説明

価格変更ラベルおよび価格変更システム

【課題】一般に購買者には目につきやすい値下げラベルを不正に貼り替えようとする意図を極力思い止めさせることができ、当日分の値引き処理を別の日には実行させることがないようにして、値下げラベルの不正貼替え行為を防止可能な価格変更ラベルおよび価格変更システムを提供すること。
【解決手段】商品の価格の変更情報6(値引き情報)とともに、変更情報6を表示している年月日を少なくとも含む日時情報11を表示することに着目したもので、商品Mの価格に関する変更情報6を表示する価格変更ラベルであって、商品Mに価格に関する変更情報6とともに、変更情報6を表示している年月日を少なくとも含む日時情報11を表示可能としていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は価格変更ラベルおよび価格変更システムにかかるもので、とくに小売店などにおいて商品の価格を値下げ(価格変更)する際に使用する価格変更ラベルおよび価格変更システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、小売店などにおいては、必要に応じて商品の値引きなどの価格変更を行っている。図6にもとづき概説する。
図6は、商品Mに価格ラベル1および従来の価格変更ラベル(値下げラベル2)を貼り付けた状態を示す平面図であって、価格ラベル1および値下げラベル2はそれぞれその裏面に粘着剤層3を有して、商品Mに貼り付けられている。
【0003】
価格ラベル1は、必要な商品情報、たとえば顧客が視認可能に表示した価格4(元価格)と、商品Mおよび価格4に関連して機械的(光学的)に読み取り可能なバーコード5と、を印字して表示している。
【0004】
値下げラベル2は、上記商品情報に関連してあらかじめ必要な値下げ情報(変更情報6)たとえば価格4からの値引き割合(たとえば「10%引き」)を表示して、価格ラベル1とは別にこれを貼り付けている。
値下げラベル2の表示形態としては、図示のように、「¥300引き」や「半額」など、必要に応じて種々の変更情報6を表示しておくことができる。
【0005】
レジにおける商品Mの精算時には、バーコード5をバーコードリーダー(図示せず)などにより光学的に読み取るとともに、値下げラベル2の変更情報6を確認して必要な値引き処理を行うことになる。
【0006】
しかしながら、顧客が店内において値下げラベル2を商品Mから故意にはがして、値引きを行っていない別の商品にこれを貼り付けて不正に値引き処理を受けようとする、いわゆる不正貼替え行為が行われているという問題がある。
もちろん、正規に購入した値引き商品から値下げラベル2をはがし、後日、この値下げラベル2を別の商品に貼り付けるという不正貼替え行為も行われている。
【0007】
なお、商品Mの精算時に、バーコード5を光学的に読み取ることとは別に、値下げラベル2の情報をレジ係がレジスターに手作業でデータ入力する必要があり、読取りミスや入力ミスがあるという問題がある。
また、手作業による値引き処理を回避するために、値引き後の変更情報6を値引き用バーコードラベル(図示せず)により表示し、これを商品Mに貼り付けることも行われているが(特許文献1)、正規の価格4に関連するバーコード5の一部を隠して読み取り不能とする必要があり、値下げ表示作業に手間がかかるという問題がある。
【0008】
この値引き用バーコードラベルあるいは値下げラベル2による価格変更のいずれにしても、一般の購買者にどのような値引き処理かを認識してもらうためには、目視による視認が可能な値下げラベル2による値引き表示が不可欠であり、値下げラベル2の貼替えによる不正行為をどのように防止するかが要請されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2006−215236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、値下げラベルの不正貼替え行為を防止可能な価格変更ラベルおよび価格変更システムを提供することを課題とする。
【0011】
また本発明は、一般に購買者には目につきやすい値下げラベルを不正に貼り替えようとする意図を極力思い止めさせることができるようにした価格変更ラベルおよび価格変更システムを提供することを課題とする。
【0012】
また本発明は、当日分の値引き処理を別の日には実行させることがないようにした価格変更ラベルおよび価格変更システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
すなわち本発明は、商品の価格の変更情報(値引き情報)とともに、この変更情報を表示している年月日を少なくとも含む日時情報を表示することに着目したもので、第一の発明は、商品の価格に関する変更情報を表示する価格変更ラベルであって、上記商品に上記価格に関する上記変更情報とともに、上記変更情報を表示している年月日を少なくとも含む日時情報を表示可能としていることを特徴とする価格変更ラベルである。
