説明

健康計測機能を備えたトイレにおけるカウンター下の収納構造

【課題】健康計測機能を備えたトイレにおいて、健康計測機器類からのケーブル類を隠蔽状態に収納できながら、必要に応じて該ケーブル類にアクセスでき、しかも、手洗い場の下を一般的な収納に使用でき、無線式血圧計が便器内や床面に落下するのを防ぐことができるようにする。
【解決手段】便器脇の壁面に設けられたカウンター7とその下の底板11との間に、開閉可能な収納部13と閉め切り収納部14とを設け、閉め切り収納部内14にコンセント15とケーブル類が収納され、開閉可能な収納部13内に無線式血圧計16が収納され、引き戸板17がストッパー18,19で閉め切り収納部を閉に維持したまま開閉可能な収納部を開閉するように備えられ、また、手前側に取り外せて閉め切り収納部を正面側に開放できるようにされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、健康計測機能を備えたトイレにおける便器脇カウンター下の収納構造に関する。
【背景技術】
【0002】
トイレに、体重計や、血圧計、尿糖計等の健康計測機器類が備えられ、トイレで、体重、血圧、尿糖等の計測を行い、その計測結果を表示すると共に管理を行うようになされた、健康計測機能を備えたトイレは、従来より提供されている。
【特許文献1】特開2006−271408号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の健康計測機能付きトイレでは、各計測機器からのケーブル類を接続するコンセント等の接続部や接続されたケーブル類、ハブ等を、トイレ内に設置した手洗い場の下の収納部内に収納する構造としているため、手洗い場の下を一般的な収納に使用することができず、また、手洗い場とその下の収納を省略することができないという問題があった。
【0004】
また、血圧計は有線式で、便器脇のカウンター下に設けられた上開き式開き戸の内面部を収納部としており、そのため、無線式の血圧計を同様に上開き式開き戸の内面部に収納すると、該開き戸を開いた際に、血圧計が、勢いで転げ落ち、無線式であるがゆえに、便器の中あるいは床面に落下して、水没したり、衝撃を与えてしまったりするという問題がある。
【0005】
本発明は、上記のような問題点に鑑み、健康計測機能を備えたトイレにおいて、健康計測機器類からのケーブル類を隠蔽状態に収納することができながら、必要に応じて隠蔽されているケーブル類にアクセスすることができ、しかも、手洗い場の下を一般的な収納に不都合なく使用することができるか、又は、手洗い場とその下の収納を省略することができ、加えて、無線式の血圧計が便器内や床面に落下してしまうのを防ぐことができるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題は、便器脇の壁面に設けられたカウンターとそれよりも下方であって床面よりも上方の高さ位置に設けられた底板との間を収納空間部とし、
該収納空間部内は、正面側から見て左右一方の側を開閉可能な収納部とし、もう一方の側を閉め切り収納部とするように左右方向の中間部を仕切られ、
前記閉め切り収納部内に、トイレ内に設けられる健康計測機器類のケーブルを接続するコンセントと、該コンセントに接続されたケーブル類が収納されると共に、
前記開閉可能な収納部内に、無線式の血圧計が収納され、
開閉可能な収納部と閉め切り収納部とを正面側から同時に閉じた状態にすることができるサイズの一枚の引き戸板が、その上端側をカウンター側に、下端側を底板側に係合保持させて左右方向に移動できるように備えられていると共に、前記引き戸板の移動範囲を規制するストッパーが備えられ、
開閉可能な収納部の側から閉め切り収納部の側への前記引き戸板の移動中における前記ストッパーによる停止によって、開閉可能な収納部が開、閉め切り収納部が閉のまま、閉め切り収納部の側から開閉可能な収納部の側への前記引き戸板の移動中における前記ストッパーによる停止によって、開閉可能な収納部が閉、閉め切り収納部が閉のままとなるようにされており、かつ、
前記引き戸板は、手前側に取り外せるようになされていて、取り外すことにより、閉め切り収納部を正面側に開放することができるようになされていることを特徴とする、健康計測機能を備えたトイレにおける便器脇カウンター下の収納構造によって解決される(第1発明)。
