説明

刈払機

【課題】 キックバックが生じることのない刈払機を提供する。
【解決手段】 原動機からの動力を動力伝達機構を介して刈刃に伝達させることにより、該刈刃を回転駆動させる刈払機において、上下に重ねられた互いに逆方向に回転可能な2枚の刈刃20、25を備え、該2枚の刈刃20、25は、回転軸が互いにオフセットされた状態に設けられ、一方の刈刃20のキックバックが生じ易い範囲Aの刃部22よりも、他方の刈刃25のキックバックが生じない範囲の刃部27が外方に突出し、他方の刈刃25のキックバックが生じ易い範囲Bの刃部27よりも、一方の刈刃20のキックバックが生じない範囲の刃部22が外方に突出している。キックバックが生じることがないので、草木等の刈り払い作業を効率良く、安全に行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、刈払機に関し、特に、携帯式の刈払機に関する。
【背景技術】
【0002】
草木を刈り払うために用いられる携帯式の刈払機には各種のタイプのものがあり、例えば、特許文献1には、エンジン(2サイクルエンジン又は4サイクルエンジン)のクランク軸からの動力を、遠心クラッチ、動力伝達軸等を介して刈刃に伝達させ、刈刃を回転駆動させることにより、草木を刈り払うように構成した携帯式の刈払機が開示されている。
【0003】
このような構成の携帯式の刈払機を用いて草木の刈り払いを行う場合、作業の安全を確保するために、安全衛生教育テキスト(林業・木材製造業労働災害防止協会発行、第5版)に基づいて作業を行う必要がある。
【0004】
例えば、高速回転している刈刃が潅木、残材、伐根等の硬い障害物に当ると、刈刃が回転方向と反対方向に跳ね返されるキックバックが起きることがある。このため、キックバックの起き易い部分(左回転の刈刃の場合には、正面から右90度までの範囲、右回転の刈刃の場合には、正面から左90度までの範囲)を避けて、刈刃を対象物に当てる必要がある(安全衛生教育テキスト34〜35頁)。
【0005】
しかし、草木が密集した場所等の刈り払いを行う場合には、下草等に隠れている潅木、残材、伐根等の硬い障害物を見落とし、それらが刈刃のキックバックの起き易い部分に当ることがあり、キックバックの発生を完全に阻止することができない。
【0006】
上記のようなキックバックの問題に対処するため、特許文献2には、刈刃が障害物に当ってキックバックが起きた場合に、キックバックによる慣性力で刈刃の回転を緊急停止させるように構成した刈払機が開示されている。
【0007】
また、特許文献3には、互いに逆向きの刃部を有する2枚の回転盤を、両回転盤を盤面を接触させた状態で互いに逆方向に回転駆動させるように構成した草刈り回転刃装置が開示されている。
【0008】
特許文献2に記載の刈払機を用いることにより、キックバックが起きた場合に、刈刃の回転を緊急停止させることはできるが、刈刃を停止させるタイミングの調整如何によっては、作業者の安全を確保するのが難しくなる。
【0009】
また、特許文献3に記載の回転刃装置を用いることにより、互いに逆方向に回動駆動する2枚の回転盤により、多少の硬いものは刈り払うことができるが、キックバックが起きるのを完全になくすことができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平11−220923号公報
【特許文献2】実開平6−34419号公報
【特許文献3】特開2001−112324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、キックバックが起きることがない刈払機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、原動機からの動力を動力伝達機構を介して刈刃に伝達させることにより、該刈刃を回転駆動させる刈払機において、上下に重ねられた互いに逆方向に回転可能な2枚の刈刃を備え、該2枚の刈刃は、回転軸が互いにオフセットされた状態に設けられ、一方の刈刃のキックバックが生じ易い範囲の刃部よりも、他方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が外方に突出し、他方の刈刃のキックバックが生じ易い範囲の刃部よりも、一方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が外方に突出していることを特徴とする。
【0013】
本発明の刈払機によれば、2枚の刈刃を互いに逆方向に回転させて草木等の刈り払いを行う場合に、一方の刈刃のキックバックの生じ易い範囲の刃部よりも、他方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が先に障害物に当り、他方の刈刃のキックバックの生じ易い範囲の刃部よりも、一方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が先に障害物に当ることになるので、キックバックの発生を完全になくすことができる。
【0014】
