説明

便失禁収集袋

【課題】一日または数日間使用できる単一で、シールができ、洗濯も可能な袋を提供する。
【解決手段】本発明は、便失禁又は尿失禁を患う患者のためのものであって、適切で皮膚にやさしい樹脂でできており、患者の前方又は後方に180度折り畳むことのできる、接着された収集袋の構造をした、肛門周りの皮膚における補助装置に関する。当該デザインにより、便との直接接触が排除又は相当に低減され、これにより雑菌混入の可能性が低減する。収集袋には水によるすすぎ、軟膏の塗布、及び脱臭フィルターFのための溝9、10が設けられている。収集袋は数日間連続して使用することができる。収集袋は、頂部6の感光性接着剤によって患者から容易に取り外すことができる。収集袋が取り外されると、袋は蓋8によって容易にシールでき、持ち運びハンドル7によって運ぶことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
1.技術分野
上記に記載の発明は糞便又は尿の失禁をおこす患者のためのものである。収集袋の形状をした補助装置は肛門の周囲の皮膚に接着され、適切で皮膚にやさしい樹脂でできている。
【0002】
収集袋は、両端部に開口部を有する、簡易で煙突のような袋として設計されている。上記端部は簡易的にシールされている。
【0003】
上記デザインは糞便との直接的な接触を排除又は実質的に減少させるため、雑菌が混入する危険性を低減させる。
【0004】
上記収集袋には水を用いたすすぎ、軟膏の塗布、及び臭気の除去を行うための溝が設けられている。
【0005】
上記デザインによれば収集袋を数日間連続して使用することができる。
【0006】
上記収集袋は何等の修正も必要とせずに糞便失禁を患う男性患者、女性患者のいずれにも使用することができる。上記収集袋は、いくらかのわずかな修正によって、尿失禁用に使用することができる。
【0007】
考えられる他分野での使用は、月経時や出産時の大量の出血である。
【背景技術】
【0008】
2.背景技術
現在の一日用収集袋は、通常使用後に捨てられるか破棄される一回使い捨てのものである。上記収集袋は一端部でのみシールがされている。これは雑菌混入の危険性を増加させ、糞便の非衛生的な取り扱いへとつながってしまう。
【0009】
以前に知られている糞便失禁のための収集袋には、以下のようなものがある。
【0010】
2009年2月に公開された国際公開WO2009/021520では、袋を空にするオプションを備えた数日間使用する収集袋が構成されている。上記装置では衛生的な方法で内容物を取り扱うためにシールすることができない。上記装置は、袋をすすぐ能力、及び皮膚の取り扱いのために軟膏を塗布する能力のいずれも欠いている。
【0011】
2006年9月5日の米国特許7101357号には、再使用できない、一回使用の収集袋が開示されている。
【0012】
衛生的な方法で内容物をシールし、及び処理することは全くできない。
【0013】
1997年1月14日登録の米国特許5593397号明細書には従来型の収集袋が開示されている。その袋は、即座に袋を空にして、再使用することが全くできない。使用後に袋をシールすることは全くできない。衛生的な方法で袋を運ぶ能力も欠けている。
【0014】
1984年に登録された米国特許4445898号明細書には、上記と同様の欠点を有する収集袋に類似したものが開示されている。
【0015】
これらの袋は、従来型のシール手段を使用している。
【0016】
収集袋の偶然の漏れを防止するために、患者に不快な思いをさせずに取り外すことが比較的困難な種類の接着剤又は粘着剤が使用されている。
【発明の概要】
【0017】
3.上述した発明の概要
上述した本発明に係る、糞便失禁を患う患者のための収集袋は、一日または数日間使用できる単一で、シールができ、洗濯も可能な袋を提供するために設計されている。さらに、当該袋は、乾燥及び患者へのスキンケア製品の塗布をも許容する。
