説明

光学機器

本発明は光学機器に関する。光学機器(10)は、光学機器のユーザの眼の近傍において光学機器を配置し、使用するように構成された支持体と、使用時にユーザの眼の視野に入るように支持体に支持された光学装置(12)であって、光学装置(12)を通したユーザの眼の視界をユーザの両眼に対して横方向に反転するように構成された光学装置と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学機器に関し、特に、発作リハビリテーション用の、脳外傷リハビリテーション用の、又は 身体性および視覚性の機能不全の治療用の、又は実験装置としての、治療、検査、及び痛みの診断に適した光学装置に関するがそれに限定されるものではない。
【背景技術】
【0002】
以上の医学的症状は、鏡ボックスと称される手段で治療できる。鏡ボックスは、2個の別々のコンパートメントと鏡装置と、から構成される。ユーザは、彼の又は彼女の左腕を左のコンパートメントに挿入する、又は彼の又は彼女の右腕を右のコンパートメントに挿入する。腕が挿入されたコンパートメントは、挿入された肢を視界から隠すために覆われる。鏡ボックス内部の鏡装置は、ユーザに対して、その肢が他のコンパートメントに存在し、彼の又は彼女の他の肢であるように見えるように、挿入された肢の像を反転する。例えば、ユーザが彼又は彼女の左腕を挿入する場合、彼又は彼女は、それが彼又は彼女の右腕であるように見えるように、彼又は彼女の左腕の反転した像を見る。この光学的に作成された右腕の存在の幻影は、ユーザの脳に、左腕の動きは実際には右腕の動きであると思い込ませる幻覚を生じる。その結果、脳が、技術分野の項で述べた医学的症状を改善できる再配置を受けるものと理解される。
【0003】
鏡ボックスは、欠点も有する。更に具体的には、鏡ボックスは、頻繁な使用のために非実用的であり、脚の利用に適していない。
【0004】
最近、多くの活動がPLPの薬物治療の開発に関して行われている。しかしながら、薬物治療は、望ましくない副作用を生じることがある。
【0005】
逆に、失読症及び類似の症候群で、視覚性の知覚的な反転が発生し、そして、この可能性はまだ研究されていない。
【0006】
他の非対称の神経系症状、例えば、発作、視覚性の軽視(neglect)症候群及び複合性局所疼痛症候群は、鏡ボックス治療法の恩恵を受けることができる。更に、他の眼科的症状、例えば、眼のシクロねじれ(cyclotorsion)又は複視は、例えば鏡ボックスによって提供される画像反転によって診断される。加えて、肢損傷および外科手術後の患者のリハビリテーションは、運動選手のリハビリテーションを含め、鏡ボックスによって生成される視覚的錯視の恩恵を受けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0096】
図1は、本発明の一実施例形態に基づく眼鏡10を示す。眼鏡フレーム12は、支持体を構成し、それは眼鏡の第一のレンズ16の前にプリズム14を保持する。図1において、文字aで示すケーシング管の領域は、本発明に基づくプリズムの作用を損なうことなく除去できるプリズムの一部分を示す。眼鏡の第二のレンズ18は、光のレンズの透過を実質的に遮断する不透明体である。更に、プリズム14を包囲しているレンズの表面は、第一のレンズ16を通した視界を制限する不透明体である。視界は、プリズム14の上面、下面、及び側面20を不透明材で覆うことによって、更に制限される。不透明材は、例えば樹脂のコーティング、又は被覆の形態をしていてよい。図1の眼鏡は、約90グラムの重量である。
【0097】
図2a及び2bは、本発明の別の実施形態に基づく眼鏡30及び40の模式図を示す。図2aに示すように、鏡32は、眼鏡30の第一のレンズ34の前に取り付けられる。鏡32の反射面36(反射平面を構成する)は、眼鏡30の着用者の鼻側を向いている。図2bは別の装置を示し、鏡42は眼鏡40の第二のレンズ44の前に取り付けられる。鏡42の反射面46は、眼鏡40の着用者の側頭部側を向いている。図2a及び2bは、いずれも模式図であり、鏡32及び42がどのように眼鏡に装着されるかを示すものではないが、鏡32及び42のそれぞれは、眼鏡のフレームから鏡の反射面36及び46の反対側面に延びた、樹脂又は類似の物質により成形された取付部材によって取り付けることができる。更に、鏡32及び42のない方の眼鏡30及び40のレンズは、図1に示された眼鏡と同様に不透明である。
【0098】
図3a、3b及び3cは、図1で示す実施形態において使用されるプリズムの別の態様の模式的側面図である。図3a、3b及び3cにおいて、矢印線は、ユーザの眼52、62及び66の視界を示す。図3aにおいて、プリズム50は、比較的短くて、制限された垂直方向の視界を提供する。図3bにおいて、プリズム60は、眼の位置より下において比較的長くて、増加された垂直方向の視界を提供する。プリズムの点線部分64は、ユーザ62の視界の外側であるため除去できる。図3cにおいて、プリズム67は、眼の位置より上及び下において比較的長くて、増加された垂直方向の視界を提供する。従って、図3cに示す装置を、図9a、9b及び9cに示す上下逆転可能な実施形態、又は図10に示す回転可能な実施形態において用いるとき、図3bの装置によって得られる眼の位置より下において増加された視界は、プリズム67が上下どちらの向きであっても、図3cの装置によって得ることができる。プリズム67の点線部分68は、プリズムの上下の端に向かうと共にユーザの眼の方に向かっており、それらはユーザ66の視界の外側であるため除去できる。
