービスでは、SNSサービスに参加したり、友人関係を築いたりしていると、公開設定によってSNSサービスへの参加時に登録した属性情報の一部もしくは全部が他の参加者に公開されるものとなっている。この属性情報の公開は、その範囲を広げることで新たな友人関係を築き易くしている。したがって、より多くの細かな属性情報が登録され、公開設定されていれば、互いに共通する属性情報を縁として、新たな友人関係が築き易くなる。
そこで、ユーザ(参加者)の要求に適合した人物を検索し、友人関係を築くようにした手段が幾つか提案されている(たとえば、特許文献1乃至3を参照)。
【0008】
ところが上記特許文献1乃至3に記載された手段では何れも、仮想空間上で築かれる友人関係であるため、実際に出会うことで築かれる友人関係に比して繋がりが弱く、その後の緊密な友人関係の構築を期待することは難しい。
したがって、新たな友人関係を効率良く容易に築くことができると共に、有益な人物との緊密な友人関係の構築が期待できるように支援する手段は、現在のところ提案されていない。
【特許文献1】特開2001−282805号公報
【特許文献2】特開2002−91994号公報
【特許文献3】特開2005−259074号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、イベントにおいて時間を掛けることなく新たな友人関係が効率良く容易に築くことができると共に、有益な人物との緊密な友人関係の構築が期待できるように支援する仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の交流支援装置は、イベントを実施する主催者が利用する主催者端末と、前記イベントへの参加勧誘を受けるユーザが利用するユーザ端末と、に通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記イベントに参加することでユーザ同士の交流が効果的に達成されるように支援する装置であって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなるユーザ自らの特徴を表す属性情報と、当該ユーザへの連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、前記主催者端末より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信し、当該イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有の識別情報(以下、「イベント識別情報」という。)を付与して、イベント識別情報と、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶すると共に、前記第1記憶手段を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、前記イベント開催情報を案内すると共に、当該イベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知を生成し送信するイベント開催案内手段、前記第1の通知の送信に応じ、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベントへの参加可否情報と、を含む第1の回答を受信し、当該第1の回答が、前記イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断し、前記第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、を互いに関連付けて第3記憶手段に記憶するイベント参加第1処理手段、前記イベント参加第1処理手段での第1の回答の受信後、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信し、前記イベント識別情報と前記ユーザ識別情報に基づき前記来場情報を関連付けて前記第3記憶手段に記憶するイベント参加第2処理手段、前記イベント参加第2処理手段でのイベント参加情報の受信後、所定の時期に、前記第3記憶手段を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、当該ユーザを第1のユーザとしてそのユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1のユーザを除いて前記第3記憶手段に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザ識別情報を特定し、引き続き、前記第1記憶手段を参照して、前記第1のユーザのユーザ識別情報に基づき特定した属性情報と、前記検索対象ユーザのユーザ識別情報に基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを前記第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定すると共に、当該第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出し、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末に対して、前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信するイベント参加第3処理手段、を少なくとも有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の交流支援装置は、前記イベント開催案内手段での第1の通知の送信後、所定の時期に、前記第3の記憶手段を参照して記憶されている全てのユーザ識別情報を参加ユーザ識別情報として特定し、引き続き、前記第1記憶手段を参照して、記憶されているユーザ識別情報と前記参加ユーザ識別情報が一致するか否か判断し、その結果、一致する場合は、その属性情報の一部をそれぞれ抽出し、一方、一致しない場合は、その連絡先情報を特定し、さらに、特定した前記連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、イベントに参加するユーザ情報として、抽出した属性情報の一部を開示して前記イベントへの参加を促す第3の通知を生成し送信するイベント再勧誘手段、をさらに有するものとしても良い。
【0012】
また、本発明の交流支援装置は、前記イベント参加第2処理手段が、前記イベント参加第1処理手段での第1の回答の受信後、所定の時期に、前記第3の記憶手段を参照して登録されている全てのユーザ識別情報を特定し、引き続き、前記第1記憶手段を参照して、前記ユーザ識別情報に基づきその連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、イベント開催場所に来場したか否かを問う第4の通知を生成し送信し、当該第4の通知の送信に応じ、前記ユーザ端末より、前記イベント参加情報を受信する、ものとしても良い。
【0013】
また、本発明の交流支援装置は、前記イベント開催案内手段が、前記第1の通知として、前記イベントに参加する目的は何か、前記イベントに参加することで出会える有益なユーザを事前に探し出す有益ユーザの検索を望むか否か、といった回答を求める質問を含んで送信し、前記イベント参加第1処理手段は、前記第1の回答として、前記イベントへの参加目的、前記有益ユーザの検索要求、をさらに含んで受信し、前記参加目的、前記検索要求、を前記ユーザ識別情報と関連付けて前記第3記憶手段にさらに記憶し、前記イベント参加第3処理手段は、前記検索要求を有するユーザを第1のユーザとして、当該第1のユーザごとに参加目的を特定し、引き続き、特定した参加目的に含まれる語をキーワードとして、前記第1記憶手段を参照し、前記検索対象ユーザのユーザ識別情報に基づき特定した属性情報を検索して前記キーワードを含む属性情報を有する検索対象ユーザを第2のユーザとして特定する、ものとしても良い。
【0014】
また、本発明の交流支援装置は、前記イベント識別情報と、前記イベント開催場所における座席又はテーブルの位置を示す位置情報と、を互いに関連付けて記憶する第4記憶手段、前記イベント参加第1処理手段でのイベント参加可情報を含む第1の回答の受信に応じ、前記第4記憶手段を参照して前記第1の回答に含まれるイベント識別情報に基づき位置情報を指定すると共に、当該位置情報に関連付けて前記第1の回答に含まれるユーザ識別情報を前記第4記憶手段に記憶する位置情報管理手段、をさらに有し、前記イベント参加第3処理手段は、第2のユーザの特定後、前記第4記憶手段を参照して前記第2のユーザのユーザ識別情報に基づき位置情報を抽出し、当該位置情報を、前記第2の通知に含めて送信する、ものとしても良い。
【0015】
さらに、本発明の交流支援装置は、前記ユーザが、前記通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用するための登録を行ったユーザであり、前記イベント参加第3処理手段が、特定した第2のユーザのユーザ識別情報を、前記第1のユーザとしたユーザのユーザ識別情報と関連付けて前記第3記憶手段に記憶し、互いに友人関係の登録を望む第1のユーザのユーザ識別情報と、第2のユーザのユーザ識別情報と、を互いに関連付けて記憶する第5記憶手段、前記イベント参加第3処理手段にて前記第2の通知を送信した後、前記第2記憶手段を参照してイベントの開催日時が経過したか否か判断し、前記開催日時が経過した場合、所定の時期に前記第3記憶手段を参照して、当該イベントのイベント識別情報に基づき第1のユーザのユーザ識別情報を特定すると共に、第2のユーザのユーザ識別情報を特定し、引き続き、前記第1記憶手段を参照して前記第1のユーザのユーザ識別情報及び前記第2のユーザのユーザ識別情報に基づきそれぞれの連絡先情報を特定し、さらに、前記第1ユーザ端末に対して、前記イベントに参加していた第2のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第5の通知を生成し送信すると共に、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末に対して、前記イベントに参加していた第1のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第6の通知を生成し送信し、前記第5の通知に応じて前記第1ユーザ端末より、前記第2のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信すると共に、前記第6の通知に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信した場合、前記第1のユーザのユーザ識別情報と、前記第2のユーザのユーザ識別情報と、を互いに関連付けて前記第5記憶手段に記憶するイベント参加第4処理手段、をさらに有するものとしても良い。
【0016】
また、本発明の交流支援装置は、前記ユーザ端末の接続に応じてユーザ識別情報を取得し、前記第5記憶手段を参照して当該ユーザ識別情報を第1のユーザ識別情報又は第2のユーザ識別情報として関連付けて記憶されている第2のユーザ識別情報又は第1のユーザ識別情報を友人関係登録ユーザの識別情報として全て特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して特定した友人関係登録ユーザのユーザ名情報を抽出し、当該ユーザ名情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するように前記ユーザ端末へ送信する友人関係登録ユーザ情報開示手段、をさらに有するものとしても良い。
【0017】
さらに、本発明の交流支援装置は、前記第1記憶手段が、ユーザ識別情報に関連付けて、当該ユーザを視覚的に識別するユーザ画像情報をさらに記憶し、前記友人関係登録ユーザ情報開示手段は、前記友人関係登録ユーザの識別情報を特定した後、前記第1記憶手段を参照し、前記ユーザ名情報に代えて又は前記ユーザ名情報と共に前記ユーザ画像情報を抽出し、当該ユーザ画像情報を友人関係登録ユーザ一覧情報として表示する、ものとしても良い。
【0018】
さらに、本発明の交流支援装置は、前記第5記憶手段が、第1のユーザのユーザ識別情報、及び第2のユーザのユーザ識別情報と互いに関連付けて、友人関係の登録のきっかけとなったイベント名、及びイベント開催場所といったイベント開催情報をさらに記憶し、
前記友人関係登録ユーザ情報開示手段は、前記友人関係登録ユーザの識別情報を全て特定すると共に、当該友人関係登録ユーザの識別情報と互いに関連付けて記憶されているイベント開催情報を抽出し、前記ユーザ名情報及び/又は前記ユーザ画像情報と共に、当該イベント開催情報を友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するように前記ユーザ端末へ送信する、ものとしても良い。
【0019】
また、本発明の交流支援方法は、イベントを実施する主催者が利用する主催者端末と、前記イベントへの参加勧誘を受けるユーザが利用するユーザ端末と、に通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなるユーザ自らの特徴を表す属性情報と、当該ユーザへの連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、前記イベントに参加することでユーザ同士の交流が効果的に達成されるように支援する方法であって、イベント開催案内手段が、前記主催者端末より、少なくともイベント名、イベント開催日時、イベント開催場所、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信するステップ、イベント開催案内手段が、前記イベント案内依頼の受信に応じ、当該イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有の識別情報(以下、「イベント識別情報」という。)を付与して、イベント識別情報と、イベント名と、イベント開催日時と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶するステップ、イベント開催案内手段が、前記第1記憶手段を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、前記イベント開催情報を案内すると共に、当該イベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知を生成し送信するステップ、イベント参加第1処理手段が、前記第1の通知の送信に応じ、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベントへの参加可否情報と、を含む第1の回答を受信するステップ、イベント参加第1処理手段が、前記第1の回答が、前記イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断するステップ、イベント参加第1処理手段が、前記第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、を互いに関連付けて第3記憶手段に記憶するするステップ、イベント参加第2処理手段が、前記イベント参加第1処理手段での第1の回答の受信後、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信するステップ、イベント参加第2処理手段が、前記イベント識別情報と前記ユーザ識別情報に基づき前記来場情報を関連付けて前記第3記憶手段に記憶するステップ、イベント参加第3処理手段が、前記イベント参加第2処理手段でのイベント参加情報の受信後、所定の時期に、前記第3記憶手段を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、当該ユーザを第1のユーザとしてそのユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1のユーザを除いて前記第3記憶手段に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザ識別情報を特定するステップ、イベント参加第3処理手段が、前記第1記憶手段を参照して、前記第1のユーザのユーザ識別情報に基づき特定した属性情報と、前記検索対象ユーザのユーザ識別情報に基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを前記第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定するステップ、イベント参加第3処理手段が、特定した前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出するステップ、イベント参加第3処理手段が、前記第1ユーザが利用する第1ユーザ端末に対して、抽出した前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信するステップ、を少なくとも有していることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の交流支援プログラムは、イベントを実施する主催者が利用する主催者端末と、前記イベントへの参加勧誘を受けるユーザが利用するユーザ端末と、に通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなるユーザ自らの特徴を表す属性情報と、当該ユーザへの連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有し、前記イベントに参加することでユーザ同士の交流が効果的に達成されるように支援することを実行させるためにコンピュータを、前記主催者端末より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信し、当該イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有の識別情報(以下、「イベント識別情報」という。)を付与して、イベント識別情報と、イベント名と、イベント開催場所、イベント開催日時と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶する手段、前記イベント案内依頼の受信に応じ、前記第1記憶手段を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、前記イベント開催情報を案内すると共に、当該イベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知を生成し送信する手段、前記第1の通知の送信に応じ、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベントへの参加可否情報と、を含む第1の回答を受信し、当該第1の回答が、前記イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断する手段、前記判断の結果、前記第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、を互いに関連付けて第3記憶手段に記憶する手段、前記第1の回答の受信後、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信する手段、前記イベント識別情報と前記ユーザ識別情報に基づき前記来場情報を関連付けて前記第3記憶手段に記憶する手段、前記イベント参加情報の受信後、所定の時期に、前記第3記憶手段を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、当該ユーザを第1のユーザとしてそのユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1のユーザを除いて前記第3記憶手段に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザ識別情報を特定する手段、前記第1記憶手段を参照して、前記第1のユーザのユーザ識別情報に基づき特定した属性情報と、前記検索対象ユーザのユーザ識別情報に基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを前記第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する手段、
前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出し、前記第1ユーザが利用する第1ユーザ端末に対して、前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信する手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明の交流支援装置によれば、イベントを実施する主催者より依頼のあったイベント開催情報をユーザに対して案内し、ユーザより、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含む回答を受信し、さらに、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報を含むイベント参加情報を受信した場合、イベントに参加しているユーザの中から互いに属性情報が共通するユーザを探し出す検索を行い、その氏名及び属性情報の一部を開示する通知を送信する。よって、この通知にて開示されたユーザの氏名及び属性情報を手掛かりとして、イベントにおいて出会える有益なユーザを特定することができる。これにより、ユーザに対して、イベントに参加することで友人関係を築くきっかけを与えると共に、イベントで出会ったユーザ同士の効果的な交流が達成されるように支援することができる。
したがって、本発明では、イベントにおいて時間を掛けることなく新たな友人関係が効率良く容易に築くことができると共に、有益な人物との緊密な友人関係の構築が期待できるように支援する仕組みを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る交流支援装置、交流支援方法、及び交流支援プログラムの一例について説明する。
本実施の形態では、セミナーや交流会、祝賀会、懇親会、といったイベントへの参加勧誘を受けるユーザが、イベントに参加することで交流相手情報を取得し、この交流相手情報に基づいて自分にとって有益なユーザと効果的な交流が達成されるように支援する場合を例として説明する。なお、本実施の形態においてユーザは、イベントへの参加勧誘を受ける場合は第1のユーザとなり、この第1のユーザにとって有益な人物として特定された場合は第2のユーザとなる。
