説明

分解性結合を有する複合体と該複合体の調製に有益なポリマー試薬

本発明は、分解性結合を有する複合体と該複合体の調製に有益なポリマー試薬を提供する。複合体ならびに複合体を生成するために使用されるポリマー試薬は、イオン性水素原子を含む芳香族部分、スペーサー部分、および水溶性ポリマーの各々のうちの少なくとも1つを含む。ポリマー試薬および複合体を生成する方法、ならびに複合体および組成を投与するための方法も提供される。本発明の1つ以上の実施形態において、ポリマー試薬を調製するための上記方法に準じて調製されるポリマー試薬が提供される


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
【化1】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
【化1A】

は、イオン性水素原子、Haを有する芳香族含有部分、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、および
(FG)は、活性剤のアミノ基と反応して、分解性結合を生成可能な官能基である、
化Iのポリマー試薬。
【請求項2】
【化2】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
Arは、第一の芳香族部分、
Arは、第二の芳香族部分、
αは、イオン性水素原子、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、および
(FG)は、活性剤のアミノ基と反応して、分解性結合を生成可能な官能基である、
化IIの請求項1に記載のポリマー試薬。
【請求項3】
【化3】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
Arは、第一の芳香族部分、
Arは、第二の芳香族部分、
αは、イオン性水素原子、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、および
(FG)は、活性剤のアミノ基と反応して、分解性結合を生成可能な官能基である、
化IIIの請求項1に記載のポリマー試薬。
【請求項4】
【化4】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
は、第三のスペーサー部分、
Arは、第一の芳香族部分、
Arは、第二の芳香族部分、
αは、イオン性水素原子、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、および
(FG)は、活性剤のアミノ基と反応して、分解性結合を生成可能な官能基である、
化IVの請求項1に記載のポリマー試薬。
【請求項5】
【化5】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
αは、イオン性水素原子、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、および(FG)は、活性剤のアミノ基と反応して、分解性結合を生成可能な官能基である、
化Vの請求項1に記載のポリマー試薬。
【請求項6】
【化6】

ここで、
ポリは、水溶性ポリマー、
Xは、
【化7】

部分を含まないスペーサー部分、
【化7A】

は、イオン性水素原子Hαを有する芳香族含有部分、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
は、存在する場合、電子代替基、および
(FG)は、活性剤のアミノ基と反応して、分解性結合を生成可能な官能基である、
化VIのポリマー試薬。
【請求項7】
【化8】