【0018】
長尺の収集袋は、男性にも女性にも使用できるように設計されている。若干修正すれば、尿失禁用に使用することもできる。
【0019】
使用後に、袋は容易にシールでき、衛生的な方法で使い捨てにするか再使用することができる。
【0020】
本発明において感光性の接着剤の使用は、患者の体から痛みを伴わずに収集袋の取り外しを許容する。
4.発明の簡潔的な記載
特許請求の範囲に記載される本発明は、上述した従来技術の欠点を一掃するであろう。
【0021】
収集袋は、細長い穴が設けられ、接着剤又は粘着材により被覆された、閉じ込めるための頂部を含む。閉じ込めるための頂部は、長尺で煙突の形状をした収集袋と共に接合されている。当該袋は逆さまの煙突のような出口によって閉じられる。
【0022】
細長い穴が設けられた頂部の閉じ部は、細長い穴の設けられた頂部のシールを意図して、適切な長さの細長いストラップによって、同様の大きさの蓋(細長い穴は設けられていない)に接続されている。
【0023】
接続部と蓋の部分には、水ですすいだり、熱風で乾燥させたり、皮膚の軟膏塗布のための溝が設けられている。
【0024】
接触時に皮膚に優しい接着剤が載置すると、この接着剤は肛門開口部の周囲に効果的なシールを形成することを目的とする。
【0025】
本発明で使用される接着手段は、感光性の接着剤又は粘着剤からなっており、照明後、接着能力を失い、患者の皮膚から痛みを伴わず、メスなしで袋を解放する。
【0026】
蓋には、わずかに低い接着能力をもった皮膚に優しい接着剤が付けられている。
【0027】
収集袋における衛生的で安全な汚物の除去を行うために、細長い穴の設けられた頂部をシールするための蓋が使用される。
【0028】
本発明のもうひとつの目的は、体に取り付けることができる収集袋を提供することである。袋のデザイン、弾性コンプライアンス、拡張性は、配置及び除去の際に患者に痛み又は不快な思いをさせることなく、使用時に固くしまっていることを意図している。
【0029】
他の特徴は、水でのすすぎ、温風での吹き付け、皮膚用の軟膏の塗布のために溝が設けられていることである。
【0030】
水でのすすぎのための溝は、脱臭フィルターを使用して無臭のガス換気のために使用することもできる。
【0031】
さらに本発明の目的は、収集袋を提供し、それにより細長い穴の設けられた頂部がいかなる調節も必要とせずに男性または女性患者のいずれにも自動的にフィットすることであろう。
【図面の簡単な説明】
【0032】
5.図面の簡単な説明
本発明は、例として添付図面を参照してさらに記載される。
【図1】図1は、プラスチックのクリップと共に用いられ、底部において持ち運びストラップ及びシールを備えた煙突形状の収集袋の斜視図である。頂部において蓋は閉じられている。蓋は水又は空気によるすすぎと皮膚用の軟膏の塗布との関連性を強調する。
【0033】
また図では、皮膚用の軟膏の溝のための脱臭フィルター及びシール用コーンが開示されている。
【図2】図2は細長い穴の設けられた頂部と持ち運びストラップとが開いた位置で初期適用前での収集袋を示す斜視図である。図2は煙突の端部が逆さまに示された収集袋についても示している。
【図3】図3は、プラスチッククリップを共に用いて、収集袋がシールされた状態での底部を示す側面図である。
【図4】図4は収集袋を示す正面図である。
【図5】図5は、熱シール、ボンド、または接着剤で調合され、折り畳まれた収集袋の壁を示す側面図である。
【図6】図6は、収集袋の構成要素(煙突状の袋、細長い穴の設けられた頂部、持ち運びストラップ、及び蓋)を示す斜視図であり、構成要素は特定のパターンにより溶接あるいは接着され、水によるすすぎ、温風による吹き付け、及び皮膚用軟膏の塗布用の溝を形成する。
【図7】図7は、収集袋とその構成要素の変形例の一つを示す斜視図である。
