説明

利息利子計算方法及び利息利子計算プログラム、売買手数料計算方法及び売買手数料計算プログラム

【課題】 各種金融機関あるいは証券会社等において、顧客獲得に有利な新たな金融商品等の利息利子計算方法あるいは有価証券等の売買手数料計算方法等を提供する。
【解決手段】 所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定し、あるいは所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定し、設定された前記年齢階層あるいは前記生活階層により異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算する。さらには、設定された前記年齢階層あるいは前記生活階層により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、預貯金などの金融商品等の利息利子の計算方法及びその計算プログラム、それに、株券などの有価証券等の売買手数料の計算方法及びその計算プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、銀行、信用金庫、郵便局、証券会社等の各種金融機関等に預け入れた預貯金や国債などの金融商品等の利息利子の計算は、普通預金、定期預金、それに国債等の種類によってそれぞれに設定される固定金利、期間に応じて設定される期間限定金利、マル優扱いに見られる特定金利、さらには市場の変動を考慮した市場金利等を基になされている。さらに、近年、自由競争原理等の導入に相まって、前記した従来からの金利(利率)に、キャンペ−ン期間中限定の特典付き金利を加算して計算するなどのものがある。
【0003】
また、株券などの有価証券等の売買手数料は、前記有価証券の売買を希望する顧客から委託を受けた証券会社により、口座を開設されている、株券の保護預かり等の特定のサ−ビスを契約されている、それに、電話により注文される者やインターネットなどのオンラインにより注文されるなど、その対象となる顧客によって異なるものの、同じ証券会社それにそれぞれの前記者においてはすべての顧客に対して同じである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記各種金融機関や上記証券会社等においては、自由競争原理等の導入に相まって、多くの新たな顧客獲得のための方策が叫ばれながら現状では有利なものが見出せないでいる。特に、新たなしかも長期的にも期待が持てると思われるうえに、潜在的にも多くが存在する子供などの低年齢層向けに対する顧客獲得に有利なものが見られないなどの課題が残されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決する目的で成されたもので、請求項1記載の発明は、所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定し、設定された前記年齢階層により異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算するようにしたことを主要な特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定し、設定された前記生活階層により異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算するようにしたことを主要な特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定し、それに所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定し、設定された前記年齢階層と前記生活階層とにより異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算するようにしたことを主要な特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、年齢を入力して、入力された年齢から所定の年齢を判別し、判別された前記年齢により異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算するようにプログラムしたことを主要な特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、家族の人数等を入力して、入力された家族の人数等から所定の生活様式を判別し、判別された前記生活様式により異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算するようにプログラムしたことを主要な特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明は、年齢を入力して、入力された年齢から所定の年齢を判別し、それに、家族の人数等を入力して、入力された家族の人数等から所定の生活様式を判別し、判別された前記年齢と前記生活様式とにより異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算するようにプログラムしたことを主要な特徴とする。
【0011】
請求項7記載の発明は、所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定し、設定された前記年齢階層により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算するようにしたことを主要な特徴とする。
【0012】
請求項8記載の発明は、所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定し、設定された前記生活階層により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算するようにしたことを主要な特徴とする。
【0013】
請求項9記載の発明は、所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定し、それに所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定し、設定された前記年齢階層と前記生活階層とにより異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算するようにしたことを主要な特徴とする。
【0014】
請求10記載の発明は、年齢を入力して、入力された年齢から所定の年齢を判別し、判別された前記年齢により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算するようにプログラムしたことを主要な特徴とする。
【0015】
請求項11記載の発明は、家族の人数等を入力して、入力された家族の人数等から所定の生活様式を判別し、判別された前記生活様式により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算するようにプログラムしたことを主要な特徴とする。
【0016】
