説明

作業機械

【課題】作動油タンクをアッパーフレームの中央部に設置した場合でも、作動油タンクとサクションホースとの組み付け作業を支障なく行えるようにする。
【解決手段】下部走行体2の上に機械本体3が設置された作業機械1である。機械本体3は、アッパーフレーム5や、底面40に送油ポート41を有する作動油タンク24、送油ポート41に接続されるサクションホース30を備える。アッパーフレーム5は、底板51や一対の縦板52L,52Rを有している。作動油タンク24は、送油ポート41が一対の縦板52L,52Rの間に位置するように、アッパーフレーム5の上に設置されている。作動油タンク24の底面40と、縦板52Rの上端との間に、サクションホース30の接続作業が可能な作業隙間46が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベルやクレーン等の作業機械に関し、その中でも主に作動油タンクの組み付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の作業機械では、クローラ式やホイール式の下部走行体の上に機械本体が設置され、自走できるように構成されているのが一般的である。機械本体は、下部走行体に支持されたアッパーフレームを備え、そのアッパーフレームに作業装置やキャブ、機械室等が設置されている。多くの機種では、実際に作業を行う作業装置がアッパーフレームの前側の中央部に設置され、キャブがアッパーフレームの前側の左右いずれかの隅部に設置されている。そして、アッパーフレームのその他の大部分は機械室によって占められている。
【0003】
機械室の内部には、作業機械を駆動制御するために、エンジンや油圧ポンプ、作動油タンク、燃料タンク等の機器が密集した状態で設置されている。これら機器のうち、作動油タンクについては、機械本体の左右いずれかの側部に偏って設置されている機種が多いが、アッパーフレームの中央部に設置されている機種もある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−177499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の油圧ショベルのように、作動油タンクをアッパーフレームの中央部に設置すると、作動油タンクの組み付け作業やメンテナンス作業に支障が生じる。
【0006】
具体的には、作動油タンクの底面には、作動油を排出する大径の送油ポートがあり、作動油タンクの組み付け時には、そこに油圧ポンプから延びる太いサクションホースを接続する必要がある。また、作動油タンクの組み付け後にも、増し締め等を行ってその接続状態を保守、管理する必要がある。
【0007】
しかしながら、送油ポートとサクションホースとの接続部分は、作動油タンクの下方に位置しているため、これら作業は、作動油タンクの上方からは行えず、作動油タンクの横方か下方からしか行えないという制約がある。
【0008】
それに対し、通常、アッパーフレームは前後方向に長いうえに、接続部分の前後に機器が密集しているため、前後方向から組み付け作業等を行うのは難しい。
【0009】
また、アッパーフレームには、前後方向に延びる一対の縦板が左右に設けられていて、接続部分の左右両側がこれら縦板によって塞がれてしまうため、左右方向から作業を行うのも難しい。
【0010】
従って、組み付け作業等は、作動油タンクの下方から行わざるを得ないが、その場合、狭い機械本体の下側に潜り込み、上を向いた状態で作業を行わなければならないため、作業負担が大きく、作業性に欠ける。
【0011】
そこで、本発明の目的は、作動油タンクをアッパーフレームの中央部に設置した場合でも、作動油タンクとサクションホースとの組み付け作業やメンテナンス作業を支障なく行うことができる作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る作業機械は、下部走行体の上に機械本体が設置された作業機械であって、前記機械本体が、前記下部走行体に支持されたアッパーフレームと、底面に送油ポートを有する作動油タンクと、前記送油ポートに接続されるサクションホースとを備えている。前記アッパーフレームは、底板と、前記底板の上に左右に離れて位置し、前後方向に延びるように立設された一対の縦板とを有している。前記作動油タンクは、少なくとも前記送油ポートが前記一対の縦板の間に位置するように、前記アッパーフレームの上に設置されている。
【0013】
そして、前記作動油タンクの底面と、少なくともいずれか一方の前記縦板の上端との間に、前記サクションホースの接続作業が可能な作業隙間が設けられている。
【0014】
すなわち、この作業機械では、サクションホースが接続される送油ポートを底面に有する作動油タンクがアッパーフレームの上に設置されている。
【0015】
送油ポートの左右には縦板が存在するため邪魔になるが、作動油タンクの底面と縦板の上端との間に、サクションホースの接続作業が可能な作業隙間が設けられているので、横方からサクションホースの接続作業等が行える。従って、作動油タンクの下方から作業を行わずに済むため、作業性が向上する。
【0016】
特に、前記送油ポートは、前記作動油タンクの底面から下方に突出する接続部位を有し、側方から見て、接続部位の少なくとも一部が前記作業隙間に臨んでいるようにするのが好ましい。
