説明

作業用ウエイト、持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耕耘機の構造に関し、特に作業用ウエイトや持ち上げ用ハンドルの取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の耕耘機を図6、図7に示す。図6は全体の側面図、図7は正面図である。駆動部6にはギアケース8、支持アーム7が設けられており、この支持アーム7先端にロータ軸10Jが支持されている。駆動部6の動力はギアケース8、支持アーム7を介してロータ軸10Jに伝達され、ロータ軸10Jに固定されている複数のロータ10(図7参照)を回転駆動させて土をすき起こす。ギアケース8に取り付けられたガード9は泥よけである。
【0003】作業者は作業用ハンドル14を持って耕耘機を操作し耕耘作業を行なう。作業用ハンドル14はバー12に接続されており、このバー12は接続部13を介してギアケース8に固定されている。また、ギアケース8には抵抗棒16、移動用車輪18が固定されており、耕耘作業時には図6に示すように抵抗棒16を地面に接触させてロータ10を押しつける。耕耘機を移動させる場合は、回転軸17を中心として抵抗棒16、移動用車輪18を180度回転させ移動用車輪18を地面に接した状態にする。レバー17aは、抵抗棒16と移動用車輪18との回転を固定するための固定レバーである。
【0004】ところで、耕耘機を車輌に載せたり保管する場合などは、耕耘機全体を持ち上げる必要がある。このような場合のために、ガード9先端には持ち上げ用ハンドル60が固定されている。この持ち上げ用ハンドル60を握って持ち上げたとき、耕耘機の重量がその両側でバランスがとれるようになっている。
【0005】また、ガード9先端には作業用ウエイト62も固定されている。この作業用ウエイト62は、耕耘作業時にロータ10を土に押しつけるために設けられているものである。図7に示すように、ガード9にはネジ軸65が設けられており、これらのネジ軸65を作業用ウエイト62のネジ穴に貫通させ、ナット64で締めつけて固定している。なお、作業用ウエイト62を確実に固定するため、2本のネジ軸65が用いられている(図7R>7参照)。
【0006】他の従来例を図8に示す。この耕耘機にはギヤケース68に第1持ち上げ用ハンドル66とともに、前方部に第2持ち上げ用ハンドル67が固定されている。これら第1持ち上げ用ハンドル66、第2持ち上げ用ハンドル67を持って耕耘機を持ち上げるようになっている。第2持ち上げ用ハンドル67には、図8に示すように作業用ウエイト68が填め込まれており、耕耘作業時にロータ10を土に押しつけている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の耕耘機には次のような問題があった。まず、図6、図7に示す耕耘機では、上記のように持ち上げ用ハンドル60がガード9先端に設けられているため、たとえば耕耘機を保管する際などにこの持ち上げ用ハンドルが突出して障害になり、収納スペースを広く確保しなければならないという問題がある。
【0008】また、作業用ウエイト62を取り付けるために2本のネジ軸65をガード9先端に設けておく必要があり、このような専用部材のために構成が複雑化してしまう。さらに、作業用ウエイト62を固定するためには、各ネジ軸65に対してナット64を締めつけなければならず、作業用ウエイト62の固定作業に手間を要するという問題もある。
【0009】特に土の状態に応じて、作業用ウエイト62を取り外して耕耘作業を行なうことがある。たとえば、土が軟らかくねばりがあるような場合には、ロータ10にかける負荷を軽くするために、作業用ウエイト62を取り外して作業を行なう。したがって、作業用ウエイト62の取り付け、取り外しに手間がかかると著しく不便である。
【0010】また、図8に示す耕耘機では、作業用ウエイト68が第2持ち上げ用ハンドル67に填め込まれることによって取り付けられている。このため、図6、図7R>7に示す耕耘機に対して、作業用ウエイト68の取り付け作業は比較的容易である。しかし、この耕耘機では、第1持ち上げ用ハンドル66とは別に、作業用ウエイト68を取り付ける第2持ち上げ用ハンドル67を設ける必要がある。このため、部品点数が多くなり、構成が複雑化するという問題がある。
