説明

内視鏡カプセルをナビゲートするための装置および方法

【課題】センサコイルに及ぼされる外部磁界の影響を低減した内視鏡カプセルのナビゲート装置および方法を提供する。
【解決手段】内視鏡カプセル1を運動させるための第1の磁束密度B→を備える外部の第1の磁界により内視鏡カプセル1をナビゲートする装置および方法を記述する。この装置は、内視鏡カプセル1の位置および/または方向を検出するために、内視鏡カプセル1の外部に少なくとも1つのセンサコイルペア2を有し、このセンサコイルペア2は第1と第2のセンサコイル21、22を有する。ここで第1と第2のセンサコイル21、22は電気的に相互に接続されており、第2の磁束密度が同じである個所に配置されている。障害磁界により誘導される電圧がコイルペア2内で補償されるという利点を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡カプセルの位置と方向を検出するための少なくとも1つのセンサコイルペアを備える、内視鏡カプセルをナビゲートするための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
古典的な内視鏡法は、検査および診断のため、また患者の治療のために医学では広く普及した方法である。古典的な内視鏡法では、患者の身体開口部、たとえば口または肛門を介して内視鏡またはカテーテルが患者の中空器官、たとえば胃または腸に導入される。
【0003】
しかし古典的な内視鏡には、患者の身体開口部から患者の身体内部までの到達距離が制限されており、中空器官の曲線部または反りに追従するにはフレキシビリティが制限されているという欠点がある。たとえば典型的には7から8mの長さの患者の小腸には、この種の古典的な内視鏡では完全に到達することができない。
【0004】
したがって胃路/腸路を全長にわたってより良く検査するために、磁石で制御される内視鏡カプセルを備える内視鏡システムが存在する。カプセルは約30mmの長さと約10mmの直径を有する。組み込まれたミニチュアカメラと送受信電子回路を介して画像が記録され、無接触で表示および評価ユニットに伝送される。磁気的に制御される内視鏡カプセルは、たとえば特許文献1に記載されている。
【0005】
磁気的案内は、カプセル内の永久磁石に作用する磁気的勾配磁界に基づく磁力とトルクによって達成され、磁気的勾配磁界は外部の案内磁石によって形成される。外部の案内磁石は好ましくは、特許文献2に記載されたような電磁石である。別の実施形態では、案内磁石が機械的に可動な1つまたは複数の永久磁石を含む。カプセルの永久磁石の磁化方向は好ましくはカプセルの長手軸に対して垂直である。
【0006】
カプセルへの磁力およびトルクは、カプセル内の永久磁石の大きさ、および案内磁石のコイルを流れる電流に比例する。永久磁石の大きさはカプセルサイズにより制限されるが、コイル電流は電流供給部および熱発生により制限される。
【0007】
案内磁石の磁界を調整できるようにするため、身体内の内視鏡カプセルの位置と方向を知らなければならない。位置検出方法は磁気誘導に基づく。内視鏡カプセル内に配置されたマーカーコイルが電磁的交番磁界を形成し、この勾配磁界が身体の外にあるセンサコイルに電圧を誘導する。センサコイルが異なれば電圧も異なることにより、内視鏡カプセルの位置と方向を計算することができる。特許文献3にはこの種の測定装置が記載されている。
【0008】
電磁的交番磁界を形成するために、マーカーコイルには交流が供給される。交流は外部の交流源と磁気誘導により、またはカプセル内のバッテリーとこれに接続された回路により形成される。空間的制限から、通例、センサコイルは案内磁石コイル内になければならない。その場合、案内磁石コイルとセンサコイルとの間に強い磁気結合が生じる。カプセルをナビゲートするために大きな電流が流れる案内磁石コイルが同じように、センサコイルに電圧を誘導することは問題である。その結果、センサコイルに後置接続された評価電子回路が飽和状態に駆動されてしまうことがあり、あるいはマーカーコイルに帰還される誘導電圧のレベルがダイナミックレンジを最小限しか使用できなくなってしまうように評価電子回路の入力ダイナミクスレンジを広げてしまう。
【0009】
択一的な受動的実施形態では、カプセルが固有の自立式エネルギー供給部を有さず、外部のエネルギー供給コイルから電気エネルギーが供給される。エネルギー供給コイルは、マーカーコイルの共振回路と同じ周波数で駆動される。エネルギー供給コイルは、センサコイル内に電圧を形成する磁界を形成し、これによりセンサコイルに電流が流れる。ここでも案内磁石コイルがセンサコイルの評価電子回路を飽和状態に駆動することがあるという問題がある。しかしエネルギー供給コイルもまた付加的に強い交番磁界を形成するから、エネルギー供給コイルにより評価電子回路の必要なダイナミックレンジが大きくなるという問題が単独でも生じる。
【0010】
特許文献4は、コイルにより磁界内のカプセルの位置検出を行う装置を開示しており、ここではセンサコイルのアレイによって、カプセルのコイルにより形成される磁界を検知することができる。
【0011】
