説明

個人情報案内提示物および個人情報案内提示方法、それらの個人情報案内提示システム

【課題】緊急時連絡情報や持病通知情報などの個人情報は、常時は第3者に対して隠して保存し、緊急時には速やかにその個人情報を第3者に公開する必要が求められている。
【解決手段】第3者が容易に目に付く場所に、所定の図柄(個人情報を保存し緊急時に開示する意思表示)で第3者に積極的に認識可能に提示し、緊急時には、その所定の図柄で提示した個人情報案内提示物からの情報を通して、隠して保存している個人情報を公開可能に案内する個人情報案内提示物を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体に装着している衣類、身に着ける各種装飾品など身体近辺に所定図柄の提示物を通して、第3者に個人情報の開示意思案内行い、緊急時にはこの提示物(個人情報案内体事物)を通して、緊急時における個人情報の案内を行う個人情報案内提示物および個人情報案内提示方法、それらの個人情報案内提示スステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、第3者に提示する目的の重要な個人情報を記録した緊急時連絡カードや持病通知カードなどは常に身に付けている人が多い中、とくに各種持病を持つ者は、各自自分が危険状態に至った時のために第3者に持病の詳細を知らせる目的も含めて、少なくとも氏名と連絡先、または氏名と持病内容などの個人情報は率先して緊急時連絡カードや持病通知カードなどに明記して常に身に付けるように心がけている。
通常日常生活の中においては、これら個人情報は詳細な情報までは第3者に常に提示するものではなく、着衣の中に意図的に隠して保持するとか、常に持ち歩く場合も鞄などの中に入れているのが現状である。
しかしながら、突然の事故や脳卒中などで本人の意識がない、または意識があっても自己主張手段が閉ざされた場合などの緊急時には第3者に手持ちの個人情報を伝達したくても、身に着けている個人情報の緊急時連絡カードや持病通知カードの存在を明示することが出来ない状態になる。
この場合、せっかく常に保持している個人情報も、常に第3者に見せることを避けている状態が災いして、個人情報を常に保持する意図の効果を生み出すことができない。
例えば、1995年(平成7年)1月17日(火曜日)に発生した大規模地震災害「阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)」の震災のとき、災害を受けた方々を目の前に見つけて助けようとする場合、その人の身寄りがわからず誰に連絡をすれば良いのか?応急処置をしたくとも、血液型やアレルギー体質の有無などのその人の情報が手元にないので、簡単な処置しかできず、所定の検査過程の行動をしなければ根本処置が出来ない場合が発生し、特に生命の危険にさらされている方を前にして迅速な処置を適格に行う必要性から、助けたい方の最低限の個人情報は知っておきたいものである。
そして、それらの災害にあった方々が個人情報を持ち歩いていたとしても、気付くのに手間取り効果を発揮できなかったであろうと推測される。
出来れば、その方の血液型や持病やアレルギー体質などの固体情報、および緊急連絡先や、かかりつけの病院や、その他伝えたいことなどの連絡情報を含む個人情報がその方を発見時に迅速に確認可能であれば、その方の生命を救える可能性が高くなる。
本発明は、少なくとも個人情報を保存していることを常時第3者に積極的に意志表示して、緊急時に至った時には速やかに保存している個人情報を第3者に開示する手段を提供するものである。
【0003】
特開平11−38881には、外から名前が見えないように重ね布を付して、通常は名前を人に見せずに、必要なときのみ重ねている布をめくって、名前が確認できるようにしたワッペンが開示されている。
外から見えない所に氏名を隠して持つ点では同じ考えであるが、この方式では表示する情報に文字数の限界があり、第3者に伝達したい個人情報の細部まで、重ね布部の下に表記することは伝達したい情報量から無理である。
つまり、特開平11−38881の場合、伝達したい情報量を表記しようとすると、形状を大きくするか、または記載文字の大きさを小さくしても、表記に限界があり実用的でなくなる。
今回の発明は、既存の個人情報が書かれた表記体を外着衣の内側などに隠し持ち、外から見えるワッペンなどの個人情報案内提示物に表記体保持の場所のみを示すことで目的が達成できるので、多くの個人情報を隠し持つことが可能となる点で異なる。
実用新案登録第3026566号には、身元確認情報を衣類に設けられたポケットに保持して、個人情報を記載した表示手段があることを示すマークを衣類に設けることが開示されている。
しかしながら、個人確認情報をその人が保持していることは解ったとしても、どこに保持しているのかまでは開示されていないので、このマークの意味を知っていても、闇雲に体の身辺を探すことで個人情報を知ることがやっと出来るものである。
このマークの意味を知らない場合には、このポケットの存在の意味は第3者には知れることなく、意識の無い方を病院へ搬送した後、病院などで病院用の着衣に着替えをする時などになって初めて気付くものである。
これに対して本発明は、少なくともマークの意味を知っている方である第3者に対し、速やかに個人情報の保存位置を案内することができる点で、より緊急時での対応に効果が生まれる。
特に所定の図柄を当該自治体の関係者に周知徹底しておけば、さらにこの効果は大きく寄与するものとなる。