【0099】
図4a、4b、4c及び4dは、図1、2a及び2bの実施形態において使用する光学装置の模式的平面図を示す。図4a、4b、4c及び4dにおいて、矢印線は、光学装置を通過する光線を示すと共に、光学装置の作用も示す。図4aは、ドーブプリズム70を示す。プリズム70の点線部分72は、本発明に基づくプリズムの作用に影響を与えることなく除去できる。図4aに示すように、入射光線は、プリズム70の下方内表面74(反射平面を構成する)において反射される。反射の効果は、ユーザがプリズムを通して見る画像を反転させることである。図4bは、図4aと同様のプリズム80を示しているが、異なる点は、矢印線で示すように、ユーザが斜めにプリズムを通した画像を見ることである。しかしながら、プリズム80による画像の反射の効果は、画像を反転するという点で、図4aに関するものと同じである。図4a及び4bにおいて、プリズム70、80の表面は、それぞれの表面を通過するとき光線の方向が変化しているように、光を屈折させる。図4cは、屈折表面92を有する他のプリズム90を示す。ここで、屈折表面92における光線の垂直入射は、プリズム90の表面の光の通過に影響を与えない。図4a、4b及び4cのプリズム70、80及び90は、図1に示す実施形態において使用される。図4dは、図2a及び2bに示す実施形態において使用される鏡100の模式的平面図を示す。図4a、4b及び4cと同様に、光線を矢印線で示す。図4dに示すように、入射光線は、プリズム100の下方内表面102(反射平面を構成する)において反射される。反射の効果は、ユーザがプリズムを通して見る画像を反転させることである。
【0100】
図5a及び5bは、円柱レンズ装置の模式的平面図である。円柱レンズ装置は、図1のプリズムを円柱レンズ装置に置換することによって、又は図2a又は2bの鏡を円柱レンズ装置に置換することによって、図1、2a又は2bに示す眼鏡の一部を構成できる。図5aにおいて、円柱レンズ装置110は、第一及び第二の円柱レンズ112及び114を備え、それらの円柱レンズはそれらの平面側表面が互いに対向するように、お互いに間隔をおいて配置される。光線を表す矢印線で示すように、円柱レンズは、ユーザがレンズを通して見る画像を反転する。レンズの円柱状形からみて、画像反転は、一方向、すなわち円柱レンズの平面に対して垂直な一平面に対応している。円柱レンズに関する別の装置を、図5bに示す。ここで、ユーザの眼124に近い円柱レンズ122は他の円柱レンズ126より小さい。光線から分かるように、眼に近いレンズ122の寸法を縮小することは、視界の損失を招かない。
【0101】
図6aは、図5a及び5bに示す円柱レンズ装置の模式的側面図を示す。図6aに示すように、小さい円柱レンズ132は、ユーザの眼134の前に配置される。前述の通り、円柱レンズ装置130は、眼鏡の一部を構成する。図6aに示すように、接眼レンズの垂直的な開口は、増加する。これによって、眼の視軸に対する装置の垂直方向の照準(位置合わせ)に関する許容範囲を増加できる。
【0102】
図6bに示すように、非点収差のフレネルレンズ装置140を、円柱レンズ装置の代わりに使ってもよい。この装置の使用は、軽量化を可能とする。
【0103】
二つの別のフレネルレンズ装置のうちの一つを、円柱レンズ装置の代わりに使ってもよい。図6cに示す第一の別の装置において、フレネルプリズム配列142は、配列の二つの表面のそれぞれがある屈折角を有するように構成される。図6dに示す第二の別の装置において、空間146によって隔てられた二つのフレネルプリズム配列144が配置される。反射面148は、両配列の端となる一対のプリズムの両底面の間に配置される。
【0104】
本発明の更なる実施形態を図7に示す。図7に示すように、眼鏡150は、眼鏡の各レンズ156及び158の前に、プリズム152及び154を備える。各プリズム156及び158は、図3a、3b、3c、4a、4b及び4cに関して上述した通りである。各レンズ156及び158の前のプリズム152及び154の存在は、眼鏡の着用者の各眼において画像反転を提供する。
【0105】
例えば、腕を切断し幻肢痛(PLP)をもつユーザは、通常の手順で図1、2a及び2bに示される眼鏡の内の一つを着用し、彼の残っている腕(例えば彼の左腕)を注視する。光学装置(すなわちプリズム、鏡または円柱レンズ装置)の画像反転特性は、光学装置を通して見られる左腕の画像を、ユーザの眼に対して横方向に反転する。この効果は、見られた左腕が彼の右腕としてユーザに見えることである。それによって、彼の脳に、切断された右腕が存在すると思い込ませることができる。その結果、ユーザの脳は再配置を受け、これによって切断を受けたユーザを苦しめる幻肢痛(PLP)を減少するものと理解される。
【0106】
