住宅契約情報提供装置、住宅契約情報提供方法及び住宅契約情報提供用のコンピュータプログラム
【課題】
住宅の購入希望者にリース契約の利点や売買契約をした場合との比較を容易に理解させ得るようにする。
【解決手段】契約対象となる住宅とその築期間とを指定し、リースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベース151にアクセスして契約対象となる住宅のリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、ローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベース152にアクセスして契約対象となる住宅の現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理とを実行し、第1及び第2の処理によって求めた住宅リース情報と住宅ローン情報とを比較参照画面として表示装置104に一画面表示させるようにした。
住宅の購入希望者にリース契約の利点や売買契約をした場合との比較を容易に理解させ得るようにする。
【解決手段】契約対象となる住宅とその築期間とを指定し、リースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベース151にアクセスして契約対象となる住宅のリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、ローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベース152にアクセスして契約対象となる住宅の現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理とを実行し、第1及び第2の処理によって求めた住宅リース情報と住宅ローン情報とを比較参照画面として表示装置104に一画面表示させるようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、同一の住宅についての複数種類の契約情報を顧客に提供してその契約を促進するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
他人が所有する住宅に住むには、所有権等の売買契約をして該当不動産を購入するか、あるいは賃借契約をして賃借権を取得するかの二通りの手法が伝統的手法として定着している。
【0003】
住宅を購入する場合には、住宅購入金額を一括で支払う必要があり、この場合は、自己資金が足りなければ住宅ローンを組む必要がある。住宅を購入した場合、その住宅は土地及び家屋を含めて購入者の所有物となるため、当該住宅の使用、収益、処分が自由となり、例えば改築や模様替え等を自由に行なうことができるようになる。その反面、一般的には長期に渡る住宅ローンという負担が生じたり、購入した住宅そのものや近隣環境等に不満が生じたとしてもそう簡単に転居できなくなったり、というようなリスクが生ずる。また、住宅を購入すれば固定資産税等の税金や修繕管理費等の維持費からなる固定費が発生し、その負担を負わなければならない。
【0004】
その一方、住宅を借りる場合には、住宅ローンのような負担がかからず、転居も比較的容易である。また、固定資産税等の税金や修繕管理費等の維持費からなる固定費は、基本的には対象住宅の所有者が負担することになるため、その負担を負う必要がない。その反面、賃借りしている家屋は自分の所有物ではないので、例えば改築や模様替え等については厳しい制約が生ずる。
【0005】
このようなことから、住宅を購入すべきか借りるべきかという議論は、住宅に住もうとする者にとって大きな問題となっている。しかも、購入した場合と借りた場合との金額負担は、大きな開きがあるわけでもないので、いずれが良いかの議論はいつの時代になっても活発になされることになる。
【0006】
これに対して、特許文献1には、賃貸契約をして所定期間住んだ後に売買契約可能な契約手法が示唆されている。いわば、住宅のリース契約とでもいうような契約手法である。このような契約手法は、もしも不都合が生じたときに賃貸住宅のような身軽さで他に転居できるような住宅の取得手法であり、売買契約と賃貸契約との不利益を最小限にしながら互いの利益を最大化させ得る点で、優れた手法であるといえる。
【0007】
【特許文献1】特開2002−366632公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述したような住宅のリース契約は、いまだ一般化しておらず、社会的に認知されているとは言い難い。このため、住宅の購入希望者にその利点を理解してもらうことや、対象となる住宅について売買契約をした場合の比較を理解してもらうことが困難であるという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、住宅の購入希望者にリース契約の利点や売買契約をした場合との比較を容易に理解させ得るようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の住宅契約情報提供装置は、情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、情報処理を実行する情報処理部と、前記情報処理部が実行する手段として、(1)前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する手段と、(2)前記指定された住宅の築期間を指定する手段と、(3)契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、を実行する手段と、(4)前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる手段と、を備える。
【0011】
本発明の住宅契約情報提供方法は、情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、情報処理を実行する情報処理部と、を備える住宅契約情報提供装置の前記情報処理部が実行する過程として、(1)前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する過程と、(2)前記指定された住宅の築期間を指定する過程と、(3)契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、を実行する過程と、(4)前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる過程と、を備える。
【0012】
本発明のコンピュータプログラムは、情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、を備える住宅契約情報提供装置のコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、(1)前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する機能と、(2)前記指定された住宅の築期間を指定する機能と、(3)契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、を実行する機能と、(4)前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる機能と、を実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、対象となる住宅をリース契約した場合の住宅リース情報と売買契約した場合の住宅ローン情報とを比較参照画面として一画面表示できるので、住宅の購入希望者にリース契約の利点や売買契約をした場合との比較を容易に理解させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施の一形態を図1ないし図14に基づいて説明する。本実施の形態は、同一の住宅についての複数種類の契約情報を顧客に提供してその契約を促進するための住宅契約情報提供装置101、当該住宅契約情報提供装置101で実行される住宅契約情報提供方法、及び、当該住宅契約情報提供装置101のコンピュータである情報処理部102(図5、図6参照)にインストールされて使用される住宅契約情報提供用のコンピュータプログラムに関する。以下、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101が支援する住宅を購入したりリースしたりする場合の事実上の手順の例を四例ほど説明する。
【0015】
図1は、住宅を購入したりリースしたりする場合の事実上の手順の一例を説明するフローチャートである。まず、住宅に住もうとする顧客は、住宅を購入するか賃貸するかリースするかを決める(手順T101)。
【0016】
住宅を購入する場合には(手順T101の「購入する」)、通常の住宅購入手続きに進み(手順T103)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T105)。ここでいう所定の金額というのは、ローンの返済金額を意味している。したがって、住宅購入時にその購入費用を完済した場合には、所定の金額を支払いながら生活する必要はない。
【0017】
住宅を賃貸する場合には(手順T101の「賃貸する」)、通常の賃貸契約手続きに進み(手順T107)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T105)。ここでいう所定の金額というのは、賃貸料である。
【0018】
住宅をリースする場合には(手順T101の「リースする」)、住宅のリース契約手続に進む(手順T109)。ここでは、住宅のリース期間を定め(手順T111)、定めたリース期間の月額リース料と、リース期間終了時における対象住宅の売買価格とを定める(手順T113)。そして、その住宅リースで定めている生命保険、火災保険に加入し(手順T115)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T105)。ここでいう所定の金額というのは、リース料金である。
