利用者の関係を検索する装置、プログラムおよび利用者の関係を検索する方法
【課題】従来、人員の配置を支援する技術として、特定の人員の過去の不適切事象を記録しておき、経過時間に基づいて不適切指数を求め、修飾して出力する。しかし、不適切事象として客観的に把握できる事象に基づいて不適切であることを判断することはできるが、顕示されない人間関係に基いて、不適切であることを判断することはできない。顕示されない人間関係に基き人員の配置を支援する技術を提供する。
【解決手段】当事者により入力された特定の利用者との関係情報を登録し、利用者を指定する入力を受け付け、利用者同士の関係情報を順次読み出して、指定された利用者を含む関係情報を検索し、指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力する装置を提供する。
【解決手段】当事者により入力された特定の利用者との関係情報を登録し、利用者を指定する入力を受け付け、利用者同士の関係情報を順次読み出して、指定された利用者を含む関係情報を検索し、指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力する装置を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人員の配置を支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、人員の配置を支援する技術として、特定の人員の過去の不適切事象を記録しておき、経時間に基づいて不適切指数を求め、不適切指数を出力する技術がある(特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、人事異動者に関する不適切事象を記録しておき、経過時間に応じて不適切事象から算出される不適切指数を算出し、算出した不適切指数に応じて表示上の修飾を施して不適切指数を出力する発明が記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−350414号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の技術では、不適切事象として客観的に把握できる事象に基づいて不適切であることを判断することはできるが、顕示されない人間関係に基いて、不適切であることを判断することはできない。
【0006】
そこで、本発明は、顕示されない人間関係に基き人員の配置を支援する技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る製品仕様の決定を支援する技術は、上記課題を解決するため、指定された利用者が含まれる利用者同士の関係に関する情報を抽出して出力する。
【0008】
例えば、人員の配置を支援する装置であって、記憶部と、制御部と、を備え、前記記憶部は、複数の利用者のうち特定の利用者同士の関係に関する利用者関係情報を記憶し、前記制御部は、前記利用者の指定を受け付け、前記記憶部から前記利用者関係情報を順次読み出し、指定された利用者を含む利用者関係情報を検索し、指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力する、ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【発明の効果】
【0009】
顕示されない人間関係に基き人員の配置を支援する技術を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態が適用された人員配置支援システム1について、概要を示す図である。
【0011】
人員配置支援システム1は、ネットワーク150と接続可能な利用者端末170と、サーバ装置100と、を備える。
【0012】
利用者端末170は、利用者A、B、C、D、Eと、人事担当者Xと、により利用される端末である。
【0013】
なお、利用者端末170は複数設置されてもよいし、利用者端末170のうち一台を複数の利用者が共用してもよい。
【0014】
また、利用者の数、人事担当者の数および端末の数のいずれにも、上限はない。
【0015】
利用者端末170は、利用者A、B、C、D、Eのうちの一の利用者と、他の利用者との関係に関する関係情報の入力を受け付ける。そして、利用者端末170は、入力を受け付けた情報を、ネットワーク150を介して、サーバ装置100に関係情報として登録するよう指示する(図中(1)の登録を示す矢印)。
【0016】
例えば、利用者端末170は、利用者Aから入力された関係情報として、「AはBと良好な関係にある(信頼している)」ことと、「AはDと(同一部署配属が)不可の関係にある(過去に反発した経緯がある)」ことと、「AはEと不可の関係にある(苦手とする)」ことと、に関する情報を受け付けると、サーバ装置100に当該関係情報を送信する。
【0017】
同様に、利用者端末170は、Eから入力された関係情報として、「EはDと良好な関係にある(信頼している)」ことを受け付けると、サーバ装置100に当該関係情報を送信する。
【0018】
サーバ装置100は、これらの関係情報を記憶装置に記憶させ、「AはBと良好な関係にある(信頼関係)」ことと、「AはDと同じ所属となることが不可の関係にある(過去に反発した経緯がある)」ことと、「AはEと同じ所属になることが不可の関係にある(著しく苦手である)」ことと、「EはDと良好な関係にある(信頼関係)」ことと、を登録する。
【0019】
また、利用者端末170は、人事担当者Xからの検索指示の入力を受け付け、受け付けた内容に基づいてサーバ装置100に検索要求を送信する(図中(2)の検索要求を示す矢印)。
【0020】
具体的には、利用者端末170は、人事担当者Xからの検索指示の入力として、「AとEの関係を表示」する検索要求を受け付けると、サーバ装置100に対してその旨の検索条件を含む検索要求データを送信する。
【0021】
サーバ装置100は、利用者端末170からの検索要求を受け付けると、利用者の関係についての情報を検索し、検索結果を利用者端末170に送信する。
【0022】
利用者端末170は、受信した検索結果を利用者端末の画面等に表示させ、人事担当者Xは表示された検索結果を確認する(図中(3)の取得を示す矢印)。
【0023】
具体的には、サーバ装置100は、利用者端末170からの検索要求を受け付けると、検索要求に含まれる検索条件(AとEの関係)に基づいて登録された関係情報を検索し、検索条件に合致する関係情報(「AはEと同じ所属になることが不可の関係にある」ことを示す情報)を利用者端末170に送信する。
【0024】
このように、本発明の実施形態に示した利用者端末170とサーバ装置100を用いることによって、人事担当者Xは、社員等の利用者からの登録に基づいて利用者間の人間関係を把握し、人員の配置を考えることができるようになる。
【0025】
図2は、本発明の実施形態の人員配置支援システム1を示す図である。
【0026】
人員配置支援システム1は、サーバ装置100と、ネットワーク150を介してサーバ装置100と通信を行うことができる利用者端末170と、を有する。
【0027】
なお、人員配置支援システム1は、利用者端末170を複数有するものであっても良いし、サーバ装置100を複数有するものであっても良い。
【0028】
サーバ装置100は、記憶部120と、制御部130と、送受信部140と、を備える。
【0029】
記憶部120は、利用者情報テーブル200を格納する利用者情報記憶領域121と、関係情報テーブル300を格納する関係情報記憶領域122と、検索対象人員テーブル400を格納する検索対象人員記憶領域123と、グループ人員テーブル500を格納するグループ人員記憶領域124と、を備える。
【0030】
図3に、利用者情報を記憶する利用者情報テーブル200の構成例を示す。
【0031】
利用者情報テーブル200は、社員等の利用者の属性に関する情報を記憶するテーブルである。
【0032】
具体的には、利用者情報テーブル200は、利用者識別子欄201と、利用者氏名欄202と、性別欄203と、生年月日欄204と、住所欄205と、を有する。
【0033】
利用者識別子欄201には、利用者ごとに割り当てた識別子を示す情報が記憶される。例えば、「123456」、「234567」等の重複しない番号である。
【0034】
利用者氏名欄202には、利用者の氏名を示す情報が記憶される。例えば、「佐藤太郎」、「鈴木次郎」、等である。
【0035】
性別欄203には、利用者の性別を示す情報が記憶される。例えば、「M(男性)」、「F(女性)」、等である。
【0036】
生年月日欄204には、利用者の生年月日を示す情報が記憶される。例えば、「1950/2/2」は、1950年2月2日生まれであることを示す。
【0037】
住所欄205には、利用者の住所を示す情報が記憶される。
【0038】
また、利用者情報テーブル200は、これ以外にも、利用者に関する属性情報(例えば自宅電話番号等)を記憶する欄を備えるものであってもよい。
【0039】
図4は、関係情報テーブル300の構成例を示す。
【0040】
関係情報テーブル300は、利用者間の関係に関する情報を記憶するテーブルである。
【0041】
具体的には、関係情報テーブル300は、当事者識別子欄301と、対象者識別子欄302と、関係情報欄303と、を有する。
【0042】
当事者識別子欄301には、登録を行った利用者の利用者識別子が記憶される。例えば、「123456」、「234567」等の利用者識別子である。
【0043】
対象者識別子欄302には、登録を行った利用者との関係を示す対象となる他の利用者の利用者識別子である。例えば、「234567」、「345679」等の利用者識別子である。
【0044】
関係情報欄303には、当事者から対象者に対して成り立つ関係が記憶される。例えば、「良好」、「不可」、という関係である。
【0045】
なお「良好」とは、当事者が対象者に対して良好な関係にあること、例えば信頼している、尊敬している、業務の遂行手段を理解することが可能であること等を示す関係である。一般に、関係が「良好」である者同士は、両者が同一の部署に配属されることで相乗効果を奏することが可能となる場合があるといえる。
【0046】
また、「不可」とは、当事者が対象者に対して良好な関係にないこと、例えば信頼していない、雰囲気が苦手である、過去に反目した経緯がある、等の関係を示す。一般に、関係が「不可」である者同士は、両者が同一の部署に配属されることで所属する組織全体の業務効率が下がってしまう可能性がある。
【0047】
図5は、検索対象人員テーブル400の構成例を示す。
【0048】
検索対象人員テーブル400は、利用者間の関係に関する情報を検索する際に検索対象者を一時的に記憶しておくためのテーブルである。
【0049】
具体的には、検索対象人員テーブル400は、検索対象者欄401を備える。検索対象者欄401は、検索対象として指定された利用者の識別子を記憶し、複数の識別子を記憶する。
【0050】
図6は、グループ人員テーブル500の構成例を示す。
【0051】
グループ人員テーブル500は、一人または複数の利用者が所属するグループと、そのグループに所属する利用者を特定する情報を記憶するテーブルである。
【0052】
具体的には、グループ人員テーブル500は、グループ識別子欄501と、構成人員識別子欄502と、を有する。
【0053】
グループ識別子欄501には、一人または複数の利用者が所属するグループを識別するグループ識別子が記憶される。
【0054】
具体的には、会社であれば部や課などの組織をグループとし、そのグループを他のグループから識別するための識別子としてG1の識別子を付与すると、グループ識別子欄501には、当該識別子である「G1」等が記憶される。
【0055】
構成人員識別子欄502には、グループ識別子欄501に記憶されたグループ識別子により識別されるグループに所属する利用者の利用者識別子が、グループ識別子に応じて記憶される。例えば、グループ「G1」に、「234567(Bさん)」、「345678(Cさん)」等が所属する、というように、グループと構成人員は対応付けられて記憶される。
【0056】
図7は、利用者端末170がサーバ装置100に対して関係情報の登録要求を送信する際の登録要求データのフォーマット600を示す図である。
【0057】
登録要求データのフォーマット600は、当事者識別子欄601と、対象者識別子欄602と、関係情報欄603と、を有する。
【0058】
当事者識別子欄601には、登録を行う利用者の利用者識別子が記憶される。例えば、「123456」、「234567」等の利用者識別子である。
【0059】
対象者識別子欄602には、登録を行う利用者との関係を示す対象となる他の利用者の利用者識別子である。例えば、「234567」、「345679」等の利用者識別子である。
【0060】
関係情報欄603には、当事者から対象者に対して成り立つ関係が記憶される。例えば、「良好」、「不可」、という関係である。
【0061】
図8は、利用者端末170がサーバ装置100に対して関係情報の検索要求を送信する際の検索要求データのフォーマット700を示す図である。
【0062】
検索要求データのフォーマット700は、関係情報欄701と、検索対象者欄702を単数または複数備える検索対象者指定欄703と、を有する。
【0063】
関係情報欄701には、当事者から対象者に対して成り立つ関係についての指定情報が記憶される。
【0064】
検索対象者欄702は、検索する対象となる利用者の識別子を記憶する欄である。
【0065】
検索対象者指定欄703は、検索する対象となる利用者の識別子を単数または複数記憶する欄である。
【0066】
図9は、サーバ装置100から利用者端末170が取得した関係検索結果データ800の構造を示す図である。
【0067】
関係検索結果データ800は、当事者識別子欄801と、対象者識別子欄802と、関係情報欄803と、を有する。
【0068】
当事者識別子欄801には、登録を行った利用者の利用者識別子が記憶される。例えば、「123456」、「234567」等の利用者識別子である。
【0069】
対象者識別子欄802には、登録を行った利用者との関係を示す対象となる他の利用者の利用者識別子である。例えば、「234567」、「345679」等の利用者識別子である。
【0070】
関係情報欄803には、当事者から対象者に対して成り立つ関係が記憶される。例えば、上述した「良好」、「不可」、という関係である。
【0071】
図2に説明を戻す。
【0072】
サーバ装置100の制御部130は、入力受付部131と、関係情報登録部132と、関係情報検索部133と、出力作成部134と、グループ人員登録部135と、特定人員検索部136と、を有する。
【0073】
入力受付部131は、利用者端末170からの指示を受け付ける。例えば、利用者端末170からネットワーク150を経由して送信された関係情報の登録要求データを受け付けて、内容を制御部130へ伝える。
【0074】
関係情報登録部132は、入力受付部131を介して受け付けた関係情報の登録要求データに基づいて、関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300に登録する。
【0075】
関係情報検索部133は、入力受付部131を介して受け付けた関係情報の検索要求データに基づいて、関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300を検索し、結果の情報を出力作成部134に受け渡す。
【0076】
出力作成部134は、関係情報検索部133、特定人員検索部135等の出力結果に関する情報を関係検索結果データ800の形式にまとめて、利用者端末170に送信する。
【0077】
グループ人員登録部135は、入力受付部131を介して受け付けたグループ人員の登録要求データから、グループ人員テーブル500に情報を記憶させる。
【0078】
特定人員検索部136は、入力受付部131を介して受け付けた特定人員の検索要求データにより特定される人員を関係情報テーブル300から検索し、検索した結果の情報を出力作成部134に受け渡す。
【0079】
送受信部140は、ネットワーク150に接続し、他の接続された機器に対して情報を送信し、他の接続された機器から情報を受信する。
【0080】
利用者端末170は、入力部171と、出力部172と、送受信部173と、記憶部174と、制御部180と、を有する。
【0081】
入力部171は、利用者から入力された情報を検知し、制御部180に受け渡す。
【0082】
出力部172は、制御部180等からの表示指示を受けて画面表示等を出力する。
【0083】
送受信部173は、ネットワーク150に接続し、他の接続された機器に対して情報を送信し、他の接続された機器から情報を受信する。
【0084】
記憶部174は、検索対象人員記憶領域175を有する。
【0085】
検索対象人員記憶領域175は、上記サーバ装置100の記憶部120の検索対象人員記憶領域123の検索対象人員テーブル400と同様の形式を備えるテーブルを記憶する。
【0086】
制御部180は、関係情報登録部181と、関係情報検索部182と、グループ人員登録部183と、を有する。
【0087】
関係情報登録部181は、入力部171を介して受け付けた関係情報を登録要求データのフォーマット600に基づいて登録要求データを作成してサーバ装置100に送信する。
【0088】
関係情報検索部182は、入力部171を介して受け付けた検索情報を検索要求データのフォーマット700に基づいて検索要求データを作成してサーバ装置100に送信する。
【0089】
グループ登録部183は、入力部171を介して受け付けたグループの構成人員に関する情報をサーバ装置100に送信する。
【0090】
図10は、本実施形態のハードウェア構成を示す図である。
【0091】
本実施形態では、図10に示すように、サーバ装置100は、ネットワーク150を介して、利用者端末170と通信を行うことができる。
【0092】
サーバ装置100は、例えば、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)や、ワークステーション、サーバ装置、各種携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの計算機である。
【0093】
サーバ装置100は、通信装置113と、演算装置114と、主記憶装置115と、外部記憶装置116と、それぞれの装置を互いに接続するバス117と、を有する。
【0094】
通信装置113は、ネットワーク150などのネットワークを介して他の装置と通信を行う装置である。
【0095】
演算装置114は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
【0096】
主記憶装置115は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
【0097】
外部記憶装置116は、例えばハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
【0098】
ここで、ネットワーク150は、LAN(Local Area Network)や無線LANなどの通信網であるが、インターネットや公衆用の無線LANなどの公衆網であってもよいし、その他ケーブルテレビ網や携帯電話網などのネットワーク、あるいは電力線ネットワーク等でもよい。
【0099】
図2に示したサーバ装置100の入力受付部131と、関係情報登録部132と、関係情報検索部133と、出力作成部134と、グループ人員登録部135と、特定人員検索部136と、は、サーバ装置100の演算装置114に処理を行わせるプログラムによって実現される。
