説明

写真処理システム、写真処理方法。

【課題】良好な撮影操作性を維持すると共にメンテナンス時の内蔵電池の消耗を防止できる写真処理システム、写真処理方法を提供する。
【解決手段】写真処理システムのデジタルカメラは、前記デジタルカメラの電源を供給する外部電源の出力電圧が正常か否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記外部電源の出力電圧が正常であると判定した場合に、撮像素子が受光した光をそのまま縮小して表示可能なライブビューモードで前記デジタルカメラを作動させ、前記判定手段が前記外部電源の出力電圧が異常であると判定した場合に、光学ユニットに入斜した光をファインダーを通して確認可能なファインダーモードで作動させる制御手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真処理システム、写真処理方法に関し、特にデジタルカメラと印刷装置とが情報処理装置と接続された一体型の写真処理システム、写真処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ゲームセンター等に設置されている一体型の写真処理システムである写真撮影・印刷装置が広く普及しており、写真を撮影して、所望のテンプレートと組合せて、所望の印刷スタイルでシールタイプの用紙に複数の写真を印刷するサービス形態で好評を博している。これらの一体型の写真撮影・印刷装置にはデジタルカメラと情報処理装置と印刷装置が内蔵されており、デジタルカメラが撮影した画像を情報処理装置内でテンプレートと組合せて印刷装置から出力する。
【0003】
その際に情報処理装置側からデジタルカメラの設定を変更することも可能となっており、特許文献1ではデジタルカメラとPCとを通信可能に構成し、デジタルカメラ側がマスターとなる第1撮影モードとPC側がマスターとなる第1撮影モードとを適宜切り換えて、高度な撮影条件を簡単に設定して操作性良く撮影できる撮像システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−215042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術によれば、カメラで実際に撮影する画像を確認することが困難であるという問題がある。すなわち、従来の一体型の写真撮影・印刷装置においては、デジタルカメラのレンズを被写体である利用者に向け、撮影後に撮影された画像を初めてディスプレイに表示するため、表情を確認しながらシャッターを適切なタイミングで押下することができなかった。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、撮影前に実際の画角や被写体の配置を正確に確認可能な撮影・印刷システムを提供すると共に、外部電源故障やメンテナンス時のデジタルカメラの消費電力を抑制して内蔵電池の消耗を抑えることができる写真処理システム及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の写真処理システムは、
情報処理装置がデジタルカメラ及び印刷装置と通信可能に構成され、写真の撮影と印刷とを行う写真処理システムであって、
前記デジタルカメラは、
前記デジタルカメラの電源を供給する外部電源の出力電圧が正常か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記外部電源の出力電圧が正常であると判定した場合に、撮像素子が受光した光をそのまま縮小して表示可能なライブビューモードで前記デジタルカメラを作動させ、前記判定手段が前記外部電源の出力電圧が異常であると判定した場合に、前記ライブビューモードをオフにする制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の写真処理システムは、好ましくは、前記判定手段は、前記デジタルカメラの起動時に前記外部電源の出力電圧を判定し、
前記デジタルカメラは、
前記判定手段の前記デジタルカメラの起動時における判定結果であるステータス情報を前記情報処理装置に送信するステータス送信手段を更に備え、
前記情報処理装置は、受信した前記ステータス情報に応じて、第1の撮影画面とプレビュー表示をすることなく撮影画像と合成するテンプレートを切替えるテンプレート切替手段を備えた第2の撮影画面のいずれか1つの画面を表示する表示制御手段を備えることを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の写真処理システムは、好ましくは、前記判定手段は、前記デジタルカメラの起動時以外に前記外部電源の出力電圧を判定し、
前記ステータス送信手段は、前記外部電源の出力電圧が異常から正常に変化した場合に前記ステータス情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の写真処理システムの制御方法は、情報処理装置がデジタルカメラ及び印刷装置と通信可能に構成され、写真の撮影と印刷とを行う写真処理システムの制御方法であって、