【0019】
図2は、リース後に住宅を購入したり再リースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。まず、リースしていた住宅に住んでいた顧客は、住宅を購入するかリースを解約するか再リースするかを決める(手順T201)。
【0020】
住宅を購入する場合には(手順T201の「購入する」)、リース前に定めた売買価格(図1の手順T113参照)で住宅購入手続きに進み(手順T203)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T205)。ここでいう所定の金額というのは、ローンの返済金額を意味している。したがって、住宅購入時にその購入費用を完済した場合には、所定の金額を支払いながら生活する必要はない。
【0021】
リースを解約する場合には(手順T201の「リースを解約する」)、リースの解約手続きに進み(手順T207)、リース前に定めた売買価格(図1の手順T113参照)と実際の転売価格との差額を精算した後(手順T209)、転居することになる(手順T211)。
【0022】
住宅を再リースする場合には(手順T201の「リースする」)、住宅のリース契約手続に進む(手順T213)。ここでは、住宅のリース期間を定め(手順T215)、定めたリース期間の月額リース料と、リース期間終了時における対象住宅の売買価格とを定める(手順T217)。そして、その住宅リースで定めている生命保険、火災保険に加入し(手順T219)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T221)。ここでいう所定の金額というのは、リース料金である。
【0023】
図3は、住宅を購入したりクレジットカード決済でリースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。この例での基本的な手順の流れは図1に示す手順の流れと同一である。したがって、図1と同一部分については同一符号で示し、説明も省略する。相違する点は、住宅リースで定めている生命保険、火災保険に加入した後(手順T115)、住宅リースで定めているクレジットカードに加入し(手順T117)、その後、クレジットカードでリース料金を支払いながら生活することである(手順T119)。この際、クレジットカードの使用に伴い発生する特典であるポイントを貯めることができる。
【0024】
図4は、クレジットカード決済でリース後に住宅を購入したりクレジットカード決済で再リースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。この例での基本的な手順の流れは図2に示す手順の流れと同一である。したがって、図2と同一部分については同一符号で示し、説明も省略する。相違する点は、リースの解約手続(手順T207)に際して、貯まったポイント(図3の手順T119参照)を精算する点である(手順T208)。この精算額は、リース前に定めた売買価格(図1の手順T113参照)と実際の転売価格との差額を精算する際に(手順T209)、考慮に入れることもできる。
【0025】
図5は、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101の機能ブロック図である。住宅契約情報提供装置101は、キーボードやマウス等から構成されている情報を入力するための入力部としての入力装置103と、情報を表示するための表示部としての表示装置104と、情報処理を実行する情報処理部102とを有している。情報処理部102は、各種のデータベース(以下、DBと略称する)として、リース情報DB151、購入情報DB152、賃貸情報DB153、住宅情報DB154、及び顧客情報DB155を有しており、これらの各種DBに対してDB管理手段171を介してアクセス可能である。DB管理手段171は、情報処理部102にインストールされている図示しないコンピュータプログラムに従い情報処理部102が実行する手段の一つであり、このような手段としては、他に、パラメータ入力手段172、リース金額算定手段173、購入金額算定手段174、賃貸金額算定手段175、算定結果出力手段176が設けられている。以下、各種のDB及び手段の内容を説明する。
【0026】
リース情報DB151は、対象となる個々の住宅毎に、リース期間情報、リース期間毎のリース料率情報、買取価格算定情報等、リース金額算定に必要な情報を記憶保存している。また、リース料をクレジットカードで支払うことを考慮して、リース情報DB151に記憶保存されている必要な情報には、リース期間中のリース料金をクレジットカードで支払った場合の特定である蓄積ポイントを算出するための情報も含まれている。
【0027】
購入情報DB152は、一般的な住宅購入時のローンシミュレーションに必要な情報を予め記憶保存している。つまり、金利、借入期間、ボーナス時返済金額等のパラメータに応じて、月額支払金額や総支払金額を算出するために必要な情報が記憶保存されている。
【0028】
賃貸情報DB153は、対象となる個々の住宅毎に、築期間である築年数に対応した賃貸料の情報を予め記憶保存している。
【0029】
住宅情報DB154は、対象となる個々の住宅毎に、当該住宅自体に関する各種の情報を記憶保存している。例えば、個々の住宅を特定する識別番号毎に、2LDKや3LDKというような間取り情報、××m2 というような容積情報、××円というような価格情報が記憶保存されている。
【0030】
顧客情報DB155は、顧客に関する必要情報、例えば、氏名、住所、家族構成等の情報を記憶保存している。
【0031】
DB管理手段171は、リース情報DB151、購入情報DB152、賃貸情報DB153、住宅情報DB154、及び顧客情報DB155に対するアクセス制御を実行し、各種情報をそれらのDBに選択的に記憶させたり、それらのDBから必要情報を取得したりする機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0032】
パラメータ入力手段172は、入力装置103からの情報を情報処理部102に取り込む機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0033】
リース金額算定手段173は、リース情報DB151に記憶保存されている情報を参照して、対象となる住宅のリースシミュレーション機能を情報処理部102に実行させる手段である。リースシミュレーションでは、リース情報DB151に記憶保存されているリース金額算定に必要な情報に基づいて、対象住宅の所定築期間毎の各種データを算出する。
【0034】
【表1】
【0035】
ここで、表1は、リース情報DB151に記憶保存されているリース金額算定に必要な情報に基づいて算出された対象住宅の所定築期間毎の各種データを例示している。表1中、対象住宅に関する情報として、築期間である「築年数」毎に、「初期価格」が算出されている。また、維持費に関する情報として、築年数毎の「固定資産税+都市計画税」の金額と、「管理費+修繕積立金」の金額とが算出されている。そして、顧客側の負担額に関する情報として、築年数毎の「月額リース料金」、対象住宅の価格に対するその「パーセンテージ」、「年支払額」、「支払い総額」、及び、「買取時の総支払額」が算出されている。
【0036】
【表2】
【0037】
表2は、リース情報DB151に記憶保存されているリース金額算定に必要な情報に基づいて算出されたクレジットポイントを含む対象住宅の所定築期間毎の各種データを例示している。表2中、顧客側の負担額に関する情報として、築年数毎の「累積ポイント」が算出され、「ポイント精算後の買取時の総支払額」が算出されている。
【0038】
購入金額算定手段174は、購入情報DB152に記憶保存されている情報を参照して、住宅購入時のローンシミュレーション機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0039】
賃貸金額算定手段175は、賃貸情報DB153に記憶保存されている情報を参照して、対象となる住宅の賃貸シミュレーション機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0040】
算定結果出力手段176は、リース金額算定手段173、購入金額算定手段174及び賃貸金額算定手段175での算出結果を所定のフォーマット上に展開して表示データ及び印刷データとして外部出力する機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0041】
図6は、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。住宅契約情報提供装置101は、情報処理部102であるマイクロコンピュータの中核をなすCPU201を有する。そして、このCPU201に対して、固定データを固定的に記憶するROM202と、可変データを書き換え自在に記憶するRAM203と、表示装置104に表示する表示画像を生成するVRAM204と、HDD205とがシステムバス206を介して接続されている。HDD205には、図5を参照して前述した各種DB(151〜155)及び各種手段(171〜176)の機能をCPU201に実行させるためのコンピュータプログラムがインストールされている。そして、コンピュータプログラムは、その全部又は一部が住宅契約情報提供装置101の起動時にRAM203に移されて使用される。
【0042】
また、前述した入力装置103及び表示装置104は、CD−ROMドライブやDVD−ROMドライブ等の光学的情報記録再生装置207、外部インターフェース208、及び通信モジュール209と共に、システムバス206を介してCPU201に接続され、CPU201による制御を受ける。外部インターフェース208には、例えば図示しないプリンタが接続され、住宅契約情報提供装置101から出力される印刷データをプリンタに送信出力する。通信モジュール209は、住宅契約情報提供装置101と外部機器との間のデータ通信を媒介する。