実用新案登録第3117506号には、ペンライトの中に個人情報を保管し、ペンライトの周囲の一部に中を開けて見るように指示するメッセージを表記する技術が開示されている。
しかしながら、ペンライトの中に格納できる個人情報の紙面の大きさは限られていることと、ペンライトが不注意にも第3者に渡った場合、個人情報が開示されてしまうと言う問題を抱えている。
本発明では個人情報案内提示物と個人情報の保存場所は異なるので、このような問題は生じないし、保存場所が任意に決められることから、緊急時に提示したい情報量を多く提示することが可能となる。
【0004】
非特許文献1には岡山県総社市の救急安心カードが公開されています。
これは総社市の消防署が救急現場で急病やけがをした人の日頃の様子をスムーズに把握するために用意したものであって、家族のだれもがいつでも見ることが出来る場所に常備するように提案されているものであって、本人の体への保持方法の指導まではなにも示唆されていません。
非特許文献2には厚生労働省が定めたマタニティマークが公開されています。
これは妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするものであり、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するものとして妊産婦の方が周囲に自分の身体状況を訴えるために利用するものです。
このマークではより詳細な個人情報を第3者に示すものではありません。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−38881
【特許文献2】実用新案登録第3026566号
【特許文献3】実用新案登録第3117506号
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】[2011年9月17日検索]、インターネット<http://www.city.soja.okayama.jp/mpsdata/web/1862/ansin_card.pdf>
【非特許文献2】[2011年9月17日検索]、インターネット<http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0301-1.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1の救急安心カードなどの第3者に伝達する目的の個人情報を明記した緊急時連絡カードや持病通知カードなどは体の下着の中などに紛失しないように、かつ常に第3者も見られないように保持しておきたい物ですが、急な病気や事故などで自分が第3者に意思表示できない状態の場合には、逆に自分が何者で、どのような持病を持っているかを出来るだけ早く知っていただきたくなります。
しかしながら、現状は意思表示できなくなった病気や事故にあった人に出会った場合、その人の手荷物や衣服のポケットの中などを闇雲に探すことで、その人が持っている個人情報を明記した緊急時連絡カードや持病通知カードや携帯電話などの電子端末を発見し、身元を確認して対処するために、緊急対応に時間を要する場合があり、他人の衣類の中まで探索することは、如何にその人の生命に緊急状態であっても、その人の人権を意識すれば行動しにくく、その人が救急安心カードや携帯電話などの電子端末を持っていても発見できない場合もある。
結果的に、緊急の時のために身に着けている個人情報の緊急時連絡カードや持病通知カードや携帯電話などの電子端末、およびネット先に登録してある個人情報を第3者に知らす事無く、誤った処置が行われる結果となってしまう。
本発明は、身に着けている個人情報の緊急時連絡カードや持病通知カードや携帯電話などの電子端末、およびネット先に登録してある個人情報を、常時は第3者に見られないようにしながら、緊急時には即、第3者がその個人情報の緊急時連絡カードや持病通知カードや携帯電話などの電子端末や、およびネット先に登録してある個人情報を見つけられるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するために、身辺に少なくとも個人特定情報、連絡先、個人の固体特性情報を含める個人情報を(非特許文献1に相当する救急安心カードなどの個人情報を記載した緊急時連絡カードや持病通知カードや携帯電話などの電子端末の個人情報を報知するもの)を保持したり、ネット先のサーバに個人情報を保存したりするが、この個人情報は第3者には隠して保存し、第3者に対しては積極的に(非特許文献2のマタニティーマークのように)所定の図柄を提示することにて、緊急時には図柄の提示とは別の場所に保存している個人情報を知っていただくように案内するものであって、所定の図柄の形状、色などで図柄などを工夫し、隠し持っている個人情報の保存先を区分して案内したり、所定の図柄の近傍の位置に(隠して)提示される個人情報保存位置を示す案内情報を報知可能に提示(記載情報または表示情報または音声情報など)することにて、所定の図柄を提示している物品とは別な位置に保存している個人情報の保存位置を第3者に速やかに案内する個人情報案内提示物を提供する。
【0009】
ここでいう個人情報とは、少なくとも個人を特定する情報であり、個人の連絡先や病歴などの個体特性情報などであります。
この個人情報は、第3者に積極的に提示している個人情報案内提示物とは別に保存され、その保存先は、身体の着衣の中に忍ばせたり、手に持つ鞄の中に忍ばせたり、携帯電話などの電子端末や、本発明の目的を果たす専用電子端末などに電子データとして記録させて保持したり、ネット先のサーバ上に保管したりして、第3者が容易に知ることが出来ないように管理可能な場所に保存する情報であります。
