説明

作業管理システム

【課題】作業チェックリストを自動生成すると共に、作業完了時に消し込み済みチェックリストを保管して作業実績を管理する。
【解決手段】作業管理用のサーバ3は、作業チェックリストを格納する作業手順DB31と、作業実施済みの作業チェックリストを格納する作業実績DB32と、端末1,2からの作業条件指定に基づいて作業チェックリストを生成して端末1,2に送信すると共に、作業実績DB32に登録する作業チェックリスト組立て処理部35と、端末1,2から要求に応じて、組立て済みの作業チェックリストにアクセスし、作業済みチェック及び完了確認の入力処理を行う作業状況入力処理部36と、端末1,2から送信される作業実施済み情報を含む作業チェックリストを受信して、作業実績DB32に登録する作業実績登録処理部37を有し、作業チェックリスト組立て処理部35は、前作業の作業結果から後続作業の作業チェックリストを自動生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は作業管理システムに係り、特に、コンピュータを用いてオペレーション作業を管理するシステムにおいて、オペレーション作業時に使用する作業チェックリストの生成から作業実績の管理、及びオペレーション担当者のスキル管理を一元管理する作業管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンピュータの保守員の作業効率を向上させ、かつ作業ミスの発生を防止するために、種々の手法やシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、コンピュータの保守作業時の無駄な工数を省き、かつ作業ミスを防止するために、コンピュータ装置で発生した障害の障害データを受信して解析し、故障部品の特定を行う故障部品特定手段と、故障部品特定手段により故障部品を特定できたか否かに応じた作業手順をデータベースから選択し、保守作業者の携帯端末へ配信する作業指示配信手段を備えるコンピュータの保守システムが開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、作業者携帯端末を操作する作業者ごとに作業のスキルレベルをスキル情報データベース登録しておき、作業管理サーバにおいてスキル情報データベースを参照し、指定された作業のスキルレベルに基づいて当該作業を行う作業者を選択し、選択された作業者が操作する作業者端末に対して当該作業を指示することができる、作業管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−145715号公報
【特許文献2】特開2004−5157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
然るに、特許文献1に記載されたシステムでは、コンピュータ装置のハードウェアや基本ソフトウェアの部品交換などの保守作業手順の生成であり、個々の作業項目に対して、現場で作業項目の実施消し込み、即ちオペレータ用携帯端末に入力できる作業チェックリストには対応できない。
【0006】
また、特許文献2の技術では、作業者のスキルレベルを予めスキル情報データベースに登録し、指定された作業のスキルレベルの作業者をスキル情報データベースから対応可能な作業者を選択することはできるが、作業回数や最終実施日など作業実績の把握が出来ない。
【0007】
本発明の目的は、端末からの要求に応じて、部品化された作業チェックリストを自動生成すると共に、作業完了時に消し込み済みチェックリストを保管して作業実績を管理することにより、オペレーション作業の管理を簡単化することにある。
本発明はまた、オペレータのスキルレベルを一元管理可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る作業管理システムは、好ましくは、作業者が使用する端末(第1の端末)とネットワークを介して接続される管理サーバを有する作業管理システムであって、
作業ごとに部品化された作業チェックリストを格納する作業手順DBと、作業実施済みの作業チェックリストを格納する作業実績DBと、該第1の端末からの作業条件指定に基づいて部品化された作業チェックリストを生成して該第1の端末に送信すると共に、該作業実績DBに登録する作業チェックリスト組立て処理部と、該第1の端末から要求に応じて、組立て済みの作業チェックリストにアクセスし、作業済みチェック及び完了確認の入力処理を行う作業状況入力処理部と、該第1の端末から送信される、作業実施済み情報を含む該作業チェックリストを受信して、該作業実績DBに登録する作業実績登録処理部を有し、