【0023】
図1は、本発明に係る交流支援装置(以下、「本サーバ」という)を用いた交流支援システム(以下、「本システム」という。)の実施形態の一例を示すブロック図である。符号10は本サーバを示す。
図1に示すように、本サーバ10は、イベントを実施する主催者が利用する主催者端末20と、イベントへの参加勧誘を受ける第1のユーザがそれぞれ利用する第1ユーザ端末30と、に通信ネットワークNWを介して接続された装置である。また、本サーバ10は、イベントへ参加した第1のユーザにとって有益な第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40と通信ネットワークNWを介してさらに接続された装置である。
【0024】
通信ネットワークNWの例としては、インターネットやLAN(Local Area Network)などのコンピュータ通信網がある。本サーバ10及び、主催者端末20、第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40は、専用線、公衆交換電話網(PSTN)、無線電話網、CATV網、衛星通信網等の通信回線を介して通信ネットワークNWと接続している。
【0025】
主催者端末20、第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40は、共に本サーバ10と情報の送受信が可能な情報処理装置であればよく、たとえば、パーソナルコンピュータをはじめ、データ通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話機などで実現される。
また、主催者端末20、第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、マウスやキーボード又はキーボタン等の入力装置、ディスプレイ等の出力装置、OS(オペレーティング・システム)、WWWブラウザ、等を有する。
なお、図1ではそれぞれ一つずつの主催者端末20、第1ユーザ端末30、第2ユーザ端末40しか通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続されていないが、本サーバ10は、複数の主催者端末20、複数の第1ユーザ端末30、複数の第2ユーザ端末40とそれぞれ接続されているものでも良い。
【0026】
次に、本サーバ10の構成について説明する。
本サーバ10は図2及び図3に示すように、基本的に、ユーザ情報データベース(DB)1と、イベント情報データベース(DB)2と、イベント参加情報データベース(DB)3と、イベント開催案内部11と、イベント参加第1処理部12と、イベント参加第2処理部13と、イベント参加第3処理部14と、を少なくとも有している。また、本サーバ10は、必要に応じて、イベント再勧誘部15を有するものとしても良い。また、本サーバ10は、位置情報データベース(DB)4と、位置情報管理部16と、をさらに有するものとしても良い。また、本サーバ10は、友人関係登録情報データベース(DB)5と、イベント参加第4処理部15と、をさらに有するものとしても良い。また、本サーバ10は、友人関係登録ユーザ情報開示部18をさらに有するものとしても良い。
【0027】
これらの機能ブロックは、本サーバ10が保持するCPU(中央処理装置)やプログラム記憶部等により構成することができる。CPUは、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、本サーバ10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、本サーバ10が使用する各種プログラムを記憶している。
【0028】
なお、本サーバ10では、本発明に係る交流支援プログラム(以下、「本プログラム」という。)を実行することで、以下に説明する交流支援方法(以下、「本方法」という。)を実現する。
また、本プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体(以下、「本記録媒体」という。)を用いれば、図示しないコンピュータを本サーバ10と同様に機能させることができる。すなわち、図示しないコンピュータが、本記録媒体から本プログラムを読み取り、それを実行することで、本方法を実現することができる。
【0029】
ユーザ情報DB1は、ネットワークサービスサイトを利用するための登録を行ったユーザを識別するユーザ識別情報(以下、「ユーザID」という。)と、このユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなるユーザ自らの特徴を表す属性情報と、このユーザへの連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。この属性情報は、たとえば、ユーザの氏名をはじめ、ユーザの出身地や出身校、血液型、趣味、特技、スポーツといった項目に回答する情報をいい、具体的は、出身校という項目に対して「○○大学」又は「○○大学卒業」もしくは「○○大卒」、血液型という項目に対して「O型」、趣味という項目に対して「音楽鑑賞」といったものである。
【0030】
検索のための属性情報は、各項目に対して、それぞれを一つずつ入力する場合があれば、まとめて入力する場合もある。まとめて属性情報を入力する場合は、たとえば、検索のためのキーワードということで、単語を思いつくまま、あるいは「,」や「スペース」で区切って、一つの枠に入力する場合が考えられる。また、HTML画面、たとえば日記とかコミュニティの書き込みを属性情報とし、この画面にあるもの全てを検索してもよい。
【0031】
ユーザへの連絡先情報とは、ユーザ端末への連絡先情報をいい、具体的は、電子メールアドレスを挙げることができる。
なお、本発明では、ユーザが自らの特徴を表す属性情報を登録することによって、ユーザIDが発行・付与されている。
【0032】
また、ユーザ情報DB1は、ユーザIDに関連付けて、このユーザを視覚的に識別するユーザ画像情報をさらに記憶する機能を有している。
【0033】
図4は、ユーザ情報DB1に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図4に示すユーザ情報データベースでは、ユーザIDをインデックスとして、ユーザの氏名や出身地、出身校、血液型、・・といった各属性情報と、連絡先情報と、ユーザ画像情報と、を1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0034】
イベント情報DB2は、イベント開催情報ごとに付与された固有の識別情報(以下、「イベントID」という。)と、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けて記憶する手段である。
【0035】
図5は、イベント情報DB2に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図5に示すイベント情報データベースでは、イベントIDをインデックスとして、イベント名と、開催場所と、開催日時と、を1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0036】
イベント参加情報DB3は、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けて記憶する手段である。
【0037】
また、イベント参加情報DB3は、イベントIDとユーザIDとに基づき、来場情報を関連付けて記憶する機能を有している。
【0038】
また、イベント参加情報DB3は、イベントへの参加目的、有益な人物を探し出す検索要求、をユーザIDと関連付けてさらに記憶する機能を有している。
【0039】
さらに、イベント参加情報DB3は、第2のユーザとしたユーザのユーザ識別情報(以下、「第2のユーザID」という。))を、第1のユーザとしたユーザのユーザ識別情報(以下、「第1のユーザID」という。))と関連付けてさらに記憶する機能を有している。
【0040】
図6は、イベント参加情報DB3に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図6に示すイベント参加情報データベースでは、イベントIDをインデックスとして、第1のユーザIDと、参加目的と、検索要求と、来場情報と、第2のユーザIDと、を1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0041】
位置情報DB4は、イベントIDと、イベント開催場所における座席又はテーブルの位置を示す位置情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。
【0042】
また、位置情報DB4は、位置情報に関連付けてユーザIDを記憶する機能を有している。
【0043】
図7は、位置情報DB4に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図7に示す位置情報データベースでは、イベントIDをインデックスとして、位置情報と、ユーザIDと、を1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0044】
友人関係登録情報DB5は、互いに友人関係の登録を望む第1のユーザIDと、第2のユーザIDと、を互いに関連付けて記憶する手段である。
【0045】
また、友人関係登録情報DB5は、第1のユーザID、及び第2のユーザIDと互いに関連付けて、友人関係の登録のきっかけとなったイベント名、及びイベント開催場所といったイベント開催情報をさらに記憶する機能を有している。
【0046】
図8は、友人関係登録情報DB5に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図8に示す友人関係登録情報データベースでは、第1のユーザIDをインデックスとして、第2のユーザIDと、イベント名と、開催場所と、を1レコードとしてデータベースを構成することを示している。
【0047】
イベント開催案内部11は、主催者端末20より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信し、このイベント案内依頼に含まれるイベント開催情報にイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶すると共に、ユーザ情報DB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各第1ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、イベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知を生成し送信する処理を行なう。なお、このイベント開催情報には、イベントの内容を説明する紹介文を含む。
そして、このイベント開催案内部11にて第1の通知が送信された旨の情報は、イベント参加第1処理部12及びイベント再勧誘部15へそれぞれ送信される。
【0048】
この際、イベント開催案内部11は、たとえば、イベント案内依頼受信部11aと、イベント案内依頼登録部11bと、イベント案内通知生成部11cと、イベント案内通知送信部11dと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、イベント案内依頼受信部11aが、主催者端末20より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信する処理を行なう。
次いで、イベント案内依頼登録部11bが、このイベント案内依頼に含まれるイベント開催情報にイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶する処理を行なう。
引き続き、イベント案内通知生成部11cが、ユーザ情報DB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき第1のユーザに対し、イベント開催情報を案内すると共に、イベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知を生成する処理を行なう。
そして、イベント案内通知送信部11dが、生成した第1の通知を各第1ユーザ端末30に対して送信する処理を行なう。
【0049】
また、イベント開催案内部11は、第1の通知として、イベントに参加する目的は何か、イベントに参加することで出会える有益なユーザを事前に探し出す検索を望むか否か、といった回答を求める質問を含んで各第1ユーザ端末30に対して送信する機能を有している。ここで、イベントに参加する目的とは、たとえば、イベントに参加することでどんな人に出会いたいか?といった問いに対する回答をいい、具体的には、弁護士に会いたいとか、会社社長に会いたい、同郷の人に会いたい、同じ趣味の人に会いたい、といったイベントでの交流を望む人の職業や肩書き、属性等を挙げることができる。
【0050】
したがって、この場合のイベント開催案内部11は、イベント案内通知生成部11cが、ユーザ情報DB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各第1ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、イベントに参加するか否か、イベントに参加する目的は何か、イベントに参加することで出会える有益なユーザを事前に探し出す検索を望むか否か、といった回答を求める質問を含んだ第1の通知を生成する処理を行なう。
そして、イベント案内通知送信部11dが、生成した第1の通知を各第1ユーザ端末30に対して送信する処理を行なう。
【0051】
イベント参加第1処理部12は、第1の通知の送信に応じ、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベントへの参加可否情報と、を含む第1の回答を受信し、この第1の回答が、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断し、第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する処理を行なう。
このイベント参加第1処理部12にて判断された第1のユーザから第1の回答を受信した旨の情報は、イベント参加第2処理部13及び位置情報管理部15へ送信される。
【0052】
この際、イベント参加第1処理部12は、たとえば、イベント案内回答受信部12aと、イベント参加可否判断部12bと、イベント案内回答登録部12cと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、イベント案内回答受信部12aが、第1の通知の送信に応じ、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベントへの参加可否情報と、を含む第1の回答を受信する処理を行なう。
引き続き、イベント参加可否判断部12bが、この第1の回答が、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断する処理を行なう。
そして、イベント案内回答登録部12cが、イベント参加可否判断部12bでの判断の結果、第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する処理を行なう。
【0053】
また、イベント参加第1処理部12は、第1の回答として、イベントへの参加目的、有益ユーザの検索要求、をさらに含んで受信し、参加目的、検索要求、をユーザIDと関連付けてイベント参加情報DB3にさらに記憶する機能を有している。
【0054】
したがって、この場合のイベント参加第1処理部12は、イベント案内回答受信部12aが、第1の通知の送信に応じ、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベントへの参加可否情報と、イベントへの参加目的、有益ユーザの検索要求、を含む第1の回答を受信する処理を行なう。
そして、イベント案内回答登録部12cが、イベント参加可否判断部12bでの判断の結果、第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベントID、ユーザID、参加目的、検索要求、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する処理を行なう。
【0055】
イベント参加第2処理部13は、イベント参加第1処理部12での第1の回答の受信後、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信し、イベントIDとユーザIDに基づき来場情報を関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する処理を行なう。
そして、このイベント参加第2処理部13にて第1の回答が受信された旨の情報は、イベント参加第3処理部14へ送信される。
【0056】
この際、イベント参加第2処理部13は、たとえば、イベント参加情報受信部13dと、イベント参加情報登録部13eと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、イベント参加情報受信部13dが、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信する処理を行なう。
そして、イベント参加情報登録部13eが、受信したイベント参加情報に含まれるイベントIDとユーザIDに基づき来場情報を関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する処理を行なう。
【0057】
また、イベント参加第2処理部13は、イベント参加第1処理部12での第1の回答の受信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照して登録されている全てのユーザIDを特定し、引き続き、ユーザ情報DB1を参照して、ユーザIDに基づきその連絡先情報を特定し、この連絡先情報に基づき各第1ユーザ端末30に対し、イベント開催場所に来場したか否かを問う第4の通知を生成し送信し、この第4の通知の送信に応じ、第1ユーザ端末30より、イベント参加情報を受信する機能を有している。
【0058】
したがって、この場合のイベント参加第2処理部13は、ユーザID特定部13aと、ユーザ連絡先特定部13bと、来場確認通知送信部13cと、をさらに有する。
すなわち、ユーザID特定部13aが、イベント参加第1処理部12での第1の回答の受信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照して登録されている全てのユーザIDを特定する処理を行なう。
引き続き、ユーザ連絡先特定部13bが、ユーザ情報DB1を参照して、ユーザIDに基づきその連絡先情報を特定する処理を行なう。
そして、来場確認通知送信部13cが、この連絡先情報に基づき各第1ユーザ端末30に対し、イベント開催場所に来場したか否かを問う第4の通知を生成し送信する処理を行なう。
その後、イベント参加情報受信部13dが、この第4の通知の送信に応じ、第1ユーザ端末30より、イベント参加情報を受信する処理を行なう。
【0059】
イベント参加第3処理部14は、イベント参加第2処理部13でのイベント参加情報の受信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、このユーザを第1のユーザとしてそのユーザIDを特定すると共に、この第1のユーザを除いてイベント参加情報DB3に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザIDを特定し、引き続き、ユーザ情報DB1を参照して、第1のユーザIDに基づき特定した属性情報と、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定すると共に、この第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出し、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信する処理を行なう。
そして、このイベント参加第3処理部14にて第2の通知が送信された旨の情報は、イベント参加第4処理部17へ送信される。
【0060】
ここで、属性情報が同一とは、たとえば、単語(文字)や数字、記号、図形が一致するものの他、シソーラスを用いて語彙の持つ意味から分類した同義関係、類義関係、広義・狭義関係等にある単語を含む。具体的には、共通の意味をあらわす「マッサージ」と「整体」、共通の機能をあらわす「横笛」と「フルート」、ニーズの合致をあらわす「求人」と「求職」もしくは「募集」、上位概念と下位概念の共通をあらわす「音楽」と「クラッシック」、「楽器」と「バイオリン」といったものを同一とする。
【0061】
また、所定の時期とは、イベントが開催される時間を対象に設定されたものであり、たとえば、イベントへの参加申し込みのあったユーザ全員又は所定の人数より、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報を含むイベント参加情報を受信したときや、イベントの開催時間が経過したとき、イベントの開催中、等を挙げることができる。これにより、ある程度の人数の参加者が集まった時期に検索対象ユーザを特定することができ、第1のユーザにとって有益と思われる第2のユーザの特定を効果的に行うことができる。
【0062】
この際、イベント参加第3処理部14は、たとえば、ユーザID特定部14aと、検索対象ユーザID特定部14cと、有益ユーザ特定部14dと、有益ユーザ情報抽出部14eと、有益ユーザ紹介通知生成・送信部14hと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、ユーザID特定部14aが、イベント参加第2処理部13でのイベント参加情報の受信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、このユーザを第1のユーザとしてそのユーザIDを特定する処理を行なう。
次いで、検索対象ユーザID特定部14cが、この第1のユーザを除いてイベント参加情報DB3に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザIDを特定する処理を行なう。
【0063】
引き続き、有益ユーザ特定部14dが、ユーザ情報DB1を参照して、第1のユーザIDに基づき特定した属性情報と、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する処理を行なう。