【0014】
第二の発明は、価格変更ラベルを用いて商品の価格に関する変更情報を表示する価格変更システムであって、上記価格変更ラベルにより、上記商品に上記価格に関する上記変更情報とともに、上記変更情報を表示している年月日を少なくとも含む日時情報を表示可能とし、上記商品に貼り付けられている上記価格変更ラベルの日時情報を確認するとともに、上記変更情報を読み取ることにより上記商品の上記価格を変更することを特徴とする価格変更システムである。
【0015】
上記日時情報は、文字、数字、図形あるいは記号によりこれを表示可能としていることができる。
【0016】
上記日時情報は、当該価格変更ラベルの形状あるいは色により設定したラベルデザイン情報としてこれを表示可能としていることができる。
【0017】
上記日時情報は、文字、数字、図形あるいは記号、さらには当該価格変更ラベルの形状あるいは色により設定したラベルデザイン情報の任意の組み合わせによりこれを表示可能としていることができる。
【0018】
上記日時情報は、これを暗号化ないしは符号化してあることができる。
【0019】
上記日時情報は、あらかじめ表示してある設定情報からこれを任意に選択可能としていることができる。
【0020】
上記日時情報は、プリンターによりこれを印字して表示可能とすることができる。
【0021】
上記変更情報および上記日時情報は、プリンターによりこれを印字して表示可能とすることができる。
【0022】
上記変更情報および上記日時情報は、撮像機によりこれを撮像して認識可能とすることができる。
【0023】
上記変更情報および上記日時情報は、撮像機によりこれを撮像するとともに、あらかじめ設定している設定変更情報および設定日時情報と照らし合わせてこれを認識可能とすることができる。
【0024】
上記プリンターとしては、価格変更ラベルの連続体を装填して、必要な変更情報および日時情報を印字可能な任意のタイプのものを採用可能である。
【0025】
上記撮像機としては、変更情報および日時情報を任意の方式で認識可能であればよく、たとえば電荷結合イメージセンサーを用いたCCDカメラを用いることができる。
このCCDカメラをレジスターに接続しておくことにより、レジにおける精算時に価格変更の処理を円滑に行うことができる。
【0026】
上記日時情報には、価格変更の時間帯を示す時間帯情報を含むことができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明による価格変更ラベルおよび価格変更システムにおいては、商品の価格の変更情報(値引き情報)とともに、変更情報を表示している年月日を少なくとも含む日時情報を表示するようにしたので、変更情報を表示している価格変更ラベルを貼り替えようとする者は、その日時中にラベル貼替え行為を行わなければならず、貼替え行為の時間が制約されることになる。
しかも、日時情報自体を暗号化ないしは符号化しておくことにより一般の顧客に視認しにくく表示しておけば、不正貼替え行為を発見することも可能となり、この点からも不正貼替え行為を抑制することができる。
【0028】
とくに第一の発明の価格変更ラベルによれば、変更情報とともに日時情報を表示しているので、不正貼替え行為の抑制効果さらには防止効果を期待することができる。
【0029】
とくに第二の発明の価格変更システムによれば、商品に貼り付けられている価格変更ラベルの日時情報を確認するとともに、変更情報を読み取ることにより商品の価格を変更するようにしたので、日時情報に即した価格の変更処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施例による価格変更ラベル10を価格ラベル1(図6)とともに商品Mに貼り付けた状態を示す平面図である。
【図2】同、価格変更ラベル10のラベルデザイン情報の例を示す説明図であって、図2(1)は、価格変更ラベル10の形状として、三角形、四角形(正方形、長方形)、五角形、六角形、円形および楕円形を示し、図2(2)は、それぞれの形状に枠16を設けた構成を示している。
【図3】同、価格変更システム20における熱転写プリンター21の概略側面図である。
【図4】同、熱転写プリンター21により印字した価格変更ラベル10の例を示す平面図であり、図4(1)は、価格変更ラベル10Dを示し、図4(2)は、価格変更ラベル10Eを示し、図4(3)は、価格変更ラベル10Fを示している。
【図5】同、価格変更システム20において、変更情報6および日時情報11を光学的に読み取るための撮像機(電荷結合イメージセンサーを用いたCCDカメラ22)を説明する説明図である。