第3者に積極的に提示している個人情報案内提示物から、この個人情報の保存場所を知るためには個人情報案内提示物より提示する案内情報を知る必要が求められます。
【0010】
この案内情報を知る方法として、幾つかの手段を本発明では提案しています。
1)個人情報案内提示物上カバーをめくったり、はがし取ることで内側の案内情報を見る操作
2)個人情報案内提示物の裏側に記載している案内情報を見る操作
3)個人情報案内提示物の所定の図柄を提示している領域以外の面の案内情報を見る操作
4)個人情報案内提示物がスカーフや帽子などの身に着けるものである場合には、そのスカーフや帽子の内外を見る操作
5)個人情報案内提示物に電気的操作スイッチがあれば、該スイッチを触ることにて案内情報を表示や音声にて報知を得る操作
のいずれかの操作であって、これら操作にて常時第3者に提示していない該案内情報を第3者に示すことが可能となります。
【0011】
特に、個人情報の保管場所としては、身体衣類、身に付ける各種装飾品などに報知体を設けて保持したり、通信ネット先の接続サーバ内などが考えられ、個人情報案内提示物には、そこに至る案内情報を記載することにより確実に個人情報を迅速に第3者に伝えることが可能となります。
そして、その個人情報の保存先が通信ネット先の接続サーバ内であれば、個人情報案内提示物に管理番号を付与しておけば、簡単な方法で、緊急医療に関わるものが個人情報にたどり着くことも可能になります。
つまり、一般の第3者はネット先へのアクセスは個人情報案内提示物に提示されている案内情報を見ないと接続先は解らないが、緊急医療に携わるものは、単に管理番号のみでアクセス可能になりますので、緊急時の情報取得が容易になります。
【0012】
また、個人情報がネット先に保存されている場合には、所定の図柄仕様(例えば赤の図柄)であればネット先に個人情報が保存されている。
所定の図柄仕様(例えば青の図柄)であれば下着の中に個人情報が隠して保存されている。
所定の図柄仕様(例えば緑の図柄)であれば鞄や帽子の中に個人情報が隠して保存されている。
など、有る程度に保存先を区分して個人情報案内提示物の図案を標示することが可能となります。
そして、ネット先の場合であれば、その図案のみで緊急対応を専門で担当する隊員であれば、速やかに個人情報を保存しているサーバにアクセス可能であり、個人情報案内提示物に管理番号などが記載されておれば、その番号から、その個人情報案内提示物を保持している方の個人情報を知ることが可能になります。
また、一般の第3者においても、個人情報案内提示物にQRコード(商標登録)などの2次元バーコードなどを普及しているカメラ内蔵型携帯電話で撮像することで、簡単にサーバにアクセス可能であります。
さらに、下着の中に個人情報が隠して保存されている場合でも、体を触ることで個人情報を格納している物体を第3者に伝えることが可能であります。
【0013】
個人情報がネット先のサーバに保存される場合には、第3者の身分に応じて個人情報の閲覧内容の公開レベルを制限することが可能であります。
つまり、医療に直接関わらない一般の第3者においては、その人の名前と緊急連絡先が解れば十分で有るが、医療に直接関わる人からすれば、その人の病歴も含めての詳細な情報を緊急に必要とします。
よって、サーバーのシステムの中でパスワード管理を行い、常時公開する個人情報と、制限して公開する制限公開個人情報に分けて、必要最低限の個人情報を提示することが可能となります。
よって、この場合はサーバの管理システムも含めて、本発明の技術構成を組み込むことで、常時は個人情報を隠して保存し、緊急時には必要最低限の個人情報を、対応する第3者に応じて迅速に開示することが可能となります。
【発明の効果】
【0014】
本発明によって、個人情報の提示を常時は第3者に示す事なく生活をし、不本意にも本人の意識が突然の事故や脳卒中などで遠のくとか、意識があっても自己主張手段が閉ざされた場合の緊急時において、速やかに第3者へ手持ちの個人情報を伝達できるようになります。
これによって、病院での手当てを正しく速やかに対処可能になると同時に、必要な連絡先にも何不自由なく状況を伝えることが可能となる効果が生まれます。
特に、個人情報案内提示物の形状を予め定めた所定の形状図柄(ロゴなど)に決めることにて、非引用文献2のマタニティマークのように周囲にその意味的存在を印象付け、緊急時に迅速に対処可能になると同時に、個人情報も非引用文献1の救急安心カードのように氏名、年齢、血液型、かかりつけの病院、今かかっている病気、常用している薬、アレルギーの有無、手術暦などを第3者に伝える、または親族などの緊急連絡先、職場連絡先なども報知体に明記する事で安全安心の情報を本人だけでなく、本人を助ける関係者および緊急連絡先への情報伝達を容易に実現できるので、関係者全員にかなりの情報提供が可能となり本来の目的を果たすという大きな効果が得られます。
当然のことながら、本人が正常時には本人の許可無くこの報知体の個人情報は見ることは出来ないので、日々の生活に何ら支障なく、安全安心のみ享受されながら生活を営む事が出来る効果も有ります。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の個人情報案内提示物と個人情報の保持の例を示した図である。
【図2】本発明の個人情報案内提示物を保持した例を示した図である。