【0043】
図7は、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101が実行する住宅契約情報提供処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、HDD205にインストールされているコンピュータプログラムに従いCPU201が実行する処理である。以下、図9ないし図14に例示する画面例を参照しながら説明する。
【0044】
まず、住宅契約情報提供装置101において、住宅契約情報提供用のコンピュータプログラムを起動させると、この起動したコンピュータプログラムに従い、CPU201は、表示装置104に初期画面を表示させる(ステップS101)。処理内容は示さないが、住宅契約情報提供装置101は、初期画面表示から、個々の住宅を選択することができる住宅選択画面A(図9参照)に画面状態を遷移させることができる。
【0045】
図9は、住宅選択画面Aの一例を示す模式図である。図9に例示する住宅選択画面Aでは、ある集合の各棟を平面図として示す住宅図面A1が表示され、例えば入力装置103が有するマウス等のポインティングデバイスのダブルクリックによって所望の住宅棟を選択することができる。図9は、「B4」という住宅棟が選択されている状態を示している。
【0046】
図7のフローチャートの説明に戻る。図7中のステップS102の処理では、対象住居が選択されたかどうかを判定する。図9に示す初期画面中、前述したようなマウス等のポインティングデバイスのダブルクリックによって住宅画面A1から所望の住宅棟が選択されると、対象住居の選択が判定され(ステップS102のY)、CPU201は、表示装置104に条件入力画面B(図10参照)を表示させる(ステップS103)。
【0047】
図10は、条件入力画面Bの一例を示す模式図である。条件入力画面Bでは、「条件を入力して下さい」というメッセージB1と、選択住居に関する情報B2と、各種条件の入力表示画面B3と、シミュレーション実行ボタンB4とが表示される。
【0048】
選択住居に関する情報B2としては、当該住居の名前と価格とが表示される。このような選択住居に関する情報B2は、HDD205にインストールされている住宅情報DB154から参照されて引用される。
【0049】
各種条件の入力表示画面B3としては、購入条件B3−1とリース条件B3−2と賃貸条件B3−3とがデータ入力可能な形態で表示される。購入条件B3−1としては、「金利」、「借入期間」、「ボーナス時返済金額」、及びその「回数」がプルダウンメニューから選択入力可能な形態で表示される。リース条件B3−2としては、例えば三種類の「リース期間」がプルダウンメニューから選択入力可能な形態で表示され、「クレジット加入の有無」がラジオボックスによって選択入力可能な形態で表示される。賃貸条件B3−3には、月額賃貸料が表示される。この月額賃貸料は、図5に基づいて説明する賃貸金額算定手段175の機能により、住宅情報DB154に記憶保存されている対象住宅についての情報に基づいて特定される賃貸情報DB153に記憶されている賃貸料から引用される。シミュレーション実行ボタンB4は、各種条件の入力表示画面B3で入力された情報を条件とするシミュレーションの実行を指定するオブジェクトである。
【0050】
図11は、条件入力画面Bの別の一例を示す模式図である。図11に示す例では、賃貸条件B3−3に、対象となる住宅の月額賃貸料ではなく、対象となる住宅に類似する物件の月額賃料が表示されている。この情報は、賃貸情報DB153に、対象住宅についての情報でなく、対象住宅に類似する住宅についての情報を蓄積させることによって表示可能となる。
【0051】
図7のフローチャートの説明に戻る。図7中のステップS104の処理では、シミュレーション実行ボタンB4の選択操作によるシミュレーション実行指定の有無を判定する。CPU201は、シミュレーションの実行指定があったと判定した場合には(ステップS104のY)、まず、購入シミュレーションを実行する(ステップS105)。つまり、CPU201は、図5に基づいて説明した購入金額算定手段174の機能を実行し、対象となる住宅の住宅ローンについて購入シミュレーションを行なう。そして、CPU201は、後述するステップS109での再計算指定実行の有無を判定し(ステップS106)、再計算指定されていないと判定した場合には(ステップS106のN)、リースシミュレーションを実行する(ステップS107)。つまり、図5に基づいて説明したリース金額算定手段173の機能を実行し、対象となる住宅の住宅リースについてリースシミュレーションを行なう。このリースシミュレーションの処理は、リース金額算定手段173の機能を実行することにより、リース情報DB151に記憶保存されているリース金額算定に必要な情報に基づいて、上記表1又は表2に例示したような対象住宅の所定築期間毎の各種データを算出する処理である。その後、CPU201は、シミュレーション結果画面Cを表示装置104に表示出力させる(ステップS108)。
【0052】
図12は、シミュレーション結果画面Cの一例を示す模式図である。シミュレーション結果画面Cでは、「対象住宅のシミュレーション結果です」というメッセージC1と、対象住居に関する情報C2と、シミュレーション結果C3とが表示される。
【0053】
シミュレーション結果C3は、購入時プランC3−1とリースプランC3−2と賃貸プランC3−3との三分野で示され、それぞれを比較対照可能な態様で表示する。
【0054】
図12に示す一例では、購入時プランC3−1として、「金利3.0% 住宅ローン35年 ボーナス払いなし 3,000万円を住宅ローンとした場合」という条件で、「月額 11.6万円返済」という月毎の返済金額と、「総支払い金額 4,850万円」という総支払金額とがシミュレーション結果として表示される。
【0055】
図12に示す一例では、リースプランC3−2として、「リース期間 3年」という条件で、「月額リース料 15.0万円」という月毎のリース料金と、「3年後の買取価格 2,661万円」というリース期間終了時の買取価格とがシミュレーション結果として表示される。また、リースプランC3−2には、「更に、クレジット払い(会員)の場合、3年後の買取価格 2,607万円」として、クレジット加入した場合におけるリース期間終了時の買取価格もシミュレーション結果として表示される。このような図12の表示例は、図10又は図11に示すリース条件B3−2として、三種類のリース期間から単一のリース期間が選択された場合の表示例である。もしも複数のリース期間がリース条件B3−2中から選択された場合には、リースプランC3−2にも、それぞれのリース期間毎にリース条件が示される。
【0056】
図12に示す一例では、賃貸プランC3−3として、図5に基づいて説明する賃貸金額算定手段175の機能により、住宅情報DB154に記憶保存されている対象住宅についての情報に基づいて特定される賃貸情報DB153に記憶されている賃貸料から引用される賃貸料を表示する。
【0057】
そして、図12に例示するように、購入時プランC3−1には、「条件を変えて再計算する」とメッセージ表示された再計算ボタンC4が表示され、リースプランC3−2には、「詳細データを見る」とメッセージ表示された詳細ボタンC5が表示されている。これらの再計算ボタンC4及び詳細ボタンC5は、再計算及び詳細表示という処理を指定するためのオブジェクトである。
【0058】
図7のフローチャートの説明に戻る。CPU201は、シミュレーション結果画面Cの表示処理(ステップS108)をした後、再計算ボタンC4が選択指定されることによる再計算指定の有無を判定する処理を実行し(ステップS109)、続いて詳細ボタンC5が選択指定されることによる詳細表示指示の有無を判定する処理を実行する(ステップS110)。
【0059】
CPU201は、再計算ボタンC4が選択指定されての再計算指定ありを判定した場合(ステップS109のY)、図10に例示する条件入力画面Bの表示処理(ステップS103)にリターンする。この場合、条件入力画面B中のシミュレーション実行ボタンB4が選択指定され(ステップS104のY)、購入シミュレーションが実行された後(ステップS105)、ステップS106では再計算と判定されるので(ステップS106のY)、ステップS107のリースシミュレーションがスキップされる。
【0060】
CPU201は、詳細ボタンC5が選択指定されての詳細表示指示ありを判定した場合(ステップS110のY)、表示装置104に詳細画面Dを表示出力させる(ステップS111)。
【0061】
図13は、詳細画面Dの一例を示す模式図である。詳細画面では、図5に示す購入金額算定手段174及びリース金額算定手段173によって算出された対象住宅の築年数毎の住宅ローン情報(返済額、総額)及び住宅リース情報(年間リース金額、返済額)が比較対照可能な態様で表示される。図13に示す例は、図10又は図11に示すリース条件B3−2として、三種類のリース期間から三種類のリース期間(3年、6年、9年)が選択された場合の表示例である。もしもより少ないリース期間がリース条件B3−2中から選択された場合には、詳細画面Dにも、選択されたリース期間についての住宅リース情報(年間リース金額、返済額)のみが表示される。
【0062】
また、詳細画面Dには、「グラフ表示する」とメッセージ表示されたグラフ表示ボタンD1がオブジェクト表示される。
【0063】
図7のフローチャートの説明に戻る。CPU201は、詳細画面Dの表示処理(ステップS111)の後、詳細画面D中のグラフ表示ボタンD1が選択指定されることによるグラフ表示指示の有無を判定する処理を実行する(ステップS112)。そして、CPU201は、グラフ表示ボタンD1が選択指定を判定すると(ステップS112のY)、詳細画面Dに表示した情報に基づいてグラフを作成し、比較グラフEとしてポップアップ表示処理を実行する(ステップS113)。
【0064】