さらに、有益ユーザ情報抽出部14eが、特定した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出する処理を行なう。
そして、有益ユーザ紹介通知生成・送信部14hが、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、抽出した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信する処理を行なう。
【0064】
また、イベント参加第3処理部14は、検索要求を有するユーザを第1のユーザとして、この第1のユーザごとに参加目的を特定し、引き続き、特定した参加目的に含まれる語をキーワードとして、ユーザ情報DB1を参照し、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定した属性情報を検索してキーワードを含む属性情報を有する検索対象ユーザを第2のユーザとして特定する機能を有している。
【0065】
したがって、この場合のイベント参加第3処理部14は、イベント参加目的特定部14bをさらに有する。
すなわち、イベント参加目的特定部14bが、ユーザID特定部14aでのユーザIDの特定後、さらに、イベント参加情報DB3を参照し、検索要求を有するユーザを第1のユーザとして、この第1のユーザごとに参加目的を特定する処理を行なう。
引き続き、有益ユーザ特定部14dが、特定した参加目的に含まれる語をキーワードとして、ユーザ情報DB1を参照し、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定した属性情報を検索してキーワードを含む属性情報を有する検索対象ユーザを第2のユーザとして特定する処理を行なう。
【0066】
また、イベント参加第3処理部14は、第2のユーザの特定後、位置情報DB4を参照して第2のユーザのユーザIDに基づき位置情報を抽出し、この位置情報を、第2の通知に含めて送信する機能を有している。ここで、位置情報とは、イベント会場内での第2のユーザの居場所を特定する情報をいい、たとえば、座席番号や、テーブル番号(又は名称)、ブース名、等を挙げることができる。
【0067】
したがって、この場合のイベント参加第3処理部14は、位置情報抽出部14gをさらに有する。
すなわち、位置情報抽出部14gが、有益ユーザ特定部14dでの第2のユーザの特定後、位置情報DB4を参照して第2のユーザのユーザIDに基づき位置情報を抽出する処理を行なう。
そして、有益ユーザ紹介通知生成・送信部14hが、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、位置情報を含む、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信する処理を行なう。
【0068】
さらに、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ特定部14dにて特定した第2のユーザのユーザIDを、第1のユーザのユーザIDと関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する機能を有している。
【0069】
したがって、この場合のイベント参加第3処理部14は、有益ユーザ登録部14fをさらに有する。
すなわち、有益ユーザ登録部14fが、有益ユーザ特定部14dにて特定した第2のユーザのユーザIDを、第1のユーザのユーザIDと関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する処理を行なう。
【0070】
イベント再勧誘手段15は、イベント開催案内部11での第1の通知の送信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照して記憶されている全てのユーザIDを参加ユーザIDとして特定し、引き続き、ユーザ情報DB1を参照して、記憶されているユーザIDと参加ユーザIDが一致するか否か判断し、その結果、一致する場合は、その属性情報の一部をそれぞれ抽出し、一方、一致しない場合は、その連絡先情報を特定し、さらに、特定した連絡先情報に基づき各第1ユーザ端末30に対し、イベントに参加するユーザ情報として、抽出した属性情報の一部を開示してイベントへの参加を促す第3の通知を生成し送信する処理を行なう。ここで、所定の時期とは、イベントが開催される前の時期を対象に設定されたものであり、たとえば、イベントの参加者を募集する締め切り数日前や、イベントの参加人数が定員に満たないとき、又はイベント開催日の前日、等を挙げることができる。これにより、イベントへの参加の再考を促し、参加人数の増員を期待することができる。
【0071】
この際、イベント再勧誘手段15は、たとえば、参加ユーザID特定部15aと、ユーザ適否判断部15bと、属性情報特定部15cと、連絡先情報特定部15dと、イベント再勧誘通知送信部15eと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、参加ユーザID特定部15aが、イベント開催案内部11での第1の通知の送信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照して記憶されている全てのユーザIDを参加ユーザIDとして特定する処理を行なう。
引き続き、ユーザ適否判断部15bが、ユーザ情報DB1を参照して、記憶されているユーザIDと参加ユーザIDが一致するか否か判断する処理を行なう。
その結果、一致する場合は、属性情報特定部15cが、その属性情報の一部をそれぞれ抽出する処理を行ない、一方、一致しない場合は、連絡先情報特定部15dが、その連絡先情報を特定する処理を行なう。
そして、イベント再勧誘通知送信部15eが、特定した連絡先情報に基づき各第1ユーザ端末30に対し、イベントに参加するユーザ情報として、抽出した属性情報の一部を開示してイベントへの参加を促す第3の通知を生成し送信する処理を行なう。
【0072】
位置情報管理部16は、イベント参加第1処理部2でのイベント参加可情報を含む第1の回答の受信に応じ、位置情報DB4を参照して第1の回答に含まれるイベントIDに基づき位置情報を指定すると共に、この位置情報に関連付けて第1の回答に含まれるユーザIDを位置情報DB4に記憶する処理を行なう。
【0073】
この際、位置情報管理部16は、位置情報指定部16aと、位置情報登録部16bと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、位置情報指定部16aが、イベント参加第1処理部2でのイベント参加可情報を含む第1の回答の受信に応じ、位置情報DB4を参照して第1の回答に含まれるイベントIDに基づき位置情報を指定する処理を行なう。
そして、位置情報登録部16bが、この位置情報に関連付けて第1の回答に含まれるユーザIDを位置情報DB4に記憶する処理を行なう。
【0074】
イベント参加第4処理部17は、ユーザが、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用するための登録を行ったユーザである場合、ここで、所定の時期とは、イベントの開催が終了し、イベントにおいて会ったユーザのことを忘れないでいられる時間をいい、たとえば、イベント情報DB2に記憶された開催日時に基づいて特定されたイベントの終了直後や、イベントの開催日翌日、等を挙げることができる。
【0075】
この際、イベント参加第4処理部17は、イベント開催日時経過判断部17aと、イベント参加ユーザ特定部17bと、ユーザ連絡先情報特定部17cと、友人関係登録確認通知生成・送信部17dと、友人関係登録同意回答受信部17eと、友人関係登録部17fと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、イベント開催日時経過判断部17aが、イベント参加第3処理部14にて第2の通知を送信した後、イベント情報DB2を参照してイベントの開催日時が経過したか否か判断する処理を行なう。
次いで、イベント参加ユーザ特定部17bが、イベント開催日時経過判断部17aでの判断の結果、開催日時が経過している場合、所定の時期にイベント参加情報DB3を参照して、このイベントのイベントIDに基づき第1のユーザIDを特定すると共に、第2のユーザIDを特定する処理を行なう。
【0076】
引き続き、ユーザ連絡先情報特定部17cが、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザID及び第2のユーザIDに基づきそれぞれの連絡先情報を特定する処理を行なう。
さらに、友人関係登録確認通知生成・送信部17dが、第1ユーザ端末30に対して、イベントに参加していた第2のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第5の通知を生成し送信すると共に、第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40に対して、同イベントに参加していた第1のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第6の通知を生成し送信する処理を行なう。
【0077】
また、友人関係登録同意回答受信部17eが、第5の通知に応じて第1ユーザ端末30より、第2のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信すると共に、第6の通知に応じて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信する処理を行なう。
そして、友人関係登録部17fが、友人関係登録同意回答受信部17eにて友人関係登録同意回答を受信した場合、第1のユーザIDと、第2のユーザIDと、を互いに関連付けて友人関係登録情報DB5に記憶する処理を行なう。
【0078】
友人関係登録ユーザ情報開示部18は、ユーザ端末30の接続に応じてユーザIDを取得し、友人関係情報DB5を参照して取得したユーザIDを第1のユーザID又は第2のユーザIDとして関連付けて記憶されている第2のユーザID又は第1のユーザIDを友人関係登録ユーザのユーザIDとして全て特定し、さらに、ユーザ情報DB1を参照して特定した友人関係登録ユーザのユーザ名情報を抽出し、このユーザ名情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30へ送信する処理を行なう。
【0079】
この際、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、たとえば、ユーザID取得部18aと、友人関係登録ユーザ特定部18bと、特定ユーザ情報抽出部18cと、登録ユーザ一覧情報生成・送信部18eと、から構成されるものとすることができる。
すなわち、ユーザID取得部18aが、ユーザ端末30の接続に応じてユーザIDを取得する処理を行なう。
次いで、友人関係登録ユーザ特定部18bが、友人関係情報DB5を参照して取得したユーザIDを第1のユーザID又は第2のユーザIDとして関連付けて記憶されている第2のユーザID又は第1のユーザIDを友人関係登録ユーザのユーザIDとして全て特定する処理を行なう。
さらに、特定ユーザ情報抽出部18cが、ユーザ情報DB1を参照して特定した友人関係登録ユーザのユーザ名情報を抽出する処理を行なう。
そして、登録ユーザ一覧情報生成・送信部18eが、このユーザ名情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30へ送信する処理を行なう。
【0080】
また、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、友人関係登録ユーザのユーザIDを特定した後、ユーザ情報DB1を参照し、ユーザ名情報に代えて又はユーザ名情報と共にユーザ画像情報を抽出し、このユーザ画像情報を友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30へ送信する機能を有している。
【0081】
したがって、この場合の友人関係登録ユーザ情報開示部18は、友人関係登録ユーザ特定部18bが友人関係登録ユーザのユーザIDを特定した後、特定ユーザ情報抽出部18cが、ユーザ情報DB1を参照し、ユーザ名情報に代えて又はユーザ名情報と共にユーザ画像情報を抽出する処理を行なう。
そして、登録ユーザ一覧情報生成・送信部18eが、このユーザ画像情報を友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30へ送信する処理を行なう。
【0082】
また、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、友人関係登録ユーザのユーザIDを全て特定すると共に、この友人関係登録ユーザのユーザIDと互いに関連付けて記憶されているイベント開催情報を抽出し、ユーザ名情報及び/又はユーザ画像情報と共に、このイベント開催情報を友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30へ送信する機能を有している。
【0083】
したがって、この場合の友人関係登録ユーザ情報開示部18は、イベント情報抽出部18dをさらに有する。
すなわち、友人関係登録ユーザ特定部18bが、友人関係登録ユーザのユーザIDを全て特定する処理を行なう。
引き続き、イベント情報抽出部18dが、この友人関係登録ユーザのユーザIDと互いに関連付けて記憶されているイベント開催情報を抽出する処理を行なう。
そして、登録ユーザ一覧情報生成・送信部18eが、ユーザ名情報及び/又はユーザ画像情報と共に、このイベント開催情報を友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30へ送信する処理を行なう。
【0084】
次に、本発明の実施の形態に係る本サーバ10を用いた本方法を実施するためのシステムであって、所定のユーザに対しイベントの開催を案内し、ユーザよりイベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含む回答を受信し、さらに、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報を含むイベント参加情報を受信した場合、そのユーザに対して、イベントに参加することで出会える有益なユーザを紹介し、友人関係を築くきっかけを与えることで、ユーザ同士の交流が効果的に達成されるように支援する場合の概要について、図1に基づき説明する。なお、本実施の形態において所定のユーザとは、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトを利用するため、自らの特徴を表す属性情報を登録した者をいう。
【0085】
図1に示すように、まず、主催者端末20が、イベント案内依頼を本サーバ10へ送信する(1.参照)。
本サーバ10は、主催者端末20より送信されたイベント案内依頼を受信する(2.参照)。
次いで、本サーバ10は、イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報をイベント情報DB3に記憶し、イベント参加の可否を問う第1の通知を第1ユーザ端末30へ送信する(3.参照)。
【0086】
第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された第1の通知を受信し、イベント参加に応答する第1の回答を本サーバ10へ送信(返信)する(4.参照)。
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信された第1の回答を受信し、第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベントIDと、第1のユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する(5.参照)。
また、本サーバ10は、第1ユーザ端末30より、来場情報を含むイベント参加情報を受信した場合、イベントIDとユーザIDに基づき来場情報を関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する(6.参照)。
【0087】
引き続き、本サーバ10は、イベント参加情報の受信後、第1のユーザにとって有益な第2のユーザを特定し、第2のユーザの属性情報の一部を第1ユーザ端末30へ送信する(7.参照)。
さらに、本サーバ10は、イベント開催日時の経過後、第2のユーザとの友人関係の登録を確認する第5の通知を第1ユーザ端末30へ送信すると共に、第1のユーザとの友人関係の登録を確認する第6の通知を第2ユーザ端末40へ送信する(8.参照)。
【0088】
第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された第5の通知を受信し、第2のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を本サーバ10へ送信(返信)する(9A.参照)。
また、第2ユーザ端末40は、本サーバ10より送信された第6の通知を受信し、第1のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を本サーバ10へ送信(返信)する(9B.参照)。
そして、本サーバ10は、第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40より、友人関係登録同意回答を共に受信した場合、第1のユーザIDと、第2のユーザIDと、を互いに関連付けて友人関係登録情報DBに記憶する(10.参照)。
【0089】
次に、図2に示した上述した本サーバ10により実行される本方法の一例を図面に基づき説明する。
<第1の実施の形態>
まず、第1の実施の形態として実行される方法の詳細な一例を図9に基づき説明する。図9は、本発明の第1の実施の形態に係る交流支援方法での交流相手情報取得処理の流れを示すシーケンス図である。
本実施の形態は、イベントに参加することで、ユーザ同士の効果的な交流が達成されるように支援する基本的な流れを説明する。
【0090】
まず、本サーバ10は、ユーザIDと、ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなる属性情報と、第1ユーザ端末30又は第2ユーザ端末40への連絡先情報と、を互いに関連付けてユーザ情報DB1に記憶しておく((A)参照)。
【0091】
そして、主催者端末20は、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を本サーバ10へ送信する((10)参照)。
本サーバ10は、イベント案内依頼を受信する((20)参照)。
次いで、本サーバ10は、イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有のイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB3に記憶する((30)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザDB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき第1ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、このイベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知(以下、「イベント案内通知」という。)を生成し送信する((40A)参照)。
【0092】
このイベント案内通知は、たとえば図10に示すような形で表すことが出来る。図10は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された第1の通知であるイベント案内通知画面の一例を示す図である。
このイベント案内通知画面100には、イベント開催のご案内を表示するイベント開催情報表示欄101が設けられている。図10において、イベント開催情報表示欄101には、イベント名として「ABC交流会」、開催日時として「2007年10月2日(火)、18:00〜20:30(開場18:00)」、プログラムとして「あいさつ、公演、・・」、開催場所として「イロハホール3階」が表示されている。
【0093】
また、イベント案内通知画面100には、イベントに参加する旨の回答を行う「参加する」ボタン102と、イベントに参加しない旨の回答を行う「参加しない」ボタン103、及びイベント参加可否回答をおこなったユーザを確認するユーザ氏名入力欄104と、ユーザID入力欄105が表示されている。さらに、イベント案内通知画面100には、イベント案内通知に対する回答を送信するための「送信」ボタン109が表示されている。
【0094】
そして、第1ユーザ端末30は、イベント案内通知を受信し、これに応答する第1の回答(以下、「イベント案内回答」という。)を本サーバ10へ送信する((50A)参照)。
イベント案内回答は、このイベント案内通知に応答することで行うことができる。すなわち、「参加する」ボタン102又は「参加しない」ボタン103の何れかを選択することでイベントへの参加可否が分かり、ユーザ氏名入力欄104とユーザID入力欄105にそれぞれ入力することでユーザを識別することができ、「送信」ボタン109を押してイベント案内通知に応答することで、イベントを識別することができる。
【0095】
また、図10において、「参加する」ボタン102が選択されている。また、ユーザ氏名入力欄104には、イベント案内回答ユーザ氏名として「○○一郎」と入力され、ユーザID入力欄105には、ユーザIDとして「****」が入力されている。
したがって、図10において、「参加する」ボタン102が選択されているので、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報が、第1ユーザ端末30より本サーバ10へ送信される。
【0096】
本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信されたイベント案内回答を受信する((60A)参照)。
次いで、本サーバ10は、イベント案内回答がイベント参加可情報を含むか否か判断する((70)参照)。
引き続き、本サーバ10は、イベント参加可否の判断の結果、イベント案内回答がイベント参加可情報を含む場合、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する((80A)参照)。
【0097】
その後、第1ユーザ端末30は、イベントIDと、ユーザIDと、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を本サーバ10へ送信する((90)参照)。
