作業装置
【課題】 本発明は作業面、法面や法枠を上下方向や左右方向に移動して、効率よく作業面、法面や法枠で荷物の上げ下げやロックボルトを形成する作業を行なうことができる作業装置を得るにある。
【解決手段】 作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とで作業装置を構成している。
【解決手段】 作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とで作業装置を構成している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は作業面、法面や法面の法枠上を移動して、荷物の移動、上げ下ろしや法面にロックボルトを形成したりする場合に使用する作業装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、法枠や法面を移動する、この種の作業装置はウインチや走行装置によって、法枠や法面を上下方向に移動するように構成されている。
【0003】
このため、法枠や法面の上下方向だけの作業であれば問題がないが、左右方向の法枠や法面での作業がある場合、法枠や法面の上下方向の作業が終了した後、法枠や法面の下部へ下ろし、左右方向へ移動させた後、上方へ移動させて作業しなければならず、その作業を効率よく行なうことができないという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3436659号公報
【特許文献2】特開2003−306944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、作業面、法面や法枠を上下方向や左右方向に移動して、効率よく作業面、法面や法枠で荷物の移動、上げ下げやロックボルトを形成する作業を行なうことができる作業装置を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後の外方、左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように前記作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前記前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前記前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とで作業装置を構成している。
【0008】
本発明は作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後の外方、左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように前記作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前記前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前記前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動アームと、この前後左右の回動アームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の回動ブームに取付けられた前後左右の回動アーム回動装置と、前記前後左右の回動アームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とで作業装置を構成している。
【発明の効果】
【0009】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、前後左右の回動ブームを前後左右の脚支持部材回動装置で90度水平方向に回動させることにより、作業台車を前後方向に移動させたり、左右方向に移動させることができる。
したがって、作業台車を作業面、法面あるいは法枠の上下方向および任意の位置より左右方向に移動させて、効率よく作業面、法面あるいは法枠で作業を行なうことができる。
(2)前記(1)により、前後左右の回動ブームの前後左右の1個ずつを回動操作させることにより、凹凸がある所でも作業台車を上下方向や左右方向に移動させることができる。
(3)前記(1)により、前後左右の脚支持部材の前後左右の1個ずつを前後左右の脚支持部材回動装置で回動させることにより、上下方向から左右方向、左右方向から上下方向へ移動できるようにすることができる。
したがって、上下方向の途中でも左右方向へ、左右方向の途中でも上下方向へ、方向転換を楽に行なうことができる。
このため、従来のように法面の下部へ作業台車を下ろす必要がなく、効率よく安全に作業を行なうことができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、作業面、法面や法枠で、安全で、かつスムーズに前後左右方向に移動して、作業を行なうことができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、作業面、法面や法枠で、安全で、かつスムーズに前後左右方向に移動して、作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明を実施するための第1の形態の平面図。
【図2】本発明を実施するための第1の形態の側面図。
【図3】本発明を実施するための第1の形態の正面図。
【図4】本発明を実施するための第1の形態の使用状態を示す平面図。
【図5】本発明を実施するための第1の形態の使用状態を示す側面図。
【図6】本発明を実施するための第1の形態の上下方向の移動状態の説明図。
【図7】本発明を実施するための第1の形態の移動方向の転換の動作説明図。
【図8】本発明を実施するための第1の形態の脚支持部材を90度回動させた状態の正面図。
