説明

光ファイバ心線の端末保護具

【課題】光ファイバ心線の端末部を保護する。
【解決手段】光ファイバ心線200の端末部210に取り付けられる端末保護具100は、光ファイバ心線200の端末部210を挟むように重ねて設けられる第1及び第2部材110,120と、それらを重ねた状態で固定する固定手段150とを備える。第1及び第2部材110,120は、光ファイバ心線200の端末部210を挟むように重ねて設けられたとき、端末部210の基端側部分211を挟持保持する挟持保持部が組合せ構成されると共に、挟持保持部で挟持保持された基端側部分211から先の先端側部分212を非接触状態で収容する先端収容室140が組合せ構成されるように、それぞれの形状が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光ファイバ心線の端末部に取り付けられる端末保護具に関する。
【背景技術】
【0002】
光ファイバケーブルの端末から引き出された光ファイバ心線を保護する手段が種々提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、光ファイバセンサケーブルの端末が端末保護管で保護された構造が開示されている。
【0004】
特許文献2には、光ファイバケーブルの端末から引き出された光ファイバ心線の保護部材として、光ファイバ心線が挿通される合成樹脂パイプの周りに補強繊維が配置され、その上に被覆が施された保護チューブが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−210279号公報
【特許文献2】特開平11−84189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
光ファイバ心線の端末部は、例えば、被覆層を剥がして光ファイバを露出させたり、また、フェルールを取り付けたり、さらに、光ファイバの端面を研磨したりする等の端末加工が施され、その後、装置や他の光ファイバ心線等への接続がなされる。
【0007】
このように光ファイバ心線の端末部は外部との接続部を構成する重要な部位であり、その接続部において光伝送特性が損なわれることがないよう、光ファイバ心線の保管時等には、端末部が傷付いたり、或いは、汚れたりするのを防ぐ配慮が必要となる。
【0008】
本発明の課題は、光ファイバ心線の端末部を保護することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、光ファイバ心線の端末部に取り付けられる端末保護具であって、
光ファイバ心線の端末部を挟むように重ねて設けられる第1及び第2部材と、該第1及び第2部材を重ねた状態で固定する固定手段と、を備え、
上記第1及び第2部材は、光ファイバ心線の端末部を挟むように重ねて設けられたとき、端末部の基端側部分を挟持保持する挟持保持部が組合せ構成されると共に、該挟持保持部で挟持保持された基端側部分から先の先端側部分を非接触状態で収容する先端収容室が組合せ構成されるように、それぞれの形状が形成されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、光ファイバ心線の端末部を挟むように第1及び第2部材を重ねて設けることにより、端末部の基端側部分が挟持保持部により挟持保持され、そして、基端側部分から先の先端側部分が先端収容室に非接触状態で収容されるので、光ファイバ心線の端末部を有効に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施形態に係る端末保護具における上側部材が下側部材に対して閉じた状態を示す斜視図である。
【図2】実施形態に係る端末保護具における上側部材が下側部材に対して開いた状態を示す斜視図である。
【図3】実施形態に係る端末保護具の平面図である。
【図4】固定部材の正面図である。
【図5】実施形態に係る端末保護具の左側面図である。
【図6】実施形態に係る端末保護具の正面図である。
【図7】本実施形態に係る端末保護具の光ファイバ心線の端末部への取り付け方法を示す第1の説明図である。
【図8】本実施形態に係る端末保護具の光ファイバ心線の端末部への取り付け方法を示す第2の説明図である。
【図9】本実施形態に係る端末保護具の光ファイバ心線の端末部への取り付け方法を示す第3の説明図である。
【図10】本実施形態に係る端末保護具の光ファイバ心線の端末部への取り付け方法を示す第4の説明図である。
【図11】本実施形態に係る端末保護具の光ファイバ心線の端末部への取り付け方法を示す第5の説明図である。