図8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g及び8hは、本発明による光学装置を備えた別の実施形態を示す。各実施形態において、光学装置(例えばプリズム、鏡又は円柱レンズ装置)は、上述の通り光学装置を通したユーザの視界を反転するように構成されると共に、ユーザに着用された眼鏡(着用できる機器を構成する)に取り外し可能に装着できるように構成される。更に具体的には、図8aは、側を欠いている眼鏡160を示し、この眼鏡は、一つのレンズに取り付けられた光学装置162及びユーザに着用された眼鏡(図示せず)にこの眼鏡を留めることを可能にするスプリングクリップ164を備える。スプリングクリップ164(金属、又はプラスチック材料から形成できる)は、眼鏡160の後部から延びている。スプリングクリップ164のばね力は、堅いグリップ、又は緩めのグリップを得るように構成されていてよく、それによって、図8aに示す眼鏡を着用された眼鏡につるすことができる。図8aに示すスプリングクリップ構造は、一つのレンズのみを備え、他眼が別の遮蔽部材によって遮蔽されている単眼用構造にも適する。図8a、8b、8c、8d、8e、8f及び8gに示す装置は、約25グラムの重量である。
【0107】
図8bは、図8aの実施形態とは別の実施形態を示し、側を欠いている眼鏡170は、一つのレンズに取り付けられた光学装置172及び眼鏡のフレームの周縁にお互いに間隔をおいて配置された多数のばね力のないクリップ174を備える。使用中、ばね力のないクリップ174は、眼鏡170をユーザに着用された眼鏡(図示せず)に装着するために用いられる。
【0108】
図8cは、一つのレンズの上に取り付けられた光学装置182及び磁気クリップ184を備えた、側を欠いている眼鏡180に関する、更なる実施形態を示す。使用中、磁気クリップ184は、眼鏡180をユーザに着用された眼鏡(図示せず)の金属部分(例えばフレーム)に装着するために用いられる。
【0109】
図8dは、一つのレンズの上に取り付けられた光学装置192及び図8aに示すものと類似のスプリングクリップ194を備えた、側を欠いた眼鏡190に関する更なる実施形態の後方斜視図を示す。図8dの実施形態は、ユーザに着用された眼鏡(図示せず)に対して、図8aの実施形態とほぼ同じ手順で留められる。
【0110】
図8eは、光学装置202及び眼鏡の両側にばね力のないクリップ204を備えた、側を欠いた眼鏡200に関する更なる実施形態の前方斜視図を示す。クリップ204は、眼鏡200をユーザに着用された眼鏡(図示せず)に装着するために用いられる。ハンドル206は、眼鏡206の片側に取り付けられている。このハンドル206は、図8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g及び8hに示す実施形態のいずれに取り付けられていてもよい。
【0111】
図8fは、図8a、8b、8c、8d及び8eに示す実施形態による眼鏡212が留められる、側210を備えた眼鏡の側面図を示す。実施形態の内の一つに基づく眼鏡212の留め付けは、ヒンジ214によって行われ、留め付けられた眼鏡212は上方へ回転して着用者の視線から外すことができる。留め付けられた眼鏡212は、ヒンジ214の再配置によって、それを横方向に、又は着用者の側頭部方向に回転させ着用者の視線から外すことができるように変更してもよい。ヒンジ214は、単眼用眼鏡装置の一部を構成し、上方向回転、又は横方向回転ができるようにしてもよい。
【0112】
図8gは、スプリングクリップ224の眼鏡の側頭部側に挟み部材226を備えることを除いて図8aに示す実施形態と同様である、光学装置222を備えた実施形態220を示す。図8dの実施形態は、同様の手順で変更してもよい。
【0113】
図8hは、光学装置232及びスプリングクリップ234を備えた単眼用装置230の後方斜視図を示す。スプリングクリップ234の挟み部材236は、それらが装置の両側に位置するように、間隔をおいて配置される。
【0114】
図8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g及び8hの実施形態でスプリングクリップを備える場合、ばねは、リーフスプリング、ヘリカルスプリング等の形態であってよい。
【0115】
図9a、9b及び9cは、一つのレンズに取り付けられた光学装置を備える本発明による眼鏡を示す。図9a、9b及び9cの眼鏡は、ユーザがいずれの方向を上にしても着用できるように構成されている。眼鏡をいずれの方向を上にしても着用できる機能によって、光学装置はユーザの左右眼のいずれにおいても使用できる。
【0116】
図9aは、一つのレンズに取り付けられた光学装置252を備える眼鏡250を示す。眼鏡250の側258の先端部分254及び256は、眼鏡の着用者の耳の回りに適応するように各々形成されている。第一の先端部分254及び第二の先端部分256は、使用中に第一及び第二の先端部分254及び256の内の一つが耳と係合するように、実質的に逆の方向に延びる。例えば、図9aに示すように、眼鏡250が第一の方向を上にして着用されるとき、第一の先端部分254は着用者の耳と係合する。眼鏡が逆向きに着用されるとき、第二の先端部分256は着用者の耳と係合する。
【0117】
図9bは、眼鏡が直線状の側262を備えることを除いて図9aに示される眼鏡と同じである眼鏡260を示す。使用中に直線状の側262の各々は、眼鏡が何れの方向を上にして着用されても係わりなく、眼鏡の着用者の各々の耳の上に置かれる。
【0118】
図9cは、眼鏡の側274の先端部分に装着されるストラップ272を更なる特徴とする、図9bの眼鏡と同じである眼鏡270を示す。使用中に、ストラップは、眼鏡を適切な位置に保持するために、眼鏡270の着用者の頭部の周辺に合わされる。
【0119】