【図9】本発明を実施するための第1の形態の左右方向の移動状態の説明図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の平面図。
【図11】本発明を実施するための第2の形態の側面図。
【図12】本発明を実施するための第2の形態の使用状態の側面図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態の平面図。
【図14】本発明を実施するための第3の形態の側面図。
【図15】本発明を実施するための第3の形態の移動状態の説明図。
【図16】本発明を実施するための第4の形態の平面図。
【図17】本発明を実施するための第4の形態の側面図。
【図18】本発明を実施するための第4の形態の脚支持部材を左右方向に移動させた状態の説明図。
【図19】本発明を実施するための第5の形態の平面図。
【図20】本発明を実施するための第5の形態の側面図。
【図21】本発明を実施するための第5の形態の脚支持部材を左右方向に移動させた状態の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図9に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は作業面、法面2や法面に形成された法枠2Aの上面を前後左右方向に移動して、荷物の移動、上げ下ろしや、法面にロックボルトを形成したりする作業を行なう場合に使用される本発明の作業装置で、この作業装置1は長方形状の作業台車3と、この作業台車3の前後左右部位に前後の外方、左右の外方に少なくとも90度水平方向に回動できるように枢支ピン4、4、4、4で枢支された前後左右の脚支持部材5、5、5、5と、この前後左右の脚支持部材5、5、5、5をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように、前記作業台車3の側面に後端部が枢支ピン6、6、6、6で枢支され、作動杆7、7、7、7の先端部が、該前後左右の脚支持部材5、5、5、5に枢支ピン8、8、8、8で枢支された油圧シリンダを用いた前後左右の脚支持部材回動装置41、41、41、41と、前記前後左右の脚支持部材5、5、5、5に後端部が枢支ピン9、9、9、9で枢支され、先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブーム10、10、10、10と、この前後左右の回動ブーム10、10、10、10をそれぞれ垂直方向に回動できるように一端部が前記前後左右の脚支持部材5、5、5、5に枢支ピン11、11、11、11で枢支され、他端部が該前後左右の回動ブーム10、10、10、10の先端部寄りの部位に枢支ピン12、12、12、12で枢支された油圧シリンダを用いた前後左右の回動ブーム回動装置13、13、13、13と、前記前後左右の回動ブーム10、10、10、10の先端部に枢支ピン14、14、14、14で後端部寄りの部位が枢支され、先端部が垂直方向に回転できるように取付けられた前後左右の回動アーム15、15、15、15と、この前後左右の回動アーム15、15、15、15をそれぞれ垂直方向に回動できるように、前記前後左右の回動ブーム10、10、10、10の後端部寄りの部位に後端部が枢支ピン16、16、16、16で枢支され、先端部が該前記左右の回動アーム15、15、15、15の後端部に枢支ピン17、17、17、17で枢支された油圧シリンダを用いた前後左右の回動アーム回動装置18、18、18、18と、前記前後左右の回動アーム15、15、15、15の先端部にそれぞれ取付けられた法面2あるいは法枠2Aと接地する油圧モータで正・逆回転駆動される駆動タイヤ車輪19、19、19、19を用いた前後左右の接地脚20.20、20、20とで構成されている。
【0013】
前記作業台車3は長方形状の作業台車本体21と、この作業台車本体21の上面に取付けられた水平、垂直方向に回動するスイングブーム22を介して取付けられた穴明け装置23と、前記作業台車本体21の上面の立木やアンカーピン等のアンカー24に先端部のワイヤー25が取付けられるウインチ26とで構成されている。
【0014】
前記スイングブーム22は前記作業台車本体21の前方上部に突出する取付け台27に枢支ピン28で回動可能に取付けられた支持台29と、この支持台29を前後方向(垂直方向)に回動させる支持台用油圧シリンダ30と、前記支持台29に枢支ピン31で水平方向に回動可能に後端部が取付けられたスイングブーム本体32と、このスイングブーム本体32を水平方向に回動させる前記枢支ピン31に固定された歯車33、この歯車33と噛み合うピニオン34が駆動軸35に固定された、該スイングブーム本体32の後端部に固定された油圧モータ36とからなるスイングブーム本体回動装置37とで構成されている。
【0015】
上記構成の作業装置1は、法枠2Aで作業する場合、法枠2Aの下部に位置させ、ウインチ26のワイヤー25を法面2の上部のアンカー24に取付ける。
【0016】
この状態で、前後左右の接地脚20、20、20、20である駆動タイヤ車輪19、19、19、19を駆動させるとともに、ウインチ26でワイヤー25を巻き取りながら法枠2A上を、作業を行なう所まで移動し、従来と同様にスイングブーム22や穴明け装置23を作動させて作業を行なったり、作業台車3に積載した荷物を下ろす作業をしたり、法面に位置している荷物を作業台車3に積載する作業を行なう。
【0017】
法枠2Aの途中位置で、ひとつの作業が終了すると、前後左右の回動アーム15、15、15、15のうちの1個、例えば前方左の回動アーム回動装置18を駆動させて上方へ移動させた後、前方左の脚支持部材回動装置41を駆動させて前方左の回動アーム15を直角方向に方向転換させ、前方左の回動アーム回動装置18を駆動させて駆動タイヤ車輪19を横方向の法枠2A上に位置させる。
【0018】
次に、前方右の回動アーム回動装置18を駆動させて前方右の回動アーム15を上方へ移動させた後、前方右の脚支持部材回動装置41を駆動させて前方右の回動アーム15を直角方向に方向転換させ、前方右の回動アーム回動装置18を駆動させて、駆動タイヤ車輪19を横方向の法枠2A上に位置させる。
