説明

便器洗浄および/または消臭装置

便器の内側表面に洗浄および/または消臭化学薬品をスプレーするための装置が開示される。装置は、化学薬品用の容器と、スプレーノズルであって、これを通って化学薬品を横方向にノズルの周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズルと、容器およびスプレーノズルに流体連通するコンジットと、化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出するための流体送出手段と、便器のへりの近くにスプレーノズルを取り付けるための手段と、を含む。自動または手動の便器洗浄装置のスプレーノズルは、化学薬品を便器の内側表面の円周全体に加え、それによって便器全体が便器の内側円周のまわりを洗浄されるように、作動することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
なし
【0002】
連邦政府の支援による研究開発に関する陳述
なし
【0003】
本発明は、自動または手動の便器洗浄装置に関し、便器の内側表面が、トイレの水位線より下の場所で、および/または、トイレの水位線の場所で、および/または、トイレの水位線より上の場所で、および/または、トイレへりの下の場所で、便器の円周全体のまわりを洗浄されることができる。
【背景技術】
【0004】
便器は、見苦しい沈着物の蓄積を防止するために、臭気を減少するために、且つ、細菌の増殖を防止するために、手入れを必要とする。従来、便器は、液体または粉末の洗浄および消毒剤で手で磨くことによって、洗浄され、消臭され、殺菌されてきた。この作業は、便器を清潔に保つために、手作業を必要としてきた。
【0005】
手で磨くことを排除するために、様々な便器クリーナーディスペンサーが提案されてきた。1つのタイプのディスペンサーは、洗浄および清潔(fresh)化物質の固体ブロックまたは固体粒子を備え、フラッシュ水の経路に置かれる容器内で便器のへりから吊される。特許文献1(これは、本明細書に引用された他のすべての文書とともに、参照により本明細書に組み込まれる)には、このタイプの便器洗浄システムの例が示されている。典型的に、固体ブロックの一部は、フラッシュごとにフラッシュ水に溶解され、溶解した生成物を有するフラッシュ水は、便器を洗浄するために、便器内に排出される。
【0006】
他の便器洗浄システムは、便器内に排出される液体洗浄剤を使用する。たとえば、特許文献2および特許文献3、および、特許文献4および特許文献5には、すべて、フラッシュごとにフラッシュ水内にボトルから液体活性物質を導入する目的で、便器のへりから吊すことができる洗浄および/または清潔化装置が開示されている。これらのトイレへり下装置で、液体活性物質は、トイレへりから吊される基部によって支持される排出プレートへ溜から下向きに送出される。装置は、トイレからのフラッシュ水の流れが、フラッシュ中に排出プレートに接触するように、トイレへりから吊される。フラッシュ水は、排出プレート上にある液体活性物質を便器内に運び、トイレを洗浄しきれいにする。
【0007】
他の便器ディスペンサーは、便器のへりに取り付けられたコンジットを通って便器内に排出されるエアロゾル消臭および/または洗浄剤を使用する。たとえば、特許文献5には、トイレへりにブラケットによって装着され、へり上に延出するチューブを備えたエアロゾル容器が開示されている。特許文献6および特許文献7には、流体の加圧溜、流体の源に接続されたコンジット、および、トイレへりに設置されるスプレーノズルを含む便器用のディスペンサーが開示されている。
【0008】
これらの公知のトイレへり排出装置の1つの不利点は、消臭および/または洗浄剤を、トイレの水の1つの場所にまたはトイレの水の限定された区域にまたは便器の内側表面に、加えるだけである点である。結果として、便器の内側表面の洗浄は、装置に近い便器の区域に限定されることもある。
【0009】
【特許文献1】米国特許第4,777,670号明細書
【特許文献2】米国特許第6,178,564号明細書
【特許文献3】米国特許第6,230,334号明細書
【特許文献4】国際特許出願第WO99/66139号明細書
【特許文献4】国際特許出願第WO99/66140号明細書
【特許文献5】米国特許第3,178,070号明細書
【特許文献6】米国特許第6,029,286号明細書
【特許文献7】米国特許第5,862,532号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、便器の内側表面が便器の円周全体のまわりを洗浄される改良された自動または手動の便器洗浄装置の必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述の必要性は、自動的にまたは手動で化学薬品を便器内に送出する本発明にしたがった便器洗浄および/または消臭装置で満たすことができる。「化学薬品(chemical)」または「ケミストリー(chemistry)」という用語は、1つの化学薬品か、または、化学成分の混合物を意味する。様々な洗浄および/または消臭化学薬品が、本発明にしたがった便器洗浄装置で使用するのに適切である。便器洗浄および/または消臭装置は、適切なケミストリーおよび排出システムを含む。本明細書に使用されるように、「洗浄(cleaning)」という用語はまた、衛生的にすることおよび/または殺菌することを含み、「消臭(deodorizing)」という用語はまた、きれい(fresh)にすることを含む。
【0012】
ケミストリーに関して、化学薬品は、便器を続けて洗浄しきれいにするために、直接、便器の内側表面におよび/またはトイレの水に加えられる。便器の内側表面に加えられる場合には、化学薬品は、液体である(単一または複数のケミストリーシステムのいずれかであり、複数ケミストリーシステムは使用の点で結合し、その点で混合することによって、もっとも効果的である新しい製法を形成する)か、または、流動性を有する粉末である。トイレの水に加えられる場合には、ケミストリーは、液体(単一または複数のケミストリー)または流動性(粉末または結晶)を有する固体であってもよく、これは、水に加えられ、予防手段として作用するか、または、トイレを自動的に洗浄するように働く環境を形成する。これの例は、トイレの水を使用して二酸化塩素を形成するものであり、したがって、気体状態のケミストリーを形成する。気体は、便器の表面を塗布するように働き、様々な元凶に働く。
【0013】
排出システムに関して、システムは、適切なケミストリーを便器の内側表面に加えて洗浄プロセスを行うための手段であるいくつかのサブシステムを含む。排出システムは、(i)ケミストリー保管容器、(ii)化学薬品推進システム、(iii)化学薬品送出システム、(iv)トイレインタフェース、および、(v)容器用のケースを含んでもよい(が、それらに限定されない)。
【0014】
ケミストリー保管容器を使用して、便器を洗浄するのに使用されるケミストリーを保持し保管する。非限定的な例は、標準プラスチックボトル、たとえば、トリガ式噴霧器に見られるもの、または、エアロゾル缶を含む。
【0015】
化学薬品推進システムは、適切なエネルギをケミストリーに提供して、これを送出システムを通って動かし、そのため、これが保管容器から便器内の適切な区域へ動くことができる方法を提供する。このサブシステムの例は、噴射剤たとえば液化石油ガスまたは類似の炭化水素系噴射剤、空気、窒素、または、二酸化炭素を使用するエアロゾル容器を含む。例の別のセットは、液体を動かすポンプまたはポンプ機構、たとえば、ベインポンプ(vein pump)、インペラ駆動ポンプ、蠕動ポンプ、または、歯車駆動ポンプを使用する。第3の例の化学薬品推進システムでは、ピストンまたはねじ機構を使用して、化学薬品を送出システム内に押す。このシステムは、モータまたはウォームギヤを使用してプラットフォームを液体に対して駆動し、液体を一定の圧力でシステム内に動かし続ける。第4の例のシステムでは、粉末または液体をトイレ内に投入する機械的手段が用いられる。最後に、粉末をトイレ内に吹き込む機械的手段を用いることができる(気流とともに)。
【0016】
化学薬品送出システムは、ケミストリーを保管容器から便器内の適切な区域内に動かす方法を提供する。この送出サブシステムは、スピゴット、アクチュエータ、ホースおよびノズルを含むことができる。
【0017】
トイレインターフェースは、ホースを外し固定しないままにしてノズルがトイレへりまたはトイレの蓋の所定の位置にあるように、トイレに取り付ける手段および方法を提供する。
【0018】
ケースは、化学薬品保管容器を安定させ保管するための場所を提供することができる。ケースは、基部およびハウジングユニットを含むことができる。
【0019】
これらのサブシステムは、各日にわたって、適切なケミストリーを(所定の量を使用して)所定の回数送出するために一緒に働き、所望の消費者利益を伝える。
【0020】
したがって、本発明は、便器の内側表面に化学薬品をスプレーするための装置を提供する。装置は、化学薬品用の容器と、スプレーノズルであって、これを通って化学薬品を横方向にノズルの周囲のまわりの少なくとも途中にスプレーすることができるスプレーノズルと、容器およびスプレーノズルに流体連通するコンジットと、化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出するための流体送出手段と、便器のへりの近くにスプレーノズルを取り付けるための手段と、を含む。任意で、スプレーノズルは、横方向にノズルの周囲全体のまわりにスプレーすることができる。
【0021】
1つの形状において、スプレーノズルは、化学薬品を横方向にノズルの周囲全体のまわりにスプレーすることができる回転スプレーノズルである。たとえば、スプレーノズルは、らせん状溝を有する流体スピナーと、らせん状溝を出る化学薬品によって接触されるときに回転するデフレクタプレート(defrection plate)と、を含んでもよく、それによって、化学薬品が便器の内側表面の円周全体を覆うように、化学薬品を横方向にノズルの周囲全体のまわりにスプレーする。
【0022】
本発明の1つのバージョンにおいて、容器は加圧され、流体送出手段は、容器に噴射剤と、コンジットに弁とを含む。弁は、化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出するための開位置を有する。噴射剤は、炭化水素系噴射剤、空気、窒素、および、二酸化炭素からなる群から選択されてもよい。ケースが容器用に設けられてもよく、ケースは、弁を開位置内に動かすための作動手段(activator)を含んでもよく、それによって化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出する。弁は、手動または自動のいずれかで開けられてもよく、1つの形状において弁は傾斜弁である。
【0023】
流体送出手段は、(i)弁を開位置内に動かし、スプレーサイクルの間中、弁を開位置に保つためのアクチュエータと、(ii)スプレーサイクルを自動的に開始し終了するためのタイミング回路と、をさらに含んでもよい。タイミング回路は、化学薬品を自動的にスプレーする方法を提供する。タイミング回路は、第1のカウントダウンを開始する。第1のカウントダウンの満了時に、アクチュエータ(たとえば、ソレノイド)が自動的に作動され、弁を開き、化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出する。タイミング回路はまた、第2のカウントダウンを自動的に開始し、その最後に、スプレーサイクルは自動的に終了する。流体送出手段は、便器の近くに人または家庭のペットの存在を検出するために近接センサをさらに含んでもよい。近接センサは、人または家庭のペットが便器の近くにいるときにスプレーサイクルの自動開始を防止するために、タイミング回路に電気連通する。
【0024】
あるいは、流体送出手段は、ポンプが手動かまたは自動かのいずれかで作動されるときに化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出するためのポンプであってもよい。1つの実施形態において、流体送出手段がスプレーサイクルを自動的に開始し終了するためのタイミング回路を含むという点で、ポンプは、スプレーサイクル中に自動的に作動される。タイミング回路は、化学薬品を自動的にスプレーする方法を提供する。タイミング回路は、第1のカウントダウンを開始する。第1のカウントダウンの満了時に、ポンプが自動的に作動され、化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出する。タイミング回路はまた、第2のカウントダウンを自動的に開始し、その最後に、ポンプを作動停止することによってスプレーサイクルは自動的に終了する。流体送出手段は、便器の近くに人または家庭のペットの存在を検出するために近接センサをさらに含んでもよい。近接センサは、人または家庭のペットが便器の近くにいるときに、スプレーサイクルの自動的な開始を防止するために、タイミング回路に電気連通する。ポンプは、ベインポンプ、インペラ駆動ポンプ、蠕動ポンプ、歯車駆動ポンプ、ベローズポンプ、および、ピストンポンプからなる群から選択されてもよい。ケースが容器用に設けられてもよく、ケースは、ポンプを作動するための作動手段を含んでもよい。
【0025】
便器のへりの近くにスプレーノズルを取り付けるための手段は、基部壁を有するクリップであって、略U字形クリップを形成する基部壁から離れて延出する対向して間隔をおいて離れた側部壁を有するクリップであってもよい。任意で、クリップの対向して間隔をおいて離れた側部壁は、対向して間隔をおいて離れた側部壁の間の距離が調整可能であるように、互いに向けて且つ互いから離れて動くことができる。これは、様々な寸法を有する便器のへりにクリップを装着するのを可能にする。あるいは、便器のへりの近くにスプレーノズルを取り付けるための手段は、ノズルが表面に装着されるのを可能にする吸着装置(たとえば吸着カップ)または接着材料であってもよい。
【0026】
容器は、半透明の壁を有してもよく、そのため、ユーザは、容器内の化学薬品の量を見ることができ、空の容器を満杯の容器と取り替える時を知ることができる。ケースが容器用に設けられるときには、ケースは、容器を挿入し容器を取り外すためのアクセスドアを含んでもよい。ケースはまた、容器内の化学薬品のレベルを知らせる可聴または可視のインジケータ(たとえば発光ダイオード)を含んでもよい。たとえば、インジケータは、ユーザが容器を満杯の容器と取り替えるように、容器に化学薬品が残っていないことを示してもよい。
【0027】
ケースはまた、ゴミ入れ、または、トイレ洗浄装置用のレセプタクル、たとえば、米国特許出願公開第2005/0005378号に記載されたトイレブラシを含んでもよい。ケースは、トイレの隣の床にあってもよく、または、ケースは、ケースをトイレタンクから吊すためのハンガーを有してもよい。あるいは、ケースは、ケースを壁等の垂直表面から吊すための手段を含んでもよい。接着材料が、ケースを垂直表面から吊すためのそのような手段の例である。
【0028】
別の態様において、本発明は、便器の内側表面に化学薬品をスプレーするための装置を提供する。装置は、化学薬品用の容器と、回転スプレーノズルであって、これを通って化学薬品を横方向に便器の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズルと、容器およびスプレーノズルに流体連通するコンジットと、化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出するための流体送出手段と、便器のへりの近くにスプレーノズルを取り付けるための手段とを含む。スプレーノズルは、らせん状溝を有する流体スピナーと、らせん状溝を出る化学薬品によって接触されるときに回転するデフレクタプレートと、を含んでもよい。デフレクタプレートは、らせん状溝を出る化学薬品によって接触されてデフレクタプレートを回転する上向きに延出するリブを含んでもよい。
【0029】
さらに別の態様において、本発明は、便器の内側表面に化学薬品をスプレーするための装置を提供する。装置は、化学薬品用の容器と、スプレーノズルであって、これを通って化学薬品を横方向に便器の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズルと、容器およびスプレーノズルに流体連通するコンジットと、化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズルへ送出するための流体送出手段と、使用の際にスプレーノズルが便器のへりの近くにあるようにスプレーノズルを位置決めするための手段とを含む。好ましくは、スプレーノズルは、化学薬品を横方向にノズルの周囲全体のまわりにスプレーすることができるように構成される。スプレーノズルは、回転ノズルであってもよい。1つの形態において、スプレーノズルは、らせん状溝を有する流体スピナーと、らせん状溝を出る化学薬品によって接触されるときに回転するデフレクタプレートとを含む。
【0030】
さらに別の態様において、本発明は、便器の内側表面に容器から化学薬品をスプレーするための装置を提供する。装置は、スプレーノズルであって、これを通って化学薬品を横方向にノズルの周囲のまわりの少なくとも途中にスプレーすることができるスプレーノズルと、スプレーノズルに流体連通するコンジットと、便器のへりの近くにスプレーノズルを取り付けるための手段とを含む。好ましくは、スプレーノズルは、化学薬品を横方向にノズルの周囲全体のまわりにスプレーすることができるように構成される。1つの形状において、スプレーノズルは、回転ノズルである。別の形状において、スプレーノズルは、らせん状溝を有する流体スピナーとらせん状溝を出る化学薬品によって接触されるときに回転するデフレクタプレートとを含む。
【0031】
