冷却機能付陳列ケース
【課題】果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列する陳列ケースにおいて、冷却機の設置スペース不要、冷却効率向上、電源工事不要な冷却機付陳列ケースを提供する。
【解決手段】果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列している陳列ケース内に、取り付け可能な室外機別置き型冷却機を取り付けることで、陳列ケース外の上部の冷却機を設置するスペースが不要となり、冷却機付陳列ケースはコンパクトな大きさとなった。また、室外機別置き型冷却機により、室外機を屋外に設置することができ、陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気が、屋外に設置した室外機から排出されることで、この陳列ケース内の冷却効果は向上し、この冷却機は冷却能力を下げることが可能となった。また、電源増設工事費用も不要となった。
【解決手段】果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列している陳列ケース内に、取り付け可能な室外機別置き型冷却機を取り付けることで、陳列ケース外の上部の冷却機を設置するスペースが不要となり、冷却機付陳列ケースはコンパクトな大きさとなった。また、室外機別置き型冷却機により、室外機を屋外に設置することができ、陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気が、屋外に設置した室外機から排出されることで、この陳列ケース内の冷却効果は向上し、この冷却機は冷却能力を下げることが可能となった。また、電源増設工事費用も不要となった。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列する際に用いられる冷却機能付陳列ケースである。
【背景技術】
【０００２】
従来の冷却機能付陳列ケースは、室外機一体型冷却機を陳列ケース外の上部に取り付け、この冷却機から陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気が、陳列ケースを外部から暖めることとなり、この冷却機はより大きな冷却能力を必要としていた。また、この冷却機は三相２００Ｖの電源を必要とするため、この電源を増設するための電気工事を必要としていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来の冷却機能付陳列ケースは、室外機一体型冷却機を陳列ケース内に取り付けることができず、陳列ケース外の上部に取り付けるために、この冷却機を取り付けるためのスペースが必要であった。また、この冷却機から陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気が、陳列ケースを外部から暖めることとなり、冷却機の冷却効率を悪くしていた。また、この冷却機は三相２００Ｖの電源を必要とし、単相１００Ｖの電源しか備わっていない場所では、三相２００Ｖ電源を増設するための電気工事が必要であった。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
この課題を解決するための手段は次の通りである。
果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列している陳列ケース内に、生鮮物を置くことのできないデッドスペースがあり、冷却機を室外機別置き型冷却機にすることで、このデッドスペースにこの冷却機を取り付けることが可能となった。また、この冷却機は一般的なエアコンと同様に断熱材をまいた冷媒配管を屋外に延ばし、屋外に室外機を設置することで、陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気がこの室外機から排出され、熱気を屋外へ排出することが可能となった。また、この冷却機は、単相１００Ｖの電源であるため、三相２００Ｖ電源増設の電気工事が不要となった。
【発明の効果】
【０００５】
本発明は、果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列している陳列ケース内に、取り付け可能な室外機別置き型冷却機を取り付けることで、陳列ケース外の上部の冷却機を設置するスペースが不要となり、冷却機付陳列ケースはコンパクトな大きさとなった。また、室外機別置き型冷却機により、室外機を屋外に設置することができ、陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気が、屋外に設置した室外機から排出されることで、この陳列ケース内の冷却効果は向上し、この冷却機は冷却能力を下げることが可能となった。また、この冷却機は、単相１００Ｖの電源であるため、三相２００Ｖ電源増設の電気工事が不要となり、電源増設工事費用が不要となった。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明は、果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列する際に用いられる冷却機能付陳列ケースとして実施する。
【０００７】
図１に、本発明の冷却機付陳列ケース１を示しており、図２に、従来の冷却機付陳列ケース６を示す。図２には、室外機一体型の冷却機７を陳列ケース８外の上部に取り付けることで、陳列ケース８外の上部にこの冷却機７を取り付けるためのスペースが必要であるが、図１には、室外機別置き型冷却機３を陳列ケース２内の生鮮物を置くことのできないデッドスペースに取り付けることで、陳列ケース２外の上部に、この冷却機３を取り付けるスペースが必要ないことを示している。
【０００８】
また、図１には、室外機別置き型冷却機３から冷媒配管４を屋外に延ばし、室外機５を屋外に設置し、陳列ケース２内を冷却する際に排出される熱気がこの室外機５から排出され、屋内に熱気がこもることがなく、陳列ケース２内の冷却効果は向上し、この冷却機３は冷却能力を下げることが可能であることを示している。
【０００９】
図３に、本発明による冷却機付陳列ケース１をお花屋さんなどの店舗９に設置した場合の実施例を示している。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明による冷却機付陳列ケース。
【図２】従来の冷却機付陳列ケース。
【図３】本発明による冷却機付陳列ケースをお花屋さんに設置した実施例。
【符号の説明】
【００１１】
１：本発明の冷却機付陳列ケース
２：陳列ケース▲１▼
３：室外機別置き型冷却機
４：冷媒配管
５：室外機
６：従来の冷却機付陳列ケース
７：室外機一体型の冷却機
８：陳列ケース▲２▼