【0019】
次に、後方左の回動アーム回動装置18を駆動させて後方左の回動アーム15を上方へ移動させた後、後方左の脚支持部材回動装置41を駆動させて後方左の回動アーム15を直角方向に方向転換させ、後方左の回動アーム回動装置18を駆動させて駆動タイヤ車輪19を横方向の法枠2A上に位置させる。
【0020】
次に後方右の回動アーム回動装置18を駆動させて、後方右の回動アーム15を上方へ移動させた後、後方右の脚支持部材回動装置41を駆動させて、後方右の回動アーム5を直角方向に方向転換させ、後方右の回転アーム回動装置18を駆動させて駆動タイヤ車輪19を横方向の法枠2A上に位置させる。
【0021】
この状態で駆動タイヤ車輪19、19、19、19の左右の駆動タイヤ車輪が同じ方向に回転駆動させるとともに、ウインチ26のワイヤー25の長さを調整しながら作業台車3を左右方向に移動させる。
【0022】
この状態で、駆動タイヤ車輪19、19、19、19を駆動させるとともに、ウインチ26のワイヤー25の長さを調整しながら作業台車3を左右方向に移動させる。
【0023】
また、法枠2Aの枠内に駆動タイヤ車輪19、19、19、19が位置する場合には、前後左右の回動ブーム回動装置13、13、13、13および前後左右の回動アーム回動装置18、18、18、18をそれぞれ駆動させて、隣りの法枠2A内に駆動タイヤ車輪19、19、19、19を位置させて前後左右方向に作業台車3を移動させてもよい。
【0024】
さらに、法枠のない法面2では駆動タイヤ車輪19、19、19、19の駆動で前後方向に移動したり、該駆動タイヤ車輪19、19、19、19の方向を前述と同様な方向で方向転換して左右方向に移動させる。
【0025】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図10ないし図21に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0026】
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、作業台車3の前後左右部位に上方へ突出する先端部にワイヤーガイド部材38、38を設けた左右のワイヤー支柱39、39と、この左右のワイヤー支柱39、39のワイヤーガイド部材38、38を通過して左右のワイヤー25、25を巻き取る、前記作業台車3の後方左右部位に取付けられた左右のウインチ26、26とを用いた点で、このように左右のウインチ26、26を用いた作業装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0027】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、前後左右の回動アーム15、15、15、15の先端部にそれぞれ枢支ピン40、40、40、40で枢支された法面2あるいは法枠2Aと接地する前後左右の接地脚20A、20A、20A、20Aを取付けた点で、このような前後左右の接地脚20A、20A、20A、20Aを用いても、前後左右方向の移動には前後左右の回動アーム15、15、15、15および前後左右の回動ブーム10、10、10、10を駆動させて、前後左右の接地脚20A、20A、20A、20Aを前後左右方向の法面2あるいは法枠2Aに接地させることにより行なうことができる作業装置1Bにすることができる。
【0028】
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、作業台車3の前後左右部位にそれぞれ2個の油圧シリンダー42、42で左右の外方移動させることができる前後左右の脚支持部材支持具43、43、43、43に前後左右の脚支持部材5、5、5、5をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように
取付けた点で、このように構成した作業装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、法枠の幅寸法になるように前後左右の駆動タイヤ車輪19、19、19、19の幅寸法を前後左右の脚支持部材支持具43、43、43、43をそれぞれ2個の油圧シリンダー42、42を操作して設定することができ、容易に法枠上を走行させることができる。
【0029】
図19ないし図21に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、前後左右の回動ブーム10、10、10、10の先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する油圧モータで正・逆回転駆動される駆動タイヤ車輪19、19、19、19を用いた前後左右の接地脚20、20、20、20を取付けた点で、このように構成した作業装置1Dにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、安価に製造することができる。
【0030】
なお、前記本発明の各実施の形態では法面や法枠上を移動して作業を行うものについて説明したが、本発明はこれに限らず、比較的に平坦な作業面で各種の作業を行う場合にも同様に使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は作業面、法面や法枠上を移動して、荷物の移動、上げ下ろしや、法面にロックボルトを形成したりする作業を行なう作業装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0032】
1、1A、1B、1C、1D:作業装置、
2:法面、 2A:法枠
3:作業台車、 4:枢支ピン、
5:脚支持部材、 6:枢支ピン、
7:作動杆、 8:枢支ピン、
9:枢支ピン、 10:回動ブーム、
11:枢支ピン、 12:枢支ピン、
13:回動ブーム回動装置、 14:枢支ピン、