請求項12記載の発明は、年齢を入力して、入力された年齢から所定の年齢を判別し、それに、家族の人数等を入力して、入力された家族の人数等から所定の生活様式を判別し、判別された前記年齢と前記生活様式とにより異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算するようにプログラムしたことを主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明の請求項1及び3又は4及び6記載の発明は、金融商品等の利息利子の計算を、所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定して、さらに設定された前記年齢階層により異なる利率を設定して、即ち、所定の年齢により異なる利率を設定して、この利率を基に行うので、各種金融機関等においては本発明の採用によって、新たにしかも長期的にも期待が持てるうえに潜在的にも多くが存在する子供などの低年齢層向けに対するなどの新たな顧客獲得が有利になる。さらに、設定される前記利率が従来にない新規のものであり、これにより新規の金融所品等の開発を実現して、業務拡大等に伴う増収増益をもたらす。また、特に、低学年層の子供に対して、金融市場への参加に興味を抱かせて、それを身近なものにして、ひいては社会参加の一つとして金融市場の仕組みや動向などのシステムを知るなどで社会教育の助長に寄与する。
【0018】
また、請求項2及び3又は5及び6記載の発明は、金融商品等の利息利子の計算を、所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定して、さらに設定された前記生活階層により異なる利率を設定して、即ち、所定の生活様式により異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に行うので、各種金融機関等においては本発明の採用によって、新たな顧客獲得が有利になるうえに、新規の金融所品等の開発を実現し、これによる業務拡大等に伴う増収増益をもたらす。
【0019】
また、請求項7及び9又は10及び12記載の発明は、有価証券等の売買手数料を、所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定して、さらに設定された前記年齢階層により異なる売買手数料率を設定して、即ち、所定の年齢により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に行うので、証券会社等においては本発明の採用によって、新たにしかも長期的にも期待が持てるうえに潜在的にも多くが存在する子供などの低年齢層向けに対するなどの顧客獲得が有利になる。さらに、設定される前記売買手数料率が従来にない新規のものであり、これにより新規の有価証券等の売買形態等の開発を実現し、これによる業務拡大等に伴う増収増益をもたらす。また、特に、低学年層の子供に対して、有価証券市場等への参加に興味を抱かせて、それを身近なものにして、ひいては社会参加の一つとして有価証券市場等の仕組みや動向などのシステムを知るなどで社会教育の助長に寄与する。
【0020】
また、請求項8及び9又は11及び12記載の発明は、有価証券等の売買手数料を、所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定して、さらに設定された前記生活階層により異なる売買手数料率を設定して、即ち、所定の生活様式により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に行うので、証券会社等においては本発明の採用によって、新たな顧客獲得が有利になるうえに、新規の有価証券等の売買形態等の開発を実現し、これによる業務拡大等に伴う増収増益をもたらす。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
新規の利率の設定による金融商品等の利息利子計算方法及び利息利子計算プログラムを実現した。また、新規の売買手数料率の設定による有価証券等の売買手数料計算方法及び売買手数料計算プログラムを実現した。
【実施例】
【0022】
以下に、本発明の利息利子計算方法及び利息利子計算プログラムの実施例を図面を使って説明する。図1は、請求項1記載の発明の利息利子計算方法及び請求項4記載の利息利子計算プログラムの基になる年齢階層別利率パターンの一実施例を示したものである。図1において、前記年齢階層別利率パターンは、所定の年齢で示された5から1までの5段階の複数の階層に分けられた年齢階層が設定され、さらに、それぞれの年齢階層により異なる利率が設定された形式をとっていて、最上位の年齢階層5では年齢が0歳から4.9歳までの者とし、この場合の利率を0.20%とし、以下、同図に示されたように年齢階層4から年齢階層1までについてそれぞれに各年齢階層によって異なる利率が設定されている。
【0023】
また、図2は、図1の年齢階層別利率パターンを基に金融商品等の利息利子の計算をする利息利子計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。これより、図1及び図2を使って請求項1記載の発明の利息利子計算方法及び請求項4記載の発明の利息利子計算プログラムの一実施例を説明する。
【0024】
図2において、まずステップS101で年齢(A1)が入力されると、ステップS102において、先に入力された年齢(A1)が4.9歳以下(A1≦4.9)であるか否かを判断して、即ち0〜4.9歳の所定の年齢の中にあるか否かを判断して、そう(Yes)であれば、続いて、ステップS103で利率(A2)に0.20を入力(A2←0.20)してこの場合の利率を0.20%(A2=0.20)に設定する。なお、ここで、利率(A2)に入力される数値は、実際には0.002(A2←0.002)であるが、説明の便宜上、%値のままで扱い、以下においても同様の扱いをする。
【0025】
このようにして利率(A2)が設定されると、続いて、ステップS112でこの場合の利率(A2=0.20)にもともと金融商品等に付けられた基礎となる利率(E)(以下、これを基礎利率という)を加算して利率を総計し、最終の利率(A2+E)を設定して、続いて、ステップS113で最終の利率を基に金融商品等の利息利子を演算して、年齢(A1)が0〜4.9歳の所定の年齢の中にある場合の、即ち、年齢階層5の場合の金融商品等の利息利子の計算を終了する。
【0026】
さらに、ステップS102で先に入力された年齢(A1)が4.9歳以下(A1≦4.9)でない、即ち0〜4.9歳の所定の年齢の中にない(No)と判断された場合は、続いて、ステップS104において、先に入力された年齢(A1)が5歳以上で9.9歳以下(5.0≦A1≦9.9)であるか否かを判断して、即ち、5〜9.9歳の所定の年齢の中にあるか否かを判断して、そう(Yes)であれば、続いて、ステップS105で利率(A2)に0.18を入力(A2←0.18)してこの場合の利率を0.18%(A2=0.18)に設定する。
【0027】