【図6】商品Mに価格ラベル1および従来の価格変更ラベル(値下げラベル2)を貼り付けた状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明は、価格の変更情報とともに、日時情報もともに表示可能としたので、不正貼替え行為を抑制ないし防止可能な価格変更ラベルおよび価格変更システムを実現した。
【実施例】
【0032】
つぎに本発明の実施例による価格変更ラベル10および価格変更システムを図1ないし図5にもとづき説明する。ただし、図6と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、価格変更ラベル10を前記価格ラベル1(図6)とともに商品Mに貼り付けた状態を示す平面図であって、価格変更ラベル10は、前記変更情報6とともに、日時情報11(図示の例では、「平成23年3月11日」)を表示している。
【0033】
日時情報11としては、変更情報6を表示している年月日を少なくとも含むもので、必要であれば、価格変更が行われる時間帯情報(たとえば、何時何分から何時何分までなど)も表示することができる。
【0034】
なお、価格変更ラベル10には、変更情報6および日時情報11とともに、当該商品Mの販売を行っている小売店の名称やマークなどを表示して、価格変更処理の当事者を明示しておくこともできる。
【0035】
この価格変更ラベル10にもとづく精算処理を行うレジにおけるレジスター12は、制御部13と、入力部14と、表示部15と、を有し、価格ラベル1における商品情報はもとより、価格変更ラベル10における変更情報6および日時情報11のデータ処理を可能としている。
【0036】
日時情報11は、文字、数字、図形あるいは記号、さらに、価格変更ラベル10の形状あるいは色により設定したラベルデザイン情報としてこれを表示可能である。
もちろん、日時情報11は、文字、数字、図形あるいは記号、さらには価格変更ラベル10の形状あるいは色により設定したラベルデザイン情報の任意の組み合わせによりこれを表示可能である。
ただし、変更情報6とは異なって、日時情報11自体は、これを暗号化ないしは符号化することにより、商品Mを購入する顧客にはこれを認識しにくくしてあることが望ましい。もちろん、日時情報11を明示するか暗示するかについては、それぞれの小売店の実情に即していずれかを選択すればよい。
【0037】
こうした構成の価格変更ラベル10を商品Mに貼り付けておくことにより、レジにおけるレジ係は、値下げなどによる価格変更の処理を行う際に、たとえば明示されている日時情報11を目視(あるいは後述する撮像機22(図3、図5))により確認することによって、少なくとも当日の価格変更か否かを確認可能であって、不正貼替え行為を見いだすことが可能となるとともに、不正貼替え行為を考えている顧客も安易に不正を行おうとする意図が止められ、不正貼替え行為を抑制することにもつながる。
また、日時情報11が暗号化あるいは符号化などにより暗示されている場合には、後述する撮像機22(図3、図5)によりレジにおいてこれを認識することができる。
【0038】
図2は、価格変更ラベル10の上記ラベルデザイン情報の例を示す説明図であって、図2(1)は、価格変更ラベル10の形状として、三角形、四角形(正方形、長方形)、五角形、六角形、円形および楕円形を示し、図2(2)は、それぞれの形状に枠16を設けた構成を示している。
それぞれの形状を、たとえば一週間の月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日および日曜日に対応させ、たとえば三角形の価格変更ラベル10は月曜日に行っている値下げであることを示すように取り決めることができる。
あるいは、価格変更ラベル10の地色として、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫のラベルデザイン情報を採用し、たとえば地色が赤であれば、価格変更ラベル10は月曜日に行っている値下げであることを示すように取り決めることができる。
もちろん、これらの取決め(暗号化ないしは符号化)を任意に組み合わせるか、あるいは週あるいは月ごとに変えて実施することもできる。
【0039】
また文字による日時情報11の表示手法としては、たとえば文字A、B、C、D、E、F、Gをそれぞれ月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日および日曜日に対応させるか、あるいは文字A、B、C、D、E、F、G、H、I、Jをそれぞれ数字0、1、2、3、4、5、6、7、8、9に対応させるようにして、価格変更が行われる曜日あるいは日時などを表示可能とすることができる。
【0040】
日時情報11の表示に関する他の取決めとしては、たとえば、あらかじめ表示してある日時のうちから任意の日時を選択可能とすることもできる。
たとえば、日時を表す文字、数字、記号などを価格変更ラベル10にあらかじめ印刷しておき、価格変更ラベル10の発行時に対象日時以外を塗りつぶすようにすることができる。
【0041】