本サーバ10は、イベント案内回答の受信後、第1ユーザ端末30より送信されたイベント参加情報を受信する((100)参照)。
次いで、本サーバ10は、イベントIDと、ユーザIDと、に関連付けて、イベント参加情報に含まれる来場情報をイベント参加情報DB3に記憶する((110)参照)。
【0098】
また、本サーバ10は、イベント参加情報の受信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、このユーザを第1のユーザとしてそのユーザIDを特定すると共に、第1のユーザを除いてイベント参加情報DB3に記憶されている全てのユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザIDを特定する((120)参照)。
次いで、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して、第1のユーザのユーザIDに基づき特定した属性情報と、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを、第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する((130A)参照)。
【0099】
引き続き、本サーバ10は、この第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出する((140)参照)。
さらに、本サーバ10は、第1ユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知(以下、「第2のユーザ紹介通知」という。)を生成し送信する((150A)参照)。
そして、第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された第2のユーザ紹介通知を受信し、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を表示する((160A)参照)。
【0100】
この第2のユーザ紹介通知は、たとえば図11に示すような形で表すことが出来る。図11は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された第2の通知である第2のユーザ紹介通知画面の一例を示す図である。この第2のユーザ紹介通知画面110には、第1のユーザにとって有益と思われる第2のユーザを紹介する案内文を表示するご紹介ユーザ情報案内表示欄111と、第2のユーザと会うこととなるイベント情報を表示するイベント情報表示欄112と、第2のユーザ氏名を開示するご紹介ユーザ情報表示欄113と、が設けられている。図11において、ご紹介ユーザ情報案内表示欄111には、「○○一郎さん、今回のイベントにおいて、あなたにご紹介したい方をお知らせいたします。」といった案内文が表示され、イベント情報表示欄112には、イベント名として「ABC交流会」、開催日時として「2007年10月2日(火)、18:00〜20:30(開場18:00)」、開催場所として「イロハホール3階」といったイベント情報が表示されている。また、図11において、ご紹介ユーザ情報表示欄113には、BBB法律事務所所長である××太郎さんと、CCC司法書士事務所勤務の△△花子さんを紹介するユーザ情報が表示され、ご紹介ユーザ情報表示欄113は、××太郎さんを紹介するユーザ情報表示欄133aと、△△花子さんを紹介するユーザ情報表示欄133bとから構成されたものとなっている。
【0101】
次に、上述した第1の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図12を参照しながら説明する。図12は、本サーバ10での交流相手情報取得処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図12に示されるように、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼受信部11aにて、主催者端末20より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信したか否か判断する(S11)。
【0102】
その結果、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信した場合(Y)、イベント開催案内部11は、イベント案内依頼登録部11bにて、このイベント案内依頼に含まれるイベント開催情報にイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶する(S12)。
一方、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信していない場合(N)、イベント開催案内部11は、引き続きイベント案内依頼を受信したか否か判断を繰り返し行う(S11)。
【0103】
次いで、イベント開催案内部11は、イベント案内通知生成部11cにて、ユーザ情報DB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、イベントに参加するか否かの回答を求めるイベント案内通知(第1の通知)を生成し、引き続き、イベント案内通知送信部11dにて、生成したイベント案内通知(第1の通知)を各ユーザ端末30に対して送信する(S13)。
【0104】
引き続き、イベント開催案内部11でのイベント案内通知の送信に応じ、イベント参加第1処理部12が、イベント案内回答受信部12aにて、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベントへの参加可否情報と、を含むイベント案内回答(第1の回答)を受信したか否か判断する(S14)。
【0105】
その結果、イベント参加第1処理部12が、イベント案内回答を受信した場合(Y)、イベント参加第1処理部12は、引き続きイベント参加可否判断部12bにて、このイベント案内回答が、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断する(S15)。
一方、イベント参加第1処理部12が、イベント案内回答を受信していない場合(N)、イベント参加第1処理部12は、引き続きイベント案内回答を受信したか否か判断を繰り返し行う(S14)。
【0106】
また、イベント参加第1処理部12が受信したイベント案内回答がイベント参加可情報を含む場合、イベント参加第1処理部12は、イベント案内回答登録部12cにて、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する(S16)。
一方、イベント参加第1処理部12が、受信したイベント案内回答はイベント参加可情報を含まないと判断した場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0107】
また、イベント参加第1処理部12でのイベント案内回答の受信後、イベント参加第2処理部13が、イベント参加情報受信部13dにて、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信したか否か判断する(S17)。
【0108】
その結果、イベント参加第2処理部13が、イベント参加情報を受信した(Y)、イベント参加第1処理部12は、引き続きイベント参加情報登録部13eにて、受信したイベント参加情報に含まれるイベントIDとユーザIDに基づき来場情報を関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する(S18)。
一方、イベント参加第2処理部13が、イベント参加情報を受信していない場合(N)、イベント参加第2処理部13は、引き続きイベント参加情報を受信したか否か判断を繰り返し行う(S17)。
【0109】
また、イベント参加第2処理部13でのイベント参加情報の受信後、イベント参加第3処理部14が、ユーザID特定部14aにて、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、このユーザを第1のユーザとしてそのユーザIDを特定すると共に、検索対象ユーザID特定部14cにて、この第1のユーザを除いてイベント参加情報DB3に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザIDを特定する(S19)。
【0110】
引き続き、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ特定部14dにて、ユーザ情報DB1を参照して、第1のユーザIDに基づき特定した属性情報と、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する(S20)。
さらに、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ情報抽出部14eにて、特定した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出する(S21)。
【0111】
そして、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ紹介通知生成・送信部14hにて、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、抽出した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信する(S22)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0112】
以上のように本実施の形態では、イベントに参加した第1のユーザに対して、イベントに参加しているユーザの中から第2のユーザを紹介する交流相手情報を提供することで、時間を掛けることなく新たな友人関係を築くことができるきっかけを与えるように支援することができる。しかも、第2のユーザは、第1のユーザにとって有益と思われるユーザであることから、ユーザ同士の効果的な交流が達成され、緊密な友人関係の構築が期待できるものとなる。
【0113】
<第2の実施の形態>
また、本発明では、イベントへ参加するユーザの属性情報の一部を通知することで、イベントへの参加を再度勧誘することもできる。すなわち、上述した第1の実施の形態とは、イベント再勧誘通知手段を有する点で異なる。なお、以下に述べる実施の形態では、上述した第1実施の形態での基本的な情報の流れと異なる点を中心にそれぞれ説明する。
以下、その処理についての一例を図13に基づき説明する。
図13は、本発明に係る交流支援方法でのイベント参加再勧誘処理の流れを示すシーケンス図である。
【0114】
まず、主催者端末20が本サーバ10へイベント案内依頼を送信し((10)参照)、本サーバ10が、イベント案内依頼を受信して((20)参照)、イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有のイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶する((30)参照)した後、ユーザDB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき第1ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、このイベントに参加するか否かの回答を求めるイベント案内通知を生成し送信し((40A)参照)、第1ユーザ端末30がイベント案内通知を受信する((50A)参照)処理までは、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0115】
次いで、本サーバ10は、イベント開催案内部11でのイベント案内通知の送信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照して記憶されている全てのユーザIDを参加ユーザIDとして特定する((51)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して、記憶されているユーザIDと参加ユーザIDが一致するか否か判断する((52)参照)。
本サーバ10は、その結果、一致する場合は、その属性情報の一部をそれぞれ抽出し、一方、一致しない場合は、その連絡先情報を特定する((53)参照)。
そして、本サーバ10は、さらに、特定した連絡先情報に基づき第1ユーザ端末30に対し、イベントに参加するユーザ情報として、抽出した属性情報の一部を開示してイベントへの参加を促す第3の通知(以下、「イベント再勧誘通知」という。)を生成し送信する((54)参照)。
【0116】
このイベント再勧誘通知は、たとえば図14に示すような形で表すことが出来る。図14は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された第3の通知であるイベント再勧誘通知画面の一例を示す図である。
このイベント再勧誘通知画面120には、イベントへの参加を再度促すイベント再案内表示欄121と、再案内するイベント情報を表示するイベント情報表示欄122と、既に参加を表明しているユーザの属性情報の一部を開示するイベント参加ユーザ表示欄123が設けられている。図14において、イベント再案内表示欄121には、「今回のイベントには、次の方々が参加されます。まだ、参加のお申込がお済でない方は、お早めにお申込をしてください。」といった案内文が表示され、イベント開催情報表示欄122には、イベント名として「ABC交流会」、開催日時として「2007年10月2日(火)、18:00〜20:30(開場18:00)」、プログラムとして「あいさつ、公演、・・」、開催場所として「イロハホール3階」が表示されている。また、イベント参加ユーザ表示欄123には、弁護士である××太郎さんと、司法書士である△△花子さんを紹介するユーザ情報が表示されている。
【0117】
また、イベント再勧誘通知画面120には、イベントに参加する旨の回答を行う「参加する」ボタン124と、イベントに参加しない旨の回答を行う「参加しない」ボタン125、及びイベント参加可否回答をおこなったユーザを確認するユーザ氏名入力欄126と、ユーザID入力欄127が表示されている。さらに、イベント再勧誘通知画面120には、イベント案内通知に対する回答を送信するための「送信」ボタン129が表示されている。
【0118】
そして、第1ユーザ端末30は、イベント再勧誘通知を受信し、これに応答する第3の回答(以下、「イベント再勧誘回答」という。)を本サーバ10へ送信する((55)参照)。
イベント再勧誘回答は、このイベント再勧誘通知に応答することで行うことができる。すなわち、「参加する」ボタン124又は「参加しない」ボタン125の何れかを選択することでイベントへの参加可否が分かり、ユーザ氏名入力欄126とユーザID入力欄127にそれぞれ入力することでユーザを識別することができ、「送信」ボタン129を押してイベント案内通知に応答することで、イベントを識別することができる。
【0119】
なお、図14において、「参加する」ボタン124が選択されている。また、ユーザ氏名入力欄126には、イベント再勧誘回答ユーザ氏名として「□□一雄」と入力され、ユーザID入力欄127には、ユーザIDとして「****」が入力されている。
したがって、図14において、「参加する」ボタン124が選択されているので、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報が、第1ユーザ端末30より本サーバ10へ送信される。
そして、本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信されたイベント再勧誘回答を受信し((60A)参照)、これ以降の処理は、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0120】
次に、上述した第2の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図15を参照しながら説明する。図15は、本サーバ10でのイベント再勧誘処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図15に示されるように、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼受信部11aにて、主催者端末20より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信したか否か判断する(S11)。
【0121】
その結果、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信した場合(Y)、イベント開催案内部11は、イベント案内依頼登録部11bにて、このイベント案内依頼に含まれるイベント開催情報にイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶する(S12)。
一方、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信していない場合(N)、イベント開催案内部11は、引き続きイベント案内依頼を受信したか否か判断を繰り返し行う(S11)。
【0122】
次いで、イベント開催案内部11は、イベント案内通知生成部11cにて、ユーザ情報DB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、イベントに参加するか否かの回答を求めるイベント案内通知(第1の通知)を生成し、引き続き、イベント案内通知送信部11dにて、生成したイベント案内通知(第1の通知)を各ユーザ端末30に対して送信する(S13)。
【0123】
引き続き、イベント開催案内部11でのイベント案内通知の送信後、イベント再勧誘部15が、参加ユーザID特定部15aにて、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照して記憶されている全てのユーザIDを参加ユーザIDとして特定する(S13B)。
さらに、イベント再勧誘部15が、ユーザ適否判断部15bにて、ユーザ情報DB1を参照して、記憶されているユーザIDと参加ユーザIDが一致するか否か判断する(S13C)。
その結果、イベント再勧誘部15が、ユーザIDと参加ユーザIDが一致すると判断した場合(Y)、イベント再勧誘部15は、属性情報特定部15cにて、その属性情報の一部をそれぞれ抽出する(S13D)。
一方、イベント再勧誘部15が、ユーザIDと参加ユーザIDが一致しないと判断した場合(N)、イベント再勧誘部15は、連絡先情報特定部15dにて、その連絡先情報を特定する(S13E)。
【0124】
さらに、イベント再勧誘部15は、連絡先情報特定部15dにて、属性情報特定部15cが抽出した属性情報の一部をイベントに参加するユーザ情報として開示して、イベントへの参加を促すイベント再勧誘通知(第3の通知)を生成する(S13F)。
そして、イベント再勧誘部15は、イベント再勧誘通知送信部15eにて、連絡先情報特定部15dが特定した連絡先情報に基づき第1ユーザ端末30に対し、連絡先情報特定部15dが生成したイベント再勧誘通知を送信する(S13G)。
これにより、本サーバ10でのイベント再勧誘処理の動作は終了(エンド)し、これ以降の処理は、上述した第1の実施の形態における本サーバ10での動作と同様とする。
【0125】
以上のように本実施の形態では、通知したイベントへの参加可否を表明していないユーザや、イベントへの不参加を表明しているユーザに対し、イベントへ参加することを表明しているユーザの属性情報の一部を通知することで再度イベントへの勧誘を働きかけることができる。したがって、イベントへの参加を促して集客を高めることで、ユーザ同士の効果的な交流が達成されると思われる有益な第2のユーザを紹介する機会を与えるように支援することができる。
【0126】
<第3の実施の形態>
また、本発明では、イベント開催場所に来場したことを確認することで、第1のユーザにとって有益と思われる第2のユーザの紹介を効率良く迅速に行うようにすることもできる。すなわち、上述した第1の実施の形態とは、イベント開催場所への来場確認処理を有する点で異なる。
以下、その処理についての一例を図16に基づき説明する。
図16は、本発明に係る交流支援方法での来場確認処理の流れを示すシーケンス図である。
【0127】
まず、主催者端末20が本サーバ10へイベント案内依頼を送信し((10)参照)、本サーバ10が、イベント案内依頼を受信して((20)参照)、イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有のイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶する((30)参照)。引き続き、本サーバ10は、ユーザDB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき第1ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、このイベントに参加するか否かの回答を求めるイベント案内通知を生成し送信する((40A)参照)。また、第1ユーザ端末30が、イベント案内通知を受信し、これに応答するイベント案内回答を本サーバ10へ送信し((50A)参照)、本サーバ10が、第1ユーザ端末30より送信されたイベント案内回答を受信する((60A)参照)。そして、本サーバ10が、イベント案内回答にイベント参加可情報を含むか否か判断し((70)参照)、イベント参加可否の判断の結果、イベント案内回答がイベント参加可情報を含む場合、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する((80A)参照)処理までは、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0128】
次いで、本サーバ10は、イベント案内回答の受信後、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照して登録されている全てのユーザIDを特定する((81)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して、特定したユーザIDに基づきその連絡先情報を特定する((82)参照)。
そして、本サーバ10は、特定した連絡先情報に基づき第1のユーザ端末30に対し、イベント開催場所に来場したか否かを問う第4の通知(以下、「来場確認通知」という。)を生成し送信する((83)参照)。