【0100】
このプログラムは、主記憶装置115または外部記憶装置116内に記憶され、実行にあたって主記憶装置115上にロードされ、演算装置114により実行される。
【0101】
また、サーバ装置100の記憶部120は、サーバ装置100の主記憶装置115または外部記憶装置116により実現される。
【0102】
サーバ装置100の送受信部140は、サーバ装置100の通信装置113によって実現される。
【0103】
利用者端末170は、例えば、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)や、ワークステーション、サーバ装置、各種携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの計算機である。
【0104】
利用者端末170は、入力装置191と、出力装置192と、演算装置193と、主記憶装置194と、外部記憶装置195と、通信装置196と、それぞれの装置を互いに接続するバス197と、を有する。
【0105】
入力装置191は、例えばキーボードやマウス、あるいはタッチペン、その他ポインティングデバイスなどの入力を受け付ける装置である。
【0106】
出力装置192は、例えばディスプレイなどの、表示を行う装置である
演算装置193は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
【0107】
主記憶装置194は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
【0108】
外部記憶装置195は、例えばハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
【0109】
通信装置196は、ネットワーク150などのネットワークを介して他の装置と通信を行う装置である。
【0110】
ここで、ネットワーク150は、LAN(Local Area Network)や無線LANなどの通信網であるが、インターネットや公衆用の無線LANなどの公衆網であってもよいし、その他ケーブルテレビ網や携帯電話網などのネットワーク、あるいは電力線ネットワーク等でもよい。
【0111】
図2に示した利用者端末170の関係情報登録部181と、関係情報検索部182と、グループ人員登録部183と、は、利用者端末170の演算装置193に処理を行わせるプログラムによって実現される。
【0112】
このプログラムは、主記憶装置194または外部記憶装置195内に記憶され、実行にあたって主記憶装置194上にロードされ、演算装置193により実行される。
【0113】
また、利用者端末170の送受信部173は、利用者端末170の通信装置196によって実現される。
【0114】
また、利用者端末170の記憶部174は、利用者端末170の主記憶装置194または外部記憶装置195により実現される。
【0115】
[動作の説明]ここから、本実施形態における利用者の関係情報の登録に関する処理のフローについて、図に基づき説明する。
【0116】
図11は、利用者端末170における関係情報を登録する流れ(図1の(1)に相当する処理)を示すフロー図である。
【0117】
まず、関係情報登録部181は、利用者端末170の利用者であるユーザーから関係登録の処理を開始する指示を受け付けると、関係登録画面11を出力部172に表示させる(ステップS1101)。
【0118】
具体的には、まず、関係情報登録部181は、利用者端末170の利用者から関係登録の処理を開始する指示を受け付ける。次に、関係情報登録部181は、図12に示す関係登録画面11を表示するよう出力部172に指示し、出力部172は関係登録画面11を表示する。
【0119】
図12は関係登録画面11の画面例を示す図である。
【0120】
関係登録画面11は、当事者入力欄7と、対象者入力欄8と、関係項目入力欄9と、指示入力欄16と、を有する。
【0121】
当事者入力欄7は、当事者、すなわち関係の主体となる人物の氏名または識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、当事者入力欄7は、「A(さん)」や、「123456」という当事者の情報の入力を受け付ける。
【0122】
対象者入力欄8は、対象者、すなわち関係の客体となる人物の氏名または識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、対象者入力欄8は、「B(さん)」や、「234567」という対象者の情報の入力を受け付ける。
【0123】
関係項目入力欄9は、関係が「良好」であるか「不可」であるかの入力指示を受け付ける欄である。関係項目入力欄9は、「良(良好)」ラジオボタン17と、「不(不可)」ラジオボタン18と、の入力領域を有し、択一的な入力を受け付ける。
【0124】
また、指示入力欄16は、別の関係情報を続けて入力する「次入力」または関係情報の入力を終えて登録を行う「終了」の入力指示を受け付ける欄である。指示入力欄16は、「次入力」ラジオボタン19と、「終了」ラジオボタン20と、の入力領域を有し、択一的な入力を受け付ける。
【0125】
次に、関係情報登録部181は、ユーザーから関係登録画面11の各項目の入力を受け付ける(ステップS1102)。
【0126】
具体的には、関係登録画面11の当事者入力欄7、対象者入力欄8、関係項目入力欄9、指示入力欄16の情報をそれぞれ、当事者情報、対象者情報、関係情報、指示情報、として受け付ける。
【0127】
次に、関係情報登録部181は、ステップS1102で受け付けた当事者情報、対象者情報、関係情報、を図7に示した登録要求データのフォーマット600に当てはめて登録要求データを作成する(ステップS1103)。
【0128】
具体的には、関係情報登録部181は、ステップS1102で受け付けた当事者情報、対象者情報、関係情報、をそれぞれ、当事者識別子欄601、対象者識別子欄602、関係情報欄603に設定して、登録要求データを作成する。
【0129】
次に、関係情報登録部181は、ステップS1103で作成した登録要求データをサーバ装置100に対して送信する(ステップS1104)。
【0130】
次に、関係情報登録部181は、ステップS1102にて受け付けた情報のうち、指示入力欄16の情報である指示情報が「終了」であったか否かを判定する(ステップS1105)。
【0131】
ステップS1105において、「終了」であったと判定した場合(ステップS1105において「YES」)、関係情報登録部181は、処理を終了させる。
【0132】
ステップS1105において、「終了」ではなかったと判定した場合(ステップS1105において「No」)、関係情報登録部181は、処理をステップS1102に戻し、ステップS1102から処理を再実行する。つまり、2件目以降の関係情報の登録処理を実施する。
【0133】
以上が、利用者端末170における関係情報登録処理の処理フローである。
【0134】
次に、利用者端末170における関係情報登録処理のステップS1104にて送信された登録要求データを受信したサーバ装置100が実施する登録処理について、図13を用いて処理フローを説明する。
【0135】
図13は、サーバ装置100における関係情報登録処理の処理フロー(図1の(1)に相当するサーバ装置100における処理)を示す図である。
【0136】
まず、入力受付部131は、利用者端末170における関係情報登録処理のステップS1104にて送信された登録要求データを受信する(ステップS1301)。
【0137】
そして、関係情報登録部132は、ステップS1301で受信した登録要求データの情報を取得して、記憶部120の関係情報記憶領域122に記憶された関係情報テーブル200に登録する(ステップS1302)。
【0138】
具体的には、関係情報登録部132は、ステップS1301で受信した登録要求データの当事者識別子欄601と、対象者識別子欄602と、関係情報欄603と、の情報を取得する。そして、関係情報登録部132は、取得した当事者識別子欄601の情報と、対象者識別子欄602の情報と、のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える。
【0139】
そして、関係情報登録部132は、記憶部120の関係情報記憶領域122に記憶された関係情報テーブル200の当事者識別子欄301と、対象者識別子欄302と、関係情報欄303と、にそれぞれの情報を記憶する。
【0140】
以上が、サーバ装置100における関係情報登録処理の処理フローである。
【0141】
次に、登録された関係情報の検索処理について、図14を用いて説明する。
【0142】
図14は、利用者端末170における、関係情報の検索を行う関係検索処理(図1の(2)(3)に相当する処理)の処理フローを示す図である。
【0143】
まず、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者であるユーザーから関係検索の処理を開始する指示を受け付けると、関係検索画面12を出力部172に表示させる(ステップS1401)。
【0144】
具体的には、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者から関係検索の処理を開始する指示を受け付ける。次に、関係情報検索部182は、図15に示す関係検索画面12を表示するよう出力部172に指示し、出力部172は関係検索画面12を表示する。
【0145】
図15は関係検索画面12の画面例を示す図である。
【0146】
関係検索画面12は、構成人員入力欄26と、検索条件入力欄14と、操作入力欄15と、を有する。
【0147】
構成人員入力欄26は、当事者と対象者、すなわち関係の主体となる人物と関係の客体となる人物の氏名または識別子の入力と、を受け付ける欄である。例えば、構成人員入力欄26は、複数(例えば4人)の構成人員10の入力を受け付ける。具体的には、「A(さん)」、「B(さん)」、「C(さん)」、「D(さん)」、という4人を当事者および対象者とする情報の入力を受け付ける。
【0148】
検索条件入力欄14は、関係が「良好」であるか「不可」であるか、または「両方」であるかの検索条件の入力を受け付ける欄である。
【0149】
なお、関係が「両方」とは、「良好」であるものと「不可」であるものとのどちらも検索対象とする、ということを意味し、「良好」と「不可」との両方を選択した場合と同様の意味である。
【0150】
関係項目入力欄9は、「良(良好)」チェックボックス21と、「不(不可)」チェックボックス22と、「両方」チェックボックス23と、の入力領域を有し、それぞれのチェックボックスに対する入力を受け付ける。
【0151】
また、操作入力欄15は、構成人員を追加するために続けて入力する「次の人員入力」または検索情報の入力を終えて検索を行う「検索」の入力指示を受け付ける欄である。操作入力欄15は、「次の人員入力」ラジオボタン24と、「検索」ラジオボタン25と、の入力領域を有し、択一的な入力を受け付ける。
【0152】
次に、関係情報検索部182は、ユーザーから関係検索画面12の各項目の入力を受け付けて、構成人員テーブル175を作成する(ステップS1402)。
【0153】
具体的には、関係情報検索部182は、関係検索画面12の構成人員入力欄26の複数の構成人員10と、操作入力欄15との情報をそれぞれ、構成人員情報、操作情報、として受け付ける。
【0154】
そして、関係情報検索部182は、受け付けた構成人員情報に指定された利用者の氏名または識別子を、図5に示した検索対象人員テーブル400の形式で利用者端末170の記憶部174の検索対象人員記憶領域175に記憶する。
【0155】
次に、関係情報検索部182は、ステップS1402にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力であったか否かを判定する(ステップS1403)。
【0156】
関係情報検索部182は、ステップS1402にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力ではなかった場合(ステップS1403にて「NO」)には、関係検索画面12を表示させてステップS1402から処理を実施する。
【0157】
ステップS1402にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力であった場合(ステップS1403にて「YES」)には、関係情報検索部182は、関係検索画面12の検索条件14の情報と、ステップS1402において作成した構成人員テーブル175の情報を取得して、検索要求データを作成する(ステップS1404)。
【0158】
具体的には、関係情報検索部182は、図8に示した検索要求データのフォーマット700に従って、検索条件欄701には関係検索画面12の検索条件14の情報を設定し、検索対象者欄702にはステップS1402において作成した構成人員テーブル175の情報を設定することで検索対象者指定欄703の情報を作成する。
【0159】
次に、関係情報検索部182は、ステップS1404において作成した検索要求データをサーバ装置100に送信する(ステップS1405)。
【0160】
そして、関係情報検索部182は、サーバ装置100から送信された検索結果の情報を受信する(ステップS1406)。
【0161】
具体的には、関係情報検索部182は、サーバ装置100から、図9に示した関係検索結果データのフォーマット800に従った関係情報の検索結果の情報を受信する。
【0162】
次に、関係情報検索部182は、ステップS1406にて受信した検索結果の情報を用いて、図16に示す検索結果画面13を作成し、検索結果画面13を出力部172に表示させる(ステップS1407)。
【0163】
図16は、検索結果を示す検索結果画面13の画面例を示す図である。
【0164】
検索結果画面13は、当事者表示領域7と、対象者表示領域8と、関係項目表示領域9と、により構成される。
【0165】
当事者表示領域7は、関係情報の主体である当事者の氏名または識別子を表示する領域である。
【0166】
対象者表示領域8は、関係情報の客体である対象者の氏名または識別子を表示する領域である。
【0167】
関係項目表示領域9は、当事者表示領域7に示した当事者から見た対象者表示領域8に示した対象者に対する関係を表示する領域である。
【0168】
例えば、当事者表示領域7には、当事者である「A(さん)」の氏名が表示され、対象者表示領域8には、対象者である「B(さん)」の氏名が表示され、関係項目表示領域には、(Aさんから見たBさんに対する関係は)「良好」である旨の情報が記載される。
【0169】
なお、複数の関係情報を表示する場合には、検索結果画面13は、複数行にわたって関係情報を表示する。
【0170】
ここで、関係情報検索部182は、ステップS1406にて受信した検索結果の情報から関係情報を単数または複数取得する。そして、関係情報検索部182は、取得した関係情報の当事者識別子と、対象者識別子と、関係情報とを、それぞれ、検索結果画面13の当事者表示領域7と、対象者表示領域8と、関係項目表示領域9と、に表示させる。
【0171】
関係情報検索部182は、取得した関係情報が複数であれば、複数行にわたって表示するよう検索結果画面13を作成する。
【0172】
以上が、利用者端末170における関係検索処理の処理フローである。
【0173】
次に、利用者端末170における関係検索処理のステップS1405にて送信された検索要求データを受信したサーバ装置100が実施する検索処理について、図17を用いて処理フローを説明する。
【0174】
図17は、サーバ装置100における関係検索処理(図1の(2)(3)に相当するサーバ装置100における処理)の処理フローを示す図である。
【0175】
まず、入力受付部131は、利用者端末170における関係検索処理のステップS1405にて送信された検索要求データを受信し、検索要求データに含まれる検索対象者指定欄703を取得し、検索対象人員記憶領域123に記憶された検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶する。
【0176】
そして、関係情報検索部133は、検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶された情報を対象に、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS1701)。
【0177】
次に、関係情報検索部133は、記憶部120の関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300から一件の関係情報を読み込む(ステップS1702)。
【0178】
そして、関係情報検索部133は、ステップS1702にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報を取得して、ステップS1701において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報と比較する(ステップS1703)。
【0179】
具体的には、関係情報検索部133は、ステップS1701において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報が「両方」であること、または、「良好」と「不可」の両方であること、またはステップS1702にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報がステップS1701において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報と一致すること、のいずれかが成立するか否かを判定する。
【0180】
ステップS1703における比較の結果、いずれの条件も成立しない場合(ステップS1703において「NO」)には、関係情報検索部133は、後述するステップS1708を実施して、ステップS1702に処理を戻す。
【0181】
ステップS1703における比較の結果、いずれかの条件が成立する場合(ステップS1703において「YES」)には、関係情報検索部133は、ステップS1702にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報と、対象者識別子欄302の情報と、の両方が、検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401の情報に含まれるか否かを判定する(ステップS1704)。
【0182】
ステップS1704における判定の結果、検索対象者欄401の情報に含まれない場合(ステップS1704において「NO」)には、関係情報検索部133は、後述するステップS1708を実施して、ステップS1702に処理を戻す。
【0183】
ステップS1704における判定の結果、検索対象者欄401の情報に含まれる場合(ステップS1704において「YES」)には、関係情報検索部133は、ステップS1702にて読み込んだ一件の関係情報を、関係検索結果データのフォーマット800に整形して検索結果として追加し、検出数をインクリメントする(ステップS1705)。
【0184】
次に、関係情報検索部133は、ステップS1702で取得した関係情報データが関係情報テーブル300に記憶された関係情報の最後の一件であったか否かを判定する(ステップS1706)。
【0185】