前記デジタルカメラは、
前記デジタルカメラの電源を供給する外部電源の出力電圧が正常か否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記外部電源の出力電圧が正常であると判定した場合に、撮像素子が受光した光をそのまま縮小して表示可能なライブビューモードで前記デジタルカメラを作動させ、前記判定ステップにおいて前記外部電源の出力電圧が異常であると判定した場合に、前記ライブビューモードをオフにする制御ステップとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1記載の発明によれば、一体型の写真撮影・印刷システムにおいて実際に撮影される画角を確認しながら効率的に撮影を行えると共に、メンテナンス時のデジタルカメラの内蔵電池の消耗を防止することができる。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、
外部電源の出力電圧に異常があることを容易に判断することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態における写真処理システムのシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における情報処理装置101のハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるデジタルカメラ100の機能構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における写真処理システムである一体型の写真撮影・印刷装置の全体処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における図4のステップS445の撮影・印刷処理(1)の詳細処理を示すフローチャートを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における図4のステップS446の撮影・印刷処理(2)の詳細処理を示すフローチャートを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における初期画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるテンプレート選択画面の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における撮影画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における印刷設定画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるファインダーモード時の撮影画面の初期状態の一例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるファインダーモード時の撮影画面の初期状態の一例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における一体型の写真撮影・印刷装置の外観を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態における写真処理システムのシステム構成図である。本実施形態では、大きく分けてデジタルカメラなどの情報入力装置(以下デジタルカメラという)100と情報処理装置101と印刷装置112の3つに大きく分かれる。情報処理装置101は、通常パーソナルコンピュータ(以下PCという)やいわゆるワークステーションを用い、この内部には図2に示すCPU21(演算処理装置)や、一次記憶装置であるRAM22、読出し専用メモリであるROM23、ネットワークインタフェースカードであるNIC24、表示装置(ディスプレイ)と接続するためのビデオグラフィックアダプタであるVGA25、データや命令を入力するための操作装置であるキーボード65やマウス27、二次記憶装置であるハードディスクドライブ28、プログラムやデータを記憶しているCD−ROMやDVDの読み書きを行うDVDドライブ29は、データや命令の通り道であるバス20を介して接続されている。又VGA25にはディスプレイが接続されている。
【0015】
デジタルカメラ100は、レンズ、撮像素子(例えばCMOS又はCCD)、駆動回路等を含んだ光学ユニット105、光学ユニット105が取り込んだ画像データ等を処理するデジタル信号処理回路(DSP)104、デジタルカメラ全体の制御を司る演算装置(CPU)103、プログラムエリア及びワークエリアとして用いるDRAM等の主記憶部(RAM)106、デジタルカメラの設定情報やデジタルカメラの制御プログラムの一部を記憶する不揮発性の内蔵フラッシュメモリ等の2次記憶装置107、押しボタン等の操作部108、ライブビュー画像や撮影済画像の縮小画像やカメラの設定情報を表示するための液晶(LCD)等の表示部109、デジタルカメラ本体の制御プログラムを記憶している読み出し専用メモリ(ROM)110、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリーカード等着脱可能な撮影画像及び撮影画像に関する管理情報を記憶するためのメモリーカード111、前記PCとの接続及び画像の送受信を制御する通信制御装置102から構成される。
