内燃機関用点火コイル
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用点火コイルに関し、特に、この点火コイルの低電圧接続手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の内燃機関用点火コイルを示す平面図であり、図において、1は一部分が本体内を通る閉磁路型コア、2はこのコア1への一部分を囲むように構成され、導体線が巻き付けられた一次ボビン、3は、この一次ボビンに巻き付けられた導体線で一次コイル、4は、この一次コイル3を囲むように構成され、導体線が巻き付けられた二次ボビン、5は、この二次ボビン4に巻き付けられた導体線で、上記一次コイル3の約100倍の巻数分巻かれた二次コイル、6は、前記二次ボビン4に取り付けられ、前記二次コイル5の低圧端と電気的接続されている端子、7は、電子部品でリード端子のうち一つは、前記二次コイル5の高圧端が巻き付けられ、半田付により、電気的接続されている。8は、上記一次ボビン2と二次ボビン4と電子部品7とを収納するケースである。9a、9b、9cは、このケース8に圧入され、外部機器との電気的接続をするためのコネクタの端子、この端子9aには、前記一次コイル3の余線の一部が、端子6に巻き付けられ、このまま半田付によって電気的接続されている。前記端子9b、9cは前記端子部品7のリード端子と半田付により電気的接続されている。図10は、前記図9の断面側面図である。図において10は、前記ケース8に取り付けられ高電圧を外部に導くための高圧端子、11は、前記二次コイル5の高圧端から、前記高圧端子10まで高電圧を導くためのリード線、12は前記二次ボビン4にとりつけられ、前記リード線11を保持する樹脂部材である。
【0003】次に、動作について説明する。外部機器より端子9bを介して入力させる信号に応じて電子部品7は、オン、オフ動作をする。電子部品7がオンになり、端子9aを介して一次コイル3に通電を開始すると一次コイル3は磁束を発生し、この磁束はコア1を通って、二次コイル5と鎖交する。次いで電子部品7にオフ信号が入力されると電子部品7は、一次コイル3への通電を瞬時に遮断し、二次コイル5と鎖交していた磁束が急激に減少する。次いで電磁誘導の法則により、前記磁束変化は、一次コイル3と二次コイル5の巻数比に応じた高電圧を二次コイル5端に発生する。次いで、この高電圧はリード線11と高圧端子10を介して、外部へ供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関用点火コイルは、以上のように構成されているので、一次コイルの導体線の余線を内部配線に使用しなければならず細かい手作業を必要とし自動化が困難であり、仮に配線を端子に置きかえても部品点数が増加し接続点数もまた増加する問題点があった。さらに、半田付による各端子間の接続では時間がかかり接続点数の増加はコストに大きく影響し、また一次コイルは絶縁被膜を有しているために、従来電気的接続前に前記絶縁被膜を機械的にあるいは化学的に除去する作業が必要となりコスト高となる問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、組立を容易化し自動化への対応が可能となるとともに、小型、安価かつ信頼性の高い、低電圧側の電気的接続を有する点火コイルを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる点火コイルは、巻線と電子部品とを電気的に接続する複数の導体を一体化したインサートアセンブリを有し、巻線の端部と導体とをヒュージングにて接続し、かつ巻線の余線部を保持する状態に導体の接続部近傍が折り曲げられたものである。
【0007】
【作用】本発明における低電圧側の配線は、一体化により安価に製造され、接続点が減少し組立工程が減少する。また各配線の位置を正確に決めることが可能になり、組み付け及び接続の自動化、さらに小型化にも寄与し、信頼性が向上する。また、一次巻線のヒュージングによる接続は、加工時間を短くし加工コストを低減する。一体化された配線の一次巻線とヒュージングされた部分を折り曲げる構造とすることで、ヒュージング部分を他の接続点よりも高い位置に配置でき、ヒュージング部分周辺にフリーな作業空間を作ることが可能となり、ヒュージングまでの作業を容易化しさらに小型化が可能となる。また、ヒュージングされた部分の折り曲げにより巻線の余線部がケース外に突出しないよう保持するので、巻線の余線部の切断除去作業が不要となる。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例を図について説明する。