最後の一件である場合(ステップS1706において「YES」)には、出力作成部134は、ステップS1705において作成した検索結果と検出数と、を利用者端末170に送信し、処理を終了させる。なお、送信の際、出力作成部132は、検索結果の当事者識別子欄801の情報と、対象者識別子欄802の情報と、のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS1707)。
【0186】
最後の一件ではなかった場合(ステップS1706において「NO」)には、関係情報検索部133は、関係情報テーブル300に記憶された次の関係情報が処理対象となるようにして、ステップS1702に処理を戻す(ステップS1708)。
【0187】
以上が、サーバ装置100における関係検索処理の処理フローである。
【0188】
次に、所属する組織の全員の関係を一括で検索することができるグループ検索処理の処理フローについて、図18〜図23を用いて説明する。
【0189】
まず、利用者端末170において、グループの人員を登録する処理について、図18を用いて説明する。
【0190】
図18は、利用者端末170におけるグループの人員を登録する処理の流れを示すフロー図である。
【0191】
まず、グループ人員登録部183は、利用者端末170の利用者であるユーザーからグループ人員の登録の処理を開始する指示を受け付けると、グループ人員登録画面30を出力部172に表示させる(ステップS1801)。
【0192】
具体的には、まず、グループ人員登録部183は、利用者端末170の利用者からグループ人員登録の処理を開始する指示を受け付ける。次に、グループ人員登録部183は、図19に示すグループ人員登録画面30を表示するよう出力部172に指示し、出力部172はグループ登録画面30を表示する。
【0193】
図19はグループ登録画面30の画面例を示す図である。
【0194】
グループ登録画面30は、グループ識別子入力欄57と、グループ人員入力欄58と、指示入力欄59と、を有する。
【0195】
グループ識別子入力欄57は、登録する対象のグループの識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、グループ識別子入力欄57は、「G1」や、「○×課」というように、組織を識別する重複しない識別子を受け付ける。
【0196】
グループ人員入力欄58は、登録するグループに所属する利用者の氏名または識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、グループ人員入力欄58は、「B(さん)」や、「234567」という利用者の情報の入力を受け付ける。
【0197】
指示入力欄59は、グループに所属する利用者を続けて入力する「次の人員入力」または利用者の入力を終えてグループの登録を行う「登録」の入力指示を受け付ける欄である。指示入力欄59は、「次の人員入力」ラジオボタン60と、「登録」ラジオボタン61と、の入力領域を有し、択一的な入力を受け付ける。
【0198】
次に、グループ人員登録部183は、ユーザーからグループ人員登録画面30の各項目の入力を受け付ける(ステップS1802)。
【0199】
具体的には、グループ登録画面30のグループ識別子入力欄57、グループ人員入力欄58、指示入力欄59の情報をそれぞれ、グループ識別子情報、グループ人員情報、指示情報、として受け付ける。
【0200】
次に、グループ人員登録部183は、ステップS1802で受け付けたグループ識別子情報、グループ人員情報を用いて図示しないグループデータを作成する(ステップS1803)。
【0201】
具体的には、グループ人員登録部183は、ステップS1802で受け付けたグループ識別子情報、グループ人員情報、を全て含むグループデータを作成する。
【0202】
次に、グループ人員登録部183は、ステップS1803で作成したグループデータをサーバ装置100に対して送信する(ステップS1804)。
【0203】
次に、グループ人員登録部183は、ステップS1802にて受け付けた情報のうち、指示入力欄59の情報である指示情報が「登録」であったか否かを判定する(ステップS1805)。
【0204】
ステップS1805において、「登録」であったと判定した場合(ステップS1805において「YES」)、グループ人員登録部183は、処理を終了させる。
【0205】
ステップS1805において、「登録」ではなかったと判定した場合(ステップS1805において「No」)、グループ人員登録部183は、処理をステップS1802に戻し、ステップS1802から処理を再実行する。つまり、2件目以降のグループ人員の登録処理を実施する。
【0206】
以上が、利用者端末170におけるグループ人員登録処理の処理フローである。
【0207】
次に、利用者端末170におけるグループ人員登録処理のステップS1804にて送信されたグループデータを受信したサーバ装置100が実施する登録処理について、図20を用いて処理フローを説明する。
【0208】
図20は、サーバ装置100におけるグループ人員登録処理の処理フローを示す図である。
【0209】
まず、入力受付部131は、利用者端末170におけるグループ人員登録処理のステップS1804にて送信されたグループデータを受信する(ステップS2001)。
【0210】
そして、グループ人員登録部135は、ステップS2001で受信したグループデータの情報を取得して、記憶部120のグループ人員記憶領域124に記憶されたグループ人員テーブル500に登録する(ステップS2002)。
【0211】
具体的には、グループ人員登録部135は、ステップS2001で受信したグループデータのグループ識別子情報と、グループ人員情報と、を取得する。そして、グループ人員登録部135は、記憶部120のグループ人員記憶領域124に記憶されたグループ人員テーブル500のグループ識別子欄501と、構成人員識別子欄502と、にそれぞれの情報を記憶する。
【0212】
なお、この際、登録する対象のグループ識別子情報がすでにグループ識別子欄501に記憶されている場合には、グループ人員登録部135は、グループ識別子欄501にグループ識別子を記憶させずに、構成人員識別子502にグループ人員情報を追加する。
【0213】
登録する対象のグループ識別子情報がグループ識別子欄501に記憶されていない場合には、グループ人員登録部135は、グループ識別子欄501にグループ識別子を記憶させ、構成人員識別子502にグループ人員情報を追加する。
【0214】
また、グループ人員情報を構成人員識別子502に追加する際に、グループ人員登録部135は、取得したグループ人員の情報のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える。
【0215】
以上が、サーバ装置100におけるグループ人員登録処理の処理フローである。
【0216】
次に、グループ識別子を指定して一括で関係情報を検索するグループ検索処理について、図21〜図23を用いて説明する。
【0217】
図21は、利用者端末170における、一括して関係情報の検索を行うグループ検索処理の処理フローを示す図である。
【0218】
まず、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者であるユーザーからグループ検索の処理を開始する指示を受け付けると、グループ検索画面31を出力部172に表示させる(ステップS2101)。
【0219】
具体的には、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者からグループ検索の処理を開始する指示を受け付ける。次に、関係情報検索部182は、図22に示すグループ検索画面31を表示するよう出力部172に指示し、出力部172はグループ検索画面31を表示する。
【0220】
図22はグループ検索画面31の画面例を示す図である。
【0221】
図22に示すグループ検索画面31は、図15に示す関係検索画面12とほぼ同じ画面であるが、さらに、グループ識別子入力欄57を有する点において相違する。
【0222】
つまり、グループ検索画面31は、構成人員入力欄26と、グループ識別子入力欄57と、検索条件入力欄14と、操作入力欄15と、を有する。
【0223】
このうち、グループ識別子入力欄57は、当事者と対象者としてグループに所属する人員全てを指定する場合に、そのグループを識別する識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、グループ識別子入力欄57は、「G2」というグループの識別子の入力を受け付ける。
【0224】
なお、構成人員入力欄26に入力される構成人員の情報は、グループ識別子入力欄57に加えて受け付けられる。具体的には、「A(さん)」、「B(さん)」、「C(さん)」、「D(さん)」、という4人を含むグループ「G3」がグループ識別子入力欄57に入力され、かつ、構成人員入力欄26に「E(さん)」が入力された場合には、「G3」グループの入力と、「E(さん)」の入力のすべてが有効となる。
【0225】
次に、関係情報検索部182は、ユーザーからグループ検索画面31の各項目の入力を受け付けて、グループ識別子を含む構成人員テーブル175を作成する(ステップS2102)。
【0226】
具体的には、関係情報検索部182は、グループ検索画面31の構成人員入力欄26の複数の構成人員10と、グループ識別子入力欄57と、操作入力欄15との情報をそれぞれ、構成人員情報、グループ識別子情報、操作情報、として受け付ける。
【0227】
そして、関係情報検索部182は、受け付けた構成人員情報に指定された利用者の氏名または識別子と、グループ識別子情報とを、図5に示した検索対象人員テーブル400の形式で利用者端末170の記憶部174の検索対象人員記憶領域175に記憶する。
【0228】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2102にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力であったか否かを判定する(ステップS2103)。
【0229】
関係情報検索部182は、ステップS2102にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力ではなかった場合(ステップS2103にて「NO」)には、グループ検索画面31を表示させてステップS2102から処理を実施する。
【0230】
ステップS2102にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力であった場合(ステップS2103にて「YES」)には、関係情報検索部182は、グループ検索画面31の検索条件14の情報と、ステップS2102において作成した構成人員テーブル175の情報を取得して、検索要求データを作成する(ステップS2104)。
【0231】
具体的には、関係情報検索部182は、図8に示した検索要求データのフォーマット700に従って、検索条件欄701にはグループ検索画面31の検索条件14の情報を設定し、検索対象者欄702にはステップS2102において作成したグループ識別子を含む構成人員テーブル175の情報を設定することで検索対象者指定欄703の情報を作成する。
【0232】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2104において作成した検索要求データをサーバ装置100に送信する(ステップS2105)。
【0233】
そして、関係情報検索部182は、サーバ装置100から送信された検索結果の情報を受信する(ステップS2106)。
【0234】
具体的には、関係情報検索部182は、サーバ装置100から、図9に示した関係検索結果データのフォーマット800に従った関係情報の検索結果の情報を受信する。
【0235】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2106にて受信した検索結果の情報を用いて、図16に示す検索結果画面13を作成し、検索結果画面13を出力部172に表示させる(ステップS2107)。
【0236】
以上が、利用者端末170におけるグループ検索処理の処理フローである。
【0237】
次に、利用者端末170におけるグループ検索処理のステップS2105にて送信された検索要求データを受信したサーバ装置100が実施する検索処理について、図23を用いて処理フローを説明する。
【0238】
図23は、サーバ装置100におけるグループ検索処理の処理フローを示す図である。
【0239】
まず、入力受付部131は、利用者端末170におけるグループ検索処理のステップS2105にて送信された検索要求データを受信し、検索要求データに含まれる検索対象者指定欄703を取得し、検索対象人員記憶領域123に記憶された検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶する。このとき、グループの識別子も、検索対象者欄401にそのまま記憶する(ステップS2301)。
【0240】
次に、関係情報検索部133は、記憶部120のグループ人員記憶領域124のグループ人員テーブル500から検索することで検索対象者欄401に含まれるグループ識別子に対応する構成人員識別子502を特定し、検索対象者欄401の情報に加える(ステップS2302)。なお、関係情報検索部133は、検索対象者欄401に構成人員識別子502を加え終えると、そのグループ識別子を、検索対象者欄401から削除する。
【0241】
そして、関係情報検索部133は、検索対象者欄401に記憶された情報のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える。
【0242】
次に、関係情報検索部133は、記憶部120の関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300から一件の関係情報を読み込む(ステップS2303)。
【0243】
そして、関係情報検索部133は、ステップS2303にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報を取得して、ステップS2301において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報と比較する(ステップS2304)。
【0244】
具体的には、関係情報検索部133は、ステップS2301において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報が「両方」であること、または、「良好」と「不可」の両方であること、またはステップS2303にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報がステップS2301において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報と一致すること、のいずれかが成立するか否かを判定する。
【0245】
ステップS2304における比較の結果、いずれの条件も成立しない場合(ステップS2304において「NO」)には、関係情報検索部133は、後述するステップS2309を実施して、ステップS2303に処理を戻す。
【0246】
ステップS2304における比較の結果、いずれかの条件が成立する場合(ステップS2304において「YES」)には、関係情報検索部133は、ステップS2303にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報と、対象者識別子欄302の情報と、の両方が、検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401の情報に含まれるか否かを判定する(ステップS2305)。
【0247】
ステップS2305における判定の結果、検索対象者欄401の情報に含まれない場合(ステップS2305において「NO」)には、関係情報検索部133は、後述するステップS2309を実施して、ステップS2303に処理を戻す。
【0248】
ステップS2305における判定の結果、検索対象者欄401の情報に含まれる場合(ステップS2305において「YES」)には、関係情報検索部133は、ステップS2303にて読み込んだ一件の関係情報を関係検索結果データのフォーマット800に整形して検索結果として追加し、検出数をインクリメントする(ステップS2306)。
【0249】
次に、関係情報検索部133は、ステップS2303で取得した関係情報データが関係情報テーブル300に記憶された関係情報の最後の一件であったか否かを判定する(ステップS2307)。
【0250】
最後の一件である場合(ステップS2307において「YES」)には、出力作成部134は、ステップS2306において作成した検索結果と検出数と、を利用者端末170に送信し、処理を終了させる。なお、送信の際、出力作成部132は、検索結果の当事者識別子欄801の情報と、対象者識別子欄802の情報と、のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS2308)。
【0251】
最後の一件ではなかった場合(ステップS2307において「NO」)には、関係情報検索部133は、関係情報テーブル300に記憶された次の関係情報が処理対象となるようにして、ステップS2303に処理を戻す(ステップS2309)。
【0252】
以上が、サーバ装置100におけるグループ検索処理の処理フローである。
【0253】
次に、ある特定の利用者と、その他利用者全員との関係を一括で検索することができる個別人員検索処理の処理フローについて、図24〜図27を用いて説明する。
【0254】
図24は、利用者端末170における、個別人員についての関係情報の検索を行う個別人員検索処理の処理フローを示す図である。
【0255】
まず、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者であるユーザーから個別人員検索の処理を開始する指示を受け付けると、個別人員検索画面52を出力部172に表示させる(ステップS2401)。
【0256】
具体的には、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者から個別人員検索の処理を開始する指示を受け付ける。次に、関係情報検索部182は、図25に示す個別人員検索画面52を表示するよう出力部172に指示し、出力部172は個別人員検索画面52を表示する。
【0257】
図25は個別人員検索画面52の画面例を示す図である。
【0258】
なお、図25に示す個別人員検索画面52は、図15に示す関係検索画面12と基本的には同じ画面であるが、構成人員入力欄26と操作入力欄15と、を有さず、その代わりに検索人員入力欄50と検索内容入力欄51と、を有する点において相違する。
【0259】
すなわち、個別人員検索画面52は、検索人員入力欄50と、検索内容入力欄51と、検索条件入力欄14と、を有する。
【0260】
検索人員入力欄50は、当事者または対象者、すなわち関係の主体となる人物または関係の客体となる人物の氏名または識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、検索人員入力欄50は、単一の構成人員10の入力を受け付ける。具体的には、「A(さん)」を当事者または対象者とする旨の情報の入力を受け付ける。
【0261】
検索内容入力欄51は、検索する対象である検索人員入力欄50に入力された利用者が「当事者」であるか「対象者」であるか、またはその「どちらでも」であるか、に関する検索内容の入力を受け付ける欄である。
【0262】