【0016】
印刷装置112はいわゆるフォトプリンタであり、典型的にはインクジェットタイプのプリンタを用いるが、小型のカラーレーザプリンタや静電プリンタを用いても良い。印刷可能なサイズは、L版乃至2L版やキャビネサイズのカラー写真を印刷できるものであれば良く、L版専用でも良い。
【0017】
図2は情報処理装置101のハードウェア構成を示す図であり、図2においてCPU21、RAM22、ROM23、NIC24、ビデオグラフィックアダプタVGA25、キーボード26、マウス27、ハードディスク28、DVDドライブ29はそれぞれシステムバス20を介して互いに接続されている。システムバス20は例えばPCIバス、AGPバス、メモリバス等を意味する。又図2では、各バス間の接続用チップやキーボードインタフェースやいわゆるSCSIやATAPIのような入出力用インタフェースは省略されている。
【0018】
CPU21はオペレーションシステムのプログラムや前述したメーラやコンテンツ配信側/受信側プログラムなどのアプリケーションプログラムに基づいて四則演算や比較演算等の各種の演算や、ハードウェアの制御を行う。RAM22には、ハードディスク28やDVDドライブ29に装着されたDVD−ROMやCD等の記憶媒体から読み出されたオペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラム等が記憶され、これらはCPU21の制御の下に実行される。
【0019】
ROM23にはオペレーティングシステムと協働してハードディスク等への入出力を司るいわゆるBIOS等が記憶される。ネットワークインタフェースカードNIC24は、CPU21によって制御されるオペレーティングシステムの通信プログラムと協働してネットワークを介した外部との通信を行う。ビデオグラフィックアダプタVGA25はディスプレイ装置に出力する画像信号を生成し、キーボード26やマウス27は情報処理装置への指示を入力するために用いられる。キーボード26からの入力内容はRAM22のキーボードバッファに記憶され、マウスからの入力内容(ボタンの種類と操作、操作があった座標等)はマウスイベントとしてRAM22に記憶され、これらの入力内容はオペレーティングシステムを介してアプリケーションプログラムに引き渡される。
【0020】
情報処理装置101のハードディスク28はオペレーティングシステムや前述のアプリケーションプログラム(図4及び図5のフローチャートの処理を実行するためのプログラム及び図7乃至図11の各画面を表示)や各種データベースや、各種マスタファイルを記憶している。DVDドライブ29はDVD−ROMやCD−RやCD−R/W等の記憶媒体を装着してアプリケーションプログラムをハードディスク28にインストールするのに用いる。なおDVDドライブの代わりにCD−RやCD−R/W用ドライブやMOドライブ、DVD+−R用ドライブ、ブルーレイ用ドライブ等を用いても良いのは言うまでもない。
【0021】
次に図3はデジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。まず接続判定部301は内蔵電池の出力電圧と、デジタルカメラ100の外部電源であって商用電源を入力しデジタルカメラ100用の直流電圧を出力するACアダプタの出力側の出力電圧とを判定しており、ACアダプタの出力側の出力電圧が所定電圧を超えている場合は、ACアダプタから供給される電力を外部電源として使用し、ACアダプタの出力側の出力電圧が所定電圧未満の場合は、内蔵電池から供給される電力を電源として使用する。起動制御部302は起動時のセルフチェックと接続判定部301の判定結果に応じた起動時の起動モード(撮像素子が受光した光をそのままのレイアウトで画素数を減らして表示可能なライブビューモードと、光学ユニットに入斜した光をファインダーを通して確認可能なファインダーモードのいずれかで起動するかのモード)を制御する機能を有する。
【0022】
表示制御部303は起動制御部302が制御する起動時の起動モードに応じた表示制御を行う。撮影制御部304は設定記憶部306に記憶している設定情報(撮影時の各種パラメータ)を用いて撮影を制御する。設定制御部305は設定記憶部306の設定情報の追加・変更・削除を制御する(ROM110に制御プログラムとして記憶されている)。画像処理部306は撮影したRAW画像JPEG等の所定のフォーマットに変更する画像処理プログラムであり、DSP104用の不図示のフラッシュメモリに記憶されている。設定記憶部307はデジタルカメラ100の各種撮影設定(撮影パラメータ)を記憶するもので二次記憶部107に該当する。画像記憶部308はデジタルカメラ100が撮影して画像処理部306が処理した画像を記憶するものであり、メモリーカード111に該当する。