15:回動アーム、 16:枢支ピン、
17:枢支ピン、 18:回動アーム回動装置、
19:駆動タイヤ車輪、 20、20A:接地脚、
21:作業台車本体、 22:スイングブーム、
23:穴明け装置、 24:アンカー、
25:ワイヤー、 26:ウインチ、
27:取付け台、 28:枢支ピン、
29:支持台、 30:支持台用油圧シリンダ、
31:枢支ピン、 32:スイングブーム本体、
33:歯車、 34:ピニオン、
35:駆動軸、 36:油圧モータ、
37:スイングブーム本体回動装置、
38:ワイヤーガイド部材、 39:ワイヤー支柱、
40:枢支ピン、 41:脚支持部材回動装置、
42:油圧シリンダー、 43:脚支持部材支持具。
【技術分野】
【0001】
本発明は作業面、法面や法面の法枠上を移動して、荷物の移動、上げ下ろしや法面にロックボルトを形成したりする場合に使用する作業装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、法枠や法面を移動する、この種の作業装置はウインチや走行装置によって、法枠や法面を上下方向に移動するように構成されている。
【0003】
このため、法枠や法面の上下方向だけの作業であれば問題がないが、左右方向の法枠や法面での作業がある場合、法枠や法面の上下方向の作業が終了した後、法枠や法面の下部へ下ろし、左右方向へ移動させた後、上方へ移動させて作業しなければならず、その作業を効率よく行なうことができないという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3436659号公報
【特許文献2】特開2003−306944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、作業面、法面や法枠を上下方向や左右方向に移動して、効率よく作業面、法面や法枠で荷物の移動、上げ下げやロックボルトを形成する作業を行なうことができる作業装置を提供することを目的としている。
【0006】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後の外方、左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように前記作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前記前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前記前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とで作業装置を構成している。
【0008】
本発明は作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後の外方、左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように前記作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前記前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前記前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動アームと、この前後左右の回動アームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の回動ブームに取付けられた前後左右の回動アーム回動装置と、前記前後左右の回動アームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とで作業装置を構成している。
【発明の効果】
【0009】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、前後左右の回動ブームを前後左右の脚支持部材回動装置で90度水平方向に回動させることにより、作業台車を前後方向に移動させたり、左右方向に移動させることができる。
したがって、作業台車を作業面、法面あるいは法枠の上下方向および任意の位置より左右方向に移動させて、効率よく作業面、法面あるいは法枠で作業を行なうことができる。
(2)前記(1)により、前後左右の回動ブームの前後左右の1個ずつを回動操作させることにより、凹凸がある所でも作業台車を上下方向や左右方向に移動させることができる。
(3)前記(1)により、前後左右の脚支持部材の前後左右の1個ずつを前後左右の脚支持部材回動装置で回動させることにより、上下方向から左右方向、左右方向から上下方向へ移動できるようにすることができる。
したがって、上下方向の途中でも左右方向へ、左右方向の途中でも上下方向へ、方向転換を楽に行なうことができる。
このため、従来のように法面の下部へ作業台車を下ろす必要がなく、効率よく安全に作業を行なうことができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、作業面、法面や法枠で、安全で、かつスムーズに前後左右方向に移動して、作業を行なうことができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、作業面、法面や法枠で、安全で、かつスムーズに前後左右方向に移動して、作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明を実施するための第1の形態の平面図。
【図2】本発明を実施するための第1の形態の側面図。
【図3】本発明を実施するための第1の形態の正面図。
【図4】本発明を実施するための第1の形態の使用状態を示す平面図。
【図5】本発明を実施するための第1の形態の使用状態を示す側面図。
【図6】本発明を実施するための第1の形態の上下方向の移動状態の説明図。
【図7】本発明を実施するための第1の形態の移動方向の転換の動作説明図。