【0129】
この来場確認通知は、たとえば図17に示すような形で表すことが出来る。図17は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された第4の通知である来場確認通知画面の一例を示す図である。
この来場確認通知画面130には、イベント開催場所に来場したことを問う来場確認案内表示欄131と、来場の確認を行うイベント情報を表示するイベント情報表示欄132が設けられている。図17において、来場確認案内表示欄131には、「まもなくABC交流会が開催いたします。既に会場にはお越しになられましたか?」といった案内文が表示され、イベント開催情報表示欄132には、イベント名として「ABC交流会」、開催日時として「2007年10月2日(火)、18:00〜20:30(開場18:00)」、プログラムとして「あいさつ、公演、・・」、開催場所として「イロハホール3階」が表示されている。
【0130】
また、来場確認通知画面130には、既にイベント開催場所に来場したこと告げる「来場した」ボタン133と、未だイベント開催場所に到着していないこと告げる「来場していない」ボタン134と、が設けられている。
【0131】
そして、第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された来場確認通知を受信する((84)参照)。
引き続き、第1のユーザ端末30は、イベント開催場所に来場したことを告げるイベント参加情報を本サーバ10へ送信する((90)参照)。
イベント参加情報は、この来場確認通知に応答することで行うことができる。すなわち、「来場した」ボタン133又は「来場していない」ボタン134の何れかを選択することでイベント開催場所への来場有無が分かる。図17において、「来場した」ボタン133を選択したことが示されているので、既にイベント開催場所に来場したこと告げる来場情報を含むイベント参加情報が、第1ユーザ端末30より本サーバ10へ送信される。
【0132】
そして、本サーバ10は、第1ユーザ端末30より送信されたイベント参加情報を受信する((100)参照)、これ以降の処理は、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0133】
次に、上述した第3の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図18を参照しながら説明する。図18は、本サーバ10での来場確認処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図12に示されるように、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信したか否か判断(S11)する処理から、イベント参加第1処理部12が、受信したイベント案内回答(第1の回答)に、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断し(S15)、受信したイベント案内回答にイベント参加可情報を含むと判断した場合、イベント参加第1処理部12は、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶し(S16)、一方、イベント参加第1処理部12が、受信したイベント案内回答にイベント参加可情報は含まないと判断した場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)するまでの処理は、上述した第1の実施の形態における本サーバ10での動作と同様とする。
【0134】
次いで、図18に示されるように、イベント参加第1処理部12での第1の回答の受信後、イベント参加第2処理部13は、ユーザID特定部13aにて、所定の時期になったか否か判断する(S16B)。
その結果、イベント参加第2処理部13が所定の時期になったと判断した場合(Y)、イベント参加第2処理部13は、ユーザID特定部13aにて、イベント参加情報DB3を参照して登録されている全てのユーザIDを特定する(S16C)。
一方、イベント参加第2処理部13が所定の時期になっていないと判断した場合(N)、イベント参加第2処理部13は、引き続き所定の時期になったか否か判断を繰り返し行う(S16B)。
【0135】
引き続き、イベント参加第2処理部13は、ユーザ連絡先特定部13bにて、ユーザ情報DB1を参照して、特定したユーザIDに基づきその連絡先情報を特定する(S16D)。
そして、イベント参加第2処理部13は、来場確認通知送信部13cにて、この連絡先情報に基づき第1ユーザ端末30に対し、イベント開催場所に来場したか否かを問う第4の通知である来場確認通知を生成し送信する(S16E)。
その後、イベント参加第2処理部13は、イベント参加情報受信部13dにて、この来場確認通知の送信に応じ、第1ユーザ端末30より、イベント参加情報を受信したか否か判断(S17)し、これ以降の処理は、上述した第1の実施の形態における本サーバ10での動作と同様とする。
【0136】
以上のように本実施の形態では、イベント開催場所に来場したことを確認し、第1のユーザにとって有益と思われる第2のユーザの紹介を効率良く迅速に行うようにすることができる。したがって、イベントにてユーザ同士の効果的な交流が達成されると思われる有益な第2のユーザと会う機会を多く得ることができるものとなる。
【0137】
<第4の実施の形態>
また、本発明では、イベントに参加するユーザの目的に応じた第2のユーザを特定することもできる。すなわち、上述した第1の実施の形態とは、第2のユーザの特定処理の方法が異なる。
以下、その処理についての一例を図19に基づき説明する。
図19は、本発明に係る交流支援方法での第2のユーザ特定処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、主催者端末20が本サーバ10へイベント案内依頼を送信し((10)参照)、本サーバ10が、イベント案内依頼を受信して((20)参照)、イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有のイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB3に記憶する((30)参照)処理までは、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0138】
引き続き、本サーバ10は、ユーザDB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき第1ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、このイベントに参加するか否かの回答と、このイベントに参加する目的は何か、このイベントに参加することで出会える有益なユーザを事前に探し出す検索を望むか否か、といった回答を求める質問を含んだ第1の通知(以下、「第2のイベント案内通知」という。)を生成し送信する((40B)参照)。
【0139】
この第2のイベント案内通知は、たとえば図20に示すような形で表すことが出来る。図20は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された第1の通知である第2のイベント案内通知画面の一例を示す図である。このイベント案内通知画面140には、イベント開催のご案内を表示するイベント開催情報表示欄101と、イベントに参加する旨の回答を行う「参加する」ボタン102と、イベントに参加しない旨の回答を行う「参加しない」ボタン103が設けられている。図20において、イベント開催情報表示欄101には、イベント名として「ABC交流会」、開催日時として「2007年10月2日(火)、18:00〜20:30(開場18:00)」、プログラムとして「あいさつ、公演、・・」、開催場所として「イロハホール3階」が表示されている。また、図19において、「参加する」ボタン102が選択されている。
【0140】
また、イベント案内通知画面140には、イベントに参加する目的を入力する参加目的入力欄141と、有益ユーザを探し出す検索の実施を行う「希望する」ボタン142と、有益ユーザを探し出す検索の実施を行わない「希望しない」ボタン143と、が設けられている。図20において、参加目的入力欄141には「士業の人に会いたい」が入力され、検索の実施を行う「希望する」ボタン142が選択されている。
【0141】
さらに、イベント案内通知画面140には、イベント参加可否回答をおこなったユーザを確認するユーザ氏名入力欄104と、ユーザID入力欄105が表示されていると共に、イベント案内通知に対する回答を送信するための「送信」ボタン109が設けられている。図20において、イベント案内回答ユーザ氏名として「○○一郎」、ユーザIDとして「****」が入力されている。
【0142】
そして、第1ユーザ端末30は、イベント案内通知を受信し、これに応答する第1の回答(以下、「第2のイベント案内回答」という。)を本サーバ10へ送信する((50B)参照)。
本サーバ10は、第2のイベント案内回答を受信する((60B)参照)。
本サーバ10は、第2のイベント案内回答が、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断する((70)参照)。
次いで、本サーバ10は、イベント参加可否の判断の結果、第2のイベント案内回答がイベント参加可情報を含む場合、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付ると共に、イベントへの参加目的、有益ユーザ(第2のユーザ)の検索要求、をユーザIDと関連付けてイベント参加情報DB4に記憶する((80B)参照)。
【0143】
その後、第1ユーザ端末30が、来場情報を含むイベント参加情報を本サーバ10へ送信し((90)参照)、本サーバ10が、イベント参加情報を受信し((100)参照)する。
次いで、本サーバ10が、イベントIDと、ユーザIDと、に関連付けて来場情報をイベント参加情報DB3に記憶し((110)参照)、さらに、本サーバ10が、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、このユーザを第1のユーザとしてそのユーザIDを特定すると共に、第1のユーザを除いてイベント参加情報DB3に記憶されている全てのユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザIDを特定する((120)参照)処理までは、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0144】
本サーバ10は、検索要求を有するユーザを第1のユーザとして、この第1のユーザごとに参加目的を特定する((121)参照)。
引き続き、本サーバ10は、特定した参加目的に含まれる語をキーワードとして、ユーザ情報DB1を参照し、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定した属性情報を検索してキーワードを含む属性情報を有する検索対象ユーザを、第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する((130B)参照)。
【0145】
その後、本サーバ10は、この第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出し((140)参照)、さらに、本サーバ10は、第1ユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2のユーザ紹介通知を生成し送信し((150A)参照)、第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された第2のユーザ紹介通知を受信し、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を表示する((160A)参照)処理は、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0146】
次に、上述した第4の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図21を参照しながら説明する。図21は、本サーバ10での第2のユーザ特定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図21に示されるように、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼受信部11aにて、主催者端末20より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信したか否か判断する(S31)。
【0147】
その結果、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信した場合(Y)、イベント開催案内部11は、イベント案内依頼登録部11bにて、このイベント案内依頼に含まれるイベント開催情報にイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶する(S32)。
一方、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信していない場合(N)、イベント開催案内部11は、引き続きイベント案内依頼を受信したか否か判断を繰り返し行う(S31)。
【0148】
次いで、イベント開催案内部11は、イベント案内通知生成部11cにて、ユーザ情報DB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、イベントに参加するか否か、イベントに参加する目的は何か、イベントに参加することで出会える有益なユーザを事前に探し出す検索を望むか否か、といった回答を求める質問を含んだイベント案内通知(第1の通知)を生成し、引き続き、イベント案内通知送信部11dにて、生成したイベント案内通知を各ユーザ端末30に対して送信する(S33)。
【0149】
引き続き、イベント開催案内部11でのイベント案内通知の送信に応じ、イベント参加第1処理部12が、イベント案内回答受信部12aにて、ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベントへの参加可否情報と、イベントへの参加目的、有益ユーザの検索要求、を含む第2のイベント案内回答(第1の回答)を受信したか否か判断する(S34)。
【0150】
その結果、イベント参加第1処理部12が、第2のイベント案内回答を受信した場合(Y)、イベント参加第1処理部12は、引き続きイベント参加可否判断部12bにて、この第2のイベント案内回答が、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断する(S35)。
一方、イベント参加第1処理部12が、第2のイベント案内回答を受信していない場合(N)、引き続き第2のイベント案内回答を受信したか否か判断を繰り返し行う(S34)。
【0151】
また、イベント参加第1処理部12が、第2のイベント案内回答にイベント参加可情報が含まれていると判断した場合(Y)、イベント参加第1処理部12は、イベント案内回答登録部12cにて、イベントIDと、ユーザIDと、参加目的、検索要求、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する(S36)。
一方、イベント参加第1処理部12が、第2のイベント案内回答にイベント参加可情報が含まれていないと判断した場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0152】
また、イベント参加第3処理部14が、ユーザID特定部14aにて、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、このユーザを第1のユーザとしてそのユーザIDを特定すると共に、検索対象ユーザID特定部14cにて、この第1のユーザを除いてイベント参加情報DB3に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザIDを特定する(S37)。
次いで、イベント参加第3処理部14は、イベント参加目的特定部14bにて、ユーザID特定部14aでのユーザIDの特定後、さらに、イベント参加情報DB3を参照し、検索要求を有するユーザを第1のユーザとして、この第1のユーザごとに参加目的を特定し、引き続き、有益ユーザ特定部14dにて、特定した参加目的に含まれる語をキーワードとして、ユーザ情報DB1を参照し、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定した属性情報を検索してキーワードを含む属性情報を有する検索対象ユーザを第2のユーザとして特定する(S38)。
【0153】
さらに、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ情報抽出部14eにて、特定した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出する(S39)。
そして、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ紹介通知生成・送信部14hにて、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、抽出した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信する(S40)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0154】
以上のように本実施の形態では、イベントに参加するユーザの目的に応じた第2のユーザを特定することができる。
したがって、ユーザは、望んだ人とイベントにおいて出会える機会を得ることができ、イベントに参加する意義を高めることができる。
【0155】
<第5の実施の形態>
また、本発明では、イベント会場において出会える第2のユーザ(有益なユーザ)の居場所を特定することで、ユーザ同士の交流が効果的に達成されるようにすることもできる。すなわち、上述した第1の実施の形態とは、第2のユーザの居場所を特定する位置情報取得処理を有する点が異なる。
以下、その処理についての一例を図22に基づき説明する。
図22は、本発明に係る交流支援方法での位置情報取得処理の流れを示すシーケンス図である。
【0156】
まず、主催者端末20が本サーバ10へイベント案内依頼を送信し((10)参照)、本サーバ10が、イベント案内依頼を受信して((20)参照)、イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有のイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶する((30)参照)。引き続き、本サーバ10は、ユーザDB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき第1ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、このイベントに参加するか否かの回答を求めるイベント案内通知を生成し送信する((40A)参照)。また、第1ユーザ端末30が、イベント案内通知を受信し、これに応答するイベント案内回答を本サーバ10へ送信し((50A)参照)、本サーバ10が、第1ユーザ端末30より送信されたイベント案内回答を受信する((60A)参照)。そして、本サーバ10が、イベント案内回答にイベント参加可情報を含むか否か判断する((70)参照)処理までは、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0157】
次いで、本サーバ10は、イベント参加可否の判断の結果、イベント案内回答がイベント参加可情報を含む場合、位置情報DB4を参照してイベント案内回答に含まれるイベントIDに基づき位置情報を指定する((71)参照)。
引き続き、本サーバ10は、指定した位置情報に関連付けて、イベント案内回答に含まれるイベントIDを位置情報DB4に記憶する((72)参照)。
さらに、本サーバ10は、イベント案内回答がイベント参加可情報を含む場合、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する((80A)参照)。
【0158】
その後、第1ユーザ端末30が、来場情報を含むイベント参加情報を本サーバ10へ送信し((90)参照)、本サーバ10が、イベント参加情報を受信し((100)参照)する。
次いで、本サーバ10が、イベントIDと、ユーザIDと、に関連付けて来場情報をイベント参加情報DB3に記憶し((110)参照)、さらに、本サーバ10が、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、このユーザを第1のユーザとしてそのユーザIDを特定すると共に、第1のユーザを除いてイベント参加情報DB3に記憶されている全てのユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザIDを特定する((120)参照)処理までは、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0159】
また、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して、第1のユーザのユーザIDに基づき特定した属性情報と、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを、第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する((130A)参照)。
次いで、本サーバ10は、この第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出する((140)参照)。
さらに、本サーバ10は、第2のユーザの特定後、位置情報DB4を参照して第2のユーザのユーザIDに基づき位置情報を抽出する((141)参照)。
【0160】
その後、本サーバ10は、第1ユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示すると共に、第2のユーザの位置情報を含む第2のユーザ紹介通知を生成し送信する((150B)参照)。
そして、第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された第2のユーザ紹介通知を受信し、第2のユーザの氏名と属性情報、及び第2のユーザの位置情報を表示する((160B)参照)。
