説明

介護ボックスティッシュカバー

【課題】本発明は、片手のみでは取り出しが困難なティッシュも片手のみの使用、あるいは口等で容易に取り出すことができ、障害の有無にかかわらず、高齢者・障害者・幼児等、全ての人が公平かつ容易に、利用することができるティッシュボックスカバーであり、個々人の自立と、その人らしい生活を送ることを身近な場面から支援する日常生活用品であります。
【手段】まず、ティッシュボックスを入れるためのカバー(1)を作成し、次にその両端にヒモを通し筒状のカバーを形成させます。
カバーの片方は開くように縫われており、(3)ここから中身のティッシュボックスを繰り返し入れ替え、使用できます。
ボックスティッシュをカバーの中へ入れ両端のヒモをしぼり、ヒモをベット柵等に縛り付けて固定すること(4)により片手のみの使用でティッシュを容易に、そして、確実に取り出すことができます。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
この発明は、高齢者や介護を必要とする人々が、片手だけの力で使用でき、ティッシュを取り出せるよう作成されたティッシュカバーであります。
【背景技術】
【0002】
従来のボックスティッシュカバーにおきましては、ボックスティッシュを袋に入れ、机の上等に置き、使用するものであり、カバーの柄や色合いから使用者の視覚を満たし、生活に彩りを添えるものでありましたが、特別な機能は有しておりませんでした。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のボックスティッシュカバーにおきましては、ボックスティッシュを袋に入れ、机の上等に置き、使用するものであり、特別な機能は有しておらず、また、片方の手でボックスティッシュを押さえ、もう一方の手でティッシュを取り出すといった仕組みであるため片手を負傷している場合や、脳卒中後遺症による片麻痺などから両手を思い通りに使用することが困難な場合おきましては片手のみの使用でティッシュを取り出すことは容易ではありませんでした。
このため、片手での使用を可能とし、かつ病院のベット上や車内、自宅等あらゆる場面におきましても容易にティッシュを使用できるよう、ボックスティッシュカバーを縛り、固定することで、片手のみでティッシュを取り出すことを可能とするものであります。
このティッシュカバーを使用ことにより、自らの力だけではティッシュを取り出すこと困難な場合におきましても、自らの力のみでティッシュを取り出すことが可能となります。これにより、自尊心を守り、個々人の自立を支援するだけではなく、介護者の負担をも軽減させることができるのであります。
すなわち、本発明は、高齢者・障害者・幼児等、全ての人が公平かつ容易に、また、障害の有無にかかわらず、等しく利用できますよう製作されたものでものであります。
【課題を解決する手段】
【0004】
まず、ティッシュボックスを入れるためのカバー(1)を作成し、次にその両端にヒモを通し筒状のカバーを形成させます。
カバーの片方は開くように縫われており、(3)ここから中身のティッシュボックスを繰り返し入れ替え、使用できます。
ボックスティッシュをカバーの中へ入れ両端のヒモをしぼり、ヒモをベット柵等に縛り付けて固定すること(4)により片手のみの使用でティッシュを容易に、そして、確実に取り出すことができます。
本発明は、以上の構成によりまして、だれもが障害の有無にかかわらず公平に、かつ簡単確実に、片手のみの使用でティッシュを取り出せるティッシュカバーであります。
【発明実施の形態】
【0005】
以下、本発明の実施の形態を説明致します。
(イ) 筒状のカバーの片方は輪で縫い、その際10cm程度は縫わないようし、(3)この部分からティッシュボックスを繰り返し入れ替え使用できるようにします。
(ロ) 路片方は開かれるよう縫われた(3)の筒状の袋の両端にヒモを通し、筒状のカバー(2)を作成します。
(ハ) (2)のヒモをしぼることにより、カバーは筒状の形にされ、中身のボックスティッシュ自体が外に飛び出ることはなく、繰り返し中身のティッシュボックスを入れ替え、使用することができます。
(ニ) (2)のヒモをベットの柵等にしばりつけ、固定すること(4)により、片手で容易にティッを取り出すことができます。
本発明は以上の構成より成されております。
本発明を使用する場合におきましては、(3)の開かれた部分よりティッシュを取り出して使用し、中身のティッシュボックスがなくなり交換をおこなう際には、(2)のヒモをゆるめ、(2)の片側から中身の交換をおこないます。
(2)の両端のヒモ部分をしぼり、ティッシュボックスカバーを利用したい箇所にヒモをしばり固定することで、多様な場面におきましてもティッシュを使用することができます。脳卒中後遺症による方麻痺の方や障害を有する方等の残存能力を最大限に生かし、個々人の自立と、その人らしい生活を送ることを身近な場面から支援する日常生活用品であり、全ての人々が障害の有無にかかわらず、等しく使用することができるものであります。
【発明の効果】
【0006】
本発明を使用することで、片手のみでは取り出しが困難なティッシュも容易に取り出すことができ、また、場所を選ばず、病院のベット上から自宅・車内等、多様な場面におき、全ての人が公平に使用することができます。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明の要部拡大の正面図
【図3】 本発明の要部拡大の正面図
【符号の説明】
(1)袋体
(2)ヒモを通し筒状体を形成する部
(3)ティッシュボックス入れ替え部
(4)ティッシュボックスカバーを固定するヒモ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ティッシュボックスを入れるカバーの両端にヒモを通し、筒状のカバーとなっているもの。
【請求項2】
筒状のカバーの片方は開くように縫われており、カバーが作成されているもの。
【請求項3】
ボックスティッシュをカバーの中へ入れ、両端のヒモを絞り、ベット柵等に縛って固定することにより、片手での使用が可能となるよう設計されているもの。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−201471(P2008−201471A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−69446(P2007−69446)
【出願日】平成19年2月19日(2007.2.19)
【出願人】(507086620)
【Fターム(参考)】