は、
【化8A】

である、請求項6に記載のポリマー試薬。
【請求項8】
ポリおよびポリの各々は、ポリ(エチレングリコール)である、請求項1、2、3、4、および5のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項9】
ポリは、ポリ(エチレングリコール)である、請求項6に記載のポリマー試薬。
【請求項10】
各ポリ(エチレングリコール)は、約120ダルトンから約6,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有する、請求項1、2、3、4、および5のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項11】
前記ポリ(エチレングリコール)は、約120ダルトンから約6,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有する、請求項6に記載のポリマー試薬。
【請求項12】
各ポリ(エチレングリコール)は、約6,000ダルトンから約100,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有する、請求項1、2、3、4、および5のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項13】
前記ポリ(エチレングリコール)は、約6,000ダルトンから約100,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有する、請求項6に記載のポリマー試薬。
【請求項14】
前記第一のスペーサー部分は、-C(O)-NH-CH-CH-、-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-、-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-NH-C(O)-CH-CH-、-CH-CH-C(O)-NH、-NH-C(O)-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-C(O)-CH-CH-、-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-NH-CH-CH-(OCHCH1-3-NH-C(O)-、-C(O)-NH-(CHCHO)1-3-CH-CH-NH-、-C(O)-NH-CH-CH-(OCHCH1-3-NH-C(O)-、-C(O)-NH-(CHCHO)1-3-CH-CH-NH-C(O)-、-NH-C(O)-CH-、-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-O-、-O-CH-C(O)-NH-、-CH-CH-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-CH-CH-、-O-CH-CH-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-CH-CH-O-、-C(O)-NH-CH-CH-、-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-O-、および-O-CH-CH-NH-C(O)-から成る前記基から選択され、前記第二のスペーサー部分は、-C(O)-NH-CH-CH-、-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-、-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-NH-C(O)-CH-CH-、-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-C(O)-CH-CH-、-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-NH-CH-CH-(OCHCH1-3-NH-C(O)-、-C(O)-NH-(CHCHO)1-3-CH-CH-NH-、-C(O)-NH-CH-CH-(OCHCH1-3-NH-C(O)-、-C(O)-NH-(CHCHO)1-3-CH-CH-NH-C(O)-、-NH-C(O)-CH-、-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-O-、-O-CH-C(O)-NH-,、-CH-CH-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-,、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-CH-CH-、-O-CH-CH-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-CH-CH-O-、-C(O)-NH-CH-CH-、-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-O-、および-O-CH-CH-NH-C(O)-から成る基から選択される、請求項1、2、3、4、および5のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項15】
はHで、RはHである、請求項1、2、3、4、5、および6のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項16】
活性剤のアミノ基と反応可能な前記官能基は、N-スクシンイミジル、1-ベンゾトリアゾリル、イミダゾール、イミダゾール、ハロゲン化物、およびフェノラートの炭素塩から成る前記基から選択される、請求項1、2、3、4、5、および6のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項17】
アミノ基と反応可能な前記官能基は、N-スクシンイミジルの炭素塩である、請求項1、2、3、4、5、および6のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項18】
(a)は0で、(b)はゼロである、請求項1、2、3、4、および5のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項19】
(a)はゼロである、請求項6に記載のポリマー試薬。
【請求項20】
(a)は1で、(b)はゼロであり、ならびに前記第一の電子代替基は、ハロ、低級アルキル、アリール、置換アリール、置換アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、CF、-CHCF、-CH、-CN、-NO、-S(O)R、-S(O)Ar、-S(O)R、-S(O)Ar、-S(O)OR、-S(O)OAr、-S(O)NHR、-S(O)NHAr、-C(O)R、-C(O)Ar、-C(O)OR、および-C(O)NHRから成る前記基から選択され、Arはアリールであり、RはHまたは有機ラジカルである、請求項1、2、3、4、および5のいずれか1つに記載のポリマー試薬。
【請求項21】
(a)は1で、前記電子代替基は、ハロ、低級アルキル、アリール、置換アリール、置換アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、CF、-CHCF、-CH、-CN、-NO、-S(O)R、-S(O)Ar、-S(O)R、-S(O)Ar、-S(O)OR、-S(O)OAr、-S(O)NHR、-S(O)NHAr、-C(O)R、-C(O)Ar、-C(O)OR、および-C(O)NHRから成る前記基から選択され、Arはアリールであり、RはHまたは有機ラジカルである、請求項6に記載のポリマー試薬。
【請求項22】
【化9】

から成る前記基から選択され、各構造について、各(n)は4から1500である、請求項5に記載のポリマー試薬。
【請求項23】
各(n)は4から1500である、以下化学式の請求項5に記載のポリマー試薬。
【化10】

【請求項24】
各(n)は4から1500である、以下化学式の請求項5に記載のポリマー試薬。
【化11】

【請求項25】
各(n)は4から1500である、以下化学式の請求項5に記載のポリマー試薬。
【化12】

【請求項26】
各(n)は4から1500である、以下化学式の請求項5に記載のポリマー試薬。
【化13】

【請求項27】
各(n)は4から1500である、以下化学式の請求項5に記載のポリマー試薬。
【化14】

【請求項28】
各(n)は4から1500である、以下化学式の請求項5に記載のポリマー試薬。
【化15】

【請求項29】
各(n)は4から1500である、以下化学式の請求項6に記載のポリマー試薬。
【化16】

【請求項30】
【化17】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー
ポリは、第二の水溶性ポリマー
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
【化18】

は、イオン性水素原子、Hαを有する芳香族含有部分、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、
は、OまたはS、
は、OまたはS、および
Dは、生理活性剤の残留物である、
化I-Cの複合体。
【請求項31】
【化19】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
Arは、第一の芳香族部分、
Arは、第二の芳香族部分、
αは、イオン性水素原子、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、
は、OまたはS、
は、OまたはS、および
Dは、生理活性剤の残留物である、
化II-Cの請求項30に記載の複合体。
【請求項32】
【化20】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
Arは、第一の芳香族部分、
Arは、第二の芳香族部分、
αは、イオン性水素原子、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、
は、OまたはS、
は、OまたはS、および
Dは、生理活性剤の残留物である、
化III-Cの請求項30に記載の複合体。
【請求項33】
【化21】

ここで、
ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
は、第三のスペーサー部分、
Arは、第一の芳香族部分、
Arは、第二の芳香族部分、
αは、イオン性水素原子、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、
は、OまたはS、
は、OまたはS、および
Dは、生理活性剤の残留物である、
化IV-Cの請求項30に記載の複合体。
【請求項34】
【化22】