図1、図2において、1は一部分が本体内を通る閉磁路型のコア2は、このコア1の一部分を囲むように構成され、導体線が巻き付けられた一次ボビン、3は、この一次ボビンに巻き付けられた導体線で一次コイル、4は、この一次コイル3を囲むように構成され、導体線が巻き付けられた二次ボビン、5は、この二次ボビン4に巻き付けられた導体線で前記一次コイル3の約100倍の巻数分巻かれた二次コイル、6は、前記二次ボビン4に取り付けられ、前記二次コイル5の高圧端と電気的接続されている端子、7は電子部品、8は、前記一次ボビン2と二次ボビン4と電子部品7とを収納するケース、13は、このケースに取り付けられ、前記端子6と前記電子部品7のリード端子と一次コイル3の巻線端と溶接あるいはヒュージングにより接続され、外部機器との電気的接続をするコネクタの端子を共用している導体群13cを樹脂13dにより一体化したインサートアセンブリである。前記インサートアセンブリ13と電気的接続をする、前記端子6と前記電子部品7と前記一次コイル3のうち、唯一位置決めが不確定で困難な一次コイル端3aとの電気的接続においては図4のA部のように他の溶接による接続点と高さ方向で差を設け周囲に充分な作業空間を確保しヒュージングによりインサートアセンブリ13と電気的接続をする。この段差分は、ヒュージング作業後、樹脂50を注型前に図2のように折り曲げて補う。また図7に示す3bはヒュージング作業後の一次コイル3の余線であり、この余線3bは切断除去不要とし多少長めであっても、図8に示すように上記インサートアセンブリ13のヒュージング作業後に折り曲げる部分で前記余線3bを上から押さえ、前記余線3bが前記ケース8の外に出ない構造とする。次に、図2において10は前記ケース8に取り付けられ高電圧を外部に導くための高圧端子、11は前記二次コイル5の高圧端から前記高圧端子10まで高電圧を導くためのリード線、12は、前記二次ボビン4に取り付けられ前記リード線11を保持する樹脂部材である。このインサートアセンブリ13は、1枚金属板より、プレス加工にて各配線構成を作り、この配線群の周囲を図5のように樹脂13dにて成形したあと、各配線の機能に合わせて図6のように13e、13fの部位で導体13cを切断することにより一体化されている。さらにこのインサートアセンブリ13は導体群13cと前記電子部品7の端子群との溶接時に発生する溶接屑によって前記端子間での短絡を防止する樹脂壁13a、13bを有している。
【0009】次に動作について説明する。外部機器より、インサートアセンブリ13に入力される信号に応じて電子部品7は、オン、オフ動作をする。電子部品7が、オンになりインサートアセンブリ13を介して、一次コイル3に通電を開始すると、一次コイル3は磁束を発生し、この磁束はコア1を通って、二次コイル5と鎖交する。次いで、電子部品7に、オフ信号が入力されると電子部品7は、一次コイル3への通電を瞬時に遮断し、二次コイル5と鎖交していた磁束が急激に減少する。次いで、電磁誘導の法則により前記磁束変化は一次コイル3と二次コイル5の巻数比に応じた高電圧を二次コイル5端に発生する。次いでこの高電圧はリード線11と高圧端子10を介して外部へ供給される。
【0010】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば低電圧側の配線を樹脂にて一体化したので点火コイルが安価にでき、小型のものが得られる効果がある。
【0011】この発明によれば、低電圧側の電気的接続を溶接にて行うので加工時間が短く、安価にでき、信頼性の高いものが得られる効果がある。
【0012】この発明によれば、一次コイル3と導体群13cとの接続はカシメ電極により、導体に大電流を流して加熱することにより、一次コイル3の絶縁被膜を溶出除去させて直接カシメることのできる、ヒュージングの手法を用いるため工程が少なく、安価にでき、信頼性の高いものが得られる効果がある。
【0013】この発明によれば、一次巻線と配線の接続部を接続後に折り曲げる構成にしたので接続に充分な空間が確保され作業が容易になる効果がある。
【0014】この発明によれば、巻線の余線部を保持する状態に導体の接続部近傍が折り曲げられるので、巻線の余線部がケース外に突出することがなく巻線の余線部の切断除去作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による注型前の内燃機関用点火コイルを示す平面図である。
【図2】この発明の一実施例による内燃機関用点火コイルを示す断面側面図である。
【図3】この発明の一実施例によるヒュージング後ヒュージング部分折り曲げ前の内燃機関用点火コイルを示す平面図である。
【図4】この発明の一実施例によるヒュージング後ヒュージング部分折り曲げ前の内燃機関用点火コイルを示す断面側面図である。
【図5】この発明の一実施例によるインサートアセンブリの導体を樹脂にて一体成形した後の図である。
【図6】この発明の一実施例によるインサートアセンブリの不要導体部分を切断除去した後の図である。