【0011】さらに、第2持ち上げ用ハンドル67は耕耘機の前方に設けられており、ここに取り付けられる作業用ウエイト68もロータ10に対して前方にずれて位置することになる。このため、耕耘作業中に作業用ウエイト68の重量がロータ10に十分に加重されない。
【0012】そこで本発明は、耕耘機収納の際などに持ち上げ用ハンドルが障害にならず、また作業用ウエイトを取り付けるためのネジ軸などの専用部材や、第2のハンドルが不要で構成を簡素化することができ、さらに作業用ウエイトの取り付け作業、固定作業が容易で、作業用ウエイトの重量がロータに十分に加重される作業用ウエイト、持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機の提供を目的とする。
【0013】
【0014】

【課題を解決するための手段】
請求項に係る作業用ウエイトおよび持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機は、駆動部、駆動部に設けられている動力伝達部、動力伝達部によって支持されるロータ部であって、駆動部の動力を受けて回転駆動し、土をすき起こすロータ部、耕耘機を持ち上げるために設けられた持ち上げ用ハンドル、耕耘作業時にロータ部を土に向けて押しつけるための作業用ウエイト、を備えた作業用ウエイトおよび持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機において、持ち上げ用ハンドルは、動力伝達部に設けられ、かつ耕耘機全体のほぼ重心位置であって、ロータ部によって土をすき起こす耕耘作業時においてロータ部に対してほぼ鉛直方向上部に設けられており、作業用ウエイトには持ち上げ用ハンドルを貫通させるための貫通空間が形成されており、当該貫通空間に持ち上げ用ハンドルを貫通させることによって作業用ウエイトが取り付けられる、ことを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1に係る持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機においては、持ち上げ用ハンドルは、動力伝達部に設けられおり、かつ耕耘機全体のほぼ重心位置にのみ設けられている。
【0016】このように、持ち上げ用ハンドルは動力伝達部に直接設けられており、たとえばロータ部からの泥よけガードなどに持ち上げ用ハンドルが取り付けられていない。また、持ち上げ用ハンドルは耕耘機全体のほぼ重心位置に設けられているため、耕耘機を持ち上げた場合、持ち上げ用ハンドルの両側でバランスを保つことができる。さらに、持ち上げ用ハンドルは耕耘機全体のほぼ重心位置にだけ1つ設けられており、持ち上げ用の他のハンドルは設けられていない。
【0017】請求項に係る作業用ウエイトおよび持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機は、持ち上げ用ハンドルは、動力伝達部に設けられ、かつ耕耘機全体のほぼ重心位置であって、ロータ部によって土をすき起こす耕耘作業時においてロータ部に対してほぼ鉛直方向上部に設けられている。そして、作業用ウエイトには持ち上げ用ハンドルを貫通させるための貫通空間が形成されており、この貫通空間に持ち上げ用ハンドルを貫通させることによって作業用ウエイトが取り付けられる。
【0018】したがって、作業用ウエイトを取り付けるための専用部材、たとえばネジ軸などを設ける必要がない。また、持ち上げ用ハンドルに取り付けられた作業用ウエイトは、ロータ部に対してほぼ鉛直方向上部に設けられることになるため、ロータ部に十分な重さを加えることができる。
【0019】
【実施例】本発明に係る作業用ウエイト、持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は本実施例の耕耘機の全体構成を示す側面図であり、図2は正面図である。
【0020】駆動部6にはギヤケース8、支持アーム7が設けられており、この支持アーム7先端にロータ軸10Jが支持されている。ギヤケース8、支持アーム7が本発明における動力伝達部である。ギヤケース8には減速ギヤが内蔵されており、駆動部6の動力はこの減速ギヤで減速され、さらに支持アーム7を介してロータ軸10Jに伝達される。