スプレーノズルを取り付けるための手段は、基部壁を有し、基部壁から離れて延出する対向して間隔をおいて離れた側部壁を有するクリップであってもよい。クリップの対向して間隔をおいて離れた側部壁は、好ましくは、対向して間隔をおいて離れた側部壁の間の距離が調整可能であるように、互いに向けて且つ互いから離れて動くことができる。別の形状において、スプレーノズルを取り付けるための手段は、ブラケットと、トイレに取り付けるための少なくとも1つの吸着カップを有する可撓性のある取付ストリップとを備える。さらに別の形状において、スプレーノズルを取り付けるための手段は、吸着装置または接着材料を含む。1つの実施形態において、スプレーノズルを取り付けるための手段は、便器近くの人の存在を検出するための近接センサをさらに備える。
【発明の効果】
【0032】
したがって、本発明の利点は、便器の内側表面が便器の円周全体のまわりを洗浄される便器洗浄装置を提供することである。装置は、輝きを高め、生物膜、糸状菌および/またはカビの増殖を遅延することによって、全体的な便器の清浄さを提供する。装置は、しみ(硬水、金属、有機)、糸状菌、カビ、微生物、臭気および細菌を除去または排除することができる。
【0033】
本発明のこれらおよび他の特徴、態様および利点は、下記の詳細な説明、図面および添付の特許請求の範囲を考慮すれば、より良好に理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
図面の下記の説明において、類似の参照符号は、図面から図面へ類似部品を参照するために使用される。
【0035】
本発明は、便器の内側表面に化学薬品をスプレーするための装置を提供する。本発明の様々な実施形態が次に、図面を参照して説明される。実施形態は、例示目的のために示され説明され、いずれのようにも本発明を限定する意図はない。
【0036】
図1A〜図1Cに移ると、本発明の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50と、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50およびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60とを含む。化学薬品は、後述されるように、便器12を連続して洗浄し消臭するように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0037】
容器50は、ケース30に逆さまに収容される。容器50の出口に係合するために、取付物(fitment)がケース30に設けられる。ケース30の取付物はまた、流体供給コンジット49に接続される。容器50の壁51は、半透明であってもよく、そのため、ユーザは、容器が空になったときを見ることができる。ケース30は、容器50をケース30に固定して装着し続ける容器ホルダ36を含む。1つの形状において、容器ホルダ36は、下向きに偏倚されたプレートであり、これは、ユーザによって矢印Aの方向に上げられてもよく、空の容器50を解放して取り外し、その後、新しい容器50を装填する。
【0038】
ユーズアップキュー(use−up cue)発光ダイオード(LED)34が、ケース30に設けられる。圧力センサが、容器50が空のときに容器50の圧力低下を検知し、圧力センサは、LEDをトリガして光を発せさせ、空の容器50が存在することを知らせる。任意で、圧力センサは、警報器をトリガし、空の容器50が存在することを知らせる。あるいは、LEDは、カウンタを含む制御回路の一部である。カウンタは、作動ボタン(後述の手動作動ボタン32等)の各押し下げ後に、増加される。作動ボタンの一定数の押し下げ後に、カウンタは、LEDをトリガして光を発せさせ、空の容器50が存在することを知らせる。
【0039】
ケース30はまた、手動作動ボタン32を含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器50は加圧され、容器50に噴射剤と、出口弁とを含む。手動作動ボタン32は、化学薬品を容器50からコンジット49を通ってスプレーノズル80へ送出するために、弁を開位置内に動かす。たとえば、作動ボタン32は、容器50の底部の弁が開くように、容器50を下向きに押す。
【0040】
図1Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60を示す。装着クリップ60は、基部壁62と、第1の側部壁64と、第1の側部壁64から間隔をおいた第2の側部壁67とを有し、逆略U字形クリップ60を形成する。クリップ60は、可撓性のあるプラスチックから形成され、膨張および収縮を可能にし、様々な便器のへりサイズに対応する。コンジット49は、基部壁62上で第1の側部壁64の穴65を通って且つ第2の側部壁67の穴68を通って、ねじ込まれる。これは、装着クリップ60の隣にコンジット49の場所を制御し、コンジット49の部分を隠すように作用する。スプレーノズル80は、図1Bに示されるように、コンジット49の端に係合し、コンジット49から化学薬品を受け取る。
【0041】
次に、図2A〜図2Eを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器150と、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器150およびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ160とを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0042】
容器150は、ケース130に収容される。容器150の出口に係合するために、取付物がケース130に設けられる。ケース130の取付物は、コンジット49が方向Cに回転するのを可能にする回転ホースコネクタ142によって、流体供給コンジット49に接続される。ケース130は、図2Cに示されるようにユーザによって開けられてもよいアクセスドア138を含み、空の容器150を取り外し、その後、新しい容器150を装填する。ドア138の揺動運動のために、ヒンジ140がドア138の底部に設けられる。ラッチ139が、ユーザがドア138のラッチを外すまで、ドア138を閉じたままにする。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)134が、ケース130に設けられる。圧力センサが、容器150が空のときに容器150の圧力低下を検知し、圧力センサは、LEDをトリガして光を発せさせ、空の容器150が存在することを知らせる。あるいは、LED134は、カウンタを含む制御回路の一部である。カウンタは、作動ボタンまたはフットペダル(後述の手動作動フットペダル141等)の各押し下げ後に、増加される。作動ボタンまたはフットペダルの一定数の押し下げ後に、カウンタは、LED134をトリガして光を発せさせ、空の容器が存在することを知らせる。
【0043】
ケース130はまた、手動作動フットペダル141を含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器150は加圧され、容器150に噴射剤と、出口弁とを含む。手動作動フットペダル141は、容器150の頂部の弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器150を上向きに動かす。弁は、この実施形態では、標準垂直エアロゾル弁であってもよい。
【0044】
図2Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ160を示す。装着クリップ160は、基部壁162と、第1の側部壁164と、第1の側部壁164から間隔をおいた第2の側部壁167とを有し、逆略U字形クリップ160を形成する。第2の側部壁167は基部壁162を摺動し、第1の側部壁164および第2の側部壁が、互いに向けて且つ互いから離れて動くことができるようにする。クリップ160のこの膨張および収縮は、様々な便器のへりサイズに対応する。コンジット49は、基部壁162の通路163に接続される。スプレーノズル80は、図2Bに示されるように、通路163の端に係合し、通路163から化学薬品を受け取る。
【0045】
図2Eは、容器150用の別のケース230を示す。容器150の出口に係合するために、取付物がケース230に設けられる。ケース230は、ユーザによって開けられてもよいアクセスドア238を含み、空の容器150を取り外し、その後、新しい容器150を装填する。ドア238の揺動運動のために、ヒンジがドア238の底部に設けられる。ラッチボタン239が、ユーザがドア238のラッチを外すまで、ドア238を閉じたままにする。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)234が、ケース230に設けられ、上述のLED134のように、作動する。ケース230はまた、上述の手動作動フットペダル141のように作用する手動作動フットペダル241を含む。
【0046】
図3A〜図3Cに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器と、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器およびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ360と、を含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0047】
容器は、ケース330に収容される。容器は、ケース330の後部で露出されてもよい。容器の出口に係合するために、取付物がケース330に設けられる。ケース330の取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース330は、T字形作動ハンドル333を含む。容器は加圧されてもよく、容器150に噴射剤と、出口弁とを含んでもよい。作動ハンドル333は、化学薬品を容器からコンジット49を通ってスプレーノズル80へ送出するために容器50の底部の弁が開くように、容器50を下向きに押す。ハンドル333はまた、ケース300をユーザが持ち歩くのを可能にする。円形ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)334が、ケース330のハンドル333の基部のまわりに設けられる。LED334は、上述のLED134のように作動する。
【0048】
図3Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ360を示す。装着クリップ360は、基部壁362と、側部壁164とを有し、逆略L字形クリップ160を形成し、これは、接着剤または吸着カップによってトイレへり14に接着されてもよい。コンジット49は、基部壁362の通路に接続される。スプレーノズル80は、図3Bに示されるように、通路363の端に係合し、通路から化学薬品を受け取る。
【0049】
次に、図4A〜図4Dを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器550と、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器550およびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着アセンブリ560と、を含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0050】
容器550は、ケース530に収容される。容器550の出口に係合するために、取付物がケース530に設けられる。ケース530の取付物は、ケース530の背部で出る流体供給コンジット49に接続される。ケース530は、図4Dに示されるようにユーザによって開けられてもよい頂部アクセスドア538を含み、空の容器550を取り外し、その後、新しい容器550を装填する。ドア538の揺動運動のために、ヒンジ540がドア538の底後部に設けられる。ラッチ539が、ユーザがドア538のラッチを外すまで、ドア538を閉じたままにする。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)534が、ケース530に設けられる。圧力センサが、容器550が空のときに容器550の圧力低下を検知し、圧力センサは、LEDをトリガして光を発せさせ、空の容器550が存在することを知らせる。
【0051】
ケース530はまた、手動作動フットペダル541を含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器550は加圧され、容器550に噴射剤と、出口弁とを含む。手動作動フットペダル541は、容器550の弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器550を動かす。
【0052】
図4Bは、トイレ10のトイレシート18の下にスプレーノズル80を取り付けるための装着アセンブリ560を示す。装着アセンブリ560は、T字形ブラケット570と吸着カップ571とを有し、これらはトイレシート18に接着されてもよい。コンジット49は、T字形ブラケット570の通路に接続される。スプレーノズル80は、図4Bに示されるように、通路の端に係合し、通路から化学薬品を受け取る。
【0053】
図5A〜図5Dに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器650と、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器650およびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着ブラケット660と、を含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0054】
容器650は、ケース630に収容される。保持リング637が、容器650をケース630に固定し続ける。容器650の出口に係合するために、取付物がケース630に設けられる。ケース630の取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース630は、図5Dに示されるようにユーザによって前方に開けられてもよいアクセスドア638を含み、空の容器650を取り外し、その後、図5Dに示された方向Bに、新しい容器650を装填する。ドア638の揺動運動のために、ヒンジがドア638の底部に設けられる。ラッチが、ユーザがドア638のラッチを外すまで、ドア638を閉じたままにする。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)634が、ケース630に設けられる。LED634は、上述のLED134のように作動する。ケース630はまた、手動作動フットペダル641も含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器650は加圧され、容器650に噴射剤と、出口弁と、を含む。手動作動フットペダル641は、容器650の弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器650を動かす。
【0055】
図5Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ660を示す。装着クリップ660は、基部壁662と、側部壁664とを有し、逆略L字形ブラケット673を形成し、これは、両面接着剤ストリップ674によってトイレへり14に接着されてもよい。接着剤ストリップ674は、タブを引くことによって取り外すことができる。コンジット49は、コンジット49を矢印Aの方向に動かすことによって、L字形ブラケット673の通路に接続される。スプレーノズル80は、図5Bに示されるように、通路の端に係合し、通路から化学薬品を受け取る。
【0056】
次に、図6A〜図6Dを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器750と、スプレーノズル778であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル778の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル778と、容器750およびスプレーノズル778に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くに位置決めされるスプレーノズル778を有する装着アセンブリ760とを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル778によってスプレーすることができる。
【0057】
容器750は、ケース730に収容され、垂直から傾斜してディスプレイされる。容器750は、半透明であってもよく、そのため、ユーザは、容器が空になったときを見ることができる。ケース730は、容器750をケース730に固定して装着し続ける容器ホルダ736を含む。1つの形状において、容器ホルダ736は、下向きに偏倚されたプレートであり、これは、ユーザによって上向きに上げられてもよく、空の容器750を解放して取り外し、その後、新しい容器750を装填する。容器750の出口に係合するために、取付物がケース730に設けられる。ケース730の取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース730はまた、手動作動ボタン732を含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器750は加圧され、容器750に噴射剤と、出口弁とを含む。手動作動ボタン732は、化学薬品を容器750からコンジット49を通ってスプレーノズル80へ送出するために、弁を開位置内に動かす。たとえば、作動ボタン732は、容器750の底部の弁が開くように、容器750を下向きに押す。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)734がまた、ケース730に設けられる。LED734は、上述のLED134のように、作動する。
