説明

健康管理支援システム、運動支援システム、及び情報表示装置

【課題】 ユーザの運動の継続に対して効果的な動機を与えることができ、かつ、歩数等の行動情報及び体重等の身体情報を継続的に管理することを支援できる健康管理支援システムを提供する。
【解決手段】 複数のユーザに割り当てられ、各々が、携帯可能な、ユーザの歩数を計測及び記録する複数の歩数計9と、複数のユーザの体重を計測する体重計11および血圧を計測する血圧計17と、複数の歩数計9のうち、アクティブなものから当該歩数計9の識別情報を受け付けて、その識別情報でログインを許可するカートリッジ3と、を備える。カートリッジ3は、ログイン後に、歩数計9、体重計11及び血圧計17から、歩数、体重及び血圧を取得して、ログインを許可されたユーザの情報として記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの運動の継続の支援、並びに、歩数等の行動情報及び体重等の身体情報を管理する健康管理支援システム及びその関連技術に関する。
【0002】
また、本発明は、映像を利用して、ユーザが継続的に運動を行うことを支援する運動支援システム及びその関連技術に関する。
【0003】
さらに、本発明は、各個人のプライバシーを確保しながら、他人との相対的な、本人の状態を確認できる情報表示装置及びその関連技術に関する。
【背景技術】
【0004】
特許文献1に開示された健康管理支援システムは、人体の活動量を測定する活動量計と、血圧計と、体重計と、を含む。これらの計測装置は、計測結果をネットワーク経由でサーバへ送信する。サーバは、これらの測定結果を記憶する。そして、医師の端末は、サーバに記録された測定結果を閲覧可能である。これにより、医師は、血圧や体重を被検者の活動量と関連付け把握することでき、より的確な病気の治療や健康アドバイスを行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−254948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、的確なアドバイスが医師から届いたとしても、被験者がその指示に従って運動を行わなければ、実質的にこのシステムの実効はない。重病ならまだしも、健康目的であれば、医師のアドバイスに従って運動を継続的に行える人は稀である。
【0007】
そこで、本発明は、ユーザの運動の継続に対して効果的な動機を与えることができ、かつ、歩数等の行動情報及び体重等の身体情報を継続的に管理することを支援できる健康管理支援システム及びその関連技術を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明の他の目的は、従来に比べて、ユーザによる運動の継続を効果的に支援できる運動支援システム及びその関連技術を提供することを目的とする。
【0009】
さらに、本発明の他の目的は、競争心を高め、運動を行うことに対する動機や体重等の身体情報を適切に管理することに対する動機を与えることができる情報表示装置及びその関連技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の観点によれば、健康管理支援システムは、複数のユーザに割り当てられ、各々が、携帯可能な、前記ユーザの行動情報を計測及び記録する複数の行動情報計測手段と、前記複数のユーザの身体情報を計測する身体情報計測手段と、前記複数の行動情報計測手段のうち、アクティブな前記行動情報計測手段から当該行動情報計測手段の識別情報を受け付けて、少なくともその識別情報でログインを許可するログイン手段と、ログイン後に、前記身体情報計測手段から、前記身体情報を取得する取得手段と、取得した前記身体情報を、ログインを許可された前記行動情報計測手段のユーザの情報として記録する記録手段と、を備える。
【0011】
この構成によれば、各ユーザにログインさせ、ユーザごとに体重等の身体情報を記録する。このように、ログインすることにより各ユーザのプライバシーが確保されるので、本システムとユーザとのインタフェース(身体情報計測手段を含む。)を公共の場(例えば、職場、病院、及び福祉施設等といった事業所の休憩室、自動販売機の前、あるいはトイレの入り口等)に配置できる。従って、身体情報を測定するためだけに、インタフェースの設置場所に赴く必要がなく、また、時間を確保する必要もない。つまり、何かのついでに測定が可能であり、煩わしさを極力除くことができる。さらに、一日に複数回通るような公共の場に設置すれば、ユーザにとって一日に複数回測定することも容易に可能であり、サンプリング数が増加して、身体情報の管理をより精細に行うことができる。
【0012】
ちなみに、各ユーザの個人宅にインタフェースを設置する場合、例えば、テレビを見ながらの測定など、何かをしながら測定するケースは想定できるが、テレビを見ている途中に別のことをしようという気になれないのが通常であり、また、家のスペース等を考慮すると、廊下に設置して別の部屋へ行く途中で測定する等、何かのついでに測定するケースを想定することは難しい。
【0013】
さて、しかも、本発明によれば、職場の同僚、患者同士、あるいは入所者同士といった知人・友人が同一場所で身体情報を測定できるので、同じ条件(環境などの物理的な条件を含む。)及び内容で健康管理を行っているという一体感が高まり、また、他人が測定する様子が目に入るので、自分が測定することに対する動機ともなる。
【0014】
さらに、各ユーザは、自分の行動情報計測手段を用いてログインするので、必然的に自分の行動情報の記録をインタフェースの設置場所に持って行くことになる。このため、身体情報だけでなく、行動情報もまた、ついで、かつ、手軽に記録手段に記録させ管理することができる。このように、行動情報を記録し、管理することは、行動情報の発生に必要な歩行等の運動を行うことに対する動機となる。
【0015】
以上のように、本発明によれば、ユーザの運動の継続に対して効果的な動機を与えることができ、かつ、歩数等の行動情報及び体重等の身体情報を継続的に管理することを支援できる健康管理支援システム及びその関連技術を提供することを目的とする。
【0016】
ここで、公共の場とは、複数人が出入りできる場所を意味し、特定の者の出入りのみが許可されている場合等、入退出制限の有無は関係ない。
【0017】
この健康管理支援システムにおいて、前記身体情報計測手段は、各々が、前記ユーザの異なる複数の前記身体情報を測定する複数の測定手段を含み、前記取得手段は、ログイン後に、前記複数の測定手段のうち、アクティブな前記測定手段から、前記身体情報を取得する。
【0018】
この構成によれば、複数の異なる身体情報を継続的に管理することを支援できる。
【0019】
上記健康管理支援システムにおいて、前記取得手段は、ログイン後に、前記行動情報計測手段がアクティブな場合は当該行動情報計測手段から前記行動情報を取得し、前記身体情報計測手段がアクティブな場合は当該身体情報計測手段から前記身体情報を取得し、前記記録手段は、前記取得手段が前記行動情報を取得した場合当該行動情報をログインが許可された前記ユーザの情報として記録する。
【0020】
この構成によれば、ログイン後に、行動情報の転送を行う。
【0021】
また、一方、上記健康管理支援システムは、前記ユーザの動きを検出する動き検出手段をさらに備え、前記取得手段は、ログイン後に、前記行動情報計測手段がアクティブな場合は当該行動情報計測手段から前記行動情報を取得し、前記身体情報計測手段がアクティブな場合は当該身体情報計測手段から前記身体情報を取得し、前記動き検出手段がアクティブな場合は当該動き検出手段から前記ユーザの動き情報を取得し、前記記録手段は、前記取得手段が前記行動情報を取得した場合当該行動情報をログインが許可された前記ユーザの情報として記録してもよい。
【0022】
この構成によれば、動き検出手段によりユーザの動きを検出できるので、その動きを入力としたインタラクティブなコンテンツを提供でき、インタフェース(動き検出手段を含む。)の設置場所でユーザに運動を行わせることができる。