【図3】本発明の個人情報案内提示物にて個人情報の案内情報を隠す第1の例を示す図である。
【図4】本発明の個人情報案内提示物にて個人情報の案内情報を隠す第2の例を示す図である。
【図5】着衣の内に保持する電子的な個人情報発信の専用端末の例を示した図である。
【図6】図5の専用端末の簡略回路構成を説明した図である。
【図7】図5の専用端末の動作フローを説明した図である。
【図8】図5の専用端末の断面構造を説明した図である。
【図9】個人情報の保存場所の例を示した図である。
【図10】本発明の個人情報案内提示物の所定の形状図柄の例を示した図である。
【図11】本発明のサーバでの個人情報の管理方法とアクセス方法を説明した図である。
【図12】本発明の図柄仕様の区分例としてサーバに対する個人情報保存閲覧を示す図である。
【図13】本発明の図柄仕様の区分例として身体着衣に個人情報を保存した例を示す図である。
【図14】本発明の図柄仕様の区分例として鞄、帽子などに個人情報を保存した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、非特許文献1の救急安心カードなどの個人情報が記載された緊急時連絡カード(緊急時に案内したい連絡先を明記したカード)や持病通知カード(持病を持っている場合、第3者にその自分の持病の内容を知らせたいカード)や携帯電話などの電子端末(電子的に緊急時連絡の情報や持病の内容を明記した情報が報知できるもの)を体の下着の間やカバンの中など第3者に見られないように保存したり、ネット先のサーバ上に電子データとして個人情報を保存したりして、急な病気や事故などで第3者に意思表示できない状態の場合には、その個人情報を第3者に速やかに開示することで、生命に影響する緊急事態に速やかな対応を願いたいとの希望から生まれたものであり、第3者が容易に目に付く場所に、個人情報を保存している意思表示をした個人情報案内掲示物を提示し、その個人情報案内掲示物を通して個人情報が何処に保存しているかを示すことで、緊急時に第3者が個人情報案内掲示物から、常に隠し持っている個人情報を容易に見つけ易くするものであります。
さらに、個人情報案内掲示物の形状を所定の形状図柄で統一しておき、その形状をあらゆる手段で一般大衆に宣伝しておくと、一般への個人情報案内掲示物の認知度が高まり、本発明の個人情報案内掲示物を提示する場合、事前に個人情報案内掲示物で案内する案内情報の先に個人情報を保存しておくことにて、急な病気や事故などで第3者に意思表示できない状態の場合に至った場合に、近辺にいる第3者に速やかに個人情報を開示して、生命に影響する緊急事態に速やかな対応を第3者に促せるものであります。
【実施例】
【0017】
図1は、本発明の個人情報案内提示物と個人情報の保存状態の例を示した図であります。
図1において、(1)は個人情報の保存を意思表示している人であり、(2)は本発明の個人情報案内提示物であります。
そして(3)はその人が保持している個人情報を記載した物品、あるいはサーバ上の個人情報データであります。
図1ではこの個人情報案内提示物(2)は胸にワッペン形状のもので提示し、一つの例として「下着(シャツ)のポケットに個人情報を持っています」と記載することにて、安心カードなど緊急時連絡カードや持病通知カードの個人情報、携帯電話など個人情報をシャツのポケットに保持している旨を、個人情報案内提示物(2)から個人情報保管場所の案内情報(21)にて示している例を示しています。
ここで、個人情報は携帯電話や本願の中で後記しています専用端末であっても良く、一般的なカードであっても問題ありません。
また、もう一つの例としてネット先に個人情報を保存しています」と記載し、同時にQRコード(商標登録)に代表される2次元バーコード(個人情報保管場所の案内情報(21))を示すことで、カメラ付き携帯電話にて示される2次元バーコードを撮像して、インターネット上の接続先サーバ(4)にアクセスすることで、サーバ上の個人情報(3)にアクセス可能な方法の例を示しております。
個人情報案内提示物(2)から個人情報保管場所の案内情報(21)として記載している例を示しています。
QRコード(商標登録)に代表される2次元バーコードには、通常ネット接続先のURLが標記され、撮像することにてネット接続先に案内される技術は既に公知であります。
特にこの個人情報案内提示物の形状を所定の形状図柄にすれば、非引用文献2のマタニティマークと同様に一般にこの所定の形状図柄を周知することにより、積極的に第3者に個人情報を個人情報案内提示物(2)以外の場所に保存しており、それを個人情報を個人情報案内提示物(2)の所定の図柄仕様で示す区分される個人情報保存位置を示す案内情報や、または所定の図柄の近傍位置にて提示される個人情報保存位置を示す案内情報にて、所定の図柄を提示している個人情報案内提示物(2)とは別な位置に保存している個人情報を第3者に速やかに案内可能となります。
【0018】
図2は本発明の個人情報案内提示物(2)の提示位置の例を示した図であります。
この図では帽子や胸や腕や鞄、およびスカーフやバンドに個人情報案内提示物を第3者に見える状況で提示している例を示しています。
提示場所は1箇所でも複数場所でも何ら問題ありません。
また、その提示方法は着衣や身辺の物品に直接印刷したり、模様として縫い込んだり、他の方法としてワッペンを貼り付けたり、止め具を用いたり、縫い込んだりしても全く問題ありません。
身辺の物品に直接印刷したり、模様として縫い込む場合にはスカーフや帽子等でも可能であり、個人情報の保存位置は、第3者に隠さずに示しても良い。