特許文献5は、患者の外部にあって複数の励磁コイルを有する磁気コイルシステムから、少なくとも1つの誘導コイルを有する患者内の作業カプセルに無線でエネルギーを伝達する方法および装置を開示する。ここでは位置決め装置が磁気コイルシステムに対する作業カプセルの位置と方向を検出し、磁気コイルシステムはこの位置と方向に基づいて、作業カプセルの個所に第1の磁界を作業カプセルへの力作用のために形成し、磁気コイルシステムはこの位置および/または方向に基づいて、作業カプセルの個所に第2の磁界を作業カプセルにエネルギー伝達するために形成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】ドイツ特許明細書第10142253号
【特許文献2】特許国際公開第2006/092421号
【特許文献3】欧州特許願第1967137号
【特許文献4】米国特許願2010/0134096号
【特許文献5】ドイツ特許願第102005053759号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の課題は、前記欠点を克服し、センサコイルに及ぼされる外部磁界の影響を低減した内視鏡カプセルのナビゲート装置および方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
この課題は本発明により、独立請求項の内視鏡カプセルのナビゲート装置および方法によって解決される。
【0015】
本発明は、コイルペアが逆極性で電気的に接続されていれば、コイルの個所の磁界強度が等しい場合、外部磁界によりコイルに誘導される電圧が相殺されるという着想に基づく。これにより外部磁界の作用を補償することができる。
【0016】
本発明は、内視鏡カプセルを運動させるための第1の磁束密度を備える第1の外部磁界により内視鏡カプセルをナビゲートする装置を請求する。この装置はさらに少なくとも1つのセンサコイルペアを内視鏡カプセルの外部に有し、これにより内視鏡カプセルの位置および/または方向を検出する。コイルペアは第1と第2のセンサコイルを有し、第1と第2のセンサコイルは相互に電気的に接続されており、第1の磁束密度が同じである個所に配置されている。本発明は、障害磁界により誘導される電圧がコイルペア内で補償されるという利点を提供する。センサ電子回路の入力端には、有効信号の非対称な電圧のみが印加される。複数のセンサペアの有効信号は、内視鏡カプセルの位置および方向に対する尺度である。
【0017】
本発明は、内視鏡カプセルのマーカーコイルにエネルギー供給するための第2の磁束密度を備える第2の外部磁界により内視鏡カプセルをナビゲートする装置を請求する。この装置は、内視鏡カプセルの位置および/または方向を検出するために内視鏡カプセルの外部に少なくとも1つのセンサコイルペアを有し、このセンサコイルペアは第1と第2のセンサコイルを有する。ここで第1と第2のセンサコイルは電気的に相互に接続されており、第2の磁束密度が同じである個所に配置されている。
【0018】
改善形態では、第1と第2のセンサコイルは、第1の磁界により誘導される電圧が補償されるように互いに接続される。別の実施形態では、第1と第2のセンサコイルは、第2の磁界により誘導される電圧が補償されるように互いに接続される。誘導されたセンサ電圧を評価するためのセンサ電子回路のダイナミックレンジは、鋭敏に選択することができる。なぜならダイナミックレンジが障害磁界によって決定されないからである。
【0019】
さらにこの装置は、第1の磁界を形成する案内磁界コイルを有することができ、第1と第2のセンサコイルは案内磁界コイルのコイル軸に対して対称に配置されている。
【0020】
本発明の改善形態では、この装置は、第2の磁界を形成するエネルギー供給コイルを有することができ、第1と第2のセンサコイルはエネルギー供給コイルのコイル軸に対して対称に配置されている。
【0021】
本発明は、内視鏡カプセルを運動させるための第1の磁束密度を備える第1の外部磁界により内視鏡カプセルをナビゲートする方法を請求する。この方法はさらに、内視鏡カプセルの位置および/または方向を、内視鏡カプセルの外部に配置された少なくとも1つのセンサコイルペアにより検出し、このセンサコイルペアは第1と第2のセンサコイルを有する。ここで第1と第2のセンサコイルは電気的に相互に接続されており、第1の磁束密度が同じである個所に配置されている。
【0022】
本発明はまた、内視鏡カプセルのマーカーコイルにエネルギー供給するための第2の磁束密度を備える第2の外部磁界により内視鏡カプセルをナビゲートする方法を請求する。この方法はさらに、内視鏡カプセルの位置および/または方向を、内視鏡カプセルの外部に配置された少なくとも1つのセンサコイルペアにより検出し、このセンサコイルペアは第1と第2のセンサコイルを有する。ここで第1と第2のセンサコイルは電気的に相互に接続されており、第2の磁束密度が同じである個所に配置されている。
【0023】
別の改善形態では、第1と第2のセンサコイルは、第1の磁界により誘導される両電圧が補償されるように互いに接続される。
【0024】
別の実施形態では、第1と第2のセンサコイルは、第2の磁界により誘導される両電圧が補償されるように互いに接続される。
【0025】
さらに、案内磁界コイルにより第1の磁界を形成することができ、第1と第2のセンサコイルは案内磁界コイルのコイル軸に対して対称に配置することができる。
【0026】