９：お花屋さんなどの店舗
【技術分野】
【０００１】
本発明は、果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列する際に用いられる冷却機能付陳列ケースである。
【背景技術】
【０００２】
従来の冷却機能付陳列ケースは、室外機一体型冷却機を陳列ケース外の上部に取り付け、この冷却機から陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気が、陳列ケースを外部から暖めることとなり、この冷却機はより大きな冷却能力を必要としていた。また、この冷却機は三相２００Ｖの電源を必要とするため、この電源を増設するための電気工事を必要としていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来の冷却機能付陳列ケースは、室外機一体型冷却機を陳列ケース内に取り付けることができず、陳列ケース外の上部に取り付けるために、この冷却機を取り付けるためのスペースが必要であった。また、この冷却機から陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気が、陳列ケースを外部から暖めることとなり、冷却機の冷却効率を悪くしていた。また、この冷却機は三相２００Ｖの電源を必要とし、単相１００Ｖの電源しか備わっていない場所では、三相２００Ｖ電源を増設するための電気工事が必要であった。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
この課題を解決するための手段は次の通りである。
果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列している陳列ケース内に、生鮮物を置くことのできないデッドスペースがあり、冷却機を室外機別置き型冷却機にすることで、このデッドスペースにこの冷却機を取り付けることが可能となった。また、この冷却機は一般的なエアコンと同様に断熱材をまいた冷媒配管を屋外に延ばし、屋外に室外機を設置することで、陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気がこの室外機から排出され、熱気を屋外へ排出することが可能となった。また、この冷却機は、単相１００Ｖの電源であるため、三相２００Ｖ電源増設の電気工事が不要となった。
【発明の効果】
【０００５】
本発明は、果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列している陳列ケース内に、取り付け可能な室外機別置き型冷却機を取り付けることで、陳列ケース外の上部の冷却機を設置するスペースが不要となり、冷却機付陳列ケースはコンパクトな大きさとなった。また、室外機別置き型冷却機により、室外機を屋外に設置することができ、陳列ケース内を冷却する際に排出される熱気が、屋外に設置した室外機から排出されることで、この陳列ケース内の冷却効果は向上し、この冷却機は冷却能力を下げることが可能となった。また、この冷却機は、単相１００Ｖの電源であるため、三相２００Ｖ電源増設の電気工事が不要となり、電源増設工事費用が不要となった。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明は、果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列する際に用いられる冷却機能付陳列ケースとして実施する。
【０００７】
図１に、本発明の冷却機付陳列ケース１を示しており、図２に、従来の冷却機付陳列ケース６を示す。図２には、室外機一体型の冷却機７を陳列ケース８外の上部に取り付けることで、陳列ケース８外の上部にこの冷却機７を取り付けるためのスペースが必要であるが、図１には、室外機別置き型冷却機３を陳列ケース２内の生鮮物を置くことのできないデッドスペースに取り付けることで、陳列ケース２外の上部に、この冷却機３を取り付けるスペースが必要ないことを示している。
【０００８】
また、図１には、室外機別置き型冷却機３から冷媒配管４を屋外に延ばし、室外機５を屋外に設置し、陳列ケース２内を冷却する際に排出される熱気がこの室外機５から排出され、屋内に熱気がこもることがなく、陳列ケース２内の冷却効果は向上し、この冷却機３は冷却能力を下げることが可能であることを示している。
【０００９】
図３に、本発明による冷却機付陳列ケース１をお花屋さんなどの店舗９に設置した場合の実施例を示している。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明による冷却機付陳列ケース。
【図２】従来の冷却機付陳列ケース。
【図３】本発明による冷却機付陳列ケースをお花屋さんに設置した実施例。
【符号の説明】
【００１１】
１：本発明の冷却機付陳列ケース
２：陳列ケース▲１▼
３：室外機別置き型冷却機
４：冷媒配管
５：室外機
６：従来の冷却機付陳列ケース
７：室外機一体型の冷却機
８：陳列ケース▲２▼
９：お花屋さんなどの店舗
【特許請求の範囲】
【請求項１】
果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列している陳列ケース内の生鮮物を置くことのできないデッドスペースに、室外機別置き型冷却機を取り付け、断熱材をまいた冷媒配管を屋外に延ばし、その先に室外機を設置した単相１００Ｖの電源の冷却機付陳列ケース。
【請求項１】
果実や生花など鮮度を必要とする生鮮物を保存・陳列している陳列ケース内の生鮮物を置くことのできないデッドスペースに、室外機別置き型冷却機を取り付け、断熱材をまいた冷媒配管を屋外に延ばし、その先に室外機を設置した単相１００Ｖの電源の冷却機付陳列ケース。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００９−１３６６４０（Ｐ２００９−１３６６４０Ａ）
【公開日】平成２１年６月２５日（２００９．６．２５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−３４１６５５（Ｐ２００７−３４１６５５）
【出願日】平成１９年１２月６日（２００７．１２．６）
【出願人】（５９１２５４７２９）関西化工株式会社 (13)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年６月２５日（２００９．６．２５）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年１２月６日（２００７．１２．６）
【出願人】（５９１２５４７２９）関西化工株式会社 (13)
【Ｆターム（参考）】
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