説明

作業船航路振れ防止作業スピード制御機構

【課題】海苔網等一定の間隔で支柱又ブイ等で、張ってある、網の処理作業船の、移動作業航行手段として、移動作業制御装置を開発装着することにより、網の処理作業及び船の航行等全般の制御作業を格段に正確かつ容易に出来る装置を提供する。
【解決手段】網巻送り機1の作業スピードを、網巻送り機操作弁2で調整し、圧力感知制御弁3で網巻送り機の負荷圧力変動を感知させ、直進用推進器の推力を自動で制御させ、網巻送り機1と直進用推進器の作業バランスを調整しながら作業航行する負荷調整直進機構を提供する。

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
【0001】
海苔網等一定の間隔で支柱、ブイ等で張ってある、通路の中を網の処理作業船の横振れを防止しながら、一定の航路を、一定のスピードで、移動作業航行を自動制御で行う方法に関する。
【従来の技術】
【0002】
一般に海苔網等の移動処理作業船の直進作業航行スピード及び横振れ調整などの制御操作は、複数のハンドルをそのつど人が手動で調整しなければならず、制御が複雑で一定の航路を横振れがない様一定のスピードで行うことは難しく、成り行きの作業が為されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記のように、作業船を、移動しながら、網の移動処理作業を、横振れなく一定のスピードで行うのは困難であったため、まず作業スピードを調整機で合わせるだけで一定化するための機構開発の課題。次に作業船の横振れ自動制御機構開発の課題。
【課題を解決するための手段】
【0004】
作業船は移動作業のため、まず作業スピードを決めるため2.網巻送り機操作弁で網巻送り機を動かし、網巻送りスピードを一定化させ、それにともなう、網巻送り機を動かす圧力流量式、駆動装置に加わる圧力変化を利用し3.圧力感知制御弁で4.直進用推進器の推力を作業スピードに合わせる様制御させ、作業船移動航行に横振れがない様10.感知ロープを設置(電波及音波感知の場合反射板を設置)それにより5.振れ感知制御弁(レーダー、GPS、ソナー等)で感知し6.横進用推進器の推力を調整し横振れがない様作業スピードを自動制御しながら移動作業を容易にする手段を特徴とする。
【作用】
【0005】
一定の間隔で支柱、ブイ等で張ってある、網の処理作業をする、通路の中を設定した一定のスピードで、横振れなく、作業船を一元的に自動制御し、航行させる、装置である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
移動作業しながら、定作業航路を一定速度で、作業船を作業航行させる手段として、2.網巻送り機操作弁で、1.網巻送り機の作業スピードを調整することにより、全体の作業スピードを、自動的に一定に制御するため、1.網巻送り機の11.圧力流量式駆動装置にかかる負荷圧力変動を利用し、3.圧力感知制御弁を動かし、それで4.直進用推進器を駆動させ推力を調整しながら1.網巻送り機と4直進用推進器の負荷バランスをとりながら、作業航行スピードを作業ペースに合わせ、又作業船の進行方向が潮流や風圧で左右に振れることがない様、支柱間の長さより長いバーで2点以上の支点でつなぎ支柱が当たったら12.振れ感知バー式制御弁機構が制御する方法、又、ブイ式など張ってある網の振れを感知し制御する13.網受け振れ感知ローラー制御弁機構、及び、通路両内縁に10.感知ロープを張り(電波及び音波感知の場合反射板を張る)それを5.振れ感知制御弁で感知。自動的に6.横進用推進器の推力を制御し振れを調整しながら作業航行を行うことが出来るのを特徴とする。
なお前記感知手段と同様手段として、作業通路の両内縁に7.電波音波反射板を設置し、電波及び音波(レーダー、ソナー、GPS)等でも出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】網送り負荷感知直進推力調整回路図
【図2】横振れ感知横進推力調整回路図
【図3】作業航路船体位置図平面図
【図4】作業航路船体位置図正面図
【図5】振れ感知バー式制御機構平面図
【図6】網受け振れ感知ローラー制御弁機構正面図
【符号の説明】
【0008】
1.網巻送り機
2.網巻送り機操作弁
3.圧力感知制御弁
4.直進用推進器
5.振れ感知制御弁
6.横進用推進器
7.電波音波反射板
8.支柱
9.網張りロープ
10.感知ロープ
11.圧力流量駆動装置
12.振れ感知バー式制御弁機構
13.網受け振れ感知ローラー制御弁機構
14.感知バー
15.横振れ感知横進用推進器推力制御弁
16.海苔網等網
A.圧力流量ポンプ
B.一次調整弁
C.タンク
D.一次バランス調整操作弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1.網巻送り機の作業スピードを2.網巻送り機操作弁で調整するだけで3.圧力感知制御弁で1.網送り機の負荷変動を感知させ4.直進用推進器の推力を自動で制御させ1.網巻送り機と4.直進用推進器の作業負担バランス調整しながら作業航行する、負荷調整直進機構。
【請求項2】
一定の間隔で設置してある8.支柱又9.網張りロープ間の通路の両内縁に張ってある10.感知ロープに5.振れ感知制御弁で感知し、横進用推進器の推力を調整しながら、通路の両内縁に一定の間隔を保つ。横振れ感知、間隔調整機構。(電波音波感知制御方式も可能、レーダー、ソナー、GPS)
【請求項3】
作業船側に支柱間より長い2点以上の支点でつながったバーで支柱と作業船の間隔を感知制御させ、支柱と作業船の間隔をいじしながら作業航行させる12.振れ感知バー付制御弁機構
【請求項4】
張ってある網を受け送りながら網の振れを感知し、作業船と網の位置を制御しながら作業航行させる13.網受け振れ感知ローラー制御弁機構
【請求項5】
請求項1の負荷調整直進機構と請求項2、請求項3、請求項4の横振れ感知間隔調整機構を連動させ作業航行させる手段。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−254675(P2008−254675A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−101337(P2007−101337)
【出願日】平成19年4月9日(2007.4.9)
【出願人】(505469470)