【図8】図8は、持ち運びストラップと説明する全ての溝を備えた細長い穴の設けられた頂部を示す図である。
【図9】図9は、細長い穴の設けられた頂部の蓋が影響を受けない状態において当該蓋を示す詳細断面図である。
【図10】図10は、細長い穴の設けられた頂部の蓋が水又は空気の圧力にさらされ、影響を受ける状態における当該蓋を示す詳細断面図である。
【図11】図11は、細長い穴の設けられた頂部及び当該頂部の蓋のそれぞれが溶接または接着された接合部分を示す上方からの図である。
【図12】図12は、細長い穴の設けられた頂部、持ち運びストラップ、及び蓋の変形例を示す上方からの図である。
【図13】図13は、影響を受けない状態における細長い穴の設けられた頂部の蓋を示す代替的な図である。
【図14】図14は、細長い穴の設けられた頂部が水又は空気の圧力にさらされ、影響を受ける状態において、細長い穴の設けられた頂部の蓋のピークのデザインを示す代替的な図である。
【図15】図15は、細長い穴の設けられた頂部の蓋及び各々の溶接又は接着点を示す上方からの部分的な図である。
【図16】図16は、男性患者に密着させた収集袋の頂部を示す図である。
【図17】図17は、女性患者に密着させた収集袋の頂部を示す図である。
【図18】図18は、収集袋を空にする、及びすすぐ様子を示す図である。
【図19】図19は、男性患者の腹部に接着された収集袋を示す図である。
【図20】図20は、女性患者の腹部に接着された収集袋を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
好ましい実施形態の選択肢
次に、本発明に係る収集袋の好ましい実施形態について初めに図1を参照して説明する。
【0035】
以下の文は便失禁のための収集袋の使用に関する言及であるが、本発明は尿失禁のための当該袋の使用に関するものでもある。
【0036】
図1は、袋が患者から取り外された後に、適切な位置での便又は尿のための収集袋を示す。袋1は、蓋8によってしっかりとシールされている。袋の頂部と袋の蓋3又は7との間のストラップは、再使用のために収集袋を空にし、及び考えうる取り扱いのために袋を簡便で円滑な取り外しを行うために、自然に持ち運びハンドルを形成する。
【0037】
使用した収集袋の中身を空にする際に、ユーザーは袋の煙突のような底部12と外部の放出パイプのコーン(不図示)に接続する。放出パイプは閉じた収集容器に接続されている。袋の底部に設置されているプラスチッククランプKが取り外され、脱臭フィルターFも取り外される。フィルターの煙突状の溝開口部91は、洗浄水の供給を可能にする水パイプVLに接続される。洗浄水は殺菌剤を含んでいてもよい。すすぎ後、同じ溝は袋及び皮膚の温風による乾燥のためにホースに接続するために使用することができる。
【0038】
上記工程は、何個かの袋を同時に空にする工程と関連付けて多重にすることができる。医療従事者の匂いや汚れ等への汚染は最小化され、感染の危険性は適切な使用により完全に排除される。
【0039】
図2は斜視図を示し、細長い穴の設けられた頂部5と、持ち運びストラップ3と、蓋4とが開いた位置であり、袋が使用のために患者に付けられる前の状態を示している。この場合において収集袋は、本発明の最も単純な実施、すなわちすすぎ用の溝がない袋を示している。図では、反転した煙突12を有する接続端部についても示している。煙突12は、放出パイプあるいは水パイプVLと頑丈にしっかりと嵌め合い接続されている。
【0040】
煙突12には、包囲された空気又は気体のセルを有する、プラスチック状のスポンジの小プラグSがまず載置され、その後煙突状の端部12が上方に折り畳まれ、きつめにシールを形成するためにスポンジの上で押し潰されるようにプラスチッククランプKによって固定される。
【0041】
図3はプラスチッククリップがプラスチックの袋にどのように付けられるかについて示している。
【0042】