【図12】図3におけるXII-XII断面図である。
【図13】図3におけるXIII-XIII断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1〜3は本実施形態に係る端末保護具100を示す。本実施形態に係る端末保護具100は、光ファイバ心線200の端末部210に取り付けられる心線端末保護手段を構成するものである。
【0014】
本実施形態に係る端末保護具100は、射出成形により細長形状に形成された樹脂成形部材が組み合わされて構成されている。本実施形態に係る端末保護具100を形成する樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられる。本実施形態に係る端末保護具100は、内部が視認可能な透明樹脂で形成されていてもよく、また、内部が視認不能な着色樹脂で形成されていてもよい。本実施形態に係る端末保護具100は、例えば、長さが40〜60mm、幅が5〜20mm、及び厚さが6〜15mmである。
【0015】
本実施形態に係る端末保護具100は、上下に分割されて構成された上側及び下側部材110,120(第1及び第2部材)を備え、そして、その上側及び下側部材110,120がそれらの長さ方向の一端においてヒンジ130で連結されて一体に形成され、そのヒンジ130で上側部材110が下側部材120に対して折り返されることで、それらが重ねて設けられるように構成されている。
【0016】
上側部材110は、ヒンジ130が設けられた一端側とは反対の他端側の部分が、両面テープ或いは接着剤によってゴムシート113が貼設され上側心線保持部111に、また、その一端側に連続する部分が下側に開口した上側凹部112に、それぞれ構成されている。上側心線保持部111に貼設されたゴムシート113は例えば架橋された天然ゴム組成物や合成ゴム組成物で形成されており、その厚さは例えば0.5〜2.0mmである。
【0017】
上側部材110には、上側凹部112における長さ方向の上側心線保持部111寄りで且つ幅方向中央に、厚さ方向に貫通した内部確認孔114が形成されている。内部確認孔114の孔径は例えば2〜6mmである。
【0018】
下側部材120は、上側部材110の上側心線保持部111に対応する部分が水平で平坦な上面を有する下側心線保持部121に、また、その一端側に連続して上側部材110の上側凹部112に対応する部分が上側に開口した下側凹部122に、さらに、下側心線保持部121の他端側に連続する部分が下側心線保持部121と面一状の水平で平坦な上面を有する心線接触台123に、それぞれ構成されている。下側心線保持部121及び心線接触台123のそれぞれには下側に開口した凹部が形成されている。
【0019】
下側部材120には、下側凹部122と下側心線保持部121との間を仕切るように幅方向に間隔をおいて一対の一端側壁部124が立設されている。また、下側部材120には、下側心線保持部121と心線接触台123との間を仕切るように幅方向に間隔をおいて一対の他端側壁部125が立設されている。一対の一端側壁部124間の間隙及び一対の他端側壁部125間の間隙のそれぞれは幅方向の中央に設けられており、その寸法は例えば0.1〜1.0mmである。
【0020】
本実施形態に係る端末保護具100は、ヒンジ130で上側部材110が下側部材120に対して折り返されて、それらが重ねて設けられると、上側部材110の上側心線保持部111が、一対の一端側壁部124と一対の他端側壁部125との間に嵌め込まれると共に、下側部材120の下側心線保持部121との間に間隔を有して位置付けられる。これらの上側心線保持部111及び下側心線保持部121により、光ファイバ心線200の端末部210の基端側部分211を挟持保持する挟持保持部が組合せ構成される。上側心線保持部111と下側心線保持部121との間の間隔の寸法は例えば0.1〜1.0mmである。また、上側部材110の上側凹部112と下側部材120の下側凹部122とが向かい合って設けられることにより、内部に、光ファイバ心線200の端末部210の基端側部分211から先の先端側部分212を非接触状態で収容する先端収容室140が組合せ構成される。
【0021】
本実施形態に係る端末保護具100は、上側及び下側部材110,120を重ねた状態で固定する固定部材150(固定手段)を備えている。固定部材150は、コの字の開口を下向きに配した形状に形成されており、上側部材110に上側から外嵌めするように設けられている。
【0022】