【0058】
図6Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル778を位置決めする装着アセンブリ760を示す。装着アセンブリ760は、ハウジング壁776を有し、これは吸着カップ777によってトイレへり14に接着されてもよい。コンジット49は、装着アセンブリ760の通路を経由してスプレーノズル778に接続される。
【0059】
図7A〜図7Cに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器と、スプレーノズル878であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル878の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル878と、容器750およびスプレーノズル878に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くに位置決めされるスプレーノズル878を有する装着アセンブリ860とを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル878によってスプレーすることができる。
【0060】
容器は、ケース830に収容される。ケース830は、半透明ハウジング831であってもよく、そのため、ユーザは、容器が空になったときを見ることができる。ケース830は、容器をケース830に固定して装着し続ける容器ホルダを含む。容器の出口に係合するために、取付物がケース830に設けられる。ケース830の取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース830は、手動作動ボタンとして作用する。本発明の1つのバージョンにおいて、容器は加圧され、容器に噴射剤と出口弁とを含む。ケース830は、化学薬品を容器からコンジット49を通ってスプレーノズル878へ送出するために弁を開位置内に動かすことによって、手動作動ボタンとして作用する。たとえば、ケース830は、容器の底部の弁が開くように、容器を下向きに押す。半透明ハウジング831はまた、ユーズアップキューを提供してもよい。圧力センサが、容器が空のときに容器の圧力低下を検知し、圧力センサは、半透明ハウジング831内の光をトリガする。次いで、ハウジング831が輝き、空の容器が存在することを知らせる。
【0061】
図7Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル878を位置決めする装着ブラケット860を示す。装着ブラケット860は、T字形ブラケット870を有し、これは吸着カップ871によってトイレへり14に接着されてもよい。コンジット49は、T字形ブラケット870の通路を経由してスプレーノズル878に接続される。プラスチックタブ879が、トイレ10との好ましくない相互作用なしでユーザがT字形ブラケット870を掴むのを可能にする。
【0062】
次に、図8A〜図8Eを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器950と、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器950およびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ960とを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0063】
容器950は、ケース930に収容される。容器950の壁951は半透明であってもよく、そのため、ユーザは、容器950が空になったときを見ることができる。容器950の出口に係合するために、取付物がケース930に設けられる。ケース930の取付物は、回転するホースコネクタ942によって、流体供給コンジット49に接続される。ケース930は、図8Eに示されるようにユーザによって開けられてもよいアクセスドア938を含み、空の容器950を取り外し、その後、図8Eに示された方向Bに、新しい容器950を装填する。ドア938の揺動運動のために、ヒンジがドア938の側部に設けられる。ラッチが、ユーザがドア938のラッチを外すまで、ドア938を閉じたままにする。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)934が、ケース930に設けられる。LED934は、上述のLED134のように、作動する。ケース930はまた、手動作動ボタン932を含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器950は加圧され、容器950に噴射剤と、出口弁とを含む。手動作動ボタン932は、容器950の弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器950を動かす。ケース930は、ケース930から上向きに延出する逆J字形ハンガー944を有する。ケース930のハンガー944は、図8Cに示されるように、ユーザがトイレタンク22の側部壁24からケース930を吊すのを可能にする。
【0064】
図8Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ960を示す。装着クリップ960は、基部壁962と第1の側部壁964と、第1の側部壁964から間隔をおいた第2の側部壁967とを有し、逆略U字形クリップ960を形成する。装着クリップ960は、第1の側部壁164および第2の側部壁が互いに向けて且つ互いから離れて動くことができるように、可撓性がある。クリップ960のこの膨張および収縮は、様々な便器のへりサイズに対応する。コンジット49は、装着クリップ960の通路963に接続される。スプレーノズル80は、図8Bに示されるように、通路963の端に係合し、通路963から化学薬品を受け取る。低プロファイルの広い便器クリップ960は、コンジット49の外観を隠す。
【0065】
図9A〜図9Cに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50aと、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50aおよびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60aとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0066】
容器50aは、ケース30aに収容される。容器50aの出口に係合するために、取付物がケース30aに設けられる。ケース30aの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30aは、図9Cに示されるようにユーザによって開けられてもよいアクセスドア38aを含み、空の容器50aを取り外し、その後、図9Cに示された方向Bに、新しい容器50aを装填する。図9Bの方向Aにドア38aが揺動運動するために、ヒンジがドア38aの底部に設けられる。ラッチ39aが、ユーザがドア38aのラッチを外すまで、ドア38aを閉じたままにする。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)34aが、ケース30aに設けられる。LED34aは、上述のLED134のように作動する。ケース30aはまた、手動作動ボタン32aを含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器50aは加圧され、容器50aに噴射剤と、出口弁とを含む。手動作動ボタン32aは、容器50aの弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器50aを動かす。ケース30aは、ケース30aから上向きに延出する逆J字形ハンガー44aを有する。ケース30aのハンガー44aは、図9Aに示されるように、ユーザがトイレタンク22の側部壁24からケース30aを吊すのを可能にする。
【0067】
次に、図10A〜図10Eを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器と、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器およびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60bと、を含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0068】
容器は、ケース30bに収容される。容器の出口に係合するために、取付物がケース30bに設けられる。ケース30bの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30bは、ユーザによって開けられてもよい頂部アクセスドア38bを含み、空の容器を取り外し、その後、新しい容器を装填する。ドア38bの揺動運動のために、ヒンジがドア38bに設けられる。ケース30bはまた、ウェル(well)45bと、一対の対向して間隔をおいて離れた突起物46bとを含む。トイレブラシ58bのヘッドがウェル45bに置かれてもよく、トイレブラシ58bのハンドル59bが突起物46bの間にあってもよい。ケース30bは、トイレの隣の床にあってもよく、便利なことに、図示のようにトイレブラシ58bを保持してもよい。
【0069】
図10Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60bを示す。装着クリップ60bは、基部壁と、側部壁とを有し、逆略L字形クリップ73bを形成し、これは、吸着カップ75bによってトイレへり14に接着されてもよい。コンジット49は、L字形クリップ73bの通路に接続される。スプレーノズル80は、図10Bに示されるように、通路の端に係合し、通路から化学薬品を受け取る。
【0070】
図11A〜図11Dに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50cと、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50cおよびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60cと、を含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0071】
容器50cは、ケース30cに収容される。容器50cの出口に係合するために、取付物がケース30cに設けられる。ケース30cの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30cは、ラッチ39cによってユーザによって開けられてもよいアクセスドア38cを含み、空の容器を取り外し、その後、新しい容器50cを装填する。図11Dの方向Aにドア38cが揺動運動するために、ヒンジがドア38cに設けられる。ケース30cはまた、後部ウェル45cも含む。トイレブラシ58cのヘッドがウェル45cに置かれてもよく、トイレブラシ58cのハンドルが、図11Cに示されるように、ケース30cに対接してあってもよい。ケース30cは、トイレの隣の床にあってもよく、便利なことに、図示のようにトイレブラシ58cをケース30cの背部に保持してもよい。
【0072】
ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)34cが、ケース30cに設けられる。圧力センサが、容器50cが空のときに容器50cの圧力低下を検知し、圧力センサは、LEDをトリガして光を発せさせ、空の容器50cが存在することを知らせる。ケース30cはまた、手動作動フットペダル41cを含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器50cは加圧され、容器50cに噴射剤と出口弁とを含む。手動作動フットペダル41cは、容器50cの弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器50cを動かす。
【0073】
次に、図12A〜図12Bを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50dと、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50dおよびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60dとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0074】
容器50dは、ケース30dに水平に収容される。容器50dの出口に係合するために、取付物がケース30dに設けられる。ケース30dの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。容器50dは、ケース30dの底部または背部から再装填されてもよい。ケース30dは、図12Aに示されるように、トイレの後ろの床にあってもよい。ケース30dは、手動作動フットペダル41dを含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器50dは加圧され、容器50dに噴射剤と出口弁とを含む。手動作動フットペダル41dは、容器50dの弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器50dを動かす。図12Bは、容器50dがケース30dに水平に装着されてもよいことを示す。これは、図1Cの逆さま(弁が底部)配向、および、図2Dの右側部上(弁が頂部)配向に加えて、別の装着配向を例証する。このようにして、本発明は、容器の配向を限定しない。
【0075】
図12Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60dを示す。装着クリップ60dは、基部壁62dと、第1の側部壁64dと、第1の側部壁64dから間隔をおいた第2の側部壁67dとを有し、略C字形クリップ60dを形成する。クリップ60dは、可撓性のあるプラスチックから形成され、膨張および収縮を可能にし、様々な便器のへりサイズに対応する。第2の側部壁67dは、設置されるときにトイレへり14の頂部にある。コンジット49は、第2の側部壁67dの保持リング37dを通って且つ基部壁62dの保持リング37dを通って、ねじ込まれる。スプレーノズル80dは、図12Bに示されるように、コンジット49の端に係合し、コンジット49から化学薬品を受け取る。
【0076】
図13A〜図13Dに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50eと、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50eおよびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60eとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0077】
容器50eは、ケース30eに収容される。容器50eの出口に係合するために、取付物がケース30eに設けられる。ケース30eの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30eは、図13Dに示されるようにユーザによって開けられてもよい頂部アクセスドア38eを含み、空の容器50eを取り外し、その後、図13Dに示された方向Bに、頂部から新しい容器50eを装填する。ドア38eの揺動運動のために、ヒンジがドア38eの側部に設けられる。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)34eが、ケース30eに設けられる。LED34eは、上述のLED134のように作動する。ケース30eは、ケース30eから延出する逆J字形ハンガー44eを有する。ケース30eのハンガー44eは、図13Dに示されるように、ユーザがトイレタンク22の内部の側部壁24からケース30eを吊すのを可能にし、目に見える度合いを減らして水を保護する。ケース30eはまた、ケース30eのハンガー44eの下部区域に手動作動手段41eを含む。手動作動手段41eは、容器50eの弁を開き、化学薬品をコンジット49へ送出する。
【0078】
図13Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60eを示す。装着クリップ60eは、頂部壁62eと、側部壁67eと、を有し、逆略L字形ブラケット73eを形成し、これは、両面接着剤ストリップまたは吸着カップによってトイレへり14に接着されてもよい。コンジット49は、L字形ブラケット73eの通路に接続される。スプレーノズル80は、通路の端に係合し、通路から化学薬品を受け取る。図13Eを見ると、本発明の代替バージョンが示され、コンジット49は、下へ、トイレ10のタンク22内部のオーバーフローチューブ26を移動し、化学薬品をフラッシュ水内に送出する。
【0079】
次に、図14A〜図14Dを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50fと、トイレの蓋20に配置されたスプレーノズル97fであって、これを通って化学薬品を横方向にノズル97fの周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル97fと、容器50fおよびスプレーノズル97fに流体連通する流体供給コンジット49とを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル97fによってスプレーすることができる。