【0021】図2に示すように、ロータ軸10Jには複数のロータ10が固定されている。そして、ロータ軸10Jが駆動部の動力を受けて回転することにより複数のロータ10も回転駆動し、この回転するロータ10で土をすき起こす。なお、ギヤケース8には泥よけのためのガード9が取り付けられている。
【0022】また、ギヤケース8には接続部13を介してバー12が固定されており、バー12にはさらに作業用ハンドル14が接続されている。作業者はこの作業用ハンドル14を持って耕耘機を操作し耕耘作業を行なう。接続部13には図1に示すように、抵抗棒16が取り付けられている。作業者は耕耘作業時にこの抵抗棒16を地面に押しつけ、耕耘機の進行を制御しながら作業を行なう。なお抵抗棒16は、作業者の身長に応じ、抵抗棒中心軸16Jを中心に角度切り換えが可能になっている。
【0023】抵抗棒16には移動用車輪18が固定されている。この移動用車輪18はロータ軸10J方向(図2R>2参照)に並んで2つ設けられている。耕耘作業時には図1に示すように抵抗棒16が地面に接した状態で作業を行なう。これに対して耕耘機を移動させる場合、抵抗棒16、移動用車輪18を回転軸17を中心に180度回転させ、移動用車輪18が地面に接するように位置させる(図示せず)。そして、この状態で耕耘機を移動させる。なお、レバー17aの操作により、抵抗棒16、移動用車輪18を回転、固定する。
【0024】ところで、耕耘機をたとえば車輌に載せたり、保管する場合、耕耘機全体を持ち上げる必要がある。このため、持ち上げ用ハンドル2が設けられている。本実施例ではこの持ち上げ用ハンドル2はギヤケース8に固定されている。持ち上げ用ハンドル2とギヤケース8の固定部分の詳細を図3に示す。図3Aは側面図、図3Bは正面図である。図3Bではガード9等は省略されている。図3Bに示されるように、持ち上げ用ハンドル2の両端部2aが固定ボルト20で固定されている図5は持ち上げ用ハンドル2を持って、耕耘機を矢印90方向に持ち上げた状態を示す図である。図5に示すように、持ち上げ用ハンドル2は耕耘機全体のほぼ重心位置に設けられており、持ち上げ用ハンドル2を握って持ち上げたとき、耕耘機の重量がその両側でバランスがとれるようになっている。
【0025】このように、持ち上げ用ハンドル2はギヤケース8に直接設けられているため、従来の耕耘機に比べて保管、収納に便利である。すなわち、図6に示すように従来の耕耘機は、持ち上げ用ハンドル60がガード9に取り付けられているため、耕耘機全体から突出した形で位置する。これに対して、本実施例においては持ち上げ用ハンドル2がギヤケース8に直接設けられており、従来の耕耘機のように突出することはなく、保管、収納の際に持ち上げ用ハンドルが障害にならず収納スペースを広く確保する必要がない。
【0026】また、本実施例における耕耘機では、持ち上げ用ハンドル2は1つのみであり、たとえば図8に示す従来の耕耘機のように、第2持ち上げ用ハンドル67は設けられていない。このため、部品点数を少なくし、構成を簡素化することができる。
【0027】なお、持ち上げ用ハンドル2は本実施例に示すものに限られず、耕耘機を持ち上げるに適した形状であれば、他の形状を採用してもよい。また、その取り付け位置も、保管、収納の際に障害にならない位置であれば、他の箇所に設けてもよい。たとえば、持ち上げ用ハンドル2を駆動部6に取り付けることもできる。
【0028】図1、図2に示すように、持ち上げ用ハンドル2には作業用ウエイト4が取り付けられている。この作業用ウエイト4は、耕耘作業時にロータ10を土に押しつけるためのものである。作業用ウエイト4の詳細を図4に示す。Aは側面図、Bはその平面図である。作業用ウエイト4には、貫通空間としての取り付け穴4Kが形成されている。この取り付け穴4Kに持ち上げ用ハンドル2を貫通させて作業用ウエイト4を取り付ける。
【0029】本実施例では、取り付け穴4Kは、作業用ウエイト4の底面4M(図4A)に対して斜方向に形成されている。これによって、作業用ウエイト4を持ち上げ用ハンドル2に取り付けた場合、底面4Mが、湾曲して前方に延びるガード9に沿って位置し、安定性が確保できるようになっている(図1参照)。