【0023】
さらに、一方、上記健康管理支援システムにおいて、前記取得手段は、ログインを許可する際に、前記行動情報計測手段から前記行動情報を取得し、前記記録手段は、前記取得手段が取得した前記行動情報をログインが許可された前記ユーザの情報として記録してもよい。
【0024】
この構成によれば、ログイン時に行動情報の転送を行うので、ログインと行動情報の転送とを別個に行う必要がなく、ユーザの利便性を向上できる。
【0025】
この健康管理支援システムは、前記ユーザの動きを検出する動き検出手段をさらに備え、前記取得手段は、ログイン後に、前記身体情報計測手段がアクティブな場合は当該身体情報計測手段から前記身体情報を取得し、前記動き検出手段がアクティブな場合は当該動き検出手段から前記ユーザの動き情報を取得する。
【0026】
この構成によれば、動き検出手段によりユーザの動きを検出できるので、その動きを入力としたインタラクティブなコンテンツを提供でき、インタフェース(動き検出手段を含む。)の設置場所でユーザに運動を行わせることができる。
【0027】
上記健康管理支援システムは、ログインを許可された前記ユーザに関する、前記記録手段が記録した情報を、当該ログイン後に、表示装置に表示する第1表示制御手段をさらに備える。
【0028】
この構成によれば、グラフ表示等によって、行動情報及び身体情報を簡易に確認できる。
【0029】
上記健康管理支援システムは、前記動き検出手段によって検出された、ログインを許可された前記ユーザの動き情報に従って、インタラクティブな映像を表示装置に表示する第2表示制御手段をさらに備えることができる。
【0030】
この構成によれば、インタフェース(動き検出手段を含む。)の設置場所でユーザに運動を行わせることができる。
【0031】
上記健康管理支援システムは、前記記録手段が記録した情報をネットワークに接続された第1サーバに当該ネットワークを介して送信する送信手段をさらに備える。
【0032】
この構成によれば、各ユーザの行動情報及び身体情報が第1サーバに転送されるので、医療や健康等の専門家が、その情報を分析し、該当するユーザに適切な指示、アドバイス、あるいはコメント等を与えることができる。
【0033】
この健康管理支援システムは、前記ネットワークを介して第2サーバから送信された前記ユーザ宛の情報を受信する受信手段と、前記ユーザがログインした後に、当該ユーザ宛の情報を表示装置に表示する第3表示制御手段と、をさらに備える。
【0034】
この構成によれば、ユーザは、第1サーバに送った自分の行動情報及び身体情報に関する情報(例えば、指示、アドバイス、あるいはコメント等)を第2サーバから受け取ることができ、それらの管理に役立てることができる。
【0035】
本発明の第2の観点によれば、運動管理支援システムは、端末に接続された入力手段と、前記端末に対して、運動処方を送信するサーバと、前記端末が受信した前記運動処方及び所定の操作指示を表示装置に表示する表示制御手段と、前記所定の操作指示に従った操作を受け付けた場合に、エクササイズモードに入るエクササイズ開始手段と、前記エクササイズモードにおいて、ユーザの操作に応じた前記入力手段からの入力に応じて、前記運動処方に従ったインタラクティブな映像を表示するエクササイズ処理手段と、を備える。
【0036】
この構成によれば、ユーザが運動処方を見る時に、エクササイズモードに入ることができるので、運動処方の確認とそれに従った運動の実行とをシームレスに結合できる。その結果、従来に比べて、ユーザによる運動の継続を効果的に支援できる。
【0037】
ちなみに、従来では、運動処方と運動の実行とが切り離されており、運動処方は見ても、実際に運動をしないというケースが多かった。例えば、ネットワーク経由でユーザの端末に運動処方を送信するが、その運動処方が、5kmのジョギングを指示している場合である。この場合は、ユーザは、運動処方を確認した後、適宜ジョギングをしなければならないが、いつするかは自由なので、結局しないことも多くなる。
【0038】
この運動管理支援システムにおいて、前記サーバは、前記端末から送信された前記ユーザの行動情報及び/又は身体情報を受信する受信手段と、受信した前記行動情報及び/又は前記身体情報を前記ユーザと関連付けて記録する記録手段と、を含む。
【0039】
この構成によれば、ユーザの行動情報及び身体情報がサーバに転送されるので、医療や健康等の専門家が、その情報を分析し、該当するユーザに適切な指示やアドバイス等を与えることができる。
【0040】
本発明の第3の観点によれば、情報表示装置は、所定の情報を受け付けて、ユーザにログインを許可するログイン手段と、ログイン時又はログイン後に入力された、当該ログインを許可された前記ユーザの行動情報及び/又は身体情報を記録する記録手段と、ログインを許可された前記ユーザの前記行動情報及び/又は前記身体情報を、ログイン後に表示装置に表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、ログイン後に、当該ログインを許可された前記ユーザ以外のユーザの行動情報及び/又は身体情報を匿名で前記表示装置に表示する。
【0041】
この構成によれば、歩数等の行動情報や体重等の身体情報は、ログイン後にしか表示されないので、基本的にログインしたユーザ本人しか見ることができない。しかし、あるユーザのログイン後であっても、そのユーザは、他のユーザの行動情報や身体情報を匿名で確認できる。その結果、各個人のプライバシーを確保しながら、他人との相対的な、行動情報及び身体情報といった本人の状態を確認できる。このため、競争心が高まり、行動情報の発生に必要な歩行等の運動を行うことに対する動機や体重等の身体情報を適切に管理することに対する動機を与えることができる。
【0042】
本明細書及び特許請求の範囲において、記録媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施の形態における健康管理支援システムの全体構成を示す図である。
【図2】(a)図1のアダプタ1、カートリッジ3、及びアンテナユニット5の電気的構成を示す図である。(b)図1の歩数計9の電気的構成を示す図である。(c)図1の体重計11の電気的構成を示す図である。
【図3】(a)図1の血圧計17の電気的構成を示す図である。(b)図1のマット型コントローラ15の電気的構成を示す図である。
【図4】図2(a)のプロセッサ31による全体処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】図2(a)のカートリッジ3のプロセッサ31とアンテナユニット5のMCU34と図2(b)のノード(歩数計9のMCU53)との間の通信手順(ログイン手順)を示す図である。
【図6】図2(a)のカートリッジ3のプロセッサ31とアンテナユニット5のMCU34とノード(図2(b)の歩数計9のMCU53、図2(c)の体重計11のMCU73、図3(a)の血圧計17のMCU93)との間の通信手順(データ転送手順)を示す図である。
【図7】図4のステップS17のメール処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図2(a)のカートリッジ3のプロセッサ31とアンテナユニット5のMCU34とノード(図3(b)のマット型コントローラ15)との間の通信手順(データ転送手順)を示す図である。
【図9】図1のモニタ7に表示される地図画面151の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付してその説明を援用する。
【0045】