図14は、比較グラフEがポップアップ表示されている状態の一例を示す模式図である。比較グラフEは、横軸を築年数として縦軸を金額とするグラフである。図14中、「総額」のグラフは、住宅ローンの返済金額のグラフである。「返済1」のグラフは、3年リースのリース金額と3年リース後に購入する場合に設定される住宅ローンの返済金額のグラフである。同様に、「返済2」のグラフは、6年リースのリース金額と6年リース後に購入する場合に設定される住宅ローンの返済金額のグラフであり、「返済3」のグラフは、9年リースのリース金額と9年リース後に購入する場合に設定される住宅ローンの返済金額のグラフである。
【0065】
図8は、図7の処理と並行して実行される機能処理の流れを示すフローチャートである。図8のフローチャートに示す処理も、HDD205にインストールされているコンピュータプログラムに従いCPU201が実行する処理である。CPU201は、機能処理として、戻る指定の有無判定(ステップS201)、初期画面指定の有無判定(ステップS202)、終了指定の有無判定(ステップS203)を図7の処理と並行して実行している。住宅選択画面A、条件入力画面B、シミュレーション結果画面C、詳細画面Dのそれぞれが画面表示されている状態で、戻る指定がされた場合には(ステップS201のY)、一画面前に戻る処理がなされ(ステップS204)、初期画面指定がなされた場合には(ステップS202のY)、初期画面に戻る処理がなされ(ステップS205)、終了指定がなされた場合には(ステップS203のY)、終了処理が実行される(ステップS206)。また、ポップアップ表示されている比較グラフEについて終了指定がなされた場合には(ステップS203のY)、ポップアップ表示の終了処理が実行される(ステップS206)。
【0066】
以上説明したように、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101によれば、シミュレーション結果画面C、詳細画面D及び比較グラフEを表示することができる。これにより、いまだ一般化しておらず、社会的に認知されているとは言い難い住宅のリース契約について、対象となる住宅について売買契約をした場合や賃貸契約した場合との比較を容易に理解させることができる。また、これを通じて住宅の購入希望者にリース契約の利点を容易に理解させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の実施の一形態として、住宅を購入したりリースしたりする場合の事実上の手順の一例を説明するフローチャートである。
【図2】リース後に住宅を購入したり再リースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。
【図3】住宅を購入したりクレジットカード決済でリースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。
【図4】クレジットカード決済でリース後に住宅を購入したりクレジットカード決済で再リースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。
【図5】本実施の形態の住宅契約情報提供装置の機能ブロック図である。
【図6】本実施の形態の住宅契約情報提供装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図7】本実施の形態の住宅契約情報提供装置が実行する住宅契約情報提供処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図7の処理と並行して実行される機能処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】住宅選択画面の一例を示す模式図である。
【図10】条件入力画面の一例を示す模式図である。
【図11】条件入力画面の別の一例を示す模式図である。
【図12】シミュレーション結果画面の一例を示す模式図である。
【図13】詳細画面の一例を示す模式図である。
【図14】比較グラフがポップアップ表示されている状態の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0068】
102 情報処理部
103 入力装置(操作部)
104 表示装置(表示部)
151 リース情報DB(リース情報データベース)
152 購入情報DB(購入情報データベース)
153 賃貸情報DB(賃貸情報データベース)
154 住宅情報DB(住宅情報データベース)
【技術分野】
【0001】
本発明は、同一の住宅についての複数種類の契約情報を顧客に提供してその契約を促進するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
他人が所有する住宅に住むには、所有権等の売買契約をして該当不動産を購入するか、あるいは賃借契約をして賃借権を取得するかの二通りの手法が伝統的手法として定着している。
【0003】
住宅を購入する場合には、住宅購入金額を一括で支払う必要があり、この場合は、自己資金が足りなければ住宅ローンを組む必要がある。住宅を購入した場合、その住宅は土地及び家屋を含めて購入者の所有物となるため、当該住宅の使用、収益、処分が自由となり、例えば改築や模様替え等を自由に行なうことができるようになる。その反面、一般的には長期に渡る住宅ローンという負担が生じたり、購入した住宅そのものや近隣環境等に不満が生じたとしてもそう簡単に転居できなくなったり、というようなリスクが生ずる。また、住宅を購入すれば固定資産税等の税金や修繕管理費等の維持費からなる固定費が発生し、その負担を負わなければならない。
【0004】
その一方、住宅を借りる場合には、住宅ローンのような負担がかからず、転居も比較的容易である。また、固定資産税等の税金や修繕管理費等の維持費からなる固定費は、基本的には対象住宅の所有者が負担することになるため、その負担を負う必要がない。その反面、賃借りしている家屋は自分の所有物ではないので、例えば改築や模様替え等については厳しい制約が生ずる。
【0005】
このようなことから、住宅を購入すべきか借りるべきかという議論は、住宅に住もうとする者にとって大きな問題となっている。しかも、購入した場合と借りた場合との金額負担は、大きな開きがあるわけでもないので、いずれが良いかの議論はいつの時代になっても活発になされることになる。
【0006】
これに対して、特許文献1には、賃貸契約をして所定期間住んだ後に売買契約可能な契約手法が示唆されている。いわば、住宅のリース契約とでもいうような契約手法である。このような契約手法は、もしも不都合が生じたときに賃貸住宅のような身軽さで他に転居できるような住宅の取得手法であり、売買契約と賃貸契約との不利益を最小限にしながら互いの利益を最大化させ得る点で、優れた手法であるといえる。
【0007】
【特許文献1】特開2002−366632公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述したような住宅のリース契約は、いまだ一般化しておらず、社会的に認知されているとは言い難い。このため、住宅の購入希望者にその利点を理解してもらうことや、対象となる住宅について売買契約をした場合の比較を理解してもらうことが困難であるという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、住宅の購入希望者にリース契約の利点や売買契約をした場合との比較を容易に理解させ得るようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の住宅契約情報提供装置は、情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、情報処理を実行する情報処理部と、前記情報処理部が実行する手段として、(1)前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する手段と、(2)前記指定された住宅の築期間を指定する手段と、(3)契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、を実行する手段と、(4)前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる手段と、を備える。
【0011】
本発明の住宅契約情報提供方法は、情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、情報処理を実行する情報処理部と、を備える住宅契約情報提供装置の前記情報処理部が実行する過程として、(1)前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する過程と、(2)前記指定された住宅の築期間を指定する過程と、(3)契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、を実行する過程と、(4)前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる過程と、を備える。
【0012】
本発明のコンピュータプログラムは、情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、を備える住宅契約情報提供装置のコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、(1)前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する機能と、(2)前記指定された住宅の築期間を指定する機能と、(3)契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、を実行する機能と、(4)前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる機能と、を実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、対象となる住宅をリース契約した場合の住宅リース情報と売買契約した場合の住宅ローン情報とを比較参照画面として一画面表示できるので、住宅の購入希望者にリース契約の利点や売買契約をした場合との比較を容易に理解させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施の一形態を図1ないし図14に基づいて説明する。本実施の形態は、同一の住宅についての複数種類の契約情報を顧客に提供してその契約を促進するための住宅契約情報提供装置101、当該住宅契約情報提供装置101で実行される住宅契約情報提供方法、及び、当該住宅契約情報提供装置101のコンピュータである情報処理部102(図5、図6参照)にインストールされて使用される住宅契約情報提供用のコンピュータプログラムに関する。以下、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101が支援する住宅を購入したりリースしたりする場合の事実上の手順の例を四例ほど説明する。