このようにして利率(A2)が設定されると、続いて、ステップS112でこの場合の利率(A2=0.18)にもともと金融商品等に付けられた基礎利率(E)を加算して利率を総計し、最終の利率(A2+E)を設定して、続いて、ステップS113で最終の利率を基に金融商品等の利息利子を演算して、年齢(A1)が5〜9.9歳の所定の年齢の中にある場合の、即ち、年齢階層4の場合の金融商品等の利息利子の計算を終了する。
【0028】
さらに、ステップS101で入力された年齢(A1)がステップS102それにステップS104においてもそれぞれの所定の年齢に該当しない(No)と判断された場合は、続いて、ステップS106あるいはステップS108さらにはステップS110において、先に入力された年齢(A1)がそれぞれにおける所定の年齢の中にあるか否かを判断して、そう(Yes)であれば、続いて、所定の年齢の中にある(Yes)と判断された当該ステップS106あるいはステップS108さらにはステップS110からそれぞれにステップS107あるいはステップS109さらにはステップS111へ進んで、当該ステップで、利率(A2)にそれぞれの所定の年齢で示されそれぞれの年齢階層により異なる利率(図1)を入力して、その場合の利率(A2)を設定して、続いて、ステップS112それにステップS113で上記同様の処理をして、それぞれの場合において、年齢(A1)が所定の年齢の中にある場合の、即ち、年齢階層3或は年齢階層2又は年齢階層1の場合の金融商品等の利息利子の計算を終了する。
【0029】
これらのことから、この実施例では、図1に示すように、所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定し、それに、設定された前記年齢階層により異なる利率を設定して、さらに、図2に示された利息利子計算プログラムを使って、年齢(A1)を入力することで、入力された年齢(A1)から前記年齢階層に対応する所定の年齢を判別して、それぞれの所定の年齢により異なる利率を設定して、即ち、前記年齢階層により異なる利率を設定して、このようにして設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子の計算をする。また、これにより、前記年齢階層(年齢)により異なる新規の利率の設定による利息利子の計算をする新たな金融商品等を提供する。また、この場合の最終の利率(A2+E)は基礎利率(E)に図1に示された年齢階層により異なる利率(A2)が加算され求められるので、金融商品等の利息利子は、前記年齢階層により異なる利率(A2)が高い上位階層ほど大きく優遇される。
【0030】
なお、図2の利息利子計算プログラムにおいて、ステップS101で入力される年齢(A1)は、生年月日を入力して、入力された生年月日から年齢(A1)を算出して実行できるようにプログラムしてもよい。さらに、図1に示された利率については、予め前記の基礎利率を加えたものであってもよく、この場合、図2の利息利子計算プログラムにおいて、基礎利率を加算処理するステップS112は省かれる。また、その後において一般的に行われる複利計算、あるいは元利合計(残高)等の計算などについては、従来同様である。
【0031】
また、図1に示された年齢階層及び年齢、それに対応して設定された利率などは、一例であって特に限定するものではなく、例えば高齢者を対象にするものであってもよく、それらのものは営業業績等を考慮して設定しあるいは変更することができ、さらには年齢階層を細分化し或いは縮小し、あるいは年齢階層の順位を入れ替えるなどして利息利子の計算を実行できるようにしてもよい。また、年齢(A1)の入力は、キーボード等を使ってする手操作入力の他、カードリーダあるいはバイオメトリックス認識装置等を使ってする個人情報が記録された各種記録媒体入力、さらにはインターネット回線等を使ってするオンライン入力などであってもよい。
【0032】
次に、図3は、請求項2記載の発明の利息利子計算方法及び請求項5記載の発明の利息利子計算プログラムの基になる生活階層別利率パターンの一実施例を示したものである。図3において、前記生活階層別利率パターンは、所定の家族の人数等の生活様式(同図では説明を簡素化する目的で、該生活様式を家族の人数に限定している)で示された5から1までの5段階の複数の階層に分けられた生活階層が設定され、さらに、それぞれの生活階層により異なる利率が設定された形式をとっていて、最上位の生活階層5では家族の人数が5人以上とし、この場合の利率を0.09%とし、以下、同図に示されたように生活階層4から生活階層1までについてそれぞれに各生活階層によって異なる利率が設定されている。
【0033】
また、図4は、図3の生活階層別利率パターンを基に金融商品等の利息利子の計算をする利息利子計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。これより、図3及び図4を使って請求項2記載の発明の利息利子計算方法及び請求項5記載の発明の利息利子計算プログラムの一実施例を説明する。
【0034】
図4において、まずステップS201で家族の人数(B1)が入力されると、ステップS202において、先に入力された家族の人数(B1)が5人以上(B1≧5)であるか否かを判断して、即ち、5人以上の所定の家族の人数の中にあるか否かを判断して、そう(Yes)であれば、続いて、ステップS203で利率(B2)に0.09を入力(B2←0.09)してこの場合の利率を0.09%(B2=0.09)に設定する。なお、ここで、利率(B2)に入力される数値は、実際には0.0009(B2←0.0009)であるが、説明の便宜上、%値のままで扱い、以下においても同様の扱いをする。
【0035】
このようにして利率(B2)が設定されると、続いて、ステップS212でこの場合の利率(B2=0.09)にもともと金融商品等に付けられた基礎となる利率(E)(以下、これを基礎利率という)を加算して利率を総計し、最終の利率(B2+E)を設定して、続いて、ステップS213で最終の利率を基に金融商品等の利息利子を演算して、家族の人数(B1)が5人以上の所定の家族の人数の中にある場合の、即ち、生活階層5の場合の金融商品等の利息利子の計算を終了する。
【0036】
さらに、ステップS202で先に入力された家族の人数(B1)が5人以上(B1≧5)でない、即ち5人以上の所定の家族の人数の中にない(No)と判断された場合は、続いて、ステップS204において、先に入力された家族の人数(B1)が4人(B1=4)であるか否かを判断して、即ち、4人の所定の家族の人数の中にあるか否かを判断して、そう(Yes)であれば、続いて、ステップS205で利率(B2)に0.08を入力(B2←0.08)してこの場合の利率を0.08%(B2=0.08)に設定する。
【0037】
このようにして利率(B2)が設定されると、続いて、ステップS212でこの場合の利率(B2=0.08)にもともと金融商品等に付けられた基礎利率(E)を加算して利率を総計し、最終の利率(B2+E)を設定して、続いて、ステップS213で最終の利率を基に金融商品等の利息利子を演算して、入力された家族の人数(B1)が4人の所定の家族の人数の中にある場合の金融商品等の利息利子の計算を終了する。
【0038】