【0007】
この構造では、便器脇のカウンターと底板との間の閉め切り収納部内に健康計測機器類からのケーブル類を接続するコンセントや、接続されたケーブル類が収納され、該閉め切り収納部はその正面側が引き戸板によって閉じられているので、健康計測機器類からのケーブル類やコンセントを隠蔽状態に収納することができ、従ってまた、手洗い場の下を一般的な収納に不都合なく使用することが可能になり、又は、手洗い場とその下の収納を省略することも可能になる。
【0008】
しかも、引き戸板とストッパーとの作用により、開閉可能な収納部に対する開閉操作において、閉め切り収納部の正面側が開いてしまうことがなく、閉め切り収納部内のケーブル類等が外に露出してしまうのを防いで、隠蔽状態を確実なものにすることができる。
【0009】
加えて、開閉可能な収納部は引き戸板で開閉されるようになされて、血圧計は開閉可能な収納部内に収納されているから、開閉可能な収納部を開けるために引き戸板を左右方向に動しても、その動かす勢いで内部の血圧計が外に転げ出るということがなく、無線式の血圧計を収納するものでありながら、便器内への落下による水没や、床面への落下による衝撃で故障や損傷してしまうのを防ぐことができる。
【0010】
更に、引き戸板は、手前側に取り外せるようになされていて、取り外すことにより、閉め切り収納部の正面側を開放することができるようになされているので、メンテナンスや修理の際は、引き戸板を手前側に取り外して閉め切り収納部を開き、コンセントや接続部、ケーブル類に対するメンテナンスや修理を行うことができる。
【0011】
特に、引き戸板が開閉可能な収納部と閉め切り収納部とを同時に閉じた状態にすることができるサイズに設計されていて、収納部の外観をスッキリとしたものにすることができるなかで、手前側に取り外せるようになっているので、閉め切り収納部を開くために引き戸板を左右方向に大きく移動させる必要がなく、閉め切り収納部を小スペースにて開閉することができる。
【0012】
第1発明において、前記開閉可能な収納部が便器の前後方向における前側、閉め切り収納部が後側に隣り合って備えられると共に、前側の開閉可能な収納部よりも前側に隣り合って、紙巻器が備えられているとよい(第2発明)。
【0013】
この場合は、開閉可能な収納部に対する血圧計の出し入れを容易に行うことができると共に、紙巻器からのトイレットペーパーの引出し操作も容易にすることができる。
【0014】
第1,第2発明において、前記底板の正面側の上面部に下レール部が設けられると共に、カウンターの正面側の下面部に上レール部が設けられ、引き戸板は、その下端側に下レール部係合部を備えると共に、上端側に上レール部係合部を備え、下レール部係合部が下レール部に、上レール部係合部が上レール部に係合された状態で、左右方向に移動するようになされており、かつ、
前記引き戸板にはバネが備えられ、上レール部係合部は、バネの付勢力に抗して下方に変位することができるように、引き戸板の上端部から上方に突出して備えられ、
上下のレール部と係合されている引き戸板を上昇変位させることにより、前記上レール部係合部が上レール部に押されてバネの付勢力に抗して下方に変位をして下レール部係合部と下レール部との係合が解除され、その状態で、引き戸板を、上レール部係合部と上レール部との係合部を中心に手前側に回動させ、そして、下方に引くことにより、上レール部係合部と上レール部との係合が解除されて引き戸板が取り外されるようになされているとよい(第3発明)。
【0015】