図10は、一つのレンズに取り付けた光学装置302を備える眼鏡300を示す。他のレンズは、遮蔽されている。光学装置は、光学装置が前頭面の周りを眼鏡に対して回転できるようにレンズに取り付けられる。図10の装置は、以下の通り、図9a、9b及び9cに示される逆向き着用能な眼鏡に使用される。眼鏡300は、光学装置が着用者の右眼の前に配置されるように、第一の方向を上にして着用される。眼鏡が着用者の頭部に逆向きに着用されるとき、光学装置302は着用者の左眼の前に配置される。光学装置302の光学の構成に応じて、着用者の右眼でなく左眼の前に光学装置を配置させることは、眼鏡が適切に使用できないようにその光学装置を通した視界を向けることもある。眼鏡に対する光学装置302の回転によって、着用者は眼鏡を適切に使用するために視界を向け直すことができる。更に、光学装置302の実質的に180度の回転は、二つの中心軸距離(すなわち、異なるユーザの眼間隔)の変化を提供する。図10において、実線は第一の中心軸距離における光学装置を示し、点線は第二の中心軸距離における光学装置を示す。光学装置が本質的に非共軸の装置(例えばドーブプリズム等)である場合、この種の光学装置がレンズの中心に配置されているときであっても、中心軸距離の変化が得られる。
【0120】
プリズム及び少なくとも一つのレンズを備える、本発明の各種実施形態を、図11a、11b、11c、11d、11e及び11fに示す。図11a、11b、11c、11d、11e及び11fの各々において、眼400は、各実施形態に関して示される。実施形態の各々はプリズム402を備え、その機能は上述の通りである。
【0121】
図11a及び11bは、レンズが眼400及び角柱402との間に配置される実施形態を示す。図11aの実施形態は、縮小レンズ404(縮小を提供する)を備え、図11bの実施形態は、拡大レンズ406(拡大を提供する)を備える。
【0122】
図11c及び11dは、レンズがプリズム402に対して眼400の反対側に配置される実施形態を示す。図11cの実施形態は、拡大レンズ406(拡大を提供する)を備え、図11dの実施形態は、縮小レンズ404(拡大を提供する)を備える。
【0123】
図11a及び11dの実施形態に関して、画質は、レンズによって引き起こされるピンぼけを克服する、又は少なくとも減少させるユーザの眼のピント調整能力に依存する。図11a、11b、11c及び11dの実施形態のレンズの眼400及びプリズム402に対する配置、及びレンズの光学特性及び寸法は、例えば拡大の範囲、縮小の範囲、視界の範囲及び明確に見ることができる対象の距離等の因子を決定する。配置、光学特性及び寸法は、周知の光学設計実務に基づき特定の要求事項に合わせて決定してよい。図11a及び11bと比較して図11c及び11dのような眼から離れたレンズの配置は、周知の光学設計実務に基づき、拡大又は縮小の範囲に影響を及ぼす。実施形態の態様において、非点収差レンズは、見る対象物の経線状の歪みを提供するために使用される。
【0124】
図11e及び11fは、一つの拡大レンズ406と一つの縮小レンズ404とをプリズム402に対して反対側に配置した実施形態を示す。
【0125】
図11eの実施形態は、縮小レンズ404がプリズム402及び眼400との間に配置されるガリレオの構成と認められ、この実施形態は縮小より拡大を提供することに適している。縮小は、縮小レンズ404の焦点距離が拡大レンズ406の焦点距離より大きい場合に可能である。図11fの実施形態は、拡大レンズ406がプリズム402及び眼400との間に配置される逆ガリレオの構成と認められ、この実施形態は拡大より縮小を提供することに適している。拡大、又は縮小は、両レンズの焦点距離の比率によって決定される。
【0126】
図11e及び11fの実施形態は、レンズ間の距離がそれらの焦点距離の差異に等しくなるように構成され、これは機器からユーザの体の部分より遠くに置かれた対象を見ることを容易にする。代わりに、実施形態が、レンズ間の距離がそれらの焦点距離の差異より大きくなるように構成される場合、ユーザの体の部分を見ることを容易にする。実施形態の態様において、レンズは、経線状の拡大差異を提供する非点収差レンズである。全ての経線における最適ピントのため、レンズの非点収差の軸は平行であり、各経線における焦点距離の差異は同じである。図11a、11b、11c及び11dの実施形態と同様に、図11e及び11fの実施形態のレンズの配置、光学特性及び寸法は、周知の光学設計実務に基づき特定の要求事項に合わせて決定されてよい。
【0127】
上述の実施形態の図示されていない構造に関し、光学機器は周知の設計及び作用のアルコール水準器を備え、それは光学機器が地面に対して水平であるときを示すために機能する。加えて、例えば図10に示されるような光学装置が回転可能である、光学機器の図示されていない構造に関し、目盛り尺が光学機器に設けられ、可動指示器、例えばマークが光学装置に設けられている。光学装置が回転するにつれて、マークは光学装置の回転、及び回転する範囲を示すために目盛り尺に対して移動する。この様にして、身体の平面に対する光学機器の方向を決定されてよい。
【図面の簡単な説明】
【0128】
【図1】本発明の一実施形態による眼鏡の斜視図である。
【図2a】本発明の別の実施形態による眼鏡の斜視図である。
【図2b】本発明の別の実施形態による眼鏡の斜視図である。
【図3a】本発明において使用する種々のプリズムの模式的側面図である。
【図3b】本発明において使用する種々のプリズムの模式的側面図である。
【図3c】本発明において使用する種々のプリズムの模式的側面図である。
【図4a】本発明において使用する光学装置の模式的平面図である。