【0023】
次に図13は本発明の一体型の写真撮影・印刷装置60の外観を示す斜視図であり、一体型の写真撮影・印刷装置60の本体には液晶表示部61とメモリーカードリーダ62、デジタルカメラ63(レンズ部分が正面を向いている)、紙幣・硬貨等の貨幣を挿入する貨幣収納装置64、操作部65(キーボード及び押しボタン)、印刷装置112の出力部66を備えている。液晶表示部61は情報処理装置101のディスプレイアダプタVGA25(図2)とディスプレイ用ケーブルを介して接続されている。メモリーカードリーダ62と貨幣収納装置64と操作部65とはそれぞれ情報処理装置101と接続されている。なお、デジタルカメラ63は適当な角度(30度程度)上方に傾けて設置されており、被写体(最大3〜4名)の上半身が写り、他方キーボード65等が写らないようになっており、デジタルカメラ63の脇には不図示のストロボが内蔵されており、キーボード65の傍には不図示のマウスがある。又デジタルカメラ63で撮影した画像をメモリーカードリーダ62にメモリーカードを挿入することで書きだすことも可能になっている。
【0024】
次に図4は本発明の実施の形態における本発明の写真処理システムである一体型の写真撮影・印刷装置の全体処理を示すフローチャートである。図4でステップS420乃至ステップS431はデジタルカメラ100のCPU103の制御の下で実行する処理であり、ステップ440乃至ステップ446は情報処理装置101のCPU21の制御の下で実行する処理である。
【0025】
まず、ステップS420では、デジタルカメラ100は、一体型の写真撮影・印刷装置60の本体の電源がONされた後、ROM110から自己診断プログラム(ハードウェアチェックプログラム)を読み出して実行する。自己診断プログラムで問題を検出した場合は、表示部109にエラーメッセージを表示すると共に情報処理装置101にエラーメッセージを送信して処理を終了する。自己診断プログラムが問題なく終了した場合は、処理をステップS421に進める。
【0026】
次にステップS421では、デジタルカメラ100のCPU103は、ACアダプタの出力電圧が所定値(例えばデジタルカメラ100本体の電源電圧がDC6Vの場合に所定値はDC5.8V)以上かを判定してRAM106のワークエリアに判定結果を記憶し、処理をステップS422に進める。ステップS422では、デジタルカメラ100は、ステップS421の判定結果に応じて処理を分岐する。RAM106のワークエリアを参照してACアダプタの出力電圧が所定値以上であれば、ACアダプタがオン状態にあると判断して処理をステップS423に進める。他方ACアダプタの出力電圧が所定値未満であれば、ACアダプタがオフ状態にあると判断して処理をステップS425に進める。
【0027】
ステップS423では、デジタルカメラ100のCPU103は表示部109をライブビューモードに切り替えてレンズを通して入射する光を撮像素子(CMOS又はCCD)で受けて、電気信号に変換・増幅して、ステップS424では、VGA25経由で液晶画面(液晶表示部61)にライブビュー画像を表示し、CPU103は処理をステップS426に進める。
【0028】
他方ステップS425では、デジタルカメラ100のCPU103は表示部109をファインダーモードに切り替えて、処理をステップS426に進める。ACアダプタがオフの状態でライブビューモードを維持すると内蔵電池の消耗が早いためであり、その際情報処理装置101の液晶画面(液晶表示部61)には、後述するステップS442にて図11に示すような画面が表示されることになる。CPU103は処理をステップS426に進める。
【0029】
ステップS426では、デジタルカメラ100のCPU103はデジタルカメラ100が現在ライブビューモードとファインダーモードのいずれであるかを示すステータス情報を情報処理装置101に送信して、処理をステップS427に進める。
【0030】
ここでデジタルカメラ100側の説明を一旦中断して情報処理装置101側の処理について説明する。まずステップ440では情報処理装置101は一体型の写真撮影・印刷装置60の本体の電源がONされた後、ROM23から自己診断プログラム(ハードウェアチェックプログラム)を読み出して実行する。自己診断プログラムで問題を検出した場合は、VGA25経由で液晶表示部61にエラーメッセージを表示して処理を終了する。自己診断プログラムが問題なく終了した場合は、処理をステップS441に進める。 ステップS441では、情報処理装置101のCPU21は、図7に示す初期画面を表示し、処理をステップS422に進める。
【0031】
ステップS442では、情報処理装置101のCPU21は、デジタルカメラ100からのステータス情報の受信を待つ。ステータス情報を受信すると,受信したステータス情報をRAM22のワークエリアに記憶して処理をステップS443に進める。ステップS443では、情報処理装置101のCPU21は、貨幣収納装置64に貨幣が投入されたかを判定し、貨幣が投入されたと判定した場合は処理をステップS444に進め、他方貨幣が投入されていないと判定した場合は処理をステップS442に戻す。