図1は、本発明の実施の形態における健康管理支援システムの全体構成を示す図である。図1を参照して、この健康管理システムは、アダプタ1、カートリッジ3、アンテナユニット5、モニタ7、歩数計9、体重計11、マット型コントローラ15(以下、「マット15」と呼ぶ。)、及び血圧計17を含む。アダプタ1にはカートリッジ3とアンテナユニット5とが装着(電気的に接続)される。モニタ7とカートリッジ3とは、アダプタ1及びケーブル6を介して接続される。従って、カートリッジ3が生成したビデオ信号VD及びオーディオ信号AUは、アダプタ1及びケーブル6を介してモニタ7に与えられる。本実施の形態では、モニタ7の例としてテレビジョンモニタ7を挙げ、ケーブル6の例としてAVケーブルを挙げる。
【0046】
歩数計9は、ユーザに携帯されて、日々の歩数を計数し記録する。体重計11は、スイッチ13が押下されることにより起動して、その上にのったユーザの体重を計測する。マット型コントローラ15は、一列に並んだ4つのフットスイッチSW1〜SW4を含み、ユーザの踏み込み動作を検出する。血圧計17は、ユーザの腕に巻かれるカフ19を含み、腕にカフ19を巻いたユーザの血圧を計測する。
【0047】
本実施の形態では、例えば、カートリッジ3及びアンテナユニット5が装着されたアダプタ1、モニタ7、及び血圧計17は、公共の場に設けられた台21の上に置かれる。また、体重計11及びマット15は、台21が設けられた部屋の床面に置かれる。ここで、公共の場とは、複数人が出入りできる場所を意味し、特定の者の出入りのみが許可されている場合等、入退出制限の有無は問わない。例えば、公共の場は、職場、病院、及び福祉施設等といった事業所の休憩室、自動販売機の前、あるいはトイレの入り口等である。
【0048】
次に、各装置の電気的構成を説明する。
【0049】
図2(a)は、図1のアダプタ1、カートリッジ3、及びアンテナユニット5の電気的構成を示す図である。図2(b)は、図1の歩数計9の電気的構成を示す図である。図2(c)は、図1の体重計11の電気的構成を示す図である。図3(a)は、図1の血圧計17の電気的構成を示す図である。図3(b)は、図1のマット型コントローラ15の電気的構成を示す図である。
【0050】
図2(a)を参照して、アダプタ1は、スイッチ部39を含み、スイッチ部39の操作信号はプロセッサ31に入力される。スイッチ部39は、キャンセルキー、エンターキー及び方向キー(上下左右)を含む(図示せず)。アダプタ1に装着されるカートリッジ3は、プロセッサ31、外部メモリ33、無線通信機能付きMCU34、USBコントローラ37、及びRTC(Real Time Clock)35を含む。アダプタ1に装着されるアンテナユニット5は、無線LANモジュール43を含む。アンテナユニット5とカートリッジ3とは、アダプタ1を介して電気的に接続される。
【0051】
カートリッジ3のプロセッサ31には、外部メモリ33が接続される。外部メモリ33は、ROM、RAM及び/又はフラッシュメモリ等、システムの仕様に応じて必要なものを備える。外部メモリ33は、プログラム領域、画像データ領域、および音声データ領域を含む。プログラム領域には、制御プログラムが格納される。画像データ領域には、モニタ7に表示される画面を構成するすべての画像データが格納されている。音声データ領域には、音楽、ボイス及び効果音等のための音声データが格納されている。プロセッサ31は、プログラム領域の制御プログラムを実行して、画像データ領域の画像データ及び音声データ領域の音声データを読み出し、必要な処理を施して、ビデオ信号VD及びオーディオ信号AUを生成して、モニタ7に出力する。
【0052】
また、プロセッサ31は、制御プログラムを実行して、MCU34に対して、ノード(歩数計9のMCU53、体重計11のMCU73、血圧計17のMCU93、及びマット15のMCU113)と通信して、ユーザの行動情報、身体情報、及び動き情報を取得する命令を出す。MCU34は、プロセッサ31からの命令を受けて、ノードから、ユーザの行動情報、身体情報、及び動き情報を受信し、復調して、プロセッサ31に与える。
【0053】
本実施の形態では、「行動情報」は、運動形態(並足、早足及びラン)及び運動形態毎の回数(歩数)である。ただし、「行動情報」は、運動形態(サーキットトレーニング・ウエイトトレーニング等のトレーニング内容、テニス等のスポーツ内容、身体の各部位の動き、その他の体動の内容・種類)、運動形態毎の回数(例えば、重量挙げの回数等の体動毎の回数)、運動形態毎の開始及び終了(例えば、テニスのプレイの開始及び終了等の体動毎の開始及び終了)、その他の行動に関する情報であってよい。また、「行動情報」は、生活活動情報を含むことができる。「生活活動情報」は、掃除、洗濯及び炊事等の家事の内容、食事(種類、内容及びカロリ等)、運搬、仕事、学校、通勤・移動(自動車・自転車・オートバイ・電車・飛行機・船等の乗り物への乗車を含む。)、及び趣味等、それらの回数、それらの開始及び終了、その他の個々人の日常生活の中で必然的に発生する行動・活動に関する情報を含む。
【0054】
また、本実施の形態では、「身体情報」は、体重計11が計測した体重及び血圧計17が計測した血圧である。ただし、「身体情報」は、身長、腹囲、及びBMI等の身体のサイズ情報、視力、生活活動強度、体内情報(尿の情報、赤血球数等の赤血球の情報、体脂肪率、γ−GTP等の肝機能に関する情報、HDLコレステロール及び中性脂肪等の脂質代謝の情報、血糖値等の糖代謝の情報、並びに心拍数等)、その他の身体の状態を表す情報を含んでよい。
【0055】
また、本実施の形態では、「動き情報」は、フットスイッチSW1〜SW4のオン/オフ情報である。ただし、「動き情報」は、加速度センサからの加速度データに基づいて算出されたユーザの動きを表す情報、カメラにより撮影されたユーザの画像を解析することにより算出されたユーザの動きを表す情報、その他のモーションセンサが検出したユーザの動きを表す情報を含んでよい。
【0056】
さて、プロセッサ31は、受信した行動情報、身体情報、及び動き情報を外部メモリ33に格納する。また、プロセッサ31は、行動情報及び身体情報をグラフや表等に加工してモニタ7に表示する。さらに、エクササイズモードでは、プロセッサ31は、マット15からのユーザの動き情報に応じて、インタラクティブな映像を表すビデオ信号VDを生成してモニタ7に表示する。
【0057】
また、プロセッサ31は、制御プログラムを実行して、無線LANモジュール43に対して、ノードから受信した行動情報及び身体情報をサーバ41へ送信する命令を出す。無線LANモジュール43は、プロセッサ31からの命令を受けて、ユーザの行動情報及び身体情報を、ネットワーク40(LANやインターネット等を含む。)を介してサーバ41へ送信する。また、無線LANモジュール43は、ネットワーク40を介して、サーバ41からメール等を受け取ることができ、それをプロセッサ31に与える。そして、プロセッサ31は、サーバ41が送信した情報を外部メモリ33に格納し、ユーザの操作に応じて、モニタ7に表示する。
【0058】
USBコントローラ37は、パーソナルコンピュータ等のUSB機器と接続するためのものであり、プロセッサ31の制御を受けて、外部メモリ33に格納された行動情報及び身体情報をUSB機器に転送する。RTC35は、時刻情報を生成して、プロセッサ31に与える。プロセッサ31は、必要に応じて、時刻情報をモニタ7に表示する。
【0059】
プロセッサ31の内部構成を簡単に説明する。プロセッサ31は、図示しないが、中央演算処理装置(以下、「CPU」と呼ぶ。)、グラフィックスプロセシングユニット(以下、「GPU」と呼ぶ。)、サウンドプロセシングユニット(以下、「SPU」と呼ぶ。)、ジオメトリエンジン(以下、「GE」と呼ぶ。)、外部インタフェースブロック、メインRAM、及びA/Dコンバータ(以下、「ADC」と呼ぶ。)などを具備する。
【0060】
CPUは、外部メモリ33に格納されたプログラムを実行して、各種演算やシステム全体の制御を行う。グラフィックス処理に関するCPUの処理として、外部メモリ33に格納されたプログラムを実行して、各オブジェクトの拡大・縮小、回転、及び/又は平行移動のパラメータ、視点座標(カメラ座標)、並びに視線ベクトルの算出等を行う。ここで、1または複数のポリゴン又はスプライトから構成され、同じ拡大・縮小、回転、及び平行移動の変換が適用される単位を「オブジェクト」と呼ぶ。