固定部材150は、図4に示すように、両側片151のそれぞれの下部内側に、突出した隅部を形成する段差と下端部の内向き斜め上に延びた係合爪152とにより、内向きに開口した断面台形の長さ方向に延びる嵌合溝153が構成されている。一方、上側及び下側部材110,120には、図5に示すように、それらが重ねて設けられた状態において、上側及び下側凹部112,122における長さ方向の上側及び下側心線保持部111,121寄りの部位に、固定部材150の嵌合溝153に嵌合する断面台形の一端側ガイド突条161が上側及び下側部材110,120の分割ラインに沿って長さ方向に延びるように設けられている。この一端側ガイド突条161は、上側部材110と一体に形成され、その両側下端のそれぞれから側方に突出して下方に垂下するように設けられている。また、上側及び下側部材110,120には、図6に示すように、上側及び下側心線保持部111,121に対応する部位に、固定部材150の嵌合溝153に嵌合する断面台形の他端側ガイド突条162が上側及び下側部材110,120の分割ラインに沿って長さ方向に延びるように設けられている。この他端側ガイド突条162は、上側及び下側部材110,120の分割ラインに沿ってそれぞれ上側及び下側突条162a,162bに分割されており、上側突条162aが上側部材110と、また、下側突条162bが下側部材120とそれぞれ一体に形成されている。
【0023】
固定部材150は、嵌合溝153が一端側ガイド突条161及び他端側ガイド突条162によって案内されることにより、上側及び下側部材110,120の外側を長さ方向にスライド可能に構成されている。そして、固定部材150は、嵌合溝153が一端側ガイド突条161位置に位置付けられているときには、係合爪152が下側部材120に係合することなく上側部材110のみに係合し、従って、上側部材110が下側部材120に対して開閉可能なアンロック状態(非固定状態)となる。また、嵌合溝153が他端側ガイド突条162位置に位置付けられているときには、係合爪152が上側部材110の上側突条162aよりも下側の下側部材120の下側突条162bに係合し、従って、上側部材110が下側部材120に対して開閉不能なロック状態(固定状態)となる。つまり、嵌合溝153が一端側ガイド突条161位置に位置付けられたときの固定部材150の位置がアンロック位置、及び嵌合溝153が他端側ガイド突条162位置に位置付けられたときの固定部材150の位置がロック位置となる。なお、固定部材150の両側片151のそれぞれの外側には、スライド操作用の多段差形状のつまみ部154が設けられている。
【0024】
上側部材110の上面の内部確認孔114の一端側には、他端側を向く縦壁面を有する断面三角形状のストッパ突起115が一体に突設されており、これにより固定部材150の一端側への過剰なスライド移動が規制されている。また、上側部材110の上面の内部確認孔114の他端側には、高さの低い係合突起116が一体に突設されており、これにより固定部材150のアンロック位置及びロック位置相互間の不用意な移動が規制されている。なお、固定部材150がアンロック位置に位置付けられると、固定部材150によって内部確認孔114が覆われることとなる。さらに、上側部材110の他端には、上方に延びるストッパ壁117が全幅で一体に突設されており、これにより固定部材150の他端側への過剰なスライド移動及び上側部材110からの脱落が規制されている。
【0025】
次に、光ファイバ心線200の端末部210への本実施形態に係る端末保護具100の取り付け方法について説明する。
【0026】
まず、図7に示すように、固定部材150がロック位置に位置付けられた本実施形態に係る端末保護具100における重ねて設けられた上側及び下側部材110,120の一端側部分の幅方向(或いは厚さ方向)の両側を一方の手の親指と人差し指とで挟んで持ち、また、固定部材150の両側のつまみ部154を他方の手の親指と人差し指とで挟んで持ち、そして、固定部材150を一端側(矢印の向き)に押してスライド移動させる。このとき、固定部材150は、係合突起116を乗り越えた後、ストッパ突起115に当接して移動規制されることによりアンロック位置に位置付けられる。
【0027】
