説明

人間及び動物の毛髪から、皮脂及び汚れを取り除き、皮膚の血行を促進する事を特徴とする装置及びその使用方法

【課題】 本発明は、従来市販されている炭酸ガスとお湯又は水を混合し、それによって、人間の髪の毛及び頭皮の洗浄や、動物を洗浄する事の出来る装置を、使用する人の身になってもっと使いやすくするためと、炭酸ガスを無駄なく使用出来るようにするものである。加えて、洗浄効果と毛細血管の血行がよりよく促されるように、お湯又は水と炭酸ガスは、きめ細かく混合される装置を提案する。装置からシャワーヘッドを、風呂の浴槽内にも入れ使用することを、十分に可能とする事を目的とする。
【解決手段】 お湯又は水用のバルブ又は、電磁弁の始動が確認出来るように、照光式スイッチにて操作する。次に炭酸ガス用のバルブ又は、電磁弁も始動が確認できるように照光式スイッチを設ける。そうする事により、自由に炭酸ガスとお湯又は水の供給が、個別に行える事が出来れば炭酸ガスの節約にも繋がり、導管内又は出口のノズルに半透膜を、施す事によりお湯又は水が炭酸ガスとが緻密に混合できるようにする。炭酸ガス凍結防止用のヒーターは、一本の電源から装置内を経由して装置本体の外部にコンセントを設置するのでそこから電源が確保できるため電源コードを多く必要としない。装置から延長ホース用いて、半透膜を有する半透シャワーヘッドを、風呂の浴槽内にも入れ使用することを、十分に可能とする。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明はお湯又は水を、炭酸ガスと混合する事により、人間及び動物の髪及び頭皮の皮脂を除去できる装置に関するものである。
更には、炭酸水又は炭酸泉を、生成する装置に関するものである。
加えて、本発明の装置の使用方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
炭酸泉を生成する装置の提案として、多数の特許公開広報等があるが、これらは装置自体が大きくなったり、複雑化する。炭酸ガスを、お湯又は水と混合する時点で、水道圧以上に水圧をかける必要がある。製造コストが高い。等の欠点を有している。加えて、循環型装置においては、水又はお湯の汚れをとる必要がある。フィルター部分等の装置が必要となり、この部分に汚れが付着し易い。従って、この汚れを除去する装置が必要になったり、除去装置が無いものは、水又はお湯に汚れが混合する事となる。
そこで、コンパクト化された装置が、登録実用新案第3143176号として提案されている。しかしこの装置は、お湯又は水を炭酸ガスと同時に混合する事しか出来ないので、最初に混合栓から出てくるお湯の場合低温のお湯が、適切な温度のお湯になるまでの間、少し時間を要するため炭酸ガスは節約する事が出来ない。これらの装置中には、お湯又は水の流れを、キャッチできるセンサーを、施したものまであり、そのような装置でも炭酸ガスボンベの元栓を締める事以外には、同じく炭酸ガスを、お湯又は水と同時に供給する事しか出来ず、更に炭酸ガスとお湯又は水の混ざり具合も均等ではない。更に、上記による湯又は水の流れをキャッチできるセンサーを施したもの等は、装置の使用を終えても出口ホースとシャワーヘッドの間に残ったお湯又は水を、除去出来ずそのまま残ってしまう欠点があるので、終了作業中にホースから流れ出して廻りを汚す可能性がとても高い。加えて、コンパクト化された装置登録実用新案第3143176号は、単なるシャワーヘッドとしては、使えるが、出てきたお湯又は水を、風呂の浴槽内に溜めて使用するには、不十分であった。
【発明が解決使用とする課題】
【0003】
従来の装置は、お湯又は水を炭酸ガスと同時に混合する事しか出来ないので、これを解決し、お湯又は水を炭酸ガスと個別に供給できるようにする装置を考案することにより、必要以外は炭酸ガスを節約出来るようにする。また従来の装置よりも、お湯又は水と炭酸ガスが均等に混合できるようにする事が大変重要である。
更に装置の使用後には出口ホース内とシャワーヘッドの間に残った湯又は水を除去する必要がある。
加えて、シャワーヘッドから出て来たお湯又は水を、風呂の浴槽内に溜めて使用する事を、十分に可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