具体的には、検索内容入力欄51は、「当事者」チェックボックス53と、「対象者」チェックボックス54と、「どちらでも」チェックボックス55と、の入力領域を有し、それぞれのチェックボックスに対する入力を受け付ける。
【0263】
なお、検索内容の「どちらでも」は、「当事者」である関係情報と「対象者」である関係情報とのいずれも検索対象とする、ということを意味し、「当事者」と「対象者」の両方を選択することと同様の検索内容である。
【0264】
次に、関係情報検索部182は、ユーザーから個別人員検索画面52の各項目の入力を受け付ける(ステップS2402)。
【0265】
具体的には、関係情報検索部182は、個別人員検索画面52の検索人員入力欄50の構成人員10の情報と、検索内容入力欄51の情報と、検索条件入力欄14の情報と、をそれぞれ、検索人員情報、検索内容情報、検索条件情報、として受け付ける。
【0266】
次に、関係情報検索部182は、個別人員検索情報900を作成する(ステップS2403)。
【0267】
具体的には、図26に示す個別人員検索情報のフォーマット900に従って、関係情報検索部182は、ステップS2402にて受け付けた情報を構成する。
【0268】
図26は、個別人員検索情報900のフォーマットを示す図である。
【0269】
個別人員検索情報900は、検索人員識別子欄901と、検索内容欄902と、検索条件欄903と、を備える。
【0270】
関係情報検索部182は、ステップS2402にて受け付けた検索人員情報と、検索内容情報と、検索条件情報と、を、それぞれ、検索人員識別子欄901と、検索内容欄902と、検索条件欄903と、に設定して個別人員検索情報を作成する。
【0271】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2403において作成した個別人員検索情報をサーバ装置100に送信する(ステップS2404)。
【0272】
そして、関係情報検索部182は、サーバ装置100から送信された検索結果の情報を受信する(ステップS2405)。
【0273】
具体的には、関係情報検索部182は、サーバ装置100から、図9に示した関係検索結果データのフォーマット800に従った関係情報の検索結果の情報を受信する。
【0274】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2405にて受信した検索結果の情報を用いて、図16に示す検索結果画面13を作成し、検索結果画面13を出力部172に表示させる(ステップS2406)。
【0275】
ここで、関係情報検索部182は、ステップS1406にて受信した検索結果の情報から関係情報を単数または複数取得する。そして、関係情報検索部182は、取得した関係情報の当事者識別子と、対象者識別子と、関係情報とを、それぞれ、検索結果画面13の当事者表示領域7と、対象者表示領域8と、関係項目表示領域9と、に表示させる。
【0276】
関係情報検索部182は、取得した関係情報が複数あれば、複数行にわたって表示するよう検索結果画面13を作成する。
【0277】
以上が、利用者端末170における個別人員検索処理の処理フローである。
【0278】
次に、利用者端末170における個別人員検索処理のステップS2404にて送信された個別人員検索情報を受信したサーバ装置100が実施する検索処理について、図27を用いて処理フローを説明する。
【0279】
図27は、サーバ装置100における個別人員検索処理の処理フローを示す図である。
【0280】
まず、入力受付部131は、利用者端末170における個別人員検索処理のステップS2404にて送信された個別人員検索情報を受信し、個別人員検索情報に含まれる検索人員識別子欄901を取得し、検索対象人員記憶領域123に記憶された検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶する。そして、特定人員検索部136は、検索対象者欄401に記憶された情報のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS2701)。
【0281】
次に、特定人員検索部136は、記憶部120の関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300から一件の関係情報を読み込む(ステップS2702)。
【0282】
そして、特定人員検索部136は、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報と対象者識別子欄302の情報とを取得して、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索内容欄902の情報と一致するか否かを判定する(ステップS2703)。
【0283】
具体的には、特定人員検索部136は、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索内容欄902の情報が「どちらでも」であれば、ステップS2701において検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶された検索人員の識別子が、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報または対象者識別子欄302の情報のうちいずれかと一致するか否かを判定する。
【0284】
または、特定人員検索部136は、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索内容欄902の情報が「当事者」であれば、ステップS2701において検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶された検索人員の識別子が、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報と一致するか否かを判定する。
【0285】
または、特定人員検索部136は、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索内容欄902の情報が「対象者」であれば、ステップS2701において検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶された検索人員の識別子が、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の対象者識別子欄302の情報と一致するか否かを判定する。
【0286】
次に、特定人員検索部136は、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報を取得して、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索条件欄903の情報と比較する(ステップS2704)。
【0287】
具体的には、特定人員検索部136は、ステップS2701において受信した検索要求データの検索条件欄903の情報が「両方」であること、または、「良(良好)」と「不(不可)」の両方であること、またはステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報がステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索条件欄903の情報と一致すること、のうちのいずれかが成立するか否かを判定する。
【0288】
ステップS2704における比較の結果、いずれの条件も成立しない場合(ステップS2704において「NO」)には、特定人員検索部136は、後述するステップS2708を実施して、ステップS2702に処理を戻す。
【0289】
ステップS2704における比較の結果、いずれかの条件が成立する場合(ステップS2704において「YES」)には、特定人員検索部136は、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報を、関係検索結果データのフォーマット800に整形して検索結果に追加し、検出数をインクリメントする(ステップS2705)。
【0290】
次に、特定人員検索部136は、ステップS2702で取得した関係情報データが関係情報テーブル300に記憶された関係情報の最後の一件であったか否かを判定する(ステップS2706)。
【0291】
最後の一件である場合(ステップS2706において「YES」)には、出力作成部134は、ステップS2705において作成した検索結果と検出数と、を利用者端末170に送信し、処理を終了させる。なお、送信の際、出力作成部132は、検索結果の当事者識別子欄801の情報と、対象者識別子欄802の情報と、のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS2707)。
【0292】
最後の一件ではなかった場合(ステップS2706において「NO」)には、特定人員検索部136は、関係情報テーブル300に記憶された次の関係情報が処理対象となるようにして、ステップS2702に処理を戻す(ステップS2708)。
【0293】
以上が、サーバ装置100における個別人員検索処理の処理フローである。
【0294】
このように、本発明の実施形態により、利用者端末170を操作するユーザーは、利用者間の関係を、複数の検索方法で検索し、画面13に表示される検索結果の情報に基き把握することが可能となる。
【0295】
例えば、このようにして把握した利用者間の関係を考慮して、人事異動やプロジェクトチームの編成を行う際の参考情報とすることができる。
【0296】
また、人員配置を検討する際に、「不可」の関係に立つ当事者と対象者とを、同一部署に配置することを避ける、等の対応が可能となる。
【0297】
以上、本発明について、実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0298】
例えば、サーバ装置100は、利用者端末170に対して、ネットワーク150を介して通信を行う別の装置として実現しているが、これに限らず、例えば同一の装置上に実装してもよい。
【0299】
また例えば、サーバ装置100の出力作成部134が、検索結果をHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などの通信プロトコルによりネットワーク150に接続された機器に送信するように変更し、入力受付部131を、ネットワーク150に接続された機器から操作指示を受け付けるように変更することで、ネットワーク150に接続された他の端末に対して画面13を表示させることができるようになり、機器構成の自由度を増加させることができる。
【0300】
なお、上記の人員配置支援システム1は、システムとして取引対象とするだけでなく、各機器単位、または機器の動作を実現するプログラム部品単位で取引対象とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0301】
【図1】本実施形態の人員配置支援システムの仕組みを説明する図である。
【図2】本実施形態の人員配置支援システムの構成図である。
【図3】本実施形態における利用者情報テーブルのデータ構造を示す図である。
【図4】本実施形態における関係情報テーブルのデータ構造を示す図である。
【図5】本実施形態における検索対象人員テーブルのデータ構造を示す図である。
【図6】本実施形態におけるグループ人員テーブルのデータ構造を示す図である。
【図7】本実施形態における登録要求データのフォーマットを示す図である。
【図8】本実施形態における検索要求データのフォーマットを示す図である。
【図9】本実施形態における関係検索結果データのフォーマットを示す図である。
【図10】本実施形態のハードウェア構成を示す図である。
【図11】本実施形態の利用者端末における関係登録処理の処理フローを示す図である。
【図12】本実施形態の関係情報の入力を受け付ける画面例を示す図である。
【図13】本実施形態のサーバ装置における関係登録処理の処理フローを示す図である。
【図14】本実施形態の利用者端末における関係検索処理の処理フローを示す図である。
【図15】本実施形態の関係情報の検索条件を受け付ける画面例を示す図である。
【図16】本実施形態の検索結果の画面例を示す図である。
【図17】本実施形態のサーバ装置における関係検索処理の処理フローを示す図である。
【図18】本実施形態の利用者端末におけるグループ人員登録処理の処理フローを示す図である。
【図19】本実施形態の利用者端末におけるグループ人員の入力を受け付ける画面例を示す図である。
【図20】本実施形態のサーバ装置におけるグループ人員登録処理の処理フローを示す図である。
【図21】本実施形態の利用者端末におけるグループ検索処理の処理フローを示す図である。
【図22】本実施形態のグループ検索の検索条件を受け付ける画面例を示す図である。
【図23】本実施形態のサーバ装置におけるグループ検索処理の処理フローを示す図である。
【図24】本実施形態の利用者端末における個別人員検索処理の処理フローを示す図である。
【図25】本実施形態の個別人員検索の検索条件を受け付ける画面例を示す図である。
【図26】本実施形態の個別人員検索情報のフォーマットを示す図である。
【図27】本実施形態のサーバ装置における個別人員検索処理の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
【0302】
1:人員配置支援システム、100:サーバ装置、120:記憶部、121:利用者情報記憶領域、122:関係情報記憶領域、123:検索対象人員記憶領域、124:グループ人員記憶領域、130:制御部、131:入力受付部、132:関係情報登録部、133:関係情報検索部、134:出力作成部、135:グループ人員登録部、136:特定人員検索部、140:送受信部、150:ネットワーク、170:利用者端末、171:入力部、172:出力部、173:送受信部、180:制御部、181:関係情報登録部、182:関係情報検索部、183:グループ人員登録部、200:利用者情報テーブル、300:関係情報テーブル、400:検索対象人員テーブル、500:グループ人員テーブル
【技術分野】
【0001】
本発明は、人員の配置を支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、人員の配置を支援する技術として、特定の人員の過去の不適切事象を記録しておき、経時間に基づいて不適切指数を求め、不適切指数を出力する技術がある(特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、人事異動者に関する不適切事象を記録しておき、経過時間に応じて不適切事象から算出される不適切指数を算出し、算出した不適切指数に応じて表示上の修飾を施して不適切指数を出力する発明が記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−350414号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載の技術では、不適切事象として客観的に把握できる事象に基づいて不適切であることを判断することはできるが、顕示されない人間関係に基いて、不適切であることを判断することはできない。
【0006】
そこで、本発明は、顕示されない人間関係に基き人員の配置を支援する技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願に係る製品仕様の決定を支援する技術は、上記課題を解決するため、指定された利用者が含まれる利用者同士の関係に関する情報を抽出して出力する。
【0008】
例えば、人員の配置を支援する装置であって、記憶部と、制御部と、を備え、前記記憶部は、複数の利用者のうち特定の利用者同士の関係に関する利用者関係情報を記憶し、前記制御部は、前記利用者の指定を受け付け、前記記憶部から前記利用者関係情報を順次読み出し、指定された利用者を含む利用者関係情報を検索し、指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力する、ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【発明の効果】
【0009】
顕示されない人間関係に基き人員の配置を支援する技術を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態が適用された人員配置支援システム1について、概要を示す図である。
【0011】
人員配置支援システム1は、ネットワーク150と接続可能な利用者端末170と、サーバ装置100と、を備える。
【0012】
利用者端末170は、利用者A、B、C、D、Eと、人事担当者Xと、により利用される端末である。
【0013】
なお、利用者端末170は複数設置されてもよいし、利用者端末170のうち一台を複数の利用者が共用してもよい。
【0014】
また、利用者の数、人事担当者の数および端末の数のいずれにも、上限はない。
【0015】
利用者端末170は、利用者A、B、C、D、Eのうちの一の利用者と、他の利用者との関係に関する関係情報の入力を受け付ける。そして、利用者端末170は、入力を受け付けた情報を、ネットワーク150を介して、サーバ装置100に関係情報として登録するよう指示する(図中(1)の登録を示す矢印)。
【0016】
例えば、利用者端末170は、利用者Aから入力された関係情報として、「AはBと良好な関係にある(信頼している)」ことと、「AはDと(同一部署配属が)不可の関係にある(過去に反発した経緯がある)」ことと、「AはEと不可の関係にある(苦手とする)」ことと、に関する情報を受け付けると、サーバ装置100に当該関係情報を送信する。
【0017】
同様に、利用者端末170は、Eから入力された関係情報として、「EはDと良好な関係にある(信頼している)」ことを受け付けると、サーバ装置100に当該関係情報を送信する。
【0018】
サーバ装置100は、これらの関係情報を記憶装置に記憶させ、「AはBと良好な関係にある(信頼関係)」ことと、「AはDと同じ所属となることが不可の関係にある(過去に反発した経緯がある)」ことと、「AはEと同じ所属になることが不可の関係にある(著しく苦手である)」ことと、「EはDと良好な関係にある(信頼関係)」ことと、を登録する。
【0019】
また、利用者端末170は、人事担当者Xからの検索指示の入力を受け付け、受け付けた内容に基づいてサーバ装置100に検索要求を送信する(図中(2)の検索要求を示す矢印)。
【0020】
具体的には、利用者端末170は、人事担当者Xからの検索指示の入力として、「AとEの関係を表示」する検索要求を受け付けると、サーバ装置100に対してその旨の検索条件を含む検索要求データを送信する。
【0021】
サーバ装置100は、利用者端末170からの検索要求を受け付けると、利用者の関係についての情報を検索し、検索結果を利用者端末170に送信する。
【0022】
利用者端末170は、受信した検索結果を利用者端末の画面等に表示させ、人事担当者Xは表示された検索結果を確認する(図中(3)の取得を示す矢印)。
【0023】
具体的には、サーバ装置100は、利用者端末170からの検索要求を受け付けると、検索要求に含まれる検索条件(AとEの関係)に基づいて登録された関係情報を検索し、検索条件に合致する関係情報(「AはEと同じ所属になることが不可の関係にある」ことを示す情報)を利用者端末170に送信する。
【0024】
このように、本発明の実施形態に示した利用者端末170とサーバ装置100を用いることによって、人事担当者Xは、社員等の利用者からの登録に基づいて利用者間の人間関係を把握し、人員の配置を考えることができるようになる。
