体力向上装置
【課題】簡単な構成で、症状及び他の薬の服用に関わらず使用することができ、速効性がある体力向上装置を提供する。
【解決手段】体力向上装置1は、合成樹脂製で矩形をなす基板2と、該基板2に設けてあり、円錐状をなし、負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),鉱物,Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを封入してある5個のガラス容器3と、ボタン型電池を収容する電池収容部5と、圧電ブザー6と、タイマーIC7とを備える。この体力向上装置1においては、基板2に、4個のガラス容器3を四角形の頂点に配置し、1個のガラス容器3を該四角形の中心部に配置するように設けてある。
【解決手段】体力向上装置1は、合成樹脂製で矩形をなす基板2と、該基板2に設けてあり、円錐状をなし、負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),鉱物,Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを封入してある5個のガラス容器3と、ボタン型電池を収容する電池収容部5と、圧電ブザー6と、タイマーIC7とを備える。この体力向上装置1においては、基板2に、4個のガラス容器3を四角形の頂点に配置し、1個のガラス容器3を該四角形の中心部に配置するように設けてある。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体に装着することで体力が増強される体力向上装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人体の体表面又は体内がプラスに帯電している場合、血液及びリンパ液等の体液、並びに気の流れが悪くなり、血圧上昇、血糖増加、血管収縮及び利尿抑制等の生体作用が生じ、その結果、細胞の活性が減じ、人は興奮しやすくなり、不快感があり、不眠になり、食欲が減退する等の症状が現れ、美容上のトラブル、筋肉痛等の健康障害及び疾病が誘発されることが知られている。
従って、静電気を軽減除去して体力の増強を図ることが求められている。
静電気を軽減除去する方法としては、物体の導電性を高めて電荷を迅速に逃す方法(例えば一端が地中に埋め込まれたアース線に接続する方法)、発生した電荷にアイソトープ、交流コロナ放電を利用した除電器で異極性のイオンを供給しこれを中和する方法、空中放電する方法等がある。
また、正の静電気を中和し、又は負に転じさせて美容上のトラブル、健康障害及び疾病の発生を防止するために、負電荷が発生する機能が付加された空気清浄機等の種々の機器、寝具(布団、枕)及び衣類等が開発されている。
そして、特許文献1には、もろみ酢に酵素処理ヘスペリジン、マリンコラーゲン、オリゴ糖を添加することにより、もろみ酢を飲みやすくすると共に、冷え症を改善する作用、コレステロールを低下させる作用、体調を整える(体力増強、睡眠改善、胃腸や肌状態を改善)作用の付加を図った飲食品の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−186495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上述の方法では静電気を完全に除去することは困難であり、まして正の静電気を負に転じるには大がかりな装置が必要であった。
また、上述の機器等からは大気中に負電荷が拡散し、人体に直接作用する負電荷の量は少なく、人体に帯電している静電気の中和、即ち静電気の軽減除去が十分でなかった。従って、それらの機器等は十分に機能していないという問題があった。
そして、特許文献1の飲食品の場合、該飲食品を4〜8週間摂取することで効果が現れており、速効性がない。また、該飲食品はオリゴ糖を含むので肥満等により生活習慣病を患っている者は飲食用することができない。他の体力増強を目的とする健康食品及び薬品も、症状及び他の薬の常用等により飲食用できない場合があった。そして、これらの健康食品及び薬品を服用しても静電気は軽減除去されないので、十分に体力を増強することができない。
また、神経活動を活発化して体力を向上することも求められている。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、症状及び薬の服用等に関わらず使用することができ、速効性良好に体力を向上することができる体力向上装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、前記目的を達成するため鋭意研究を行った結果、発振部を含む基板を人体に装着することによって、体力が向上し、種々の症状が軽減されることを見出し、さらに、円錐状又は円筒状をなし、負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを封入してある1又は複数のガラス容器を基板に備えることにより、発振のノイズが低減し、さらに体力が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
ここで、負に帯電するとは、負電荷を与えられること、負の静電気を帯びることを意味し、マイナスイオン化ともいう。Siの酸化物としては、SiO2 又はSiOだけでなく、xとして小数点付きの酸化物もあり、この存在は永見剛一が著した「SiO蒸着膜の性質」という研究論文で明らかにされている。
【0007】
第1発明の体力向上装置は、基板と、発振部と、0.5Hz以上の断続周波数で、前記発振部に駆動電圧を与える駆動回路とを含むことを特徴とする。
【0008】
第2発明の体力向上装置は、第1発明において、前記発振部は、圧電ブザー又はリレーであることを特徴とする。
【0009】
第3発明の体力向上装置は、第1又は第2発明において、前記駆動回路は、3Hz以上10Hz以下の断続周波数で、前記発振部に駆動電圧を与えることを特徴とする。
【0010】
第4発明の体力向上装置は、第1乃至第3発明のいずれかにおいて、負に帯電させた粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを封入してある、1又は複数の円錐状又は円筒状のガラス容器を備えることを特徴とする。
【0011】
第5発明の体力向上装置は、第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記ガラス容器を3個以上備えることを特徴とする。
【0012】
第6発明の体力向上装置は、第5発明において、前記基板に、前記ガラス容器を、四角形の頂点及び該四角形の内部に配置してあることを特徴とする。
【0013】
第7発明の体力向上装置は、第5発明において、前記ガラス容器を6個有し、前記基板に、前記ガラス容器を、六角形の頂点に配するように設けてあることを特徴とする。
【0014】
第8発明の体力向上装置は、第4乃至第7発明のいずれかにおいて、前記ガラス容器を前記発振部に備えることを特徴とする。
【0015】
第9発明の体力向上装置は、第1乃至第8発明のいずれかにおいて、前記負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeは、粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを、負に帯電した粒状又は粉末状のSi又はSiOx (0<x≦2)をガラス管に封入してなる静電気軽減除去手段を地中に埋設した場所で静置する第1過程と、該第1過程にて静置されたSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを前記場所で所定時間焼成する第2過程とを有して生成されたものであることを特徴とする。
【0016】
第10発明の体力向上装置は、第1乃至第8発明のいずれかにおいて、前記負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeは、粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを、負に帯電した石英坩堝に投入する第1過程と、負に帯電した粒状又は粉末状のSi又はSiOx (0<x≦2)をガラス管に封入してなる静電気軽減除去手段を地中に埋設した場所で、前記第1過程にて処理されたSi,SiOx (0<x≦2),鉱物,Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを所定時間焼成する第2過程とを有して生成されたものであることを特徴とする。