また、図3は、図4及び図5に図示される溶接面または接着面11を通じて収集袋のプラスチック側面1と溶接又は接着することによりできた収集袋上のひだ状の部分13をも示している。
【0043】
収集袋の特別なデザインにより、当該袋は患者の前方、後方それぞれに180度折り畳むことができる。上述した特性は、袋が蓋4、代替的に蓋8により使用され、患者の背中に接着されることを許容する。同一の蓋は、図19に示す男性及び図20に示す女性のように、患者の腹部に貼ることができる。医療従事者が図18に示すような患者の世話をしている際に、背中に貼られた蓋が現れる。患者が便又は尿の袋を空にしたいと思う際に、腹部に接着された蓋は使用される。
【0044】
図6は、収集袋の構成部品を示す。当該袋は、適切な熱可塑性フィルムでできた2枚の偏平なシートからできており、シートの外側部11は頂部2(後に下方頂部と言う)の周辺に対して互いに熱シール、溶接、又は接着されている。
【0045】
下方の頂部2には、スリット5が設けられており、下方の持ち運びストラップ3を通じて下方の蓋4と接続されている。
【0046】
この方法により設計された袋は、一日での使用に適している。下方の頂部2または下方の蓋4上の接着剤を適切に取り替えた後、後の再使用のために袋はシールされ、運ぶことができ、すすぐことができる。
【0047】
図6における収集袋は同一の袋を示しているが、当該袋の下方の頂部2には、図8に従って下方の頂部2、3、4に熱シール、溶接、又は接着された、付加的で、同一の第1頂部6(後に上方頂部と呼ばれる)と、上方の持ち運びストラップ7及び上方の蓋8とが与えられる。
【0048】
下方の頂部2、3、4と上方の頂部5、7、8とを(図8に示す)点線に沿って接続することによって、円錐状の接続部91を有するすすぎ溝と円錐状の接続部101を有する潤滑溝10とが形成される。両方の溝は頂部の蓋5の周囲に伸延する。溝10は穴102を通じてすすぎ後の適切な皮膚用軟膏を塗布するために使用することができる。
【0049】
溝9は、最外縁部52において下方の頂部2にスポット溶接又は接着された開口部53と共に途切れている。上方の頂部6、7、8は同一の複数のタブ5と共に嵌め合いになっており、それらの外周51では下方の頂部2におけるタブと共に熱シール、溶接、又は接着されている。
【0050】
図9は影響を受けない状態における蓋を通る1−1線での断面図である。
【0051】
図10はすすぎ時での同一の蓋を示す12−12線での断面図である。水が自動閉鎖する蓋5に対して溝9を通じて流れる際に、水が皮膚上に流れ、これにより患者を十分に洗えるように、水圧が蓋開口部53を開くであろう。
【0052】
すすぎ後に、温風が同一の溝9を通過し、これにより患者を乾燥させる。その後、皮膚用の軟膏を溝10及び開口部102を通じて患者に塗布することができる。
【0053】
上述した手順により、患者は同一の収集袋を数日間使用することができる。
【0054】
図7は、収集袋の頂部における代替的なデザインを示し、すなわち上方の頂部61には細長い穴が設けられた付加的な上方の頂部63が補充されている。
【0055】
上方の頂部61、7、8には、細長い穴が設けられた上方の頂部63で覆われた開口部62が設けられている。図12は、上部から見た細長い穴の設けられた上方の頂部63を示している。
【0056】
上方の頂部63における複数の蓋は、下方の頂部2、3、4における複数の蓋に類似しており、その縁部51は互いに熱シール、溶接、又は接着されている。
【0057】
上方の頂部63は、複数の点54を通じて上方の蓋61に固定されている。上方の頂部の開口部62は、図13及び図14に示すように、点52を通じて下方の頂部2に取付けられている。
【0058】
上記複数の図面では、下方の頂部2の底面に貼り付けられた光を制限するシート13が示されている。シート13は、下方の頂部2また上方の頂部6に塗布された感光性接着剤を保護する。