【0025】
図2は、本発明の実施形態の人員配置支援システム1を示す図である。
【0026】
人員配置支援システム1は、サーバ装置100と、ネットワーク150を介してサーバ装置100と通信を行うことができる利用者端末170と、を有する。
【0027】
なお、人員配置支援システム1は、利用者端末170を複数有するものであっても良いし、サーバ装置100を複数有するものであっても良い。
【0028】
サーバ装置100は、記憶部120と、制御部130と、送受信部140と、を備える。
【0029】
記憶部120は、利用者情報テーブル200を格納する利用者情報記憶領域121と、関係情報テーブル300を格納する関係情報記憶領域122と、検索対象人員テーブル400を格納する検索対象人員記憶領域123と、グループ人員テーブル500を格納するグループ人員記憶領域124と、を備える。
【0030】
図3に、利用者情報を記憶する利用者情報テーブル200の構成例を示す。
【0031】
利用者情報テーブル200は、社員等の利用者の属性に関する情報を記憶するテーブルである。
【0032】
具体的には、利用者情報テーブル200は、利用者識別子欄201と、利用者氏名欄202と、性別欄203と、生年月日欄204と、住所欄205と、を有する。
【0033】
利用者識別子欄201には、利用者ごとに割り当てた識別子を示す情報が記憶される。例えば、「123456」、「234567」等の重複しない番号である。
【0034】
利用者氏名欄202には、利用者の氏名を示す情報が記憶される。例えば、「佐藤太郎」、「鈴木次郎」、等である。
【0035】
性別欄203には、利用者の性別を示す情報が記憶される。例えば、「M(男性)」、「F(女性)」、等である。
【0036】
生年月日欄204には、利用者の生年月日を示す情報が記憶される。例えば、「1950/2/2」は、1950年2月2日生まれであることを示す。
【0037】
住所欄205には、利用者の住所を示す情報が記憶される。
【0038】
また、利用者情報テーブル200は、これ以外にも、利用者に関する属性情報(例えば自宅電話番号等)を記憶する欄を備えるものであってもよい。
【0039】
図4は、関係情報テーブル300の構成例を示す。
【0040】
関係情報テーブル300は、利用者間の関係に関する情報を記憶するテーブルである。
【0041】
具体的には、関係情報テーブル300は、当事者識別子欄301と、対象者識別子欄302と、関係情報欄303と、を有する。
【0042】
当事者識別子欄301には、登録を行った利用者の利用者識別子が記憶される。例えば、「123456」、「234567」等の利用者識別子である。
【0043】
対象者識別子欄302には、登録を行った利用者との関係を示す対象となる他の利用者の利用者識別子である。例えば、「234567」、「345679」等の利用者識別子である。
【0044】
関係情報欄303には、当事者から対象者に対して成り立つ関係が記憶される。例えば、「良好」、「不可」、という関係である。
【0045】
なお「良好」とは、当事者が対象者に対して良好な関係にあること、例えば信頼している、尊敬している、業務の遂行手段を理解することが可能であること等を示す関係である。一般に、関係が「良好」である者同士は、両者が同一の部署に配属されることで相乗効果を奏することが可能となる場合があるといえる。
【0046】
また、「不可」とは、当事者が対象者に対して良好な関係にないこと、例えば信頼していない、雰囲気が苦手である、過去に反目した経緯がある、等の関係を示す。一般に、関係が「不可」である者同士は、両者が同一の部署に配属されることで所属する組織全体の業務効率が下がってしまう可能性がある。
【0047】
図5は、検索対象人員テーブル400の構成例を示す。
【0048】
検索対象人員テーブル400は、利用者間の関係に関する情報を検索する際に検索対象者を一時的に記憶しておくためのテーブルである。
【0049】
具体的には、検索対象人員テーブル400は、検索対象者欄401を備える。検索対象者欄401は、検索対象として指定された利用者の識別子を記憶し、複数の識別子を記憶する。
【0050】
図6は、グループ人員テーブル500の構成例を示す。
【0051】
グループ人員テーブル500は、一人または複数の利用者が所属するグループと、そのグループに所属する利用者を特定する情報を記憶するテーブルである。
【0052】
具体的には、グループ人員テーブル500は、グループ識別子欄501と、構成人員識別子欄502と、を有する。
【0053】
グループ識別子欄501には、一人または複数の利用者が所属するグループを識別するグループ識別子が記憶される。
【0054】
具体的には、会社であれば部や課などの組織をグループとし、そのグループを他のグループから識別するための識別子としてG1の識別子を付与すると、グループ識別子欄501には、当該識別子である「G1」等が記憶される。
【0055】
構成人員識別子欄502には、グループ識別子欄501に記憶されたグループ識別子により識別されるグループに所属する利用者の利用者識別子が、グループ識別子に応じて記憶される。例えば、グループ「G1」に、「234567(Bさん)」、「345678(Cさん)」等が所属する、というように、グループと構成人員は対応付けられて記憶される。
【0056】
図7は、利用者端末170がサーバ装置100に対して関係情報の登録要求を送信する際の登録要求データのフォーマット600を示す図である。
【0057】
登録要求データのフォーマット600は、当事者識別子欄601と、対象者識別子欄602と、関係情報欄603と、を有する。
【0058】
当事者識別子欄601には、登録を行う利用者の利用者識別子が記憶される。例えば、「123456」、「234567」等の利用者識別子である。
【0059】
対象者識別子欄602には、登録を行う利用者との関係を示す対象となる他の利用者の利用者識別子である。例えば、「234567」、「345679」等の利用者識別子である。
【0060】
関係情報欄603には、当事者から対象者に対して成り立つ関係が記憶される。例えば、「良好」、「不可」、という関係である。
【0061】
図8は、利用者端末170がサーバ装置100に対して関係情報の検索要求を送信する際の検索要求データのフォーマット700を示す図である。
【0062】
検索要求データのフォーマット700は、関係情報欄701と、検索対象者欄702を単数または複数備える検索対象者指定欄703と、を有する。
【0063】
関係情報欄701には、当事者から対象者に対して成り立つ関係についての指定情報が記憶される。
【0064】
検索対象者欄702は、検索する対象となる利用者の識別子を記憶する欄である。
【0065】
検索対象者指定欄703は、検索する対象となる利用者の識別子を単数または複数記憶する欄である。
【0066】
図9は、サーバ装置100から利用者端末170が取得した関係検索結果データ800の構造を示す図である。
【0067】
関係検索結果データ800は、当事者識別子欄801と、対象者識別子欄802と、関係情報欄803と、を有する。
【0068】
当事者識別子欄801には、登録を行った利用者の利用者識別子が記憶される。例えば、「123456」、「234567」等の利用者識別子である。
【0069】
対象者識別子欄802には、登録を行った利用者との関係を示す対象となる他の利用者の利用者識別子である。例えば、「234567」、「345679」等の利用者識別子である。
【0070】
関係情報欄803には、当事者から対象者に対して成り立つ関係が記憶される。例えば、上述した「良好」、「不可」、という関係である。
【0071】
図2に説明を戻す。
【0072】
サーバ装置100の制御部130は、入力受付部131と、関係情報登録部132と、関係情報検索部133と、出力作成部134と、グループ人員登録部135と、特定人員検索部136と、を有する。
【0073】
入力受付部131は、利用者端末170からの指示を受け付ける。例えば、利用者端末170からネットワーク150を経由して送信された関係情報の登録要求データを受け付けて、内容を制御部130へ伝える。
【0074】
関係情報登録部132は、入力受付部131を介して受け付けた関係情報の登録要求データに基づいて、関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300に登録する。
【0075】
関係情報検索部133は、入力受付部131を介して受け付けた関係情報の検索要求データに基づいて、関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300を検索し、結果の情報を出力作成部134に受け渡す。
【0076】
出力作成部134は、関係情報検索部133、特定人員検索部135等の出力結果に関する情報を関係検索結果データ800の形式にまとめて、利用者端末170に送信する。
【0077】
グループ人員登録部135は、入力受付部131を介して受け付けたグループ人員の登録要求データから、グループ人員テーブル500に情報を記憶させる。
【0078】
特定人員検索部136は、入力受付部131を介して受け付けた特定人員の検索要求データにより特定される人員を関係情報テーブル300から検索し、検索した結果の情報を出力作成部134に受け渡す。
【0079】
送受信部140は、ネットワーク150に接続し、他の接続された機器に対して情報を送信し、他の接続された機器から情報を受信する。
【0080】
利用者端末170は、入力部171と、出力部172と、送受信部173と、記憶部174と、制御部180と、を有する。
【0081】
入力部171は、利用者から入力された情報を検知し、制御部180に受け渡す。
【0082】
出力部172は、制御部180等からの表示指示を受けて画面表示等を出力する。
【0083】
送受信部173は、ネットワーク150に接続し、他の接続された機器に対して情報を送信し、他の接続された機器から情報を受信する。
【0084】
記憶部174は、検索対象人員記憶領域175を有する。
【0085】
検索対象人員記憶領域175は、上記サーバ装置100の記憶部120の検索対象人員記憶領域123の検索対象人員テーブル400と同様の形式を備えるテーブルを記憶する。
【0086】
制御部180は、関係情報登録部181と、関係情報検索部182と、グループ人員登録部183と、を有する。
【0087】
関係情報登録部181は、入力部171を介して受け付けた関係情報を登録要求データのフォーマット600に基づいて登録要求データを作成してサーバ装置100に送信する。
【0088】
関係情報検索部182は、入力部171を介して受け付けた検索情報を検索要求データのフォーマット700に基づいて検索要求データを作成してサーバ装置100に送信する。
【0089】
グループ登録部183は、入力部171を介して受け付けたグループの構成人員に関する情報をサーバ装置100に送信する。
【0090】
図10は、本実施形態のハードウェア構成を示す図である。
【0091】
本実施形態では、図10に示すように、サーバ装置100は、ネットワーク150を介して、利用者端末170と通信を行うことができる。
【0092】
サーバ装置100は、例えば、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)や、ワークステーション、サーバ装置、各種携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの計算機である。
【0093】
サーバ装置100は、通信装置113と、演算装置114と、主記憶装置115と、外部記憶装置116と、それぞれの装置を互いに接続するバス117と、を有する。
【0094】
通信装置113は、ネットワーク150などのネットワークを介して他の装置と通信を行う装置である。
【0095】
演算装置114は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
【0096】
主記憶装置115は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
【0097】
外部記憶装置116は、例えばハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
【0098】
ここで、ネットワーク150は、LAN(Local Area Network)や無線LANなどの通信網であるが、インターネットや公衆用の無線LANなどの公衆網であってもよいし、その他ケーブルテレビ網や携帯電話網などのネットワーク、あるいは電力線ネットワーク等でもよい。
【0099】
図2に示したサーバ装置100の入力受付部131と、関係情報登録部132と、関係情報検索部133と、出力作成部134と、グループ人員登録部135と、特定人員検索部136と、は、サーバ装置100の演算装置114に処理を行わせるプログラムによって実現される。
【0100】
このプログラムは、主記憶装置115または外部記憶装置116内に記憶され、実行にあたって主記憶装置115上にロードされ、演算装置114により実行される。
【0101】
また、サーバ装置100の記憶部120は、サーバ装置100の主記憶装置115または外部記憶装置116により実現される。
【0102】
サーバ装置100の送受信部140は、サーバ装置100の通信装置113によって実現される。
【0103】
利用者端末170は、例えば、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)や、ワークステーション、サーバ装置、各種携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの計算機である。
【0104】
利用者端末170は、入力装置191と、出力装置192と、演算装置193と、主記憶装置194と、外部記憶装置195と、通信装置196と、それぞれの装置を互いに接続するバス197と、を有する。
【0105】
入力装置191は、例えばキーボードやマウス、あるいはタッチペン、その他ポインティングデバイスなどの入力を受け付ける装置である。
【0106】
出力装置192は、例えばディスプレイなどの、表示を行う装置である
演算装置193は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
【0107】
主記憶装置194は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
【0108】
外部記憶装置195は、例えばハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
【0109】
通信装置196は、ネットワーク150などのネットワークを介して他の装置と通信を行う装置である。
【0110】
ここで、ネットワーク150は、LAN(Local Area Network)や無線LANなどの通信網であるが、インターネットや公衆用の無線LANなどの公衆網であってもよいし、その他ケーブルテレビ網や携帯電話網などのネットワーク、あるいは電力線ネットワーク等でもよい。
【0111】
図2に示した利用者端末170の関係情報登録部181と、関係情報検索部182と、グループ人員登録部183と、は、利用者端末170の演算装置193に処理を行わせるプログラムによって実現される。
【0112】
このプログラムは、主記憶装置194または外部記憶装置195内に記憶され、実行にあたって主記憶装置194上にロードされ、演算装置193により実行される。
【0113】
また、利用者端末170の送受信部173は、利用者端末170の通信装置196によって実現される。
【0114】
また、利用者端末170の記憶部174は、利用者端末170の主記憶装置194または外部記憶装置195により実現される。
【0115】
[動作の説明]ここから、本実施形態における利用者の関係情報の登録に関する処理のフローについて、図に基づき説明する。
【0116】
図11は、利用者端末170における関係情報を登録する流れ(図1の(1)に相当する処理)を示すフロー図である。
【0117】
まず、関係情報登録部181は、利用者端末170の利用者であるユーザーから関係登録の処理を開始する指示を受け付けると、関係登録画面11を出力部172に表示させる(ステップS1101)。
【0118】
具体的には、まず、関係情報登録部181は、利用者端末170の利用者から関係登録の処理を開始する指示を受け付ける。次に、関係情報登録部181は、図12に示す関係登録画面11を表示するよう出力部172に指示し、出力部172は関係登録画面11を表示する。
【0119】
図12は関係登録画面11の画面例を示す図である。
【0120】
関係登録画面11は、当事者入力欄7と、対象者入力欄8と、関係項目入力欄9と、指示入力欄16と、を有する。
【0121】
当事者入力欄7は、当事者、すなわち関係の主体となる人物の氏名または識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、当事者入力欄7は、「A(さん)」や、「123456」という当事者の情報の入力を受け付ける。
【0122】
対象者入力欄8は、対象者、すなわち関係の客体となる人物の氏名または識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、対象者入力欄8は、「B(さん)」や、「234567」という対象者の情報の入力を受け付ける。
【0123】
関係項目入力欄9は、関係が「良好」であるか「不可」であるかの入力指示を受け付ける欄である。関係項目入力欄9は、「良(良好)」ラジオボタン17と、「不(不可)」ラジオボタン18と、の入力領域を有し、択一的な入力を受け付ける。
【0124】
また、指示入力欄16は、別の関係情報を続けて入力する「次入力」または関係情報の入力を終えて登録を行う「終了」の入力指示を受け付ける欄である。指示入力欄16は、「次入力」ラジオボタン19と、「終了」ラジオボタン20と、の入力領域を有し、択一的な入力を受け付ける。
【0125】
次に、関係情報登録部181は、ユーザーから関係登録画面11の各項目の入力を受け付ける(ステップS1102)。
【0126】
具体的には、関係登録画面11の当事者入力欄7、対象者入力欄8、関係項目入力欄9、指示入力欄16の情報をそれぞれ、当事者情報、対象者情報、関係情報、指示情報、として受け付ける。
【0127】
次に、関係情報登録部181は、ステップS1102で受け付けた当事者情報、対象者情報、関係情報、を図7に示した登録要求データのフォーマット600に当てはめて登録要求データを作成する(ステップS1103)。
【0128】
具体的には、関係情報登録部181は、ステップS1102で受け付けた当事者情報、対象者情報、関係情報、をそれぞれ、当事者識別子欄601、対象者識別子欄602、関係情報欄603に設定して、登録要求データを作成する。
【0129】
次に、関係情報登録部181は、ステップS1103で作成した登録要求データをサーバ装置100に対して送信する(ステップS1104)。
【0130】
次に、関係情報登録部181は、ステップS1102にて受け付けた情報のうち、指示入力欄16の情報である指示情報が「終了」であったか否かを判定する(ステップS1105)。
【0131】
ステップS1105において、「終了」であったと判定した場合(ステップS1105において「YES」)、関係情報登録部181は、処理を終了させる。
【0132】
ステップS1105において、「終了」ではなかったと判定した場合(ステップS1105において「No」)、関係情報登録部181は、処理をステップS1102に戻し、ステップS1102から処理を再実行する。つまり、2件目以降の関係情報の登録処理を実施する。