【0017】
本発明の体力向上装置は簡単な構成を有し、人体に装着するのみでよく、体力増強のための他の飲食品と異なり、症状及び薬の服用等に関わらず使用することができる。
本発明の体力向上装置は、0.5Hz以上の振動数で、振動、音波等を与える発振部を備えており、詳細な理由は明らかでないが、神経活動が活発化すると考えられ、速効性良好に体力が向上するのが確認されている。負に帯電したSi等が封入されたガラス容器をさらに備えることにより、このガラス容器の端部から負電荷が放出され、発振部で生じる磁界に作用して、発振のノイズが除去され、より体力が向上することが確認されている。負電荷が生体に供給され、患部に帯電していた正の静電気が軽減除去されると、体液等の流れが良くなり、血圧下降、血糖減少、血管拡張及び利尿促進等の生体作用が生じることが知られている。この体力向上装置を使用することにより、上述したように、発振のノイズが除去され、神経活動がより活発化されるとともに、負電荷が人体に効率よく供給されて人体に帯電していた静電気が軽減除去され、体力がより向上する。
【0018】
また、本発明においては、第1過程で、静電気軽減除去手段が埋設された場所でSi等を静置し、又は負電荷が与えられた石英坩堝にSi等を投入するので、負電荷がSi等に移行してSi等が負電荷を帯びた状態になる。その後の第2過程で、静電気軽減除去手段が埋設された場所でこのSi等を焼成することにより、負電荷がSi等に定着し、負電荷の経時的減少が抑制される。このようにして負に帯電したSi等をガラス容器に封入して体力向上装置を構成すると、その使用時に負電荷が発振部の磁界に作用し、発振のノイズが除去され、より体力が向上する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、速効性良好に体力が向上する。
そして、本発明の体力向上装置は簡単な構成を有し、人体に装着するのみでよく、体力増強のための他の飲食品と異なり、症状及び薬の服用等に関わらず使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施の形態1に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る体力向上装置の製造に適用する負電荷付与装置を示す斜視図である。
【図3】メタリックシリコンを焼成する建物及び敷地を示す側面図である。
【図4】メタリックシリコンを焼成する建物及び敷地を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る体力向上装置の他の例を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態5に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態6に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図11】実施例1の体力向上装置のオシロ波形を示す写真である。
【図12】実施例2の体力向上装置のオシロ波形を示す写真である。
【図13】実施例3の体力向上装置のオシロ波形を示す写真である。
【図14】本発明の実施例1に係る体力向上装置を装着した場合の時間と速度との関係を示すグラフである。
【図15】本発明の実施例1に係る体力向上装置を装着しなかった場合の時間と速度との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る体力向上装置1を示す斜視図である。
体力向上装置1は、合成樹脂製で矩形をなす基板2と、該基板2に設けてあり、円錐状をなし、後述するようにして負に帯電させた粒状のメタリックシリコン8を封入してある5個のガラス容器3と、ボタン型電池を収容する電池収容部5と、圧電ブザー(発振部)6と、タイマーIC(駆動回路)7とを備える。電池収容部5、圧電ブザー6、及びタイマーICは電気的に接続してあり、電気回路が構成されている。
この体力向上装置1においては、基板2に、4個のガラス容器3を四角形の頂点をなすように配し、1個のガラス容器3を該四角形の中心部に配するようにして設けてある。
【0022】
体力向上装置1においては、電池収容部5に収容されたボタン型電池により電力が与えられて、タイマーIC7によりパルスが発生し、該パルスに従って0.5Hz以上の適宜の回数、圧電ブザー6が発振するように構成されている。
【0023】
本実施の形態の体力向上装置1においては、1個のガラス容器3を4個のガラス容器3により形成される四角形の中心部に配置した場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、1個のガラス容器3は前記四角形の内部に配置してあればよい。また、四角形の内部に配置するガラス容器3として、頂点に配置するガラス容器3より小さいものを使用することにしてもよい。そして、基板2は矩形状をなす場合に限定されるものではなく、円形状及び矩形以外の多角形状をなすものであってもよい。
【0024】
ガラス容器3に封入されるメタリックシリコン8は、以下のようにして負に帯電させてある。
図2は、本実施の形態に係る体力向上装置1の製造に適用する負電荷付与装置を示す斜視図である。
負電荷付与装置は、石英坩堝15、銅板16、コード17及び静電気発生装置18(特許第4508442号)を備えたものである。開口面の内径が略40cm、高さが略40cmの石英坩堝15の開口側外縁部及び底部が、それぞれ銅板16及びコード17を介して静電気発生装置18に接続されている。
静電気発生装置18を作動させ、石英坩堝15にマイナスイオンを3時間程度供給し、石英坩堝15から正の静電気を十分に除去した後、Si純度が99.5%のメタリックシリコン(粒径0.2〜2mm)8を1kg、開口側から石英坩堝15に投入し、静電気発生装置18を作動させた状態で、所定時間(3〜15分)放置し、メタリックシリコン8に負電荷を付与させる。
【0025】
次に、前記メタリックシリコン8を焼成する。
図3は、メタリックシリコン8を焼成する建物及び敷地を示す側面図であり、図4はその平面図である。100坪の敷地22の中央部に、建物21(底面3.6m×9.0m)が建てられている。敷地22の四隅と中央(建物21の中央)には、地下5mの深さに、長さ1.5m、直径8cmのガラス管91に、粒状又は粉末状の5〜6kgの珪素(Si)92を封入、密閉したものであるイオン棒9(特許第2896762号)がその長手方向を上下方向に一致させて、埋設されている。建物21の中央部には電気炉23が配置されている。
【0026】
上述のようにして負に帯電したメタリックシリコン8を石英坩堝15から陶器製の坩堝24に移し、これを、電気炉23に入れ、800〜1300℃で、30分〜2時間焼成する。坩堝24は底面の直径が30cm、高さ20cmである。この坩堝24も石英坩堝15と同様にして予め負電荷を付与されている。焼成後にメタリックシリコン8は赤、青、緑、黄、紫、エンジ及び金色のうちのいずれかの色になる。
なお、イオン棒9のガラス管91の長さ及び直径、並びにSi92の量は、建物21及び敷地22の大きさ等により適宜選択すればよい。イオン棒9の埋設位置、深さ及びその個数も、建物21及び敷地22の大きさ及び形状等を考慮して適宜選択する。
そして、この実施形態においては、ガラス管91にSi92を封入しているが、SiOx を封入してもよい。この場合、xは、1.0<x≦2.0であるのが好ましい。
さらに、図2の負電荷付与装置を用いる代わりに、メタリックシリコン8を敷地22内において1日から1週間以上放置し、その後焼成することにしてもよい。
【0027】
以上のように構成された体力向上装置1は、足のすね、膝、足首、頭等にバンド等を用いて装着される。
本実施の形態においては、ガラス容器3及び4により負電荷が、0.5Hz以上の適宜の断続周波数で振動(音波)を与える圧電ブザー6に効率よく供給されて発振のノイズが低減され、神経活動が活発化し、速効性良好に体力が向上する。
そして、本実施の形態の体力向上装置1は簡単な構成を有し、人体に装着するのみでよく、体力増強のための他の飲食品と異なり、症状及び薬の服用等に関わらず誰でも使用することができる。
【0028】