【0032】
ステップS444では、情報処理装置101のCPU21は、RAM22のワークエリアに記憶したステータス情報が、ライブビューモードであることを意味するか否かを判定して処理を分岐する。ライブビューモードであることを意味する場合は処理をステップS445に進め、ライブビューモードでない場合(ファインダーモードである場合)は、処理をステップS446に進める。ステップS445では、情報処理装置101のCPU21は、ライブビューモードでの撮影及び印刷処理(撮影・印刷処理(1))を実行した後、処理をステップS442に戻す。ステップS445の撮影・印刷処理(1)の詳細は図5のフローチャートで詳述する。ステップS446では、情報処理装置101のCPU21は、ファインダーモードでの撮影及び印刷処理(撮影・印刷処理(2))を実行した後、処理をステップS442に戻す。ステップS446の撮影・印刷処理(2)の詳細は図6のフローチャートで詳述する。
【0033】
次にデジタルカメラ100側の残りの処理について説明する。上述したように、デジタルカメラ100のCPU103は、ステップS426でステータス情報を送信した後、処理をステップS427に進める。ステップS427では、デジタルカメラ100のCPU103は、情報処理装置101からの制御信号の受信待ち状態になり、一定の時間間隔(例えば0.1秒間隔)で処理をステップS428に進める。
【0034】
ステップS428では、デジタルカメラ100のCPU103は、情報処理装置101から制御情報(例えばデジタルカメラ100側の焦点距離の変更などの撮影設定情報や、シャッター押下などの撮影制御情報)を受信したかを判定し、制御信号を受信した場合は処理をステップS429に進める。ステップS429では、デジタルカメラ100のCPU103は、受信した制御信号(例えばテレ側にズームする、ワイド側にズームする等)に応じた動作を行い処理をステップS427に戻す。他方、制御信号を受信しない場合は処理をステップS430に進める。
【0035】
ステップS430では、デジタルカメラ100のCPU103は、RAM106のワークエリアに記憶されているステップS421の判定結果を読みだすと共に、ACアダプタの出力電圧が所定値以上かを判定し、ACアダプタがオフからオンに又はオンからオフに変わったかを判定し、処理をステップS431に進める。ステップS431では、デジタルカメラ100のCPU103は、ステップS430でオフからオンに変わった又はオンからオフに変わったと判定した場合は、オンからオフに変わった旨をRAM106のワークエリアに記憶し、処理をステップS422に進める。ACアダプタがオンのままか、オフのままと判定した場合は処理をステップS427に戻す。このように構成することで起動時以外におけるACアダプタの出力電圧の変化を適宜判定してそれに応じたステータス情報を情報処理装置101に送信して、情報処理装置101側でそれに応じた画面の表示制御を行うことが可能になる。
【0036】
以上で図4の説明を終わる。図4の処理によれば、デジタルカメラ100のACアダプタのオン・オフを適宜判定してライブビューモードとファインダーモードとを切り替えるので、停電時やメンテナンス時等にACアダプタがオフになっていれば、ファインダーモードに切り替え、オンになればライブビューモードになるので、内蔵電池の消耗を招くことなく、ライブビューモードを活用した効率的かつ利用者の意図に有った写真を効率よく撮影することができる。
【0037】
次に図4のステップS445の撮影・印刷処理(1)の詳細について、図5のフローチャートを用いて説明する。図5のフローチャートでステップS540乃至ステップ555は情報処理装置101のCPU21の制御の下で実行する処理であり、ステップS520乃至ステップS524は、デジタルカメラ100のCPU103の制御の下で実行する処理である。図5のフローチャートの処理はデジタルカメラ100がライブビューモードで作動していることを前提としている。
【0038】
まず、ステップS520では、デジタルカメラ100のCPU103は、ライブビュー画像を情報処理装置101に送信する。ステップS540では、情報処理装置101のCPU21はライブビュー画像(光学ユニット105の撮像素子が現在受光している光を元にしたリアルタイムな画像)を受信し、液晶表示部61に表示し、処理をステップ541に進める。
【0039】
ステップS541では、情報処理装置101のCPU21は、RAM22のワークエリアを参照し、操作判定を行う。具体的にはキーボードバッファ及びマウスイベントの有無(画面の各ボタンの押下等のマウスベント)及び液晶表示部の各ボタン等の所定位置をタッチした旨のイベントから操作の有無及び操作内容を判定し、判定した結果をRAM22のワークエリアに記憶して処理をステップS542に進める。但し、操作内容が画面の遷移の指示である場合は、その操作内容に応じて画面を遷移させた後、処理をステップ542に進める。例えば図7の初期画面で「次の画面」ボタン71がマウス27の入力により押下又は液晶表示部61でタッチされる(以下これらボタンが操作されると記す)と図8のテンプレート選択画面に遷移する。又図8のテンプレート選択撮影画面で「次の画面」ボタン82が操作されると図9の撮影画面に遷移する。又図9の撮影画面で「次の画面」ボタン98が操作されると図10の印刷設定画面に遷移する。同様に各画面で「前の画面」ボタン(図9の97や図10の1006)が操作されると一つ前に表示されていた画面、例えば図9から図8の画面、図10から図9の画面に遷移する。