【図8】本発明を実施するための第1の形態の脚支持部材を90度回動させた状態の正面図。
【図9】本発明を実施するための第1の形態の左右方向の移動状態の説明図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の平面図。
【図11】本発明を実施するための第2の形態の側面図。
【図12】本発明を実施するための第2の形態の使用状態の側面図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態の平面図。
【図14】本発明を実施するための第3の形態の側面図。
【図15】本発明を実施するための第3の形態の移動状態の説明図。
【図16】本発明を実施するための第4の形態の平面図。
【図17】本発明を実施するための第4の形態の側面図。
【図18】本発明を実施するための第4の形態の脚支持部材を左右方向に移動させた状態の説明図。
【図19】本発明を実施するための第5の形態の平面図。
【図20】本発明を実施するための第5の形態の側面図。
【図21】本発明を実施するための第5の形態の脚支持部材を左右方向に移動させた状態の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図9に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は作業面、法面2や法面に形成された法枠2Aの上面を前後左右方向に移動して、荷物の移動、上げ下ろしや、法面にロックボルトを形成したりする作業を行なう場合に使用される本発明の作業装置で、この作業装置1は長方形状の作業台車3と、この作業台車3の前後左右部位に前後の外方、左右の外方に少なくとも90度水平方向に回動できるように枢支ピン4、4、4、4で枢支された前後左右の脚支持部材5、5、5、5と、この前後左右の脚支持部材5、5、5、5をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように、前記作業台車3の側面に後端部が枢支ピン6、6、6、6で枢支され、作動杆7、7、7、7の先端部が、該前後左右の脚支持部材5、5、5、5に枢支ピン8、8、8、8で枢支された油圧シリンダを用いた前後左右の脚支持部材回動装置41、41、41、41と、前記前後左右の脚支持部材5、5、5、5に後端部が枢支ピン9、9、9、9で枢支され、先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブーム10、10、10、10と、この前後左右の回動ブーム10、10、10、10をそれぞれ垂直方向に回動できるように一端部が前記前後左右の脚支持部材5、5、5、5に枢支ピン11、11、11、11で枢支され、他端部が該前後左右の回動ブーム10、10、10、10の先端部寄りの部位に枢支ピン12、12、12、12で枢支された油圧シリンダを用いた前後左右の回動ブーム回動装置13、13、13、13と、前記前後左右の回動ブーム10、10、10、10の先端部に枢支ピン14、14、14、14で後端部寄りの部位が枢支され、先端部が垂直方向に回転できるように取付けられた前後左右の回動アーム15、15、15、15と、この前後左右の回動アーム15、15、15、15をそれぞれ垂直方向に回動できるように、前記前後左右の回動ブーム10、10、10、10の後端部寄りの部位に後端部が枢支ピン16、16、16、16で枢支され、先端部が該前記左右の回動アーム15、15、15、15の後端部に枢支ピン17、17、17、17で枢支された油圧シリンダを用いた前後左右の回動アーム回動装置18、18、18、18と、前記前後左右の回動アーム15、15、15、15の先端部にそれぞれ取付けられた法面2あるいは法枠2Aと接地する油圧モータで正・逆回転駆動される駆動タイヤ車輪19、19、19、19を用いた前後左右の接地脚20.20、20、20とで構成されている。
【0013】
前記作業台車3は長方形状の作業台車本体21と、この作業台車本体21の上面に取付けられた水平、垂直方向に回動するスイングブーム22を介して取付けられた穴明け装置23と、前記作業台車本体21の上面の立木やアンカーピン等のアンカー24に先端部のワイヤー25が取付けられるウインチ26とで構成されている。
【0014】
前記スイングブーム22は前記作業台車本体21の前方上部に突出する取付け台27に枢支ピン28で回動可能に取付けられた支持台29と、この支持台29を前後方向(垂直方向)に回動させる支持台用油圧シリンダ30と、前記支持台29に枢支ピン31で水平方向に回動可能に後端部が取付けられたスイングブーム本体32と、このスイングブーム本体32を水平方向に回動させる前記枢支ピン31に固定された歯車33、この歯車33と噛み合うピニオン34が駆動軸35に固定された、該スイングブーム本体32の後端部に固定された油圧モータ36とからなるスイングブーム本体回動装置37とで構成されている。
【0015】
上記構成の作業装置1は、法枠2Aで作業する場合、法枠2Aの下部に位置させ、ウインチ26のワイヤー25を法面2の上部のアンカー24に取付ける。
【0016】
この状態で、前後左右の接地脚20、20、20、20である駆動タイヤ車輪19、19、19、19を駆動させるとともに、ウインチ26でワイヤー25を巻き取りながら法枠2A上を、作業を行なう所まで移動し、従来と同様にスイングブーム22や穴明け装置23を作動させて作業を行なったり、作業台車3に積載した荷物を下ろす作業をしたり、法面に位置している荷物を作業台車3に積載する作業を行なう。
【0017】
法枠2Aの途中位置で、ひとつの作業が終了すると、前後左右の回動アーム15、15、15、15のうちの1個、例えば前方左の回動アーム回動装置18を駆動させて上方へ移動させた後、前方左の脚支持部材回動装置41を駆動させて前方左の回動アーム15を直角方向に方向転換させ、前方左の回動アーム回動装置18を駆動させて駆動タイヤ車輪19を横方向の法枠2A上に位置させる。
【0018】