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る体力向上装置15を示す斜視図である。図中、図1と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
体力向上装置15は、ガラス容器3の個数が3個であり、この3個のガラス容器3を三角形の頂点をなすように基板2上に配してあること以外は、実施の形態1に係る体力向上装置1と同一の構成を有する。
【0029】
本実施の形態においては、人体に装着した場合、ガラス容器3により負電荷が圧電ブザー6で生じる磁界に供給されて発振のノイズが低減し、神経活動が活発になるので、速効性良好に体力が向上し、筋力及び瞬発力が向上する。
【0030】
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る体力向上装置31を示す斜視図である。
体力向上装置31は、合成樹脂製で円板状をなす基板32と、該基板32に設けてあり、円錐状をなし、上述のようにして負に帯電させた粒状のメタリックシリコン8を封入してある6個のガラス容器33と、ボタン型電池を収容する電池収容部35と、圧電ブザー36と、タイマーIC37とを備える。電池収容部35は圧電ブザー36に載置されている。
この体力向上装置31においては、基板32に、ガラス容器33を六角形の頂点をなすように設けてある。
【0031】
体力向上装置31においては、電池収容部35に収容されたボタン型電池により電力が与えられて、タイマーIC37によりパルスが発生し、該パルスに従って0.5Hz以上の適宜の回数、圧電ブザー36が発振するように構成されている。
本実施の形態においては、人体に装着した場合、ガラス容器33により負電荷が圧電ブザー6に供給されて発振のノイズが低減し、神経活動が活発になるので、速効性良好に体力が増強する。
【0032】
図6の体力向上装置31は、基板32が円板状をなしているが、基板は六角形状であってもよい。
図7は、基板42が円板状をなす場合の体力向上装置41を示す斜視図である。図6と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略している。
【0033】
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る体力向上装置51を示す斜視図である。
体力向上装置51は、合成樹脂製で矩形をなす基板52と、該基板52に設けてあり、円錐状をなし、上述のようにして負に帯電させた粒状のメタリックシリコン8を封入してある5個のガラス容器53と、電池を収容する電池収容部55と、タイマーIC57と、リレー58とを備える。前記電池としては、例えば12Vのアルカリ積層電池が挙げられる。なお、電圧は1.5Vであってもよい。
この体力向上装置51においては、基板52に、4個のガラス容器53を四角形の頂点をなすように配し、1個のガラス容器53を該四角形の中心部に配するようにして設けてある。
【0034】
体力向上装置51においては、電池収容部55に収容された電池により電力が与えられて、タイマーIC57によりパルスが発生し、該パルスに従って0.5Hz以上の適宜の振動数で、リレー57が発振するように構成されている。
【0035】
以上のように構成された体力向上装置51は、人のすね、頭等にバンド等を用いて装着される。
本実施の形態においては、ガラス容器53により負電荷がリレー57に供給されてリレー57で生じた磁界に作用し、発振のノイズが低減し、神経活動が活発になるので、速効性良好に体力が向上する。
そして、本実施の形態の体力向上装置51は簡単な構成を有し、人体に装着するのみでよく、体力増強のための他の飲食品と異なり、症状及び薬の服用等に関わらず誰でも使用することができる。
【0036】
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る体力向上装置61を示す斜視図である。
体力向上装置61は、合成樹脂製で矩形をなす基板62と、該基板62に設けてあり、円筒状をなし、上述のようにして負に帯電させた粒状のメタリックシリコン8を封入してある5個のガラス容器63と、電池を収容する電池収容部65と、タイマーIC67と、リレー68とを備える。ガラス容器63の両端部は円錐状に形成してある。なお、このガラス容器63の両端部は曲面状に形成してあるものでもよい。
【0037】
本実施の形態においては、人体に装着した場合、ガラス容器63により負電荷がリレー68に供給されて発振のノイズが低減し、神経活動が活発になるので、速効性良好に体力が向上する。
【0038】
実施の形態6.
図10は、本発明の実施の形態6に係る体力向上装置71を示す斜視図である。図中、図1と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
体力向上装置71は、圧電ブザー5の上面に、ガラス容器73を設けていること以外は、実施の形態1に係る体力向上装置1と同一の構成を有する。ガラス容器73はガラス容器3より大きさが小さく、ガラス容器3と同様に、負に帯電したメタリックシリコン8が封入されている。
体力向上装置71は、圧電ブザー5の上面に、ガラス容器73を設けているので、圧電ブザー6に負電荷がより供給されて、後述するように、圧電ブザー5の発振のノイズがより低減する。従って、この体力向上装置71を人体に装着した場合、体力がより向上する。
【実施例】
【0039】
以下、本発明の実施例及び比較例につき具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
前記実施の形態1に係る体力向上装置1に相当する、実施例1の体力向上装置を作製した。基板2の大きさは縦72mm×横95mm、ガラス容器3の高さは25mm、底面の直径は16mmである。圧電ブザー6として商品名「PKB24XPCH3601」(株式会社村田製作所製)の圧電ブザーを、タイマーIC7として商品名「LMC555」(ナショナルセミコンダクター社製)のタイマーICを用いた。本実施例においては、3〜10Hz(平均略6Hz)の断続周波数で発振するように構成した。
【0040】
[実施例2]
前記実施の形態6の体力向上装置71に相当する、実施例2の体力向上装置を作製した。すなわち、ガラス容器73を圧電ブザー6に設けること以外は、実施例1と同様にして、実施例2の体力向上装置を作製した。
【0041】
[実施例3]
前記実施の形態1の体力向上装置1の基板2にガラス容器3を設けず、電池収容部5と、圧電ブザー6と、タイマーIC7とを含む電気回路のみを設けた、実施例3の体力向上装置を作製した。すなわち、ガラス容器3を基板2に設けないこと以外は、実施例1と同様にして、実施例3の体力向上装置を作製した。
【0042】
[実施例4]
前記実施の形態4の体力向上装置51の基板52にガラス容器53を設けず、電池収容部55と、タイマーIC57と、リレー58とを含む電気回路のみを設けた、実施例4の体力向上装置を作製した。基板52の大きさは縦72mm×横95mmである。ガラス容器3の高さは25mm、底面の直径は16mmである。リレー58として商品名「G5V−1」(オムロン株式会社製)のリレーを、タイマーIC57として商品名「LMC555」(ナショナルセミコンダクター社製)のタイマーICを用いた。本実施例においては、3〜10Hz(平均略6Hz)の断続周波数で発振するように構成した。
【0043】
[実施例5]
前記実施の形態4の体力向上装置51に相当する、実施例5の体力向上装置を作製した。すなわち、ガラス容器53を基板52に設けること以外は、実施例4と同様にして、実施例5の体力向上装置を作製した。
【0044】
[ノイズ低減効果の確認]
前記実施例1〜実施例3の体力向上装置の圧電ブザーのノイズ低減効果の確認を、オシロスコープ(岩通計測株式会社製:商品名「SS−7802」)を用い、640mHのコイルを圧電ブザーに載置し、圧電ブザーの出力電圧波形を観測することにより行なった。
図11〜図13は、実施例1〜実施例3の各体力向上装置のオシロスコープの観測波形を示す写真である。
図11の実施例1の体力向上装置のオシロ波形と図13の実施例3のオシロ波形とを比較することにより、基板2にガラス容器3を設けることにより、ノイズが低減し、図11の実施例1の体力向上装置のオシロ波形と図12の実施例2のオシロ波形とを比較することにより、圧電ブザー6上にガラス容器73を設けることにより、さらにノイズが低減することが分かる。