【0080】
容器50fは、ケース30fに収容される。容器50fの出口に係合するために、取付物がケース30fに設けられる。ケース30fの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30fは、図14Dに示されるように方向Aに、ユーザによって開けられてもよいアクセスドア38fを含み、空の容器50fを取り外し、その後、新しい容器50fを装填する。ドア38fの揺動運動のために、ヒンジがドア38fの頂部に設けられる。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)34fが、ケース30fに設けられる。LED34fは、上述のLED134のように作動する。
【0081】
ケース30fはまた、手動作動ボタン32fを含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器50fは加圧され、容器50fに噴射剤と、出口弁とを含む。手動作動ボタン32fは、化学薬品を容器50fからコンジット49を通ってスプレーノズル97fへ送出するために、弁を開位置内に動かす。たとえば、作動ボタン32fは、容器50fの底部の弁が開くように、容器50fを下向きに押す。
【0082】
図14Bを見ると、スプレーノズル97fは、化学薬品を横方向にノズル97fの周囲のまわりにスプレーするために、トイレの蓋20内に一体化されている。トイレの蓋はまた、圧力センサまたは近接センサ99fを含み、蓋20が下にあるときを検知する。便器洗浄および/または消臭装置は、圧力センサまたは近接センサ99fによって検知されるように、蓋20が閉じているときに作動するだけである。圧力センサまたは近接センサ99fを操作するための制御回路は、下記に説明される。
【0083】
図15A〜図15Cに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器と、スプレーノズルであって、これを通って化学薬品を横方向にノズルの周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズルと、容器およびスプレーノズルに流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズルを取り付けるための装着クリップ60gとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズルによってスプレーすることができる。
【0084】
容器は、ケース30gに収容される。ケース30gは、半透明ハウジングであってもよく、そのため、ユーザは、容器が空になったときを見ることができる。半透明ハウジングはまた、ユーズアップキューを提供してもよい。圧力センサが、容器が空のときに容器の圧力低下を検知し、圧力センサは、半透明ハウジング内の光をトリガする。ハウジングは、次いで、輝き、空の容器が存在することを知らせる。
【0085】
容器の出口に係合するために、取付物がケース30gに設けられる。ケース30gの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30gは、手動作動ボタンとして作用する。本発明の1つのバージョンにおいて、容器は加圧され、容器に噴射剤と出口弁とを含む。ケース30gは、化学薬品を容器からコンジット49を通ってスプレーノズルへ送出するために、ユーザがケース30gを方向Aに押圧して弁を開位置内に動かすことによって、手動作動ボタンとして作用する。たとえば、ケース30gは、容器の底部の傾斜弁が開くように、容器を横方向に押す。図15Cに示されるように壁に、または、トイレタンクに、ケース30gを装着するために、接着剤ストリップ44gが、ケース30gの後部に設けられる。
【0086】
図15Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズルを取り付けるための装着クリップ60gを示す。装着クリップ60gは、基部壁62gと、第1の側部壁64gと、第1の側部壁64gから間隔をおいた第2の側部壁67gとを有し、逆略U字形クリップ60gを形成する。クリップ60gは、可撓性のあるプラスチックから形成され、膨張および収縮を可能にし、様々な便器のへりサイズに対応する。コンジット49は、基部壁62gおよび第1の側部壁64gの通路に接続される。スプレーノズルは、コンジット49の端に係合し、コンジット49から化学薬品を受け取る。
【0087】
次に、図16A〜図16Cを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50hと、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50hおよびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60hとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0088】
容器50hは、ケース30hに収容される。容器50hの出口に係合するために、取付物がケース30hに設けられる。ケース30hの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30hは、図16Cに示されるようにユーザによって開けられてもよいアクセスドア38hを含み、空の容器50hを取り外し、その後、図16Cに示された方向Bに、新しい容器50hを装填する。16Cの方向Aにドア38hが揺動運動するために、ヒンジがドア38hの底部に設けられる。カバー解放ボタン39hが、ユーザがドア38hのラッチを外すまで、ドア38hを閉じたままにする。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)34hが、ケース30hに設けられる。LED34hは、上述のLED134のように、作動する。ケース30hはまた、手動作動ボタン32hを含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器50hは加圧され、容器50hに噴射剤と出口弁とを含む。手動作動ボタン32hは、容器50hの底部の弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器50hを下向きに動かす。図16Aに示されるように壁に、または、トイレタンクに、ケース30hを装着するために、接着剤ストリップが、ケース30hの後部に設けられる。
【0089】
図17A〜図17Eに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50iと、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50iおよびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60iと、を含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0090】
図17Bは、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60iを示す。装着クリップ60iは、基部壁62iと側部壁64iとを有し、逆略L字形ブラケット73iを形成し、これは、接着剤または吸着カップによってトイレへり14に接着されてもよい。コンジット49は、基部壁62iおよび側部壁64iの通路に接続される。スプレーノズル80は、通路の端に係合し、通路から化学薬品を受け取る。
【0091】
容器50iは、ケース30iに収容される。容器50iの出口に係合するために、取付物がケース30iに設けられる。ケース30iの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30iは、ユーザによって開けられてもよいアクセスドア38iを含み、図17Eに示されるように方向Bに、空の容器50iを取り外し、その後、新しい容器50iを装填する。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)34iが、ケース30iに設けられる。圧力センサが、容器50iが空のときに容器50iの圧力低下を検知し、圧力センサは、LEDをトリガして光を発せさせ、空の容器50iが存在することを知らせる。
【0092】
ケース30iはまた、保管ゴミ箱蓋48iによって覆われた保管ゴミ箱セクション47iを含み、それは、保管ゴミ箱セクション47iにアクセスするために、図17Dに示されるように方向Dに開く。ケース30iの窪み46iが、ユーザの手が蓋48iを開けるための区域を提供する。ケース30iはまた、手動作動フットペダル41iを含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器50iは加圧され、容器50iに噴射剤と出口弁とを含む。手動作動フットペダル41iは、容器50iの底部の弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器50iを下向きに動かす。ケース30iは、トイレ10の隣に座し、屑、トイレットペーパーまたは衛生用品用の保管を提供する。
【0093】
次に、図18A〜図18Dを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50jと、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50jおよびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60jとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0094】
容器50jは、ケース30jに収容される。容器50jの出口に係合するために、取付物がケース30jに設けられる。ケース30jの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ケース30jは、ユーザによって開けられてもよいアクセスドア38jを含み、空の容器50jを取り外し、その後、図18cに示されるように方向Bに、新しい容器50jおよび電池(提供される場合)を装填する。ドアラッチボタン39jが、ユーザがドア38jのラッチを外すまで、ドア38jを閉じたままにする。ケース30jはまた、取り外し可能な保管ゴミ箱47jを含む。保管ゴミ箱47jの窪み46jが、図18Dに示された方向Dにユーザの手が保管ゴミ箱47を上げるための区域を提供する。
【0095】
ケース30jはまた、手動作動ボタン32jを含む。本発明の1つのバージョンにおいて、容器50jは加圧され、容器50jに噴射剤と出口弁とを含む。手動作動ボタン32jは、容器50jの底部の弁が開き化学薬品をコンジット49へ送出するように、容器50jを下向きに動かす。ケース30jは、トイレ10の隣に座し、屑用の保管を提供する。
【0096】
図19A〜図19Cに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50kと、スプレーノズル97kであって、これを通って化学薬品を横方向にノズル97kの周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル97kと、容器50kおよびスプレーノズル97kに流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の蓋20にスプレーノズル97kを取り付けるための装着パッド60kとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル97kによってスプレーすることができる。
【0097】
容器50kは、ケース30kに収容される。ケース30kは、図19Cに示されるように、タンク22の下でトイレ10の背部にフックで引っ掛ける。容器の出口に係合するために、取付物がケース30kに設けられる。ケース30kの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。容器50kは加圧されてもよく、容器に噴射剤と、出口弁とを含んでもよい。作動ボタン32kは、容器50kが化学薬品を容器からコンジット49を通ってスプレーノズル97kへ送出するように、弁を開く。
【0098】
図19Bを見ると、スプレーノズル97kが、化学薬品を横方向にノズル97kの周囲のまわりにスプレーするために、装着パッド60kによって、トイレの蓋20に装着される。装着パッド60kはまた、圧力センサまたは近接センサ99kを含み、蓋20が下にあるときを検知する。便器洗浄および/または消臭装置は、圧力センサまたは近接センサ99kによって検知されたように、蓋20が閉じているときに作動するだけである。
【0099】
次に、図20A〜図20Bを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器と、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器およびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、トイレ10の便器12のへり14の近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60mと、を含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器12の内側表面16におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。便器洗浄および/または消臭装置はまた、人の存在を検出するための近接センサ98mを備えた弁アセンブリ73mを含む。人が存在しないときには(近接センサ98mによって検出されるように)、弁アセンブリ73mの弁は、化学薬品をスプレーノズル80へ送出してもよいように、開位置にある。人が存在するときには(近接センサ98mによって検出されるように)、弁アセンブリ73mの弁は、化学薬品をスプレーノズル80へ送出することができないように、閉位置にある。圧力センサまたは近接センサ98mを操作するための制御回路は、下記に説明される。
【0100】
図21A〜図21Bに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50nと、スプレーノズル80であって、これを通って化学薬品を横方向にノズル80の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズル80と、容器50nおよびスプレーノズル80に流体連通する流体供給コンジット49と、便器のへりの近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60nとを含む。容器50nを保持するために、環状基部30nが設けられる。コネクタ69nがコンジット49をクリップ60nに取り付ける。化学薬品は、後述されるように、直接便器の内側表面におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズル80によってスプレーすることができる。
【0101】
スピゴット54nが、容器50nと、コンジット49に流体連通するアクチュエータボタン53nに流体連通する。アクチュエータキャップ52nが、アクチュエータボタン53nを囲繞する。容器50nは加圧され、容器50nに噴射剤と出口弁とを含む。アクチュエータボタン53nは、化学薬品を容器50nからコンジット49を通ってスプレーノズル80へ送出するために、弁を下向きに開位置内に動かす。弁からの30〜35psiの出力圧力が、適切な圧力の非限定的な例である。
【0102】
図21A〜図21Bの装置の変形例は、手動で作動される別の便器洗浄および/または消臭装置を提供することができる。たとえば、スプレーノズル80の反対側にあるコンジット49の端の外径は、端が加圧された容器のアクチュエータボタンのオリフィス内に挿入されてもよいように、適切にサイズづけられてもよい。ユーザは、次いで、化学薬品を容器からコンジットを通ってスプレーノズル80へ送出するために、アクチュエータボタンを下向きに(または横方向に)開位置内に押圧することによって、装置を作動し、洗浄溶液をトイレ内に排出する。この装置では、流体供給コンジット49、スプレーノズル80、および、便器のへりの近くにスプレーノズル80を取り付けるための装着クリップ60nは、便利なことに、洗浄および/または消臭化学薬品含む別個に利用可能な加圧された容器に接続するためにキットとして提供されてもよい。したがって、ノズル、コンジットおよび装着クリップは、容器からの接続を切って捨てることができ、新しいキットを設置することができる。これは、消費者が、ノズルが汚れたと感じる場合、または、ノズルをトイレに長期間つけ続けたくない場合は、消費者にとって重要でありうる。
【0103】
次に、図22A〜図22Kを参照すると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50pと、スプレーノズルであって、これを通って化学薬品を横方向にノズルの周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズルと、容器50pおよびスプレーノズルに流体連通する流体供給コンジット49pと、トイレの便器のへりの近くにスプレーノズルを取り付けるための装着クリップとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器の内側表面におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズルによってスプレーすることができる。