【図4b】本発明において使用する光学装置の模式的平面図である。
【図4c】本発明において使用する光学装置の模式的平面図である。
【図4d】本発明において使用する光学装置の模式的平面図である。
【図5a】本発明において使用する円柱レンズ装置の模式的平面図である。
【図5b】本発明において使用する円柱レンズ装置の模式的平面図である。
【図6a】本発明において使用する円柱レンズ装置の模式的側面図である。
【図6b】本発明において使用するフレネルレンズ装置の模式図である。
【図6c】別のフレネルレンズ装置を示す。
【図6d】別のフレネルレンズ装置を示す。
【図7】本発明の他の実施形態による眼鏡の斜視図である。
【図8a】ユーザに着用される眼鏡に取り外し可能に装着できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図8b】ユーザに着用される眼鏡に取り外し可能に装着できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図8c】ユーザに着用される眼鏡に取り外し可能に装着できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図8d】ユーザに着用される眼鏡に取り外し可能に装着できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図8e】ユーザに着用される眼鏡に取り外し可能に装着できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図8f】ユーザに着用される眼鏡に取り外し可能に装着できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図8g】ユーザに着用される眼鏡に取り外し可能に装着できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図8h】ユーザに着用される眼鏡に取り外し可能に装着できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図9a】ユーザがいずれの方向を上にしても着用できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図9b】ユーザがいずれの方向を上にしても着用できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図9c】ユーザがいずれの方向を上にしても着用できるように構成された本発明の実施形態を示す。
【図10】眼鏡に回転可能に組み付けられた本発明による光学装置を示す。
【図11a】プリズム及び少なくとも一つのレンズを備えた本発明の実施形態を示す。
【図11b】プリズム及び少なくとも一つのレンズを備えた本発明の実施形態を示す。
【図11c】プリズム及び少なくとも一つのレンズを備えた本発明の実施形態を示す。
【図11d】プリズム及び少なくとも一つのレンズを備えた本発明の実施形態を示す。
【図11e】プリズム及び少なくとも一つのレンズを備えた本発明の実施形態を示す。
【図11f】プリズム及び少なくとも一つのレンズを備えた本発明の実施形態を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学機器であって、
該光学機器のユーザの眼の近傍において前記光学機器を配置し、使用するように構成された支持体と、
使用時に前記ユーザの前記眼の視野に入るように前記支持体に支持された光学装置であって、前記光学装置を通した前記ユーザの眼の視界を前記ユーザの両眼に対して横方向に反転するように構成された光学装置と、を備えた光学機器。
【請求項2】
前記光学装置は、前記視界が反射する反射平面を定める光学部品を備える、請求項1に記載の光学機器。
【請求項3】
前記光学装置は、前記光学部品によって定められる前記反射平面が実質的に正中面にあるように構成された、請求項2に記載の光学機器。
【請求項4】
前記光学機器は、前記反射平面が前記ユーザの視界の側頭部側及び鼻側の何れか一方に向くように構成された、請求項2又は請求項3に記載の光学機器。
【請求項5】
前記光学装置は、鏡を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項6】
前記光学装置は、少なくとも一つのプリズムを備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項7】
前記プリズムは、全反射を提供するように構成された、請求項6に記載の光学機器。
【請求項8】
前記プリズムは、所定形状に加工されている請求項6又は請求項7に記載の光学機器。
【請求項9】
前記光学装置は、少なくとも一つのフレネル型プリズムを備える、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項10】
前記光学装置は、一対の非点収差レンズを備える、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項11】
前記光学装置は、使用中に、前記眼の上、及び前記眼の下の少なくとも一方の経線状平面を伸びる視界を提供するように構成された、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項12】
前記光学装置は、遠位にて、ユーザの眼の方へ向かう平面で切断されている、請求項11に記載の光学機器。