【0045】
[評価試験1]
被験者A、B、Cがそれぞれ上述の実施例1の体力向上装置を頭部に4箇所、両足首に各1箇所、バンドを用いて装着した場合と、該体力向上装置を装着していない場合(比較例)とで50m走ったときのタイムを計測した。計測はストップウオッチを用いて行った。その結果を下記の表1に示す。被験者Aは70歳の女性、被験者Bは63歳の女性、被験者Cは60歳の男性である。
【0046】
【表1】
【0047】
表1より、実施例1の体力向上装置を装着した場合、装着しなかった場合と比較してタイムが著しく短くなっていることが分かる。この効果は、高齢者である被験者A、Bにおいて特に顕著である。
【0048】
被験者Aが前記体力向上装置を装着した場合、装着しなかった場合それぞれにつき50m走ったときの様子をビデオ撮影し、複数の時点で速度を求めた。その結果を図14及び図15のグラフに示す。
図14は前記体力向上装置を装着した場合の時間と速度との関係を示すグラフ、図15は前記体力向上装置を装着しなかった場合の時間と速度との関係を示すグラフである。
図14及び図15のグラフより、体力向上装置を装着しなかった場合、経時的に速度が低下するが、体力向上装置を装着した場合、速度は略一定に保持され、体力が低下しないことが分かる。
以上より、本発明の体力向上装置を装着することにより体力が向上することが確認された。
【0049】
[評価試験2]
被験者A、D、Eが、上述の実施例4の体力向上装置、及び実施例5の体力向上装置をそれぞれ頭部に4箇所、両足首に各1箇所、装着した場合と、装着していない場合(比較例)とで50m走ったときのタイムを計測した。計測はストップウオッチを用いて行った。その結果を下記の表2に示す。被験者Aは上述の70歳の女性、被験者Dは90歳の女性、被験者Eは91歳の女性である。
【0050】
【表2】
【0051】
表2より、実施例4及び実施例5の体力向上装置を装着した場合、装着しなかった場合と比較してタイムが短くなっていることが分かる。基板52に、リレー58に加えて、ガラス容器53を設けた実施例5の体力向上装置の場合、よりタイムが短くなっていることが分かる。
【0052】
[評価試験3]
被験者F(97歳の女性、介護認定:要介護4)に、本願出願人による特許第4282316号の施術用ベッドに寝てもらい、実施例4の体力向上装置を頭部に4箇所、両足首に各1箇所に装着した。10日間で、完全寝たきりの状態から、上体を斜めに起こして食事を取ることができるようになり、血色も良くなった。
次に、実施例5の体力向上装置を部に4箇所、両足首に各1箇所に装着した。
被験者Fは、略5分後、足をばたつかせることができるようになり、ベッドの金具を掴んで寝返りを打てるようになった。
略12分後、上体を完全に起こせるようになった。
略19分後、ベッドに腰掛けようと努力するようになり、これを繰り返しているうちに、略26分後、自力でベッドに腰掛けることができるようになった。
また、被験者Fの頭髪の静電気測定を静電気測定機(セルミ医療器株式会社製の「FMX002 SER.No.02983」)を用いて行った。施術用ベッドに寝る前、施術用ベッドに寝て10日後、実施例5の体力向上装置を装着してから1週間後に静電気測定を行ったところ、それぞれ0.8kV、0.1〜0.4kV、0kVであり、被験者Fの頭髪に帯電していた静電気が除去されたことが確認された。
【0053】
以上より、本発明の体力向上装置は発振部を備えるので、人体に装着することにより、体力が向上し、さらにガラス容器を備えることにより、発振のノイズが低減して、より体力が向上することが確認された。
【0054】
前記実施の形態1乃至6においては、負電荷を付与されたメタリックシリコン8をガラス容器3、4、33、53、63、及び73に封入した場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、SiO2 を主成分とする珪砂等に負電荷を付与させたものを封入することにしてもよい。また、鉱物、Al、P、Ge、Sn、Pb、Ni又はFe等を負に帯電させてガラス容器3、33、53、63、及び73に封入することにしてもよい。
【0055】
また、前記実施の形態1,4,5においてはガラス容器3,53,63を5個、前記実施の形態2においてはガラス容器3を3個、前記実施の形態3においてはガラス容器33を6個、設ける場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。但し、ガラス容器の個数は3個以上であるのが好ましい。また、ガラス容器を多角形の頂点に配置する場合に限定されるものではなく、円上に配置することにしてもよい。
【0056】
そして、前記実施の形態1乃至6においては、電気回路に電気素子として、圧電ブザー6,36、又はリレー58,68を備える場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、他の発振回路を備えることにしてもよい。
【符号の説明】
【0057】
1、15、31、51、61、71 体力向上装置
2、32、52、62 基板
3、33、53、63、73 ガラス容器
5、35、65 電池収容部
6、36 圧電ブザー
7、37、57、67 タイマー素子
58、68 リレー
8 メタリックシリコン
9 イオン棒
15 石英坩堝
16 銅板
17 コード
18 静電気発生装置
21 建物
22 敷地
23 電気炉
24 坩堝
【技術分野】
【0001】
本発明は、人体に装着することで体力が増強される体力向上装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人体の体表面又は体内がプラスに帯電している場合、血液及びリンパ液等の体液、並びに気の流れが悪くなり、血圧上昇、血糖増加、血管収縮及び利尿抑制等の生体作用が生じ、その結果、細胞の活性が減じ、人は興奮しやすくなり、不快感があり、不眠になり、食欲が減退する等の症状が現れ、美容上のトラブル、筋肉痛等の健康障害及び疾病が誘発されることが知られている。
従って、静電気を軽減除去して体力の増強を図ることが求められている。
静電気を軽減除去する方法としては、物体の導電性を高めて電荷を迅速に逃す方法(例えば一端が地中に埋め込まれたアース線に接続する方法)、発生した電荷にアイソトープ、交流コロナ放電を利用した除電器で異極性のイオンを供給しこれを中和する方法、空中放電する方法等がある。
また、正の静電気を中和し、又は負に転じさせて美容上のトラブル、健康障害及び疾病の発生を防止するために、負電荷が発生する機能が付加された空気清浄機等の種々の機器、寝具(布団、枕)及び衣類等が開発されている。
そして、特許文献1には、もろみ酢に酵素処理ヘスペリジン、マリンコラーゲン、オリゴ糖を添加することにより、もろみ酢を飲みやすくすると共に、冷え症を改善する作用、コレステロールを低下させる作用、体調を整える(体力増強、睡眠改善、胃腸や肌状態を改善)作用の付加を図った飲食品の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−186495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上述の方法では静電気を完全に除去することは困難であり、まして正の静電気を負に転じるには大がかりな装置が必要であった。
また、上述の機器等からは大気中に負電荷が拡散し、人体に直接作用する負電荷の量は少なく、人体に帯電している静電気の中和、即ち静電気の軽減除去が十分でなかった。従って、それらの機器等は十分に機能していないという問題があった。
そして、特許文献1の飲食品の場合、該飲食品を4〜8週間摂取することで効果が現れており、速効性がない。また、該飲食品はオリゴ糖を含むので肥満等により生活習慣病を患っている者は飲食用することができない。他の体力増強を目的とする健康食品及び薬品も、症状及び他の薬の常用等により飲食用できない場合があった。そして、これらの健康食品及び薬品を服用しても静電気は軽減除去されないので、十分に体力を増強することができない。