【0017】
そうすれば、送油ポートとサクションホースの接続部分を作業隙間から容易に視認することができるので、よりいっそう作用性が向上する。
【0018】
また、前記作動油タンクが、前記縦板から外方に向かって張り出す膨出部を有し、前記膨出部が前記作業隙間の上方の空間内に位置しているようにするとよい。
【0019】
作業隙間を設けると、それだけ作動油タンクの設置位置が上方にシフトするため、作動油タンクの高さが相対的に低くなって作動油タンクの容量が減少する。そこで、作業隙間を設けることによってその上方に生じる空間を利用し、作動油タンクにその容量を増加させる膨出部を設けることで、高さによる容量の減少分を補うことができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明を適用した作業機械によれば、作動油タンクがアッパーフレームの中央部に設置されていても、作動油タンクとサクションホースとの組み付け作業やメンテナンス作業を支障なく行うことができるので、作業性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明を適用した油圧ショベルを示す概略側面図である。
【図2】アッパーフレームにおける主な設置部材の配置を示す概略平面図である。
【図3】アッパーフレームの構造と作動油タンクとサクションホースの配置を示す概略平面図である。
【図4】機械本体の要部の構造を示す概略図である。設置部材は一部省略している。
【図5】作動油タンクの構造を示す概略斜視図である。
【図6】図4で矢印Iで示す部分の拡大図である。
【図7】アッパーフレームにおける作動油タンクの設置部位を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
【0023】
図1及び図2に、本発明を適用した油圧ショベル1(作業機械の一例)を示す。この油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2と、その上に旋回可能に設けられた機械本体3とを備える。この機種では、土砂等の押し出し作業が行えるように、下部走行体2の前側にドーザ2aが標準装備されている。
【0024】
図1等には、前後や上下左右の方向を示す矢印を表してある。説明で用いる前後等の方向は、これら図に示す方向に従う。
【0025】
機械本体3は、アッパーフレーム5やキャブ6、機械室7、作業装置9などで構成されている。
【0026】
図3に示すように、アッパーフレーム5は、底板51や左右一対の縦板52L,52R、左右一対の側枠53L,53R、前枠53F、梁板54、ブラケット55等によって構成され、平面視が略矩形形状の外観を有している。アッパーフレーム5は、その上にキャブ6や機械室7等が設置されるため、構造的に強度、剛性が強化されている。
【0027】
底板51は、その板面が略水平方向に拡がるように設置される肉厚な金属板である。底板51は、その下面に設けられた円環状の旋回支持部5a(図1に示す)を介して下部走行体2に旋回自在に支持されている。
【0028】
縦板52L,52R(特に左右を区別しない場合は包括的に符号52を用いる)は、帯状の肉厚な金属板である。各縦板52は、左右に離れて位置し、屈曲しながら前後方向に延びるように設置されている。各縦板52は、底板51の上に立ち、その板面を略水平方向(左右方向)に向けた状態でその下縁が底板51の上面に溶接されている。両縦板52の間には、これら縦板52と底板51とに略直交した状態で複数の梁板54が固定されている。各縦板52の前端部分は、前枠53Fから前方に突出し、作業装置9の支持部位5bを構成している。
【0029】
作業装置9は、機械本体3の左右幅方向の中間であって、アッパーフレーム5の前方に位置している。作業装置9は、ブーム11やアーム12、バケット13などで構成されており、ブーム11が支持部位5bに軸支されている。これらブーム11等は、油圧制御された油圧シリンダ14の伸縮動作に連動して変位する。なお、この機種の支持部位5bは前枠53Fから前方に突出しているが、支持部位5bは前枠53Fの後方に位置していてもよい。
【0030】
キャブ6は、周囲が矩形箱形のカバーで覆われた運転室であり、アッパーフレーム5の左前隅部に位置し、アッパーフレーム5の上で大きなスペースを占めている。オペレータがキャブ6に乗り込んで各種装置を操作することにより、下部走行体2や作業装置9が駆動制御される。
【0031】
機械室7は、機械本体3の右前部から後部にわたって位置している。機械室7の周囲は、機械室カバー7aによって覆われており、機械室7の後部を覆う後部カバー7bは、作業装置9との間で前後のバランスを保つカウンターウエイトを兼ねている。機械室7の内部には、エンジン21や、油圧ポンプ22、冷却装置23、作動油タンク24、燃料タンク25、コントロールバルブ26、吸気装置27、排気装置28等の機器、及びバッテリー29等の設置部材が密集した状態で設置されている。また、ここでの図示は省略するが、これら機器類の間を縫うように、多数の電線や油圧ホース、配管等が配設されている。
【0032】
エンジン21は、その駆動軸を左右幅方向に向けた状態で、機械本体3の後部における左右幅方向の左端から中間にわたる部位に設置されている。エンジン21は、作動時に熱や騒音を発生するため、機械室7を区画して形成されたエンジン室7Aに収容されている。エンジン室7Aの右端には、熱交換器やファン等で構成された冷却装置23が設置されている。