この場合は、引き戸板の上端部に、バネの付勢力に抗して下方に変位することのできる上レール部係合部が上方突出状態に備えられていることにより、引き戸板を上下方向へのガタツキを抑制した取付け状態にすることができて、左右方向への引き戸板の移動をスムーズなものにすることができると共に、引き戸板の不本意な外れも確実性高く防ぐことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、以上のとおりのものであるから、健康計測機能を備えたトイレにおいて、健康計測機器類からのケーブル類を隠蔽状態に収納することができながら、必要に応じて隠蔽されているケーブル類にアクセスすることができ、しかも、手洗い場の下を一般的な収納に不都合なく使用することができるか、又は、手洗い場とその下の収納を省略することができ、加えて、無線式の血圧計が便器内や床面に落下してしまうのを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図5に示す実施形態の健康計測機能を備えたトイレにおいて、1は便器であり、便器1よりも前方の壁面には手洗い場2が設けられ、該手洗い場2の下には収納部3が設けられ、その手前側の床面には体重計4が埋込み状態に設けられている。また、便器1の背後のキャビネット5内には尿糖計測器6が設置され、便器1に備えられた尿採取器6aに尿が採取されると、その尿の尿糖値が計測されるようになされている。
【0019】
そして、便器1の脇の壁面にはカウンター7が設けられ、カウンター7の上方の壁面には、操作部や血圧受信部、集中ハブ機能等を備えた計測値表示パネル8が取り付けられる一方、カウンター7の下の空間部には、便器1の前後方向における前側に位置して、図1及び図2に示すように、紙巻器9が設置されると共に、後側には、カウンター7よりも下方であって床面10よりも上方の高さ位置に底板11が設けられ、カウンター7の下に収納空間部が形成されている。
【0020】
該収納空間部は、正面側から見て左右方向の中間部及び両側部に仕切り12…が設けられ、向かって左側、即ち紙巻器9のある側の空間部を開閉可能な収納部13とし、向かって右側の空間部を閉め切り収納部14とし、閉め切り収納部14内には、その内部の奥壁面部に、トイレ内に設けられた健康計測機器類4,6,8,16…からのケーブル類を接続するコンセント15が設けられると共に、該コンセント15に接続されるケーブル類が収納され、また、開閉可能な収納部13内には、無線式の血圧計16が収納される。
【0021】
そして、開閉可能な収納部13と閉め切り収納部14とを正面側から同時に閉じた状態にすることができるサイズの一枚の引き戸板17が、その上端側をカウンター7側に、下端側を底板11側に係合保持させて正面から見て左右方向に移動できるように備えられている。
【0022】
また、引き戸板17の移動範囲を規制するストッパー18,19が備えられ、図1(ロ)に示すように、開閉可能な収納部13の側から閉め切り収納部14の側への引き戸板17の移動中におけるストッパー18による停止によって、開閉可能な収納部13が開、閉め切り収納部14が閉のまま、図1(イ)に示すように、閉め切り収納部14の側から開閉可能な収納部13の側への引き戸板17の移動中におけるストッパー19による停止によって、開閉可能な収納部13が閉、閉め切り収納部14も閉のままとなるようにされている。
【0023】
更に、引き戸板17は、左右方向に動かさなくても、手前側に取り外せるようになされていて、取り外すことにより、図2(イ)に示すように、閉め切り収納部14を正面側に開放することができるようになされている。
【0024】
具体的には、図3に示すように、底板11の正面側の上面部に下レール部20が設けられると共に、カウンター7の正面側の下面部に上レール部21が設けられ、引き戸板17には、その下端側に、下レール部係合部としての左右のローラー22,22が備られると共に、上端側に、上レール部係合部としての左右の軸部23,23が備えられ、引き戸板17は、ローラー22,22が下レール部20に、軸部23,23が上レール部21に係合された状態で、左右方向に移動することができるようになされている。
【0025】
そして、各軸部23は、図3(ハ)に示すように、バネ24の付勢力に抗して下方に変位することができるように、引き戸板17の上端部から上方に突出して備えられており、図4(イ)(ロ)に示すように、上下のレール部20,21と係合している引き戸板17を、上昇変位させることにより、軸部23が上レール部21に押されてバネ24の付勢力に抗して下方に変位をしてローラー22と下レール部20との係合が解除され、その状態で、図4(ハ)に示すように、引き戸板17を、軸部23と上レール部21との係合部を中心に手前側に回動させ、図4(ニ)に示すように、下方に引くことにより、軸部23と上レール部21との係合が解除されて引き戸板17を取り外すことができるようになされている。