ポリは、第一の水溶性ポリマー、
ポリは、第二の水溶性ポリマー、
は、第一のスペーサー部分、
は、第二のスペーサー部分、
αは、イオン性水素原子、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
(b)は、0または1、
e1は、存在する場合、第一の電子代替基、
e2は、存在する場合、第二の電子代替基、および
は、OまたはS、
は、OまたはS、および
Dは、生理活性剤の残留物である、
化V-Cの請求項30に記載の複合体。
【請求項35】
【化23】

ここで、
ポリは、水溶性ポリマー、
Xは、
【化24】

部分を含まないスペーサー部分、
【化25】

は、イオン性水素原子Hαを有する芳香族含有部分、
は、Hまたは有機ラジカル、
は、Hまたは有機ラジカル、
(a)は、0または1、
は、存在する場合、電子代替基、
は、OまたはS、
は、OまたはS、および
Dは、生理活性剤の残留物である、
化VI-Cの複合体。
【請求項36】
【化26】


【化27】

である、請求項35に記載のポリマー試薬。
【請求項37】
ポリおよびポリの各々は、ポリ(エチレングリコール)である、請求項30、31、32、33、および34のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項38】
ポリは、ポリ(エチレングリコール)である、請求項35に記載の複合体。
【請求項39】
各ポリ(エチレングリコール)は、約120ダルトンから約6,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有する、請求項30、31、32、33、および34のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項40】
前記ポリ(エチレングリコール)は、約120ダルトンから約6,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有する、請求項35に記載の複合体。
【請求項41】
各ポリ(エチレングリコール)は、約6,000ダルトンから約100,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有する、請求項30、31、32、33、および34のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項42】
前記ポリ(エチレングリコール)は、約6,000ダルトンから約100,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有する、請求項35に記載の複合体。
【請求項43】
前記第一のスペーサー部分は、-C(O)-NH-CH-CH-、-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-,、-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-NH-C(O)-CH-CH-、-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-C(O)-CH-CH-、-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-NH-CH-CH-(OCHCH1-3-NH-C(O)-、-C(O)-NH-(CHCHO)1-3-CH-CH-NH-、-C(O)-NH-CH-CH-(OCHCH1-3-NH-C(O)-、-C(O)-NH-(CHCHO)1-3-CH-CH-NH-C(O)-、-NH-C(O)-CH-、-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-O-、-O-CH-C(O)-NH-、-CH-CH-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-CH-CH-、-O-CH-CH-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-CH-CH-O-、-C(O)-NH-CH-CH-、-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-O-、および-O-CH-CH-NH-C(O)-から成る前記基から選択され、前記第二のスペーサー部分は、-C(O)-NH-CH-CH-、-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-、-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-NH-C(O)-、-NH-C(O)-CH-CH-、-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-C(O)-CH-CH-、-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-C(O)-CH-CH-CH-CH-CH-、-CH-CH-CH-CH-CH-C(O)-、-NH-CH-CH-(OCHCH1-3-NH-C(O)-、-C(O)-NH-(CHCHO)1-3-CH-CH-NH-、-C(O)-NH-CH-CH-(OCHCH1-3-NH-C(O)-、-C(O)-NH-(CHCHO)1-3-CH-CH-NH-C(O)-、-NH-C(O)-CH-、-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-O-、-O-CH-C(O)-NH-、-CH-CH-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-CH-CH-、-O-CH-CH-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-、-NH-C(O)-CH-CH-CH-C(O)-NH-CH-CH-O-、-C(O)-NH-CH-CH-、-CH-CH-NH-C(O)-、-C(O)-NH-CH-CH-O-、および-O-CH-CH-NH-C(O)-から成る前記基から選択される、請求項30、31、32、33、および34のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項44】
はHで、RはHである、請求項1、2、3、4、5、および6のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項45】
はOで、YはOである、請求項30、31、32、33、34、および35のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項46】
前記生理活性剤はポリペプチドである、請求項30、31、32、33、34、および35のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項47】
(a)は0で、(b)はゼロである、請求項30、31、32、33、および34のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項48】
(a)はゼロである、請求項35に記載の複合体。
【請求項49】
(a)は1で、(b)はゼロであり、ならびに前記第一の電子代替基は、ハロ、低級アルキル、アリール、置換アリール、置換アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、CF、-CHCF、-CH、-CN、-NO、-S(O)R、-S(O)Ar、-S(O)R、-S(O)Ar、-S(O)OR、-S(O)OAr、-S(O)NHR、-S(O)NHAr、-C(O)R、-C(O)Ar、-C(O)OR、および-C(O)NHRから成る前記基から選択され、Arはアリールであり、RはHまたは有機ラジカルである請求項30、31、32、33、および34のいずれか1つに記載の複合体。
【請求項50】
(a)は1で、前記電子代替基は、ハロ、低級アルキル、アリール、置換アリール、置換アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、CF、-CHCF、-CH、-CN、-NO、-S(O)R、-S(O)Ar、-S(O)R、-S(O)Ar、-S(O)OR、-S(O)OAr、-S(O)NHR、-S(O)NHAr、-C(O)R、-C(O)Ar、-C(O)OR、および-C(O)NHRから成る前記基から選択され、Arはアリールであり、RはHまたは有機ラジカルである、請求項35に記載の複合体。
【請求項51】
【化28】