さらに、エネルギー供給コイルにより第2の磁界を形成することができ、第1と第2のセンサコイルはエネルギー供給コイルのコイル軸に対して対称に配置することができる。
【0027】
本発明のさらなる特異性および利点は、図面に基づく以下の複数の実施例の説明から明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】従来技術による内視鏡カプセルのナビゲート装置のブロック回路図である。
【図2】センサコイルペアとエネルギー供給コイルとを有する装置の平面図である。
【図3】センサコイルペアとエネルギー供給コイルと案内磁石とを有する装置の平面図である。
【図4】コイルペアの回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図1は、特許文献3に記載されたような内視鏡カプセル1をナビゲートし、位置検出するための装置のブロック回路図を示す。案内磁石コイル3により形成された磁界内には内視鏡カプセル1が存在する。カプセル案内ユニット6による磁界の変化によって、カプセル1の位置と方向を変化することができる。そのために案内磁石コイル3の磁界はカプセル1内部の磁石に力を及ぼす。
【0030】
x、y、z方向に配置されたセンサコイル20のアレイにより、カプセル1内に形成された交番磁界からカプセルの目下の位置と方向を検出することができる。そのためにセンサコイル20は位置検出ユニット7と電気的に接続されている。交番磁界がセンサコイル20内に電圧を誘導し、この電圧が位置検出のために評価される。交番磁界は、カプセル1内にある図示しないマーカーコイルによって形成される。交番磁界を形成するための電気エネルギーはエネルギー供給コイルから調達することができる。
【0031】
センサコイル20の空間的位置に応じてセンサコイル20内に障害電圧も形成される。この障害電圧は位置検出のための所望の電圧に重畳され、位置検出ユニット7のダイナミックレンジを狭める。
【0032】
したがって本発明によれば図2に対応して、センサコイルペア2が形成される。図2にはそれぞれ関連する第1と第2のセンサコイル21、22に同じ大文字A、B、C、..Jが付されている。コイルペア2の第1と第2のセンサコイル21、22はエネルギー供給コイル4の磁界内に、センサコイル21、22の個所ではエネルギー供給コイル4の磁界の第1の磁束密度B→が同じ大きさ同じ方向であるように配置されている。図2には第1の磁束密度B→が図平面に示されている。エネルギー供給コイル4により、内視鏡カプセルのマーカーコイルに電気エネルギーが供給される。コイル21、22と4は平面図に示されているので、1つのコイル巻線しか見ることができない。
【0033】
第1と第2のセンサコイル21、22を図4のように接続することにより、センサコイル21、22内に誘導され、エネルギー供給コイル4の磁界に帰還する電圧は相殺される。内視鏡カプセルにより2つのコイル21、22内に誘導される電圧はできるだけ異なり、互いに相殺しないようにするため、第1と第2のコイル21、22は互いにできるだけ離して配置される。第1の磁束密度B→が、第1と第2のセンサコイル21、22の個所では同じ大きさであることだけを保証すればよい。図2のようにセンサコイルペア2(AからJ)が多数ある場合、好ましくは対称配置が選択される。
【0034】
図3は、図2に類似の配置を示す。相違点は、図3では第2の磁束密度B→を備えるエネルギー供給コイル4の磁界と、第1の磁束密度B→を備える案内磁石コイル3の磁界の両方が備わっていることだけである。この配置ではセンサコイルペア2(A、B、..F)に、それぞれ同じ第1の磁束密度B→と、同じ第2の磁束密度B→とが流れなければならない。中央対称配置により、互いに接続されたコイルペア2内のセンサ電圧のダイナミックレンジが大きくなる。
【0035】
図4にはコイルペア20の回路図が示されている。第1と第2のセンサコイル21、22は逆極性で電気的に接続されており、障害磁界により誘導される第1の電圧Uと第2の電圧Uが互いを補償し、コイル21、22の個所において磁束密度が同じ場合には相殺される。この場合、障害磁界により誘導された電圧U、Uの和としてのセンサ電圧Uはゼロである。
【0036】
なお本明細書、請求の範囲および要約の翻訳文における「B→」、「B→」なる記載はそれぞれ

を表すものである。
【符号の説明】
【0037】
1 内視鏡カプセル
2 センサコイルペア
20 センサコイル
21 第1のセンサコイル
22 第2のセンサコイル
3 案内磁石コイル/ドライビングコイル
4 エネルギー供給コイル/エネルギーコイル
6 カプセル案内ユニット
7 位置検出ユニット
B→ 第1の磁束密度
B→ 第2の磁束密度
第1の磁界により誘導された電圧
第2の磁界により誘導された電圧
センサ電圧

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡カプセル(1)を運動させるための第1の磁束密度(B→)を備える外部の第1の磁界により該内視鏡カプセル(1)をナビゲートする装置において、
前記内視鏡カプセル(1)の外部にある少なくとも1つのセンサコイルペア(2)が、該内視鏡カプセル(1)の位置および/または方向を検出するために第1と第2のセンサコイル(21、22)を有し、
