説明

全視界パノラマ遮光メガネ

【課題】本発明は、遮光メガネ等に於ける、眼の左右側面の横目視界を視覚認識で判断できるメガネを提供する。
【解決手段】無枠のフロントレンズ部(1)と一体になっている、サイドレンズ部(2)を設ける。またサイドレンズ部(2)に直結して特殊な超小形の蝶番(5)を設ける。さらにこの蝶番(5)に直結して、側面固定パッド(3)を設けた短テンプル(4)を設ける。この短テンプル(4)に一体に直結して、先セル部(6)を設ける。またはフロントレンズ部(1)に、メタル細線のノーズブリッジ(7)を設けるタイプも良い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日常使用するメガネに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、多くの人々が利用しているメガネは、前枠にフロントレンズが嵌め込まれて、さらにブリッジ、ノーズパット、蝶番、テンプル、先セルと繋がって構成されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
近年多くのユーザーは、これがメガネであると思っている程、この形は普及している。しかしながら、これらのメガネはフレームである、目の側面に付いているテンプル部分と、目の全面のフロント枠部分、蝶番部分、鼻アテのノーズパット等により、前方の視界は普通として、特に側面の視界をかなり悪化させている。これは自動車を運転していると感じるが、停止中は左右の視界を確認する場合、顔を左右に振れば良いが、走行中はそんな事は出来ない。つまり横目で見ている事が多いのである。この状況は側面の視界が、これら前記フレーム等により非常に邪魔されており、特に右ハンドルでは左折時に左側面から来る、通行人や自転車が急に目に入る事があり、最悪時は自転車と接触事故になる場面を、目にすることがある。つまりこれらメガネに使用されている、前記フレーム等のメガネの付属パーツが、側面視界を阻害しているのである。
これらを改善するためにも、本発明はなされたのである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これらの課題を解決する手段として、図2図3のごとく無枠のフロントレンズ部(1)と一体物で成型した、サイドレンズ部(2)を設ける。このサイドレンズ部(2)は耳の近くまで設けられている。つぎにサイドレンズ部(2)に直結して超小形の蝶番(5)を設ける。さらにこの超小形の蝶番(5)に直結して、側面固定パッド(3)を設けた短テンプル(4)を設ける。この短テンプル(4)に一体に直結して、先セル部(6)を設ける。この側面固定パッド(3)は使用者のコメカミ近くにセットするように設けられている。
また目線視界に影響しないような、図4のごとくフロントレンズ部(1)に、メタル細線のノーズブリッジ(7)を設けたタイプも形成されている。
本発明は以上のような構成よりなる、全視界パノラマ遮光メガネである。
【発明の効果】
【0005】
1.メガネのフレーム等が無い事と、遮光レンズが左右の目の側面まで、覆っている事で無意識の横目視界が広がり、極めて良好なる全視界状況になり安全に寄与する。
2.ノーズブリッジ(7)の付いているタイプも、1.に同じである。
3.部品点数の少ないシンプル構造であるので、低コスト化が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
まず無枠のフロントレンズ部(1)と一体に成型した、サイドレンズ部(2)を設ける。図1、図2で見れるように、メガネのフレーム枠とかノーズパットは使用されていないので、目の視界をさえぎるものは無く、スッキリとした1枚レンズで構成されている。そしてこのサイドレンズ部(2)は耳の近くまで設けられている。つぎにサイドレンズ部(2)に直結して超小形の蝶番(5)を設ける。この蝶番(5)は利用者の頭のサイズに合わせる調整用に設ける。さらにこの超小形の蝶番(5)に直結させて、側面固定パッド(3)を設けた短テンプル(4)を設ける。該パッドは柔らかな弾力性で、本発明をこめかみ付近でフィットさせている。さらにこの短テンプル(4)に一体に直結して、先セル部(6)を設ける。この該セル部により、利用者の耳の一部にソフトに挟みこまれて、メガネの固定に大いに役立てている。また目線視界に影響しないような、図4のごとくフロントレンズ部(1)に、メタル細線のノーズブリッジ(7)を設けた動きの激しい状況にも、耐えられるタイプも形成されている。さらに本発明によれば、遮光レンズの利用者に大事な視界を得るには、このレンズの配色が重要であり、レンズカラーとしては、イエロー系は特にコントラスト効果が一番大きい色調であり、見る対象物を明るくする効果があり、ブラウン系やグリーン系は眼部の炎症の保護効果があり、ブルー系は防眩効果が一番高いとされており、該レンズ部はこの色調を適度に配色する。
本発明は以上のような構成であり、これを使用せんとするときには、
【0007】
普通の眼鏡としてかければ良い。とくにワイドなレンズ部は視界的に解放感が大きくまた、独自の側面固定パッド(3)は頭部のこめかみ部分に、柔らかくフィットされてさらに小さな耳掛けである、短テンプル(4)と先セル部(6)が、まるで無接触のごとく耳に挟まれる。つまり該固定パッドと先セル部(6)のソフト固定で、レンズ部は鼻には無接触状態で、セットされる。そしてレンズ部は眼の側面全体を余裕を持って覆いこんでいるので、横目線視界(8)は十分取れている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 本発明の装着実施図である。
【図2】 本発明の斜視図である。
【図3】 本発明の上面より見た、装着説明図である。
【図4】 本発明のノーズブリッジ付タイプの斜視図である。
【符号の説明】
【0009】
1 フロントレンズ部
2 サイドレンズ部
3 側面固定パッド
4 短テンプル
5 蝶番
6 先セル
7 ノーズブリッジ
8 横目線視界

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無枠のフロントレンズ部(1)と一体になっている、サイドレンズ部(2)を設け、サイドレンズ部(2)に直結して蝶番(5)を設け、さらにこの蝶番(5)に直結して、側面固定パッド(3)を設けた短テンプル(4)を設け、この短テンプル(4)に一体に直結して、先セル部(6)を設ける、このような特徴に形成および構成されてなる、全視界パノラマ遮光メガネ。
【請求項2】
フロントレンズ部(1)に、メタル細線のノーズブリッジ(7)を設けた請求項1記載の、全視界パノラマ遮光メガネ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−181489(P2012−181489A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−61588(P2011−61588)
【出願日】平成23年3月2日(2011.3.2)
【出願人】(591085248)
【Fターム(参考)】