【図7】この発明の一実施例によるヒュージング部分詳細図である。
【図8】この発明の一実施例によるヒュージング部分折り曲げ詳細図である。
【図9】従来の注型前の内燃機関用点火コイルを示す平面図である。
【図10】従来の注型前の内燃機関用点火コイルを示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 コア
2 一次ボビン
3 一次コイル
3a 一次コイル端
3b 余線
4 二次ボビン
5 二次コイル
6 端子
7 電子部品
8 ケース
9a 端子
9b 端子
9c 端子
11 リード線
12 樹脂部材
13 インサートアセンブリ
13a 短絡防止壁
13b 短絡防止壁
13c 導体群
13d 樹脂
13e 切断部位
13f 切断部位
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用点火コイルに関し、特に、この点火コイルの低電圧接続手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の内燃機関用点火コイルを示す平面図であり、図において、1は一部分が本体内を通る閉磁路型コア、2はこのコア1への一部分を囲むように構成され、導体線が巻き付けられた一次ボビン、3は、この一次ボビンに巻き付けられた導体線で一次コイル、4は、この一次コイル3を囲むように構成され、導体線が巻き付けられた二次ボビン、5は、この二次ボビン4に巻き付けられた導体線で、上記一次コイル3の約100倍の巻数分巻かれた二次コイル、6は、前記二次ボビン4に取り付けられ、前記二次コイル5の低圧端と電気的接続されている端子、7は、電子部品でリード端子のうち一つは、前記二次コイル5の高圧端が巻き付けられ、半田付により、電気的接続されている。8は、上記一次ボビン2と二次ボビン4と電子部品7とを収納するケースである。9a、9b、9cは、このケース8に圧入され、外部機器との電気的接続をするためのコネクタの端子、この端子9aには、前記一次コイル3の余線の一部が、端子6に巻き付けられ、このまま半田付によって電気的接続されている。前記端子9b、9cは前記端子部品7のリード端子と半田付により電気的接続されている。図10は、前記図9の断面側面図である。図において10は、前記ケース8に取り付けられ高電圧を外部に導くための高圧端子、11は、前記二次コイル5の高圧端から、前記高圧端子10まで高電圧を導くためのリード線、12は前記二次ボビン4にとりつけられ、前記リード線11を保持する樹脂部材である。
【0003】次に、動作について説明する。外部機器より端子9bを介して入力させる信号に応じて電子部品7は、オン、オフ動作をする。電子部品7がオンになり、端子9aを介して一次コイル3に通電を開始すると一次コイル3は磁束を発生し、この磁束はコア1を通って、二次コイル5と鎖交する。次いで電子部品7にオフ信号が入力されると電子部品7は、一次コイル3への通電を瞬時に遮断し、二次コイル5と鎖交していた磁束が急激に減少する。次いで電磁誘導の法則により、前記磁束変化は、一次コイル3と二次コイル5の巻数比に応じた高電圧を二次コイル5端に発生する。次いで、この高電圧はリード線11と高圧端子10を介して、外部へ供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関用点火コイルは、以上のように構成されているので、一次コイルの導体線の余線を内部配線に使用しなければならず細かい手作業を必要とし自動化が困難であり、仮に配線を端子に置きかえても部品点数が増加し接続点数もまた増加する問題点があった。さらに、半田付による各端子間の接続では時間がかかり接続点数の増加はコストに大きく影響し、また一次コイルは絶縁被膜を有しているために、従来電気的接続前に前記絶縁被膜を機械的にあるいは化学的に除去する作業が必要となりコスト高となる問題点があった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、組立を容易化し自動化への対応が可能となるとともに、小型、安価かつ信頼性の高い、低電圧側の電気的接続を有する点火コイルを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる点火コイルは、巻線と電子部品とを電気的に接続する複数の導体を一体化したインサートアセンブリを有し、巻線の端部と導体とをヒュージングにて接続し、かつ巻線の余線部を保持する状態に導体の接続部近傍が折り曲げられたものである。
【0007】