該第1と第2のセンサコイル(21、22)は互いに電気的に接続され、前記第1の磁束密度(B→)が同じである個所に配置されている、ことを特徴とするナビゲート装置。
【請求項2】
内視鏡カプセル(1)のマーカーコイルにエネルギー供給するための第2の磁束密度(B→)を備える外部の第2の磁界により該内視鏡カプセル(1)をナビゲートする装置において、
前記内視鏡カプセル(1)の外部にある少なくとも1つのセンサコイルペア(2)が、該内視鏡カプセル(1)の位置および/または方向を検出するために第1と第2のセンサコイル(21、22)を有し、
該第1と第2のセンサコイル(21、22)は互いに電気的に接続され、前記第2の磁束密度(B→)が同じである個所に配置されている、ことを特徴とするナビゲート装置。
【請求項3】
請求項1と2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1と第2のセンサコイル(21、22)は、第1の磁界(B→)により誘導される電圧(U、U)が補償されるように互いに接続されている、ことを特徴とする請求項2または3に記載の装置。
【請求項5】
前記第1と第2のセンサコイル(21、22)は、第2の磁界(B→)により誘導される電圧(U、U)が補償されるように互いに接続されている、ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記第1の磁界(B→)を形成する案内磁石コイル(3)を有し、前記第1と第2のセンサコイル(21、22)は、前記案内磁石コイル(3)のコイル軸に対して対称に配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記第2の磁界(B→)を形成するエネルギー供給コイル(4)を有し、前記第1と第2のセンサコイル(21、22)は、前記エネルギー供給コイル(4)のコイル軸に対して対称に配置されている、ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
内視鏡カプセル(1)を運動させるための第1の磁束密度(B→)を備える外部の第1の磁界により該内視鏡カプセル(1)をナビゲートする方法において、
前記内視鏡カプセル(1)の外部にあり、第1と第2のセンサコイル(21、22)を有する少なくとも1つのセンサコイルペア(2)により、該内視鏡カプセル(1)の位置および/または方向を検出する、
該第1と第2のセンサコイル(21、22)は互いに電気的に接続されており、前記第1の磁束密度(B→)が同じである個所に配置されている、ことを特徴とするナビゲート方法。
【請求項9】
内視鏡カプセル(1)のマーカーコイルにエネルギー供給するための第2の磁束密度(B→)を備える外部の第2の磁界により該内視鏡カプセル(1)をナビゲートする方法において、
前記内視鏡カプセル(1)の外部にあり、第1と第2のセンサコイル(21、22)を有する少なくとも1つのセンサコイルペア(2)により、該内視鏡カプセル(1)の位置および/または方向を検出する、
該第1と第2のセンサコイル(21、22)は互いに電気的に接続され、前記第2の磁束密度(B→)が同じである個所に配置されている、ことを特徴とするナビゲート方法。
【請求項10】
請求項8と9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1と第2のセンサコイル(21、22)は、第1の磁界(B→)により誘導される電圧(U、U)が補償されるように互いに接続される、ことを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1と第2のセンサコイル(21、22)は、第2の磁界(B→)により誘導される電圧(U、U)が補償されるように互いに接続される、ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
第1の磁界(B→)を形成する案内磁石コイル(3)を有し、前記第1と第2のセンサコイル(21、22)は、前記案内磁石コイル(3)のコイル軸に対して対称に配置される、ことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記第2の磁界(B→)を形成するエネルギー供給コイル(4)を有し、前記第1と第2のセンサコイル(21、22)は、前記エネルギー供給コイル(4)のコイル軸に対して対称に配置される、ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−232126(P2012−232126A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−101551(P2012−101551)
【出願日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【出願人】(390039413)シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト (2,104)
【氏名又は名称原語表記】Siemens Aktiengesellschaft
【住所又は居所原語表記】Wittelsbacherplatz 2, D−80333 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】