【0059】
患者から収集袋を取り外す前に、光制限シート13は、下方の頂部の底面から第1に取り外される。
【0060】
その後、下方の頂部2又は上方の頂部6の表面に付着した皮膚は、適切な光源により数秒間照らされ、その後、収集袋は痛みを伴わずに解放され、その後下方の蓋4又は上方の蓋8によりシールすることができる。
【0061】
図13と図14は、全体を覆う、又は小さい部分に分割され、上方の頂部6、上方の持ち運びストラップ7、及び上方の蓋8のための接着剤保護を提供するシート14についても示している。
【0062】
シート14は透明でない材料でできており、頂部、持ち運びストラップ、及び蓋上において上述した接着剤の塗装膜から容易に除去できるワックス、シリコン、又は類似した塗装膜で覆われている。
【0063】
シート14は、最も簡単な方法により収集袋に貼り付けられ、下方の頂部2、下方の持ち運びストラップ3、及び下方の蓋4は収集袋に結ばれている。シート14は、接着剤が光から保護されることを維持するために、追加の上方の蓋63を有する収集袋にも貼り付けられる。
【0064】
各頂部での良好な接着により、下方の頂部2又は上方の頂部6上の接着面の交換が迅速にできるように、一側面には、分離した、リング形状で、多孔質、かつ透明のシート15に感光性の接着剤が貼り付けられ、他方の側面にはより強力な接着剤が貼り付けられてもよい。シート15は、図9、図10、図13、及び図14にそれぞれ示されている。
【0065】
溝9を通じて作用する水又は空気圧が自動閉鎖蓋5に影響を与える場合、追加の上方の頂部63を通じて、収集袋の頂部及び患者の体に対する接着剤の接触位置において、水の噴流を皮膚に対して制御できる。
【0066】
水の噴流は、それゆえに皮膚の表面のあらゆる部位をすすぐ点において効果的であろう。すすぎ後に皮膚は温風を使用して乾燥され、温風は同一の水又は空気の溝9を通じて吹く。
【0067】
乾燥した皮膚には管Tから皮膚用の軟膏により手当てがなされ、溝10及び開口部102を通じて分布する。
【0068】
上述した治療は、医療従事者が上記の手順を実行するか、又は患者が上記手順を自分自身で実行するかに関わらず、良好で、衛生的、かつ健全な患者の治療を確保する。
【0069】
収集袋が男性及び女性の患者のいずれにも調節せずに使用することができるように、収集袋の細長い穴の設けられた蓋5は、袋の上方の頂部6上に配置されている。
【0070】
図16は、男性患者に関する収集袋の患部の後方の蓋5を示す。
【0071】
図17は、女性患者に関する収集袋の患部の前方の蓋を示す。
【0072】
収集袋の別の特徴は、上方の蓋8の円錐状の溝開口部91に取り付けられた交換式の脱臭フィルターFの存在である。
【0073】
収集袋は、適切な熱可塑性フィルム又は積層膜でできていてもよい。
【0074】
本発明及びいくつかの変形例について説明するために、上記にて本発明について詳細に記載したため、当業者には本発明の範囲において上述した細部の多くを変形してもよいことが明らかであるだろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一の端部において逆さまにひっくり返った煙突(12)を有する細長い袋を形成し、複数の縁部(11)で接続された2枚の好ましくは同一のシート(1)と、
他の端部において結合された細長い穴の設けられた下方の頂部(2)と、によって特徴付けられ、
前記細長い穴の設けられた下方の頂部は細長い穴の設けられた上方の頂部(5)にも接合され、下方の持ち運びストラップ(3)、下方の蓋(4)と合体され、すすぎ溝(9)、皮膚用の軟膏溝(10)が円錐状の複数の煙突(91)、脱臭フィルター(F)及びプラスチックストッパー(P)を有する煙突(101)を形成するように、スリット(5)、隙間(53)、上方の持ち運びストラップ(7)、及び上方の蓋(8)を備えた対応する溝付きの上方の頂部(6)にさらに接続され、