【0133】
以上が、利用者端末170における関係情報登録処理の処理フローである。
【0134】
次に、利用者端末170における関係情報登録処理のステップS1104にて送信された登録要求データを受信したサーバ装置100が実施する登録処理について、図13を用いて処理フローを説明する。
【0135】
図13は、サーバ装置100における関係情報登録処理の処理フロー(図1の(1)に相当するサーバ装置100における処理)を示す図である。
【0136】
まず、入力受付部131は、利用者端末170における関係情報登録処理のステップS1104にて送信された登録要求データを受信する(ステップS1301)。
【0137】
そして、関係情報登録部132は、ステップS1301で受信した登録要求データの情報を取得して、記憶部120の関係情報記憶領域122に記憶された関係情報テーブル200に登録する(ステップS1302)。
【0138】
具体的には、関係情報登録部132は、ステップS1301で受信した登録要求データの当事者識別子欄601と、対象者識別子欄602と、関係情報欄603と、の情報を取得する。そして、関係情報登録部132は、取得した当事者識別子欄601の情報と、対象者識別子欄602の情報と、のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える。
【0139】
そして、関係情報登録部132は、記憶部120の関係情報記憶領域122に記憶された関係情報テーブル200の当事者識別子欄301と、対象者識別子欄302と、関係情報欄303と、にそれぞれの情報を記憶する。
【0140】
以上が、サーバ装置100における関係情報登録処理の処理フローである。
【0141】
次に、登録された関係情報の検索処理について、図14を用いて説明する。
【0142】
図14は、利用者端末170における、関係情報の検索を行う関係検索処理(図1の(2)(3)に相当する処理)の処理フローを示す図である。
【0143】
まず、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者であるユーザーから関係検索の処理を開始する指示を受け付けると、関係検索画面12を出力部172に表示させる(ステップS1401)。
【0144】
具体的には、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者から関係検索の処理を開始する指示を受け付ける。次に、関係情報検索部182は、図15に示す関係検索画面12を表示するよう出力部172に指示し、出力部172は関係検索画面12を表示する。
【0145】
図15は関係検索画面12の画面例を示す図である。
【0146】
関係検索画面12は、構成人員入力欄26と、検索条件入力欄14と、操作入力欄15と、を有する。
【0147】
構成人員入力欄26は、当事者と対象者、すなわち関係の主体となる人物と関係の客体となる人物の氏名または識別子の入力と、を受け付ける欄である。例えば、構成人員入力欄26は、複数(例えば4人)の構成人員10の入力を受け付ける。具体的には、「A(さん)」、「B(さん)」、「C(さん)」、「D(さん)」、という4人を当事者および対象者とする情報の入力を受け付ける。
【0148】
検索条件入力欄14は、関係が「良好」であるか「不可」であるか、または「両方」であるかの検索条件の入力を受け付ける欄である。
【0149】
なお、関係が「両方」とは、「良好」であるものと「不可」であるものとのどちらも検索対象とする、ということを意味し、「良好」と「不可」との両方を選択した場合と同様の意味である。
【0150】
関係項目入力欄9は、「良(良好)」チェックボックス21と、「不(不可)」チェックボックス22と、「両方」チェックボックス23と、の入力領域を有し、それぞれのチェックボックスに対する入力を受け付ける。
【0151】
また、操作入力欄15は、構成人員を追加するために続けて入力する「次の人員入力」または検索情報の入力を終えて検索を行う「検索」の入力指示を受け付ける欄である。操作入力欄15は、「次の人員入力」ラジオボタン24と、「検索」ラジオボタン25と、の入力領域を有し、択一的な入力を受け付ける。
【0152】
次に、関係情報検索部182は、ユーザーから関係検索画面12の各項目の入力を受け付けて、構成人員テーブル175を作成する(ステップS1402)。
【0153】
具体的には、関係情報検索部182は、関係検索画面12の構成人員入力欄26の複数の構成人員10と、操作入力欄15との情報をそれぞれ、構成人員情報、操作情報、として受け付ける。
【0154】
そして、関係情報検索部182は、受け付けた構成人員情報に指定された利用者の氏名または識別子を、図5に示した検索対象人員テーブル400の形式で利用者端末170の記憶部174の検索対象人員記憶領域175に記憶する。
【0155】
次に、関係情報検索部182は、ステップS1402にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力であったか否かを判定する(ステップS1403)。
【0156】
関係情報検索部182は、ステップS1402にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力ではなかった場合(ステップS1403にて「NO」)には、関係検索画面12を表示させてステップS1402から処理を実施する。
【0157】
ステップS1402にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力であった場合(ステップS1403にて「YES」)には、関係情報検索部182は、関係検索画面12の検索条件14の情報と、ステップS1402において作成した構成人員テーブル175の情報を取得して、検索要求データを作成する(ステップS1404)。
【0158】
具体的には、関係情報検索部182は、図8に示した検索要求データのフォーマット700に従って、検索条件欄701には関係検索画面12の検索条件14の情報を設定し、検索対象者欄702にはステップS1402において作成した構成人員テーブル175の情報を設定することで検索対象者指定欄703の情報を作成する。
【0159】
次に、関係情報検索部182は、ステップS1404において作成した検索要求データをサーバ装置100に送信する(ステップS1405)。
【0160】
そして、関係情報検索部182は、サーバ装置100から送信された検索結果の情報を受信する(ステップS1406)。
【0161】
具体的には、関係情報検索部182は、サーバ装置100から、図9に示した関係検索結果データのフォーマット800に従った関係情報の検索結果の情報を受信する。
【0162】
次に、関係情報検索部182は、ステップS1406にて受信した検索結果の情報を用いて、図16に示す検索結果画面13を作成し、検索結果画面13を出力部172に表示させる(ステップS1407)。
【0163】
図16は、検索結果を示す検索結果画面13の画面例を示す図である。
【0164】
検索結果画面13は、当事者表示領域7と、対象者表示領域8と、関係項目表示領域9と、により構成される。
【0165】
当事者表示領域7は、関係情報の主体である当事者の氏名または識別子を表示する領域である。
【0166】
対象者表示領域8は、関係情報の客体である対象者の氏名または識別子を表示する領域である。
【0167】
関係項目表示領域9は、当事者表示領域7に示した当事者から見た対象者表示領域8に示した対象者に対する関係を表示する領域である。
【0168】
例えば、当事者表示領域7には、当事者である「A(さん)」の氏名が表示され、対象者表示領域8には、対象者である「B(さん)」の氏名が表示され、関係項目表示領域には、(Aさんから見たBさんに対する関係は)「良好」である旨の情報が記載される。
【0169】
なお、複数の関係情報を表示する場合には、検索結果画面13は、複数行にわたって関係情報を表示する。
【0170】
ここで、関係情報検索部182は、ステップS1406にて受信した検索結果の情報から関係情報を単数または複数取得する。そして、関係情報検索部182は、取得した関係情報の当事者識別子と、対象者識別子と、関係情報とを、それぞれ、検索結果画面13の当事者表示領域7と、対象者表示領域8と、関係項目表示領域9と、に表示させる。
【0171】
関係情報検索部182は、取得した関係情報が複数であれば、複数行にわたって表示するよう検索結果画面13を作成する。
【0172】
以上が、利用者端末170における関係検索処理の処理フローである。
【0173】
次に、利用者端末170における関係検索処理のステップS1405にて送信された検索要求データを受信したサーバ装置100が実施する検索処理について、図17を用いて処理フローを説明する。
【0174】
図17は、サーバ装置100における関係検索処理(図1の(2)(3)に相当するサーバ装置100における処理)の処理フローを示す図である。
【0175】
まず、入力受付部131は、利用者端末170における関係検索処理のステップS1405にて送信された検索要求データを受信し、検索要求データに含まれる検索対象者指定欄703を取得し、検索対象人員記憶領域123に記憶された検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶する。
【0176】
そして、関係情報検索部133は、検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶された情報を対象に、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS1701)。
【0177】
次に、関係情報検索部133は、記憶部120の関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300から一件の関係情報を読み込む(ステップS1702)。
【0178】
そして、関係情報検索部133は、ステップS1702にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報を取得して、ステップS1701において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報と比較する(ステップS1703)。
【0179】
具体的には、関係情報検索部133は、ステップS1701において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報が「両方」であること、または、「良好」と「不可」の両方であること、またはステップS1702にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報がステップS1701において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報と一致すること、のいずれかが成立するか否かを判定する。
【0180】
ステップS1703における比較の結果、いずれの条件も成立しない場合(ステップS1703において「NO」)には、関係情報検索部133は、後述するステップS1708を実施して、ステップS1702に処理を戻す。
【0181】
ステップS1703における比較の結果、いずれかの条件が成立する場合(ステップS1703において「YES」)には、関係情報検索部133は、ステップS1702にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報と、対象者識別子欄302の情報と、の両方が、検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401の情報に含まれるか否かを判定する(ステップS1704)。
【0182】
ステップS1704における判定の結果、検索対象者欄401の情報に含まれない場合(ステップS1704において「NO」)には、関係情報検索部133は、後述するステップS1708を実施して、ステップS1702に処理を戻す。
【0183】
ステップS1704における判定の結果、検索対象者欄401の情報に含まれる場合(ステップS1704において「YES」)には、関係情報検索部133は、ステップS1702にて読み込んだ一件の関係情報を、関係検索結果データのフォーマット800に整形して検索結果として追加し、検出数をインクリメントする(ステップS1705)。
【0184】
次に、関係情報検索部133は、ステップS1702で取得した関係情報データが関係情報テーブル300に記憶された関係情報の最後の一件であったか否かを判定する(ステップS1706)。
【0185】
最後の一件である場合(ステップS1706において「YES」)には、出力作成部134は、ステップS1705において作成した検索結果と検出数と、を利用者端末170に送信し、処理を終了させる。なお、送信の際、出力作成部132は、検索結果の当事者識別子欄801の情報と、対象者識別子欄802の情報と、のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS1707)。
【0186】
最後の一件ではなかった場合(ステップS1706において「NO」)には、関係情報検索部133は、関係情報テーブル300に記憶された次の関係情報が処理対象となるようにして、ステップS1702に処理を戻す(ステップS1708)。
【0187】
以上が、サーバ装置100における関係検索処理の処理フローである。
【0188】
次に、所属する組織の全員の関係を一括で検索することができるグループ検索処理の処理フローについて、図18〜図23を用いて説明する。
【0189】
まず、利用者端末170において、グループの人員を登録する処理について、図18を用いて説明する。
【0190】
図18は、利用者端末170におけるグループの人員を登録する処理の流れを示すフロー図である。
【0191】
まず、グループ人員登録部183は、利用者端末170の利用者であるユーザーからグループ人員の登録の処理を開始する指示を受け付けると、グループ人員登録画面30を出力部172に表示させる(ステップS1801)。
【0192】
具体的には、まず、グループ人員登録部183は、利用者端末170の利用者からグループ人員登録の処理を開始する指示を受け付ける。次に、グループ人員登録部183は、図19に示すグループ人員登録画面30を表示するよう出力部172に指示し、出力部172はグループ登録画面30を表示する。
【0193】
図19はグループ登録画面30の画面例を示す図である。
【0194】
グループ登録画面30は、グループ識別子入力欄57と、グループ人員入力欄58と、指示入力欄59と、を有する。
【0195】
グループ識別子入力欄57は、登録する対象のグループの識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、グループ識別子入力欄57は、「G1」や、「○×課」というように、組織を識別する重複しない識別子を受け付ける。
【0196】
グループ人員入力欄58は、登録するグループに所属する利用者の氏名または識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、グループ人員入力欄58は、「B(さん)」や、「234567」という利用者の情報の入力を受け付ける。
【0197】
指示入力欄59は、グループに所属する利用者を続けて入力する「次の人員入力」または利用者の入力を終えてグループの登録を行う「登録」の入力指示を受け付ける欄である。指示入力欄59は、「次の人員入力」ラジオボタン60と、「登録」ラジオボタン61と、の入力領域を有し、択一的な入力を受け付ける。
【0198】
次に、グループ人員登録部183は、ユーザーからグループ人員登録画面30の各項目の入力を受け付ける(ステップS1802)。
【0199】
具体的には、グループ登録画面30のグループ識別子入力欄57、グループ人員入力欄58、指示入力欄59の情報をそれぞれ、グループ識別子情報、グループ人員情報、指示情報、として受け付ける。
【0200】
次に、グループ人員登録部183は、ステップS1802で受け付けたグループ識別子情報、グループ人員情報を用いて図示しないグループデータを作成する(ステップS1803)。
【0201】
具体的には、グループ人員登録部183は、ステップS1802で受け付けたグループ識別子情報、グループ人員情報、を全て含むグループデータを作成する。
【0202】
次に、グループ人員登録部183は、ステップS1803で作成したグループデータをサーバ装置100に対して送信する(ステップS1804)。
【0203】
次に、グループ人員登録部183は、ステップS1802にて受け付けた情報のうち、指示入力欄59の情報である指示情報が「登録」であったか否かを判定する(ステップS1805)。
【0204】
ステップS1805において、「登録」であったと判定した場合(ステップS1805において「YES」)、グループ人員登録部183は、処理を終了させる。
【0205】
ステップS1805において、「登録」ではなかったと判定した場合(ステップS1805において「No」)、グループ人員登録部183は、処理をステップS1802に戻し、ステップS1802から処理を再実行する。つまり、2件目以降のグループ人員の登録処理を実施する。
【0206】
以上が、利用者端末170におけるグループ人員登録処理の処理フローである。
【0207】
次に、利用者端末170におけるグループ人員登録処理のステップS1804にて送信されたグループデータを受信したサーバ装置100が実施する登録処理について、図20を用いて処理フローを説明する。
【0208】
図20は、サーバ装置100におけるグループ人員登録処理の処理フローを示す図である。
【0209】
まず、入力受付部131は、利用者端末170におけるグループ人員登録処理のステップS1804にて送信されたグループデータを受信する(ステップS2001)。
【0210】
そして、グループ人員登録部135は、ステップS2001で受信したグループデータの情報を取得して、記憶部120のグループ人員記憶領域124に記憶されたグループ人員テーブル500に登録する(ステップS2002)。
【0211】
具体的には、グループ人員登録部135は、ステップS2001で受信したグループデータのグループ識別子情報と、グループ人員情報と、を取得する。そして、グループ人員登録部135は、記憶部120のグループ人員記憶領域124に記憶されたグループ人員テーブル500のグループ識別子欄501と、構成人員識別子欄502と、にそれぞれの情報を記憶する。
【0212】
なお、この際、登録する対象のグループ識別子情報がすでにグループ識別子欄501に記憶されている場合には、グループ人員登録部135は、グループ識別子欄501にグループ識別子を記憶させずに、構成人員識別子502にグループ人員情報を追加する。
【0213】
登録する対象のグループ識別子情報がグループ識別子欄501に記憶されていない場合には、グループ人員登録部135は、グループ識別子欄501にグループ識別子を記憶させ、構成人員識別子502にグループ人員情報を追加する。
【0214】
また、グループ人員情報を構成人員識別子502に追加する際に、グループ人員登録部135は、取得したグループ人員の情報のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える。
【0215】
以上が、サーバ装置100におけるグループ人員登録処理の処理フローである。
【0216】