さらに、ステップS201で入力された家族の人数(B1)がステップS202それにステップS204においてもそれぞれの所定の家族の人数の中に該当しない(No)と判断された場合は、続いて、ステップS206あるいはステップS208さらにはステップS210において、先に入力された家族の人数(B1)がそれぞれにおける所定の家族の人数の中にあるか否かを判断して、そう(Yes)であれば、続いて、所定の家族の人数の中にある(Yes)と判断された該当するステップS206あるいはステップS208さらにはステップS210からそれぞれにステップS207あるいはステップS209さらにはステップS211へ進んで、該当するステップで、利率(B2)にそれぞれの所定の家族の人数で示されそれぞれの生活階層により異なる利率(図3)を入力して、その場合の利率(B2)を設定して、続いて、ステップS212それにステップS213で上記同様の処理をして、それぞれの場合において、家族の人数(B1)が所定の家族の人数の中にある場合の、即ち、生活階層3或は生活階層2又は生活階層1の場合の金融商品等の利息利子の計算を終了する。
【0039】
これらのことから、この実施例では、図3に示すように、所定の家族の人数(生活様式)で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定し、それに、設定された前記生活階層により異なる利率を設定して、さらに、図4に示された利息利子計算プログラムを使って、家族の人数(B1)を入力することで、入力された家族の人数(B1)から前記生活階層に対応する所定の家族の人数を判別して、それぞれの所定の家族の人数により異なる利率を設定して、即ち、前記生活階層により異なる利率を設定して、このようにして設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子の計算をする。また、これにより、前記生活階層(家族の人数)により異なる新規の利率の設定による利息利子の計算をする新たな金融商品等を提供する。また、この場合の最終の利率(B2+E)は基礎利率(E)に図3に示された生活階層により異なる利率(B2)が加算され求められるので、金融商品等の利息利子は、前記生活階層により異なる利率(B2)が高い上位階層ほど大きく優遇される。
【0040】
なお、図4の利息利子計算プログラムにおいて、ステップS201で入力される家族の人数(B1)は、家族の構成(氏名等)を入力して、入力された家族の構成から家族の人数(B1)を算出して実行できるようにプログラムしてもよい。さらに、図3に示された利率については、予め前記の基礎利率を加えたものであってもよく、この場合、図4の利息利子計算プログラムにおいて、基礎利率を加算処理するステップS212は省かれる。また、その後において一般的に行われる複利計算、あるいは元利合計(残高)等の計算などについては、従来同様である。
【0041】
また、図3に示された生活階層及び家族の人数(生活様式)、それに対応して設定された利率などは、一例であって特に限定するものではなく、それらのものは営業業績等を考慮して設定しあるいは変更することができ、さらには生活階層を層細分化し或いは全体の生活階層を縮小し、あるいは生活階層の順位を入れ替えるなどして利息利子の計算を実行できるようにしてもよい。また、所定の家族の人数(生活様式)で示され複数の階層に分けられた生活階層の設定は、所定の家族の人数あるいは家族の構成又は障害の等級等(これを、所定の家族の人数等とする)についてそれぞれを単独に、さらにはそれらを統合して所定の生活様式として定めてするなど、それらの選定を限定しない。さらに、前記生活様式については、所定の家族の人数等の他に、例えば、所定の省エネルギー達成率など、生活環境関連等に関するものなどであってもよい。
【0042】
また、家族の人数(B1)或は家族構成又は障害の等級等(生活様式)の入力は、キーボード等を使ってする手操作入力の他、カードリーダあるいはバイオメトリックス認識装置等を使ってする個人情報が記録された各種記録媒体入力、さらにはインターネット回線等を使ってするオンライン入力などであってもよい。
【0043】
次に、図5は、年齢階層別の金融商品等の利息利子の計算と、生活階層別の金融商品等の利息利子の計算とを併せた総合の利息利子の計算をする総合利息利子計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。これより、請求項3記載の発明の利息利子計算方法及び請求項6記載の発明の利息利子計算プログラムの一実施例を説明する。なお、前記利息利子の計算の基になる所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層別の利率それに所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層別の利率の設定などは、上記に説明した実施例と同様である。
【0044】
図5において、ますステップS301で、上記に説明した図2と同様の処理をして、即ち、年齢(A1)を入力することで、入力された年齢(A1)から前記年齢階層に対応する所定の年齢を判別して、該当する所定の年齢により異なる即ち該当する前記年齢階層により異なる前記利率(A2)を設定する。
【0045】
さらに、ステップS302で、上記に説明した図4と同様の処理をして、即ち、家族の人数(B1)を入力することで、入力された家族の人数(B1)から前記生活階層に対応する所定の家族の人数を判別して、該当する所定の家族の人数により異なる即ち該当する前記生活階層により異なる前記利率(B2)を設定する。
【0046】
そして、ステップS303で、先にステップS301及びステップS302で設定されたそれぞれの利率(A2及びB2)の加算ともともと金融商品等に付けられた基礎利率(E)との加算をして、総合の利率を算出して、最終の利率(A2+B2+E)を設定して、続いて、ステップS304で、最終の利率を基に金融商品等の利息利子を演算して、それぞれの前記年齢階層及び前記生活階層における金融商品等の利息利子の計算を終了する。
【0047】
これらのことから、この実施例では、請求項1及び4記載の発明それに請求項2及び5記載の発明と同様に前記年齢階層及び前記生活階層を設定しそれに前記年齢階層及び前記生活階層により異なる利率を設定して、さらに、図5に示された利息利子計算プログラムを使って、年齢(A1)それに家族の人数(B1)を入力することで、入力された年齢(A1)それに家族の人数(B1)から前記年齢階層に対応する所定の年齢それに前記生活階層に対応する所定の家族の人数を判別して、それぞれの所定の年齢それに家族の人数により異なる利率を設定して、即ち、前記年齢階層それに前記生活階層により異なる利率を設定して、このようにして設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子の計算をする。また、これにより、前記年齢階層(年齢)それに前記生活階層(家族の人数)により異なる新規の利率の設定による利息利子の計算をする新たな金融商品等を提供する。また、この場合の最終の利率(A2+B2+E)は基礎利率(E)に図1及び図3に示された年齢階層及び生活階層により異なる利率(A2及びB2)が加算され求められるので、金融商品等の利息利子は、前記年齢階層及び前記生活階層により異なる利率(A2及びB2)が高い上位階層ほど大きく優遇される。
【0048】