【0061】
GPUは、ポリゴン及びスプライトから構成される三次元イメージをリアルタイムに生成し、アナログのコンポジットビデオ信号VDに変換する。SPUは、PCM(pulse code modulation)波形データ、アンプリチュードデータ、及びメインボリュームデータを生成し、これらをアナログ乗算して、アナログオーディオ信号AUを生成する。GEは、三次元イメージを表示するための幾何演算を実行する。具体的には、GEは、行列積、ベクトルアフィン変換、ベクトル直交変換、透視投影変換、頂点明度/ポリゴン明度計算(ベクトル内積)、及びポリゴン裏面カリング処理(ベクトル外積)などの演算を実行する。
【0062】
外部インタフェースブロックは、周辺装置(本実施の形態ではMCU34、USBコントローラ37、RTC35、無線LANモジュール43、及びスイッチ部39)とのインタフェースであり、24チャンネルのプログラマブルなデジタル入出力(I/O)ポートを含む。ADCは、4チャンネルのアナログ入力ポートに接続され、これらを介して、アナログ入力装置から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。メインRAMは、CPUのワーク領域、変数格納領域、および仮想記憶機構管理領域等として利用される。
【0063】
図2(b)を参照して、歩数計9は、無線通信機能付きMCU53、EEPROM55、加速度センサ51、LCDドライバ59、LCD63、RTC61及びスイッチ部57を含む。スイッチ部57は、決定ボタン、キャンセルボタン及び方向キーを含む(図示せず)。加速度センサ51は、互いに直交する3軸(x,y,z)それぞれの方向の加速度ax,ay及びazを検出する。
【0064】
MCU53は、歩数計モードにおいて、加速度センサ51からの加速度データに基づいて、ユーザの歩数を計数し、RTC61が生成した時刻情報(日付を含む。)と関連付けてEEPROM55に格納すると共に、LCDドライバ59に与える。LCDドライバ59は、受け取った歩数データをLCD63に表示する。
【0065】
また、MCU53は、歩数計モードにおいて、決定ボタンの操作に応答して、LCDドライバ59を制御し、LCD63の表示を切り替える。さらに、MCU53は、歩数計モードにおいて、決定ボタンとキャンセルボタンとが同時に押された場合に、通信モードに移行する。MCU53は、通信モードにおいて、歩数計モードでEEPROM55に格納された歩数データを、カートリッジ3のMCU34に送信する。LCDドライバ59は、RTC61から時刻情報を受け取って、LCD63に表示する。RTC61は、時刻情報を生成する。
【0066】
このような構成の歩数計9が複数台用意され、複数のユーザに配布される。なお、各歩数計9には、ユニークな識別情報(後述のノードID)が割り当てられ格納されている。
【0067】
図2(c)を参照して、体重計11は、体重測定部71、通信機能付きMCU73、EEPROM75、RTC77、スイッチ部79、及びLCD81を含む。スイッチ部79は、図1のスイッチ13を含む。スイッチ13の押下に応答して、体重測定部71は、体重計11にのったユーザの体重を測定し、デジタルデータに変換して、MCU73に与えると共に、体重値をLCD63に表示する。MCU73は、受け取った体重値をEEPROM55に格納する。この場合、MCU73は、RTC77が生成した時刻情報(日付を含む。)と関連付けて体重値を格納する。また、MCU53は、EEPROM75に格納した時刻情報と関連付けられた体重値をカートリッジ3のMCU34に送信する。
【0068】
図3(a)を参照して、血圧計17は、血圧測定部91、通信機能付きMCU93、EEPROM95、RTC97、スイッチ部99、及びLCD101を含む。スイッチ部99の所定スイッチ(図示せず)の押下に応答して、血圧測定部91は、腕にカフ19を巻いたユーザの血圧を測定し、デジタルデータに変換して、MCU93に与えると共に、血圧値をLCD101に表示する。MCU93は、受け取った血圧値をEEPROM95に格納する。この場合、MCU93は、RTC97が生成した時刻情報(日付を含む。)と関連付けて血圧値を格納する。また、MCU93は、EEPROM95に格納した時刻情報と関連付けられた血圧値をカートリッジ3のMCU34に送信する。
【0069】
図3(b)を参照して、マット15は、無線通信機能付きMCU113及びフットスイッチ部115を含む。フットスイッチ部115は、フットスイッチSW1〜SW4を含む。エクササイズモードにおいて、MCU113は、フットスイッチSW1〜SW4のオン/オフ情報を一定時間間隔でカートリッジ3のMCU34に送信する。
【0070】
次に、処理の流れをフローチャートを用いて説明する。
【0071】
図4は、図2(a)のプロセッサ31による全体処理の流れを示すフローチャートである。図4を参照して、ステップS1にて、プロセッサ31は、モニタ7にトップ画面を表示する。ユーザが、歩数計9に対して所定操作を行うと、歩数計9は、その識別情報をプロセッサ31に送信する。プロセッサ31は、ステップS3にて、歩数計9から識別情報を受信したか否かを判断し、受信していない場合ステップS1に戻り、受信した場合、当該歩数計9のユーザにログインを許可して、ステップS5に進む。ステップS5にて、プロセッサ31は、受信した識別情報に関連付けられたユーザのためのエントランス画面をモニタ7に表示する。エントランス画面は、例えば、体重アイコン、血圧アイコン、歩数アイコン、メールアイコン、記録アイコン、ウォーキングアイコン、ログアウトアイコン、選択アイコン、及び決定アイコンを含む。
【0072】
ユーザは、アダプタ1のキャンセルキー、エンターキー及び方向キーを操作して、エントランス画面に表示された所望のアイコンを選択する。ステップS7にて、プロセッサ31は、これらのキーからのオン/オフ情報を受けて、どのアイコンが選択されたかを判断し、対応する処理を実行する。
【0073】
つまり、プロセッサ31は、ログアウトアイコンが選択された場合、ステップS9に進む。ステップS9では、プロセッサ31は、ログアウトのための処理を実行し、ステップS1に進んで、トップ画面を表示する。プロセッサ31は、体重アイコンが選択された場合、ステップS11に進む。ステップS11では、プロセッサ31は、外部メモリ33に格納した体重値をグラフ化(例えば、折線グラフ)してモニタ7に表示する。そして、アダプタ1のキャンセルキーの押下に応答して、ステップS5に戻り、エントランス画面を表示する。
【0074】
例えば、ステップS11で表示するグラフは、体重値の一時間表示、一日表示、及び一週間表示といった三種類が作成され、ユーザのアダプタ1のキー操作に従って、切り替えて表示される。一時間表示では、横軸は一時間を単位とした時間軸(1日分)、縦軸は体重値を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一時間を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する時間の体重値とBMI(Body Mass Index)とが、画面下部領域に表示される。一日表示では、横軸は一日を単位とした時間軸(1週間分)、縦軸は体重値を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一日を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する日の体重値とBMIとが、画面下部領域に表示される。一週間表示では、横軸は一日を単位とした時間軸(1月分)、縦軸は体重値を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一週間を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する週の体重値の平均とBMIの平均とが、画面下部領域に表示される。