【0015】
図1は、住宅を購入したりリースしたりする場合の事実上の手順の一例を説明するフローチャートである。まず、住宅に住もうとする顧客は、住宅を購入するか賃貸するかリースするかを決める(手順T101)。
【0016】
住宅を購入する場合には(手順T101の「購入する」)、通常の住宅購入手続きに進み(手順T103)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T105)。ここでいう所定の金額というのは、ローンの返済金額を意味している。したがって、住宅購入時にその購入費用を完済した場合には、所定の金額を支払いながら生活する必要はない。
【0017】
住宅を賃貸する場合には(手順T101の「賃貸する」)、通常の賃貸契約手続きに進み(手順T107)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T105)。ここでいう所定の金額というのは、賃貸料である。
【0018】
住宅をリースする場合には(手順T101の「リースする」)、住宅のリース契約手続に進む(手順T109)。ここでは、住宅のリース期間を定め(手順T111)、定めたリース期間の月額リース料と、リース期間終了時における対象住宅の売買価格とを定める(手順T113)。そして、その住宅リースで定めている生命保険、火災保険に加入し(手順T115)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T105)。ここでいう所定の金額というのは、リース料金である。
【0019】
図2は、リース後に住宅を購入したり再リースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。まず、リースしていた住宅に住んでいた顧客は、住宅を購入するかリースを解約するか再リースするかを決める(手順T201)。
【0020】
住宅を購入する場合には(手順T201の「購入する」)、リース前に定めた売買価格(図1の手順T113参照)で住宅購入手続きに進み(手順T203)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T205)。ここでいう所定の金額というのは、ローンの返済金額を意味している。したがって、住宅購入時にその購入費用を完済した場合には、所定の金額を支払いながら生活する必要はない。
【0021】
リースを解約する場合には(手順T201の「リースを解約する」)、リースの解約手続きに進み(手順T207)、リース前に定めた売買価格(図1の手順T113参照)と実際の転売価格との差額を精算した後(手順T209)、転居することになる(手順T211)。
【0022】
住宅を再リースする場合には(手順T201の「リースする」)、住宅のリース契約手続に進む(手順T213)。ここでは、住宅のリース期間を定め(手順T215)、定めたリース期間の月額リース料と、リース期間終了時における対象住宅の売買価格とを定める(手順T217)。そして、その住宅リースで定めている生命保険、火災保険に加入し(手順T219)、所定の金額を支払いながらその住宅で生活することになる(手順T221)。ここでいう所定の金額というのは、リース料金である。
【0023】
図3は、住宅を購入したりクレジットカード決済でリースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。この例での基本的な手順の流れは図1に示す手順の流れと同一である。したがって、図1と同一部分については同一符号で示し、説明も省略する。相違する点は、住宅リースで定めている生命保険、火災保険に加入した後(手順T115)、住宅リースで定めているクレジットカードに加入し(手順T117)、その後、クレジットカードでリース料金を支払いながら生活することである(手順T119)。この際、クレジットカードの使用に伴い発生する特典であるポイントを貯めることができる。
【0024】
図4は、クレジットカード決済でリース後に住宅を購入したりクレジットカード決済で再リースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。この例での基本的な手順の流れは図2に示す手順の流れと同一である。したがって、図2と同一部分については同一符号で示し、説明も省略する。相違する点は、リースの解約手続(手順T207)に際して、貯まったポイント(図3の手順T119参照)を精算する点である(手順T208)。この精算額は、リース前に定めた売買価格(図1の手順T113参照)と実際の転売価格との差額を精算する際に(手順T209)、考慮に入れることもできる。
【0025】
図5は、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101の機能ブロック図である。住宅契約情報提供装置101は、キーボードやマウス等から構成されている情報を入力するための入力部としての入力装置103と、情報を表示するための表示部としての表示装置104と、情報処理を実行する情報処理部102とを有している。情報処理部102は、各種のデータベース(以下、DBと略称する)として、リース情報DB151、購入情報DB152、賃貸情報DB153、住宅情報DB154、及び顧客情報DB155を有しており、これらの各種DBに対してDB管理手段171を介してアクセス可能である。DB管理手段171は、情報処理部102にインストールされている図示しないコンピュータプログラムに従い情報処理部102が実行する手段の一つであり、このような手段としては、他に、パラメータ入力手段172、リース金額算定手段173、購入金額算定手段174、賃貸金額算定手段175、算定結果出力手段176が設けられている。以下、各種のDB及び手段の内容を説明する。
【0026】
リース情報DB151は、対象となる個々の住宅毎に、リース期間情報、リース期間毎のリース料率情報、買取価格算定情報等、リース金額算定に必要な情報を記憶保存している。また、リース料をクレジットカードで支払うことを考慮して、リース情報DB151に記憶保存されている必要な情報には、リース期間中のリース料金をクレジットカードで支払った場合の特定である蓄積ポイントを算出するための情報も含まれている。
【0027】
購入情報DB152は、一般的な住宅購入時のローンシミュレーションに必要な情報を予め記憶保存している。つまり、金利、借入期間、ボーナス時返済金額等のパラメータに応じて、月額支払金額や総支払金額を算出するために必要な情報が記憶保存されている。
【0028】
賃貸情報DB153は、対象となる個々の住宅毎に、築期間である築年数に対応した賃貸料の情報を予め記憶保存している。
【0029】
住宅情報DB154は、対象となる個々の住宅毎に、当該住宅自体に関する各種の情報を記憶保存している。例えば、個々の住宅を特定する識別番号毎に、2LDKや3LDKというような間取り情報、××m2 というような容積情報、××円というような価格情報が記憶保存されている。
【0030】
顧客情報DB155は、顧客に関する必要情報、例えば、氏名、住所、家族構成等の情報を記憶保存している。
【0031】
DB管理手段171は、リース情報DB151、購入情報DB152、賃貸情報DB153、住宅情報DB154、及び顧客情報DB155に対するアクセス制御を実行し、各種情報をそれらのDBに選択的に記憶させたり、それらのDBから必要情報を取得したりする機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0032】
パラメータ入力手段172は、入力装置103からの情報を情報処理部102に取り込む機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0033】
リース金額算定手段173は、リース情報DB151に記憶保存されている情報を参照して、対象となる住宅のリースシミュレーション機能を情報処理部102に実行させる手段である。リースシミュレーションでは、リース情報DB151に記憶保存されているリース金額算定に必要な情報に基づいて、対象住宅の所定築期間毎の各種データを算出する。
【0034】
【表1】
【0035】
ここで、表1は、リース情報DB151に記憶保存されているリース金額算定に必要な情報に基づいて算出された対象住宅の所定築期間毎の各種データを例示している。表1中、対象住宅に関する情報として、築期間である「築年数」毎に、「初期価格」が算出されている。また、維持費に関する情報として、築年数毎の「固定資産税+都市計画税」の金額と、「管理費+修繕積立金」の金額とが算出されている。そして、顧客側の負担額に関する情報として、築年数毎の「月額リース料金」、対象住宅の価格に対するその「パーセンテージ」、「年支払額」、「支払い総額」、及び、「買取時の総支払額」が算出されている。
【0036】
【表2】
【0037】
表2は、リース情報DB151に記憶保存されているリース金額算定に必要な情報に基づいて算出されたクレジットポイントを含む対象住宅の所定築期間毎の各種データを例示している。表2中、顧客側の負担額に関する情報として、築年数毎の「累積ポイント」が算出され、「ポイント精算後の買取時の総支払額」が算出されている。