また、神経活動を活発化して体力を向上することも求められている。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、症状及び薬の服用等に関わらず使用することができ、速効性良好に体力を向上することができる体力向上装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、前記目的を達成するため鋭意研究を行った結果、発振部を含む基板を人体に装着することによって、体力が向上し、種々の症状が軽減されることを見出し、さらに、円錐状又は円筒状をなし、負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを封入してある1又は複数のガラス容器を基板に備えることにより、発振のノイズが低減し、さらに体力が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
ここで、負に帯電するとは、負電荷を与えられること、負の静電気を帯びることを意味し、マイナスイオン化ともいう。Siの酸化物としては、SiO2 又はSiOだけでなく、xとして小数点付きの酸化物もあり、この存在は永見剛一が著した「SiO蒸着膜の性質」という研究論文で明らかにされている。
【0007】
第1発明の体力向上装置は、基板と、発振部と、0.5Hz以上の断続周波数で、前記発振部に駆動電圧を与える駆動回路とを含むことを特徴とする。
【0008】
第2発明の体力向上装置は、第1発明において、前記発振部は、圧電ブザー又はリレーであることを特徴とする。
【0009】
第3発明の体力向上装置は、第1又は第2発明において、前記駆動回路は、3Hz以上10Hz以下の断続周波数で、前記発振部に駆動電圧を与えることを特徴とする。
【0010】
第4発明の体力向上装置は、第1乃至第3発明のいずれかにおいて、負に帯電させた粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを封入してある、1又は複数の円錐状又は円筒状のガラス容器を備えることを特徴とする。
【0011】
第5発明の体力向上装置は、第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記ガラス容器を3個以上備えることを特徴とする。
【0012】
第6発明の体力向上装置は、第5発明において、前記基板に、前記ガラス容器を、四角形の頂点及び該四角形の内部に配置してあることを特徴とする。
【0013】
第7発明の体力向上装置は、第5発明において、前記ガラス容器を6個有し、前記基板に、前記ガラス容器を、六角形の頂点に配するように設けてあることを特徴とする。
【0014】
第8発明の体力向上装置は、第4乃至第7発明のいずれかにおいて、前記ガラス容器を前記発振部に備えることを特徴とする。
【0015】
第9発明の体力向上装置は、第1乃至第8発明のいずれかにおいて、前記負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeは、粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを、負に帯電した粒状又は粉末状のSi又はSiOx (0<x≦2)をガラス管に封入してなる静電気軽減除去手段を地中に埋設した場所で静置する第1過程と、該第1過程にて静置されたSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを前記場所で所定時間焼成する第2過程とを有して生成されたものであることを特徴とする。
【0016】
第10発明の体力向上装置は、第1乃至第8発明のいずれかにおいて、前記負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeは、粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを、負に帯電した石英坩堝に投入する第1過程と、負に帯電した粒状又は粉末状のSi又はSiOx (0<x≦2)をガラス管に封入してなる静電気軽減除去手段を地中に埋設した場所で、前記第1過程にて処理されたSi,SiOx (0<x≦2),鉱物,Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを所定時間焼成する第2過程とを有して生成されたものであることを特徴とする。
【0017】
本発明の体力向上装置は簡単な構成を有し、人体に装着するのみでよく、体力増強のための他の飲食品と異なり、症状及び薬の服用等に関わらず使用することができる。
本発明の体力向上装置は、0.5Hz以上の振動数で、振動、音波等を与える発振部を備えており、詳細な理由は明らかでないが、神経活動が活発化すると考えられ、速効性良好に体力が向上するのが確認されている。負に帯電したSi等が封入されたガラス容器をさらに備えることにより、このガラス容器の端部から負電荷が放出され、発振部で生じる磁界に作用して、発振のノイズが除去され、より体力が向上することが確認されている。負電荷が生体に供給され、患部に帯電していた正の静電気が軽減除去されると、体液等の流れが良くなり、血圧下降、血糖減少、血管拡張及び利尿促進等の生体作用が生じることが知られている。この体力向上装置を使用することにより、上述したように、発振のノイズが除去され、神経活動がより活発化されるとともに、負電荷が人体に効率よく供給されて人体に帯電していた静電気が軽減除去され、体力がより向上する。
【0018】
また、本発明においては、第1過程で、静電気軽減除去手段が埋設された場所でSi等を静置し、又は負電荷が与えられた石英坩堝にSi等を投入するので、負電荷がSi等に移行してSi等が負電荷を帯びた状態になる。その後の第2過程で、静電気軽減除去手段が埋設された場所でこのSi等を焼成することにより、負電荷がSi等に定着し、負電荷の経時的減少が抑制される。このようにして負に帯電したSi等をガラス容器に封入して体力向上装置を構成すると、その使用時に負電荷が発振部の磁界に作用し、発振のノイズが除去され、より体力が向上する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、速効性良好に体力が向上する。
そして、本発明の体力向上装置は簡単な構成を有し、人体に装着するのみでよく、体力増強のための他の飲食品と異なり、症状及び薬の服用等に関わらず使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施の形態1に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る体力向上装置の製造に適用する負電荷付与装置を示す斜視図である。
【図3】メタリックシリコンを焼成する建物及び敷地を示す側面図である。
【図4】メタリックシリコンを焼成する建物及び敷地を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る体力向上装置の他の例を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態5に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態6に係る体力向上装置を示す斜視図である。
【図11】実施例1の体力向上装置のオシロ波形を示す写真である。
【図12】実施例2の体力向上装置のオシロ波形を示す写真である。
【図13】実施例3の体力向上装置のオシロ波形を示す写真である。
【図14】本発明の実施例1に係る体力向上装置を装着した場合の時間と速度との関係を示すグラフである。
【図15】本発明の実施例1に係る体力向上装置を装着しなかった場合の時間と速度との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る体力向上装置1を示す斜視図である。
体力向上装置1は、合成樹脂製で矩形をなす基板2と、該基板2に設けてあり、円錐状をなし、後述するようにして負に帯電させた粒状のメタリックシリコン8を封入してある5個のガラス容器3と、ボタン型電池を収容する電池収容部5と、圧電ブザー(発振部)6と、タイマーIC(駆動回路)7とを備える。電池収容部5、圧電ブザー6、及びタイマーICは電気的に接続してあり、電気回路が構成されている。
この体力向上装置1においては、基板2に、4個のガラス容器3を四角形の頂点をなすように配し、1個のガラス容器3を該四角形の中心部に配するようにして設けてある。
【0022】
体力向上装置1においては、電池収容部5に収容されたボタン型電池により電力が与えられて、タイマーIC7によりパルスが発生し、該パルスに従って0.5Hz以上の適宜の回数、圧電ブザー6が発振するように構成されている。