また、本発明において、前記一方の刈刃のキックバックの生じ易い範囲、及び前記他方の刈刃のキックバックの生じ易い範囲は、一方の刈刃を右回転とし、他方の刈刃を左回転とした場合に、一方の刈刃の正面から左90°までの範囲、他方の刈刃の正面から右90°までの範囲であり、一方の刈刃を左回転とし、他方の刈刃を右回転とした場合に、一方の刈刃の正面から右90°までの範囲、他方の刈刃の正面から左90°までの範囲であることとしてもよい。
【0015】
本発明の刈払機によれば、一方の刈刃を右回転とし、他方の刈刃を左回転とした場合には、一方の刈刃の正面から左90°までの範囲の刃部よりも、他方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が先に障害物に当たり、他方の刈刃の正面から右90°までの範囲の刃部よりも、一方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が先に障害物に当ることになる。
また、一方の刈刃を左回転とし、他方の刈刃を右回転とした場合には、一方の刈刃の正面から右90°までの範囲の刃部よりも、他方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が先に障害物に当り、他方の刈刃の正面から左90°までの範囲の刃部よりも、一方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が先に障害物に当ることになる。
【0016】
さらに、本発明において、前記一方の刈刃の回転軸及び前記他方の刈刃の回転軸は、同一の動力伝達機構を介して前記原動機に連結されていることとしてもよい。
【0017】
本発明の刈払機によれば、原動機の動力が同一の動力伝達機構を介して一方の刈刃の回転軸及び他方の刈刃の回転軸に伝達されることにより、両刈刃が互いに逆方向に回転駆動することになる。
【0018】
さらに、本発明において、前記一方の刈刃の回転軸及び前記他方の刈刃の回転軸は、個別の動力伝達機構を介して前記原動機に連結されていることとしてもよい。
【0019】
本発明の刈払機によれば、原動機の動力が個別の動力伝達機構を介して一方の刈刃の回転軸及び他方の刈刃の回転軸に伝達されることにより、両刈刃が互いに逆方向に回転駆動することになる。
【発明の効果】
【0020】
以上、説明したように、本発明の刈払機によれば、一方の刈刃のキックバックが生じ易い範囲の刃部よりも、他方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が先に障害物に当り、他方の刈刃のキックバックが生じ易い範囲の刃部よりも、一方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が先に障害物に当ることになる。従って、キックバックの発生を完全になくすことができるので、草木等の刈り払いの作業を行う場合に、障害物の存在に神経を使うことなく、効率良く、かつ安全に作業を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明による刈払機の一実施の形態を示した概略図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】第1刈刃及び第2刈刃のキックバックの生じ易い範囲を示した説明図である。
【図4】第1刈刃と第2刈刃との関係を示した説明図である。
【図5】刈払機の動力伝達機構の一例を示した概略図である。
【図6】第1刈刃及び第2刈刃と障害物との関係を示した説明図である。
【図7】刈払機の動力伝達機構の他の例を示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6には、本発明による刈払機の一実施の形態が示されている。本実施の形態の刈払機1は、携帯式の刈払機であって、原動機35と、原動機35にクラッチ36を介して連結される動力伝達軸3と、動力伝達軸3に動力伝達機構4を介して連結される2枚の刈刃20、25とを備えている。
【0023】
原動機35は、例えば、空冷式のエンジン、電動モータ等(本実施の形態では空冷式のエンジン)であって、エンジン35の出力軸(クランク軸)にクラッチ36を介して動力伝達軸3が連結されている。
【0024】
クラッチ36は、例えば、遠心クラッチであって、エンジン35のクランク軸にクラッチシューが連結され、クラッチアウターに動力伝達軸3が連結され、エンジン35のクランク軸の回転がクラッチシュー、及びクラッチアウターを介して動力伝達軸3に伝達される。
【0025】
エンジン35及びクラッチ36は、ケーシング内に設けられている。ケーシングには、パイプ状の操作パイプ2の一端が連結され、この操作パイプ2の内部に軸受を介して動力伝達軸3が回転可能に設けられ、この動力伝達軸3の一端がクラッチ36側に連結され、他端(先端)に動力伝達手段4を介して2枚の刈刃20、25が連結されている。
【0026】