なお、前記した年齢階層と所定の年齢、それに生活階層と所定の生活様式、さらには利率の設定、それに該利率に基づく金融商品等の利息利子の計算などに関する諸事項については、請求項1及び4記載の発明、それに請求項2及び5記載の発明と同じである。また、その後において一般的に行われる複利計算、あるいは元利合計(残高)等の計算などについては、従来同様である。
【0049】
次に、本発明の売買手数料計算方法及び売買手数料計算プログラムの実施例を図面を使って説明する。図6は、請求項7記載の発明の売買手数料計算方法及び請求項9記載の売買手数料計算プログラムの基になる年齢階層別売買手数料率パターンの一実施例を示したものである。図6において、前記年齢階層別売買手数料率パターンは、所定の年齢で示された5から1までの5段階の複数の階層に分けられた年齢階層が設定され、さらに、それぞれの年齢階層により異なる売買手数料率が設定された形式をとっていて、最上位の年齢階層5では年齢が0歳から4.9歳までの者とし、この場合の売買手数料率を−0.020%とし、以下、同図に示されたように年齢階層4から年齢階層1までについてそれぞれに各年齢階層によって異なる売買手数料率が設定されている。
【0050】
また、図7は、図6の年齢階層別売買手数料率パターンを基に有価証券等の売買手数料の計算をする売買手数料計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。これより、図6及び図7を使って請求項7記載の発明の売買手数料計算方法及び請求項9記載の発明の売買手数料計算プログラムの一実施例を説明する。
【0051】
図7において、まずステップS401で年齢(C1)が入力されると、ステップS402において、先に入力された年齢(C1)が4.9歳以下(C1≦4.9)であるか否かを判断して、即ち0〜4.9歳の所定の年齢の中にあるか否かを判断して、そう(YFs)であれば、続いて、ステップS403で売買手数料率(C2)に−0.020を入力(C2←−0.020)してこの場合の売買手数料率を−0.020%(C2=−0.020)に設定する。なお、ここで、売買手数料率(C2)に入力される数値は、実際には−0.0002(C2←−0.0002)であるが、説明の便宜上、%値のままで扱い、以下においても同様の扱いをする。
【0052】
このようにして売買手数料率(C2)が設定されると、続いて、ステップS412でこの場合の売買手数料率(C2=−0.020)にもともと有価証券等の例えば売買手数料の基になる約定代金(株価×株数)に付けられた基礎となる売買手数料率(F)(以下、これを基礎売買手数料率という)を加算して売買手数料率を総計し、最終の売買手数料率(C2+F)を設定して、続いて、ステップS413で最終の売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を演算して、年齢(C1)が0〜4.9歳の所定の年齢の中にある場合の、即ち、年齢階層5の場合の有価証券等の売買手数料の計算を終了する。
【0053】
さらに、ステップS402で先に入力された年齢(C1)が4.9歳以下(C1≦4.9)でない、即ち0〜4.9歳の所定の年齢の中にない(No)と判断された場合は、続いて、ステップS404において、先に入力された年齢(C1)が5歳以上で9.9歳以下(5.0≦C1≦9.9)であるか否かを判断して、即ち、5〜9.9歳の所定の年齢の中にあるか否かを判断して、そう(YFs)であれば、続いて、ステップS405で売買手数料率(C2)に−0.018を入力(C2←−0.018)してこの場合の売買手数料率を−0.018%(C2=−0.018)に設定する。
【0054】
このようにして売買手数料率(C2)が設定されると、続いて、ステップS412でこの場合の売買手数料率(C2=−0.018)にもともと有価証券等の前記約定代金に付けられた基礎売買手数料率(F)を加算して売買手数料率を総計し、最終の売買手数料率(C2+F)を設定して、続いて、ステップS413で最終の売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を演算して、年齢(C1)が5〜9.9歳の所定の年齢の中にある場合の、即ち、年齢階層4の場合の有価証券等の売買手数料の計算を終了する。
【0055】
さらに、ステップS401で入力された年齢(C1)がステップS402それにステップS404においてもそれぞれの所定の年齢に該当しない(No)と判断された場合は、続いて、テップS406あるいはステップS408さらにはステップS410において、先に入力された年齢(C1)がそれぞれにおける所定の年齢の中にあるか否かを判断して、そう(YFs)であれば、続いて、所定の年齢の中にある(YFs)と判断された当該ステップS406あるいはステップS408さらにはステップS410からそれぞれにステップS407あるいはステップS409さらにはステップS411へ進んで、当該ステップで、売買手数料率(C2)にそれぞれの所定の年齢で示されそれぞれの年齢階層により異なる売買手数料率(図6)を入力して、その場合の売買手数料率(C2)を設定して、続いて、ステップS412それにステップS413で上記同様の処理をして、それぞれの場合において、年齢(C1)が所定の年齢の中にある場合の、即ち、年齢階層3或は年齢階層2又は年齢階層1の場合の有価証券等の売買手数料の計算を終了する。
【0056】
これらのことから、この実施例では、図6に示すように、所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定し、それに設定された前記年齢階層により異なる売買手数料率を設定して、さらに、図7に示された売買手数料計算プログラムを使って、年齢(C1)を入力することで、入力された年齢(C1)から前記年齢階層に対応する所定の年齢を判別して、それぞれの所定の年齢により異なる売買手数料率を設定して、即ち、前記年齢階層により異なる売買手数料率を設定して、このようにして設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料の計算をする。また、これにより、前記年齢階層(年齢)により異なる新規の売買手数料率の設定による売買手数料の計算をする新たな有価証券等を提供するものである。またこの場合の最終の売買手数料率(C2+F)は基礎売買手数料率(F)に図6に示された年齢階層により異なる売買手数料率(C2)が加算され求められるので、即ち、この場合の最終の売買手数料率(C2+F)は前記年齢階層により異なる売買手数料率(C2)が負数であるので基礎売買手数料率(F)が減算され求められるので、有価証券等の売買手数料は、前記年齢階層により異なる売買手数料率(C2)が低い上位階層ほど小さく優遇される。
【0057】
なお、図7の売買手数料計算プログラムにおいて、ステップS401で入力される年齢(C1)は、生年月日を入力して、入力された生年月日から年齢(C1)を算出して実行できるようにプログラムしてもよい。さらに、図6に示された売買手数料率については、予め前記の基礎売買手数料率を加えたものであってもよく、この場合、図7の売買手数料計算プログラムにおいて、基礎売買手数料率を加算処理するステップS412は省かれる。また、その後において一般的に行われる約定代金等を含む売買取引代金等の計算などについては、従来同様である。