【0023】
本実施の形態の体力向上装置1においては、1個のガラス容器3を4個のガラス容器3により形成される四角形の中心部に配置した場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、1個のガラス容器3は前記四角形の内部に配置してあればよい。また、四角形の内部に配置するガラス容器3として、頂点に配置するガラス容器3より小さいものを使用することにしてもよい。そして、基板2は矩形状をなす場合に限定されるものではなく、円形状及び矩形以外の多角形状をなすものであってもよい。
【0024】
ガラス容器3に封入されるメタリックシリコン8は、以下のようにして負に帯電させてある。
図2は、本実施の形態に係る体力向上装置1の製造に適用する負電荷付与装置を示す斜視図である。
負電荷付与装置は、石英坩堝15、銅板16、コード17及び静電気発生装置18(特許第4508442号)を備えたものである。開口面の内径が略40cm、高さが略40cmの石英坩堝15の開口側外縁部及び底部が、それぞれ銅板16及びコード17を介して静電気発生装置18に接続されている。
静電気発生装置18を作動させ、石英坩堝15にマイナスイオンを3時間程度供給し、石英坩堝15から正の静電気を十分に除去した後、Si純度が99.5%のメタリックシリコン(粒径0.2〜2mm)8を1kg、開口側から石英坩堝15に投入し、静電気発生装置18を作動させた状態で、所定時間(3〜15分)放置し、メタリックシリコン8に負電荷を付与させる。
【0025】
次に、前記メタリックシリコン8を焼成する。
図3は、メタリックシリコン8を焼成する建物及び敷地を示す側面図であり、図4はその平面図である。100坪の敷地22の中央部に、建物21(底面3.6m×9.0m)が建てられている。敷地22の四隅と中央(建物21の中央)には、地下5mの深さに、長さ1.5m、直径8cmのガラス管91に、粒状又は粉末状の5〜6kgの珪素(Si)92を封入、密閉したものであるイオン棒9(特許第2896762号)がその長手方向を上下方向に一致させて、埋設されている。建物21の中央部には電気炉23が配置されている。
【0026】
上述のようにして負に帯電したメタリックシリコン8を石英坩堝15から陶器製の坩堝24に移し、これを、電気炉23に入れ、800〜1300℃で、30分〜2時間焼成する。坩堝24は底面の直径が30cm、高さ20cmである。この坩堝24も石英坩堝15と同様にして予め負電荷を付与されている。焼成後にメタリックシリコン8は赤、青、緑、黄、紫、エンジ及び金色のうちのいずれかの色になる。
なお、イオン棒9のガラス管91の長さ及び直径、並びにSi92の量は、建物21及び敷地22の大きさ等により適宜選択すればよい。イオン棒9の埋設位置、深さ及びその個数も、建物21及び敷地22の大きさ及び形状等を考慮して適宜選択する。
そして、この実施形態においては、ガラス管91にSi92を封入しているが、SiOx を封入してもよい。この場合、xは、1.0<x≦2.0であるのが好ましい。
さらに、図2の負電荷付与装置を用いる代わりに、メタリックシリコン8を敷地22内において1日から1週間以上放置し、その後焼成することにしてもよい。
【0027】
以上のように構成された体力向上装置1は、足のすね、膝、足首、頭等にバンド等を用いて装着される。
本実施の形態においては、ガラス容器3及び4により負電荷が、0.5Hz以上の適宜の断続周波数で振動(音波)を与える圧電ブザー6に効率よく供給されて発振のノイズが低減され、神経活動が活発化し、速効性良好に体力が向上する。
そして、本実施の形態の体力向上装置1は簡単な構成を有し、人体に装着するのみでよく、体力増強のための他の飲食品と異なり、症状及び薬の服用等に関わらず誰でも使用することができる。
【0028】
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る体力向上装置15を示す斜視図である。図中、図1と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
体力向上装置15は、ガラス容器3の個数が3個であり、この3個のガラス容器3を三角形の頂点をなすように基板2上に配してあること以外は、実施の形態1に係る体力向上装置1と同一の構成を有する。
【0029】
本実施の形態においては、人体に装着した場合、ガラス容器3により負電荷が圧電ブザー6で生じる磁界に供給されて発振のノイズが低減し、神経活動が活発になるので、速効性良好に体力が向上し、筋力及び瞬発力が向上する。
【0030】
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る体力向上装置31を示す斜視図である。
体力向上装置31は、合成樹脂製で円板状をなす基板32と、該基板32に設けてあり、円錐状をなし、上述のようにして負に帯電させた粒状のメタリックシリコン8を封入してある6個のガラス容器33と、ボタン型電池を収容する電池収容部35と、圧電ブザー36と、タイマーIC37とを備える。電池収容部35は圧電ブザー36に載置されている。
この体力向上装置31においては、基板32に、ガラス容器33を六角形の頂点をなすように設けてある。
【0031】
体力向上装置31においては、電池収容部35に収容されたボタン型電池により電力が与えられて、タイマーIC37によりパルスが発生し、該パルスに従って0.5Hz以上の適宜の回数、圧電ブザー36が発振するように構成されている。
本実施の形態においては、人体に装着した場合、ガラス容器33により負電荷が圧電ブザー6に供給されて発振のノイズが低減し、神経活動が活発になるので、速効性良好に体力が増強する。
【0032】
図6の体力向上装置31は、基板32が円板状をなしているが、基板は六角形状であってもよい。
図7は、基板42が円板状をなす場合の体力向上装置41を示す斜視図である。図6と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略している。
【0033】
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る体力向上装置51を示す斜視図である。
体力向上装置51は、合成樹脂製で矩形をなす基板52と、該基板52に設けてあり、円錐状をなし、上述のようにして負に帯電させた粒状のメタリックシリコン8を封入してある5個のガラス容器53と、電池を収容する電池収容部55と、タイマーIC57と、リレー58とを備える。前記電池としては、例えば12Vのアルカリ積層電池が挙げられる。なお、電圧は1.5Vであってもよい。
この体力向上装置51においては、基板52に、4個のガラス容器53を四角形の頂点をなすように配し、1個のガラス容器53を該四角形の中心部に配するようにして設けてある。
【0034】
体力向上装置51においては、電池収容部55に収容された電池により電力が与えられて、タイマーIC57によりパルスが発生し、該パルスに従って0.5Hz以上の適宜の振動数で、リレー57が発振するように構成されている。
【0035】
以上のように構成された体力向上装置51は、人のすね、頭等にバンド等を用いて装着される。
本実施の形態においては、ガラス容器53により負電荷がリレー57に供給されてリレー57で生じた磁界に作用し、発振のノイズが低減し、神経活動が活発になるので、速効性良好に体力が向上する。
そして、本実施の形態の体力向上装置51は簡単な構成を有し、人体に装着するのみでよく、体力増強のための他の飲食品と異なり、症状及び薬の服用等に関わらず誰でも使用することができる。
【0036】
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る体力向上装置61を示す斜視図である。
体力向上装置61は、合成樹脂製で矩形をなす基板62と、該基板62に設けてあり、円筒状をなし、上述のようにして負に帯電させた粒状のメタリックシリコン8を封入してある5個のガラス容器63と、電池を収容する電池収容部65と、タイマーIC67と、リレー68とを備える。ガラス容器63の両端部は円錐状に形成してある。なお、このガラス容器63の両端部は曲面状に形成してあるものでもよい。
【0037】
本実施の形態においては、人体に装着した場合、ガラス容器63により負電荷がリレー68に供給されて発振のノイズが低減し、神経活動が活発になるので、速効性良好に体力が向上する。
【0038】
実施の形態6.