【0161】
この第2のユーザ紹介通知は、たとえば図23に示すような形で表すことが出来る。図23は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された第2の通知である第2のユーザ(有益ユーザ)紹介通知画面の他の例を示す模式図である。この第2のユーザ紹介通知画面150には、第1のユーザにとって有益と思われる第2のユーザを紹介する案内文を表示するご紹介ユーザ情報案内表示欄111と、第2のユーザと会うこととなるイベント情報を表示するイベント情報表示欄112と、第2のユーザ氏名を開示するご紹介ユーザ情報表示欄113と、第2のユーザの位置情報を表示位置情報示欄151と、が設けられている。図23において、ご紹介ユーザ情報案内表示欄111には、「○○一郎さん、今回のイベントにおいて、あなたにご紹介したい方をお知らせいたします。」といった案内文が表示され、イベント情報表示欄112には、イベント名として「ABC交流会」、開催日時として「2007年10月2日(火)、18:00〜20:30(開場18:00)」、開催場所として「イロハホール3階」といったイベント情報が表示されている。また、図23において、ご紹介ユーザ情報表示欄113には、BBB法律事務所所長である××太郎さんと、CCC司法書士事務所勤務の△△花子さんを紹介するユーザ情報が表示され、ご紹介ユーザ情報表示欄113は、××太郎さんを紹介するユーザ情報表示欄133aと、△△花子さんを紹介するユーザ情報表示欄133bとから構成されたものとなっている。さらに、表示位置情報示欄151には、××太郎さんの居場所を告げる位置情報として8番テーブル、△△花子さんの居場所を告げる位置情報として3番テーブルが表示されている。
【0162】
次に、上述した第5の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図24を参照しながら説明する。図24は、本サーバ10での位置情報取得処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図24に示されるように、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼受信部11aにて、主催者端末20より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信したか否か判断する(S51)。
【0163】
その結果、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信した場合(Y)、イベント開催案内部11は、イベント案内依頼登録部11bにて、このイベント案内依頼に含まれるイベント開催情報にイベントIDを付与して、イベントIDと、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けてイベント情報DB2に記憶する(S52)。
一方、イベント開催案内部11が、イベント案内依頼を受信していない場合(N)、イベント開催案内部11は、引き続きイベント案内依頼を受信したか否か判断を繰り返し行う(S51)。
【0164】
次いで、イベント開催案内部11は、イベント案内通知生成部11cにて、ユーザ情報DB1を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末30に対し、イベント開催情報を案内すると共に、イベントに参加するか否かの回答を求めるイベント案内通知(第1の通知)を生成し、引き続き、イベント案内通知送信部11dにて、生成したイベント案内通知(第1の通知)を各ユーザ端末30に対して送信する(S53)。
【0165】
引き続き、イベント開催案内部11でのイベント案内通知の送信に応じ、イベント参加第1処理部12が、イベント案内回答受信部12aにて、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベントへの参加可否情報と、を含むイベント案内回答(第1の回答)を受信したか否か判断する(S54)。
【0166】
その結果、イベント参加第1処理部12が、イベント案内回答を受信した場合(Y)、イベント参加第1処理部12は、引き続きイベント参加可否判断部12bにて、このイベント案内回答が、イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断する(S55)。
一方、イベント参加第1処理部12が、イベント案内回答を受信していない場合(N)、イベント参加第1処理部12は、引き続きイベント案内回答を受信したか否か判断を繰り返し行う(S54)。
【0167】
また、イベント参加第1処理部12が、受信したイベント案内回答にイベント参加可情報が含まれると判断した場合(Y)、位置情報管理部16が、位置情報指定部16aにて、位置情報DB4を参照して第1の回答に含まれるイベントIDに基づき位置情報を指定する(S56)。
一方、イベント参加第1処理部12が、受信したイベント案内回答にイベント参加可情報が含まれないと判断した場合(N)、そのまま本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
引き続き、位置情報管理部16は、位置情報登録部16bにて、指定した位置情報に関連付けてイベント案内回答に含まれるユーザIDを位置情報DB4に記憶する(S57)。
【0168】
さらに、イベント参加可情報が含まれるイベント案内回答を受信した場合、イベント参加第1処理部12が、イベント案内回答登録部12cにて、イベントIDと、ユーザIDと、を互いに関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する(S58)。
また、イベント参加第2処理部13が、イベント参加情報受信部13dにて、第1ユーザ端末30より、イベントIDと、ユーザIDと、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信したか否か判断する(S59)。
【0169】
その結果、イベント参加第2処理部13が、イベント参加情報を受信した(Y)、イベント参加第1処理部12は、引き続きイベント参加情報登録部13eにて、受信したイベント参加情報に含まれるイベントIDとユーザIDに基づき来場情報を関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する(S60)。
一方、イベント参加第2処理部13が、イベント参加情報を受信していない場合(N)、イベント参加第2処理部13は、引き続きイベント参加情報を受信したか否か判断を繰り返し行う(S59)。
【0170】
また、イベント参加第2処理部13でのイベント参加情報の受信後、イベント参加第3処理部14が、ユーザID特定部14aにて、所定の時期に、イベント参加情報DB3を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、このユーザを第1のユーザとしてそのユーザIDを特定すると共に、検索対象ユーザID特定部14cにて、この第1のユーザを除いてイベント参加情報DB3に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザIDを特定する(S61)。
【0171】
引き続き、イベント参加第3処理部14が、有益ユーザ特定部14dにて、ユーザ情報DB1を参照して、第1のユーザIDに基づき特定した属性情報と、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する(S62)。
さらに、イベント参加第3処理部14が、有益ユーザ情報抽出部14eにて、特定した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出する(S63)。
【0172】
また、イベント参加第3処理部14が、位置情報抽出部14gにて、有益ユーザ特定部14dでの第2のユーザの特定後、位置情報DB4を参照して第2のユーザのユーザIDに基づき位置情報を抽出する(S64)。
そして、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ紹介通知生成・送信部14hにて、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、位置情報を含む、第2のユーザの氏名及び属性情報を開示する第2の通知を生成し送信する(S65)。
これにより、本サーバ10での位置情報取得処理の動作は終了(エンド)する。
【0173】
以上のように本実施の形態では、イベントに参加した第1のユーザに対して、第2のユーザの氏名と属性情報、及びイベント開催場所での第2のユーザの居場所を示す位置情報を通知することで、ユーザ同士の交流が一層効果的に達成されるようにすることができる。
【0174】
<第6の実施の形態>
また、本発明では、イベントに参加することで築かれた友人関係が継続されるように登録することもできる。すなわち、上述した第1の実施の形態とは、ユーザが、通信ネットワークNW上に開設されたネットワークサービスサイトを利用するための登録を行ったユーザであり、イベントで築かれたユーザ同士の新たな友人関係の登録処理を有する点が異なる。
以下、その処理についての一例を図25に基づき説明する。
図25は、本発明に係る交流支援方法での友人関係登録処理の流れを示すシーケンス図である。
【0175】
まず、本サーバ10が、第1のユーザのユーザIDに基づき特定した属性情報と、検索対象ユーザのユーザIDに基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを、第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する((130A)参照)処理までは、上述した第1の実施の形態と同様とする。
次いで、本サーバ10は、特定した第2のユーザIDを、第1のユーザIDと関連付けてイベント参加情報DB3記憶する((131)参照)。
引き続き、本サーバ10は、この第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出する((140)参照)。
【0176】
さらに、本サーバ10は、第1ユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知(以下、「第2のユーザ紹介通知」という。)を生成し送信する((150A)参照)。
そして、第1ユーザ端末30は、本サーバ10より送信された第2のユーザ紹介通知を受信し、第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を表示する((160A)参照)。
【0177】
また、本サーバ10は、第2のユーザ紹介通知を送信した後、イベント情報DB2を参照してイベントの開催日時が経過したか否か判断((170)参照)。
その結果、イベントの開催日時が経過している場合、本サーバ10は、イベント参加情報DB3を参照して、このイベントのイベントIDに基づき第1のユーザIDを特定すると共に、第2のユーザIDを特定する((180)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザID及び第2のユーザIDに基づきそれぞれの連絡先情報を特定する((190)参照)。
さらに、本サーバ10は、第1ユーザ端末30に対して、イベントに参加していた第2のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第5の通知(以下、「友人関係登録確認通知」という。)を生成し送信すると共に、第2ユーザ端末40に対して、イベントに参加していた第1のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第6の通知(以下、「友人関係登録確認通知」という。)を生成し送信する((200)参照)。
【0178】
この第5の通知としての友人関係登録確認通知は、たとえば図26に示すような形で表すことが出来る。図26は、本サーバ10と接続した第1ユーザ端末30のディスプレイに表示された友人関係登録確認通知画面の一例を示す図である。この友人関係登録確認通知画面160には、イベントであった第2のユーザとの友人関係の登録可否を問う友人関係登録案内表示欄161と、第2のユーザと会ったイベント情報を表示するイベント情報表示欄162と、表示された第2のユーザと友人関係の登録を行うことを希望する「登録する」ボタン163と、友人関係の登録を行うことを希望しない「登録しない」ボタン164と、が設けられている。図26において、友人関係登録案内表示欄161には、「今回のイベントにおいてご紹介させていただきました××太郎さん、△△花子さんとはお会いになられましたか?SNSサイトに、××太郎さん、△△花子さんとの友人関係をご登録されますか?」といった案内文が表示され、イベント情報表示欄162には、イベント名として「ABC交流会」、開催日時として「2007年10月2日(火)、18:00〜20:30(開場18:00)」、開催場所として「イロハホール3階」といったイベント情報が表示されている。また、図26において、「登録する」ボタン163は、××太郎さんに対する「登録する」ボタン163aと、△△花子さんに対する「登録する」ボタン163bとから構成され、一方、「登録しない」ボタン164は、××太郎さんに対する「登録しない」ボタン164aと、△△花子さんに対する「登録しない」ボタン164bとから構成されたものとなっている。図26において、××太郎さんに対する「登録する」ボタン163aと、△△花子さんに対する「登録する」ボタン163bが選択されている。
【0179】
また、友人関係登録確認通知画面160には、第2のユーザとの友人関係の登録回答をおこなったユーザを確認するユーザ氏名入力欄165と、ユーザID入力欄166が表示されている。さらに、友人関係登録確認通知画面160には、友人関係登録確認通知に対する回答を送信するための「送信」ボタン169が表示されている。図26において、ユーザ氏名入力欄165には、第2のユーザとの友人関係の登録回答ユーザ氏名として「○○一郎」、ユーザID入力欄166には、ユーザIDとして「****」が入力されている。
【0180】
第1ユーザ端末30は、友人関係登録確認通知を受信し、これに応答する第2のユーザと友人関係の登録をすることを望む友人関係登録同意回答を本サーバ10へ送信する((210A)参照)。
【0181】
一方、第6の通知としての友人関係登録確認通知は、たとえば図27に示すような形で表すことが出来る。図27は、本サーバ10と接続した第2ユーザ端末40のディスプレイに表示された友人関係登録確認通知画面の一例を示す図である。この友人関係登録確認通知画面170には、イベントであった第1のユーザとの友人関係の登録可否を問う友人関係登録案内表示欄171と、第1のユーザと会ったイベント情報を表示するイベント情報表示欄172と、表示された第1のユーザと友人関係の登録を行うことを希望する「登録する」ボタン173と、友人関係の登録を行うことを希望しない「登録しない」ボタン174と、が設けられている。図27において、友人関係登録案内表示欄171には、「今回のイベントにおいてご紹介させていただきました○○一郎さんとはお会いになられましたか?SNSサイトに、○○一郎さんとの友人関係をご登録されますか?」といった案内文が表示され、イベント情報表示欄172には、イベント名として「ABC交流会」、開催日時として「2007年10月2日(火)、18:00〜20:30(開場18:00)」、開催場所として「イロハホール3階」といったイベント情報が表示されている。図27において、○○一郎さんとの友人関係の登録を希望する「登録する」ボタン173が選択されている。
【0182】
また、友人関係登録確認通知画面170には、第1のユーザとの友人関係の登録回答をおこなったユーザを確認するユーザ氏名入力欄175と、ユーザID入力欄176が表示されている。さらに、友人関係登録確認通知画面170には、友人関係登録確認通知に対する回答を送信するための「送信」ボタン179が表示されている。図27において、ユーザ氏名入力欄175には、第1のユーザとの友人関係の登録回答ユーザ氏名として「××太郎」、ユーザID入力欄176には、ユーザIDとして「****」が入力されている。
【0183】
第2ユーザ端末40は、友人関係登録確認通知を受信し、これに応答する第1のユーザと友人関係の登録をすることを望む友人関係登録同意回答を本サーバ10へ送信する((210B)参照)。
【0184】
本サーバ10は、友人関係登録確認通知の送信に応じて、第1ユーザ端末30より、第2のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信すると共に、第2ユーザ端末40より、第1のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信する((220)参照)。
そして、本サーバ10は、第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40の双方より友人関係登録同意回答を受信した場合、第1のユーザIDと、第2のユーザIDと、を互いに関連付けて友人関係登録情報DB2に記憶する((230)参照)。
【0185】
次に、上述した第6の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図28を参照しながら説明する。図28は、本サーバ10での友人関係登録処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図12に示されるように、イベント参加第3処理部14が、第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する(S71)までの処理は、上述した第1の実施の形態における本サーバ10での動作と同様とする。
【0186】
次いで、図28に示されるように、イベント参加第3処理部14が、有益ユーザ登録部14fにて、有益ユーザ特定部14dにて特定した第2のユーザのユーザIDを、第1のユーザのユーザIDと関連付けてイベント参加情報DB3に記憶する(S72)。
引き続き、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ情報抽出部14eにて、特定した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出する(S73)。
さらに、イベント参加第3処理部14は、有益ユーザ紹介通知生成・送信部14hにて、第1のユーザが利用する第1ユーザ端末30に対して、抽出した第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信する(S74)。
【0187】
そして、本サーバ10は、イベント参加第3処理部14にて第2の通知を送信した後、イベント参加第4処理部17が、イベント開催日時経過判断部17aにて、イベント情報DB2を参照してイベントの開催日時が経過したか否か判断する(S75)。
その結果、イベント参加第4処理部17がイベントの開催日時は経過していると判断した場合(Y)、次いで、イベント参加第4処理部17は、イベント参加ユーザ特定部17bにて、イベント参加情報DB3を参照して、このイベントのイベントIDに基づき第1のユーザIDを特定すると共に、第2のユーザIDを特定する(S76)。
一方、イベント参加第4処理部17がイベントの開催日時は経過していないと判断した場合(N)、イベント参加第4処理部17は、引き続きイベント情報DB2を参照してイベントの開催日時が経過したか否か判断を繰り返し行う(S75)。
【0188】
引き続き、イベント参加第4処理部17は、ユーザ連絡先情報特定部17cにて、ユーザ情報DB1を参照して第1のユーザID及び第2のユーザIDに基づきそれぞれの連絡先情報を特定する(S77)。
さらに、イベント参加第4処理部17は、友人関係登録確認通知生成・送信部17dにて、第1ユーザ端末30に対して、イベントに参加していた第2のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第5の通知を生成し送信すると共に、第2のユーザが利用する第2ユーザ端末40に対して、同イベントに参加していた第1のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第6の通知を生成し送信する(S78)。
【0189】
また、イベント参加第4処理部17は、友人関係登録同意回答受信部17eにて、第5の通知に応じて第1ユーザ端末30より、第2のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信すると共に、第6の通知に応じて、第2ユーザ端末40より、第1のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信したか否か判断する(S79)。
その結果、イベント参加第4処理部17が双方より友人関係登録同意回答を受信したと判断した場合(Y)、イベント参加第4処理部17は、友人関係登録部17fにて、第1のユーザIDと、第2のユーザIDと、を互いに関連付けて友人関係登録情報DB5に記憶する(S80)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0190】
一方、イベント参加第4処理部17が双方より友人関係登録同意回答を受信していないと判断した場合(N)、イベント参加第4処理部17は、引き続き第1ユーザ端末30及び第2ユーザ端末40の双方より友人関係登録同意回答を受信したか否か判断を繰り返し行い(S79)。
【0191】
以上のように本実施の形態では、ユーザが、通信ネットワーク上に開設されたSNSサービスサイトを利用するため、自らの特徴を表す属性情報を登録した者である場合、イベントが終了した後、友人関係を登録することを望むか否か問い、双方より友人関係を登録することを望む回答を受信した場合、第1のユーザIDと第2のユーザIDとを互いに関連付けて記憶することで、イベントに参加することで築かれた新たな友人関係が継続されるように支援することができる。
【0192】
<第7の実施の形態>
また、本発明では、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにおいて友人関係の確認が可能なものとすることもできる。すなわち、上述した第1の実施の形態とは、交友関係の登録後、友人関係登録ユーザ一覧表示処理を有する点が異なる。
以下、その処理についての一例を図29に基づき説明する。
図29は、本発明に係る交流支援方法での友人関係登録ユーザ一覧表示処理の流れを示すシーケンス図である。