それにより、自動閉鎖蓋(5)が縁部(51)に沿って接合され、上方の頂部(6)がリング状の周囲に沿って感光性の接着剤により覆われ、前記上方の持ち運びストラップ(7)及び前記上方の蓋(8)を有する上方の頂部(6)上の前記接着剤は上面においてカバーシート(14)及び底面においてリング状の自動接着性のリングシート(13)で保護され、前記煙突(12)には交換可能なスポンジ状のストッパー(S)及びホースクランプ(K)が設けられる、皮膚に優しい熱可塑性フィルムでできた、便失禁又は尿失禁のためにデザインされた収集袋。
【請求項2】
前記上方の頂部(6)又は前記下方の頂部(2)は透明であり、前記上方の頂部(6)又は下方の頂部(2)の接着表面は感光性接着剤で構成され、透明でないカバーシート(13)及びカバーシート(14)によって保護される請求項1に記載の収集袋。
【請求項3】
前記上方の頂部(6)上の蓋(5)は、前記上方の頂部(6)に接続された分離シート(63)でできており、前記蓋(5)は前記縁部(51)を通じて下方の頂部(2)上のタブに溶接又は接着されている請求項1に記載の収集袋。
【請求項4】
前記上方の蓋(8)は、前記上方の頂部(6)よりもわずかに大きく、かつ従来の接着剤、又は従来の接着剤と感光性接着剤の組み合わせにより取り付けられる請求項1に記載の収集袋。
【請求項5】
前記下方の蓋(4)は、前記下方の頂部(2)よりもわずかに大きく、かつ従来の接着剤又は従来の接着剤と感光性接着剤の組み合わせにより取り付けられる請求項1に記載の収集袋。
【請求項6】
前記上方の頂部(6)は、取り外しが可能な柔軟で、多孔質、透明であり、リング状のシート(15)が補充され、
前記リング状のシートの上面側及び底面側の両方には異なる種類の接着剤が予め接着されており、前記上面には感光性の接着剤、底面には強力な合成樹脂接着剤が予め接着されている請求項1に記載の収集袋。
【請求項7】
前記上方の頂部(62)には、取り外しが可能であり、柔軟な多孔質で、透明な、リング状のシート(15)が補充され、
前記リング状のシートの上面側及び底面側の両方には異なる種類の接着剤が予め接着されている請求項1に記載の収集袋。
【請求項8】
一日の使用のために設計された前記収集袋は、下方の頂部(2)に嵌められたスリット(5)と、下方の持ち運びストラップ(3)と、接着剤又は取り外しが可能であり、スポンジ状で、透明なリング状のシート(15)が設けられた下方の蓋(4)と、を有する袋(1)の取付けにより形成され、前記リング状のシート(15)の上面側及び底面側の両方には異なる種類の接着剤が予め接着されている請求項1に記載の収集袋。
【請求項9】
前記上方の蓋(8)上の接着剤は従来の接着剤であり、前記上方の頂部(6)上の接着剤は感光性の接着剤又は感光性の接着剤と従来の接着剤の組み合わせである請求項1に記載の収集袋。
【請求項10】
前記接着剤は、前記上方の頂部(6)、前記上方の蓋(8)、及び前記シート(15)上において異なる部位及び異なる形態で選択的に合成される請求項1に記載の収集袋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2013−512034(P2013−512034A)
【公表日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−541050(P2012−541050)
【出願日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際出願番号】PCT/SE2010/000277
【国際公開番号】WO2011/065885
【国際公開日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(512133373)
【Fターム(参考)】