【0075】
さて、プロセッサ31は、ステップS7で血圧アイコンが選択されたと判断した場合、ステップS13に進む。ステップS13では、プロセッサ31は、外部メモリ33に格納した血圧値(最高血圧、最低血圧)をグラフ化(例えば、折線グラフ)してモニタ7に表示する。そして、アダプタ1のキャンセルキーの押下に応答して、ステップS5に戻り、エントランス画面を表示する。
【0076】
例えば、ステップS13で表示するグラフは、血圧値の一時間表示、一日表示、及び一週間表示といった三種類が作成され、ユーザのアダプタ1のキー操作に従って、切り替えて表示される。一時間表示では、横軸は一時間を単位とした時間軸(1日分)、縦軸は血圧を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一時間を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する時間の最高血圧と最低血圧とが、画面下部領域に表示される。一日表示では、横軸は一日を単位とした時間軸(1週間分)、縦軸は血圧を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一日を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する日の最高血圧と最低血圧とが、画面下部領域に表示される。一週間表示では、横軸は一日を単位とした時間軸(1月分)、縦軸は血圧を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一週間を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する週の最高血圧の平均と最低血圧の平均とが、画面下部領域に表示される。
【0077】
さて、プロセッサ31は、ステップS7で歩数アイコンが選択されたと判断した場合、ステップS15に進む。ステップS15では、プロセッサ31は、外部メモリ33に格納した歩数をグラフ化(例えば、棒グラフ)してモニタ7に表示する。そして、アダプタ1のキャンセルキーの押下に応答して、ステップS5に戻り、エントランス画面を表示する。
【0078】
例えば、ステップS13で表示するグラフは、歩数の一時間表示、一日表示、及び一週間表示といった三種類が作成され、ユーザのアダプタのキー操作に従って、切り替えて表示される。この場合、運動形態(並足、早足及びラン)毎の歩数が棒グラフで色分けして示される。例えば、棒グラフの各バーは、三色に色分けされており、それぞれ、運動形態を示す。
【0079】
一時間表示では、横軸は一時間を単位とした時間軸(1日分)、縦軸は歩数を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一時間を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する時間の歩数と消費カロリが画面下部領域に表示される。一日表示では、横軸は一日を単位とした時間軸(1週間分)、縦軸は歩数を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一日を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する日の歩数と消費カロリが、画面下部領域に表示される。一週間表示では、横軸は一日を単位とした時間軸(1月分)、縦軸は歩数を示す。また、グラフ上にカーソルが表示され、アダプタ1のキーの操作に従って、横軸の一週間を単位として、水平方向に移動する。そして、カーソルが位置する週の歩数と消費カロリが、画面下部領域に表示される。
【0080】
さて、プロセッサ31は、ステップS7でメールアイコンが選択されたと判断した場合、ステップS17に進む。ステップS17では、プロセッサ31は、外部メモリ33に格納したメールリストを読み出してモニタ7に表示する。そして、アダプタ1のキーの操作に従って、メールリストから選択されたメールの内容をモニタ7に表示する。また、アダプタ1のキャンセルキーの押下に応答して、ステップS5に戻り、エントランス画面を表示する。なお、ステップS17の詳細は後述する。
【0081】
また、プロセッサ31は、ステップS7で記録アイコンが選択されたと判断した場合、ステップS19に進む。ステップS19では、プロセッサ31は、カレンダをモニタ7に表示する。そして、アダプタ1のキーの操作に従って、カレンダから選択された日の体重、血圧、及び歩数を外部メモリ33から読み出してモニタ7に表示する。また、アダプタ1のキャンセルキーの押下に応答して、ステップS5に戻り、エントランス画面を表示する。
【0082】
また、プロセッサ31は、ステップS7でウォーキングアイコンが選択されたと判断した場合、ステップS21に進む。ステップS21では、プロセッサ31は、図9に示す地図画面151をモニタ7に表示する。そして、アダプタ1のキャンセルキーの押下に応答して、ステップS5に戻り、エントランス画面を表示する。
【0083】
図9を参照して、地図画面151は、地図152、これまでに通過した宿場数を表示する通過宿場表示部159、次の宿場までの距離を表示する次宿場表示部163、スタート地点からの総移動距離を表示する総距離表示部161、及びスタート地点からの総歩数を表示する総歩数表示部165を含む。地図152は、各宿場の位置が示された経路153を含む。経路153上には、ログインしているユーザの現在位置を示すアイコン155及び他のユーザの現在位置を示すアイコン157が表示される。ただし、他のユーザに関しては、匿名で示され、個々のユーザを特定する内容は表示されない。なお、プロセッサ31は、例えば、歩幅を所定値として持っており、これを歩数に乗じて、ユーザの移動距離を算出する。
【0084】
以上のように、本システムは、各ユーザの様々な情報をモニタ7に表示するので、情報表示システムないしは情報表示装置と呼ぶことができる。
【0085】
さて、図5は、図2(a)のカートリッジ3のプロセッサ31とアンテナユニット5のMCU(この図の説明では「ホスト」と呼ぶ。)34と図2(b)のノード(歩数計9のMCU53)との間の通信手順(ログイン手順)を示す図である。
【0086】
図5を参照して、ステップS101にて、プロセッサ31は、データのリードコマンド、ノードID、及びデータをホスト34に与える。すると、ステップS201にて、ホスト34は、そのリードコマンド、ノードID及びデータを含むビーコンをノード53に送信する。ここで、ノードIDは、ノード53、つまり、歩数計9を識別するための情報である。本実施の形態では、例えば、50個の歩数計9がそれぞれログイン可能であり、それぞれに異なるノードIDが割り当てられる。
【0087】
ノード53が、自分に割り当てられたノードIDが含まれるビーコンを受信した場合、ステップS301において、ノード53は、ホスト34から受け取ったコマンド、自分のノードID、及びコマンドが要求するデータをホスト34へ送信する。
【0088】
ステップS203にて、ホスト34は、ノード53から受信したデータ(ノードIDを含む。)をプロセッサ31へ送信する。ステップS103にて、プロセッサ31は、ホスト34からデータを受信したか否かを判断し、受信していない場合ステップS105に進み、受信した場合ステップS107に進む。
【0089】
ステップS105では、プロセッサ31は、ビーコンに含めるノードIDを変更してステップS101に進む。ビーコンに含まれるノードIDを持つノード53が見つからなければ、応答が返ってこないので、ステップS105でノードIDを変更して、別のノード53を探すのである。この場合、プロセッサ31は、ノード53が見つかるまで、50個のノード53について、順番に、かつ、巡回的に、ノード53を探す。一方、ステップS107では、プロセッサ31は、ノード53が見つかったので、受信したノードIDに関連付けられたユーザにログインを許可し、そのユーザのためのエントランス画面を表示する(図4のステップS5)。