【0030】また、持ち上げ用ハンドル2はロータ10に対してほぼ鉛直方向上部に設けられている(図1参照)。したがって、持ち上げ用ハンドル2に取り付けられる作業用ウエイト4もロータ10の上部に位置することになり、ロータ10に十分な重さを加えることができる。すなわち、耕耘作業時にロータ10を土に向けて確実に押しつけることができる。
【0031】作業用ウエイト4の底面4Mには防振部材としてゴム性クッション43が固着されている。このゴム性クッション43によって、耕耘作業時に作業用ウエイト4が振動することを防止でき、耕耘作業の操作性を向上させることができる。なお防振部材としては防振効果のある部材であればよく、たとえば樹脂性クッションなどを用いることもできる。また、作業用ウエイト4の表面4Hには、図4A、Bに示すようにへこみ部42が形成されている。へこみ部42によって、作業用ウエイト4を取り付けた状態で持ち上げ用ハンドル2を握り易くなる。
【0032】作業用ウエイト4には押圧固定具としての押圧固定ネジ5が設けられている。作業用ウエイト4の側面にはネジ穴が形成されており、このネジ穴を押圧固定ネジ5が螺入、貫通し、先端部5Tが取り付け穴4Kから突出する(図4B参照)。取り付け穴4Kに持ち上げ用ハンドル2を貫通させて作業用ウエイト4を取り付けた後、この押圧固定ネジ5を締め込む。これによって先端部5Tが持ち上げ用ハンドル2の側面部を押圧し、作業用ウエイト4は持ち上げ用ハンドル2に固定される。なお、作業用ウエイト4を持ち上げ用ハンドル2から取り外す場合は、押圧固定ネジ5をゆるめ、持ち上げ用ハンドル2に対する押圧を解除する。
【0033】作業用ウエイト4は本実施例に示すものに限られず、貫通空間も取り付け穴4Kではなくたとえば持ち上げ用ハンドル2に嵌合する切り欠き形状にしてもよい(図示せず)。また、押圧固定具も押圧固定ネジ5に限られず、持ち上げ用ハンドル2を押圧して作業用ウエイト4を固定することができるものであれば、他の構造を採用することもできる。
【0034】以上のように作業用ウエイト4は、取り付け穴4Kに持ち上げ用ハンドル2を貫通させることによって取り付けられるため、たとえば従来の耕耘機におけるネジ軸65(図6、図7)のような専用部材を設ける必要がなく、構成を簡素化することができる。また、取り付け穴4Kに持ち上げ用ハンドル2を貫通させるだけで作業用ウエイト4を取り付けることができるので、取り付け作業が容易である。
【0035】さらに、押圧固定ネジ5の先端部5Tで持ち上げ用ハンドル2を押圧することによって作業用ウエイト4を固定するができるため、作業用ウエイト4の取り付け、取り外し作業が容易である。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機においては、持ち上げ用ハンドルは、動力伝達部に設けられおり、かつ耕耘機全体のほぼ重心位置にのみ設けられている。
【0037】このように、持ち上げ用ハンドルは動力伝達部に直接設けられており、たとえばロータ部からの泥よけガードなどに持ち上げ用ハンドルが取り付けられていない。したがって、耕耘機を保管、収納する際などに持ち上げ用ハンドルが障害になることはなく、収納スペースを広く確保する必要がない。
【0038】また、持ち上げ用ハンドルは耕耘機全体のほぼ重心位置に設けられているため、耕耘機を持ち上げた場合、持ち上げ用ハンドルの両側でバランスを保つことができる。したがって、持ち上げ用ハンドルを持って持ち上げた場合、耕耘機の安定性を確保することができる。
【0039】さらに、持ち上げ用ハンドルは耕耘機全体のほぼ重心位置にだけ1つ設けられており、持ち上げ用の他のハンドルは設けられていない。したがって、部品点数を少なくし、構成を簡素化することができる。
【0040】請求項に係る作業用ウエイトおよび持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機は、持ち上げ用ハンドルは、動力伝達部に設けられ、かつ耕耘機全体のほぼ重心位置であって、ロータ部によって土をすき起こす耕耘作業時においてロータ部に対してほぼ鉛直方向上部に設けられている。そして、作業用ウエイトには持ち上げ用ハンドルを貫通させるための貫通空間が形成されており、この貫通空間に持ち上げ用ハンドルを貫通させることによって作業用ウエイトが取り付けられる。