次いで、図8に示すように、上側部材110を下側部材120に対して開き、下側部材120の一端側部分の幅方向の両側を一方の手の親指と人差し指とで挟んで持ち、また、光ファイバ心線200を他方の手の親指と人差し指及び中指との間で挟んで持ち、そして、他方の手で持った光ファイバ心線200の端末部210の基端側部分211を一対の一端側壁部124間の隙間及び一対の他端側壁部125間の隙間に上方から差し入れると共に、基端側部分211から先の先端側部分212が下側凹部122に非接触となるように光ファイバ心線200を長さ方向に位置調整する。このとき、一対の一端側壁部124及び一対の他端側壁部125は、光ファイバ心線200の端末部210を上側及び下側部材110,120の配設方向である上下方向に直交する横方向(端末保護具100の幅方向)に位置規制する。つまり、一対の一端側壁部124及び一対の他端側壁部125は心線位置規制部を構成する。このように光ファイバ心線200の端末部210の基端側部分211を一対の一端側壁部124間の隙間及び一対の他端側壁部125間の隙間に上方から差し入れるように設けるので、光ファイバ心線200の先端が他部材に接触することがなく、従って、光ファイバ心線の先端に保護チューブを被せる場合のように心線先端が損傷を受けることもない。
【0028】
次いで、図9に示すように、他方の手の人差し指で下側部材120の下面における心線接触台123に対応する部分を支持すると共に、他端側壁部125間から外部に延びる光ファイバ心線200における心線接触台123上に接触する一定長さの部分を、親指で押圧して固定する。この状態で、片手だけで光ファイバ心線200の端末部210の端末保護具100における位置決めをすることができる。
【0029】
続いて、一方の手で上側部材110を下側部材120に対して閉じて重ね、図10に示すように、上側及び下側部材110,120の一端側部分の厚さ方向の両側を一方の手の親指と人差し指とで挟んで持つ。このとき、後述の通り、上側及び下側心線保持部111,121によって光ファイバ心線200の端末部210の基端側部分211が挟持保持されるので、他方の手による光ファイバ心線200の固定の解除が可能となる。
【0030】
最後に、図11に示すように、固定部材150の両側のつまみ部154を他方の手の親指と人差し指とで挟んで持ち、そして、固定部材150を他端側(矢印の向き)に引いてスライド移動させる。このとき、固定部材150は、係合突起116を乗り越えた後、ストッパ壁117に当接して移動規制されることによりロック位置に位置付けられる。そして、図12に示すように、上側及び下側心線保持部111,121は、光ファイバ心線200の端末部210の基端側部分211を挟持保持して上側及び下側部材110,120の配設方向である上下方向に位置規制し、加えて、上側心線保持部111に設けられているゴムシート113は相対的に摩擦係数が高いことから、光ファイバ心線200を長さ方向にも位置規制する。つまり、上側及び下側心線保持部111,121は、光ファイバ心線200の端末部210の基端側部分211を挟持保持する挟持保持部を組合せ構成する。また、図13に示すように、上側及び下側凹部112,122により組合せ構成された先端収容室140は、基端側部分211が挟持保持されて片持ち梁状となった基端側部分211から先の先端側部分212を非接触状態に収容する。この状態では、内部確認孔114からは、先端収容室140に収容された光ファイバ心線200の端末部210の先端部分を視認することができる。
【0031】
以上の手順により光ファイバ心線200の端末部210に本実施形態に係る端末保護具100が取り付けられた構造が構成される。なお、端末保護具100を取り外す際には逆の手順を実行すればよい。
【0032】
以上に説明した通り、本実施形態に係る端末保護具100によれば、光ファイバ心線200の端末部210を挟むように第1及び第2部材110,120を重ねて設けることにより、端末部210の基端側部分211が挟持保持部を構成する上側及び下側心線保持部111,121により挟持保持され、そして、基端側部分211から先の先端側部分212が先端収容室140に非接触状態で収容されるので、光ファイバ心線200の端末部210を有効に保護することができる。
【0033】
なお、上記実施形態においては、心線位置規制部を構成する一対の一端側壁部124及び一対の他端側壁部125が下側部材120に設けられた構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、それらが上側部材110に設けられた構成であってもよく、また、それらが上側及び下側部材110,120の両方に設けられた構成であってもよい。
【0034】
上記実施形態においては、挟持保持部を構成する部分である上側心線保持部111にゴムシート113が貼設された構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、同じく挟持保持部を構成する部分である下側心線保持部121にゴムシートが貼設された構成であってもよく、また、挟持保持部を構成する部分である上側及び下側心線保持部111,121の両方にゴムシートが貼設された構成であってもよい。