【0026】
また、本実施形態では、図3(イ)(ハ)から明らかなように、引き戸板17のローラー22を下レール部20に係合させ、軸部23を上レール部21に係合させた状態で、軸部23は上レール部21によって、バネ24による更なる上方への突出を阻止されるようになされていて、即ち、引き戸板17は、取付け状態において、上下のレール部20,21間でバネ24の付勢力によって突っ張り状態となっていて、それにより、引き戸板17が移動中にガタついたり不本意に外れてしまうのをより確実に阻止することができるようになされている。
【0027】
上記の便器脇カウンター下の収納構造によれば、便器1の脇のカウンター7と底板11との間の閉め切り収納部14内にコンセント15と、該コンセント15に接続される健康計測機器類からのケーブル類とが収納され、該閉め切り収納部14はその正面側が引き戸板17によって閉じられているので、健康計測機器類からのケーブル類を隠蔽状態に収納することができ、従ってまた、手洗い場2の下の収納部3を一般的な収納に不都合なく使用することができるようになり、又は、手洗い場とその下の収納を省略することも可能になる。
【0028】
しかも、引き戸板17とストッパー18,19との作用により、開閉可能な収納部13に対する開閉操作において、閉め切り収納部14の正面側が開いてしまうことがなく、閉め切り収納部14内のコンセントやケーブル類等が外に露出してしまうのを防いで、隠蔽状態を確実なものにすることができる。
【0029】
加えて、開閉可能な収納部13は引き戸板17で開閉するようになされて、血圧計16は開閉可能な収納部13内に収納されているから、開閉可能な収納部13を開けるために引き戸板17を移動させても、その移動の勢いで内部の血圧計16が外に転げ出るということがなく、無線式の血圧計16を収納するものでありながら、便器1内への落下による水没や、床面10への落下による衝撃で故障や損傷してしまうのを防ぐことができる。
【0030】
更に、引き戸板17は、手前側に取り外せるようになされていて、取り外すことにより、閉め切り収納部14の正面側を開放することができるようになされているので、メンテナンスや修理の際は、引き戸板17を手前側に取り外して閉め切り収納部14を開き、コンセント15や接続部、ケーブル類に対するメンテナンスや修理を行うことができる。
【0031】
特に、引き戸板17が開閉可能な収納部13と閉め切り収納部14とを同時に閉じた状態にすることができるサイズに設計されていて、カウンター7下の収納部の外観をスッキリとしたものにすることができるなかで、手前側に取り外せるようになっているので、閉め切り収納部14を開くために引き戸板17を左右方向に大きく移動させる必要がなく、閉め切り収納部14を小スペースにて開閉することができる。
【0032】
また、開閉可能な収納部13が便器1の前後方向において前側、閉め切り収納部14が後側に隣り合って備えられ、前側の開閉可能な収納部13よりも前側に隣り合って、紙巻器9が備えられているので、開閉可能な収納部13に対する血圧計16の出し入れを容易に行うことができると共に、紙巻器9からのトイレットペーパーの引出し操作も容易にすることができる。
【0033】
更に、引き戸板17の上端部に、バネ24の付勢力に抗して下方に変位することのできる軸部23,23が、上レール部係合部として、上方突出状態に備えられているので、引き戸板17を、上下方向へのガタツキの抑制された取付け状態にすることができて左右方向への移動をスムーズなものにすることができ、しかも、引き戸板17の不本意な外れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施形態の便器脇カウンター下の収納構造を示すもので、図(イ)は開閉可能な収納部を引き戸板で閉じた状態の正面図、図(ロ)は開いた状態の正面図である。
【図2】図(イ)は引き戸板を取り外した状態の正面図、図(ロ)は引き戸板の正面図である。
【図3】図(イ)は便器脇カウンター下の収納構造の側面図、図(ロ)は引き戸板を取り外した状態の側面図、図(ハ)は引き戸板の側面図である。