操作パイプ2の他端(先端)には、図5に示すように、動力伝達機構4が内蔵されたヘッド部10が設けられ、このヘッド部10に2枚の刈刃(第1刈刃20及び第2刈刃25)が、上下に重ねられた状態で、かつ水平方向に所定の距離オフセットされた状態で、互いに逆方向に回転可能、着脱可能に取り付けられている。
【0027】
ヘッド部10は、上下方向に間隔をおいて設けられる3枚の支持板(第1支持板11、第2支持板12、及び第3支持板13)を備え、第1支持板11と第2支持板12との間に第1回転軸15を介して第1刈刃20が回転可能に設けられ、第2支持板12と第3支持板13との間に第2回転軸16を介して第2刈刃25が回転可能に設けられている。
【0028】
第1回転軸15は、第1支持板11及び第2支持板12に設けられた軸受によって両端(上下端)が回転自在に支持され、第2回転軸16は、第2支持板12及び第3支持板13に設けられた軸受によって両端(上下端)が回転自在に支持され、これにより、第1刈刃20が第1支持板11と第2支持板12との間に回転可能に設けられ、第2刈刃25が第2支持板12と第3支持板13との間に回転可能に設けられている。
【0029】
動力伝達機構4は、例えば、動力伝達軸3の先端に設けられる第1傘歯車5と、第1回転軸20の先端に設けられるとともに、第1傘歯車5と相互に噛合する第2傘歯車6と、第1回転軸15に設けられる第1平歯車7と、第2回転軸16に設けられるとともに、第1平歯車7と相互に噛合する第2平歯車8とから構成されている。
【0030】
動力伝達軸3の回転を第1傘歯車5、第2傘歯車6を介して第1回転軸15に伝達させ、第1回転軸15から第1平歯車7、第2平歯車8を介して第2回転軸16に伝達させることにより、第1回転軸15と第2回転軸16とを互いに逆方向に回転させることができる。
【0031】
なお、動力伝達機構4は、上記の構成に限らず、第1回転軸15と第2回転軸16とを互いに逆方向に回転させることが可能な公知の各種の動力伝達機構を用いることができる。
【0032】
第1刈刃20は、図1〜図4に示すように、円盤状をなすものであって、山形状の複数の刃からなる刃部22が全周に亘って設けられている。第1刈刃20の中心部には軸孔21が設けられ、この軸孔21内に第1回転軸15を挿通させることにより、第1刈刃20が第1回転軸15に取り付けられる。第1刈刃20は、適宜の手段(例えば、ねじ等)によって第1回転軸15に固定され、第1回転軸15と一体に回転可能に構成されている。
【0033】
第2刈刃25は、図1〜図4に示すように、第1刈刃20と同一大きさの円盤状をなすものであって、山形状の複数の刃からなる刃部27が全周に亘って設けられている。第2刈刃25の中心部には軸孔26が設けられ、この軸孔26内に第2回転軸16を挿通させることにより、第2刈刃25が第2回転軸16に取り付けられる。第2刈刃25は、適宜の手段(例えば、ねじ等)によって第2回転軸16に固定され、第2回転軸16と一体に回転可能に構成されている。
【0034】
本実施の形態においては、図5に示すように、第1回転軸15と第2回転軸16とが水平方向に所定の距離オフセットされるように、第1回転軸15を第1支持板11と第2支持板12との間に設け、第2回転軸16を第2支持板12と第3支持板13との間に設けている。
【0035】
これにより、図1、図2、図4に示すように、第1刈刃20と第2刈刃25とが、水平方向に所定の距離オフセットされた状態で上下方向に重ね合わされ、上側の第1刈刃20の右半分の刃部22が下側の第2刈刃25の右半分の刃部27よりも外方に三日月状に突出し、下側の第2刈刃25の左半分の刃部27が上側の第1刈刃20の左半分の刃部22よりも外方に三日月状に突出することになる。
【0036】
具体的には、第1刈刃20を右回転、第2刈刃25を左回転とした場合には、第1刈刃20のキックバックが生じ易い範囲A(正面から左90°までの範囲)の刃部22よりも、第2刈刃25のキックバックが生じない範囲の左半分の刃部27が外方に三日月状に突出し、第2刈刃25のキックバックが生じ易い範囲B(正面から右90°までの範囲)の刃部27よりも、第1刈刃20のキックバックが生じない範囲の右半分の刃部22が外方に三日月状に突出することになる。
【0037】
ここで、キックバックとは、背景技術で説明したように、高速回転している刈刃が潅木、残材、伐根等の硬い障害物に当ることにより、刈刃が回転方向と反対方向に跳ね返される現象を意味する。
【0038】
上記のように構成した本実施の形態の刈刃機1にあっては、例えば、図6に示すように、右回転の第1刈刃20のキックバックが生じ易い範囲A(正面から左90°までの範囲)の刃部22よりも、その下側の第2刈刃25のキックバックが生じない範囲の左半分の刃部27が先に潅木、残材、伐根等の硬い障害物30に当ることになり、また、左回転の第2刈刃25のキックバックが生じ易い範囲B(正面から右90°までの範囲)の刃部27よりも、その上側の第1刈刃25のキックバックが生じない範囲の右半分の刃部22が先に潅木、残材、伐根等の硬い障害物30に当ることになる。
【0039】