【0040】
ステップS542では、情報処理装置101のCPU21は、撮影設定操作があった否かを判定する。撮影設定操作とは、撮影時の設定を行う操作であり、例えば画角(ワイド/テレ)の調整であり図9の撮影画面が表示されている場合に図9の「アップ」ボタン95や「ワイド」ボタン96を操作した場合や、あるいは図9の撮影画面で「取消」ボタン94を操作した場合を意味する。撮影設定操作があったと判定した場合は処理をステップS543に進める。ステップS543ではステップS542で判定した撮影設定操作をRAM22のワークエリアに記憶し、処理をステップS544に進める。
【0041】
ステップS544では、情報処理装置101のCPU21は、RAM22のワークエリアを参照して、撮影設定操作がデジタルカメラ100側の設定の操作であるか情報処理装置101側の設定の操作であるかを判定し、デジタルカメラ100側の設定の操作であると判定した場合は処理をステップS545に進め、情報処理装置101側の設定の操作であると判定した場合は処理をステップS546に進める。
【0042】
ステップS545では、情報処理装置101のCPU21は、設定情報をデジタルカメラ100に送信し、処理をステップS546に進める。具体的には、図9の撮影画面で「アップ」ボタンを操作した場合にはデジタルカメラ100焦点距離をテレ側(焦点距離を長くする側)に移動する旨のデジタルカメラの制御情報の一種としての設定情報が送信され、「ワイド」ボタンを操作した場合にはデジタルカメラ100焦点距離をワイド側(焦点距離を短くする側)に移動する旨のデジタルカメラの制御情報の一種としての設定情報が送信される。デジタルカメラ100のCPU103はステップS521で設定情報を受信し、処理をステップS522に進める。ステップS522では、デジタルカメラ100のCPU103は設定情報を設定記憶部307に記憶すると共に、設定制御部305によって対応する制御操作(焦点距離をワイド又はテレに変更する操作)を実行する。
【0043】
情報処理装置101側の説明に戻る。ステップS546では、情報処理装置101のCPU21は、RAM22のワークエリアを参照して、撮影操作があったか否かを判定する。撮影操作とは、撮影自体を行うための操作であり、例えば図9の撮影画面において画面右上の「撮影」ボタン93を押下する(又は液晶表示部61のボタンをタッチする)操作を言う。撮影操作があったと判定した場合は、処理をステップS547に進め、撮影操作がなかったと判定した場合は、処理をステップS549に進める。
【0044】
ステップS547では、情報処理装置101のCPU21は、撮影操作に応じた撮影制御情報(例えばシャッターを押下することを命じる情報)をデジタルカメラ100に送信後、処理をステップS548に進める。他方、デジタルカメラ100のCPU103はステップS523で撮影制御情報を受信し、通信制御部102経由で、撮影制御部304に撮影制御情報を引き渡し処理をステップS524に進め、ステップS524では、デジタルカメラ100のCPU103は撮影制御情報に応じた処理(撮影処理)を実行させ、撮影が終わると光学ユニット105の撮像素子からの出力をDSP104で処理し、処理済の画像データをメモリーカード111(画像記憶部308)に記憶した後、この画像データを情報処理装置101に送信する。
【0045】
ステップS548では、情報処理装置101のCPU21は、画像データをデジタルカメラ100から受信し、RAM22のワークエリアに記憶し、図8の画面(後述のステップS551)で選択するテンプレートと画像データを合成し、図9の画面で合成した撮影画像を液晶表示部61に表示し、その後でハードディスク28に記憶している画像管理ファイル(画像ファイル名をキー項目とし、受信年月日時刻、印刷有無を示すフラグであって、ある画像が印刷された場合にオンになる印刷フラグ、特定の画像について撮影が取り消された場合(図9の撮影画面で「取消」ボタンが押下された場合)にオンになる削除フラグ、の各項目を記憶しているインデックスファイル)に今回受信した画像データの管理情報を1レコード分追加した後、処理をステップS550に進める。他方、撮影操作がなかった場合のステップS549では、情報処理装置101のCPU21は、図9の画面においてライブビュー画像を液晶表示部61に表示して処理をステップS550に進める。
【0046】