該作業チェックリスト組立て処理部は、前作業の作業結果から後続作業の作業チェックリストを自動生成することを特徴とする作業管理システムとして構成される。
【0009】
好ましい例では、上記作業管理システムにおいて、
該管理サーバは、管理者が使用する第2の端末とネットワークを介して接続され、更に、該作業者の作業実績をスキル情報として格納するスキル管理DBと、該スキル管理DBへの登録処理を行う作業実績登録処理部と、該第2の端末から該スキル管理DBにアクセスして、作業者別のスキル状況を検索処理するスキル状況検索処理部を有し、該検索処理部によって検索されたスキル情報を該第2の端末に表示する。
【0010】
また、好ましい例では、上記作業管理システムにおいて、該第1の端末は、消し込み形式のチェック項目を有する前記作業チェックリストを表示し、作業者による作業の完了に伴い、該作業チェックリストの該チェック項目に消し込み入力され、
該作業状況入力処理は、該作業チェックリストの該チェック項目を自動チェックすることによりチェック入力漏れの判定を行う。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、作業チェックリストを部品化して管理し、作業の追加、変更時の修正を容易に行うことができる。また、他作業への流用が可能なため、作業チェックリストの維持、管理工数を削減することができる。また、作業チェックリストをリアルタイムに生成可能なため、条件により分岐する判断などを補え、作業チェックリスト準備段階でのミス防止と準備工数を削減することができる。また、オペレーション作業時の手順漏れなどの不正操作を即時に検知でき、作業品質を向上させることができる。さらに、スキル管理データベースから各オペレータの作業実績やスキル情報を抽出して、分析、評価することができるので、計画的なスキル管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】一実施例によるオペレーション作業管理システムの構成を示す図である。
【図2】一実施例によるオペレーション作業管理システムにおける、作業チェッリストの生成から作業実績登録に至る処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】一実施例によるオペレーション作業管理システムにおける、スキル管理の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図4A】一実施例による作業処理動作における、サービス障害切り分け手順チェックリストの画面表示例を示す図である。
【図4B】一実施例による作業処理動作における、影響業務確認手順チェックリストの画面表示例を示す図である。
【図5A】一実施例による作業手順データベース31の構成例を示す図である。
【図5B】一実施例による作業手順データベース31の構成例を示す図である。
【図6A】一実施例による作業実績データベース32の構成例を示す図である。
【図6B】一実施例による作業実績データベース32の構成例を示す図である。
【図7】一実施例によるスキル管理データベース33の構成例を示す図である。
【図8】一実施例によるスキル管理メニューの画面例を示す図である。
【図9】一実施例による一覧リストの画面例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の一実施例を詳細に説明する。
図1は、一実施例におけるオペレーション作業管理システムの構成を示す。
このオペレーション作業管理システムは、作業管理者が使用する管理者端末1と、作業者であるオペレータがオペレーション作業時に使用する、複数のオペレータ用携帯端末(以下単にオペレータ端末という)2と、オペレーション作業を管理する管理サーバ3を有し、これらの装置がLANやインターネット等の通信ネットワーク9を介して接続して構成される。
【0014】
管理サーバ3は、部品化された作業チェックリストを格納する作業手順データベース(以下、DBと略す)31と、作業実施済みの作業チェックリストを格納する作業実績DB32と、オペレータ個々のスキル情報を格納するスキル管理DBを有する。また、管理サーバ3は、管理者端末1から部品化された作業チェックリストの登録、修正、追加を行う作業手順登録、更新処理部34と、オペレータ端末2からの作業条件指定に基づいて部品化された作業チェックリストを組立て作業実績DBに登録する作業チェックリスト組立て処理部35と、オペレータ端末2から組立て済みの作業チェックリストにアクセスし、作業済みチェック及び完了確認の入力処理を行う作業状況入力処理部36と、オペレータ端末2から作業実施済み情報を作業実績DB32及びスキル管理DB33に登録する作業実績登録処理部37と、管理者端末1からスキル管理DB33にアクセスしてオペレータ別のスキル状況を検索、表示するスキル状況検索処理部38と、管理者端末1からスキル管理DB33にアクセスして教育や訓練などの実施記録を登録するスキル管理編集処理部39を有する。