従って、第1刈刃20及び第2刈刃35が潅木、残材、伐根等の硬い障害物30に当っても、キックバックが生じることがないので、草木等の刈り払いの作業を行う際に、草木等に隠れている潅木、残材、伐根等の硬い障害物30の存在に神経を使う必要はなく、第1刈刃20及び第2刈刃25を左右に振りながら、草木等の刈り払いの作業を効率良く、かつ安全に行うことができる。
【0040】
なお、上記の説明においては、第1刈刃20を右回転、第2刈刃25を左回転としたが、第1刈刃20を左回転、第2刈刃25を右回転としてもよい。その場合には、第1刈刃20のキックバックが生じ易い範囲(正面から右90°までの範囲)の刃部22よりも、第2刈刃25のキックバックが生じない範囲の右半分の刃部27が外方に三日月状に突出し、第2刈刃25のキックバックが生じ易い範囲(正面から左90°までの範囲)の刃部27よりも、第1刈刃20のキックバックが生じない範囲の左半分の刃部22が外方に三日月状に突出するように、第1回転軸15と第2回転軸16とを水平方向に所定の距離オフセットさせればよい。
【0041】
また、上記の説明においては、動力伝達軸3に1つの動力伝達機構4を介して第1回転軸15及び第2回転軸16を連結したが、図7に示すように、動力伝達軸3に個別の動力伝達機構4a、4bを介して第1回転軸15及び第2回転軸16を連結してもよい。
【0042】
例えば、動力伝達軸3に、第1傘歯車50、第2傘歯車51、第1平歯車40、第2平歯車41からなる第1動力伝達機構4aを介して第1刈刃20を連結し、動力伝達軸3に、第3平歯車42、第4平歯車43、第5平歯車44、第3傘歯車52、第4傘歯車53、第6平歯車45、第7平歯車46、第8平歯車47からなる第2動力伝達機構4bを介して第2刈刃25を連結してもよい。このような構成とすることにより、各動力伝達機構4a、4bをヘッド部10の外面側に配置することができるので、第1刈刃20と第2刈刃25との間隔を狭く設定することができる。
【0043】
さらに、原動機35に電動モータを用い、ヘッド部10に2つの電動モータを駆動軸を互いにオフセットさせた状態で対向配置し、一方のモータの駆動軸に第1刈刃20を取り付け、他方のモータの駆動軸に第2刈刃25を取り付け、第1刈刃20と第2刈刃25とを互いに逆方向に回転駆動させるように構成してもよい。この場合には、動力伝達軸3、動力伝達機構4が不要となる。
【符号の説明】
【0044】
1 刈払機
2 操作パイプ
3 動力伝達軸
4 動力伝達機構
4a 第1動力伝達機構
4b 第2動力伝達機構
5 第1傘歯車
6 第2傘歯車
7 第1平歯車
8 第2平歯車
10 ヘッド部
11 第1支持板
12 第2支持板
13 第3支持板
15 第1回転軸
16 第2回転軸
20 第1刈刃
21 軸孔
22 刃部
25 第2刈刃
26 軸孔
27 刃部
30 障害物
40 第1平歯車
41 第2平歯車
42 第3平歯車
43 第4平歯車
44 第5平歯車44
45 第6平歯車45
46 第7平歯車
47 第8平歯車
50 第1傘歯車
51 第2傘歯車
52 第3傘歯車
53 第4傘歯車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
原動機からの動力を動力伝達機構を介して刈刃に伝達させることにより、該刈刃を回転駆動させる刈払機において、
上下に重ねられた互いに逆方向に回転可能な2枚の刈刃を備え、該2枚の刈刃は、回転軸が互いにオフセットされた状態に設けられ、一方の刈刃のキックバックが生じ易い範囲の刃部よりも、他方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が外方に突出し、他方の刈刃のキックバックが生じ易い範囲の刃部よりも、一方の刈刃のキックバックが生じない範囲の刃部が外方に突出していることを特徴とする刈払機。
【請求項2】
前記一方の刈刃のキックバックの生じ易い範囲、及び前記他方の刈刃のキックバックの生じ易い範囲は、一方の刈刃を右回転とし、他方の刈刃を左回転とした場合に、一方の刈刃の正面から左90°までの範囲、他方の刈刃の正面から右90°までの範囲であり、一方の刈刃を左回転とし、他方の刈刃を右回転とした場合に、一方の刈刃の正面から右90°までの範囲、他方の刈刃の正面から左90°までの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の刈払機。
【請求項3】
前記一方の刈刃の回転軸及び前記他方の刈刃の回転軸は、同一の動力伝達機構を介して前記原動機に連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の刈払機。
【請求項4】
前記一方の刈刃の回転軸及び前記他方の刈刃の回転軸は、個別の動力伝達機構を介して前記原動機に連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の刈払機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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