【0090】
さて、図6は、図2(a)のカートリッジ3のプロセッサ31とアンテナユニット5のMCU(この図の説明では「ホスト」と呼ぶ。)34とノード(図2(b)の歩数計9のMCU53、図2(c)の体重計11のMCU73、図3(a)の血圧計17のMCU93)との間の通信手順(データ転送手順)を示す図である。
【0091】
図6を参照して、ログイン後のステップS111にて、プロセッサ31は、データのリードコマンド、ノードID、及びデータをホスト34に与える。すると、ステップS211にて、ホスト34は、そのリードコマンド、ノードID及びデータを含むビーコンをノードに送信する。ここで、ノードIDは、ノード、つまり、ログインした歩数計9、体重計11、及び血圧計17のそれぞれに割り当てられた識別情報である。
【0092】
ノードが、自分に割り当てられたノードIDが含まれるビーコンを受信した場合、ステップS311において、ノードは、ホスト34から受け取ったコマンド、自分のノードID、及びコマンドが要求するデータをホスト34へ送信する。
【0093】
ステップS213にて、ホスト34は、ノード53から受信したデータ(ノードIDを含む。)をプロセッサ31へ送信する。ステップS113にて、プロセッサ31は、ホスト34からデータを受信したか否かを判断し、受信していない場合ステップS115に進み、受信した場合ステップS117に進む。ステップS115では、プロセッサ31は、ビーコンに含めるノードIDを変更してステップS111に進む。ビーコンに含まれるノードIDを持つノードが見つからなければ、応答が返ってこないので、ステップS115でノードIDを変更して、別のノードを探すのである。この場合、プロセッサ31は、ノードが見つかるまで、3個のノード(ログインした歩数計9、体重計11、及び血圧計113)について、順番に、かつ、巡回的に、ノード53を探す。一方、ステップS113でノードが見つかった場合、ステップS117以降は、そのノードとの間で通信を行う。
【0094】
以下では、ステップS113で、歩数計9がノードとして検出された場合を例に挙げて説明する。
【0095】
ステップS117にて、プロセッサ31は、歩数データのリードコマンド、その歩数計9のノードID、及びデータをホスト34に与える。すると、ステップS215にて、ホスト34は、そのリードコマンド、歩数計9のノードID及びデータを含むビーコンをノード9に送信する。
【0096】
従って、ノード9は、自分に割り当てられたノードIDが含まれるビーコンを受信する。このため、ステップS313において、ノード9は、EEPROM55から時刻情報(日付を含む。)と関連付けられた歩数データを取得して、自分のノードID及び受け取ったコマンドと共にホスト34へ送信する。
【0097】
ステップS217にて、ホスト34は、ノード9から受信したデータ(歩数、ノードIDを含む。)をプロセッサ31へ送信する。すると、ステップS119にて、プロセッサ31は、受信した歩数データをノードID(あるいはユーザID)と関連付けて外部メモリ33に格納する。そして、ステップS121にて、受信した歩数データをノードID(あるいはユーザID)と共に無線LANモジュール43及びネットワーク40を経由してサーバ41へ送信する。すると、サーバ41は、受信した歩数データを受信したノードID(あるいはユーザID)と関連付けてハードディスクドライブに格納する。
【0098】
なお、ステップS113で、体重計11がノードとして検出された場合は、ステップS117以降の説明において、ノード(歩数計)9をノード(体重計)11と読み替え、歩数を体重と読み替え、EEPROM55をEEPROM75と読み替える。また、ステップS113で、血圧計17がノードとして検出された場合は、ステップS117以降の説明において、ノード(歩数計)9をノード(血圧計)17と読み替え、歩数を血圧と読み替え、EEPROM55をEEPROM95と読み替える。
【0099】
さて、図7は、図4のステップS17のメール処理の流れを示すフローチャートである。図7を参照して、ステップS503にて、サーバ41は、図6のステップS121で送信されたデータ(歩数、体重、及び血圧の記録)に基づいて、所定のアルゴリズムに従って、ユーザ毎に運動処方を作成する。なお、この場合、医師等の人間が運動処方を作成及び入力してもよい。ステップS505にて、サーバ41は、ユーザ毎に作成した運動処方をネットワーク40及び無線LANモジュール43を介して電子メールとしてプロセッサ31に送信する。すると、プロセッサ31は、受け取った電子メールをユーザ毎に分類して、ユーザ毎に格納する。
【0100】
ここで、ステップS403〜S415の処理は、図4のステップS17のメール処理の詳細である。従って、あるユーザがログインして、メールアイコンを選択した状態である。さらに、ユーザがメールリストから運動処方を含むメールを選択したものとする。従って、ステップS403では、プロセッサ31は、選択されたメールの内容、つまり、運動処方をモニタ7を表示する。また、運動処方を表示する画面は、所定の操作指示を含む。
【0101】
ステップS405にて、プロセッサ31は、所定の操作指示が実行されたか否かを判断し、実行されていない場合ステップS403に戻り、実行された場合ステップS407に進み、エクササイズモードに入る。所定の操作指示は、ユーザにアダプタ1のキーを操作して、画面中の所定のアイコンを選択させる指示である。
【0102】
そして、ステップS407では、プロセッサ31は、エクササイズ処理を開始する。ステップS409にて、プロセッサ31は、ユーザに対してマット15の上での動き(踏込み動作)を指示する映像(ビデオ信号VD)を生成する。そして、ステップS411にて、プロセッサ31は、その映像をモニタ7に与え表示する。ユーザは、モニタ7に表示された指示に応答して、マット15の上で踏込み動作を行う。すると、ステップS601にて、マット15は、フットスイッチSW1〜SW4のオン/オフ情報をプロセッサ31に送信する。すると、ステップS409にて、プロセッサ31は、入力されたマット15のフットスイッチSW1〜SW4のオン/オフ情報に従って、インタラクティブな映像(ビデオ信号VD)を生成する。そして、ステップS411にて、プロセッサ31は、その映像をモニタ7に与え表示する。ステップS413にて、プロセッサ31は、エクササイズが終了したか否かを判断して、終了した場合ステップS415に進み、終了していない場合はステップS409に戻る。ステップS415では、プロセッサ31は、エクササイズの結果及びノードID(ないしはユーザID)を無線LANモジュール43及びネットワーク40を介してサーバ41へ送信する。
【0103】
さて、ステップS507では、サーバ41は、プロセッサ31から送信されたユーザのエクササイズ結果及びノードIDを受信し、そのハードディスクドライブに格納する。ステップS509にて、サーバ41は、所定のアルゴリズムに従って、エクササイズ結果に基づいてコメントを作成する。なお、この場合、医師等の人間がコメントを作成及び入力してもよい。ステップS511にて、サーバ41は、コメントをネットワーク40及び無線LANモジュール43を介して電子メールとしてプロセッサ31へ送信する。
【0104】
以上のように、エクササイズモードでは、ユーザに運動を行わせる。従って、本システムを運動支援システムないしは運動支援装置と呼ぶこともできる。
【0105】
次に、図7のマット15とプロセッサ31との間の通信をもう少し詳しく説明する。
【0106】
図8は、図2(a)のカートリッジ3のプロセッサ31とアンテナユニット5のMCU34とノード(図3(b)のマット型コントローラ15)との間の通信手順(データ転送手順)を示す図である。
【0107】