次に、グループ識別子を指定して一括で関係情報を検索するグループ検索処理について、図21〜図23を用いて説明する。
【0217】
図21は、利用者端末170における、一括して関係情報の検索を行うグループ検索処理の処理フローを示す図である。
【0218】
まず、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者であるユーザーからグループ検索の処理を開始する指示を受け付けると、グループ検索画面31を出力部172に表示させる(ステップS2101)。
【0219】
具体的には、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者からグループ検索の処理を開始する指示を受け付ける。次に、関係情報検索部182は、図22に示すグループ検索画面31を表示するよう出力部172に指示し、出力部172はグループ検索画面31を表示する。
【0220】
図22はグループ検索画面31の画面例を示す図である。
【0221】
図22に示すグループ検索画面31は、図15に示す関係検索画面12とほぼ同じ画面であるが、さらに、グループ識別子入力欄57を有する点において相違する。
【0222】
つまり、グループ検索画面31は、構成人員入力欄26と、グループ識別子入力欄57と、検索条件入力欄14と、操作入力欄15と、を有する。
【0223】
このうち、グループ識別子入力欄57は、当事者と対象者としてグループに所属する人員全てを指定する場合に、そのグループを識別する識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、グループ識別子入力欄57は、「G2」というグループの識別子の入力を受け付ける。
【0224】
なお、構成人員入力欄26に入力される構成人員の情報は、グループ識別子入力欄57に加えて受け付けられる。具体的には、「A(さん)」、「B(さん)」、「C(さん)」、「D(さん)」、という4人を含むグループ「G3」がグループ識別子入力欄57に入力され、かつ、構成人員入力欄26に「E(さん)」が入力された場合には、「G3」グループの入力と、「E(さん)」の入力のすべてが有効となる。
【0225】
次に、関係情報検索部182は、ユーザーからグループ検索画面31の各項目の入力を受け付けて、グループ識別子を含む構成人員テーブル175を作成する(ステップS2102)。
【0226】
具体的には、関係情報検索部182は、グループ検索画面31の構成人員入力欄26の複数の構成人員10と、グループ識別子入力欄57と、操作入力欄15との情報をそれぞれ、構成人員情報、グループ識別子情報、操作情報、として受け付ける。
【0227】
そして、関係情報検索部182は、受け付けた構成人員情報に指定された利用者の氏名または識別子と、グループ識別子情報とを、図5に示した検索対象人員テーブル400の形式で利用者端末170の記憶部174の検索対象人員記憶領域175に記憶する。
【0228】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2102にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力であったか否かを判定する(ステップS2103)。
【0229】
関係情報検索部182は、ステップS2102にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力ではなかった場合(ステップS2103にて「NO」)には、グループ検索画面31を表示させてステップS2102から処理を実施する。
【0230】
ステップS2102にて受け付けた操作情報が「検索」を指定する入力であった場合(ステップS2103にて「YES」)には、関係情報検索部182は、グループ検索画面31の検索条件14の情報と、ステップS2102において作成した構成人員テーブル175の情報を取得して、検索要求データを作成する(ステップS2104)。
【0231】
具体的には、関係情報検索部182は、図8に示した検索要求データのフォーマット700に従って、検索条件欄701にはグループ検索画面31の検索条件14の情報を設定し、検索対象者欄702にはステップS2102において作成したグループ識別子を含む構成人員テーブル175の情報を設定することで検索対象者指定欄703の情報を作成する。
【0232】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2104において作成した検索要求データをサーバ装置100に送信する(ステップS2105)。
【0233】
そして、関係情報検索部182は、サーバ装置100から送信された検索結果の情報を受信する(ステップS2106)。
【0234】
具体的には、関係情報検索部182は、サーバ装置100から、図9に示した関係検索結果データのフォーマット800に従った関係情報の検索結果の情報を受信する。
【0235】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2106にて受信した検索結果の情報を用いて、図16に示す検索結果画面13を作成し、検索結果画面13を出力部172に表示させる(ステップS2107)。
【0236】
以上が、利用者端末170におけるグループ検索処理の処理フローである。
【0237】
次に、利用者端末170におけるグループ検索処理のステップS2105にて送信された検索要求データを受信したサーバ装置100が実施する検索処理について、図23を用いて処理フローを説明する。
【0238】
図23は、サーバ装置100におけるグループ検索処理の処理フローを示す図である。
【0239】
まず、入力受付部131は、利用者端末170におけるグループ検索処理のステップS2105にて送信された検索要求データを受信し、検索要求データに含まれる検索対象者指定欄703を取得し、検索対象人員記憶領域123に記憶された検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶する。このとき、グループの識別子も、検索対象者欄401にそのまま記憶する(ステップS2301)。
【0240】
次に、関係情報検索部133は、記憶部120のグループ人員記憶領域124のグループ人員テーブル500から検索することで検索対象者欄401に含まれるグループ識別子に対応する構成人員識別子502を特定し、検索対象者欄401の情報に加える(ステップS2302)。なお、関係情報検索部133は、検索対象者欄401に構成人員識別子502を加え終えると、そのグループ識別子を、検索対象者欄401から削除する。
【0241】
そして、関係情報検索部133は、検索対象者欄401に記憶された情報のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える。
【0242】
次に、関係情報検索部133は、記憶部120の関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300から一件の関係情報を読み込む(ステップS2303)。
【0243】
そして、関係情報検索部133は、ステップS2303にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報を取得して、ステップS2301において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報と比較する(ステップS2304)。
【0244】
具体的には、関係情報検索部133は、ステップS2301において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報が「両方」であること、または、「良好」と「不可」の両方であること、またはステップS2303にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報がステップS2301において受信した検索要求データの検索条件欄701の情報と一致すること、のいずれかが成立するか否かを判定する。
【0245】
ステップS2304における比較の結果、いずれの条件も成立しない場合(ステップS2304において「NO」)には、関係情報検索部133は、後述するステップS2309を実施して、ステップS2303に処理を戻す。
【0246】
ステップS2304における比較の結果、いずれかの条件が成立する場合(ステップS2304において「YES」)には、関係情報検索部133は、ステップS2303にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報と、対象者識別子欄302の情報と、の両方が、検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401の情報に含まれるか否かを判定する(ステップS2305)。
【0247】
ステップS2305における判定の結果、検索対象者欄401の情報に含まれない場合(ステップS2305において「NO」)には、関係情報検索部133は、後述するステップS2309を実施して、ステップS2303に処理を戻す。
【0248】
ステップS2305における判定の結果、検索対象者欄401の情報に含まれる場合(ステップS2305において「YES」)には、関係情報検索部133は、ステップS2303にて読み込んだ一件の関係情報を関係検索結果データのフォーマット800に整形して検索結果として追加し、検出数をインクリメントする(ステップS2306)。
【0249】
次に、関係情報検索部133は、ステップS2303で取得した関係情報データが関係情報テーブル300に記憶された関係情報の最後の一件であったか否かを判定する(ステップS2307)。
【0250】
最後の一件である場合(ステップS2307において「YES」)には、出力作成部134は、ステップS2306において作成した検索結果と検出数と、を利用者端末170に送信し、処理を終了させる。なお、送信の際、出力作成部132は、検索結果の当事者識別子欄801の情報と、対象者識別子欄802の情報と、のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS2308)。
【0251】
最後の一件ではなかった場合(ステップS2307において「NO」)には、関係情報検索部133は、関係情報テーブル300に記憶された次の関係情報が処理対象となるようにして、ステップS2303に処理を戻す(ステップS2309)。
【0252】
以上が、サーバ装置100におけるグループ検索処理の処理フローである。
【0253】
次に、ある特定の利用者と、その他利用者全員との関係を一括で検索することができる個別人員検索処理の処理フローについて、図24〜図27を用いて説明する。
【0254】
図24は、利用者端末170における、個別人員についての関係情報の検索を行う個別人員検索処理の処理フローを示す図である。
【0255】
まず、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者であるユーザーから個別人員検索の処理を開始する指示を受け付けると、個別人員検索画面52を出力部172に表示させる(ステップS2401)。
【0256】
具体的には、関係情報検索部182は、利用者端末170の利用者から個別人員検索の処理を開始する指示を受け付ける。次に、関係情報検索部182は、図25に示す個別人員検索画面52を表示するよう出力部172に指示し、出力部172は個別人員検索画面52を表示する。
【0257】
図25は個別人員検索画面52の画面例を示す図である。
【0258】
なお、図25に示す個別人員検索画面52は、図15に示す関係検索画面12と基本的には同じ画面であるが、構成人員入力欄26と操作入力欄15と、を有さず、その代わりに検索人員入力欄50と検索内容入力欄51と、を有する点において相違する。
【0259】
すなわち、個別人員検索画面52は、検索人員入力欄50と、検索内容入力欄51と、検索条件入力欄14と、を有する。
【0260】
検索人員入力欄50は、当事者または対象者、すなわち関係の主体となる人物または関係の客体となる人物の氏名または識別子の入力を受け付ける欄である。例えば、検索人員入力欄50は、単一の構成人員10の入力を受け付ける。具体的には、「A(さん)」を当事者または対象者とする旨の情報の入力を受け付ける。
【0261】
検索内容入力欄51は、検索する対象である検索人員入力欄50に入力された利用者が「当事者」であるか「対象者」であるか、またはその「どちらでも」であるか、に関する検索内容の入力を受け付ける欄である。
【0262】
具体的には、検索内容入力欄51は、「当事者」チェックボックス53と、「対象者」チェックボックス54と、「どちらでも」チェックボックス55と、の入力領域を有し、それぞれのチェックボックスに対する入力を受け付ける。
【0263】
なお、検索内容の「どちらでも」は、「当事者」である関係情報と「対象者」である関係情報とのいずれも検索対象とする、ということを意味し、「当事者」と「対象者」の両方を選択することと同様の検索内容である。
【0264】
次に、関係情報検索部182は、ユーザーから個別人員検索画面52の各項目の入力を受け付ける(ステップS2402)。
【0265】
具体的には、関係情報検索部182は、個別人員検索画面52の検索人員入力欄50の構成人員10の情報と、検索内容入力欄51の情報と、検索条件入力欄14の情報と、をそれぞれ、検索人員情報、検索内容情報、検索条件情報、として受け付ける。
【0266】
次に、関係情報検索部182は、個別人員検索情報900を作成する(ステップS2403)。
【0267】
具体的には、図26に示す個別人員検索情報のフォーマット900に従って、関係情報検索部182は、ステップS2402にて受け付けた情報を構成する。
【0268】
図26は、個別人員検索情報900のフォーマットを示す図である。
【0269】
個別人員検索情報900は、検索人員識別子欄901と、検索内容欄902と、検索条件欄903と、を備える。
【0270】
関係情報検索部182は、ステップS2402にて受け付けた検索人員情報と、検索内容情報と、検索条件情報と、を、それぞれ、検索人員識別子欄901と、検索内容欄902と、検索条件欄903と、に設定して個別人員検索情報を作成する。
【0271】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2403において作成した個別人員検索情報をサーバ装置100に送信する(ステップS2404)。
【0272】
そして、関係情報検索部182は、サーバ装置100から送信された検索結果の情報を受信する(ステップS2405)。
【0273】
具体的には、関係情報検索部182は、サーバ装置100から、図9に示した関係検索結果データのフォーマット800に従った関係情報の検索結果の情報を受信する。
【0274】
次に、関係情報検索部182は、ステップS2405にて受信した検索結果の情報を用いて、図16に示す検索結果画面13を作成し、検索結果画面13を出力部172に表示させる(ステップS2406)。
【0275】
ここで、関係情報検索部182は、ステップS1406にて受信した検索結果の情報から関係情報を単数または複数取得する。そして、関係情報検索部182は、取得した関係情報の当事者識別子と、対象者識別子と、関係情報とを、それぞれ、検索結果画面13の当事者表示領域7と、対象者表示領域8と、関係項目表示領域9と、に表示させる。
【0276】
関係情報検索部182は、取得した関係情報が複数あれば、複数行にわたって表示するよう検索結果画面13を作成する。
【0277】
以上が、利用者端末170における個別人員検索処理の処理フローである。
【0278】
次に、利用者端末170における個別人員検索処理のステップS2404にて送信された個別人員検索情報を受信したサーバ装置100が実施する検索処理について、図27を用いて処理フローを説明する。
【0279】
図27は、サーバ装置100における個別人員検索処理の処理フローを示す図である。
【0280】
まず、入力受付部131は、利用者端末170における個別人員検索処理のステップS2404にて送信された個別人員検索情報を受信し、個別人員検索情報に含まれる検索人員識別子欄901を取得し、検索対象人員記憶領域123に記憶された検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶する。そして、特定人員検索部136は、検索対象者欄401に記憶された情報のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS2701)。
【0281】
次に、特定人員検索部136は、記憶部120の関係情報記憶領域122の関係情報テーブル300から一件の関係情報を読み込む(ステップS2702)。
【0282】
そして、特定人員検索部136は、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報と対象者識別子欄302の情報とを取得して、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索内容欄902の情報と一致するか否かを判定する(ステップS2703)。
【0283】
具体的には、特定人員検索部136は、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索内容欄902の情報が「どちらでも」であれば、ステップS2701において検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶された検索人員の識別子が、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報または対象者識別子欄302の情報のうちいずれかと一致するか否かを判定する。
【0284】
または、特定人員検索部136は、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索内容欄902の情報が「当事者」であれば、ステップS2701において検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶された検索人員の識別子が、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の当事者識別子欄301の情報と一致するか否かを判定する。
【0285】
または、特定人員検索部136は、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索内容欄902の情報が「対象者」であれば、ステップS2701において検索対象人員テーブル400の検索対象者欄401に記憶された検索人員の識別子が、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の対象者識別子欄302の情報と一致するか否かを判定する。
【0286】
次に、特定人員検索部136は、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報を取得して、ステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索条件欄903の情報と比較する(ステップS2704)。
【0287】
具体的には、特定人員検索部136は、ステップS2701において受信した検索要求データの検索条件欄903の情報が「両方」であること、または、「良(良好)」と「不(不可)」の両方であること、またはステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報の関係情報欄303の情報がステップS2701において受信した個別人員検索情報の検索条件欄903の情報と一致すること、のうちのいずれかが成立するか否かを判定する。