次に、前方右の回動アーム回動装置18を駆動させて前方右の回動アーム15を上方へ移動させた後、前方右の脚支持部材回動装置41を駆動させて前方右の回動アーム15を直角方向に方向転換させ、前方右の回動アーム回動装置18を駆動させて、駆動タイヤ車輪19を横方向の法枠2A上に位置させる。
【0019】
次に、後方左の回動アーム回動装置18を駆動させて後方左の回動アーム15を上方へ移動させた後、後方左の脚支持部材回動装置41を駆動させて後方左の回動アーム15を直角方向に方向転換させ、後方左の回動アーム回動装置18を駆動させて駆動タイヤ車輪19を横方向の法枠2A上に位置させる。
【0020】
次に後方右の回動アーム回動装置18を駆動させて、後方右の回動アーム15を上方へ移動させた後、後方右の脚支持部材回動装置41を駆動させて、後方右の回動アーム5を直角方向に方向転換させ、後方右の回転アーム回動装置18を駆動させて駆動タイヤ車輪19を横方向の法枠2A上に位置させる。
【0021】
この状態で駆動タイヤ車輪19、19、19、19の左右の駆動タイヤ車輪が同じ方向に回転駆動させるとともに、ウインチ26のワイヤー25の長さを調整しながら作業台車3を左右方向に移動させる。
【0022】
この状態で、駆動タイヤ車輪19、19、19、19を駆動させるとともに、ウインチ26のワイヤー25の長さを調整しながら作業台車3を左右方向に移動させる。
【0023】
また、法枠2Aの枠内に駆動タイヤ車輪19、19、19、19が位置する場合には、前後左右の回動ブーム回動装置13、13、13、13および前後左右の回動アーム回動装置18、18、18、18をそれぞれ駆動させて、隣りの法枠2A内に駆動タイヤ車輪19、19、19、19を位置させて前後左右方向に作業台車3を移動させてもよい。
【0024】
さらに、法枠のない法面2では駆動タイヤ車輪19、19、19、19の駆動で前後方向に移動したり、該駆動タイヤ車輪19、19、19、19の方向を前述と同様な方向で方向転換して左右方向に移動させる。
【0025】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図10ないし図21に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0026】
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、作業台車3の前後左右部位に上方へ突出する先端部にワイヤーガイド部材38、38を設けた左右のワイヤー支柱39、39と、この左右のワイヤー支柱39、39のワイヤーガイド部材38、38を通過して左右のワイヤー25、25を巻き取る、前記作業台車3の後方左右部位に取付けられた左右のウインチ26、26とを用いた点で、このように左右のウインチ26、26を用いた作業装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0027】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、前後左右の回動アーム15、15、15、15の先端部にそれぞれ枢支ピン40、40、40、40で枢支された法面2あるいは法枠2Aと接地する前後左右の接地脚20A、20A、20A、20Aを取付けた点で、このような前後左右の接地脚20A、20A、20A、20Aを用いても、前後左右方向の移動には前後左右の回動アーム15、15、15、15および前後左右の回動ブーム10、10、10、10を駆動させて、前後左右の接地脚20A、20A、20A、20Aを前後左右方向の法面2あるいは法枠2Aに接地させることにより行なうことができる作業装置1Bにすることができる。
【0028】
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、作業台車3の前後左右部位にそれぞれ2個の油圧シリンダー42、42で左右の外方移動させることができる前後左右の脚支持部材支持具43、43、43、43に前後左右の脚支持部材5、5、5、5をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように
取付けた点で、このように構成した作業装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、法枠の幅寸法になるように前後左右の駆動タイヤ車輪19、19、19、19の幅寸法を前後左右の脚支持部材支持具43、43、43、43をそれぞれ2個の油圧シリンダー42、42を操作して設定することができ、容易に法枠上を走行させることができる。
【0029】
図19ないし図21に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、前後左右の回動ブーム10、10、10、10の先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する油圧モータで正・逆回転駆動される駆動タイヤ車輪19、19、19、19を用いた前後左右の接地脚20、20、20、20を取付けた点で、このように構成した作業装置1Dにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、安価に製造することができる。
【0030】
なお、前記本発明の各実施の形態では法面や法枠上を移動して作業を行うものについて説明したが、本発明はこれに限らず、比較的に平坦な作業面で各種の作業を行う場合にも同様に使用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は作業面、法面や法枠上を移動して、荷物の移動、上げ下ろしや、法面にロックボルトを形成したりする作業を行なう作業装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0032】
1、1A、1B、1C、1D:作業装置、
2:法面、 2A:法枠
3:作業台車、 4:枢支ピン、
5:脚支持部材、 6:枢支ピン、
7:作動杆、 8:枢支ピン、