本サーバ10が、第1のユーザIDと、第2のユーザIDと、を互いに関連付けて友人関係登録情報DB2に記憶する((230)参照)処理は、上述した第1の実施の形態と同様とする。
【0193】
ネットワークサービスサイトにおいて友人関係の登録を行ったユーザは、友人関係の登録を確認する場合、ユーザ端末30等を起動し、通信ネットワークNWを介して本サーバ10に接続し、本サーバ10に構築されたネットワークサービスサイトにアクセスしてホームページをダウンロードする。
ユーザは、ネットワークサービスサイトを訪問し、事前に付与された被保険者ID、事前に設定したパスワードを入力し、ログインする。
【0194】
このネットワークサービスサイトは、たとえば図30に示すような形で表すことが出来る。図30は、本サーバと接続した第1ユーザ端末30又は第2ユーザ端末40(以下、「ユーザ端末30等」という。)のディスプレイに表示されたネットワークサービスサイトログイン画面の一例を示す図である。このネットワークサービスサイトログイン画面180には、「あなたのIDとパスワードを入力し、送信ボタンを押して下さい。」といった案内と共に、このシステムの利用が可能な会員であることを確認する被ユーザID入力欄181と、パスワード入力欄182とからなる会員ログイン欄が表示されている。また、ネットワークサービスサイトログイン画面180には、会員ログイン欄に入力したユーザIDやパスワードにてログインを実行するための「送信」ボタン189が表示されている。
【0195】
したがって、友人関係の登録を確認するユーザは、ID入力欄181にユーザIDを入力し、パスワード入力欄182にパスワードを入力した後、「送信」ボタン189を選択してログインすることで、ユーザ端末30等は、ネットワークサービスサイトへの接続要求を送信する((300)参照)。
本サーバ10は、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信する((310)参照)。
引き続き、本サーバ10は、接続要求を送信したユーザを第1のユーザとして、そのユーザID(第1ユーザID)を取得する((320)参照)。
【0196】
本サーバ10は、友人関係登録情報DB2を参照して、取得した第1ユーザIDと関連付けて記憶されている全ての第2のユーザIDを特定する((330)参照)。
次いで、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照して特定した第1ユーザIDと第2のユーザIDに基づき、第1ユーザと第2のユーザのユーザ名情報を抽出する((340A)参照)。
さらに、本サーバ10は、抽出したユーザ名情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30等へ送信する((350A)参照)。
そして、ユーザ端末30等は、本サーバ10より送信された友人関係登録ユーザ一覧情報と受信し、第2のユーザのユーザ名情報を表示・閲覧する((360A)参照)。
【0197】
この友人関係登録ユーザ一覧情報は、たとえば図31に示すような形で表すことが出来る。図31は、本サーバ10と接続したユーザ端末30等ディスプレイに表示された友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面の一例を示す図である。この友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面190には、友人関係の登録を確認するユーザを表示する接続ユーザ表示欄101と、友人関係が登録されたユーザを表示する友人関係登録ユーザ表示欄192が設けられている。また、友人関係登録ユーザ表示欄192には、友人関係が登録された各ユーザ名を表示する友人ユーザ名表示欄193が設けられている。図31において、接続ユーザ表示欄191には「○○一郎」というユーザ名が表示されている。また、友人関係登録ユーザ表示欄192には、三つの友人ユーザ名表示欄193が設けられ、第1の友人ユーザ名表示欄193aには「××太郎」、第2の友人ユーザ名表示欄193bには「△△花子」、第3の友人ユーザ名表示欄193cには「□□一雄」と表示されている。
【0198】
次に、上述した第7の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図27を参照しながら説明する。図32は、本サーバ10での友人関係登録ユーザ一覧表示処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図32に示されるように、友人関係登録ユーザ情報開示部18が、ユーザID取得部18aにて、ユーザ端末30等より、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信したか否か判断する(S91)。
その結果、友人関係登録ユーザ情報開示部18が、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信した場合(Y)、引き続き、ユーザID取得部18aにて、ユーザIDを取得する(S92)。
一方、友人関係登録ユーザ情報開示部18が、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信していない場合(Y)、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信したか否か判断を繰り返し行う(S91)。
【0199】
また、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、ユーザIDを取得した場合、友人関係登録ユーザ特定部18bにて、友人関係情報DB5を参照して取得したユーザIDを第1のユーザID又は第2のユーザIDとして関連付けて記憶されている第2のユーザID又は第1のユーザIDを友人関係登録ユーザのユーザIDとして全て特定する(S93)。
さらに、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、特定ユーザ情報抽出部18cにて、ユーザ情報DB1を参照して特定した友人関係登録ユーザのユーザ名情報を抽出する(S94)。
そして、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、登録ユーザ一覧情報生成・送信部18eにて、このユーザ名情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30等へ送信する(S95)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0200】
以上のように本実施の形態では、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにおいて友人関係の確認を確認し、その関係が継続されるように促すことができる。
【0201】
<第8の実施の形態>
また、本発明では、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにおいて友人関係の確認をより視覚的に容易に行うものとすることができる。すなわち、上述した第7の実施の形態とは、ユーザ画像情報を有する友人関係登録ユーザ一覧表示処理を有する点が異なる。
以下、その処理についての一例を図33に基づき説明する。
図33は、本発明に係る交流支援方法でのユーザ画像情報を有する友人関係登録ユーザ一覧表示処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、ユーザIDに関連付けて、このユーザを視覚的に識別するユーザ画像情報をユーザ情報DB1さらに記憶する((A2)参照)
また、ユーザ端末30等が、ネットワークサービスサイトへの接続要求を送信し、本サーバ10が、この接続要求を送信し、接続要求を送信したユーザを第1のユーザとして、そのユーザID(第1ユーザID)を取得し、さらに、取得した第1ユーザIDと関連付けて記憶されている全ての第2のユーザIDを特定する((330)参照)処理までは、上述した第7の実施の形態と同様とする。
【0202】
次いで、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照し、特定した第1ユーザIDと第2のユーザIDに基づき、第1ユーザと第2のユーザのユーザ画像情報、又は第1ユーザと第2のユーザのユーザ名情報と共に、第1ユーザと第2のユーザのユーザ画像情報を抽出する((340B)参照)。
さらに、本サーバ10は、抽出したユーザ画像情報、又はユーザ名情報とユーザ画像情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30等へ送信する((350B)参照)。
そして、ユーザ端末30等は、本サーバ10より送信されたユーザ画像情報を有する友人関係登録ユーザ一覧情報と受信し、第2のユーザのユーザ画像情報、又は第2のユーザのユーザ名情報とユーザ画像情報を表示・閲覧する((360B)参照)。
【0203】
このユーザ画像情報を有する友人関係登録ユーザ一覧情報は、たとえば図34に示すような形で表すことが出来る。図34は、本サーバ10と接続したユーザ端末30等ディスプレイに表示されたユーザ画像情報を有する友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面の一例を示す図である。この友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面200には、友人関係の登録を確認するユーザを表示する接続ユーザ表示欄201と、友人関係が登録されたユーザを表示する友人関係登録ユーザ表示欄202が設けられている。また、友人関係登録ユーザ表示欄202には、友人関係が登録された各ユーザ名を表示する友人ユーザ名表示欄203が設けられている。
【0204】
図34において、接続ユーザ表示欄201には「○○一郎」というユーザ名と、そのユーザ画像情報204が表示されている。また、友人関係登録ユーザ表示欄202には、三つの友人ユーザ名表示欄203と、三つの友人ユーザ画像表示欄205がそれぞれ設けられ、第1の友人ユーザ名表示欄203aには「××太郎」というユーザ名と、そのユーザ画像情報205a、第2の友人ユーザ名表示欄203bには「△△花子」というユーザ名と、そのユーザ画像情報205b、第3の友人ユーザ名表示欄203cには「□□一雄」というユーザ名と、そのユーザ画像情報205c、がそれぞれ表示されている。
【0205】
次に、上述した第8の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図35を参照しながら説明する。図35は、本サーバ10でのユーザ画像情報を有する友人関係登録ユーザ一覧表示処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図35に示されるように、友人関係登録ユーザ情報開示部18が、ユーザ端末30等より、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信したか否か判断し、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信した場合(Y)、ユーザIDを取得し、さらに、取得したユーザIDを第1のユーザID又は第2のユーザIDとして関連付けて記憶されている第2のユーザID又は第1のユーザIDを友人関係登録ユーザのユーザIDとして全て特定する(S93)処理までは、上述した第7の実施の形態と同様である。
【0206】
次いで、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、特定ユーザ情報抽出部18cにて、ユーザ情報DB1を参照して特定した友人関係登録ユーザのユーザ画像情報、又はユーザ名情報とユーザ画像情報を抽出する(S94B)。
そして、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、登録ユーザ一覧情報生成・送信部18eにて、このユーザ画像情報、又はユーザ名情報とユーザ画像情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30等へ送信する(S95B)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0207】
以上のように本実施の形態では、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにおいて友人関係の確認をより視覚的に容易に行うことができる。
【0208】
<第9の実施の形態>
また、本発明では、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにおいて友人関係の確認をより詳細に行うものとすることができる。すなわち、上述した第7の実施の形態とは、友人関係を構築したきっかけ情報を有する友人関係登録ユーザ一覧表示処理を有する点が異なる。
以下、その処理についての一例を図36に基づき説明する。
図36は、本発明に係る交流支援方法での友人関係を構築したきっかけ情報を有する友人関係登録ユーザ一覧表示処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、第1のユーザID及び第2のユーザIDと互いに関連付けて、友人関係の登録のきっかけとなったイベント名、イベント開催場所といったイベント情報をさらに友人関係登録情報DB2さらに記憶する((B2)参照)
また、ユーザ端末30等が、ネットワークサービスサイトへの接続要求を送信し、本サーバ10が、この接続要求を送信し、接続要求を送信したユーザを第1のユーザとして、そのユーザID(第1ユーザID)を取得し、さらに、取得した第1ユーザIDと関連付けて記憶されている全ての第2のユーザIDを特定する((330)参照)処理までは、上述した第7の実施の形態と同様とする。
【0209】
次いで、本サーバ10は、友人関係登録情報DB5を参照し、取得した第1ユーザID及び第2のユーザIDと互いに関連付けて記憶されているイベント情報(イベント名、イベント開催場所)を抽出する((331)参照)。
引き続き、本サーバ10は、ユーザ情報DB1を参照し、特定した第1ユーザIDと第2のユーザIDに基づき、第1ユーザと第2のユーザのユーザ画像情報、又は第1ユーザと第2のユーザのユーザ名情報と共に、第1ユーザと第2のユーザのユーザ画像情報を抽出する((340B)参照)。
さらに、本サーバ10は、抽出したイベント開催情報とユーザ画像情報、又はイベント情報とユーザ名情報とユーザ画像情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30等へ送信する((350C)参照)。
そして、ユーザ端末30等は、本サーバ10より送信された友人関係を構築したきっかけ情報を有する友人関係登録ユーザ一覧情報と受信し、第2のユーザのユーザ画像情報とイベント情報、又は第2のユーザのユーザ名情報とユーザ画像情報とイベント情報を表示・閲覧する((360C)参照)。
【0210】
この友人関係を構築したきっかけ情報を有する友人関係登録ユーザ一覧情報は、たとえば図37に示すような形で表すことが出来る。図37は、本サーバ10と接続したユーザ端末30等ディスプレイに表示されたイベント開催情報を有する友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面の一例を示す図である。この友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面220には、友人関係の登録を確認するユーザを表示する接続ユーザ表示欄201と、友人関係が登録されたユーザを表示する友人関係登録ユーザ表示欄212が設けられている。また、友人関係登録ユーザ表示欄212には、友人関係が登録された各ユーザ名を表示する友人ユーザ名表示欄203と、友人関係を構築したきっかけとなったイベント情報を表示するイベント情報表示欄206と、が設けられている。
【0211】
図37において、接続ユーザ表示欄201には「○○一郎」というユーザ名と、そのユーザ画像情報204が表示されている。また、友人関係登録ユーザ表示欄222には、三つの友人ユーザ名表示欄203と、三つの友人ユーザ画像表示欄205と、三つのイベント情報表示欄206と、がそれぞれ設けられ、第1の友人ユーザ名表示欄203aには「××太郎」というユーザ名と、そのユーザ画像情報205a、及び「ABC交流会、イロハホール」というイベント情報が表示されている。また、第2の友人ユーザ名表示欄203bには「△△花子」というユーザ名と、そのユーザ画像情報205b、及び「ABC交流会、イロハホール」というイベント情報が表示されている。また、第3の友人ユーザ名表示欄203cには「□□一雄」というユーザ名と、そのユーザ画像情報205c、及び「ABC交流会、イロハホール」というイベント情報が表示されている。
【0212】
次に、上述した第9の実施の形態における方法を実施する本サーバ10の動作の一例を、図38を参照しながら説明する。図38は、本サーバ10での友人関係を構築したきっかけ情報を有する友人関係登録ユーザ一覧表示処理の一例を示すフローチャートである。
まず、図38に示されるように、友人関係登録ユーザ情報開示部18が、ユーザ端末30等より、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信したか否か判断し、ネットワークサービスサイトへの接続要求を受信した場合(Y)、ユーザIDを取得し、さらに、取得したユーザIDを第1のユーザID又は第2のユーザIDとして関連付けて記憶されている第2のユーザID又は第1のユーザIDを友人関係登録ユーザのユーザIDとして全て特定する(S93)処理までは、上述した第7の実施の形態と同様である。
【0213】
次いで、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、イベント情報抽出部18dにて、この友人関係登録ユーザのユーザIDと互いに関連付けて記憶されているイベント名、開催場所といったイベント情報を抽出する(S93B)。
引き続き、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、特定ユーザ情報抽出部18cにて、ユーザ情報DB1を参照して特定した友人関係登録ユーザのユーザ画像情報、又はユーザ名情報とユーザ画像情報を抽出する(S94B)。
そして、友人関係登録ユーザ情報開示部18は、登録ユーザ一覧情報生成・送信部18eにて、このユーザ画像情報及びイベント情報、又はユーザ名情報とユーザ画像情報及びイベント情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するようにユーザ端末30等へ送信する(S95C)。
これにより、本サーバ10での一連の動作は終了(エンド)する。
【0214】
以上のように本実施の形態では、通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトにおいて、友人関係を構築したきっかけとなったイベント情報の確認を行うことで、友人関係の確認をより詳細に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0215】
【図1】本発明に係る交流支援装置を用いた交流支援システムの概要を示す図である。
【図2】本発明に係る交流支援装置の実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明に係る交流支援装置の詳細な実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明に係る交流支援装置が備えるユーザ情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図5】本発明に係る交流支援装置が備えるイベント情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図6】本発明に係る交流支援装置が備えるイベント参加情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図7】本発明に係る交流支援装置が備える位置情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図8】本発明に係る交流支援装置が備える友人関係登録情報記憶部に記憶されているデータベース構造の一例である。
【図9】本発明に係る交流支援方法での交流相手情報取得処理の流れを示すシーケンス図である。
【図10】本発明に係る交流支援装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された第1の通知であるイベント案内通知画面の一例を示す模式図である。
【図11】本発明に係る交流支援装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された第2の通知である第2のユーザ(有益ユーザ)紹介通知画面の一例を示す模式図である。
【図12】本発明に係る交流支援装置での交流相手情報取得処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る交流支援方法でのイベント参加再勧誘処理の流れを示すシーケンス図である。
【図14】本発明に係る交流支援装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された第3の通知であるイベント再勧誘通知画面の一例を示す模式図である。
【図15】本発明に係る交流支援装置でのイベント再勧誘処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明に係る交流支援方法での来場確認処理の流れを示すシーケンス図である。
【図17】本発明に係る交流支援装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された第4の通知である来場確認通知画面の一例を示す模式図である。
【図18】本発明に係る交流支援装置での来場確認処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明に係る交流支援方法での第2のユーザ特定処理の流れを示すシーケンス図である。
【図20】本発明に係る交流支援装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された第1の通知であるイベント案内通知画面の他の例を示す模式図である。
【図21】本発明に係る交流支援装置での第2のユーザ特定処理の一例を示すフローチャートである。
【図22】本発明に係る交流支援方法での位置情報取得処理の流れを示すシーケンス図である。