ステップS550では、情報処理装置101のCPU21は、RAM22のワークエリアを参照して、印刷設定操作があったか否かを判定する。印刷設定操作とは、印刷に係る設定を行うための操作であり、例えば図8のテンプレート選択画面におけるテンプレート83乃至86のいずれかをタッチする選択操作や図10の印刷設定画面における印刷スタイル1002乃至1005のいずれかをタッチする選択操作を意味する。これらの印刷設定操作があったと判定した場合は、処理をステップS551に進め、印刷設定操作がなかったと判定した場合は、処理をステップS552に進める。
【0047】
ステップS551では、情報処理装置101のCPU21は、印刷設定操作の内容をRAM22のワークエリアに記憶し、処理をステップS552に進める。
【0048】
ステップS552では、情報処理装置101のCPU21は、RAM22のワークエリアを参照して印刷操作があったか否かを判定する。印刷操作とは、印刷の開始を指示する旨の操作を意味し、例えば図10の印刷設定画面で「印刷開始」ボタン1007が押下された場合であり、印刷操作があったと判定した場合は処理をステップS553に進め、印刷操作がなかったと判定した場合は処理をステップS555に進める。
【0049】
ステップS553では、情報処理装置101のCPU21は、ステップS551で記憶した印刷設定を読み出して、印刷装置112と協働して印刷処理を実行し、印刷処理が正常終了した場合には、課金処理(投入した貨幣の金額から印刷枚数に応じた金額(例えば1枚100円)を減ずる処理)を実行して、処理をステップS554に進める。ステップS554では、情報処理装置101のCPU21は、画像管理ファイルの該当する画像ファイル名のレコードの印刷フラグをオンに更新して、処理をステップ555に進める。
【0050】
ステップS555では、情報処理装置101のCPU21は、RAM22のワークエリアを参照して終了操作があったか否かを判定する。終了操作とは、処理の終了を指示する旨の操作であり、例えば図10の印刷設定画面で「終了」ボタンが押下された場合を意味する。終了操作があったと判定した場合は、「撮影した画像をメモリーカードに記憶しますか?」とのメッセージとYesボタン及びNoボタンとを不図示のダイアログに表示し、Noボタンが操作された場合はデジタルカメラ100及び情報処理装置101に記憶されている撮影された画像データを消去後、残金の返却処理を行ってから処理を終了し、Yesボタンが操作された場合はメモリーカードリーダ62に挿入されたメモリーカードに撮影された画像データを記録後、デジタルカメラ100及び情報処理装置101に記憶されている画像データを消去し、残金の返却処理を行ってから処理を終了する。終了操作がなかったと判定した場合は処理をステップS541に戻す。以上で図5の説明を終わる。
【0051】
次に図4のステップS446の撮影・印刷処理(2)の詳細について、図6のフローチャートを用いて図5のフローチャートとの差異を中心に説明する。図6のフローチャートでステップS641乃至ステップ656は情報処理装置101のCPU21の制御の下で実行する処理であり、ステップS621乃至ステップS624は、デジタルカメラ100のCPU103の制御の下で実行する処理である。図6のフローチャートの処理はデジタルカメラ100がファインダーモードで作動していることを前提としている。
【0052】
図6のステップS641乃至ステップS648は、ぞれぞれ、図5のステップS541乃至ステップS548と同様の処理を実行しているので詳細な説明を省略する。但し、これらのステップでも以下の3点について図5と図6は処理が異なる。まず、ステップS641で画面を遷移する操作が行われた場合で図8の次の画面ボタン82が操作された場合、図5では、図9のライブビューの画面が表示されるのに対して、図6ではファインダーモードであるため、図9の第1の撮影画面におけるプレビューの画像は表示されず、第2の撮影画面である図11の画面で選択されたテンプレートとプレビューが表示されない旨と、撮影後数秒してから撮影された画像が表示される旨のメッセージが表示される。次にステップS646で撮影操作がなかったと判定した場合、処理をステップS651に進める点が図5と異なる。最後にステップS648ではステップS548と同様の処理を実行するが、撮影画像を表示する画面は図12に示すように図9と一部異なる。具体的には「次のテンプレートと合成」ボタン1207が表示されている点が異なる。このボタンが操作された場合の処理は後述する。又ステップS648で図12の画面を表示した後でステップS649に処理を進める点が図5と異なる。
【0053】
次に図6のステップS621乃至ステップS624は、ぞれぞれ、図5のステップS521乃至ステップS524と同様の処理を実行しているので説明を省略する。
【0054】
ステップS649では、情報処理装置101のCPU21は、RAM22のワークエリアを参照して、図12の画面で「次のテンプレートと合成」ボタン1207が操作されたかを判定し、操作されたと判定した場合は処理をステップS650に進め、操作されていないと判定した場合は処理をステップS651に進める。ステップS650では、情報処理装置101のCPU21は図8の画面で選択されたテンプレート83乃至86の次のテンプレートに切替えて(テンプレート切替)デジタルカメラ100から受信した画像データとを合成して液晶表示部61に表示し(図12の画面)、処理をステップS651に進める。このように構成することで、ライブビューモードと異なり、テンプレートと被撮影者との位置関係をリアルタイムに確認できないファインダーモードでも適切なテンプレートと撮影画像との組み合わせを容易に選択することができる。
