説明

人形作り用の材料と遺物とを用いて作った人形

【課題】遺伝子を保存し長生きさせ、子孫がその存在を忘れえないようにすることである。
【解決手段】その課題を解決する為に、本発明では、人形作り用の材料と、遺物を用いて人形を作ると言う手段を用いた。その場合、必要なら人形をそっくりさんにして、御霊屋のようなものなどに保存する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人形作り用の材料と遺物とを用いて作った人形に関するものである。
【0002】
そして、本発明は、その人形をそっくりさんにすることによって、更により良いものにすることができるものである。
【0003】
本発明に用いる遺物には、髪の毛とか、爪とか、骨とか、灰とかがあり、本人のものと、愛人のものとの両方を用いて作る方法も本発明にはあるわけである。
【0004】
髪の毛などは、本発明の人形の髪の部分をつくる時に用いてもいい。
【0005】
人形の形については自由であり、それ故、本発明の人形を、男女和合の形にすることもできるものとする。
【0006】
本発明では、人形の厚みを縮めて、絵に近いものにするこもできることとする。
【0007】
本発明では、塗料に遺物を混ぜて、人形に塗る方法で完成させる方法も含むものとする。
【背景技術】
【0008】
従来は、骨壷に遺物の骨又は灰を入れて保存するのが普通のやり方であったが、それに対して、遺物と、人形作り用の材料とを用いて人形を作り、それを保存しようと言うのが本発明である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
人間は二度死ぬと言われる。肉体が死んだ時と、皆に忘れ去られた時の二度人間は死ぬと言うわけである。しかし私は、人間は三度死ぬと考えている。肉体の死の時と、髪の毛等の遺物の遺伝子が死ぬ時と、皆に忘れ去られた時の三度である。よって、より長生きするためには、遺伝子を長生きさせ、子孫に、いつまでも忘れ去られないようにすればよいことになり、そのことを解決しようとするのが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決するために、人形を用いることにしたものである。人形ならば、死者に似せて作ることができるし、人形を作る時の人形作り用の材料と遺物、例えば、髪の毛とか爪とか骨とか灰とかを用いて人形を作り、御霊屋のような所に入れておけば、遺伝子を長生きさせることができるし、子孫の方々も気軽に入れるので、子孫の方々に長く忘れずに居てもらえるはずですし。
【0011】
遺伝子については、今のやり方では、皆焼かれてしまい、生き残らせようとする考えすらないのですから、本発明のやり方の方が、はるかに、遺伝子に優しく、その分遺伝子が長生きになるのは間違いないと言えるからである。
【発明の効果】
【0012】
このように、本発明の人形をつくり保存すれば、遺伝子の死を伸ばすことができるだけでなく、御霊屋のようなものを作り、そこで保存し、定期的に、拝ませるようにでもすれば、より長く、子孫に記憶してもらえて、その分長生きできるし、夫婦の関係でも、お墓の中でまで、抱き合っていたいなら、それを実現させることもできると言う、すごい効果が本発明には存在するわけである。
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明は、以上説明の如きものなので、お墓作りの産業や、そっくりさん人形作りの産業で利用可能なものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人形を作る時に、その材料と遺物とを用いて作ることを特徴とする人形の製造方法。
【請求項2】
他者に人形を作らせ、それを用いて、その材料と遺物を用いて人形を仕上げていくやり方を特徴とする人形の製造方法。

【公開番号】特開2008−136812(P2008−136812A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−356990(P2006−356990)
【出願日】平成18年12月4日(2006.12.4)
【出願人】(594094397)
【Fターム(参考)】