【0015】
管理サーバ3は、ハードウェアとしては、種々のプログラムを実行してデータ処理を行う処理装置(CPU)と、種々のデータやプログラムを記憶するハードディスク(HD)及び半導体メモリ等の記憶装置を有する。上記の作業手順DB31、作業実績DB32、スキル管理DB33は、記憶装置内に形成される。また、上記の作業手順登録、更新処理部34、作業チェックリスト組立て処理部35、作業状況入力処理部36、作業実績登録処理部37、スキル状況検索処理部38は、処理装置で所定のプログラムが実行されることで、各処理部の機能が実現される。
また、管理者端末1やオペレータ端末2は、例えばパーソナルコンピュータであり、入力器や表示器、及びプログラムを実行するCPU等を有している。
【0016】
次に、各DBの構成例について説明する。
図5A、図5Bは、作業手順DB31の構成例を示す。
作業手順DB31に登録される作業手順は、障害メッセージごとにその障害の復旧作業に必要な作業が、部品化された作業の組合せとして用意される。図示の例では、対象サーバAに発生した障害メッセージ「E00001」の復旧に必要な作業手順(a)と、対象サーバAに発生した障害メッセージ「E00002」の復旧に必要な作業手順(b)が示される。各作業手順(a)(b)等は、区分、パターン、区分コード、名称、チェック項番、復旧作業の実施項目、作業者、確認者、及び更新日の各項目から構成される。作業者及び確認者の欄について、「1」はそれらの者が必要、「0」は不要である旨を示す。
【0017】
図5Aの作業手順(a)についてみれば、作業1「障害切り分け手順」、作業2「業務影響確認手順」、作業3「サーバ再起動手順」、等が、1つ1つの作業手順の部品となる。各作業手順を識別するための区分コードA−1,A−2、等が付与される。障害メッセージごとの作業手順は、部品化されたこれら区分コード(A−1、〜A−5、等)で指定される個々の手順の組合せによって構成される。
なお、図5Bの作業手順(b)についても、作業手順(a)と同様に、部品としての作業1〜4の組み合わせとして表現されるが、組み合わされる部品(この場合はB−4「予備サーバ切り替え」)が異なる。
【0018】
図6A、図6Bは、作業実績DB32の構成例を示す。
作業実績DB32は、復旧作業手順に従って作業を行った結果を登録する。
図6Aは、障害メッセージ「E00001」の復旧作業手順(a)に従って行った結果を示し、図6Bは、障害メッセージ「E00002」の復旧作業手順(b)に従って行った結果を示す。
各作業実績には、障害エラーメッセージに対応して実施した作業手順ごとに、区分、区分コード、名称、チェック項番、実施項目、作業者、確認者、及び実施時間等の各項目が登録される。また、各復旧作業結果には、作業実施日、作業者、作業者IDが登録される。
【0019】
図7は、スキル管理DB33の構成例を示す。
スキル管理DB33は、作業者ごとに担当する全ての作業を登録する。即ち、作業者を識別する作業者IDごとに、作業の内容(対象サーバ、作業コード、作業名称)、スキル度、事前に行なわれる訓練の実施日及びその評価、作業の実施日とその結果(NG回数)、実施回数、訓練要否等の各項目が登録される。
【0020】
次に、図2を参照して、業務処理システムに障害が発生した場合の、作業チェックリストの生成からオペレータ端末2による作業実績登録の処理動作について説明する。
オペレータは、指示された業務処理システムを担当しており、その作業中に業務処理システムで障害(例えば、ハードウェアエラーやアプリケーションエラー等)が発生したとする。オペレータは、担当する業務処理システムで発生した障害を発見した場合、オペレータ端末2を操作して、予め自分に付与されたIDコード及びパスワードを入力して、オペレーション作業管理システムにログインする(S101)。
【0021】
オペレーション作業管理システムにアクセスすると、発生した障害内容を指定するための障害情報入力画面がウェブで表示される(S102)。オペレータが、障害情報入力画面から障害情報を入力すると(S103)、作業チェックリスト組立て処理部35は、作業手順DB31を参照して、障害復旧作業に必要な一連の作業チェックリストを生成して(S104)、そのチェックリストをウェブで画面表示する(S105)。例えば、オペレータが、障害情報入力画面から、サーバ名:A、障害メッセージ:E00001を入力した場合、作業チェックリスト組立て処理部35は、「サーバ名:A、障害メッセージ:E00001」について予め定義されている部品化された作業1〜4ごとに、作業1としての障害切り分け手順チェックリスト(図4A参照)や、作業2としての業務影響確認手順チェックリスト(図4B参照)等を生成する。