【請求項13】
前記光学装置がプリズムを備えるとき、前記光学装置は少なくとも一つのレンズを更に備える、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項14】
前記光学装置は、一つの拡大レンズを備える、請求項13に記載の光学機器。
【請求項15】
前記拡大レンズは、前記プリズムに対して、使用中に、前記拡大レンズが前記プリズムより前記ユーザの眼に近い側、及び前記ユーザの眼から前記プリズムより遠い側、のいずれか一方になるように配置される、請求項14に記載の光学機器。
【請求項16】
前記光学装置は、一つの縮小レンズを備える、請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項17】
前記縮小レンズは、前記プリズムに対して、使用中に、前記縮小レンズが前記プリズムより前記ユーザの眼に近い側、及び前記ユーザの眼から前記プリズムより遠い側、のいずれか一方になるように配置される、請求項16に記載の光学機器。
【請求項18】
前記光学装置は、少なくとも一つの非点収差レンズを備える、請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項19】
前記光学装置が複数の非点収差レンズを備えるとき、前記複数の非点収差レンズの非点収差の軸は平行である、請求項18に記載の光学機器。
【請求項20】
前記光学装置がプリズムを備えるとき、前記光学装置は一対のレンズを更に備える、請求項1から請求項19のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項21】
前記一対のレンズは、拡大レンズ、及び縮小レンズから構成された、請求項20に記載の光学機器。
【請求項22】
前記光学機器は、使用中に、前記拡大レンズがユーザの眼から前記プリズムより遠い側に、かつ前記縮小レンズがユーザの眼から前記プリズムより近い側に配置されるように構成された、請求項21に記載の光学機器。
【請求項23】
前記光学機器は、使用中に、前記縮小レンズがユーザの眼から前記プリズムより遠い側に、かつ前記拡大レンズがユーザの眼から前記プリズムより近い側に配置されるように構成された、請求項21に記載の光学機器。
【請求項24】
前記光学機器は、ユーザの体の部分を見るように構成された、請求項20から請求項23のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項25】
前記一対のレンズの間の距離は、前記レンズの焦点距離の差より大きい、請求項24に記載の光学機器。
【請求項26】
前記光学機器は、前記光学機器からユーザの体の部分より更に遠くに位置する対象を見るように構成された、請求項20から請求項25のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項27】
前記一対のレンズの間の距離は、前記レンズの焦点距離の差に実質的に等しい、請求項26に記載の光学機器。
【請求項28】
前記光学装置は、一対のフレネル型非点収差レンズを備える、請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項29】
前記光学装置は、前記光学機器が使用中のとき、前記ユーザの顔から離れる方向にお互いに間隔をおいて配置される一対の円柱レンズを備える、請求項1から請求項27のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項30】
前記一対の円柱レンズの光学的作用の低い面がお互いに正対する、請求項29に記載の光学機器。
【請求項31】
前記光学機器が一対の非点収差レンズを備えるとき、前記非点収差レンズのそれぞれの焦点距離は実質的に同じである、請求項1から請求項30のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項32】
前記光学機器が一対の非点収差レンズを備えるとき、前記非点収差レンズのそれぞれの焦点距離は等しくない、請求項1から請求項30のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項33】
少なくとも一つの非点収差レンズを備える、請求項1から請求項32のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項34】
前記少なくとも一つのレンズは曲面を含む、請求項33に記載の光学機器。
【請求項35】
前記光学機器は、二つの光学装置がそれぞれ間隔をおいて配置されるように、前記支持体に支持される他の光学装置を更に備え、前記他の光学装置は、使用中に、ユーザの他の眼の視界を反転するように構成された、請求項1から請求項34のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項36】
前記光学機器が前記ユーザの前記眼の近くに配置され使用されるとき、前記二つの光学装置のそれぞれ一つ一つが前記ユーザの二つの眼のそれぞれ一つ一つの視野の中にあるように、前記光学機器は構成され、前記二つの光学装置はそれぞれ間隔をおいて配置された、請求項35に記載の光学機器。
【請求項37】
前記二つの光学装置のうちの一つの前記支持体に対する方向は固定されていて、前記二つの光学装置の他方の前記支持体に対する方向は変更可能である、請求項35又は請求項36に記載の光学機器。