【0033】
油圧ポンプ22は、エンジン21の駆動軸に連結されるため、エンジン室7A内において、エンジン21の左側に並んで設置されている。
【0034】
油圧ポンプ22は、エンジン21によって駆動され、サクションホース30を通じて作動油タンク24から作動油を吸引し、コントロールバルブ26を介して各油圧機器に作動油を圧送する。作動油を吸引し易いように、通常、サクションホース30には、内径の大きいものが採用される。同じ理由で、サクションホース30の長さは短い方が好ましい。
【0035】
そこで、作動油タンク24ができるだけ油圧ポンプ22の近くに位置するように、エンジン室7Aの前面に隣接し、かつ、キャブ6の側面に隣接する位置に作動油タンク24が設置されている。そして、作動油タンク24の右側には、前方に位置ずれした状態で燃料タンク25が設置され、作動油タンク24の右側面の前部と燃料タンク25の左側面の後部とが隣接している。
【0036】
図4に示すように、作動油タンク24の右側面の後部は、エンジン室7Aの前面と燃料タンク25の後面との間に形成された縦長の隙間(作業用空間31ともいう)に臨んでいる。この作業用空間31の上側部分には、エンジン21が取り込む空気を濾過するフィルタ等で構成された吸気装置27が設置されている。吸気装置27の下側、つまり作業用空間31の下側部分には、バッテリー29が取り外し可能に設置されている。
【0037】
燃料タンク25の前方には、コントロールバルブ26が設置されている。コントロールバルブ26には、油圧ポンプ22、各油圧機器及び作動油タンク24から延びる複数の油圧ホースが接続されており、これら油圧ホースの一群が作動油タンク24の前方の空間を通って配設されている(油圧ホース等の一群は、便宜上、図4では省略し、図2において符号32で示す)。従って、作動油タンク24の前後左右は、作業用空間31の下側部分を除き、燃料タンク25等の、アッパーフレーム5に組み付けられた設置部材で塞がれた状態となっている。
【0038】
(作動油タンク、サクションホース)
図5に示すように、作動油タンク24は、作動油を貯留する略矩形箱状の容器である。作動油タンク24の底面40の後寄りの部分には、作動油タンク24の内部に連通する送油ポート41が設けられている。送油ポート41は、円筒形状を有し、下方に向かって突出している。送油ポート41の先端側は、サクションホース30の内径よりも僅かに小さな外径を有する接続部位41aとなっている。
【0039】
また、作動油タンク24の底側の前後縁部からは、取付用のフランジ部42,42がそれぞれ逆向きに張り出している。図示は省略するが、作動油タンク24の前面には、コントロールバルブ26からの戻り油を受け入れる返油ポートが設けられている。
【0040】
作動油タンク24には、壁面が張り出す膨出部43が設けられている。詳しくは、上述した作業用空間31に入り込むように、膨出部43は、作動油タンク24の右側面の後部に設けられ、上下方向に延びている。
【0041】
この油圧ショベル1では、後述するように、作動油タンク24の設置位置が上方にシフトしている。従って、その分、作動油タンク24の高さが低くなるため、作動油タンク24に膨出部43を設けることで、高さによる容量の減少分を補っている。
【0042】
サクションホース30は、図3に示したように、油圧ポンプ22から作動油タンク24の設置部位まで底板51に沿って延びるように配設され、留め具33で底板51に取り付けられている。サクションホース30の作動油タンク24側の端部には、図6に示すように、L字状に曲げられて上方に延びる接続端30aが形成されている。
【0043】
図7に、アッパーフレーム5における作動油タンク24の設置部位を示す。作動油タンク24は、前後に配置された2つの作動油タンク用のブラケット55A,55Aを介してアッパーフレーム5に支持されている。各ブラケット55Aは、作動油タンク24の各フランジ部42が取り付けられる台座部55aと、台座部55aを支持する支持部55bとを有している。各ブラケット55Aの支持部55bは、一対の縦板52L,52Rの間に前後に隣接して設けられた2つの梁板54,54にそれぞれ固定されている。
【0044】
作動油タンク24をアッパーフレーム5に組み付ける際には、事前にサクションホース30が取り付けられているアッパーフレーム5に対し、例えば、クレーン等で吊り上げた作動油タンク24が両ブラケット55Aの上に載置される。その際、送油ポート41の接続部位41aとサクションホース30の接続端30aとが位置合わせされた後、接続端30aに接続部位41aが挿入される。
【0045】
接続部位41aの挿入前に、接続端30aには1つ以上のリング状の締付具45が取り付けられる。締付具45には、締め付け量の調整ができる締幅調整機構45aが備えられていて、締幅調整機構45aによって接続端30aは接続部位41aに締め付けられる。そうして、送油ポート41にサクションホース30が接続される。
【0046】
また、作動油タンク24をアッパーフレーム5に組み付けた後にも、作動油の漏れ出しを防ぐために、締付具45を増し締めするなどの保守、点検作業を行う場合がある。このような締付具45の締め付け等の作業は、オペレータの手作業によって行われる。
【0047】