しかし、それが好ましくない人(常時第3者には個人情報の保管場所は隠していたい人)は、
1)個人情報案内提示物の上カバーをめくったり、はがし取ることで内側の案内情報を見る操作、(図3で説明)
2)または、個人情報案内提示物の裏側に記載している案内情報を見る操作、
3)または、個人情報案内提示物の所定の図柄を標示している領域以外の面の案内情報を見る操作
4)または、個記個人情報案内提示物がスカーフや帽子などの身に着けるものである場合には、そのスカーフや帽子の内外を見る操作、
5)または、個人情報案内提示物に電気的操作スイッチがあれば、該スイッチを触ることにて案内情報を表示や音声にて報知を得るための操作、(図4で説明)
のいずれの操作でも可能であります。
上記1と5は図3と図4で図を用いて後記説明していますので、他について補足説明をしますと、個人情報案内提示物の裏側に記載している案内情報を見る操作とは、個人情報案内提示物(2)がワッペンなどの場合であれば、その裏をめくる操作にて個人情報の保存位置を示す案内情報をワッペンの裏に記載して、それを覗く操作であります。
また、3および4については、帽子やスカーフに所定の図柄で第3者に積極的に提示する個人情報案内提示物(2)を示し、帽子を着脱して中を覗くとか、スカーフを広げることにて、そのスカーフの一部の面に個人情報保管場所の案内情報を記載したり印刷したり縫い込んだりしている物品に対して、その物品の内外を調べる操作であります。
特に、帽子やスカーフなどの場合、第3者に個人情報保管場所の案内情報を隠す必要性まで感じない人は、個人情報案内提示物の所定の図柄と一緒に個人情報保管場所の案内情報も所定の図柄に含めるとか、または近くに提示すれば良いが、第3者に個人情報保管場所の案内情報を隠す必要性を感じる人は、個人情報案内提示物の所定の図柄を提示している物品と同じ物品であっても、少し離れた位置の隠れる面に個人情報保管場所の案内情報も提示するのが好ましい。
この考えは、、個記個人情報案内提示物(2)が腕時計であっても、バンドなどの身に着ける物品であっても同じであります。
【0019】
図3は本発明の個人情報案内提示物(2)にて個人情報の保存場所である案内情報(21)を隠す第1の例を示す図であります。
図3では所定の形状図柄の中に個人情報への案内情報を明記した文面を記載した例を示しているものですが、人によってはそれさえも常時人の目にさらしたくない方がおられても不思議ではありません。
本例では、このような方に対して、引用文献1のように隠しカバーを設けて、カバーを捲れば報知体の保存場所情報が読み取れるようにしたものです。
図3の(3−A)は通常状態を示しており(3−B)は隠しカバーである上カバーを捲った状態を示したものです。
このようにする事で、常は個人情報の保存場所である案内情報を周囲に知らせなくても良くなります。
このようにワッペンに個人情報帆何場所の案内情報の隠しカバー(22)を設けることは既に引用文献1で公知でありますが、本願の特徴はその下に個人情報の保存場所である案内情報(21)を明示してある点にあります。
この上カバーはめくっても、はがしても実現可能であります。
緊急時に行う操作でありますので、最悪一度しか機能できない場合でも、剥がすという行為によっても、何ら問題はないからです。
剥がす行為が何度でも出来る仕様でワッペンが作られる場合は、保存場所の書き直しの点から、汎用性があるのでさらに商品性は高まります。
また、この所定の形状図柄が一般的に周知された後においては、この所定の形状図柄のワッペンなどを見た時点で第3者が容易に個人情報の保存位置である案内情報を知ることが可能となりますので、上カバーには何ら操作説明の文面を記載しなくても目的は果たせるようになります。
さらに持病の緊急度にあわして相当の色や図柄で差別化することも可能です。(例えばインシュリン投与の必要な方は赤線を上カバーを付けておくとか、心臓病の方は黄線を上カバーを付けておくとかなど)さらに、ワッペンの場合にはワッペンの裏に個人情報の保存位置である案内情報を記載することも可能であります。
個人情報の保存位置である案内情報は、文章で記載する必要はなく、例えば個人情報の保存先がネット先のサーバの上であればQRコード(商標登録)に代表される2次元バーコードでも問題ありません。
この場合には、第3者は携帯電話に搭載されていますカメラにて撮像してネット先の個人情報にアクセス可能となります。
【0020】
図4は本発明の個人情報案内提示物にて個人情報の保存場所の案内情報を隠す第2の例を示す図であります。
図4では、図3が隠しカバーで個人情報の保存場所を常時は隠しているのに対して、電子回路にて常時は個人情報の保存場所の提示を避けようとするものであります。
つまり、図4の21,23の領域は液晶や電子ペーパなどで構成される表示画面であって、常は個人情報の保存場所を表示せず(4−A)、例えば24の画面切り替えスイッチが押された時のみ、個人情報の保存場所を表示する(4−B)ようにした例であります。
ここでは24の画面切り替えスイッチをトリガとして表示内容の切り替えを行っていますが、表示画面をタッチパネルにするとか、他の電子的な信号をトリガにして表示画面を切り替えることも可能であります。
詳しい電子回路での動作説明回路の図面はここでは省略いたしていますが、入力として画面切り替えスイッチ(24)などのスイッチのON/OFF信号をマイクロコンピュータの入力回路に入れ、所定時間そのスイッチが入ったと判断すれば、マイクロコンピュータの出力側に液晶や電子ペーパなどの表示部に個人情報の保存場所の文章を表示すれば実現可能です。