このような価格変更ラベル10を用いて商品Mの価格に関する変更情報6および日時情報11を表示する価格変更システム20としては、当該価格変更ラベル10(図1)とともに、任意の方式のプリンター(たとえば熱転写プリンター21、図3)と、撮像機(たとえば、電荷結合イメージセンサーを用いたCCDカメラ22、図5)と、このCCDカメラ22を組み込んだ前記レジスター12(図1)と、を備えておくことができる。
すなわち、価格変更システム20は、価格変更ラベル10により商品Mに価格に関する変更情報6とともに、変更情報6を表示している年月日を少なくとも含む日時情報11を表示可能とし、商品Mに貼り付けられている価格変更ラベル10の日時情報11を確認するとともに、変更情報6を読み取ることにより商品Mの価格を変更するものである。
【0042】
図3は、価格変更システム20における熱転写プリンター21の概略側面図であって、熱転写プリンター21は、価格変更ラベル10の供給部23と、印字部24と、を有する。
価格変更ラベル10は、ラベル材料からラベル片10Aをあらかじめ(たとえば円形に)型抜きし、帯状の台紙25にその複数枚を仮着して価格変更ラベル連続体26として供給部23にこれをロール状に装填する。
【0043】
印字部24は、サーマルヘッド27と、プラテンローラー28と、熱転写インキリボン29の供給軸30および巻取り軸31と、を有する。
サーマルヘッド27およびプラテンローラー28の間に熱転写インキリボン29とともに価格変更ラベル連続体26を挟持し、プラテンローラー28の回転にともなって価格変更ラベル連続体26を移送し、サーマルヘッド27により価格変更ラベル連続体26(ラベル片10A)に必要な変更情報6および日時情報11を印字して価格変更ラベル10を発行する。
【0044】
もちろん、図示のように、ラベル片10Aとしてあらかじめ円形に型抜きすることなく、一般的な矩形状のラベル片10Bの複数枚を台紙25に仮着した価格変更ラベル連続体26Aとして準備し、これを熱転写プリンター21に装填することもできる。
すなわち価格変更ラベル連続体26Aの場合には、ラベル片10B上に変更情報6および日時情報11のみならず、価格変更ラベル10の輪郭32(図示の例では円周部)を印字して価格変更ラベル10Cとし、輪郭32の内部に変更情報6および日時情報11を印字することになる。
輪郭32としては、円周部に代えて、図2に示したような、三角形、四角形(正方形、長方形)、五角形、六角形、円形および楕円形その他任意のデザインを選択して印字することができる。
【0045】
なお、熱転写プリンター21あるいは他の方式による任意のプリンターとして、黒白印字のみならず、カラー印字を行うことができるものを採用すれば、日時情報11の表示手段として、文字、数字、図形あるいは記号はもちろん、価格変更ラベル10の形状あるいは色により設定するラベルデザイン情報の選択肢が広がって、より幅広い応用機能を発揮することができる。
【0046】
図4は、熱転写プリンター21により印字した価格変更ラベル10の例を示す平面図であって、図4(1)は、価格変更ラベル10Dを示し、図4(2)は、価格変更ラベル10Eを示し、図4(3)は、価格変更ラベル10Fを示している。
価格変更ラベル10Dは、地色をたとえば図中、上から緑、赤、黄に塗り分け、それぞれ上から日時情報11および変更情報6に加えて、価格変更を行う時間に関する情報すなわち時間帯情報33を印字表示している。
価格変更ラベル10Eは、変更情報6および日時情報11を印字表示しているが、とくに日時情報11としては、文字A、B、C、D、E、F、G、H、I、Jをそれぞれ数字0、1、2、3、4、5、6、7、8、9に対応させるようにして、「CDADBB」(すなわち、「平成23年3月11日」)を表示している。
価格変更ラベル10Fは、変更情報6および日時情報11を表示しているとともに、前記枠16を任意の色に着色して印字表示している。
【0047】
図5は、価格変更システム20において、変更情報6および日時情報11を光学的に読み取るための撮像機(電荷結合イメージセンサーを用いたCCDカメラ22)を説明する説明図である。
すなわち、CCDカメラ22は、これをレジスター12に接続してある。
レジにおいてレジ係がCCDカメラ22により、価格変更ラベル10における変更情報6および日時情報11を撮像するとともに、制御部13内にあらかじめ設定している設定変更情報および設定日時情報と照らし合わせて認識可能としている。
【0048】
したがって、とくに価格変更ラベル10における日時情報11が価格変更を行う当日の設定日時情報とは異なる日時であれば、この価格変更ラベル10が不正に貼り替えられたものであると考えられ、レジスター12は、その表示部15に日時情報11の不一致を表示ないし警告し、不正貼替え行為を防止ないし抑制することができる。
しかも、CCDカメラ22による光学的な認識が可能であるため、レジ係が目視で行う日時情報11の確認が不要であるとともに、変更情報6にもとづく価格変更操作を自動的に行うことができる。