ところが、作動油タンク24がアッパーフレーム5の中央部分に設置され、その送油ポート41が一対の縦板52L,52Rの間に位置する場合には、これら作業は容易にはできない。すなわち、送油ポート41とサクションホース30との接続部位41aは、作動油タンク24の下方にあるため、これら作業は、作動油タンク24の上方からは行えないし、作動油タンク24の下方から行うと作業負担が大きく、作業性に欠ける。
【0048】
作動油タンク24の前後は設置部材が密集しているため、前後方向からの作業は難しい。また、容量等の関係で、作動油タンク24の設置位置は、通常低く設定されているため、送油ポート41の左右も縦板52で塞がれて作業ができない。
【0049】
そこで、この油圧ショベル1では、作動油タンク24の設置位置を上方にシフトさせ、作動油タンク24の底面40と縦板52の上端との間に隙間を設け、その隙間を通じてこれら作業ができるようにしている。
【0050】
具体的には、作動油タンク24の底面40と、縦板52(少なくとも右側の縦板52R)の上端との間に、適当な隙間が空くように、各ブラケット55は縦板52よりも上方に突出している。その結果、作動油タンク24をアッパーフレーム5に組み付けた時には、図4や図6に示したように、作動油タンク24の作業用空間31に臨んでいる部位の下側には、手を入れて締付具45の締め付け等の作業が支障無くできる程度の隙間(作業隙間46)が空く。
【0051】
特に、この実施形態では、側方から見て、接続部位41aの全部が作業隙間46に臨むように設定されているので、送油ポート41とサクションホース30の接続部分の全体を作業隙間46から容易に視認することができる。
【0052】
機械室7の外側から組み付け作業等ができるようにするには、作動油タンク24の側方の少なくとも一部に、作業隙間46から機械室7の外側に通じる空間を確保する必要がある。そこで、この油圧ショベル1では、設置部材の配置を工夫して作業用空間31を確保し、作業用空間31及び作業隙間46を通じて機械室7の外側から組み付け等の作業が行えるようにしている。
【0053】
更に、単に作動油タンク24の設置位置を上方にシフトさせると、高さが小さくなる分、作動油タンク24の容量は減少する。それに対し、この油圧ショベル1では、作業用空間31を利用して作動油タンク24に膨出部43が設けられているので、容量の減少分が補われ、作動油タンク24の容量も確保できている。
【0054】
以上説明したように、本発明を適用したこの油圧ショベル1は、作動油タンク24が油圧ポンプ22の近くに設置されているので、送油性能に優れるし、作業隙間46を通じて作動油タンク24とサクションホース30との組み付け作業等を支障無く行うことができるので、作業性に優れる。
【0055】
なお、本発明にかかる作業機械は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。例えば、アッパーフレーム上の各設置部材の左右の配置は逆であってもよい。また、実施形態の設置部材の配置は一例であり、仕様に応じて適宜変更できる。
【符号の説明】
【0056】
1 油圧ショベル(作業機械)
2 下部走行体
3 機械本体
5 アッパーフレーム
7 機械室
9 作業装置
22 油圧ポンプ
24 作動油タンク
30 サクションホース
31 作業用空間
41 送油ポート
41a 接続部位
43 膨出部
46 作業隙間
52 縦板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部走行体の上に機械本体が設置された作業機械であって、
前記機械本体が、
前記下部走行体に支持されたアッパーフレームと、
底面に送油ポートを有する作動油タンクと、
前記送油ポートに接続されるサクションホースと、
を備え、
前記アッパーフレームは、
底板と、
前記底板の上に左右に離れて位置し、前後方向に延びるように立設された一対の縦板と、
を有し、
前記作動油タンクは、少なくとも前記送油ポートが前記一対の縦板の間に位置するように、前記アッパーフレームの上に設置され、
前記作動油タンクの底面と、少なくともいずれか一方の前記縦板の上端との間に、前記サクションホースの接続作業が可能な作業隙間が設けられている作業機械。
【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記送油ポートは、前記作動油タンクの底面から下方に突出する接続部位を有し、
側方から見て、前記接続部位の少なくとも一部が前記作業隙間に臨んでいる作業機械。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の作業機械において、
前記作動油タンクが、前記縦板から外方に向かって張り出す膨出部を有し、
前記膨出部が前記作業隙間の上方の空間内に位置している作業機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−83072(P2013−83072A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−222896(P2011−222896)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(000246273)コベルコ建機株式会社 (644)
【Fターム(参考)】