【図23】本発明に係る交流支援装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された第2の通知である第2のユーザ(有益ユーザ)紹介通知画面の他の例を示す模式図である。
【図24】本発明に係る交流支援装置での位置情報取得処理の一例を示すフローチャートである。
【図25】本発明に係る交流支援方法での友人関係登録処理の流れを示すシーケンス図である。
【図26】本発明に係る交流支援装置と接続した第1ユーザ端末のディスプレイに表示された第5の通知である友人関係登録確認通知画面の一例を示す模式図である。
【図27】本発明に係る交流支援装置と接続した第2ユーザ端末のディスプレイに表示された第6の通知である友人関係登録確認通知画面の一例を示す模式図である。
【図28】本発明に係る交流支援装置での友人関係登録処理の一例を示すフローチャートである。
【図29】本発明に係る交流支援方法での友人関係登録ユーザ一覧表示処理の流れを示すシーケンス図である。
【図30】本発明に係る交流支援装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示されたネットワークサービスサイトログイン画面の一例を示す模式図である。
【図31】本発明に係る交流支援装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面の一例を示す模式図である。
【図32】本発明に係る交流支援装置での友人関係登録ユーザ一覧表示処理の一例を示すフローチャートである。
【図33】本発明に係る交流支援方法での友人関係登録ユーザ一覧表示処理の他の流れを示すシーケンス図である。
【図34】本発明に係る交流支援装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面の他の例を示す模式図である。
【図35】本発明に係る交流支援装置での友人関係登録ユーザ一覧表示処理の他の例を示すフローチャートである。
【図36】本発明に係る交流支援方法での友人関係登録ユーザ一覧表示処理のさらに他の流れを示すシーケンス図である。
【図37】本発明に係る交流支援装置と接続したユーザ端末のディスプレイに表示された友人関係登録ユーザ一覧情報表示画面のさらに他の例を示す模式図である。
【図38】本発明に係る交流支援装置での友人関係登録ユーザ一覧表示処理のさらに他の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0216】
DB1 ユーザ情報データベース(第1記憶部)、DB2 イベント情報データベース(第2記憶部)、DB3 イベント参加情報データベース(第3記憶部)、DB4 位置情報データベース(第4記憶部)、DB5 友人関係登録情報データベース(第5記憶部)、NW 通信ネットワーク、10 交流支援装置(本サーバ)、11 イベント開催案内部、12 イベント参加第1処理部、13 イベント参加第2処理部、14 イベント参加第3処理部、14 イベント再勧誘部、16 位置情報管理部、17 イベント参加第4処理部、18 友人関係登録ユーザ情報開示部、20 主催者端末、30 第1ユーザ端末、40 第2ユーザ端末。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イベントを実施する主催者が利用する主催者端末と、前記イベントへの参加勧誘を受けるユーザが利用するユーザ端末と、に通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記イベントに参加することでユーザ同士の交流が効果的に達成されるように支援する装置であって、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなるユーザ自らの特徴を表す属性情報と、当該ユーザへの連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段、
前記主催者端末より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信し、当該イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有の識別情報(以下、「イベント識別情報」という。)を付与して、イベント識別情報と、イベント名と、イベント開催場所と、イベント開催日時と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶すると共に、前記第1記憶手段を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、前記イベント開催情報を案内すると共に、当該イベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知を生成し送信するイベント開催案内手段、
前記第1の通知の送信に応じ、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベントへの参加可否情報と、を含む第1の回答を受信し、当該第1の回答が、前記イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断し、前記第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、を互いに関連付けて第3記憶手段に記憶するイベント参加第1処理手段、
前記イベント参加第1処理手段での第1の回答の受信後、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信し、前記イベント識別情報と前記ユーザ識別情報に基づき前記来場情報を関連付けて前記第3記憶手段に記憶するイベント参加第2処理手段、
前記イベント参加第2処理手段でのイベント参加情報の受信後、所定の時期に、前記第3記憶手段を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、当該ユーザを第1のユーザとしてそのユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1のユーザを除いて前記第3記憶手段に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザ識別情報を特定し、引き続き、前記第1記憶手段を参照して、前記第1のユーザのユーザ識別情報に基づき特定した属性情報と、前記検索対象ユーザのユーザ識別情報に基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを前記第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定すると共に、当該第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出し、前記第1のユーザが利用する第1ユーザ端末に対して、前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信するイベント参加第3処理手段、
を少なくとも有することを特徴とする交流支援装置。
【請求項2】
前記イベント開催案内手段での第1の通知の送信後、所定の時期に、前記第3の記憶手段を参照して記憶されている全てのユーザ識別情報を参加ユーザ識別情報として特定し、引き続き、前記第1記憶手段を参照して、記憶されているユーザ識別情報と前記参加ユーザ識別情報が一致するか否か判断し、その結果、一致する場合は、その属性情報の一部をそれぞれ抽出し、一方、一致しない場合は、その連絡先情報を特定し、さらに、特定した前記連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、イベントに参加するユーザ情報として、抽出した属性情報の一部を開示して前記イベントへの参加を促す第3の通知を生成し送信するイベント再勧誘手段、
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の交流支援装置。
【請求項3】
前記イベント参加第2処理手段は、前記イベント参加第1処理手段での第1の回答の受信後、所定の時期に、前記第3の記憶手段を参照して登録されている全てのユーザ識別情報を特定し、引き続き、前記第1記憶手段を参照して、前記ユーザ識別情報に基づきその連絡先情報を特定し、当該連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、イベント開催場所に来場したか否かを問う第4の通知を生成し送信し、当該第4の通知の送信に応じ、前記ユーザ端末より、前記イベント参加情報を受信する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の交流支援装置。
【請求項4】
前記イベント開催案内手段は、前記第1の通知として、前記イベントに参加する目的は何か、前記イベントに参加することで出会える有益なユーザを事前に探し出す有益ユーザの検索を望むか否か、といった回答を求める質問を含んで送信し、
前記イベント参加第1処理手段は、前記第1の回答として、前記イベントへの参加目的、前記有益ユーザの検索要求、をさらに含んで受信し、前記参加目的、前記検索要求、を前記ユーザ識別情報と関連付けて前記第3記憶手段にさらに記憶し、
前記イベント参加第3処理手段は、前記検索要求を有するユーザを第1のユーザとして、当該第1のユーザごとに参加目的を特定し、引き続き、特定した参加目的に含まれる語をキーワードとして、前記第1記憶手段を参照し、前記検索対象ユーザのユーザ識別情報に基づき特定した属性情報を検索して前記キーワードを含む属性情報を有する検索対象ユーザを第2のユーザとして特定する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の交流支援装置。
【請求項5】
前記イベント識別情報と、前記イベント開催場所における座席又はテーブルの位置を示す位置情報と、を互いに関連付けて記憶する第4記憶手段、
前記イベント参加第1処理手段でのイベント参加可情報を含む第1の回答の受信に応じ、前記第4記憶手段を参照して前記第1の回答に含まれるイベント識別情報に基づき位置情報を指定すると共に、当該位置情報に関連付けて前記第1の回答に含まれるユーザ識別情報を前記第4記憶手段に記憶する位置情報管理手段、
をさらに有し、
前記イベント参加第3処理手段は、第2のユーザの特定後、前記第4記憶手段を参照して前記第2のユーザのユーザ識別情報に基づき位置情報を抽出し、当該位置情報を、前記第2の通知に含めて送信する、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の交流支援装置。
【請求項6】
前記ユーザは、前記通信ネットワーク上に開設されたネットワークサービスサイトを利用するための登録を行ったユーザであり、
前記イベント参加第3処理手段は、特定した第2のユーザのユーザ識別情報を、前記第1のユーザとしたユーザのユーザ識別情報と関連付けて前記第3記憶手段に記憶し、
互いに友人関係の登録を望む第1のユーザのユーザ識別情報と、第2のユーザのユーザ識別情報と、を互いに関連付けて記憶する第5記憶手段、
前記イベント参加第3処理手段にて前記第2の通知を送信した後、前記第2記憶手段を参照してイベントの開催日時が経過したか否か判断し、前記開催日時が経過した場合、所定の時期に前記第3記憶手段を参照して、当該イベントのイベント識別情報に基づき第1のユーザのユーザ識別情報を特定すると共に、第2のユーザのユーザ識別情報を特定し、引き続き、前記第1記憶手段を参照して前記第1のユーザのユーザ識別情報及び前記第2のユーザのユーザ識別情報に基づきそれぞれの連絡先情報を特定し、さらに、前記第1ユーザ端末に対して、前記イベントに参加していた第2のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第5の通知を生成し送信すると共に、前記第2のユーザが利用する第2ユーザ端末に対して、前記イベントに参加していた第1のユーザとの友人関係を登録するか否か問う第6の通知を生成し送信し、前記第5の通知に応じて前記第1ユーザ端末より、前記第2のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信すると共に、前記第6の通知に応じて、前記第2ユーザ端末より、前記第1のユーザと友人関係を登録することを望む友人関係登録同意回答を受信した場合、前記第1のユーザのユーザ識別情報と、前記第2のユーザのユーザ識別情報と、を互いに関連付けて前記第5記憶手段に記憶するイベント参加第4処理手段、
をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の交流支援装置。
【請求項7】
前記ユーザ端末の接続に応じてユーザ識別情報を取得し、前記第5記憶手段を参照して当該ユーザ識別情報を第1のユーザ識別情報又は第2のユーザ識別情報として関連付けて記憶されている第2のユーザ識別情報又は第1のユーザ識別情報を友人関係登録ユーザの識別情報として全て特定し、さらに、前記第1記憶手段を参照して特定した友人関係登録ユーザのユーザ名情報を抽出し、当該ユーザ名情報を、友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するように前記ユーザ端末へ送信する友人関係登録ユーザ情報開示手段、
をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の交流支援装置。
【請求項8】
前記第1記憶手段は、ユーザ識別情報に関連付けて、当該ユーザを視覚的に識別するユーザ画像情報をさらに記憶し、
前記友人関係登録ユーザ情報開示手段は、前記友人関係登録ユーザの識別情報を特定した後、前記第1記憶手段を参照し、前記ユーザ名情報に代えて又は前記ユーザ名情報と共に前記ユーザ画像情報を抽出し、当該ユーザ画像情報を友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するように前記ユーザ端末へ送信する、
ことを特徴とする請求項7に記載の交流支援装置。
【請求項9】
前記第5記憶手段は、第1のユーザのユーザ識別情報、及び第2のユーザのユーザ識別情報と互いに関連付けて、友人関係の登録のきっかけとなったイベント名、及びイベント開催場所といったイベント開催情報をさらに記憶し、
前記友人関係登録ユーザ情報開示手段は、前記友人関係登録ユーザの識別情報を全て特定すると共に、当該友人関係登録ユーザの識別情報と互いに関連付けて記憶されているイベント開催情報を抽出し、前記ユーザ名情報及び/又は前記ユーザ画像情報と共に、当該イベント開催情報を友人関係登録ユーザ一覧情報として表示するように前記ユーザ端末へ送信する、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の交流支援装置。
【請求項10】
イベントを実施する主催者が利用する主催者端末と、前記イベントへの参加勧誘を受けるユーザが利用するユーザ端末と、に通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなるユーザ自らの特徴を表す属性情報と、当該ユーザへの連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有する装置により、前記イベントに参加することでユーザ同士の交流が効果的に達成されるように支援する方法であって、
イベント開催案内手段が、前記主催者端末より、少なくともイベント名、イベント開催日時、イベント開催場所、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信するステップ、
イベント開催案内手段が、前記イベント案内依頼の受信に応じ、当該イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有の識別情報(以下、「イベント識別情報」という。)を付与して、イベント識別情報と、イベント名と、イベント開催日時と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶するステップ、
イベント開催案内手段が、前記第1記憶手段を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、前記イベント開催情報を案内すると共に、当該イベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知を生成し送信するステップ、
イベント参加第1処理手段が、前記第1の通知の送信に応じ、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベントへの参加可否情報と、を含む第1の回答を受信するステップ、
イベント参加第1処理手段が、前記第1の回答が、前記イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断するステップ、
イベント参加第1処理手段が、前記第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、を互いに関連付けて第3記憶手段に記憶するするステップ、
イベント参加第2処理手段が、前記イベント参加第1処理手段での第1の回答の受信後、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信するステップ、
イベント参加第2処理手段が、前記イベント識別情報と前記ユーザ識別情報に基づき前記来場情報を関連付けて前記第3記憶手段に記憶するステップ、
イベント参加第3処理手段が、前記イベント参加第2処理手段でのイベント参加情報の受信後、所定の時期に、前記第3記憶手段を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、当該ユーザを第1のユーザとしてそのユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1のユーザを除いて前記第3記憶手段に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザ識別情報を特定するステップ、
イベント参加第3処理手段が、前記第1記憶手段を参照して、前記第1のユーザのユーザ識別情報に基づき特定した属性情報と、前記検索対象ユーザのユーザ識別情報に基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを前記第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定するステップ、
イベント参加第3処理手段が、特定した前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出するステップ、
イベント参加第3処理手段が、前記第1ユーザが利用する第1ユーザ端末に対して、抽出した前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信するステップ、
を少なくとも有していることを特徴とする交流支援方法。
【請求項11】
イベントを実施する主催者が利用する主催者端末と、前記イベントへの参加勧誘を受けるユーザが利用するユーザ端末と、に通信ネットワークを介してそれぞれ接続され、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザが予め登録した少なくとも1以上の項目からなるユーザ自らの特徴を表す属性情報と、当該ユーザへの連絡先情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段を有し、前記イベントに参加することでユーザ同士の交流が効果的に達成されるように支援することを実行させるためにコンピュータを、
前記主催者端末より、少なくともイベント名、イベント開催場所、イベント開催日時、といったイベント開催情報を含むイベント案内依頼を受信し、当該イベント案内依頼に含まれるイベント開催情報に固有の識別情報(以下、「イベント識別情報」という。)を付与して、イベント識別情報と、イベント名と、イベント開催場所、イベント開催日時と、を互いに関連付けて第2記憶手段に記憶する手段、
前記イベント案内依頼の受信に応じ、前記第1記憶手段を参照してユーザへの連絡先情報に基づき各ユーザ端末に対し、前記イベント開催情報を案内すると共に、当該イベントに参加するか否かの回答を求める第1の通知を生成し送信する手段、
前記第1の通知の送信に応じ、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベントへの参加可否情報と、を含む第1の回答を受信し、当該第1の回答が、前記イベントに参加することを申込むイベント参加可情報を含むか否か判断する手段、
前記判断の結果、前記第1の回答がイベント参加可情報を含む場合、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、を互いに関連付けて第3記憶手段に記憶する手段、
前記第1の回答の受信後、前記ユーザ端末より、イベント識別情報と、ユーザ識別情報と、イベント開催場所に来場したことを告げる来場情報と、を含むイベント参加情報を受信する手段、
前記イベント識別情報と前記ユーザ識別情報に基づき前記来場情報を関連付けて前記第3記憶手段に記憶する手段、
前記イベント参加情報の受信後、所定の時期に、前記第3記憶手段を参照し、来場情報が記憶されているユーザごとに、当該ユーザを第1のユーザとしてそのユーザ識別情報を特定すると共に、前記第1のユーザを除いて前記第3記憶手段に記憶されているユーザを検索対象ユーザとしてそのユーザ識別情報を特定する手段、
前記第1記憶手段を参照して、前記第1のユーザのユーザ識別情報に基づき特定した属性情報と、前記検索対象ユーザのユーザ識別情報に基づき特定したそれぞれの属性情報とを、項目ごとに比較して同一である属性情報を有する検索対象ユーザを前記第1のユーザにとって有益な第2のユーザとして特定する手段、
前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を抽出し、前記第1ユーザが利用する第1ユーザ端末に対して、前記第2のユーザの氏名及び属性情報の一部を開示する第2の通知を生成し送信する手段、
として機能させることを特徴とする交流支援プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公開番号】特開2009−163444(P2009−163444A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−341390(P2007−341390)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【出願人】(500481732)株式会社メキキ (15)
【出願人】(501091833)メキキ・クリエイツ株式会社 (56)