【0049】
こうした構成の価格変更ラベル10および価格変更システム20によれば、変更情報6とともに日時情報11を表示可能として、不正貼替え行為の抑制および防止効果を期待することができる。
【符号の説明】
【0050】
1 価格ラベル
2 値下げラベル(従来、図6)
3 粘着剤層
4 価格
5 バーコード
6 変更情報(値下げ情報)
10 価格変更ラベル(実施例、図1)
10A 価格変更ラベル10の円形状のラベル片(図3)
10B 価格変更ラベル10Cの矩形状のラベル片(図3)
10C 価格変更ラベル(図3)
10D 価格変更ラベル(図4(1))
10E 価格変更ラベル(図4(2))
10F 価格変更ラベル(図4(3))
11 日時情報
12 レジスター
13 制御部
14 入力部
15 表示部
16 価格変更ラベル10の枠
20 価格変更システム(実施例、図3、図5)
21 熱転写プリンター(プリンター、図3)
22 CCDカメラ(撮像機、図5)
23 供給部
24 印字部
25 帯状の台紙
26 価格変更ラベル連続体(図3)
26A 価格変更ラベル連続体(図3)
27 サーマルヘッド
28 プラテンローラー
29 熱転写インキリボン
30 供給軸
31 巻取り軸
32 価格変更ラベル10Cの輪郭
33 時間帯情報(図4(1))
M 商品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の価格に関する変更情報を表示する価格変更ラベルであって、
前記商品に前記価格に関する前記変更情報とともに、前記変更情報を表示している年月日を少なくとも含む日時情報を表示可能としていることを特徴とする価格変更ラベル。
【請求項2】
前記日時情報は、文字、数字、図形あるいは記号によりこれを表示可能としていることを特徴とする請求項1記載の価格変更ラベル。
【請求項3】
前記日時情報は、当該価格変更ラベルの形状あるいは色により設定したラベルデザイン情報としてこれを表示可能としていることを特徴とする請求項1または2記載の価格変更ラベル。
【請求項4】
前記日時情報は、文字、数字、図形あるいは記号、さらには当該価格変更ラベルの形状あるいは色により設定したラベルデザイン情報の任意の組み合わせによりこれを表示可能としていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の価格変更ラベル。
【請求項5】
前記日時情報は、これを暗号化ないしは符号化してあることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の価格変更ラベル。
【請求項6】
前記日時情報は、あらかじめ表示してある設定情報からこれを任意に選択可能としていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の価格変更ラベル。
【請求項7】
価格変更ラベルを用いて商品の価格に関する変更情報を表示する価格変更システムであって、
前記価格変更ラベルにより、前記商品に前記価格に関する前記変更情報とともに、前記変更情報を表示している年月日を少なくとも含む日時情報を表示可能とし、
前記商品に貼り付けられている前記価格変更ラベルの日時情報を確認するとともに、
前記変更情報を読み取ることにより前記商品の前記価格を変更することを特徴とする価格変更システム。
【請求項8】
前記日時情報は、プリンターによりこれを印字して表示可能とすることを特徴とする請求項7記載の価格変更システム。
【請求項9】
前記変更情報および前記日時情報は、プリンターによりこれを印字して表示可能とすることを特徴とする請求項7記載の価格変更システム。
【請求項10】
前記変更情報および前記日時情報は、撮像機によりこれを撮像して認識可能とすることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の価格変更システム。
【請求項11】
前記変更情報および前記日時情報は、撮像機によりこれを撮像するとともに、
あらかじめ設定している設定変更情報および設定日時情報と照らし合わせてこれを認識可能とすることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の価格変更システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−215760(P2012−215760A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−81743(P2011−81743)
【出願日】平成23年4月1日(2011.4.1)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)サトーホールディングス株式会社 (1,153)