【0022】
オペレータは、オペレータ端末2の表示器の画面に表示された作業1のチェックリスト(図4A参照)に従って障害の切り分け作業を実施し、作業結果をオペレータ端末2の入力器より該当するチェック項目ごとに消し込み入力する(S106)。即ち、オペレータは、チェックリストの実施項目を参照しながら確認項目について逐一確認作業を行い、それらの作業が実施されると、作業者欄の、「実施時間」を入力し、「OK」又は「NG」のいずれかの項目を消し込に入力する。「NG」の場合には、NG記入欄にNGの状況や理由を文章にて記入する。
【0023】
オペレータは、障害切り分け手順チェックリストについて全ての作業結果を入力した後、完了ボタンを操作して入力を完了する(S107)。障害切り分け手順チェックリストの入力が完了すると、管理サーバ3の作業状況入力処理部36は全てのチェック項目が消し込まれかを判定する(S108)。即ち、チェック入力漏れの判定を行って、その結果、入力漏れがある場合は(S109)、オペレータ端末2の表示器に表示されたチェックリストにエラー情報を表示(例えば該当する実施項目をブリンク表示)して(S110)、エラー内容を確認させて、再入力を促す(S111)。オペレータは、エラー内容を確認してチェックリストの消し込みを完了させる((S107)。
【0024】
管理サーバ3の作業状況入力処理部36は、チェック項目の全てが消し込まれたと判定すると、作業実績登録処理部37の処理の下、作業実績DB32にその作業実績を登録し(S112)、スキル管理DB33にスキル管理情報を登録する(S113)。作業実績DB32及びスキル管理DB33の内容は、図6及び図7に示す。作業実績DB32は、作業を実施したオペレータ情報、作業名や実施時間など作業チェックリストの実施内容および作業結果を全て登録する。また、スキル管理DB33は、オペレータの担当する全ての作業について、その該当作業の実施日や実施回数およびNG回数を登録する。
【0025】
本実施例では、作業1に後続する作業があり、作業1の作業結果によって後続作業で使用するチェックリスト部品が異なる。このような場合は、作業手順DB31に格納しているチェックリスト部品の作業区分(図5の区分)から後続作業の有無の判定を行う(S114)。その結果、後続作業が無ければ、作業1のチェックリストに作業完了を表示して(S119)、その旨をオペレータ端末2へ通知する。オペレータ端末2では、オペレータが作業完了を確認して、ログオフして、一連の処理を終了する(S120)。
【0026】
一方、後続作業の有無の判定の結果、後続作業が有れば、作業チェックリスト組立て処理部35は、チェックリスト生成パターン(図5のコード)に基いて使用するチェックリスト部品を判定して(S115)、作業2で使用するチェックリストを組み立てて生成する(S115)。そして、オペレータ端末2に対して、作業1のチェックリストに後続作業がある旨を表示する(S116)。
【0027】
オペレータは、後続作業ありの表示を見て、後続作業の確認を入力すると(S117)、作業1の後続作業である作業2の動作確認手順が表示される。図4Bは、後続作業となった、サービス影響業務確認手順チェックリストの表示画面例である。図4Bの例は、オペレータが作業1のチェック項目消し込を完了し、後続作業が有りのメッセージを表示している。オペレータはOKボタンを操作することにより、作業2のチェックリストを画面に表示される(S118)。以後、前述した作業1の場合と同様にして、作業2のチェックリストの項目について作業を実施して、消し込み入力して(S106)、チェックリストの完了入力等の処理動作を繰り返す(S107〜S114)。
【0028】
次に、図3を参照して、オペレーション作業管理システムにおけるスキル管理の処理について説明する。ここでは、作業管理者がオペレータごとの作業訓練計画を策定し、訓練結果を登録するまでの例について説明する。