【請求項38】
前記二つの光学装置は、使用中において、それらのそれぞれの視界が実質的に同じ対象の方向を向く、請求項35から請求項37のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項39】
前記光学機器は、前記光学機器のユーザに着用されるように構成された、請求項1から請求項38のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項40】
前記光学機器は、前記光学機器のユーザの頭部に着用されるように構成された、請求項39に記載の光学機器。
【請求項41】
前記支持体は、前記ユーザに着用されるように構成された着用可能な機器に前記光学機器を取り付けるように構成された、請求項1から請求項40のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項42】
前記支持体は、前記ユーザの頭部に着用されるように構成された着用可能な機器に前記光学機器を取り付けるように構成された、請求項41に記載の光学機器。
【請求項43】
前記支持体は、前記着用可能な機器に前記光学機器を着脱可能に取り付けるように構成された、請求項42に記載の光学機器。
【請求項44】
前記支持体は、前記着用可能な機器に係合するように構成されたクリップを備える、請求項43に記載の光学機器。
【請求項45】
前記支持体は、前記クリップを付勢して前記クリップと前記装着可能な機器とを堅く係合させる付勢装置を備える、請求項44に記載の光学機器。
【請求項46】
前記光学機器は、ユーザに保持されるように構成された、請求項1から請求項45のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項47】
前記光学機器は、約50グラム未満の重量である、請求項1から請求項46のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項48】
前記光学機器は、約25グラム未満の重量である、請求項47に記載の光学機器。
【請求項49】
前記光学機器は、前記光学装置を通した前記ユーザの眼の視界を制限するように構成された制限部材を備える、請求項1から請求項48のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項50】
前記制限部材は、前記光学装置を通した前記ユーザの眼の視界を定める、請求項49に記載の光学機器。
【請求項51】
前記制限部材は、前記光学機器が使用中のときに、前記ユーザの顔面から延びるように構成された、請求項49又は請求項50に記載の光学機器。
【請求項52】
前記制限部材は、前記光学機器が使用中のときに、前記ユーザの顔面から延びる空間を定める、請求項51に記載の光学機器。
【請求項53】
前記制限部材は、前記支持体に装着されている、請求項49から請求項52のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項54】
前記制限部材は、前記支持体と一体的に形成されている、請求項53に記載の光学機器。
【請求項55】
前記光学機器は、中心軸間距離を変化できるように構成された、請求項1から請求項54のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項56】
前記光学装置は、前記光学機器に対して横方向に可動である、請求項55に記載の光学機器。
【請求項57】
前記光学装置は、前記光学機器に対して回転可能である、請求項1から請求項56のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項58】
前記光学装置は、本質的に非共軸のプリズムである、請求項57に記載の光学機器。
【請求項59】
前記光学装置が回転可能である場合、前記光学機器は、前記光学装置と共に移動する指示器と協動して前記光学装置の回転の範囲を示す、間隔を置かれた複数の印を備える、請求項1から請求項58のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項60】
前記光学機器は、地面に対する前記光学機器の水平度を示すように機能する傾斜表示装置を備える、請求項1から請求項59のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項61】
前記傾斜表示装置は、前記光学機器が地面に対して実質的に水平であるときを示すように機能する、請求項60に記載の光学機器。
【請求項62】
前記傾斜表示装置は、アルコール水準器を備える、請求項61に記載の光学機器。
【請求項63】
請求項1から請求項62のいずれか1項に記載の光学機器を備える、眼鏡。
【請求項64】
前記眼鏡は、前記光学機器を備えた第一のレンズ機器、及び第二のレンズ機器であって前記第二のレンズ機器を通した前記ユーザの眼のうちの一つの視界を妨げるように構成された第二のレンズ機器を備える、請求項63に記載の眼鏡。
【請求項65】
前記第二のレンズ機器は、それによって実質的に光の通過を遮断するように構成された不透明部材、及び光の通過を減少するように構成された半透明部材の内の一つを備える、請求項64に記載の眼鏡。
【請求項66】
前記眼鏡は、前記光学機器が前記ユーザのどちらかの眼又は両方の眼に対して機能するように構成された、請求項63から請求項65のいずれか1項に記載の眼鏡。