【0058】
また、図6に示された年齢階層及び年齢、それに対応して設定された売買手数料率などは、一例であって特に限定するものではなく、例えば高齢者を対象にするものであってもよく、それらのものは営業業績等を考慮して設定しあるいは変更することができ、さらには年齢階層を細分化し或いは縮小し、あるいは年齢階層の順位を入れ替えるなどして売買手数料の計算を実行できるようにしてもよい。また、年齢(C1)の入力は、キーボード等を使ってする手操作入力の他、カードリーダあるいはバイオメトリックス認識装置等を使ってする個人情報が記録された各種記録媒体入力、さらにはインターネット回線等を使ってするオンライン入力などであってもよい。また、ここで言う有価証券等は、株券や国債などの有価証券の他に、例えば衣類や生活用品、その他、各種の商品等であってもよい。
【0059】
次に、図8は、請求項8記載の発明の売買手数料計算方法及び請求項11記載の発明の売買手数料計算プログラムの基になる生活階層別売買手数料率パターンの一実施例を示したものである。図8において、前記生活階層別売買手数料率パターンは、所定の家族の人数等の生活様式(同図では説明を簡素化する目的で、該生活様式を家族の人数に限定している)で示された5から1までの5段階の複数の階層に分けられた生活階層が設定され、さらに、それぞれの生活階層により異なる売買手数料率が設定された形式をとっていて、最上位の生活階層5では家族の人数が5人以上とし、この場合の売買手数料率を−0.009%とし、以下、同図に示されたように生活階層4から生活階層1までについてそれぞれに各生活階層によって異なる売買手数料率が設定されている。
【0060】
また、図9は、図8の生活階層別売買手数料率パターンを基に有価証券等の売買手数料の計算をする売買手数料計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。これより、図8及び図9を使って請求項8記載の発明の売買手数料計算方法及び請求項11記載の発明の売買手数料計算プログラムの一実施例を説明する。
【0061】
図9において、まずステップS501で家族の人数(D1)が入力されると、ステップS502において、先に入力された家族の人数(D1)が5人以上(D1≧5)であるか否かを判断して、即ち、5人以上の所定の家族の人数の中にあるか否かを判断して、そう(YFs)であれば、続いて、ステップS503で売買手数料率(D2)に−0.009を入力(D2←−0.009)してこの場合の売買手数料率を−0.009%(D2=−0.009)に設定する。なお、ここで、売買手数料率(D2)に入力される数値は、実際には−0.00009(D2←−0.00009)であるが、説明の便宜上、%値のままで扱い、以下においても同様の扱いをする。
【0062】
このようにして売買手数料率(D2)が設定されると、続いて、ステップS512でこの場合の売買手数料率(D2=−0.009)にもともと有価証券等の例えば売買手数料の基になる約定代金(株価×株数)に付けられた基礎となる売買手数料率(F)(以下、これを基礎売買手数料率という)を加算して売買手数料率を総計し、最終の売買手数料率(D2+F)を設定して、続いて、ステップS513で最終の売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を演算して、家族の人数(D1)が5人以上の所定の家族の人数の中にある場合の、即ち、生活階層5の場合の有価証券等の売買手数料の計算を終了する。
【0063】
さらに、ステップS502で先に入力された家族の人数(D1)が5人以上(D1≧5)でない、即ち5人以上の所定の家族の人数の中にない(No)と判断された場合は、続いて、ステップS504において、先に入力された家族の人数(D1)が4人(D1=4)であるか否かを判断して、即ち、4人の所定の家族の人数の中にあるか否かを判断して、そう(YFs)であれば、続いて、ステップS505で売買手数料率(D2)に−0.008を入力(D2←−0.008)してこの場合の売買手数料率を−0.008%(D2=−0.008)に設定する。
【0064】
このようにして売買手数料率(D2)が設定されると、続いて、ステップS512でこの場合の売買手数料率(D2=−0.008)にもともと有価証券等に付けられた基礎売買手数料率(F)を加算して売買手数料率を総計し、最終の売買手数料率(D2+F)を設定して、続いて、ステップS513で最終の売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を演算して、入力された家族の人数(D1)が4人の所定の家族の人数の中にある場合の有価証券等の売買手数料の計算を終了する。
【0065】
さらに、ステップS501で入力された家族の人数(D1)がステップS502それにステップS504においてもそれぞれの所定の家族の人数の中に該当しない(No)と判断された場合は、続いて、ステップS506あるいはステップS508さらにはステップS510において、先に入力された家族の人数(D1)がそれぞれにおける所定の家族の人数の中にあるか否かを判断して、そう(YFs)であれば、続いて、所定の家族の人数の中にある(YFs)と判断された当該ステップS506あるいはステップS508さらにはステップS510からそれぞれにステップS507あるいはステップS509さらにはステップS511へ進んで、当該ステップで、売買手数料率(D2)にそれぞれの所定の家族の人数で示されそれぞれの生活階層により異なる売買手数料率(図8)を入力して、その場合の売買手数料率(D2)を設定して、続いて、ステップS512それにステップS513で上記同様の処理をして、それぞれの場合において、家族の人数(D1)が所定の家族の人数の中にある場合の、即ち、生活階層3或は生活階層2又は生活階層1の場合の有価証券等の売買手数料の計算を終了する。
【0066】
これらのことから、この実施例では、図8に示すように、所定の家族の人数(生活様式)で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定し、それに設定された前記生活階層により異なる売買手数料率を設定して、さらに、図9に示された売買手数料計算プログラムを使って、家族の人数(D1)を入力することで、入力された家族の人数(D1)から前記生活階層に対応する所定の家族の人数を判別して、それぞれの所定の家族の人数により異なる売買手数料率を設定して、即ち、前記生活階層により異なる売買手数料率を設定して、このようにして設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料の計算をする。また、これにより、前記生活階層(家族の人数)により異なる新規の売買手数料率の設定による売買手数料の計算をする新たな有価証券等を提供する。また、この場合の最終の売買手数料率(D2+F)は基礎売買手数料率(F)に図8に示された生活階層により異なる売買手数料率(D2)が加算され求められるので、即ち、この場合の最終の売買手数料率(D2+F)は前記生活階層により異なる売買手数料率(D2)が負数であるので基礎売買手数料率(F)が減算され求められるので、有価証券等の売買手数料は、前記生活階層により異なる売買手数料率(D2)が低い上位階層ほど小さく優遇される。
