説明

光触媒を利用した道路・沿道大気浄化装置

【課題】 汚染大気に大量かつ有効に滞留・接触し光触媒反応を起こすようにする。
【解決手段】比表面積の大きな濾材に光触媒反応に有効な塗膜を施し、道路・沿道の分離帯、壁体等に置く装置とした。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が解決しようとする課題】
従来、光活性の強い酸化チタン塗膜面に太陽光の紫外線が当ると、大気中の窒素酸化物や硫黄酸化物と光触媒反応を起こして酸化分解することが解っているが、現在は平板か凹凸のついた板状面に、酸化チタン類を塗膜したものに自然太陽光を当てる自然暴露式があり、その方法では汚染大気を大量かつ有効に滞留・接触できないという問題点がある。
【0002】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、比表面積の大きな濾材に光触媒反応に有効な塗膜を施し道路・沿道の分離帯、壁体等に置く装置とした。
【0003】
【考案の効果】
大気に接触する濾材の表面積が大きいので汚染大気を大量に滞留し接触できる。
大気の汚染濃度の変化に応じて表面積の違う濾材を選別できる。
大気の汚染濃度の変化に応じて形状の違う濾材を選別できる。
汚染大気の種類に応じて光触媒反応塗膜材を選別できる。
【提出日】平成12年9月6日(2000.9.6)

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】大気に大量に接触する濾材に光触媒反応を起こす塗膜を施し道路・沿道の分離帯、壁体等に縦列、横列、斜列に1段及び多段連続配置し汚染大気を浄化する装置。
【請求項2】光触媒反応効果を高めるため、汚染大気に接触する濾材の形状は、ヘチマ線状形、ラセン線状形、波板形、ハニカム形、ボール形、薄膜形とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【登録番号】実用新案登録第3083404号(U3083404)
【登録日】平成13年11月7日(2001.11.7)
【発行日】平成14年1月31日(2002.1.31)
【考案の名称】光触媒を利用した道路・沿道大気浄化装置
【国際特許分類】
【評価書の請求】有
【出願番号】実願2000−5195(U2000−5195)
【出願日】平成12年6月16日(2000.6.16)
【出願人】(500025879)シラカワ工業株式会社 (2)