【0104】
容器50pは、ケース30pに収容される。容器50pの出口に係合するために、取付物がケース30pに設けられる。ケース30pの取付物は、流体供給コンジット49pに接続される。ケース30pは、図22Gおよび図22Hに示されるようにユーザによって開けられてもよい頂部アクセスドア38pを含み、図22Hに示された方向Aに、空の容器50pを取り外し、その後、新しい容器50pを装填する。ドア38pの揺動運動のために、ヒンジ40pがドア38pの側部に設けられる。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)34pが、ケース30pに設けられる。LED34pは、上述のLED134のように、作動する。ケース30pはまた、電池ユーズアップキュー光35pを含み、これは、電池450および452に低電圧を知らせる。ケース30pはまた、手動作動スイッチ32pを含む。容器30pの基部は、図22Cのコイル状コンジット49pに示されるように、余分なコンジット49pを保管するために余分な空間を提供する。これによってユーザは、ユーザの視界にさらされるコンジット49pの部分を短くすることができる。
【0105】
図22A〜図22Kの発明の1つのバージョンにおいて、容器50pは加圧され、容器50pに噴射剤と出口弁460とを含む。手動作動スイッチ32pは、電池450、452から、1セットの噛み合い歯車453、454、455、456を駆動するモータへ、電力を提供する回路を完成する。歯車は、カム458が容器50pの弁460を動かして弁460を開き化学薬品をコンジット49pへ送出するように、図22Bの円形方向Cにカム458を回転する。
【0106】
ケース30pは、図22Iおよび図22Jに示されるように、ケース30pから上向きに延出する逆略J字形ハンガー44pを有する。ケース30pのハンガー44pは、図22Fおよび図22Jに示されるように、ユーザがトイレタンク22の側部壁24からケース30pを吊すのを可能にする。図22Iを見ると、ハンガー44pは、一方の端に拡大穴472を備えた一対の長円のスロット471を有する。ピン474がケース30pに装着される。ピン474は、スロット471の幅よりわずかに小さい幅を有するシャンクと、穴472の直径よりわずかに小さい直径を有するヘッドとを含む。ハンガー44pは、図22Iに示されるように、ピン474のヘッドを穴472内に挿入し、ピン474のシャンクがスロット471の底部内に動くようにハンガー44pを上向きに引くことによって、ケース30pに取り付けられてもよい。このようにして、図22A〜図22Kの便器洗浄および/または消臭装置は、ハンガー44pを使用してトイレタンク22に装着されてもよく、または、ハンガー44pは、ケース30pを床に置くために取り外されてもよい。ケース30pはまた、レベリング位置決めねじ42pを含んでもよく、これは、位置決めねじヘッド43pとケース30pとの間の距離を変動するために、ねじこまれるかまたは外されてもよい。図22Hに示されるように、レベリング位置決めねじ42pは、レベリング位置決めねじ42pがトイレタンク22に接触し、トイレが設置される床に対してケース30pを水平に保つように、設定されてもよい。
【0107】
コンジット49pは、図22Iに示されるように、コネクタ69pでケース30pに接続される。コネクタ69pは、化学薬品を容器50pからコンジット49p内に送出するために取付物および容器50pに流体連通する化学薬品オリフィス71pを含む。コネクタ69pはまた、近接センサに電気連通する装置の制御回路をトイレの近くに置く電気コネクタ72pを含む。この特徴は、図24A〜図24Eを参照して、下記に説明される。コネクタ69pは、ケース30pの底部の窪み431内に圧入される。窪み431の第1の穴432は電気コネクタ72pを受け取り、窪み431の第2の穴433は化学薬品オリフィス71pを受け取る。
【0108】
次に、図23A〜図23Kに移ると、本発明の別の実施形態が示される。便器洗浄および/または消臭装置は、化学薬品用の容器50qと、スプレーノズルであって、これを通って化学薬品を横方向にノズルの周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズルと、容器50qおよびスプレーノズルに流体連通する流体供給コンジット49qと、トイレの便器のへりの近くにスプレーノズルを取り付けるための装着クリップとを含む。化学薬品は、後述されるように、直接便器の内側表面におよび/またはトイレの水内に、スプレーノズルによってスプレーすることができる。
【0109】
容器50qは、基部30qに逆さまに(すなわち、出口弁を下に)装着される。容器50qの出口に係合するために、取付物が基部30qに設けられる。基部30qの取付物は、流体供給コンジット49に接続される。ユーザは、図23Hに示された方向Aに、空の容器50qを取り外してもよく、その後、新しい容器50qを装填してもよい。ユーズアップキュー発光ダイオード(LED)34qが、基部30qに設けられる(図23E参照)。LED34qは、上述のLED134のように、作動する。基部30qはまた、電池ユーズアップキュー光35qを含み、これは、電池450および452に低電圧を知らせる。ケース30qはまた、手動作動スイッチ32qを含む。
【0110】
図23A〜図23Kの発明の1つのバージョンにおいて、容器50qは加圧され、容器50qに噴射剤と出口弁460とを含む。手動作動スイッチ32qは、電池450、452から、1セットの噛み合い歯車453、454、455、456を駆動するモータへ、電力を提供する回路を完成する。歯車は、カム458が容器50qの弁460を動かして弁460を開き化学薬品をコンジット49qへ送出するように、図23Bの円形方向Cにカム458を回転する。
【0111】
ケース30qは、図23Gおよび図23Iに示されるように、基部30qから上向きに延出する逆略J字形ハンガー44qを有する。基部30qのハンガー44qは、図23Fおよび図23Jに示されるように、ユーザがトイレタンク22の側部壁24から基部30qを吊すのを可能にする。図23Iを見ると、ハンガー44qは、一方の端に拡大穴472を備えた一対の長円のスロット471を有する。ピン474が基部30qに装着される。ピン474は、スロット471の幅よりわずかに小さい幅を有するシャンクと、穴472の直径よりわずかに小さい直径を有するヘッドとを含む。ハンガー44pは、図23Iに示されるように、ピン474のヘッドを穴472内に挿入し、ピン474のシャンクがスロット471の底部内に動くようにハンガー44qを上向きに引くことによって、基部30qに取り付けられてもよい。このようにして、図23A〜図23Kの便器洗浄および/または消臭装置は、ハンガー44qを使用してトイレタンク22に装着されてもよく、または、ハンガー44qは、基部30qを床に置くために取り外されてもよい。基部30qはまた、レベリング位置決めねじ42qを含んでもよく、これは、位置決めねじヘッド43qと基部30qとの間の距離を変動するために、ねじこまれるかまたは外されてもよい。図23Hに示されるように、レベリング位置決めねじ42qは、レベリング位置決めねじ42qがトイレタンク22に接触し、トイレが座す床に対して基部30qを水平に保つように、設定されてもよい。ハンガー44qはまた、一対の弾性アーム45qを含み(図23B、図23C、図23F、図23H参照)、これは、容器50qを基部30qに固定する。基部30gは頂部がないため、いずれの高さの容器を基部30qに置くことができる。
【0112】
コンジット49qは、図23Iに示されるように、コネクタ69qで基部30qに接続される。コネクタ69qは、化学薬品を容器50qからコンジット49q内に送出するために、取付物と容器50qに流体連通する化学薬品オリフィス71qとを含む。コネクタ69qはまた、近接センサに電気連通する装置の制御回路をトイレの近くに置く電気コネクタ72qを含む。この特徴は、図24A〜図24Eを参照して、下記に説明される。コネクタ69qは、ケース30qの底部の窪み431内に圧入される。窪み431の第1の穴432は電気コネクタ72qを受け取り、窪み431の第2の穴433は化学薬品オリフィス71qを受け取る。
【0113】
次に、図24A〜図24Eを参照すると、本発明とともに使用される別の装着クリップ60pおよびスプレーノズル80が示される。装着クリップ60pは、基部壁62pと、側部壁64pとを有し、逆略L字形ブラケット73pを形成し、これは、可撓性のある装着ストリップ74pによってトイレへり14に接着されてもよい。装着ストリップ74pは、トイレへりの頂部および便器の外側側部表面の形状に従うことができるエラストマー材料(たとえばゴム)から形成される。装着ストリップ74pは、その内側表面に吸着カップ75pを含む。
【0114】
装着クリップ60pをトイレへり14に設置するときには、図24Dに示されるように、L字形ブラケット73pは、トイレへりの頂部に置かれ、装着ストリップは、次いで、トイレへりの頂部および便器の外側側部表面に押される。吸着カップ75pは、装着ストリップ74pを便器に固定し続ける。他の吸着カップ76pがL字形ブラケット73pの内側表面に設けられ、装着クリップを便器に固定し続ける。L字形ブラケット73pは、ノズルをトイレへりに対して固定高さに保つ構造物を提供する。
【0115】
ノズル80は、クリップ60pの側部壁64pに装着される。コンジット49pは、装着ストリップ74p、基部壁62pおよび側部壁64pの流体通路に接続される。流体通路はコンジット49から化学薬品を受け取り、スプレーノズル80は流体通路の端に係合し、流体通路から化学薬品を受け取る。
【0116】
装着クリップ60pの側部壁64pは、近接センサ98pを収容する空間を画定する。近接センサ98pは、人の存在を検出する。近接センサ98pを操作するための制御回路は、下記に説明される。制御回路および近接センサ98pは、近接センサ98pから制御回路へ延出するワイヤ51pによって電気連通して置かれる。例として図22A〜図22Kの装置を使用して、制御回路はケース30pに収容され、ワイヤ51pは、図22Iの電気コネクタ72pによって近接センサ98pから制御回路へ延出する。
【0117】
次に、図25を参照すると、本発明とともに使用される静止スプレーノズル80aの実施形態が示される。スプレーノズル80aは、ポリエチレンまたはポリプロピレン等の熱可塑性材料から形成されてもよい。スプレーノズル80aは、図1Bに示された方法でコンジット49の開放端内に挿入されてもよい。封止ヘッド81aは、スプレーノズル80aの中間セクション83aへ向けて外径が増加する。ディスク形状の排出ヘッド84aが、中間セクション83aに一体的に接続される。ディスク形状排出ヘッド84aは、ディスク形状排出ヘッド84aの周囲のまわりに配列された排出オリフィス85aを有する。排出オリフィス85aは、スプレーノズル80aの軸に沿って封止ヘッド81aからディスク形状排出ヘッド84aへ走る中心流体通路82aに流体連通する。好ましくは、排出オリフィス85aは、ディスク形状排出ヘッド84aの周囲のまわりに均等に間隔をおかれる。
【0118】
スプレーノズル80aの使用の例示は、図1A〜図1Cを参照して詳述することができる。ユーザが手動作動ボタン32を押圧するときに、化学薬品を容器50からコンジット49を通ってスプレーノズル80aの中心流体通路82aへ送出するために、加圧された容器50の弁が開位置内に動く。化学薬品は、次いで、ディスク形状排出ヘッド84aの周囲のまわりに配列された排出オリフィス85aを出る。排出オリフィス85aは、ディスク形状排出ヘッド84aの周囲全体のまわりに配列されるため、化学薬品は、横方向にノズル80aの周囲全体のまわりにスプレーされる。スプレーノズル80aのディスク形状排出ヘッド84aの軸に対する排出オリフィス85aの角度は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。また、スプレーノズル80aのディスク形状排出ヘッド84aとトイレの水位線との間の距離は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。スプレーノズル80aのディスク形状排出ヘッド84aの軸に対する排出オリフィス85aの角度を適切に選択することによって、化学薬品はまた、トイレへりの下に方向づけられることができる。排出オリフィス85aの各々の角度は、いずれの数のスプレーパターンを形成するために、個別に設定することができる。
【0119】
図26に移ると、本発明とともに使用される回転スプレーノズル80bの実施形態が示される。スプレーノズル80bの構成要素は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等の熱可塑性材料から形成されてもよい。スプレーノズル80bは、図1Bに示された方法でコンジット49の開放端内に挿入されてもよい封止ヘッド81aを有する。封止ヘッド81aは、スプレーノズル80bの中間セクション83bへ向けて外径が増加する。管状流れ通路86bが、中間セクション83bに一体的に接続される。管状流れ通路86bは、スプレーノズル80bの軸に沿って封止ヘッド81bから管状流れ通路86bへ走る中心流体通路82aに流体連通する。
【0120】
スプレーノズル80bは、管状流れ通路86b内に位置する流体スピナー87bを有する。流体スピナー87bは、略円筒形であり、流体スピナー87bの一方の端から他方の端へ延出するらせん状溝88bを有する。締まり嵌めを使用して、流体スピナー87bをスプレーノズル80bの管状流れ通路86bに保つことができる。スプレーノズル80bはまた、流体スピナー87bの底部端に接続されたデフレクタプレート91bを有する。デフレクタプレート91bは、流体スピナー87bに対して回転するために流体スピナー87b端の中心穴に挿入されてもよいコネクタシャフト92bを有する。デフレクタプレート91bはまた、コネクタシャフト92bからデフレクタプレート91bの縁へ半径方向に延出する半径方向リブ93bを有する。
【0121】
スプレーノズル80bの使用の例示は、図1A〜図1Cを参照して詳述することができる。ユーザが手動作動ボタン32を押圧するときに、化学薬品を容器50からコンジット49を通ってスプレーノズル80bの中心流体通路82bへ送出するために、加圧された容器50の弁が開位置内に動く。化学薬品は、管状流れ通路86b内に入り、流体スピナー87bのらせん状溝88bに流れる。らせん状溝88bは、化学薬品にスピン運動を形成する。スピンする化学薬品は、次いで、デフレクタプレート91bに接触する。化学薬品は、デフレクタ(deflector)プレート91bの半径方向リブ93bに衝突するときに、デフレクタプレート91bの回転を形成する。化学薬品は、次いで、横方向にノズル80bの周囲全体のまわりにスプレーされる。結果として、回転するデフレクタプレート91bは、シート干渉なしで、泡立ちで便器の内側表面の周囲全体のまわりに化学薬品を均一に広げることができる。デフレクタプレート91bの表面の傾斜および/または半径方向リブ93bの形状は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。また、スプレーノズル80bのデフレクタプレート91bとトイレの水位線との間の距離は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。スプレーノズル80bのデフレクタプレート91bの形状を適切に選択することによって、化学薬品はまた、トイレへりの下に方向づけられることができる。たとえば、デフレクタプレート91bの縁は、上向きに傾斜するリップを有してもよい。半径方向リブ93bの形状は、いずれの数のスプレーパターンを形成するために、個別に設定することができる。
【0122】
次に、図27を参照すると、本発明とともに使用されるスプレーノズル80cの別の実施形態が示される。スプレーノズル80cの構成要素は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等の熱可塑性材料から形成されてもよい。スプレーノズル80cは、図1Bに示された方法でコンジット49の開放端内に挿入されてもよい封止ヘッド81cを有する。封止ヘッド81cは、スプレーノズル80cの中間セクション83cへ向けて外径が増加する。ディスク形状の流れチャンバ84cが、中間セクション83cに一体的に接続される。ディスク形状流れチャンバ84cは、スプレーノズル80cの軸に沿って封止ヘッド81cからディスク形状流れチャンバ84cへ走る中心流体通路82cに流体連通する。
【0123】
スプレーノズル80cは、半径方向スロット90cを備えたディスク89cを有する。ディスク89cは、ディスク形状流れチャンバ84c内に位置する。スプレーノズル80cはまた、ディスク形状流れチャンバ84cに接続されたデフレクタプレート91cを有する。締まり嵌めを使用して、デフレクタプレート91cをディスク形状流れチャンバ84cに接続したままにすることができる。デフレクタプレート91cは、デフレクタプレート91cの周囲のまわりに排出スロット95cを形成する周囲のまわりに歯94cを有する。
【0124】
スプレーノズル80cの使用の例示は、図1A〜図1Cを参照して詳述することができる。ユーザが手動作動ボタン32を押圧するときに、化学薬品を容器50からコンジット49を通ってスプレーノズル80cの中心流体通路82cへ送出するために、加圧された容器50の弁が開位置内に動く。化学薬品は、次いで、デフレクタプレート91cの周囲のまわりに配列された排出スロット95cを出る。排出スロット95cは、デフレクタプレート91cの周囲全体のまわりに配列されるため、化学薬品は、横方向にノズル80cの周囲全体のまわりにスプレーされる。スプレーノズル80cの排出スロット95cの寸法は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。また、スプレーノズル80cのデフレクタプレート91cとトイレの水位線との間の距離は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。スプレーノズル80aの排出スロット95cを適切に選択することによって、化学薬品はまた、トイレへりの下に方向づけられることができる。排出スロット95cの各々の寸法は、いずれの数のスプレーパターンを形成するために、個別に設定することができる。