【作用】本発明における低電圧側の配線は、一体化により安価に製造され、接続点が減少し組立工程が減少する。また各配線の位置を正確に決めることが可能になり、組み付け及び接続の自動化、さらに小型化にも寄与し、信頼性が向上する。また、一次巻線のヒュージングによる接続は、加工時間を短くし加工コストを低減する。一体化された配線の一次巻線とヒュージングされた部分を折り曲げる構造とすることで、ヒュージング部分を他の接続点よりも高い位置に配置でき、ヒュージング部分周辺にフリーな作業空間を作ることが可能となり、ヒュージングまでの作業を容易化しさらに小型化が可能となる。また、ヒュージングされた部分の折り曲げにより巻線の余線部がケース外に突出しないよう保持するので、巻線の余線部の切断除去作業が不要となる。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例を図について説明する。図1、図2において、1は一部分が本体内を通る閉磁路型のコア2は、このコア1の一部分を囲むように構成され、導体線が巻き付けられた一次ボビン、3は、この一次ボビンに巻き付けられた導体線で一次コイル、4は、この一次コイル3を囲むように構成され、導体線が巻き付けられた二次ボビン、5は、この二次ボビン4に巻き付けられた導体線で前記一次コイル3の約100倍の巻数分巻かれた二次コイル、6は、前記二次ボビン4に取り付けられ、前記二次コイル5の高圧端と電気的接続されている端子、7は電子部品、8は、前記一次ボビン2と二次ボビン4と電子部品7とを収納するケース、13は、このケースに取り付けられ、前記端子6と前記電子部品7のリード端子と一次コイル3の巻線端と溶接あるいはヒュージングにより接続され、外部機器との電気的接続をするコネクタの端子を共用している導体群13cを樹脂13dにより一体化したインサートアセンブリである。前記インサートアセンブリ13と電気的接続をする、前記端子6と前記電子部品7と前記一次コイル3のうち、唯一位置決めが不確定で困難な一次コイル端3aとの電気的接続においては図4のA部のように他の溶接による接続点と高さ方向で差を設け周囲に充分な作業空間を確保しヒュージングによりインサートアセンブリ13と電気的接続をする。この段差分は、ヒュージング作業後、樹脂50を注型前に図2のように折り曲げて補う。また図7に示す3bはヒュージング作業後の一次コイル3の余線であり、この余線3bは切断除去不要とし多少長めであっても、図8に示すように上記インサートアセンブリ13のヒュージング作業後に折り曲げる部分で前記余線3bを上から押さえ、前記余線3bが前記ケース8の外に出ない構造とする。次に、図2において10は前記ケース8に取り付けられ高電圧を外部に導くための高圧端子、11は前記二次コイル5の高圧端から前記高圧端子10まで高電圧を導くためのリード線、12は、前記二次ボビン4に取り付けられ前記リード線11を保持する樹脂部材である。このインサートアセンブリ13は、1枚金属板より、プレス加工にて各配線構成を作り、この配線群の周囲を図5のように樹脂13dにて成形したあと、各配線の機能に合わせて図6のように13e、13fの部位で導体13cを切断することにより一体化されている。さらにこのインサートアセンブリ13は導体群13cと前記電子部品7の端子群との溶接時に発生する溶接屑によって前記端子間での短絡を防止する樹脂壁13a、13bを有している。
【0009】次に動作について説明する。外部機器より、インサートアセンブリ13に入力される信号に応じて電子部品7は、オン、オフ動作をする。電子部品7が、オンになりインサートアセンブリ13を介して、一次コイル3に通電を開始すると、一次コイル3は磁束を発生し、この磁束はコア1を通って、二次コイル5と鎖交する。次いで、電子部品7に、オフ信号が入力されると電子部品7は、一次コイル3への通電を瞬時に遮断し、二次コイル5と鎖交していた磁束が急激に減少する。次いで、電磁誘導の法則により前記磁束変化は一次コイル3と二次コイル5の巻数比に応じた高電圧を二次コイル5端に発生する。次いでこの高電圧はリード線11と高圧端子10を介して外部へ供給される。
【0010】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば低電圧側の配線を樹脂にて一体化したので点火コイルが安価にでき、小型のものが得られる効果がある。
【0011】この発明によれば、低電圧側の電気的接続を溶接にて行うので加工時間が短く、安価にでき、信頼性の高いものが得られる効果がある。
【0012】この発明によれば、一次コイル3と導体群13cとの接続はカシメ電極により、導体に大電流を流して加熱することにより、一次コイル3の絶縁被膜を溶出除去させて直接カシメることのできる、ヒュージングの手法を用いるため工程が少なく、安価にでき、信頼性の高いものが得られる効果がある。
【0013】この発明によれば、一次巻線と配線の接続部を接続後に折り曲げる構成にしたので接続に充分な空間が確保され作業が容易になる効果がある。