【0038】
購入金額算定手段174は、購入情報DB152に記憶保存されている情報を参照して、住宅購入時のローンシミュレーション機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0039】
賃貸金額算定手段175は、賃貸情報DB153に記憶保存されている情報を参照して、対象となる住宅の賃貸シミュレーション機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0040】
算定結果出力手段176は、リース金額算定手段173、購入金額算定手段174及び賃貸金額算定手段175での算出結果を所定のフォーマット上に展開して表示データ及び印刷データとして外部出力する機能を情報処理部102に実行させる手段である。
【0041】
図6は、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。住宅契約情報提供装置101は、情報処理部102であるマイクロコンピュータの中核をなすCPU201を有する。そして、このCPU201に対して、固定データを固定的に記憶するROM202と、可変データを書き換え自在に記憶するRAM203と、表示装置104に表示する表示画像を生成するVRAM204と、HDD205とがシステムバス206を介して接続されている。HDD205には、図5を参照して前述した各種DB(151〜155)及び各種手段(171〜176)の機能をCPU201に実行させるためのコンピュータプログラムがインストールされている。そして、コンピュータプログラムは、その全部又は一部が住宅契約情報提供装置101の起動時にRAM203に移されて使用される。
【0042】
また、前述した入力装置103及び表示装置104は、CD−ROMドライブやDVD−ROMドライブ等の光学的情報記録再生装置207、外部インターフェース208、及び通信モジュール209と共に、システムバス206を介してCPU201に接続され、CPU201による制御を受ける。外部インターフェース208には、例えば図示しないプリンタが接続され、住宅契約情報提供装置101から出力される印刷データをプリンタに送信出力する。通信モジュール209は、住宅契約情報提供装置101と外部機器との間のデータ通信を媒介する。
【0043】
図7は、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101が実行する住宅契約情報提供処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、HDD205にインストールされているコンピュータプログラムに従いCPU201が実行する処理である。以下、図9ないし図14に例示する画面例を参照しながら説明する。
【0044】
まず、住宅契約情報提供装置101において、住宅契約情報提供用のコンピュータプログラムを起動させると、この起動したコンピュータプログラムに従い、CPU201は、表示装置104に初期画面を表示させる(ステップS101)。処理内容は示さないが、住宅契約情報提供装置101は、初期画面表示から、個々の住宅を選択することができる住宅選択画面A(図9参照)に画面状態を遷移させることができる。
【0045】
図9は、住宅選択画面Aの一例を示す模式図である。図9に例示する住宅選択画面Aでは、ある集合の各棟を平面図として示す住宅図面A1が表示され、例えば入力装置103が有するマウス等のポインティングデバイスのダブルクリックによって所望の住宅棟を選択することができる。図9は、「B4」という住宅棟が選択されている状態を示している。
【0046】
図7のフローチャートの説明に戻る。図7中のステップS102の処理では、対象住居が選択されたかどうかを判定する。図9に示す初期画面中、前述したようなマウス等のポインティングデバイスのダブルクリックによって住宅画面A1から所望の住宅棟が選択されると、対象住居の選択が判定され(ステップS102のY)、CPU201は、表示装置104に条件入力画面B(図10参照)を表示させる(ステップS103)。
【0047】
図10は、条件入力画面Bの一例を示す模式図である。条件入力画面Bでは、「条件を入力して下さい」というメッセージB1と、選択住居に関する情報B2と、各種条件の入力表示画面B3と、シミュレーション実行ボタンB4とが表示される。
【0048】
選択住居に関する情報B2としては、当該住居の名前と価格とが表示される。このような選択住居に関する情報B2は、HDD205にインストールされている住宅情報DB154から参照されて引用される。
【0049】
各種条件の入力表示画面B3としては、購入条件B3−1とリース条件B3−2と賃貸条件B3−3とがデータ入力可能な形態で表示される。購入条件B3−1としては、「金利」、「借入期間」、「ボーナス時返済金額」、及びその「回数」がプルダウンメニューから選択入力可能な形態で表示される。リース条件B3−2としては、例えば三種類の「リース期間」がプルダウンメニューから選択入力可能な形態で表示され、「クレジット加入の有無」がラジオボックスによって選択入力可能な形態で表示される。賃貸条件B3−3には、月額賃貸料が表示される。この月額賃貸料は、図5に基づいて説明する賃貸金額算定手段175の機能により、住宅情報DB154に記憶保存されている対象住宅についての情報に基づいて特定される賃貸情報DB153に記憶されている賃貸料から引用される。シミュレーション実行ボタンB4は、各種条件の入力表示画面B3で入力された情報を条件とするシミュレーションの実行を指定するオブジェクトである。
【0050】
図11は、条件入力画面Bの別の一例を示す模式図である。図11に示す例では、賃貸条件B3−3に、対象となる住宅の月額賃貸料ではなく、対象となる住宅に類似する物件の月額賃料が表示されている。この情報は、賃貸情報DB153に、対象住宅についての情報でなく、対象住宅に類似する住宅についての情報を蓄積させることによって表示可能となる。
【0051】
図7のフローチャートの説明に戻る。図7中のステップS104の処理では、シミュレーション実行ボタンB4の選択操作によるシミュレーション実行指定の有無を判定する。CPU201は、シミュレーションの実行指定があったと判定した場合には(ステップS104のY)、まず、購入シミュレーションを実行する(ステップS105)。つまり、CPU201は、図5に基づいて説明した購入金額算定手段174の機能を実行し、対象となる住宅の住宅ローンについて購入シミュレーションを行なう。そして、CPU201は、後述するステップS109での再計算指定実行の有無を判定し(ステップS106)、再計算指定されていないと判定した場合には(ステップS106のN)、リースシミュレーションを実行する(ステップS107)。つまり、図5に基づいて説明したリース金額算定手段173の機能を実行し、対象となる住宅の住宅リースについてリースシミュレーションを行なう。このリースシミュレーションの処理は、リース金額算定手段173の機能を実行することにより、リース情報DB151に記憶保存されているリース金額算定に必要な情報に基づいて、上記表1又は表2に例示したような対象住宅の所定築期間毎の各種データを算出する処理である。その後、CPU201は、シミュレーション結果画面Cを表示装置104に表示出力させる(ステップS108)。
【0052】
図12は、シミュレーション結果画面Cの一例を示す模式図である。シミュレーション結果画面Cでは、「対象住宅のシミュレーション結果です」というメッセージC1と、対象住居に関する情報C2と、シミュレーション結果C3とが表示される。
【0053】
シミュレーション結果C3は、購入時プランC3−1とリースプランC3−2と賃貸プランC3−3との三分野で示され、それぞれを比較対照可能な態様で表示する。
【0054】
図12に示す一例では、購入時プランC3−1として、「金利3.0% 住宅ローン35年 ボーナス払いなし 3,000万円を住宅ローンとした場合」という条件で、「月額 11.6万円返済」という月毎の返済金額と、「総支払い金額 4,850万円」という総支払金額とがシミュレーション結果として表示される。
【0055】
図12に示す一例では、リースプランC3−2として、「リース期間 3年」という条件で、「月額リース料 15.0万円」という月毎のリース料金と、「3年後の買取価格 2,661万円」というリース期間終了時の買取価格とがシミュレーション結果として表示される。また、リースプランC3−2には、「更に、クレジット払い(会員)の場合、3年後の買取価格 2,607万円」として、クレジット加入した場合におけるリース期間終了時の買取価格もシミュレーション結果として表示される。このような図12の表示例は、図10又は図11に示すリース条件B3−2として、三種類のリース期間から単一のリース期間が選択された場合の表示例である。もしも複数のリース期間がリース条件B3−2中から選択された場合には、リースプランC3−2にも、それぞれのリース期間毎にリース条件が示される。
【0056】
図12に示す一例では、賃貸プランC3−3として、図5に基づいて説明する賃貸金額算定手段175の機能により、住宅情報DB154に記憶保存されている対象住宅についての情報に基づいて特定される賃貸情報DB153に記憶されている賃貸料から引用される賃貸料を表示する。
【0057】
そして、図12に例示するように、購入時プランC3−1には、「条件を変えて再計算する」とメッセージ表示された再計算ボタンC4が表示され、リースプランC3−2には、「詳細データを見る」とメッセージ表示された詳細ボタンC5が表示されている。これらの再計算ボタンC4及び詳細ボタンC5は、再計算及び詳細表示という処理を指定するためのオブジェクトである。
【0058】
図7のフローチャートの説明に戻る。CPU201は、シミュレーション結果画面Cの表示処理(ステップS108)をした後、再計算ボタンC4が選択指定されることによる再計算指定の有無を判定する処理を実行し(ステップS109)、続いて詳細ボタンC5が選択指定されることによる詳細表示指示の有無を判定する処理を実行する(ステップS110)。