従来の技術を解決する為、お湯又は水用のバルブ又は、電磁弁を始動が確認出来るように、照光式スイッチにて操作する。次に炭酸ガス用のバルブ又は電磁弁も始動が確認出来るように、照光式スイッチを設ける事により、自由に炭酸ガスとお湯または水の供給が、個別に行える事が出来れば炭酸ガスの節約にも繋がり、加えて導管内又は出口のノズルに半透膜を施す事により、従来の技術よりもお湯又は水が、炭酸ガスと機密に混合できるようにする。本発明で述べるところの半透膜とは、半透シャワーヘッド内に含まれるろ過装置の事である。半透シャワーヘッドとは、株式会社早川バルブ製作所製の浄水シャワーアダプターHV−202JAD交換用カートリッジ(HV−202JAK)及び、除塩素能力を持つ株式会社早川バルブ製作所製の浄水シャワーアダプター、スキンビューティIIIHV−206SB交換用カートリッジ(HV−206SB−K)が好ましい。特に好ましいのは、株式会社早川バルブ製作所製の浄水シャワーアダプターで、除塩素能力を持つスキンビューティIIIHV−206SB交換用カートリッジ(HV−206SB−K)である。
除塩素能力とは、水道水等に含まれるカルキ成分等の塩素化合物及び塩素イオンを、取り除く能力である。
出口ホース内とシャワーヘッドの間に残ったお湯又は水を、除去する方法として、お湯又は水の供給源である所の混合栓のバルブを装置の使用後に、お湯又は水を装置内に供給できないようにした後、炭酸ガスだけを供給して湯又は水を吐き出させる。
装置から延長ホース用いて半透シャワーヘッドを、風呂の浴槽内にも入れ使用することを、十分に可能とする。加えて、循環型ではないので、水の汚れは発生しない。
【発明実施の形態】
【0005】
上記請求項1の条件を満たす装置を試作した。その試作品には、お湯又は水用のバルブ又は電磁弁の始動が、確認出来るように照光式スイッチを施し、次に炭酸ガス用のバルブ又は、電磁弁も始動が確認できるように照光式スイッチを設けた。先ずはじめに、お湯又は水用のスイッチを、ONにする事により炭酸ガスボンベ用の圧力弁に備わっている凍結防止用ヒーターに電流が流れ、予熱開始が始まり、お湯又は水用のスイッチと炭酸ガス用のスイッチを、個別にしたため自由に、炭酸ガスとお湯または、水の供給が個別に行えた。更にその装置導管内又は、出口のノズルに半透膜を、施す事により従来の技術よりもお湯又は水が、炭酸ガスと効率よく緻密に混合できるようになり、その結果洗浄能力が格段と増した。皮脂を、取り除く能力が大幅に向上した。それは炭酸ガスの節約にも繋がり、加えて従来の装置よりも短時間で頭皮の毛細血管を、拡張する事が出来、頭皮及び皮膚表面の血行も良くなった。
次に、風呂の浴槽に届かすためには、延長ホースを用いて、装置本体と半透シャワーヘッドの距離を、3メートル前後に保ち、半透シャワーヘッドの先端部を、風呂の浴槽内の底に置いた。更に炭酸ガスをお湯に浸透させるために、約10分ほど放置し、その浴槽の中につかると、体がとても温まり血行促進効果が得られた。
【発明の効果】
【0006】
上記請求項1に基づき装置の試作とテストを実施した。その結果得た内容は、従来の装置に比べて操作性の向上と成果がかなり良かった。その成果とは、上記に述べた装置導管内又は出口のノズルに半透膜を、施すことによりそこを通過する炭酸ガスとお湯又は水をかなり均等に混合できた事である。半透膜を有する、半透シャワーヘッドに関しては、特に株式会社早川バルブ製作所製の浄水シャワーアダプターHV−202JAD交換用カートリッジ(HV−202JAK)及び除塩素型スキンビューティIIIHV−206SB交換用カートリッジ(HV−206SB−K)が、格段の効果をあげ人間及び動物の毛髪から皮脂及び汚れを、取り除き皮膚の毛細血管を、拡張する事により血行を、促す事が出来、汚れを落とすスピードも従来の製品より早かった。
風呂の浴槽に届かすためには、延長ホースを用いて、装置本体と半透シャワーヘッドの距離を保ち、浴槽内の底に置いた。その浴槽の中につかると、体がとても温まり血行促進効果が得られた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
混合栓から出てくるお湯又は水に炭酸ガスを混合し、そのお湯又は水と炭酸ガスを装置内へ個別に供給することを特徴し、そのお湯又は水と炭酸ガスの混合した液体を、その装置の導管内又は導管出口のノズルに半透膜をあらかじめ施した所を、通過させることを特徴とする装置であり、装置の出口ノズル及び内部に半透膜を施したことにより炭酸ガスとお湯が均等に混ざるようにし、かつ、混合栓から出てくるお湯又は水に炭酸ガスを混合し、そのお湯又は水と炭酸ガスを個別に供給するとき、その装置はお湯又は水用のスイッチをONにしない限り炭酸ガスのスイッチは、ONに出来ないようにセットされ、加えて、炭酸ガス用のスイッチを、ONにしたままでもお湯又は水用のスイッチをOFFにすれば、自動的に炭酸ガス用のスイッチも通電しなくなり不注意又は無駄に炭酸ガスが供給されないようにし、かつ、お湯又は水用のスイッチがONの時点には、その装置に使用される炭酸ガス凍結防止用のヒーターが、すでに予熱できるように電源が入るように施された装置。
【請求項2】
上記請求項1で製造した装置から延長ホースを用いて、半透シャワーヘッドを、風呂の浴槽内にも入れ使用可能とすることを、特徴とする使用方法。