このようにすれば、常時人目に入る場所に提示している個人情報案内提示物で常に個人情報の保存場所を明示することなく、緊急の時に第3者の操作にて個人情報を保存していることと、その保存場所を知らすことが可能となります。
特に、図4の(4−A)では「緊急時に押して下さい」と操作方法を常時させていますが、この個人情報案内提示物の所定の形状図柄が一般に広く定着した後には、そのような操作方法を説明することなく第3者が操作できますので、操作方法などの余分な表記も不要になります。
この場合も、持病の緊急度にあわして相当の色や図柄表現などで差別化することも可能です。
(例えばインシュリン投与の必要な方は赤線の上カバーを付けておくとか、心臓病の方は黄線の上カバーを付けておくとかなど)ここで、個人情報の保存場所情報の案内情報は文字表示でも音声で保存場所を知らすことも可能でありますので、あえてそれらを案内情報と定義しております。
【0021】
図5は本発明の電子的な個人情報の音声説明の専用端末を着衣内に保持した時の例を示した図であります。
先にも述べておりますように、身体に保持する個人情報はカード状の品物でもよく、携帯電話などの電子端末でも良いが、はカード状の品物は、詳しい個人情報の保存位置を個人情報案内提示物(2)にて案内する必要が好ましく、携帯電話では必要外の情報や機能も第3者に提示することになり好ましくなく、電子的な専用端末の例をず5にて説明しております。
この場合は、個人情報案内提示物(2)に着衣の下に個人情報を保持している旨を知らしておけば、後は着衣の上から個人情報を着衣を押えることで電子端末を探して個人情報を音声で案内することができます。
【0022】
図6は図5の電子的な専用端末の簡略回路構成を説明した図であります。
この電子的な専用端末の回路構成はマイクロコンピュータ(マイコン)の入力側にスイッチを設け、出力側にLEDやスピーカをつなぐ事で実現可能であります。
【0023】
図7は図5の電子的な専用端末の動作フローを説明した図であります。
この電子回路の動作フローを説明したものです。図7にてステップS1でスイッチ状態を常に監視し、一定時間以上スイッチが押されると、LEDを点灯させて、予め設定されている状態個人情報を音声で第3者に知らしめるものであります。
ステップ2にて所定時間以上スイッチが押されていないと機能しませんので、通常の生活の中で誤動作で個人情報が出力されることはありません。
【0024】
図8は図5の電子的な専用端末の断面構造を説明した図であります。
図7の動作は図8の構造物で実現可能です。
図8において、上ケースと下ケースの間に電子回路一式が格納されており、上ケースと下ケースの周囲は弾性材で仕切られ、上ケースの中央内側にはスイッチが設けられ、上ケースを押した時にこのスイッチが入る構成になっています。
そして、このケースの中にはスピーカとマイコン電子回路とLED、そして駆動源になる電池が格納されております。
【0025】
図9は本発明で示す個人情報の保存場所の例を示した図であります。
図9において、緊急時連絡カードや持病通知カードなどの個人情報カードを記載した個人情報(電子端末なども含む)は上着の内側のポケットに設け、下着のポケットやベストや腹巻に挟み込んだりポケットを設けて付けたりする事も出来ますが、ネックレスの先のペンダントトップに個人情報を格納したりすることも出来ます。
(この場合、記載文字の大きさが大きいと格納する紙などの面積も大きくなるために文字は小さくする必要が有るかもしれません。しかし電子的な音声発生装置で準備すれば小さくすることもかのうになります。さらにこのペンダントトップからさらに本来の個人情報を格納している個人情報保存先を案内することも可能であり、この場合は少ない面積の紙などで情報発信をすることが可能となります)参考までに、個人情報カードは非特許文献1に示しています岡山県総社市の緊急安心カードなどに相当致します。
【0026】
図10は本発明の個人情報案内提示物の所定の形状図柄の例を示した図であります。
図10において、(10−A)はハート形状で個人情報案内提示物の所定の形状図柄を表したものであって、安心を図案化した例であって、本発明が示す個人情報の保存場所は、上側のハートをめくるとその下に記載するとか、直接各救急隊の管理所轄の管理番号(例えば図では948592などの番号)を記載することも可能であり、その番号の下に下線を決められた色で示して、例えばインシュリン投与の必要な方は赤線、心臓病の方は黄線として表現するなど表現方法を決めておくことも可能であります。
(10−B)は国際的なモールス符号に使われるSOS(Save Our Souls または Save Our Shipの略)のアルファベットを図案化した例であって、たとえば、個人情報案内提示物であるこの所定の図柄の表現仕様を色分けなどで区分することにて、本発明が示す個人情報の保存場所を後の図12、図13、図14で述べますように、意味付けることも出来ます。
所定の図柄の仕様で個人情報の保存位置を区分することも可能になります。
(10−C)は「助けて」のHELPのアルファベットを図案化した例であって、本発明が示す個人情報(電子端末なども含む)の保存場所として「△」マークも含めて表記しています。
このような方法でも、図柄の表現仕様を最初に区分しておけば、緊急救助隊に対しては、より詳しい情報を提供可能となります。