作業管理者は、定期的或いは必要に応じてオペレータのスキルレベルの確認を行うため、管理者端末1から予め付与されたIDコードやパスワード等を入力することによりオペレーション作業管理システムにアクセスする(S201)。その時にスキル管理メニュー画面(図8)が管理者端末1の表示器に表示される(S202)。このメニュー画面から、入力器を操作してスキル状況検索メニュー82を選択し、登録されている作業について直近作業実施日が6ヶ月以上経過しているオペレータと作業を抽出する検索条件を指定する(S203)。この指定された条件でスキル管理DBを検索して、該当する情報を抽出し、その結果を画面に一覧表示する(S204)。図9は検索結果の一覧リストの画面例を示し、(1)は作業者で検索した例、(2)は作業グループで検索した例である。
【0029】
作業管理者は、画面表示された一覧リストの内容を確認し(S205)、必要であればプリントアウトして(S205)、ログアウトする(S206)。なお、検索条件設定については、スキル管理DBの項目設定の範囲で、複数の検索条件の設定ができる。この例では、作業管理者は、抽出したスキル管理情報を基に、訓練完了後に実施記録をスキル管理DBに登録する。上記と同様に、作業管理者は、管理者用端末からオペレーション作業管理システムにアクセスし、スキル管理メニュー82からスキル管理を選択すると(S207)、スキル管理画面が表示される(S208)。作業管理者は、オペレータの訓練結果として訓練実施日や訓練評価項目を、図9に示す画面の項目に入力することにより(S209)、該当オペレータの訓練結果が更新され、更新結果の画面に表示器に表示される(S210)。作業管理者は、更新内容の確認を行った後、ログオフする(S211)。
また、図9(2)に示すように、作業グループ単位で検索した結果を利用して、作業におけるスキル度の評価を行うことで、作業者のローテーションにも利用できる。
【符号の説明】
【0030】
1:管理者端末 2:オペレータ用携帯端末 3:管理サーバ 9:ネットワーク
31:作業手順DB 32:作業実績DB 33:スキル管理DB
34:作業手順登録、更新処理部 35:作業チェックリスト組立て処理部
36:作業状況入力処理部 37:作業実績登録処理部
38:スキル状況検索処理部 39:スキル管理編集処理部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業者が使用する端末(第1の端末)とネットワークを介して接続される管理サーバを有する作業管理システムであって、
作業ごとに部品化された作業チェックリストを格納する作業手順DBと、
作業実施済みの作業チェックリストを格納する作業実績DBと、
該第1の端末からの作業条件指定に基づいて部品化された作業チェックリストを生成して該第1の端末に送信すると共に、該作業実績DBに登録する作業チェックリスト組立て処理部と、
該第1の端末から要求に応じて、組立て済みの作業チェックリストにアクセスし、作業済みチェック及び完了確認の入力処理を行う作業状況入力処理部と、
該第1の端末から送信される、作業実施済み情報を含む該作業チェックリストを受信して、該作業実績DBに登録する作業実績登録処理部を有し、
該作業チェックリスト組立て処理部は、前作業の作業結果から後続作業の作業チェックリストを自動生成することを特徴とする作業管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の作業管理システムにおいて、
該管理サーバは、管理者が使用する第2の端末とネットワークを介して接続され、更に、
該作業者の作業実績をスキル情報として格納するスキル管理DBと、
該スキル管理DBへの登録処理を行う作業実績登録処理部と、
該第2の端末から該スキル管理DBにアクセスして、作業者別のスキル状況を検索処理するスキル状況検索処理部を有し、
該検索処理部によって検索されたスキル情報を該第2の端末に表示することを特徴とする作業管理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の作業管理システムにおいて、
該第1の端末は、消し込み形式のチェック項目を有する前記作業チェックリストを表示し、作業者による作業の完了に伴い、該作業チェックリストの該チェック項目に消し込み入力され、
該作業状況入力処理は、該作業チェックリストの該チェック項目を自動チェックすることによりチェック入力漏れの判定を行うことを特徴とする作業管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−53755(P2012−53755A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−196866(P2010−196866)
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(000152985)株式会社日立情報システムズ (409)