から成る前記基から選択され、各構造について、各(n)は、4から1500であり、Dは、生理活性剤の残留物である、請求項1に記載の複合体。
【請求項52】
各(n)は4から1500であり、Dは生理活性剤の残留物である、以下化学式の請求項30に記載の複合体。
【化29】

【請求項53】
各(n)は4から1500であり、Dは生理活性剤の残留物である、以下化学式の請求項30に記載の複合体。
【化30】

【請求項54】
各(n)は4から1500であり、Dは生理活性剤の残留物である、以下化学式の請求項30に記載の複合体。
【化31】

【請求項55】
各(n)は4から1500であり、Dは生理活性剤の残留物である、以下化学式の請求項30に記載の複合体。
【化32】

【請求項56】
各(n)は4から1500であり、Dは生理活性剤の残留物である、以下化学式の請求項30に記載の複合体。
【化33】

【請求項57】
各(n)は4から1500であり、Dは生理活性剤の残留物である、以下化学式の請求項30に記載の複合体。
【化34】

【請求項58】
各(n)は4から1500であり、Dは生理活性剤の残留物である、以下化学式の請求項35に記載の複合体。
【化35】

【請求項59】
ポリマー試薬を調製するための方法であって、
(a)第一の付着部位、第二の付着部位、および第三の付着部位を有する芳香族部分を提供するステップと、
(b)官能基試薬を前記第一の付着部位と反応させて、活性剤のアミノ基と反応可能な官能基を有する前記第一の付着部位をもたらし、加水分解性カルバミン酸塩をもたらすステップと、
(c)反応基を有する複数の水溶性ポリマーを、前記第二の付着部位および第三の付着部位と反応させて、(i)スペーサー部分を介して水溶性ポリマーを有する前記第二の付着部位、および(ii)スペーサー部分を介して第二の水溶性ポリマーを有する前記第三の付着部位をもたらすステップと、
を含む方法。
【請求項60】
ステップ(b)は、ステップ(c)の前に実行される、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
ステップ(c)は、ステップ(b)の前に実行される、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
複合体を調製するための方法であって、請求項1、2、3
、4、5、または6のいずれか1つに準じて、ポリマー試薬をアミン含有生理活性剤と複合条件下で反応させるステップを含む、方法。
【請求項63】
請求項62の方法によって調製される複合体。
【請求項64】
請求項63の複合体と、薬学的に許容可能な賦形剤とを含む製薬組成。
【請求項65】
凍結乾燥剤形である請求項64の製薬組成。
【請求項66】
液体の希釈剤をさらに含む、請求項64に記載の製薬組成。
【請求項67】
前記液体の希釈剤は、注射用静菌水、デキストロース5%の水、リン酸緩衝生理食塩水、Ringer溶液、生理食塩水、滅菌水、脱イオン水、およびその組み合わせから成る前記基から選択される、請求項66に記載の製薬組成。
【請求項68】
単位剤形である、請求項64に記載の製薬組成。
【請求項69】
ガラス製の薬瓶に収容される、請求項68に記載の製薬組成。
【請求項70】
請求項30、31、32、33、34、および35のいずれか1つに準じて複合体の治療的有効量を患者に投与するステップを含む、複合体を送達する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2008−544046(P2008−544046A)
【公表日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−517149(P2008−517149)
【出願日】平成18年6月16日(2006.6.16)
【国際出願番号】PCT/US2006/023504
【国際公開番号】WO2006/138572
【国際公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願人】(500321438)ネクター セラピューティックス エイエル,コーポレイション (18)
【Fターム(参考)】