ここで、たとえば(10−A)の図案は「安心マーク」、(10−B)の図案は「SOSマーク」、(10−C)の図案は「HELPマーク」とでも、図案に対してネーミングを付け、一般にこの図案を広めれば、一般への認知度は高まりますので、非特許文献2のマタニティマークのように個人情報案内提示物はこれら今後提案される所定の形状図柄も含めての何れかのマークに最適ネーミングを与えて一般に広めることを推奨いたします。
また、このマークが一般的に認知された場合には、図1の個人情報案内提示物(2)の(21)や図3の(3−B)の(21)、および図4の(4−B)の(21)のように長い文章「下着(シャツ)のポケットに個人情報を持っています」で報知する必要はなく、単に、「下着ポケットに」、「腹巻中に」、「ズボン中に」程度の短い文章でも問題なく、所定の図柄の仕様で区分をしておけば、さらに緊急の際に迅速に対応できる個人情報案内提示物(2)を提案することも可能となります。
【0027】
図11は本発明のサーバでの個人情報の管理方法とアクセス方法を説明した図であります。
図11では、本発明の個人情報案内提示物(2)の表に所定の図柄を標記して、裏にQRコード(商標登録)などの2次元バーコードを記載することにて、第3者は緊急対応の必要性を感じた人の個人情報案内提示物(2)を見て、裏に標記してあるQRコード(商標登録)を、カメラつき携帯電話でQRコード(商標登録)を撮像することにて、インターネット経由で個人情報案内提示サーバにアクセスすることが可能であり、サーバ側から求められれば所定の図柄を標記している個人情報案内提示物に記載している管理番号を入力することにて、個人情報の詳細を知ることが可能になることを示しています。
図11では、この管理番号を個人情報案内提示物(2)の表に記入して、サーバ(3)におけるパスワード確認の情報として記載しておりますが、構成としては以下に示すような色々な手法で管理することが可能となります。
まず、その一つとして、個人情報案内提示物(2)に記載するQRコード(商標登録)などの2次元バーコードは、皆同じ内容として、管理番号を各自で異ならせる場合、この場合、管理番号は個人情報案内提示物(2)の裏に標記する必要が有り、各自が自分の個人情報を保存しているデータへのパスワードとして記載して運用する必要が求められます。
この時は、一般の第3者から見れば、QRコード(商標登録)などの2次元バーコードは個人情報を保存しているサーバへのURLに相当し、個人情報を得るために裏に使用者が自ら記載して売る管理情報を覗き見て、それをパスワードとして個人情報にアクセスすることになります。
そして、医療従事者など緊急対応を専門とする方は、すでにサーバへのURLは職業柄知っているものとし、この使用者が自ら記載して売る管理情報を覗き見て、それをパスワードとして個人情報にアクセスすることになります。
そして、もう一つの例としては、個人情報案内提示物(2)に記載するQRコード(商標登録)などの2次元バーコードは、皆異なり、サーバ管理者から個別のQRコード(商標登録)などの2次元バーコードのシールを提供していただき、それを個人情報案内提示物(2)の裏に貼付する方法があります。
この場合は、すべての第3者(医療従事者など緊急対応を専門とする方も含めて)は、カメラつき携帯電話でQRコード(商標登録)を撮像して、インターネット経由で個人情報案内提示サーバ先の個人情報にアクセスします。
そして、この場合は管理番号は個人情報案内提示物(2)の表でも裏でも良いのですが、制限公開個人情報として、さらに詳しい情報開示の手段を提供することが出来ますし、この管理番号をなくして医療従事者など緊急対応を専門とする方専用のパスワードにて制限公開個人情報を公開することも可能となります。
ここで、常時公開個人情報とはパスワードの入力を必要としない個人情報の公開対象情報であって、制限公開個人情報とはパスワードの入力を必要とする個人情報の公開対象情報であります。
これら扱いを組み合わせると、常時公開一部制限公開個人情報として個人情報を管理し、一部制限公開個人情報を制限公開個人情報として扱うことも可能となります。
【0028】
図12から図14には、所定の図柄を図柄仕様で区分する一例を示しております。
図12は本発明の図柄仕様の区分例としてサーバに対する個人情報保存閲覧を示す図である。
例えば、所定の図柄が赤色で表現されている場合には図10で示したようにインターネット先のサーバにアクセスして個人情報を入手することを図で示しています。
ここで使用者番号とは個人情報案内提示物に記載している管理番号を入力すると考えていただくのも一つの方法です。
【0029】
図13は本発明の図柄仕様の区分例として身体着衣に個人情報を保存した例を示す図である。
図13は図5で示す電子的な専用端末を衣類の中に装着している例などを示した例です。
例えば、所定の図柄が青色で表現されている場合には図13で示すように、下着の中に電子的な専用端末を装着します。
この場合、図13では個人情報案内提示物(2)の裏に個人情報の保存位置を記載していますが、所定の図柄が青色であると言うだけで、その目的は果たしていますので、裏側の記載を忘れていても、問題なく個人情報を第3者に知らしめることが可能となります。
【0030】
図14は本発明の図柄仕様の区分例として鞄、帽子などに個人情報を保存した例を示す図である。
これは本願の代表的な個人情報案内提示物(2)の一例であり、個人情報を身辺のいずれかに保存して、個人情報保存位置を示す案内情報を個人情報案内提示物(2)の裏に記載した一例であります。
このケースの場合には、例えば個人情報案内提示物(2)の所定の図柄を緑にするなど提示方法に一定の図柄仕様で区分しておけば、侵害などで多くの人が同時に緊急対応を求める場合には、個人情報案内提示物(2)の図柄の仕様(事例では図柄の色)で分担分けが可能となります。