【0288】
ステップS2704における比較の結果、いずれの条件も成立しない場合(ステップS2704において「NO」)には、特定人員検索部136は、後述するステップS2708を実施して、ステップS2702に処理を戻す。
【0289】
ステップS2704における比較の結果、いずれかの条件が成立する場合(ステップS2704において「YES」)には、特定人員検索部136は、ステップS2702にて読み込んだ一件の関係情報を、関係検索結果データのフォーマット800に整形して検索結果に追加し、検出数をインクリメントする(ステップS2705)。
【0290】
次に、特定人員検索部136は、ステップS2702で取得した関係情報データが関係情報テーブル300に記憶された関係情報の最後の一件であったか否かを判定する(ステップS2706)。
【0291】
最後の一件である場合(ステップS2706において「YES」)には、出力作成部134は、ステップS2705において作成した検索結果と検出数と、を利用者端末170に送信し、処理を終了させる。なお、送信の際、出力作成部132は、検索結果の当事者識別子欄801の情報と、対象者識別子欄802の情報と、のうち、利用者情報テーブル200の利用者氏名欄202に一致する情報があれば、利用者識別子欄201の情報を取得して置き換える(ステップS2707)。
【0292】
最後の一件ではなかった場合(ステップS2706において「NO」)には、特定人員検索部136は、関係情報テーブル300に記憶された次の関係情報が処理対象となるようにして、ステップS2702に処理を戻す(ステップS2708)。
【0293】
以上が、サーバ装置100における個別人員検索処理の処理フローである。
【0294】
このように、本発明の実施形態により、利用者端末170を操作するユーザーは、利用者間の関係を、複数の検索方法で検索し、画面13に表示される検索結果の情報に基き把握することが可能となる。
【0295】
例えば、このようにして把握した利用者間の関係を考慮して、人事異動やプロジェクトチームの編成を行う際の参考情報とすることができる。
【0296】
また、人員配置を検討する際に、「不可」の関係に立つ当事者と対象者とを、同一部署に配置することを避ける、等の対応が可能となる。
【0297】
以上、本発明について、実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0298】
例えば、サーバ装置100は、利用者端末170に対して、ネットワーク150を介して通信を行う別の装置として実現しているが、これに限らず、例えば同一の装置上に実装してもよい。
【0299】
また例えば、サーバ装置100の出力作成部134が、検索結果をHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などの通信プロトコルによりネットワーク150に接続された機器に送信するように変更し、入力受付部131を、ネットワーク150に接続された機器から操作指示を受け付けるように変更することで、ネットワーク150に接続された他の端末に対して画面13を表示させることができるようになり、機器構成の自由度を増加させることができる。
【0300】
なお、上記の人員配置支援システム1は、システムとして取引対象とするだけでなく、各機器単位、または機器の動作を実現するプログラム部品単位で取引対象とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0301】
【図1】本実施形態の人員配置支援システムの仕組みを説明する図である。
【図2】本実施形態の人員配置支援システムの構成図である。
【図3】本実施形態における利用者情報テーブルのデータ構造を示す図である。
【図4】本実施形態における関係情報テーブルのデータ構造を示す図である。
【図5】本実施形態における検索対象人員テーブルのデータ構造を示す図である。
【図6】本実施形態におけるグループ人員テーブルのデータ構造を示す図である。
【図7】本実施形態における登録要求データのフォーマットを示す図である。
【図8】本実施形態における検索要求データのフォーマットを示す図である。
【図9】本実施形態における関係検索結果データのフォーマットを示す図である。
【図10】本実施形態のハードウェア構成を示す図である。
【図11】本実施形態の利用者端末における関係登録処理の処理フローを示す図である。
【図12】本実施形態の関係情報の入力を受け付ける画面例を示す図である。
【図13】本実施形態のサーバ装置における関係登録処理の処理フローを示す図である。
【図14】本実施形態の利用者端末における関係検索処理の処理フローを示す図である。
【図15】本実施形態の関係情報の検索条件を受け付ける画面例を示す図である。
【図16】本実施形態の検索結果の画面例を示す図である。
【図17】本実施形態のサーバ装置における関係検索処理の処理フローを示す図である。
【図18】本実施形態の利用者端末におけるグループ人員登録処理の処理フローを示す図である。
【図19】本実施形態の利用者端末におけるグループ人員の入力を受け付ける画面例を示す図である。
【図20】本実施形態のサーバ装置におけるグループ人員登録処理の処理フローを示す図である。
【図21】本実施形態の利用者端末におけるグループ検索処理の処理フローを示す図である。
【図22】本実施形態のグループ検索の検索条件を受け付ける画面例を示す図である。
【図23】本実施形態のサーバ装置におけるグループ検索処理の処理フローを示す図である。
【図24】本実施形態の利用者端末における個別人員検索処理の処理フローを示す図である。
【図25】本実施形態の個別人員検索の検索条件を受け付ける画面例を示す図である。
【図26】本実施形態の個別人員検索情報のフォーマットを示す図である。
【図27】本実施形態のサーバ装置における個別人員検索処理の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
【0302】
1:人員配置支援システム、100:サーバ装置、120:記憶部、121:利用者情報記憶領域、122:関係情報記憶領域、123:検索対象人員記憶領域、124:グループ人員記憶領域、130:制御部、131:入力受付部、132:関係情報登録部、133:関係情報検索部、134:出力作成部、135:グループ人員登録部、136:特定人員検索部、140:送受信部、150:ネットワーク、170:利用者端末、171:入力部、172:出力部、173:送受信部、180:制御部、181:関係情報登録部、182:関係情報検索部、183:グループ人員登録部、200:利用者情報テーブル、300:関係情報テーブル、400:検索対象人員テーブル、500:グループ人員テーブル
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人員の配置を支援する装置であって、
記憶部と、制御部と、を備え、
前記記憶部は、
複数の利用者のうち特定の利用者同士の関係に関する利用者関係情報を記憶し、
前記制御部は、
前記利用者の指定を受け付け、前記記憶部から前記利用者関係情報を順次読み出し、
指定された利用者を含む利用者関係情報を検索し、
指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項2】
請求項1に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記制御部は、さらに、
特定の利用者同士の関係に関する情報を受け付け、
受け付けた前記利用者同士の関係を前記利用者関係情報として前記記憶部に記憶する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項3】
請求項1または2のいずれか一項に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記制御部は、前記利用者の指定を受け付ける処理において、さらに、
利用者同士の関係を特定する情報を受け付け、
前記利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力する処理において、さらに、
検索した前記利用者関係情報のうち、前記利用者同士の関係を特定する情報を含む前記利用者関係情報を出力する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記利用者関係情報は、良好と不可とのうちいずれか一方の関係を含む、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項5】
請求項3または4のいずれか一項に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記利用者同士の関係を特定する情報は、良好と、不可と、良好または不可のいずれか一方と、のうちいずれかを特定するものである、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記記憶部は、さらに、
前記利用者の情報と、前記利用者が所属するグループの情報と、を記憶し、
前記制御部は、さらに、
前記グループを識別する情報を受け付け、
前記記憶部を検索して受け付けた前記グループを識別する情報により識別されるグループに所属する前記利用者を特定し、
特定した前記利用者が含まれる前記利用者同士の関係に関する情報を検索して出力する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項7】
請求項6に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記制御部は、さらに、
前記利用者の情報と、前記利用者が所属するグループの情報と、についての登録を受け付け、前記記憶部に記憶する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項8】
コンピュータを、人員の配置を支援する装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータは、複数の利用者のうち特定の利用者同士の関係に関する利用者関係情報を記憶する記憶装置と、制御装置と、を備え、
前記コンピュータに、
前記利用者の指定を受け付けるステップと、
指定された利用者を含む利用者関係情報を検索し、
指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムであって、
前記コンピュータに対して、さらに、特定の利用者同士の関係に関する情報を受け付けるステップと、
受け付けた前記利用者同士の関係を前記利用者関係情報として前記記憶装置に記憶するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
請求項8または9のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記制御装置に対して、前記利用者の指定を受け付けるステップにおいて、さらに、
利用者同士の関係を特定する情報を受け付ける処理と、
前記利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力するステップにおいて、さらに、
検索した前記利用者関係情報のうち、前記利用者同士の関係を特定する情報を含む前記利用者関係情報を出力する処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項11】
人員の配置を支援するシステムであって、
サーバ装置と、前記サーバ装置にネットワークを介して接続される端末装置と、を備え、
前記サーバ装置は、
記憶部と、制御部と、通信部と、を備え、
前記記憶部は、
複数の利用者のうち特定の利用者同士の関係に関する利用者関係情報を記憶し、
前記制御部は、
前記通信部を介して前記利用者の指定を受け付け、前記記憶部から前記利用者関係情報を順次読み出し、
指定された利用者を含む利用者関係情報を検索し、
指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を前記通信部を介して出力し、
前記端末装置は、
入力部と、出力部と、制御部と、通信部と、を備え、
前記端末装置の制御部は、
前記端末装置の入力部を介して前記利用者の指定を受け付け、
指定を受け付けた前記利用者を含む前記利用者関係情報を検索するよう前記端末装置の通信部を介して前記サーバ装置に送信し、
前記端末装置の通信部を介して前記サーバ装置から出力された前記利用者と他の利用者との関係を示す情報を受け付け、前記端末装置の前記出力部を介して出力する、
ことを特徴とする人員の配置を支援するシステム。
【請求項1】
人員の配置を支援する装置であって、
記憶部と、制御部と、を備え、
前記記憶部は、
複数の利用者のうち特定の利用者同士の関係に関する利用者関係情報を記憶し、
前記制御部は、
前記利用者の指定を受け付け、前記記憶部から前記利用者関係情報を順次読み出し、
指定された利用者を含む利用者関係情報を検索し、
指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項2】
請求項1に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記制御部は、さらに、
特定の利用者同士の関係に関する情報を受け付け、
受け付けた前記利用者同士の関係を前記利用者関係情報として前記記憶部に記憶する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項3】
請求項1または2のいずれか一項に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記制御部は、前記利用者の指定を受け付ける処理において、さらに、
利用者同士の関係を特定する情報を受け付け、
前記利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力する処理において、さらに、
検索した前記利用者関係情報のうち、前記利用者同士の関係を特定する情報を含む前記利用者関係情報を出力する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記利用者関係情報は、良好と不可とのうちいずれか一方の関係を含む、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項5】
請求項3または4のいずれか一項に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記利用者同士の関係を特定する情報は、良好と、不可と、良好または不可のいずれか一方と、のうちいずれかを特定するものである、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記記憶部は、さらに、
前記利用者の情報と、前記利用者が所属するグループの情報と、を記憶し、
前記制御部は、さらに、
前記グループを識別する情報を受け付け、
前記記憶部を検索して受け付けた前記グループを識別する情報により識別されるグループに所属する前記利用者を特定し、
特定した前記利用者が含まれる前記利用者同士の関係に関する情報を検索して出力する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項7】
請求項6に記載の人員の配置を支援する装置であって、
前記制御部は、さらに、
前記利用者の情報と、前記利用者が所属するグループの情報と、についての登録を受け付け、前記記憶部に記憶する、
ことを特徴とする人員の配置を支援する装置。
【請求項8】
コンピュータを、人員の配置を支援する装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータは、複数の利用者のうち特定の利用者同士の関係に関する利用者関係情報を記憶する記憶装置と、制御装置と、を備え、
前記コンピュータに、
前記利用者の指定を受け付けるステップと、
指定された利用者を含む利用者関係情報を検索し、
指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムであって、
前記コンピュータに対して、さらに、特定の利用者同士の関係に関する情報を受け付けるステップと、
受け付けた前記利用者同士の関係を前記利用者関係情報として前記記憶装置に記憶するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項10】
請求項8または9のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記制御装置に対して、前記利用者の指定を受け付けるステップにおいて、さらに、
利用者同士の関係を特定する情報を受け付ける処理と、
前記利用者と他の利用者との関係を示す情報を出力するステップにおいて、さらに、
検索した前記利用者関係情報のうち、前記利用者同士の関係を特定する情報を含む前記利用者関係情報を出力する処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項11】
人員の配置を支援するシステムであって、
サーバ装置と、前記サーバ装置にネットワークを介して接続される端末装置と、を備え、
前記サーバ装置は、
記憶部と、制御部と、通信部と、を備え、
前記記憶部は、
複数の利用者のうち特定の利用者同士の関係に関する利用者関係情報を記憶し、
前記制御部は、
前記通信部を介して前記利用者の指定を受け付け、前記記憶部から前記利用者関係情報を順次読み出し、
指定された利用者を含む利用者関係情報を検索し、
指定された利用者と他の利用者との関係を示す情報を前記通信部を介して出力し、
前記端末装置は、
入力部と、出力部と、制御部と、通信部と、を備え、
前記端末装置の制御部は、
前記端末装置の入力部を介して前記利用者の指定を受け付け、
指定を受け付けた前記利用者を含む前記利用者関係情報を検索するよう前記端末装置の通信部を介して前記サーバ装置に送信し、
前記端末装置の通信部を介して前記サーバ装置から出力された前記利用者と他の利用者との関係を示す情報を受け付け、前記端末装置の前記出力部を介して出力する、
ことを特徴とする人員の配置を支援するシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【公開番号】特開2013−80492(P2013−80492A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−264834(P2012−264834)
【出願日】平成24年12月4日(2012.12.4)
【分割の表示】特願2008−57877(P2008−57877)の分割
【原出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【出願人】(501379247)日本ソフトウェアマネジメント株式会社 (12)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年12月4日(2012.12.4)
【分割の表示】特願2008−57877(P2008−57877)の分割
【原出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【出願人】(501379247)日本ソフトウェアマネジメント株式会社 (12)
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