【0041】すなわち、作業用ウエイトを取り付けるための専用部材、たとえばネジ軸などを設ける必要がない。また作業用ウエイト取り付けるために、たとえば別途ハンドル部などを設ける必要もない。したがって、部品点数を少なくし、構成を簡素化することができる。さらに、貫通空間に持ち上げ用ハンドルを貫通させるだけで作業用ウエイトを取り付けることができるので、取り付け作業が容易である。また、持ち上げ用ハンドルに取り付けられた作業用ウエイトは、ロータ部に対してほぼ鉛直方向上部に設けられることになるため、ロータ部に十分な重さを加えることができる。したがって、耕耘作業時にロータ部を土に向けて確実に押しつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業用ウエイト、持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1に示す耕耘機の正面図である。
【図3】図1に示す持ち上げ用ハンドルの取り付け状態の詳細を示す図であり、Aは側面図、Bは正面図である。
【図4】図1に示す作業用ウエイトの詳細を示す図であり、Aは側面図、BはAの状態を上方から見た平面図である。
【図5】図1に示す耕耘機を、持ち上げ用ハンドルを持って持ち上げた状態を示す図である。
【図6】従来の耕耘機を示す全体側面図である。
【図7】図6に示す従来の耕耘機の正面図である。
【図8】他の従来の耕耘機を示す全体側面図である。
【符号の説明】
2・・・・・持ち上げ用ハンドル
4・・・・・作業用ウエイト
4K・・・・・取り付け穴
5・・・・・押圧固定ネジ
6・・・・・駆動部
7・・・・・支持アーム
8・・・・・ギヤケース
10・・・・・ロータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】駆動部、駆動部に設けられている動力伝達部、動力伝達部によって支持されるロータ部であって、駆動部の動力を受けて回転駆動し、土をすき起こすロータ部、耕耘機を持ち上げるために設けられた持ち上げ用ハンドル、耕耘作業時にロータ部を土に向けて押しつけるための作業用ウエイト、を備えた作業用ウエイトおよび持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機において、持ち上げ用ハンドルは、動力伝達部に設けられ、かつ耕耘機全体のほぼ重心位置であって、ロータ部によって土をすき起こす耕耘作業時においロータ部に対してほぼ鉛直方向上部に設けられており、作業用ウエイトには持ち上げ用ハンドルを貫通させるための貫通空間が形成されており、当該貫通空間に持ち上げ用ハンドルを貫通させることによって作業用ウエイトが取り付けられる、ことを特徴とする作業用ウエイトおよび持ち上げ用ハンドルを有する耕耘機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図7】
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【図5】
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【図4】
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【図6】
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【図8】
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【特許番号】特許第3124172号(P3124172)
【登録日】平成12年10月27日(2000.10.27)
【発行日】平成13年1月15日(2001.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平6−31317
【出願日】平成6年3月1日(1994.3.1)
【公開番号】特開平7−236302
【公開日】平成7年9月12日(1995.9.12)
【審査請求日】平成10年4月15日(1998.4.15)
【出願人】(000006943)リョービ株式会社 (471)
【参考文献】
【文献】実開 昭58−40478(JP,U)
【文献】実開 昭63−103201(JP,U)
【文献】実開 昭58−182612(JP,U)
【文献】実公 昭34−5713(JP,Y1)