【0059】
CPU201は、再計算ボタンC4が選択指定されての再計算指定ありを判定した場合(ステップS109のY)、図10に例示する条件入力画面Bの表示処理(ステップS103)にリターンする。この場合、条件入力画面B中のシミュレーション実行ボタンB4が選択指定され(ステップS104のY)、購入シミュレーションが実行された後(ステップS105)、ステップS106では再計算と判定されるので(ステップS106のY)、ステップS107のリースシミュレーションがスキップされる。
【0060】
CPU201は、詳細ボタンC5が選択指定されての詳細表示指示ありを判定した場合(ステップS110のY)、表示装置104に詳細画面Dを表示出力させる(ステップS111)。
【0061】
図13は、詳細画面Dの一例を示す模式図である。詳細画面では、図5に示す購入金額算定手段174及びリース金額算定手段173によって算出された対象住宅の築年数毎の住宅ローン情報(返済額、総額)及び住宅リース情報(年間リース金額、返済額)が比較対照可能な態様で表示される。図13に示す例は、図10又は図11に示すリース条件B3−2として、三種類のリース期間から三種類のリース期間(3年、6年、9年)が選択された場合の表示例である。もしもより少ないリース期間がリース条件B3−2中から選択された場合には、詳細画面Dにも、選択されたリース期間についての住宅リース情報(年間リース金額、返済額)のみが表示される。
【0062】
また、詳細画面Dには、「グラフ表示する」とメッセージ表示されたグラフ表示ボタンD1がオブジェクト表示される。
【0063】
図7のフローチャートの説明に戻る。CPU201は、詳細画面Dの表示処理(ステップS111)の後、詳細画面D中のグラフ表示ボタンD1が選択指定されることによるグラフ表示指示の有無を判定する処理を実行する(ステップS112)。そして、CPU201は、グラフ表示ボタンD1が選択指定を判定すると(ステップS112のY)、詳細画面Dに表示した情報に基づいてグラフを作成し、比較グラフEとしてポップアップ表示処理を実行する(ステップS113)。
【0064】
図14は、比較グラフEがポップアップ表示されている状態の一例を示す模式図である。比較グラフEは、横軸を築年数として縦軸を金額とするグラフである。図14中、「総額」のグラフは、住宅ローンの返済金額のグラフである。「返済1」のグラフは、3年リースのリース金額と3年リース後に購入する場合に設定される住宅ローンの返済金額のグラフである。同様に、「返済2」のグラフは、6年リースのリース金額と6年リース後に購入する場合に設定される住宅ローンの返済金額のグラフであり、「返済3」のグラフは、9年リースのリース金額と9年リース後に購入する場合に設定される住宅ローンの返済金額のグラフである。
【0065】
図8は、図7の処理と並行して実行される機能処理の流れを示すフローチャートである。図8のフローチャートに示す処理も、HDD205にインストールされているコンピュータプログラムに従いCPU201が実行する処理である。CPU201は、機能処理として、戻る指定の有無判定(ステップS201)、初期画面指定の有無判定(ステップS202)、終了指定の有無判定(ステップS203)を図7の処理と並行して実行している。住宅選択画面A、条件入力画面B、シミュレーション結果画面C、詳細画面Dのそれぞれが画面表示されている状態で、戻る指定がされた場合には(ステップS201のY)、一画面前に戻る処理がなされ(ステップS204)、初期画面指定がなされた場合には(ステップS202のY)、初期画面に戻る処理がなされ(ステップS205)、終了指定がなされた場合には(ステップS203のY)、終了処理が実行される(ステップS206)。また、ポップアップ表示されている比較グラフEについて終了指定がなされた場合には(ステップS203のY)、ポップアップ表示の終了処理が実行される(ステップS206)。
【0066】
以上説明したように、本実施の形態の住宅契約情報提供装置101によれば、シミュレーション結果画面C、詳細画面D及び比較グラフEを表示することができる。これにより、いまだ一般化しておらず、社会的に認知されているとは言い難い住宅のリース契約について、対象となる住宅について売買契約をした場合や賃貸契約した場合との比較を容易に理解させることができる。また、これを通じて住宅の購入希望者にリース契約の利点を容易に理解させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の実施の一形態として、住宅を購入したりリースしたりする場合の事実上の手順の一例を説明するフローチャートである。
【図2】リース後に住宅を購入したり再リースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。
【図3】住宅を購入したりクレジットカード決済でリースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。
【図4】クレジットカード決済でリース後に住宅を購入したりクレジットカード決済で再リースしたりする場合の事実上の手順の別の一例を説明するフローチャートである。
【図5】本実施の形態の住宅契約情報提供装置の機能ブロック図である。
【図6】本実施の形態の住宅契約情報提供装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図7】本実施の形態の住宅契約情報提供装置が実行する住宅契約情報提供処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図7の処理と並行して実行される機能処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】住宅選択画面の一例を示す模式図である。
【図10】条件入力画面の一例を示す模式図である。
【図11】条件入力画面の別の一例を示す模式図である。
【図12】シミュレーション結果画面の一例を示す模式図である。
【図13】詳細画面の一例を示す模式図である。
【図14】比較グラフがポップアップ表示されている状態の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0068】
102 情報処理部
103 入力装置(操作部)
104 表示装置(表示部)
151 リース情報DB(リース情報データベース)
152 購入情報DB(購入情報データベース)
153 賃貸情報DB(賃貸情報データベース)
154 住宅情報DB(住宅情報データベース)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を入力するための入力部と、
情報を表示するための表示部と、
情報処理を実行する情報処理部と、
前記情報処理部が、前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する手段と、
前記情報処理部が、前記指定された住宅の築期間を指定する手段と、
前記情報処理部が、
契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、
所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、
を実行する手段と、
前記情報処理部が、前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる手段と、
を備える住宅契約情報提供装置。
【請求項2】
前記リースシミュレーション情報は、リース料金の支払いをクレジット支払いした場合に蓄積される特典を前記所望の築期間毎に求める情報を含み、
第1の処理は、リース料金の支払いをクレジット支払いした場合に蓄積される特典を前記住宅リース情報として求める処理と、当該求めた特典の全部又は一部を前記リース期間経過後に対象住宅を買い取った場合の価格に充当した場合の価格とを求める処理と、を含む、
請求項1記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項3】
前記情報処理部が、前記契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を賃貸した場合の価格を所望の築期間毎に求めるための賃貸情報を記憶する賃貸情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅の賃貸価格を含む住宅賃貸情報を求める第3の処理を実行する手段と、
前記情報処理部が、前記比較参照画面に前記第3の処理によって求めた住宅賃貸情報をも含めて前記表示部に一画面表示させる手段と、
を備える請求項1又は2記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項4】
前記情報処理部は、契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅の築年月を記憶する住宅情報データベースにアクセスして前記指定された住宅の築年数を取得し、当該取得した築年数から算出した築期間を前記指定された住宅の築期間として指定する、請求項1ないし3のいずれか一記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項5】
前記情報処理部は、前記入力部から入力された期間を前記所定のリース期間として用いる、請求項1ないし4のいずれか一記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項6】
前記情報処理部が、前記購入情報データベースにアクセスし、前記第1の処理で求めたリース期間経過後に買い取った場合の価格に基づくローンシミレーションを実行して前記リース期間終了後に前記契約対象となる住宅を買い取った場合の毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第4の処理を実行する手段、