【0067】
なお、図9の売買手数料計算プログラムにおいて、ステップS501で入力される家族の人数(D1)は、家族の構成(氏名等)を入力して、入力された家族の構成から家族の人数(D1)を算出して実行できるようにプログラムしてもよい。さらに、図8に示された売買手数料率については、予め前記の基礎売買手数料率を加えたものであってもよく、この場合、図9の売買手数料計算プログラムにおいて、基礎売買手数料率を加算処理するステップS512は省かれる。また、その後において一般的に行われる約定代金等を含む売買取引代金等の計算などについては、従来同様である。
【0068】
また、図8に示された生活階層及び家族の人数(生活様式)、それに対応して設定された売買手数料率などは、一例であって特に限定するものではなく、それらのものは営業業績等を考慮して設定しあるいは変更することができ、さらには生活階層を層細分化し或いは全体の生活階層を縮小し、あるいは生活階層の順位を入れ替えるなどして売買手数料を計算できるようにしてもよい。また、所定の家族の人数(生活様式)で示され複数の階層に分けられた生活階層の設定は、所定の家族の人数あるいは家族の構成又は障害の等級等(これを、所定の家族の人数等とする)についてそれぞれを単独に、さらにはそれらを統合して所定の生活様式として定めてするなど、それらの選定を限定しない。さらに、前記生活様式については、所定の家族の人数等の他に、例えば、所定の省エネルギー達成率など、生活環境関連等に関するものなどであってもよい。
【0069】
また、家族の人数(D1)或は家族構成又は障害の等級等(生活様式)の入力は、キーボード等を使ってする手操作入力の他、カードリーダあるいはバイオメトリックス認識装置等を使ってする個人情報が記録された各種記録媒体入力、さらにはインターネット回線等を使ってするオンライン入力などであってもよい。また、ここで言う有価証券等は、株券や国債などの有価証券の他に、例えば衣類や生活用品、その他、各種の商品等であってもよい。
【0070】
次に、図10は、年齢階層別の有価証券等の売買手数料の計算と、生活階層別の有価証券等の売買手数料の計算とを併せた総合の売買手数料の計算をする総合売買手数料計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。これより、請求項9記載の発明の売買手数料計算方法及び請求項12記載の発明の売買手数料計算プログラムの一実施例を説明する。なお、前記売買手数料の計算の基になる所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層別の売買手数料率それに所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層別の売買手数料率の設定などは、上記に説明した実施例と同様である。
【0071】
図10において、ますステップS601で、上記に説明した図7と同様の処理をして、即ち、年齢(C1)を入力することで、入力された年齢(C1)から前記年齢階層に対応する所定の年齢を判別して、該当する所定の年齢により異なる即ち該当する前記年齢階層により異なる前記売買手数料率(C2)を設定する。
【0072】
さらに、ステップS602で、上記に説明した図9と同様の処理をして、即ち、家族の人数(D1)を入力することで、入力された家族の人数(D1)から前記生活階層に対応する所定の家族の人数を判別して、該当する所定の家族の人数により異なる即ち該当する前記生活階層により異なる前記売買手数料率(D2)を設定する。
【0073】
そして、ステップS603で、先にステップS601及びステップS602で設定されたそれぞれの売買手数料率(C2及びD2)の加算ともともと有価証券等に付けられた基礎売買手数料率(F)との加算をして、総合の売買手数料率を算出して、最終の売買手数料率(C2+D2+F)を設定して、続いて、ステップS604で、最終の利子レ−トを基に有価証券等の売買手数料を演算して、それぞれの前記年齢階層及び前記生活階層における有価証券等の売買手数料の計算を終了する。
【0074】
これらのことから、この実施例では、請求項7及び10記載の発明それに請求項8及び11記載の発明と同様に前記年齢階層及び前記生活階層を設定しそれに前記年齢階層及び前記生活階層により異なる売買手数料率を設定して、さらに、図10に示された売買手数料計算プログラムを使って、年齢(C1)それに家族の人数(D1)を入力することで、入力された年齢それに家族の人数から前記年齢階層に対応する所定の年齢それに前記生活階層に対応する所定の家族の人数を判別して、それぞれの所定の年齢それに家族の人数により異なる売買手数料率を設定して、即ち、前記年齢階層それに前記生活階層により異なる売買手数料率を設定して、このようにして設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料の計算をする。また、これにより、前記年齢階層(年齢)それに前記生活階層(家族の人数)により異なる新規の売買手数料率の設定による売買手数料の計算をする新たな有価証券等を提供する。また、この場合の最終の売買手数料率(C2+D2+F)は基礎売買手数料率(F)に図6及び図8に示された年齢階層及び生活階層により異なる売買手数料率(C2及びD2)が加算され求められるので、即ち、この場合の最終の売買手数料率(C2+D2+F)は前記年齢階層及び前記生活階層により異なる売買手数料率(C2及びD2)が負数であるので基礎売買手数料率(F)が減算され求められるので、有価証券等の売買手数料は、前記年齢階層及び前記生活階層により異なる売買手数料率(C2及びD2)が低い上位階層ほど小さく優遇される。
【0075】
なお、前記した年齢階層と所定の年齢、それに生活階層と所定の家族の人数、さらには売買手数料率の設定、それに該売買手数料率に基づく有価証券等の売買手数料の計算などに関する諸事項については、請求項7及び10記載の発明、それに請求項8及び11記載の発明と同じである。また、その後において一般的に行われる約定代金等を含む売買取引代金等の計算などについては、従来同様である。また、ここで言う有価証券等は、株券や国債などの有価証券の他に、例えば衣類や生活用品、その他、各種の商品等であってもよく、この場合の前記売買手数料率は例えば減額料率などとして扱ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明に係る請求項1記載の発明の利息利子計算方法及び請求項3記載の利息利子計算プログラムの基になる年齢階層別利率パターンの一実施例を示したものである。
【図2】図1の年齢階層別利率パターンを基に金融商品等の利息利子の計算をする利息利子計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。
【図3】本発明に係る請求項2記載の発明の利息利子計算方法及び請求項5記載の発明の利息利子計算プログラムの基になる生活階層別利率パターンの一実施例を示したものである。
【図4】図3の生活階層別利率パターンを基に金融商品等の利息利子の計算をする利息利子計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。