【0125】
図28に移ると、本発明とともに使用される静止スプレーノズル80dの別の実施形態が示される。スプレーノズル80dの構成要素は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等の熱可塑性材料から形成されてもよい。スプレーノズル80dは、図1Bに示された方法でコンジット49の開放端内に挿入されてもよい封止ヘッド81dを有する。封止ヘッド81dは、スプレーノズル80dの中間セクション83dへ向けて外径が増加する。円錐台形の流れチャンバ84dが、中間セクション83dに一体的に接続される。流れチャンバ84dは、スプレーノズル80dの軸に沿って封止ヘッド81dから流れチャンバ84dへ走る中心流体通路82dに流体連通する。
【0126】
スプレーノズル80dは、流れチャンバ84dに接続されたデフレクタプラグ91dを有する。締まり嵌めを使用して、デフレクタプラグ91dを流れチャンバ84dに接続したままにすることができる。デフレクタプラグ91dは、略ドーム形状のセクション96dを有し、これの周囲のまわりに排出チャネル95dを備える。下部フランジ94dが、ドーム形状セクション96dの底部から外向きに延出する。
【0127】
スプレーノズル80dの使用の例示は、図1A〜図1Cを参照して詳述することができる。ユーザが手動作動ボタン32を押圧するときに、化学薬品を容器50からコンジット49を通ってスプレーノズル80dの中心流体通路82dへ送出するために、加圧された容器50の弁が開位置内に動く。化学薬品は、次いで、デフレクタプラグ91dのドーム形状セクション96dの周囲のまわりに配列された排出チャネル95dに入る。化学薬品は、次いで、フランジ94dに接触し、排出チャネル95dは、デフレクタプラグ91dの周囲全体のまわりに配列されるため、化学薬品は、横方向にノズル80dの周囲全体のまわりにスプレーされる。スプレーノズル80dの排出チャネル95dおよび下部フランジ94dの寸法は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。また、スプレーノズル80dのデフレクタプラグ91dとトイレの水位線との間の距離は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。スプレーノズル80dの排出チャネル95dおよびフランジ94dを適切に寸法づけることによって、化学薬品はまた、トイレへりの下に方向づけられることができる。たとえば、フランジ94dの縁は、上向きに傾斜するリップを有してもよい。排出チャネル95dの各々の寸法は、いずれの数のスプレーパターンを形成するために、個別に設定することができる。
【0128】
次に、図29を参照すると、本発明とともに使用される回転スプレーノズル80eの別の実施形態が示される。スプレーノズル80eの構成要素は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等の熱可塑性材料から形成されてもよい。スプレーノズル80eは、図1Bに示された方法でコンジット49の開放端内に挿入されてもよい封止ヘッド81eを有する。封止ヘッド81eは、スプレーノズル80eの中間セクション83eへ向けて外径が増加する。ディスク形状の流れチャンバ84eが、中間セクション83eに一体的に接続される。ディスク形状流れチャンバ84eは、スプレーノズル80eの軸に沿って封止ヘッド81eからディスク形状流れチャンバ84eへ走る中心流体通路82eに流体連通する。
【0129】
スプレーノズル80eはまた、流体スピナー87eおよび連結された装着ディスク89eを含む。流体スピナー87eは、封止ヘッド81eおよび中間セクション83eを中心穴91eを通って流体スピナー87e内に挿入することによって、ディスク形状流れチャンバ84eに置かれる。装着ディスク89eは、流体スピナー87eおよび装着ディスク89eがディスク形状流れチャンバ84eに対して回転してもよいように、流体スピナー87e内に圧入されてもよい。流体スピナー87eは、流体スピナー87eの環状セクション85eから外向きに延出する流れデフレクタ88eを有する。
【0130】
スプレーノズル80eの使用の例示は、図1A〜図1Cを参照して詳述することができる。ユーザが手動作動ボタン32を押圧するときに、化学薬品を容器50からコンジット49を通ってスプレーノズル80eの中心流体通路82eへ送出するために、加圧された容器50の弁が開位置内に動く。化学薬品は、ディスク形状流れチャンバ84eに入り、次いで、装着ディスク89eに接触する。化学薬品は、次いで、外向きに流れ、流体スピナー87eの流れデフレクタ88eに接触し、流体スピナー87eの回転を形成する。化学薬品は、次いで、横方向にノズル80eの周囲全体のまわりにスプレーされる。装着ディスク89eの表面の傾斜および/または流体スピナー87eの流れデフレクタ88eの形状は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。また、スプレーノズル80eの装着ディスク89eとトイレの水位線との間の距離は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。スプレーノズル80eの装着ディスク89eおよび流体スピナー87eの形状を適切に選択することによって、化学薬品はまた、トイレへりの下に方向づけられることができる。流体スピナー87eの流れデフレクタ88eの形状は、いずれの数のスプレーパターンを形成するために、個別に設定することができる。
【0131】
次に、図30〜図33を参照すると、本発明とともに使用される回転スプレーノズル80fのさらに別の実施形態が示される。スプレーノズル80fの構成要素は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等の熱可塑性材料から形成されてもよい。スプレーノズル80fは、図1Bに示された方法でコンジット49の開放端内に挿入されてもよい封止ヘッド81fを有する。封止ヘッド81fは、スプレーノズル80fの管状中間セクション83fへ向けて外径が増加する。管状流れ通路84fが、中間セクション83fに一体的に接続される。管状流れ通路84fは、スプレーノズル80fの軸に沿って封止ヘッド81fから管状流れ通路84fへ走る中心流体通路82fに流体連通する。中心流体通路82fは、円錐状分岐端85fを有する。
【0132】
スプレーノズル80fは、図32に示されるように、管状流れ通路84fの環状チャネル87f内に圧入される管状流体スピナー86fを有する。図33を見ると、流体スピナー86fは、略円筒形であり、流体スピナー86fの内側表面の下部セクションに4つのらせん状溝88fを有する。らせん状溝88fの各々は、狭いスロット89fへテーパし、流体の高圧ストリームを形成する。
【0133】
スプレーノズル80fはまた、流体スピナー86f内に圧入される円筒形装着チューブ92fの頂部端に接続されたドーム状デフレクタボタン91fを有する。デフレクタプレート93fは、流体スピナー86fに対して回転するために装着チューブ92fの端の中心穴97fに挿入されてもよいスプリットコネクタシャフト94fを有する。デフレクタプレート93fはまた、デフレクタプレート93fから上向きに延出し且つコネクタシャフト94fからデフレクタプレート93fの縁へ半径方向に延出する半径方向リブ95fを有する。図31に示されるように、半径方向リブ95fは、その上部端にランプ状セクション96fを有してもよい。
【0134】
スプレーノズル80fの使用の例示は、図1A〜図1Cおよび図32を参照して詳述することができる。ユーザが手動作動ボタン32を押圧するときに、化学薬品を容器50からコンジット49を通ってスプレーノズル80fの中心流体通路82fへ送出するために、加圧された容器50の弁が開位置内に動く。化学薬品は、通路82fの分岐端85fに入り、流体スピナー86fのらせん状溝88fに流れる。らせん状溝88fは、化学薬品にスピン運動を形成する。スピンする化学薬品は、次いで、デフレクタプレート93fに接触する。化学薬品は、デフレクタプレート93fの半径方向リブ95fに衝突するときに、デフレクタプレート93fの回転を形成する。化学薬品は、次いで、横方向にノズル80fの周囲全体のまわりにスプレーされる。結果として、回転するデフレクタプレート93fは、シート干渉なしで、泡立ちで便器の内側表面の周囲全体のまわりに化学薬品を均一に広げることができる。デフレクタプレート93fの表面の傾斜および/または半径方向リブ95fの形状は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。また、スプレーノズル80fのデフレクタプレート93fとトイレの水位線との間の距離は、トイレの水位線より下におよび/またはトイレの水位線におよび/またはトイレの水位線より上に、化学薬品を直接スプレーするために、変動することができる。スプレーノズル80fのデフレクタプレート93fの形状を適切に選択することによって、化学薬品はまた、トイレへりの下に方向づけられることができる。たとえば、デフレクタプレート93fの縁は、上向きに傾斜するリップを有してもよい。半径方向リブ95fの形状は、いずれの数のスプレーパターンを形成するために、個別に設定することができる。
【0135】
図25〜図33は、本発明に使用されるスプレーノズルの非限定的な例を示す。これに関して、他のノズルもまた本発明に使用されるのに適切である。たとえば、本発明は、トレイ内に、または、トイレ自体に、または、トイレ自体の上に、座すノズルの使用を含んでもよい。ノズルは、静止ヘッド、または、回転するかまたはスピンするヘッド、または、振動ヘッド(たとえば、米国特許第4,562,867号に記載されたもの)を含んでもよく、便器内に且つトイレへりの下に適切な範囲を提供するために、様々な化学薬品を排出する手段を提供する。
【0136】
上述の装置に対して、化学薬品を容器からコンジットへ手動で送出することは、多くの異なる方法で達成することができる。たとえば、上述のように、手動作動ボタンまたはフットペダルを使用して、加圧された容器の弁を動かし、化学薬品をコンジット49内に且つスプレーノズル80内に送出することができる。あるいは、米国特許第4,618,077号に示されたもの等の、手動トリガ型の噴霧器を使用して、化学薬品を容器からコンジット49内に且つスプレーノズル80内に導入することができる。
【0137】
米国特許出願公開第2005/0133540号に示されたもの等の電気モータ駆動噴霧器を使用して、化学薬品を容器からコンジット49内に且つスプレーノズル80内に導入することもできる。このタイプの電気モータ駆動噴霧器において、電池がピストンポンプ用のモータに動力を供給する。可撓性のあるピックアップチューブが化学薬品を入れた容器から延出する。通気孔が、噴霧器から後ろに下に容器へ設けられ、液体が抜かれるときに、容器を通気する。スプレーヘッドハウジングのモータが、半径方向突起物を備えた円形部材を駆動する。突起物は、カムフォロアのスロットの上下に浮かび、出口ノズルに隣接するピストンシリンダで、ピストンヘッドを前後に駆動する。適切なチェック弁が、ピストンの動きに応じて容器から出口への流れを可能にし、依然として、ピストンチャンバからの戻り流れを防止する。そのような電気モータ駆動噴霧器のノズルを、コンジット49に接続することができる。
【0138】
化学薬品を容器からコンジットへ且つスプレーノズル内に自動で送出することは、多くの異なる方法で達成することができる。傾斜弁を備えた加圧された容器を使用するときには、制御回路およびソレノイドを使用して、化学薬品を容器からコンジット内に且つスプレーノズル内に解放することができる。特に、制御回路はソレノイドに電圧を加えることができ、電圧を加えられたときに、ソレノイドのコアが、容器の傾斜弁に対して動き(押し下げ)、化学薬品を加圧された容器からコンジット内に解放することができる。化学薬品を加圧された容器からコンジット内に解放するための他の手段も、適切である。制御回路は、レバーを備えた歯車に噛み合うモータに電圧を加えることができ、レバーは、容器の傾斜弁に対して動き、化学薬品を加圧された容器からコンジット内に解放する。制御回路はまた、容器の傾斜弁に対して動いて化学薬品を加圧された容器からコンジット内に解放する歯車に噛み合うモータに電圧を加えることができる。制御回路はまた、カムを備えた歯車に噛み合うモータに電圧を加えることができ、カムは、図22Bおよび図23Bに示されるように、容器の傾斜弁に対して動き、化学薬品を加圧された容器からコンジット内に解放する。
【0139】
制御回路は、ソレノイドに電圧を加えることができ且つ調整可能な時間パターンにしたがって化学薬品を容器からコンジット内に解放するように、電池およびプログラム可能な時間帯別タイマー(time−of−day timer)を含んでもよい。たとえば、化学薬品を8時間のインターバルで、容器からコンジット内に解放してもよい。当然ながら、そのようなプログラム可能な時間帯別タイマーは、化学薬品をコンジットおよびスプレーノズル内に解放する間のいずれの数の時間期間を可能にする。このようにして、プログラム可能な時間帯別タイマーを備えた制御回路は、連続作用便器洗浄システムを提供する。
【0140】
他の制御回路もまた適切である。たとえば、制御回路は、トイレ近くに人の存在を検出する近接センサと電気連通するプロセッサを含んでもよい。プロセッサは、トイレ近くに人が検知されなくなった後の一定の時間期間でソレノイドに電圧を加え化学薬品を容器からコンジット内に解放するように、タイミング回路を含む。たとえば、近接センサは、トイレ近くに人がいるとの信号をプロセッサへ送る。人が離れたときには、近接センサは、今はトイレ近くに人がいないことを示す別の信号をプロセッサへ送る。次いで、プロセッサのカウントダウンタイマーが、化学薬品を容器からコンジット内に解放するのを遅くする。次いで、プロセッサは、化学薬品をコンジットおよびスプレーノズル内に解放する間のさらなる時間期間を可能にする。1つの例において、人がトイレの区域を離れたと近接センサがプロセッサに示した後に、化学薬品の送出は30分後に始まり、定期的なインターバルで続いてもよい。あるいは、化学薬品の送出は、ユーザが作動ボタンを押圧した直後に開始してもよく、次いで、8時間(または他の時間期間)のインターバルで続く。このようにして、これらの制御回路は、便器を洗浄する時間および努力を減少する連続作用便器洗浄システムを提供する。化学薬品を送出する定期的なインターバルには、いずれの時間期間が選ばれてもよい。適切なインターバルは、少なくとも30分、少なくとも2時間、少なくとも6時間等であってもよい。およそ8時間が好ましい。
【0141】
化学薬品を容器からコンジットへ自動で送出することはまた、電気駆動ポンプおよび制御回路を使用して、達成することができる。たとえば、上述の米国特許出願公開第2005/0133540号の電気駆動ポンプ噴霧器は、ポンプが調整可能な時間パターンにしたがって作動し、それによって化学薬品を容器からコンジットおよびスプレーノズル内に送出するように、プログラムプログラム可能な時間帯別タイマーを備える制御回路を含むことができる。そのような制御回路は、プログラムされた時間期間の自動および/または手動のオーバーライド(override)を実施して、化学薬品のスプレーサイクルの開始を停止することができるため、非常に有利である。たとえば、人または家庭の動物が便器近くにいる場合には、ユーザが装置をオフにしてもよく、または、制御回路に電気連通する近接センサがスプレーサイクルの開始を停止することができる。制御回路の別の例は、トイレの水近接センサを含むことができ、そこでは、フラッシュ中にトイレの水の頂部のレベル低下がトイレの水近接センサによって検知され、タイマー回路が、フラッシュ後に設定時間期間でスプレーサイクルを自動的に開始する。
【0142】
本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用するために、様々な洗浄および/または消臭化学薬品が適切である。たとえば、弱酸性の且つ中性に近いpHの抗菌組成物たとえば米国特許第6,471,974号および第6,162,371号に記載されたもの等が、本発明にしたがった便器洗浄装置と使用するときには、有利でありうる。アルカリ性抗菌便器洗浄製剤たとえば米国特許第6,425,406号に記載されたもの等もまた、有利でありうる。米国特許第6,812,196号に記載されたもの等の酸性組成物もまた、適切であってもよい。酸性組成物を使用するときには、プラスチックライナーを備えたスチール容器または囲繞する噴射剤を備えたブラダー(bladder)が、スチール容器の酸腐食を最小限にするために望ましい。アルミニウム容器もまた、酸性組成物用の選択肢であってもよい。便器および/またはトイレの水に加えられる化学薬品の量は、選ばれた組成物に依存する。たとえば、乳酸、界面活性剤および溶剤を含む酸性組成物において、2〜10ミリリットル用量の化学薬品が、適切であってもよい。上記化学薬品は、本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用するのに適切な洗浄および/または消臭化学薬品の非限定的な例示的な例である。他の例の適切な化学薬品は、たとえば、酵素、キレート剤、腐食剤、および、アミノ酸を含む。
【0143】
このようにして、本発明は、化学薬品を横方向に装置のノズルの周囲のまわりに手動でまたは自動でスプレーする便器洗浄装置を提供する。結果として、便器の内側表面のまわりに化学薬品を完全に覆うことが可能である。
【0144】