【0014】この発明によれば、巻線の余線部を保持する状態に導体の接続部近傍が折り曲げられるので、巻線の余線部がケース外に突出することがなく巻線の余線部の切断除去作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による注型前の内燃機関用点火コイルを示す平面図である。
【図2】この発明の一実施例による内燃機関用点火コイルを示す断面側面図である。
【図3】この発明の一実施例によるヒュージング後ヒュージング部分折り曲げ前の内燃機関用点火コイルを示す平面図である。
【図4】この発明の一実施例によるヒュージング後ヒュージング部分折り曲げ前の内燃機関用点火コイルを示す断面側面図である。
【図5】この発明の一実施例によるインサートアセンブリの導体を樹脂にて一体成形した後の図である。
【図6】この発明の一実施例によるインサートアセンブリの不要導体部分を切断除去した後の図である。
【図7】この発明の一実施例によるヒュージング部分詳細図である。
【図8】この発明の一実施例によるヒュージング部分折り曲げ詳細図である。
【図9】従来の注型前の内燃機関用点火コイルを示す平面図である。
【図10】従来の注型前の内燃機関用点火コイルを示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 コア
2 一次ボビン
3 一次コイル
3a 一次コイル端
3b 余線
4 二次ボビン
5 二次コイル
6 端子
7 電子部品
8 ケース
9a 端子
9b 端子
9c 端子
11 リード線
12 樹脂部材
13 インサートアセンブリ
13a 短絡防止壁
13b 短絡防止壁
13c 導体群
13d 樹脂
13e 切断部位
13f 切断部位
【特許請求の範囲】
【請求項1】 巻線と、この巻線に通電される電流を制御するための電子部品と、上記巻線と上記電子部品とを電気的に接続する複数の導体を一体化したインサートアセンブリとを一体的に有するものにおいて、上記巻線の端部と上記導体とをヒュージングにて接続し、かつ上記巻線の余線部を保持する状態に上記導体の接続部近傍が折り曲げられたことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
【請求項1】 巻線と、この巻線に通電される電流を制御するための電子部品と、上記巻線と上記電子部品とを電気的に接続する複数の導体を一体化したインサートアセンブリとを一体的に有するものにおいて、上記巻線の端部と上記導体とをヒュージングにて接続し、かつ上記巻線の余線部を保持する状態に上記導体の接続部近傍が折り曲げられたことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図4】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図4】
【図9】
【図10】
【特許番号】特許第3522793号(P3522793)
【登録日】平成16年2月20日(2004.2.20)
【発行日】平成16年4月26日(2004.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平5−169978
【出願日】平成5年7月9日(1993.7.9)
【公開番号】特開平7−29747
【公開日】平成7年1月31日(1995.1.31)
【審査請求日】平成9年7月11日(1997.7.11)
【審判番号】不服2001−2328(P2001−2328/J1)
【審判請求日】平成13年2月16日(2001.2.16)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【合議体】
【参考文献】
【文献】特開 平5−121252(JP,A)
【文献】実開 昭56−145676(JP,U)
【文献】実開 昭59−185816(JP,U)
【文献】実開 平5−33505(JP,U)
【登録日】平成16年2月20日(2004.2.20)
【発行日】平成16年4月26日(2004.4.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成5年7月9日(1993.7.9)
【公開番号】特開平7−29747
【公開日】平成7年1月31日(1995.1.31)
【審査請求日】平成9年7月11日(1997.7.11)
【審判番号】不服2001−2328(P2001−2328/J1)
【審判請求日】平成13年2月16日(2001.2.16)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【合議体】
【参考文献】
【文献】特開 平5−121252(JP,A)
【文献】実開 昭56−145676(JP,U)
【文献】実開 昭59−185816(JP,U)
【文献】実開 平5−33505(JP,U)
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