を更に備える請求項1ないし5のいずれか一記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項7】
前記情報処理部が、前記比較参照画面に前記入力部によって操作指定可能な詳細表示ボタンを表示する手段と、
前記情報処理部が、前記詳細表示ボタンが操作指定された場合に、所定の築期間毎の前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第4の処理によって求めた住宅ローン情報とのリース情報リストと、当該所定の築期間毎の前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報のローン情報リストとを、比較参照詳細画面として前記表示部に一画面表示させる手段と、
を更に備える請求項1ないし6のいずれか一記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項8】
情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、情報処理を実行する情報処理部と、を備える住宅契約情報提供装置の前記情報処理部が、前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する過程と、
前記情報処理部が、前記指定された住宅の築期間を指定する過程と、
前記情報処理部が、
契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、
所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、
を実行する過程と、
前記情報処理部が、前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる過程と、
を備える住宅契約情報提供方法。
【請求項9】
情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、を備える住宅契約情報提供装置のコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、
前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する機能と、
前記指定された住宅の築期間を指定する機能と、
契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、を実行する機能と、
前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる機能と、
を実行させる機械読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項1】
情報を入力するための入力部と、
情報を表示するための表示部と、
情報処理を実行する情報処理部と、
前記情報処理部が、前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する手段と、
前記情報処理部が、前記指定された住宅の築期間を指定する手段と、
前記情報処理部が、
契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、
所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、
を実行する手段と、
前記情報処理部が、前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる手段と、
を備える住宅契約情報提供装置。
【請求項2】
前記リースシミュレーション情報は、リース料金の支払いをクレジット支払いした場合に蓄積される特典を前記所望の築期間毎に求める情報を含み、
第1の処理は、リース料金の支払いをクレジット支払いした場合に蓄積される特典を前記住宅リース情報として求める処理と、当該求めた特典の全部又は一部を前記リース期間経過後に対象住宅を買い取った場合の価格に充当した場合の価格とを求める処理と、を含む、
請求項1記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項3】
前記情報処理部が、前記契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を賃貸した場合の価格を所望の築期間毎に求めるための賃貸情報を記憶する賃貸情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅の賃貸価格を含む住宅賃貸情報を求める第3の処理を実行する手段と、
前記情報処理部が、前記比較参照画面に前記第3の処理によって求めた住宅賃貸情報をも含めて前記表示部に一画面表示させる手段と、
を備える請求項1又は2記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項4】
前記情報処理部は、契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅の築年月を記憶する住宅情報データベースにアクセスして前記指定された住宅の築年数を取得し、当該取得した築年数から算出した築期間を前記指定された住宅の築期間として指定する、請求項1ないし3のいずれか一記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項5】
前記情報処理部は、前記入力部から入力された期間を前記所定のリース期間として用いる、請求項1ないし4のいずれか一記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項6】
前記情報処理部が、前記購入情報データベースにアクセスし、前記第1の処理で求めたリース期間経過後に買い取った場合の価格に基づくローンシミレーションを実行して前記リース期間終了後に前記契約対象となる住宅を買い取った場合の毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第4の処理を実行する手段、
を更に備える請求項1ないし5のいずれか一記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項7】
前記情報処理部が、前記比較参照画面に前記入力部によって操作指定可能な詳細表示ボタンを表示する手段と、
前記情報処理部が、前記詳細表示ボタンが操作指定された場合に、所定の築期間毎の前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第4の処理によって求めた住宅ローン情報とのリース情報リストと、当該所定の築期間毎の前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報のローン情報リストとを、比較参照詳細画面として前記表示部に一画面表示させる手段と、
を更に備える請求項1ないし6のいずれか一記載の住宅契約情報提供装置。
【請求項8】
情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、情報処理を実行する情報処理部と、を備える住宅契約情報提供装置の前記情報処理部が、前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する過程と、
前記情報処理部が、前記指定された住宅の築期間を指定する過程と、
前記情報処理部が、
契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、
所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、
を実行する過程と、
前記情報処理部が、前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる過程と、
を備える住宅契約情報提供方法。
【請求項9】
情報を入力するための入力部と、情報を表示するための表示部と、を備える住宅契約情報提供装置のコンピュータにインストールされ、当該コンピュータに、
前記入力部からの入力に基づいて、契約対象となる住宅を指定する機能と、
前記指定された住宅の築期間を指定する機能と、
契約対象となる個々の住宅毎に当該住宅を購入した場合の価格とリースした場合のリース料金とを所望の築期間毎に求めるためのリースシミュレーション情報を記憶するリース情報データベースにアクセスし、前記築期間と共に指定された契約対象となる住宅に関する所定のリース期間におけるリース料金と当該リース期間経過後に買い取った場合の価格とを含む住宅リース情報を求める第1の処理と、所定の住宅購入価格に対して所定の諸条件の下でローンシミュレーションを実行するのに必要なローンシミュレーション情報を記憶する購入情報データベースにアクセスし、前記指定された契約対象となる住宅について前記リース情報データベースにアクセスして得た現在の価格に基づくローンシミレーションを実行して毎月の返済金額と総支払金額とを含む住宅ローン情報を求める第2の処理と、を実行する機能と、
前記第1の処理によって求めた住宅リース情報と前記第2の処理によって求めた住宅ローン情報とを比較参照画面として前記表示部に一画面表示させる機能と、
を実行させる機械読み取り可能なコンピュータプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2008−165280(P2008−165280A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−350831(P2006−350831)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(598157720)株式会社エムビーエス (8)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(598157720)株式会社エムビーエス (8)
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