また、図3や図4の説明でも記載しましたように、例えばインシュリン投与の必要な方は赤線の上カバーを付けておくとか、心臓病の方は黄線の上カバーを付けておくとかなどの方法も、この図柄仕様での区分方法の一つであり、後の緊急対応の作業を迅速に行える手助けになるものであります。
【0031】
本発明の所定の図柄で提示され、その図柄の内容で仕様を決めて区分して、個人情報保存位置を示す案内情報としたり、その提示されている図柄の近くに個人情報保存位置を示す案内情報も提示したり、さらにその提示されている図柄の物体(個人情報案内体事物)に対して色々な所定の操作をすることにて、個人情報保存位置を示す案内情報を得られるようにする個人情報案内体事物(2)を用いる個人情報案内提示方法、および、その個人情報をインターネット先のサーバなどで管理して運用する個人情報案内提示システムなど、本願発明は、所定の図柄で個人情報の保存位置を案内する個人情報案内体事物(2)ではあるが、その仕様の組み合わせ方や、提示位置の仕方などで多様な運用システムの提案が可能なります。
ここで言う個人情報とは、本人が緊急事態に至った場合の情報開示を速やかに行う事を目的とする情報を記載したものであれば全て対象になり、少なくとも氏名と連絡先、または氏名と持病内容など、表記体保持者が緊急時に参考になる情報として、氏名以外の情報をも含むものであります。
【符号の説明】
【0032】
1=人
2=個人情報案内提示物
21=個人情報保存場所の案内情報
22=個人情報保存場所案内情報の隠しカバー
23=常時表示画面
24=画面切り替えスイッチ
3=個人情報
4=サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の図柄で提示され、該所定の図柄は、その所定の図柄の仕様で区分される個人情報保存位置を示す案内情報、または所定の図柄の近傍位置にて提示される個人情報保存位置を示す案内情報にて、所定の図柄を提示している物品とは別な位置に保存している個人情報を第3者に案内する個人情報案内提示物。
【請求項2】
前記個人情報とは、少なくとも個人特定情報、連絡先、個人の固体特性情報をなどの情報である請求項1に記載の個人情報案内提示物。
【請求項3】
前記所定の図柄の仕様で区分される個人情報保存位置を示す案内情報とは、図柄の形状、図柄の色などで差別表現される表現情報であって、該表現情報にて該個人情報保存位置を区分して案内するものである請求項1または2に記載の個人情報案内提示物。
【請求項4】
前記所定の図柄の図柄の近傍位置で提示される個人情報保存位置を示す案内情報とは、個人情報案内提示物に対して所定の操作を通して提示する案内情報か、若しくは該図柄近傍に補助情報を明示して案内情報とする請求項1または2に記載の個人情報案内提示物。
【請求項5】
前記個人情報案内提示物に対するる所定の操作とは、
1)前記個人情報案内提示物の上カバーをめくったり、はがし取ることで内側の案内情報を見る操作、
2)または、前記個人情報案内提示物の裏側に記載している案内情報を見る操作、
3)または、前記個人情報案内提示物の所定の図柄を標示している領域以外の面の案内情報を見る操作、
4)または、前記個人情報案内提示物がスカーフや帽子などの身に着けるものである場合には、そのスカーフや帽子の内外を見る操作、
5)または、前記個人情報案内提示物に電気的操作スイッチがあれば、該スイッチを触ることにて案内情報を表示や音声にて報知を得るための操作、
のいずれかの操作であって、これら操作にて常時第3者に提示していない該案内情報を第3者に示す請求項4に記載の個人情報案内提示物。
【請求項6】
前記個人情報案内提示物から得られる前記案内情報が示す個人情報の保管場所は、衣類の中、身に付ける各種装飾品の中、通信ネット先の接続サーバ内の少なくともいずれかである請求項1から5のいずれかに記載の個人情報案内提示物。
【請求項7】
前記通信ネット先の個人情報へのアクセスは、電話番号、2次元バーコードなど各種接続先情報である前記案内情報で通信先サーバに接続され、該通信先サーバでの前記個人情報の公開方法の設定は、常時公開個人情報、または制限公開個人情報、そしてこれらを組み合わせた常時公開一部制限公開個人情報で管理し、該制限公開個人情報および常時公開一部制限公開個人情報の中の一部制限公開個人情報は、前記個人情報案内提示物から直接間接的に得られる情報若しくは閲覧資格のパスワードを入力することで公開される請求項6に記載の個人情報案内提示物。
【請求項8】
所定の図柄で提示され、該所定の図柄は、その所定の図柄の仕様で区分される個人情報保存位置を示す案内情報、または所定の図柄の近傍位置にて提示される個人情報保存位置を示す案内情報にて、所定の図柄を提示している物品とは別な位置に保存している個人情報を第3者に案内する個人情報案内提示方法。
【請求項9】
請求項8に記載の個人情報案内提示方法で使われる案内情報をサーバで管理して運用する個人情報案内提示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−64895(P2013−64895A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−203899(P2011−203899)
【出願日】平成23年9月17日(2011.9.17)
【出願人】(592113197)
【出願人】(510256595)