本発明は、一定の実施形態を参照して詳細に記載されてきたが、本発明は記載された実施形態以外によって実行することができることを当業者は認識し、記載された実施形態は、例示目的に呈されたものであり、限定目的ではない。したがって、本発明の範囲は、本明細書に含まれる実施形態の記載に限定されるべきではない。
【産業上の利用可能性】
【0145】
本発明は、便器の内側表面におよび/またはトイレの水におよび/またはトイレへりの下に、化学薬品をスプレーするための便器洗浄装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1A】本発明の第1の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図1B】図1Aの線1B−1Bに沿って取られた斜視図であり、図1Aの便器洗浄装置の装着クリップおよびスプレーノズルを示す。
【図1C】図1Aの便器洗浄装置の化学薬品容器および容器ケースを示す斜視図である。
【図2A】本発明の第2の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図2B】図2Aの便器洗浄装置の装着およびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図2C】図2Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す側面図である。
【図2D】図2Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図2E】図2Aの便器洗浄装置とともに使用される代替の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図3A】本発明の第3の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図3B】図3Aの便器洗浄装置の装着クリップおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図3C】図3Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図4A】本発明の第4の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図4B】図4Aの便器洗浄装置の装着ブラケットおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図4C】図4Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図4D】図4Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す斜視図である。
【図5A】本発明の第5の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図5B】図5Aの便器洗浄装置の装着ストリップおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図5C】図5Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図5D】図5Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す斜視図である。
【図6A】本発明の第6の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図6B】図6Aの便器洗浄装置の装着ケースおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図6C】図6Aの便器洗浄装置の装着ケースおよびスプレーノズルを示す後面図である。
【図6D】図6Aの便器洗浄装置の化学薬品容器およびス容器ケースを示す斜視図である。
【図7A】本発明の第7の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図7B】図7Aの便器洗浄装置の装着ブラケットおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図7C】図7Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図8A】本発明の第8の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図8B】図8Aの便器洗浄装置の装着クリップおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図8C】トイレタンクから吊された図8Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す側面図である。
【図8D】図8Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す正面右斜視図である。
【図8E】図8Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す斜視図である。
【図9A】本発明の第9の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図9B】図9Aの便器洗浄装置の容器ケースを示す斜視図である。
【図9C】図9Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す斜視図である。
【図10A】本発明の第10の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図10B】図10Aの便器洗浄装置の装着クリップおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図10C】図10Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースおよびトイレブラシを示す斜視図である。
【図11A】本発明の第11の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図11B】図11Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースおよびトイレブラシを示す正面斜視図である。
【図11C】図11Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースおよびトイレブラシを示す後面斜視図である。
【図11D】図11Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す斜視図である。
【図12A】本発明の第12の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図12B】図12Aの便器洗浄装置の装着クリップ、スプレーノズル、洗浄剤容器、および、容器ケースを示す分解斜視図である。
【図13A】本発明の第13の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図13B】図13Aの便器洗浄装置の装着クリップおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図13C】トイレタンクから吊された図13Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す上面斜視図である。
【図13D】図13Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す上面斜視図である。
【図13E】トイレのオーバーフローチューブに挿入された流体送出コンジットを有する本発明の第13の実施形態にしたがった便器洗浄装置の正面切欠図である。
【図14A】本発明の第14の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図14B】図14Aの便器洗浄装置の蓋下スプレーノズルを示す斜視図である。
【図14C】図14Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図14D】図14Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入された化学薬品容器を示す斜視図である。
【図15A】本発明の第15の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図15B】図15Aの便器洗浄装置の装着クリップおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図15C】図15Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図16A】本発明の第16の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図16B】壁に取り付けられた図16Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図16C】図16Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す斜視図である。
【図17A】本発明の第17の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図17B】図17Aの便器洗浄装置の装着クリップおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図17C】図17Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図17D】図17Aの便器洗浄装置の容器ケースのゴミ入れを示す斜視図である。
【図17E】図17Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す斜視図である。
【図18A】本発明の第18の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図18B】図18Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す斜視図である。
【図18C】図18Aの便器洗浄装置の容器ケースに挿入されている化学薬品容器を示す斜視図である。
【図18D】図18Aの便器洗浄装置の容器ケースの取り外し可能なゴミ入れを示す斜視図である。
【図19A】本発明の第19の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図19B】図19Aの便器洗浄装置の装着基部およびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図19C】トレイに装着された図19Aの便器洗浄装置の化学薬品容器ケースを示す側面図である。
【図20A】本発明の第20の実施形態にしたがった便器洗浄装置の斜視図である。
【図20B】図20Aの便器洗浄装置の装着基部およびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図21A】本発明の第21の実施形態にしたがった便器洗浄装置の容器基部、容器、流体コンジット、装着クリップ、および、スプレーノズルの斜視図である。
【図21B】図21Aの便器洗浄装置の分解斜視図である。
【図22A】本発明の第22の実施形態にしたがった便器洗浄装置の容器ケースおよび流体コンジットの右斜視図である。
【図22B】図22Aの便器洗浄装置の内部容器および流体送出手段を示す正面図である。
【図22C】図22Aの便器洗浄装置の内部容器および流体送出手段を示す右側面図である。
【図22D】図22Aの便器洗浄装置の内部容器および流体送出手段を示す上面図である。
【図22E】図22Aの便器洗浄装置の容器ケースおよび流体コンジットを示す左斜視図である。
【図22F】トイレタンクの側部壁に装着された図22Aの便器洗浄装置を示す斜視図である。
【図22G】図22Aの便器洗浄装置の容器ケースおよび容器アクセスドアを示す右斜視図である。
【図22H】トイレタンクの側部壁に装着された図22Aの便器洗浄装置を示す側面図である。
【図22I】図22Aの便器洗浄装置の容器ケースおよびハンガーを示す後面斜視図である。
【図22J】トイレタンクに装着された図22Aの便器洗浄装置のハンガーを示す詳細側面図である。
【図22K】図22Aの便器洗浄装置の1つのケースレベリング位置決めねじを示す詳細斜視図である。
【図23A】本発明の第23の実施形態にしたがった便器洗浄装置の容器ケースおよび流体コンジットの右斜視図である。
【図23B】図23Aの便器洗浄装置の内部容器および流体送出手段を示す正面図である。
【図23C】図23Aの便器洗浄装置の内部容器および流体送出手段を示す右側面図である。
【図23D】図23Aの便器洗浄装置の内部容器および流体送出手段を示す上面図である。
【図23E】図23Aの便器洗浄装置の容器ケースおよび流体コンジットを示す左斜視図である。
【図23F】トイレタンクの側部壁に装着された、図23Aの便器洗浄装置を示す斜視図である。
【図23G】図23Aの便器洗浄装置の容器ケースおよび容器アクセスドアを示す右斜視図である。
【図23H】トイレタンクの側部壁に装着された図23Aの便器洗浄装置を示す側面図である。
【図23I】図23Aの便器洗浄装置の容器ケースおよびハンガーを示す後面斜視図である。
【図23J】トイレタンクに装着された、図23Aの便器洗浄装置のハンガーを示す詳細側面図である。
【図23K】図23Aの便器洗浄装置の1つのケースレベリング位置決めねじを示す詳細斜視図である。
【図24A】本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用されるのに適切な別の装着クリップおよびスプレーノズルを示す斜視図である。
【図24B】図24Aの装着クリップおよびスプレーノズルの拡大斜視図である。
【図24C】図24Aの装着クリップおよびスプレーノズルの別の斜視図である。
【図24D】便器のへりに装着された、図24Aの装着クリップおよびスプレーノズルを示す上面右斜視図である。
【図24E】便器のへりに装着された、図24Aの装着クリップおよびスプレーノズルを示す上面左斜視図である。
【図25】本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用されるのに適切なスプレーノズルの1つの実施形態の斜視図である。
【図26】本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用されるのに適切なスプレーノズルの別の実施形態の分解斜視図である。
【図27】本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用されるのに適切なスプレーノズルのさらに別の実施形態の分解斜視図である。
【図28】本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用されるのに適切なスプレーノズルの、さらに別の実施形態の分解斜視図である。
【図29】本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用されるのに適切なスプレーノズルのさらに別の実施形態の分解斜視図である。
【図30】本発明にしたがった便器洗浄装置とともに使用されるのに適切なスプレーノズルのさらに別の実施形態の斜視図である。
【図31】図30のスプレーノズルの分解斜視図である。
【図32】図30の線32−32に沿って取られた図30のスプレーノズルの断面図である。
【図33】図31の線33−33に沿って取られた図31のスプレーノズルの流体スピナー本体の断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器の内側表面に化学薬品をスプレーするための装置であって、
前記化学薬品用の容器と、
スプレーノズルであって、これを通って前記化学薬品を横方向に前記ノズルの周囲のまわりの少なくとも途中にスプレーすることができるスプレーノズルと、
前記容器および前記スプレーノズルに流体連通するコンジットと、
化学薬品を前記容器から前記コンジットを通って前記スプレーノズルへ送出するための流体送出手段と、
前記便器のへりの近くに前記スプレーノズルを取り付けるための手段と、
を備える、装置。
【請求項2】
前記スプレーノズルは、前記化学薬品を横方向に前記ノズルの周囲全体のまわりにスプレーすることができるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記スプレーノズルは回転ノズルである、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記スプレーノズルは、らせん状溝を有する流体スピナーと、前記らせん状溝を出る前記化学薬品によって接触されるときに回転するデフレクタプレートと、を含む、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記容器は加圧され、
前記流体送出手段は、前記容器に噴射剤と、前記コンジットに弁とを備え、前記弁は、化学薬品を前記容器から前記コンジットを通って前記スプレーノズルへ送出するために開位置を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記噴射剤は、炭化水素系噴射剤、空気、窒素、および、二酸化炭素からなる群から選択される、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記容器用のケースであって、前記弁を前記開位置内に動かすための作動手段を含むケースをさらに備える、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記流体送出手段は、(i)前記弁を前記開位置内に動かし、スプレーサイクルの間中、前記弁を前記開位置に保つためのアクチュエータと、(ii)前記スプレーサイクルを自動的に開始し終了するためのタイミング回路とをさらに備える、請求項5に記載の装置。