【0035】
上記実施形態においては、先端収容室140を構成する部分である上側部材110の上側凹部112に対応する部分に内部確認孔114が形成された構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、同じく先端収容室140を構成する部分である下側部材120の下側凹部122に対応する部分に内部確認孔が形成された構成であってもよく、また、先端収容室140を構成する部分である上側部材110の上側凹部112に対応する部分及び下側部材120の下側凹部122に対応する部分の両方に内部確認孔が形成された構成であってもよい。
【0036】
上記実施形態においては、上側及び下側部材110,120がヒンジ130により連結されて一体に形成された構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、それらが別体に形成されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は光ファイバ心線の端末部に取り付けられる端末保護具について有用である。
【符号の説明】
【0038】
100 端末保護具
110 上側部材(第1部材)
111 上側心線保持部
112 上側凹部
113 ゴムシート
114 内部確認孔
120 下側部材(第2部材)
121 下側心線保持部
122 下側凹部
123 心線接触台
124 一端側壁部(心線位置規制部)
125 他端側壁部(心線位置規制部)
130 ヒンジ
140 先端収容室
150 固定部材(固定手段)
200 光ファイバ心線
210 端末部
211 基端側部分
212 先端側部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバ心線の端末部に取り付けられる端末保護具であって、
光ファイバ心線の端末部を挟むように重ねて設けられる第1及び第2部材と、該第1及び第2部材を重ねた状態で固定する固定手段と、を備え、
上記第1及び第2部材は、光ファイバ心線の端末部を挟むように重ねて設けられたとき、端末部の基端側部分を挟持保持する挟持保持部が組合せ構成されると共に、該挟持保持部で挟持保持された基端側部分から先の先端側部分を非接触状態で収容する先端収容室が組合せ構成されるように、それぞれの形状が形成されている、光ファイバ心線の端末保護具。
【請求項2】
請求項1に記載された光ファイバ心線の端末保護具において、
上記第1及び第2部材の一方は、上記第1及び第2部材が光ファイバ心線の端末部を挟むように重ねて設けられたとき、外部に延びた光ファイバ心線の一定長さが接触するように設けられた心線接触台を有する、光ファイバ心線の端末保護具。
【請求項3】
請求項2に記載された光ファイバ心線の端末保護具において、
上記第1及び第2部材のうち少なくとも一方には、光ファイバ心線の端末部を該第1及び第2部材の配設方向に直交する方向に位置規制する心線位置規制部が設けられている、光ファイバ心線の端末保護具。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載された光ファイバ心線の端末保護具において、
上記第1及び第2部材のうち少なくとも一方には、上記挟持保持部を構成する部分にゴムシートが貼設されている、光ファイバ心線の端末保護具。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載された光ファイバ心線の端末保護具において、
上記第1及び第2部材のうち少なくとも一方には、上記先端収容室を構成する部分に内部確認孔が形成されている、光ファイバ心線の端末保護具。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載された光ファイバ心線の端末保護具において、
上記第1及び第2部材はヒンジにより連結されて一体に形成されている、光ファイバ心線の端末保護具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−237619(P2011−237619A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−109173(P2010−109173)
【出願日】平成22年5月11日(2010.5.11)
【出願人】(000003263)三菱電線工業株式会社 (734)
【Fターム(参考)】