【図4】図(イ)〜図(ニ)は、引き戸板の取外し方法を順次に示す側面図である。
【図5】健康計測機能を備えたトイレを示すもので、図(イ)は平面図、図(ロ)は側面図である。
【符号の説明】
【0035】
1…便器
4…体重計(健康計測器)
6…尿糖計測器(健康計測器)
7…カウンター
8…計測値表示パネル(健康計測器)
9…紙巻器
11…底板
12…仕切り
13…開閉可能な収納部
14…閉め切り収納部
15…コンセント
16…無線式血圧計
17…引き戸板
18,19…ストッパー
20…下レール部
21…上レール部
22…ローラー(下レール部係合部)
23…軸部(上レール部係合部)
24…バネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器脇の壁面に設けられたカウンターとそれよりも下方であって床面よりも上方の高さ位置に設けられた底板との間を収納空間部とし、
該収納空間部内は、正面側から見て左右一方の側を開閉可能な収納部とし、もう一方の側を閉め切り収納部として左右方向の中間部を仕切られ、
前記閉め切り収納部内に、トイレ内に設けられる健康計測機器類のケーブルを接続するコンセントと、該コンセントに接続されたケーブル類が収納されると共に、
前記開閉可能な収納部内に、無線式の血圧計が収納され、
開閉可能な収納部と閉め切り収納部とを正面側から同時に閉じた状態にすることができるサイズの一枚の引き戸板が、その上端側をカウンター側に、下端側を底板側に係合保持させて左右方向に移動できるように備えられていると共に、前記引き戸板の移動範囲を規制するストッパーが備えられ、
開閉可能な収納部の側から閉め切り収納部の側への前記引き戸板の移動中における前記ストッパーによる停止によって、開閉可能な収納部が開、閉め切り収納部が閉のまま、閉め切り収納部の側から開閉可能な収納部の側への前記引き戸板の移動中における前記ストッパーによる停止によって、開閉可能な収納部が閉、閉め切り収納部が閉のままとなるようにされており、かつ、
前記引き戸板は、手前側に取り外せるようになされていて、取り外すことにより、閉め切り収納部を正面側に開放することができるようになされていることを特徴とする、健康計測機能を備えたトイレにおける便器脇カウンター下の収納構造。
【請求項2】
前記開閉可能な収納部が便器の前後方向における前側、閉め切り収納部が後側に隣り合って備えられると共に、前側の開閉可能な収納部よりも前側に隣り合って、紙巻器が備えられている請求項1に記載の、健康計測機能を備えたトイレにおける便器脇カウンター下の収納構造。
【請求項3】
前記底板の正面側の上面部に下レール部が設けられると共に、カウンターの正面側の下面部に上レール部が設けられ、引き戸板は、その下端側に下レール部係合部を備えると共に、上端側に上レール部係合部を備え、下レール部係合部が下レール部に、上レール部係合部が上レール部に係合された状態で、左右方向に移動するようになされており、かつ、
前記引き戸板にはバネが備えられ、上レール部係合部は、バネの付勢力に抗して下方に変位することができるように、引き戸板の上端部から上方に突出して備えられ、
上下のレール部と係合されている引き戸板を上昇変位させることにより、前記上レール部係合部が上レール部に押されてバネの付勢力に抗して下方に変位をして下レール部係合部と下レール部との係合が解除され、その状態で、引き戸板を、上レール部係合部と上レール部との係合部を中心に手前側に回動させ、そして、下方に引くことにより、上レール部係合部と上レール部との係合が解除されて引き戸板が取り外されるようになされている請求項1又は2に記載の、健康計測機能を備えたトイレにおける便器脇カウンター下の収納構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−297104(P2009−297104A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−152270(P2008−152270)
【出願日】平成20年6月10日(2008.6.10)
【出願人】(390037154)大和ハウス工業株式会社 (946)
【Fターム(参考)】