【請求項9】
前記流体送出手段は、前記便器の近くの人の存在を検出するために近接センサをさらに備え、前記近接センサは、前記スプレーサイクルの自動開始を防止するために前記タイミング回路に電気連通する、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記流体送出手段は、前記ポンプが作動されるときに化学薬品を前記容器から前記コンジットを通って前記スプレーノズルへ送出するためのポンプを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記ポンプは、スプレーサイクル中に作動され、
前記流体送出手段は、前記スプレーサイクルを自動的に開始し終了するためのタイミング回路を含む、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記流体送出手段は、前記便器の近くの人の存在を検出するために近接センサをさらに備え、前記近接センサは、前記スプレーサイクルの自動開始を防止するために、前記タイミング回路に電気連通する、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記ポンプは、ベインポンプ、インペラ駆動ポンプ、蠕動ポンプ、歯車駆動ポンプ、ベローズポンプ、および、ピストンポンプからなる群から選択される、請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記容器用のケースであって、前記ポンプを作動するための作動手段を含むケースをさらに備える、請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は、基部壁を有し、前記基部壁から離れて延出する対向して間隔をおいて離れた側部壁を有するクリップを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項16】
前記クリップの前記対向して間隔をおいて離れた側部壁は、前記対向して間隔をおいて離れた側部壁の間の距離が調整可能であるように、互いに向けて且つ互いから離れて動くことができる、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は、ブラケットと、トイレに取り付けるために少なくとも1つの吸着カップを有する可撓性のある取付ストリップとを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項18】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は吸着装置を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項19】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は接着材料を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項20】
前記容器は、半透明の壁を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項21】
前記容器用のケースであって、容器を挿入し且つ容器を取り外すためのアクセスドアを含むケースをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項22】
前記容器用のケースであって、容器内の化学薬品のレベルを知らせる可聴および/または可視のインジケータを含むケースをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項23】
前記容器用のケースであって、ゴミ入れを含むケースをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項24】
前記容器用のケースであって、トイレ洗浄装置用のレセプタクルを含むケースをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項25】
前記容器用のケースであって、前記ケースをトイレタンクから吊すためのハンガーを含むケースをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項26】
前記容器用のケースであって、前記ケースを垂直表面から吊すための接着表面を含むケースをさらに備える、請求項1に記載の装置。
【請求項27】
便器の内側表面に化学薬品をスプレーするための装置であって、
前記化学薬品用の容器と、
回転スプレーノズルであって、これを通って前記化学薬品を横方向に前記便器の周囲のまわりにスプレーすることができる回転スプレーノズルと、
前記容器および前記スプレーノズルに流体連通するコンジットと、
化学薬品を前記容器から前記コンジットを通って前記スプレーノズルへ送出するための流体送出手段と、
前記便器のへりの近くに前記スプレーノズルを取り付けるための手段と、
を備える装置。
【請求項28】
前記スプレーノズルは、らせん状溝を有する流体スピナーと、前記らせん状溝を出る前記化学薬品によって接触されるときに回転するデフレクタプレートと、を含む、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記デフレクタプレートは、前記らせん状溝を出る前記化学薬品によって接触されて前記デフレクタプレートを回転させる上向きに延出するリブを含む、請求項28に記載の装置。
【請求項30】
便器の内側表面に化学薬品をスプレーするための装置であって、
前記化学薬品用の容器と、
スプレーノズルであって、これを通って前記化学薬品を横方向に前記便器の周囲のまわりにスプレーすることができるスプレーノズルと、
前記容器および前記スプレーノズルに流体連通するコンジットと、
化学薬品を前記容器から前記コンジットを通って前記スプレーノズルへ送出するための流体送出手段と、
使用の際に前記スプレーノズルが前記便器のへりの近くにあるように前記スプレーノズルを位置決めするための手段と、
を備える、装置。
【請求項31】
前記スプレーノズルは、前記化学薬品を横方向に前記ノズルの周囲全体のまわりにスプレーすることができるように構成される、請求項30に記載の装置。
【請求項32】
前記スプレーノズルは回転ノズルである、請求項30に記載の装置。
【請求項33】
前記スプレーノズルは、らせん状溝を有する流体スピナーと、前記らせん状溝を出る前記化学薬品によって接触されるときに回転するデフレクタプレートとを含む、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
便器の内側表面に容器から化学薬品をスプレーするための装置であって、
スプレーノズルであって、これを通って前記化学薬品を横方向に前記ノズルの周囲のまわりの少なくとも途中にスプレーすることができるスプレーノズルと、
前記スプレーノズルに流体連通するコンジットと、
前記便器のへりの近くに前記スプレーノズルを取り付けるための手段と、
を備える、装置。
【請求項35】
前記スプレーノズルは、前記化学薬品を横方向に前記ノズルの周囲全体のまわりにスプレーすることができるように構成される、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記スプレーノズルは回転ノズルである、請求項34に記載の装置。
【請求項37】
前記スプレーノズルは、らせん状溝を有する流体スピナーと、前記らせん状溝を出る前記化学薬品によって接触されるときに回転するデフレクタプレートとを含む、請求項36記載の装置。
【請求項38】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は、基部壁を有し、前記基部壁から離れて延出する対向して間隔をおいて離れた側部壁を有するクリップを備える、請求項34に記載の装置。
【請求項39】
前記クリップの前記対向して間隔をおいて離れた側部壁は、前記対向して間隔をおいて離れた側部壁の間の距離が調整可能であるように、互いに向けて且つ互いから離れて動くことができる、請求項38に記載の装置。
【請求項40】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は、ブラケットと、トイレに取り付けるための少なくとも1つの吸着カップを有する可撓性のある取付ストリップとを備える、請求項34に記載の装置。
【請求項41】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は吸着装置を備える、請求項34に記載の装置。
【請求項42】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は、接着材料を備える、請求項34に記載の装置。
【請求項43】
前記スプレーノズルを取り付けるための手段は、前記便器の近くの人の存在を検出するために近接センサをさらに備える、請求項34に記載の装置。
【請求項44】
流体送出装置をエンクロージャの壁に隣接して装着するためのクリップであって、
基部と、
前記基部を前記壁に隣接して支持するように構成された装着装置と、
流体送出装置を前記基部に取り付けるための手段と、
前記基部に装着されたセンサと、
を備えるクリップ。
【請求項45】
前記センサは近接センサである、請求項44に記載のクリップ。
【請求項46】
前記基部に取り付けられた流体送出装置をさらに備える、請求項44に記載のクリップ。
【請求項47】
前記センサは、前記基部の前記装着装置の対向した表面に装着される、請求項44記載のクリップ。
【請求項48】
エンクロージャの内側表面に流体をスプレーするための装置であって、
前記流体用の容器と、
流体送出装置であって、これを通って前記流体を前記エンクロージャの前記内側表面に加えることができる流体送出装置と、
前記容器および前記流体送出装置に流体連通する流体コンジットと、
流体を前記容器から前記流体コンジットを通って前記流体送出装置へ送出するための手段と、
前記流体送出装置を前記エンクロージャの前記内側表面に隣接して装着するためのクリップであって、センサを含むクリップと、
を備える、装置。
【請求項49】
前記センサは近接センサである、請求項48に記載の装置。
【請求項50】
前記近接センサは、物体が前記近接センサの近くにあるときにプロセッサへ信号を送り、前記プロセッサは、流体を送出するための手段に、前記容器から前記流体送出装置へ流体の解放を遅らせる信号を送る、請求項49に記載の装置。
【請求項51】
エンクロージャの壁の内側表面に流体をスプレーするための装置であって、
前記流体用の容器と、
流体噴出器であって、これを通って前記流体を横方向に前記流体噴出器の周囲のまわりの少なくとも途中にスプレーすることができる流体噴出器と、
前記エンクロージャの前記壁の前記内側表面の近くに前記流体噴出器を取り付けるための手段と、
前記容器および前記流体噴出器に流体連通する流体コンジットと、
流体を前記容器から前記流体コンジットを通って前記流体噴出器へ送出するための流体送出システムであって、手動作動手段を含む流体送出システムと、
を備える装置。
【請求項52】
前記流体送出システムは、
前記容器に流体連通するポンプチャンバと、
前記ポンプチャンバに流体連通し前記流体コンジットに流体連通する排出コンジットと、
流体を前記容器から前記ポンプチャンバ内に引き且つ流体を前記ポンプチャンバから前記排出コンジットを通って前記流体コンジット内に移動させるために前記ポンプチャンバ内を往復するピストンと、
を備える、請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記手動作動手段は、前記ピストンを前記ポンプチャンバ内で往復させる、請求項52に記載の装置。
【請求項54】
前記手動作動手段は、旋回トリガを備える、請求項53に記載の装置。
【請求項55】
前記流体送出システムは、2〜10ミリリットルの流体を前記流体噴出器へ送出する、請求項51に記載の装置。
【請求項56】
前記流体噴出器は、回転ノズルを備える、請求項51に記載の装置。
【請求項57】
前記エンクロージャは、浴槽である、請求項51に記載の装置。
【請求項58】
前記エンクロージャは、シャワーである、請求項51に記載の装置。
【請求項59】
前記エンクロージャは、トイレである、請求項51に記載の装置。
【請求項60】
前記流体噴出器は、
流体入口およびデフレクタプレートを含むノズルであって、前記流体入口は前記流体コンジットおよび前記デフレクタプレートに流体連通し、前記デフレクタプレートは前記流体入口からの化学薬品によって接触されるときに回転するノズルを備える、請求項51に記載の装置。
【請求項61】
前記流体送出システムは、ベインポンプ、ベローズポンプ、インペラ駆動ポンプ、ピストンポンプ、蠕動ポンプ、および、歯車駆動ポンプから選択されたポンプを含む、請求項51に記載の装置。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図13E】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図14D】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図17E】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図18D】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22A】
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【図22B】
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【図22C】
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【図22D】
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【図22E】
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【図22F】
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【図22G】
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【図22H】
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【図22I】
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【図22J】
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【図22K】
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【図23A】
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【図23B】
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【図23C】
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【図23D】
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【図23E】
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【図23F】
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【図23G】
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【図23H】
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【図23I】
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【図23J】
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【図23K】
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【図24A】
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【図24B】
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【図24C】
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【図24D】
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【図24E】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公表番号】特表2009−520896(P2009−520896A)
【公表日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547510(P2008−547510)
【出願日】平成18年12月20日(2006.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/048658
【国際公開番号】WO2007/075819
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】