【図5】年齢階層別の金融商品等の利息利子の計算と、生活階層別の金融商品等の利息利子の計算とを併せた総合の利息利子の計算をする総合利息利子計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。
【図6】本発明に係る請求項7記載の発明の売買手数料計算方法及び請求項9記載の売買手数料計算プログラムの基になる年齢階層別売買手数料率パターンの一実施例を示したものである。
【図7】図6の年齢階層別売買手数料率パターンを基に有価証券等の売買手数料の計算をする売買手数料計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。
【図8】本発明に係る請求項8記載の発明の売買手数料計算方法及び請求項11記載の発明の売買手数料計算プログラムの基になる生活階層別売買手数料率パターンの一実施例を示したものである。
【図9】図8の生活階層別売買手数料率パターンを基に有価証券等の売買手数料の計算をする売買手数料計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。
【図10】年齢階層別の有価証券等の売買手数料の計算と、生活階層別の有価証券等の売買手数料の計算とを併せた総合の売買手数料の計算をする総合売買手数料計算プログラムのフローチャートの一実施例を示したものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定する年齢階層設定手段と、該年齢階層設定手段により設定された前記年齢階層により異なる利率を設定する利率設定手段と、該利率設定手段により設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算する利息利子計算手段と、を備えたことを特徴とする利息利子計算方法。
【請求項2】
所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定する生活階層設定手段と、該生活階層設定手段により設定された前記生活階層により異なる利率を設定する利率設定手段と、該利率設定手段により設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算する利息利子計算手段と、を備えたことを特徴とする利息利子計算方法。
【請求項3】
所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定する年齢階層設定手段と、所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定する生活階層設定手段と、前記年齢階層設定手段により設定された前記年齢階層と前記生活階層設定手段により設定された前記生活階層とにより異なる利率を設定する利率設定手段と、該利率設定手段により設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算する利息利子計算手段と、を備えたことを特徴とする利息利子計算方法。
【請求項4】
年齢を入力して、入力された年齢から所定の年齢を判別して、判別された前記年齢により異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算することを特徴とする利息利子計算プログラム。
【請求項5】
家族の人数等を入力して、入力された家族の人数等から所定の生活様式を判別して、判別された前記生活様式により異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算することを特徴とする利息利子計算プログラム。
【請求項6】
年齢を入力して、入力された年齢から所定の年齢を判別して、さらに、家族の人数等を入力して、入力された家族の人数等から所定の生活様式を判別して、判別された前記年齢と前記生活様式とにより異なる利率を設定して、設定された前記利率を基に金融商品等の利息利子を計算することを特徴とする利息利子計算プログラム。
【請求項7】
所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定する年齢階層設定手段と、該年齢階層設定手段により設定された前記年齢階層により異なる売買手数料率を設定する売買手数料率設定手段と、該売買手数料率設定手段により設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算する売買手数料計算手段と、を備えたことを特徴とする売買手数料計算方法。
【請求項8】
所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定する生活階層設定手段と、該生活階層設定手段により設定された前記生活階層により異なる売買手数料率を設定する売買手数料率設定手段と、該売買手数料率設定手段により設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算する売買手数料計算手段と、を備えたことを特徴とする売買手数料計算方法。
【請求項9】
所定の年齢で示され複数の階層に分けられた年齢階層を設定する年齢階層設定手段と、所定の家族の人数等の生活様式で示され複数の階層に分けられた生活階層を設定する生活階層設定手段と、前記年齢階層設定手段により設定された前記年齢階層と前記生活階層設定手段により設定された前記生活階層とにより異なる売買手数料率を設定する売買手数料率設定手段と、該売買手数料率設定手段により設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算する売買手数料計算手段と、を備えたことを特徴とする売買手数料計算方法。
【請求項10】
年齢を入力して、入力された年齢から所定の年齢を判別して、判別された前記年齢により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算することを特徴とする売買手数料計算プログラム。
【請求項11】
家族の人数等を入力して、入力された家族の人数等から所定の生活様式を判別して、判別された前記生活様式により異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算することを特徴とする売買手数料計算プログラム。
【請求項12】
年齢を入力して、入力された年齢から所定の年齢を判別して、さらに、家族の人数等を入力して、入力された家族の人数等から所定の生活様式を判別して、判別された前記年齢と前記生活様式とにより異なる売買手数料率を設定して、設定された前記売買手数料率を基に有価証券等の売買手数料を計算することを特徴とする売買手数料計算プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−72798(P2006−72798A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−256820(P2004−256820)
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(302009338)有限会社 プレストコンサルティング (1)
【出願人】(302009350)
【出願人】(000179199)