【請求項67】
前記眼鏡は、第一の方向を上にした着用方向、又は逆さまにして第二の方向を上にした着用方向で着用可能に構成された、請求項66に記載の眼鏡。
【請求項68】
前記第一及び第二のレンズ機器はお互いに間隔をおいて配置されると共にブリッジによって接続され、前記ブリッジは前記ブリッジに取り付けられた少なくとも一つの弾性部材を備え、前記弾性部材は前記眼鏡がどちらの方向を上にして着用されるときにも少なくとも一つの前記弾性部材が前記ユーザの鼻と前記ブリッジの残り部分との間に介装されるように構成された、請求項67に記載の眼鏡。
【請求項69】
前記眼鏡は、前記光学機器の前記光学装置を通した前記ユーザの眼の前記視界を変化できるように構成された、請求項63から請求項68のいずれか1項に記載の眼鏡。
【請求項70】
前記眼鏡は、前記視界を前記ユーザの両眼に対して横方向に移動できるように構成された、請求項69に記載の眼鏡。
【請求項71】
前記光学装置は、前記眼鏡に対して移動可能である、請求項70に記載の眼鏡。
【請求項72】
前記光学装置は、前記眼鏡に対して回転可能である、請求項71に記載の眼鏡。
【請求項73】
前記光学装置は、前記可動装置の横方向が可変であるように可動である、請求項71又は請求項72に記載の眼鏡。
【請求項74】
前記光学装置は、前記眼鏡が使用されるとき、ほぼ前記ユーザの顔面によって規定される平面と平行である平面の中で回転可能である、請求項71又は請求項72に記載の眼鏡。
【請求項75】
前記眼鏡は、約200グラム未満の重量である、請求項63から請求項74のいずれか1項に記載の眼鏡。
【請求項76】
前記眼鏡は、約100グラム未満の重量である、請求項75に記載の眼鏡。
【請求項77】
磁気共鳴映像法スキャナ及び請求項1から請求項76のいずれか1項に記載の光学機器を備えた部品キットであって、前記光学機器は前記磁気共鳴映像法スキャナの被験者によって用いられるように構成された、部品キット。
【請求項78】
陽電子放出断層撮影法スキャナ及び請求項1から請求項76のいずれか1項に記載の光学機器を備えた部品キットであって、前記光学機器は前記陽電子放出断層撮影法スキャナの被験者によって用いられるように構成された、部品キット。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図5a】
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【図5b】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図6d】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【図8c】
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【図8d】
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【図8e】
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【図8f】
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【図8g】
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【図8h】
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【図9a】
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【図9b】
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【図9c】
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【図10】
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【図11a】
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【図11b】
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【図11c】
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【図11d】
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【図11e】
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【図11f】
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【公表番号】特表2009−539127(P2009−539127A)
【公表日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−512675(P2009−512675)
【出願日】平成19年6月1日(2007.6.1)
【国際出願番号】PCT/GB2007/002026
【国際公開番号】WO2007/138330
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(508350982)