図8を参照して、ステップS137にて、プロセッサ31は、フットスイッチSW1〜SW4のオン/オフデータのリードコマンド、マット15のノードID、及びデータをホスト34に与える。すると、ステップS235にて、ホスト34は、そのリードコマンド、マット15のノードID及びデータを含むビーコンをノード15に送信する。
【0108】
従って、ノード15は、自分に割り当てられたノードIDが含まれるビーコンを受信する。このため、ステップS323において、ノード15は、フットスイッチSW1〜SW4のオン/オフデータを取得して、自分のノードID及び受け取ったコマンドと共にホスト34へ送信する。
【0109】
ステップS237にて、ホスト34は、ノード15から受信したデータ(フットスイッチSW1〜SW4のオン/オフデータ、ノードIDを含む。)をプロセッサ31へ送信する。すると、ステップS139にて、プロセッサ31は、受信したフットスイッチSW1〜SW4のオン/オフデータに従って、インタラクティブなビデオ映像を生成して、モニタ7に表示する。ステップS139の処理は図7のステップS409及びS411の処理に対応する。ステップS141にて、プロセッサ31は、エクササイズが終了したか否かを判断し、終了していない場合ステップS137に進み、終了した場合、データ取得の処理を終了する。
【0110】
さて、以上のように、本実施の形態によれば、各ユーザにログインさせ、ユーザごとに体重等の身体情報を記録する。このように、ログインすることにより各ユーザのプライバシーが確保されるので、本システムとユーザとのインタフェース(モニタ7、アダプタ1、カートリッジ3、体重計11、マット15、および血圧計17)を公共の場に配置できる。従って、身体情報を測定するためだけに、インタフェースの設置場所に赴く必要がなく、また、時間を確保する必要もない。つまり、何かのついでに測定が可能であり、煩わしさを極力除くことができる。さらに、一日に複数回通るような公共の場に設置すれば、ユーザにとって一日に複数回測定することも容易に可能であり、サンプリング数が増加して、身体情報の管理をより精細に行うことができる。
【0111】
ちなみに、各ユーザの個人宅にインタフェースを設置する場合、例えば、テレビを見ながらの測定など、何かをしながら測定するケースは想定できるが、テレビを見ている途中に別のことをしようという気になれないのが通常であり、また、家のスペース等を考慮すると、廊下に設置して別の部屋へ行く途中で測定する等、何かのついでに測定するケースを想定することは難しい。
【0112】
さて、しかも、本実施の形態によれば、職場の同僚、患者同士、あるいは入所者同士といった知人・友人が同一場所で身体情報を測定できるので、同じ条件(環境などの物理的な条件を含む。)及び内容で健康管理を行っているという一体感が高まり、また、他人が測定する様子が目に入るので、自分が測定することに対する動機ともなる。
【0113】
さらに、各ユーザは、自分の歩数計9を用いてログインするので、必然的に自分の行動情報(歩数)の記録をインタフェースの設置場所に持って行くことになる。このため、身体情報だけでなく、行動情報もまた、ついで、かつ、手軽に外部メモリ33に記録させ管理することができる。このように、行動情報を記録し、管理することは、行動情報(歩数)の発生に必要な歩行等の運動を行うことに対する動機となる。
【0114】
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザの運動の継続に対して効果的な動機を与えることができ、かつ、歩数等の行動情報及び体重等の身体情報を継続的に管理することを支援できる。また、本実施の形態では、複数の身体情報を測定する機器(体重計11及び血圧計)を設置しているので、複数の異なる身体情報(体重及び血圧)を継続的に管理することを支援できる。
【0115】
また、本実施の形態では、マット15によりユーザの踏込み動作を検出できるので、その動きを入力としたインタラクティブなコンテンツを提供でき、インタフェースの設置場所でユーザに運動を行わせることができる。
【0116】
さらに、本実施の形態では、プロセッサ31が記録したユーザの行動情報及び身体情報が、グラフ等によって、モニタ7に表示される。このため、ユーザは、これらの情報を簡易に確認できる。
【0117】
さらに、本実施の形態では、各ユーザの行動情報及び身体情報がサーバ41に転送されるので、医療や健康等の専門家が、その情報を分析し、該当するユーザに適切な指示、アドバイス、あるいはコメント等を与えることができる。また、サーバ41は、受信したユーザの行動情報及び身体情報に関する情報(例えば、行動情報及び身体情報の基づく運動処方やコメント等)をプロセッサ31に送信し、プロセッサ31は、これらの情報をモニタ7に表示するので、ユーザは、行動情報及び身体情報の管理に役立てることができる。
【0118】
また、本実施の形態によれば、ユーザが運動処方を見る時に、エクササイズモードに入ることができるので、運動処方の確認とそれに従った運動の実行とをシームレスに結合できる。その結果、従来に比べて、ユーザによる運動の継続を効果的に支援できる。
【0119】
ちなみに、従来では、運動処方と運動の実行とが切り離されており、運動処方は見ても、実際に運動をしないというケースが多かった。例えば、ネットワーク経由でユーザの端末に運動処方を送信するが、その運動処方が、5kmのジョギングを指示している場合である。この場合は、ユーザは、運動処方を確認した後、適宜ジョギングをしなければならないが、いつするかは自由なので、結局しないことも多くなる。
【0120】
さらに、本実施の形態によれば、歩数等の行動情報や体重等の身体情報は、ログイン後にしか表示されないので、基本的にログインしたユーザ本人しか見ることができない。しかし、図9に示すように、あるユーザのログイン後であっても、そのユーザは、他のユーザの行動情報(歩数)を匿名で確認できる。その結果、各個人のプライバシーを確保しながら、他人との相対的な、本人の状態を確認できる。このため、競争心が高まり、行動情報(歩数)の発生に必要な歩行等の運動を行うことに対する動機を与えることができる。
【0121】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば、以下のような変形も可能である。
【0122】
(1)上記では、プロセッサ31は、ログイン後に歩数データを取得した。ただし、プロセッサ31は、ログインを許可する際に、ノードIDと共に、歩数計9から歩数データを取得し、ログインが許可されたユーザの情報として外部メモリ33に記録することもできる。このように、ログイン時に歩数データの転送を行うので、ログインと歩数データの転送とを別個に行う必要がなく、ユーザの利便性を向上できる。
【0123】
(2)図9では、歩数を地図に表示した。ただし、その他の行動情報を表示することもできる。また、身体情報を表示することもできる。この場合、あるユーザのログイン後であっても、そのユーザは、他のユーザの身体情報を匿名で確認できる。その結果、各個人のプライバシーを確保しながら、他人との相対的な、本人の状態を確認できる。このため、競争心が高まり、体重等の身体情報を適切に管理することに対する動機を与えることができる。もちろん、行動情報及び身体情報の双方を表示することもできる。また、数値を表示することもできるが、ログインしたユーザの相対的な位置づけが分かるのであれば、数値に限られず、それに相関した表記も可能である。また、表記態様は、地図に限定されないことは言うまでもない。
【0124】
(3)上記では、行動情報として歩数を採用し、その計測装置として歩数計9を採用した。ただし、行動情報を計測する携帯可能な装置は、これに限定されず、他の行動情報を計測するものであってもよいし、そのうちの幾つかが複合したものでもよい。また、上記では、身体情報として体重及び血圧を採用し、その計測装置として体重計11及び血圧計17を採用した。ただし、身体情報を計測する装置は、これに限定されず、他の身体情報を計測するものであってもよいし、そのうちの幾つかが複合したものでもよい。また、身体情報を計測する装置は複数でなく一種類でもよい。