9:枢支ピン、 10:回動ブーム、
11:枢支ピン、 12:枢支ピン、
13:回動ブーム回動装置、 14:枢支ピン、
15:回動アーム、 16:枢支ピン、
17:枢支ピン、 18:回動アーム回動装置、
19:駆動タイヤ車輪、 20、20A:接地脚、
21:作業台車本体、 22:スイングブーム、
23:穴明け装置、 24:アンカー、
25:ワイヤー、 26:ウインチ、
27:取付け台、 28:枢支ピン、
29:支持台、 30:支持台用油圧シリンダ、
31:枢支ピン、 32:スイングブーム本体、
33:歯車、 34:ピニオン、
35:駆動軸、 36:油圧モータ、
37:スイングブーム本体回動装置、
38:ワイヤーガイド部材、 39:ワイヤー支柱、
40:枢支ピン、 41:脚支持部材回動装置、
42:油圧シリンダー、 43:脚支持部材支持具。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後の外方、左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように前記作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前記前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前記前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とからなることを特徴とする作業装置。
【請求項2】
作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後の外方、左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように前記作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前記前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前記前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動アームと、この前後左右の回動アームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の回動ブームに取付けられた前後左右の回動アーム回動装置と、前記前後左右の回動アームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とからなることを特徴とする作業装置。
【請求項3】
作業台車は1本あるいは上部か拡開状となる逆ハの字状になるように法面の上部に固定されたアンカーにワイヤーが取付けられた1個、あるいは左右の配置した2個のウインチが取付けられているとともに、前後左右の接地脚は油圧モータで駆動される駆動タイヤ車輪が使用されていることを特徴とする請求項1記載の作業装置。
【請求項1】
作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後の外方、左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように前記作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前記前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前記前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とからなることを特徴とする作業装置。
【請求項2】
作業台車と、この作業台車の前後左右部位に前後の外方、左右の外方向に少なくとも90度水平方向に回動できるように取付けられた前後左右の脚支持部材と、この前後左右の脚支持部材をそれぞれ少なくとも90度以上水平方向に回動できるように前記作業台車に取付けられた前後左右の脚支持部材回動装置と、前記前後左右の脚支持部材にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動ブームと、この前後左右の回動ブームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の脚支持部材に取付けられた前後左右の回動ブーム回動装置と、前記前後左右の回動ブームの先端部にそれぞれ先端部が垂直方向に回動できるように取付けられた前後左右の回動アームと、この前後左右の回動アームをそれぞれ垂直方向に回動できるように前記前後左右の回動ブームに取付けられた前後左右の回動アーム回動装置と、前記前後左右の回動アームの先端部にそれぞれ取付けられた作業面、法面あるいは法枠と接地する前後左右の接地脚とからなることを特徴とする作業装置。
【請求項3】
作業台車は1本あるいは上部か拡開状となる逆ハの字状になるように法面の上部に固定されたアンカーにワイヤーが取付けられた1個、あるいは左右の配置した2個のウインチが取付けられているとともに、前後左右の接地脚は油圧モータで駆動される駆動タイヤ車輪が使用されていることを特徴とする請求項1記載の作業装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公開番号】特開2013−19130(P2013−19130A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−151715(P2011−151715)
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【出願人】(390040073)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【出願人】(390040073)
【Fターム(参考)】
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