【0055】
次に図6のステップS651乃至ステップS656は、ぞれぞれ、図5のステップS550乃至ステップS555と同様の処理を実行しているので説明を省略する。以上で図6の説明を終わる。
【0056】
[その他の実施例]
本実施形態における図4乃至図6のフローチャート及び,図7乃至図12の各画面に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0057】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0058】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0059】
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0060】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0063】
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【符号の説明】
【0064】
20 バス
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 NIC
25 VGA
26 キーボード(KB)
27 マウス
28 ハードディスク(HDD)
29 DVDドライブ
100 デジタルカメラ
101 情報処理装置
102 通信制御部
103 CPU
104 DSP
105 光学ユニット
106 主記憶部
107 二次記憶部
108 操作部
109 表示部
110 ROM
111 メモリーカード
112 印刷装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置がデジタルカメラ及び印刷装置と通信可能に構成され、写真の撮影と印刷とを行う写真処理システムであって、
前記デジタルカメラは、
前記デジタルカメラの電源を供給する外部電源の出力電圧が正常か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記外部電源の出力電圧が正常であると判定した場合に、撮像素子が受光した光をそのまま縮小して表示可能なライブビューモードで前記デジタルカメラを作動させ、前記判定手段が前記外部電源の出力電圧が異常であると判定した場合に、前記ライブビューモードをオフにする制御手段とを備えることを特徴とする写真処理システム。
【請求項2】
前記判定手段は、前記デジタルカメラの起動時に前記外部電源の出力電圧を判定し、
前記デジタルカメラは、
前記判定手段の前記デジタルカメラの起動時における判定結果であるステータス情報を前記情報処理装置に送信するステータス送信手段を更に備え、
前記情報処理装置は、受信した前記ステータス情報に応じて、第1の撮影画面とプレビュー表示をすることなく撮影画像と合成するテンプレートを切替えるテンプレート切替手段を備えた第2の撮影画面のいずれか1つの画面を表示する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の写真処理システム。
【請求項3】
前記判定手段は、前記デジタルカメラの起動時以外に前記外部電源の出力電圧を判定し、
前記ステータス送信手段は、前記外部電源の出力電圧が異常から正常に変化したと判定した場合に前記ステータス情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項2記載の写真処理システム。
【請求項4】
情報処理装置がデジタルカメラ及び印刷装置と通信可能に構成され、写真の撮影と印刷とを行う写真処理システムの制御方法であって、
前記デジタルカメラは、
前記デジタルカメラの電源を供給する外部電源の出力電圧が正常か否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記外部電源の出力電圧が正常であると判定した場合に、撮像素子が受光した光をそのまま表示可能なライブビューモードで前記デジタルカメラを作動させ、前記判定ステップにおいて前記外部電源の出力電圧が異常であると判定した場合に、前記ライブビューモードをオフにする制御ステップとを備えることを特徴とする写真処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−35653(P2011−35653A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−179799(P2009−179799)
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【Fターム(参考)】