【0125】
(4)上記では、ユーザの動き情報として踏み込み動作を採用し、その計測装置としてマット15を採用した。ただし、動き情報を計測する装置は、これに限定されず、他の動き情報を計測するものであってもよいし、そのうちの幾つかが複合したものでもよい。また、動きを検出する方法として、他の方法を採用することもできる。例えば、加速度センサを内蔵したコントローラをユーザが動かし、そのときの加速度に基づいてユーザの動きを検出する。また、例えば、ユーザの動きをカメラで撮影し、その画像を解析して、ユーザの動きを検出する。
【0126】
(5)図4のステップS17のメール処理において、エクササイズモードに入るための所定の操作指示をモニタ7に表示した。ただし、音声により指示することもできるし、映像及び音声の双方で指示することもできる。また、図7では、ステップS409のエクササイズ処理は、外部メモリ33に格納されたプログラムを実行することにより、カートリッジ3のプロセッサ31が行った。ただし、サーバ41がその処理を行い、モニタ7のブラウザ上で映像を表示してもよい。
【0127】
また、上記では、エクササイズモードに入るための所定の操作指示は、アダプタ1のキーを操作することを指示するものであった。ただし、マット15の特定のフットスイッチを踏むといった、動き情報を検出する装置に対する操作を指示してもよい。この場合は、動き情報を検出する装置が特定の動きを検出したことをカートリッジ3のプロセッサ31に伝達し、これを受けて、カートリッジ3のプロセッサ31は、エクササイズモードに入る。
【0128】
(6)上記では、カートリッジ方式を採用したが、カートリッジ3とアダプタ1とが一体として形成されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0129】
本発明は、健康及び医療の分野で有用である。特に、事業所等に配置して、集団での健康管理に有用である。
【符号の説明】
【0130】
1…アダプタ、3…カートリッジ、5…アンテナユニット、6…AVケーブル、7…モニタ、9…歩数計、11…体重計、13…スイッチ、15…マット型コントローラ、17…血圧計、19…カフ、21…台、40…ネットワーク、41…サーバ、SW1〜SW4…フットスイッチ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザに割り当てられ、各々が、携帯可能な、前記ユーザの行動情報を計測及び記録する複数の行動情報計測手段と、
前記複数のユーザの身体情報を計測する身体情報計測手段と、
前記複数の行動情報計測手段のうち、アクティブな前記行動情報計測手段から当該行動情報計測手段の識別情報を受け付けて、少なくともその識別情報でログインを許可するログイン手段と、
ログイン後に、前記身体情報計測手段から、前記身体情報を取得する取得手段と、
取得した前記身体情報を、ログインを許可された前記行動情報計測手段のユーザの情報として記録する記録手段と、を備えた健康管理支援システム。
【請求項2】
前記身体情報計測手段は、各々が、前記ユーザの異なる複数の前記身体情報を測定する複数の測定手段を含み、
前記取得手段は、ログイン後に、前記複数の測定手段のうち、アクティブな前記測定手段から、前記身体情報を取得する、請求項1記載の健康管理支援システム。
【請求項3】
前記取得手段は、ログイン後に、前記行動情報計測手段がアクティブな場合は当該行動情報計測手段から前記行動情報を取得し、前記身体情報計測手段がアクティブな場合は当該身体情報計測手段から前記身体情報を取得し、
前記記録手段は、前記取得手段が前記行動情報を取得した場合当該行動情報をログインが許可された前記ユーザの情報として記録する、請求項1又は2記載の健康管理支援システム。
【請求項4】
前記ユーザの動きを検出する動き検出手段をさらに備え、
前記取得手段は、ログイン後に、前記行動情報計測手段がアクティブな場合は当該行動情報計測手段から前記行動情報を取得し、前記身体情報計測手段がアクティブな場合は当該身体情報計測手段から前記身体情報を取得し、前記動き検出手段がアクティブな場合は当該動き検出手段から前記ユーザの動き情報を取得し、
前記記録手段は、前記取得手段が前記行動情報を取得した場合当該行動情報をログインが許可された前記ユーザの情報として記録する、請求項1又は2記載の健康管理支援システム。
【請求項5】
前記取得手段は、ログインを許可する際に、前記行動情報計測手段から前記行動情報を取得し、
前記記録手段は、前記取得手段が取得した前記行動情報をログインが許可された前記ユーザの情報として記録する、請求項1又は2記載の健康管理支援システム。
【請求項6】
前記ユーザの動きを検出する動き検出手段をさらに備え、
前記取得手段は、ログイン後に、前記身体情報計測手段がアクティブな場合は当該身体情報計測手段から前記身体情報を取得し、前記動き検出手段がアクティブな場合は当該動き検出手段から前記ユーザの動き情報を取得する、請求項5記載の健康管理支援システム。
【請求項7】
ログインを許可された前記ユーザに関する、前記記録手段が記録した情報を、当該ログイン後に、表示装置に表示する第1表示制御手段をさらに備える請求項1から6のいずれかに記載の健康管理支援システム。
【請求項8】
前記動き検出手段によって検出された、ログインを許可された前記ユーザの動き情報に従って、インタラクティブな映像を表示装置に表示する第2表示制御手段をさらに備える請求項4又は6記載の健康管理支援システム。
【請求項9】
前記記録手段が記録した情報をネットワークに接続された第1サーバに当該ネットワークを介して送信する送信手段をさらに備える請求項1から8のいずれかに記載の健康管理支援システム。
【請求項10】
前記ネットワークを介して第2サーバから送信された前記ユーザ宛の情報を受信する受信手段と、
前記ユーザがログインした後に、当該ユーザ宛の情報を表示装置に表示する第3表示制御手段と、をさらに備える請求項9記載の健康管理支援システム。
【請求項11】
端末に接続された入力手段と、
前記端末に対して、運動処方を送信するサーバと、
前記端末が受信した前記運動処方及び所定の操作指示を表示装置に表示する表示制御手段と、
前記所定の操作指示に従った操作を受け付けた場合に、エクササイズモードに入るエクササイズ開始手段と、
前記エクササイズモードにおいて、ユーザの操作に応じた前記入力手段からの入力に応じて、前記運動処方に従ったインタラクティブな映像を表示するエクササイズ処理手段と、を備える運動支援システム。
【請求項12】
前記サーバは、
前記端末から送信された前記ユーザの行動情報及び/又は身体情報を受信する受信手段と、
受信した前記行動情報及び/又は前記身体情報を前記ユーザと関連付けて記録する記録手段と、を含む請求項12記載の運動支援システム。
【請求項13】
所定の情報を受け付けて、ユーザにログインを許可するログイン手段と、
ログイン時又はログイン後に入力された、当該ログインを許可された前記ユーザの行動情報及び/又は身体情報を記録する記録手段と、
ログインを許可された前記ユーザの前記行動情報及び/又は前記身体情報を、ログイン後に表示装置に表示する表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、ログイン後に、当該ログインを許可された前記ユーザ以外のユーザの行動情報及び/又は身体情報を匿名で前記表示装置に表示する、情報表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−211396(P2010−211396A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−55314(P2009−55314)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.EEPROM
【出願人】(396025861)新世代株式会社 (138)