図10は、本発明の実施の形態6に係る体力向上装置71を示す斜視図である。図中、図1と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
体力向上装置71は、圧電ブザー5の上面に、ガラス容器73を設けていること以外は、実施の形態1に係る体力向上装置1と同一の構成を有する。ガラス容器73はガラス容器3より大きさが小さく、ガラス容器3と同様に、負に帯電したメタリックシリコン8が封入されている。
体力向上装置71は、圧電ブザー5の上面に、ガラス容器73を設けているので、圧電ブザー6に負電荷がより供給されて、後述するように、圧電ブザー5の発振のノイズがより低減する。従って、この体力向上装置71を人体に装着した場合、体力がより向上する。
【実施例】
【0039】
以下、本発明の実施例及び比較例につき具体的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
前記実施の形態1に係る体力向上装置1に相当する、実施例1の体力向上装置を作製した。基板2の大きさは縦72mm×横95mm、ガラス容器3の高さは25mm、底面の直径は16mmである。圧電ブザー6として商品名「PKB24XPCH3601」(株式会社村田製作所製)の圧電ブザーを、タイマーIC7として商品名「LMC555」(ナショナルセミコンダクター社製)のタイマーICを用いた。本実施例においては、3〜10Hz(平均略6Hz)の断続周波数で発振するように構成した。
【0040】
[実施例2]
前記実施の形態6の体力向上装置71に相当する、実施例2の体力向上装置を作製した。すなわち、ガラス容器73を圧電ブザー6に設けること以外は、実施例1と同様にして、実施例2の体力向上装置を作製した。
【0041】
[実施例3]
前記実施の形態1の体力向上装置1の基板2にガラス容器3を設けず、電池収容部5と、圧電ブザー6と、タイマーIC7とを含む電気回路のみを設けた、実施例3の体力向上装置を作製した。すなわち、ガラス容器3を基板2に設けないこと以外は、実施例1と同様にして、実施例3の体力向上装置を作製した。
【0042】
[実施例4]
前記実施の形態4の体力向上装置51の基板52にガラス容器53を設けず、電池収容部55と、タイマーIC57と、リレー58とを含む電気回路のみを設けた、実施例4の体力向上装置を作製した。基板52の大きさは縦72mm×横95mmである。ガラス容器3の高さは25mm、底面の直径は16mmである。リレー58として商品名「G5V−1」(オムロン株式会社製)のリレーを、タイマーIC57として商品名「LMC555」(ナショナルセミコンダクター社製)のタイマーICを用いた。本実施例においては、3〜10Hz(平均略6Hz)の断続周波数で発振するように構成した。
【0043】
[実施例5]
前記実施の形態4の体力向上装置51に相当する、実施例5の体力向上装置を作製した。すなわち、ガラス容器53を基板52に設けること以外は、実施例4と同様にして、実施例5の体力向上装置を作製した。
【0044】
[ノイズ低減効果の確認]
前記実施例1〜実施例3の体力向上装置の圧電ブザーのノイズ低減効果の確認を、オシロスコープ(岩通計測株式会社製:商品名「SS−7802」)を用い、640mHのコイルを圧電ブザーに載置し、圧電ブザーの出力電圧波形を観測することにより行なった。
図11〜図13は、実施例1〜実施例3の各体力向上装置のオシロスコープの観測波形を示す写真である。
図11の実施例1の体力向上装置のオシロ波形と図13の実施例3のオシロ波形とを比較することにより、基板2にガラス容器3を設けることにより、ノイズが低減し、図11の実施例1の体力向上装置のオシロ波形と図12の実施例2のオシロ波形とを比較することにより、圧電ブザー6上にガラス容器73を設けることにより、さらにノイズが低減することが分かる。
【0045】
[評価試験1]
被験者A、B、Cがそれぞれ上述の実施例1の体力向上装置を頭部に4箇所、両足首に各1箇所、バンドを用いて装着した場合と、該体力向上装置を装着していない場合(比較例)とで50m走ったときのタイムを計測した。計測はストップウオッチを用いて行った。その結果を下記の表1に示す。被験者Aは70歳の女性、被験者Bは63歳の女性、被験者Cは60歳の男性である。
【0046】
【表1】
【0047】
表1より、実施例1の体力向上装置を装着した場合、装着しなかった場合と比較してタイムが著しく短くなっていることが分かる。この効果は、高齢者である被験者A、Bにおいて特に顕著である。
【0048】
被験者Aが前記体力向上装置を装着した場合、装着しなかった場合それぞれにつき50m走ったときの様子をビデオ撮影し、複数の時点で速度を求めた。その結果を図14及び図15のグラフに示す。
図14は前記体力向上装置を装着した場合の時間と速度との関係を示すグラフ、図15は前記体力向上装置を装着しなかった場合の時間と速度との関係を示すグラフである。
図14及び図15のグラフより、体力向上装置を装着しなかった場合、経時的に速度が低下するが、体力向上装置を装着した場合、速度は略一定に保持され、体力が低下しないことが分かる。
以上より、本発明の体力向上装置を装着することにより体力が向上することが確認された。
【0049】
[評価試験2]
被験者A、D、Eが、上述の実施例4の体力向上装置、及び実施例5の体力向上装置をそれぞれ頭部に4箇所、両足首に各1箇所、装着した場合と、装着していない場合(比較例)とで50m走ったときのタイムを計測した。計測はストップウオッチを用いて行った。その結果を下記の表2に示す。被験者Aは上述の70歳の女性、被験者Dは90歳の女性、被験者Eは91歳の女性である。
【0050】
【表2】
【0051】
表2より、実施例4及び実施例5の体力向上装置を装着した場合、装着しなかった場合と比較してタイムが短くなっていることが分かる。基板52に、リレー58に加えて、ガラス容器53を設けた実施例5の体力向上装置の場合、よりタイムが短くなっていることが分かる。
【0052】
[評価試験3]
被験者F(97歳の女性、介護認定:要介護4)に、本願出願人による特許第4282316号の施術用ベッドに寝てもらい、実施例4の体力向上装置を頭部に4箇所、両足首に各1箇所に装着した。10日間で、完全寝たきりの状態から、上体を斜めに起こして食事を取ることができるようになり、血色も良くなった。
次に、実施例5の体力向上装置を部に4箇所、両足首に各1箇所に装着した。
被験者Fは、略5分後、足をばたつかせることができるようになり、ベッドの金具を掴んで寝返りを打てるようになった。
略12分後、上体を完全に起こせるようになった。
略19分後、ベッドに腰掛けようと努力するようになり、これを繰り返しているうちに、略26分後、自力でベッドに腰掛けることができるようになった。
また、被験者Fの頭髪の静電気測定を静電気測定機(セルミ医療器株式会社製の「FMX002 SER.No.02983」)を用いて行った。施術用ベッドに寝る前、施術用ベッドに寝て10日後、実施例5の体力向上装置を装着してから1週間後に静電気測定を行ったところ、それぞれ0.8kV、0.1〜0.4kV、0kVであり、被験者Fの頭髪に帯電していた静電気が除去されたことが確認された。
【0053】
以上より、本発明の体力向上装置は発振部を備えるので、人体に装着することにより、体力が向上し、さらにガラス容器を備えることにより、発振のノイズが低減して、より体力が向上することが確認された。
【0054】
前記実施の形態1乃至6においては、負電荷を付与されたメタリックシリコン8をガラス容器3、4、33、53、63、及び73に封入した場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、SiO2 を主成分とする珪砂等に負電荷を付与させたものを封入することにしてもよい。また、鉱物、Al、P、Ge、Sn、Pb、Ni又はFe等を負に帯電させてガラス容器3、33、53、63、及び73に封入することにしてもよい。
【0055】
また、前記実施の形態1,4,5においてはガラス容器3,53,63を5個、前記実施の形態2においてはガラス容器3を3個、前記実施の形態3においてはガラス容器33を6個、設ける場合につき説明しているがこれに限定されるものではない。但し、ガラス容器の個数は3個以上であるのが好ましい。また、ガラス容器を多角形の頂点に配置する場合に限定されるものではなく、円上に配置することにしてもよい。
【0056】
そして、前記実施の形態1乃至6においては、電気回路に電気素子として、圧電ブザー6,36、又はリレー58,68を備える場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、他の発振回路を備えることにしてもよい。
【符号の説明】
【0057】
1、15、31、51、61、71 体力向上装置
2、32、52、62 基板
3、33、53、63、73 ガラス容器
5、35、65 電池収容部
6、36 圧電ブザー
7、37、57、67 タイマー素子
58、68 リレー
8 メタリックシリコン
9 イオン棒
15 石英坩堝
16 銅板
17 コード
18 静電気発生装置
21 建物
22 敷地
23 電気炉
24 坩堝
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
発振部と、
0.5Hz以上の断続周波数で、前記発振部に駆動電圧を与える駆動回路と
を含むことを特徴とする体力向上装置。
【請求項2】
前記発振部は、圧電ブザー又はリレーであることを特徴とする請求項1に記載の体力向上装置。
【請求項3】
前記駆動回路は、3Hz以上10Hz以下の断続周波数で、前記発振部に駆動電圧を与えることを特徴とする請求項1又は2に記載の体力向上装置。
【請求項4】
負に帯電させた粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを封入してある、1又は複数の円錐状又は円筒状のガラス容器を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の体力向上装置。
【請求項5】
前記ガラス容器を3個以上備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の体力向上装置。
【請求項6】
前記基板に、前記ガラス容器を、四角形の頂点及び該四角形の内部に配置してあることを特徴とする請求項5に記載の体力向上装置。
【請求項7】
前記ガラス容器を6個有し、
前記基板に、前記ガラス容器を、六角形の頂点に配するように設けてあることを特徴とする請求項5に記載の体力向上装置。
【請求項8】
前記ガラス容器を前記発振部に備えることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の体力向上装置。
【請求項9】
前記負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeは、粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを、負に帯電した粒状又は粉末状のSi又はSiOx (0<x≦2)をガラス管に封入してなる静電気軽減除去手段を地中に埋設した場所で静置する第1過程と、該第1過程にて静置されたSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを前記場所で所定時間焼成する第2過程とを有して生成されたものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の体力向上装置。
【請求項10】
前記負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeは、粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを、負に帯電した石英坩堝に投入する第1過程と、負に帯電した粒状又は粉末状のSi又はSiOx (0<x≦2)をガラス管に封入してなる静電気軽減除去手段を地中に埋設した場所で、前記第1過程にて処理されたSi,SiOx (0<x≦2),鉱物,Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを所定時間焼成する第2過程とを有して生成されたものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の体力向上装置。
【請求項1】
基板と、
発振部と、
0.5Hz以上の断続周波数で、前記発振部に駆動電圧を与える駆動回路と
を含むことを特徴とする体力向上装置。
【請求項2】
前記発振部は、圧電ブザー又はリレーであることを特徴とする請求項1に記載の体力向上装置。
【請求項3】
前記駆動回路は、3Hz以上10Hz以下の断続周波数で、前記発振部に駆動電圧を与えることを特徴とする請求項1又は2に記載の体力向上装置。
【請求項4】
負に帯電させた粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを封入してある、1又は複数の円錐状又は円筒状のガラス容器を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の体力向上装置。
【請求項5】
前記ガラス容器を3個以上備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の体力向上装置。
【請求項6】
前記基板に、前記ガラス容器を、四角形の頂点及び該四角形の内部に配置してあることを特徴とする請求項5に記載の体力向上装置。
【請求項7】
前記ガラス容器を6個有し、
前記基板に、前記ガラス容器を、六角形の頂点に配するように設けてあることを特徴とする請求項5に記載の体力向上装置。
【請求項8】
前記ガラス容器を前記発振部に備えることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の体力向上装置。
【請求項9】
前記負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeは、粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを、負に帯電した粒状又は粉末状のSi又はSiOx (0<x≦2)をガラス管に封入してなる静電気軽減除去手段を地中に埋設した場所で静置する第1過程と、該第1過程にて静置されたSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを前記場所で所定時間焼成する第2過程とを有して生成されたものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の体力向上装置。
【請求項10】
前記負に帯電した粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeは、粒状又は粉末状のSi,SiOx (0<x≦2),Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを、負に帯電した石英坩堝に投入する第1過程と、負に帯電した粒状又は粉末状のSi又はSiOx (0<x≦2)をガラス管に封入してなる静電気軽減除去手段を地中に埋設した場所で、前記第1過程にて処理されたSi,SiOx (0<x≦2),鉱物,Al,P,Ge,Sn,Pb,Ni又はFeを所定時間焼成する第2過程とを有して生成されたものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の体力向上装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図14】
【図15】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図14】
【図15】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2013−470(P2013−470A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−136725(P2011−136725)
【出願日】平成23年6月20日(2011.6.20)
【出願人】(595075458)
【出願人】(595075469)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月20日(2011.6.20)
【出願人】(595075458)
【出願人】(595075469)
【Fターム(参考)】
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