剃毛及び刈込みを組み合わせた装置
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置(10)は、上端部(14)及び下端部を有するハンドル(12)、上端部に隣接して配置される電動刈込み器(30)、及びハンドルの上端部の上に刈込み器に被せて装着するように適合される湿式剃毛かみそりアタッチメント(20)を含む。湿式剃毛かみそりアタッチメントは、解除可能なロック機構(22)によって刈込み器に取り外し可能に接続される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は剃毛及び刈込みを組み合わせた装置に関する。より詳細には、本発明は、湿式剃毛かみそりアタッチメントを刈込み装置に接続するロック機構に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者の大半は、顔の毛の外観を変えたいと思うたびに、かみそり、はさみ及び電気刈込み器といった複数の道具を取り扱うのは、ひどく面倒な場合があると感じている。剃毛及び刈込みの両方を提供する身だしなみ用装置は当該技術分野において既知であるが、そのような装置は多くの場合、大きくて扱いにくく使うのが困難であり得る。例えば、米国特許第7,536,787号に開示される、装置の同じ端部に位置する電気刈込み刃及び湿式剃毛刃の両方を有する身だしなみ用装置は、視界を遮る可能性がある。例えば、ユーザーがもみあげ、口ひげ、又は他の顔の毛を刈込むために刈込み器を使用する際に、湿式剃毛刃がユーザーの視界を遮る場合がある。したがって、湿式剃毛かみそり刃のカートリッジに取り付ける一端部と刈込み器に取り付ける別の端部とを有する接続部材等の、取り外し可能な剃毛構成要素を有する剃毛及び刈込み装置の必要性がある。
【0003】
刈込み器と湿式剃毛かみそり刃のカートリッジとの間の接続部材は、いくつかの必要条件を満たさなければならない。構造体は、湿式剃毛の使用中に刈込み器のハンドルの力及び動きのすべてを湿式剃毛カートリッジ上に移動させるために、安定であって固定されていなければならない。特に、損傷を防ぐために意図しないアタッチメントの係脱が起こるのを避けなければならない。構造体は、湿式剃毛の使用と刈込みの使用との間の切り替えを行うために、消費者が容易に取り付け及び取り外しができなければならない。構造体は、カートリッジへの破損を防ぐために、使用中に湿式剃毛アタッチメントが付いた刈込み器が落下した場合、衝撃力に耐えることができなければならない。いくつかの組み合わせでは、湿式剃毛及び身だしなみ用装置は、構造体が刈込み器のハンドルから生成される振動を湿式剃毛アタッチメントに移動させるようになっている。これは、振幅が失われ、そして恐らくがたつく音を生じさせることになる部品間の遊び又は隙間がない、しっかりとした嵌合を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7,536,787号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
消費者が容易に取り付け及び取り外しができる接続部材、及び使用中に接続部材を固定させるだけでなく、装置が落下した場合、衝撃下で接続部材が刈込み器から着脱するように解除可能なロック機構を含む、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置を提供する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電池作動式の刈込み器、及び解除可能なロック機構によって刈込み器に取り外し可能に接続される湿式剃毛かみそりアタッチメントを備えた、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置が提供される。刈込み器は、上端部及び下端部、並びに前側及び後側を有するハンドルを含む。電動刈込み刃及び刈込み器ハウジングは、上端部に隣接して配置される。刈込み器ハウジングは、刈込み刃の下方のハンドルの前側に、湿式剃毛かみそりアタッチメントに少なくとも1つの第1の接続をもたらす張り出す縁部を含む。ハンドルは、上端部と下端部との間で上端部により近接してハンドルの後側にスロットを含む。スロットは、ハンドルの上端部に向いて前部側面、及びハンドルの下端部に向いて後部側面を含む。スロットの前部側面は、ハンドルを湿式剃毛かみそりアタッチメントに解除可能に取り付ける第2の接続をもたらす湿式剃毛かみそりアタッチメントをかみ合わす張り出す口縁を含む。
【0007】
湿式剃毛かみそりアタッチメントは、前部端部及び後部端部、並びに前面及び後面を有する接続部材を備える。接続部材の前部端部は、刈込み器ハウジングの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部を前面上に、及び湿式剃毛かみそりカートリッジの接続を含む。接続部材の後部端部は、ハンドルのスロットの前部側面上の張り出す口縁に解除可能に取り付けられるラッチする表面を有する少なくとも1つのフックを前面上に含む。
【0008】
一実施形態では、バネ仕掛けのスライダーは、前述のスロットがバネ仕掛けのスライダーに配置されてハンドルの後側の上端部に近接して配置される。バネ仕掛けのスライダーは、ハンドルの長さに沿ってスライダーの直線的な動きを前後に偏倚し、スロットの前部側面上の張り出す口縁と接続部材の後部端部上のフックのラッチする表面との間に偏倚力を発生させるバネを含む。
【0009】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の別の実施形態では、湿式剃毛かみそりアタッチメントの接続部材は、前部端部及び弾性のある可撓性後部端部を有する接続部材を含む。前部端部は、刈込み器ハウジングの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部を前面上に含み、弾性のある可撓性後部端部は、ハンドルのスロットに解除可能に取り付けられるフックを前面に含む。フックは、接続部材の弾性のある可撓性後部端部によってスロットの張り出す口縁に対して付勢されるラッチする表面を含む。この実施形態では、弾性のある後部端部は、接続部材の後部端部に取り付けられる成形弾性要素を含み得る。別の実施形態では、接続部材は硬質プラスチックを含み、後部端部は、後部端部を接続部材の前部端部に接続する硬質プラスチックの一体化したストリップを形成する接続部材の対向する両側の不連続のスロットによって前部端部から部分的に分離される。硬質プラスチックの一体化したストリップは弾性のある可撓性後部端部をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1a】湿式剃毛かみそりアタッチメントの取り付けを例示する剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の斜視図。
【図1b】湿式剃毛かみそりアタッチメントの取り付けを例示する剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の斜視図。
【図1c】湿式剃毛かみそりアタッチメントの取り付けを例示する剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の斜視図。
【図2a】湿式剃毛かみそりアタッチメントのロック機構を示す湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の断面図。
【図2b】湿式剃毛かみそりアタッチメントのロック機構を示す湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の断面図。
【図2c】湿式剃毛かみそりアタッチメントのロック機構を示す湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の断面図。
【図2d】湿式剃毛かみそりアタッチメントのロック機構を示す湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の断面図。
【図3】図2a〜2dに示すロック機構の他の実施形態の断面図。
【図4a】湿式剃毛かみそりアタッチメントの斜視図。
【図4b】湿式剃毛かみそりアタッチメントの斜視図。
【図4c】湿式剃毛かみそりアタッチメントの斜視図。
【図5】本発明による刈込み器の実施形態の平面図。
【図6a】図5に示す刈込み器の実施形態のロック機構の断面図。
【図6b】図5に示す刈込み器の実施形態のロック機構の断面図。
【図7a】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の断面図。
【図7b】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の断面図。
【図7c】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の断面図。
【図7d】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の断面図。
【図8a】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の斜視図。
【図8b】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の斜視図。
【図9】刈込み用櫛が取り付けられた湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1a〜1cは、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置10を示す。装置10は、ハンドル12、電動刈込み器30、及び刈込み器30に取り外し可能に接続される湿式剃毛かみそりアタッチメント20を含む。ハンドル12は、上端部14及び下端部16、並びに前側18及び後側19を有する。刈込み器30は、前側18の上端部14又はその近傍に位置し、少なくとも1つの刈込み刃(鋸歯状であってよい)を動かすように構成され、この刈込み刃は刈込み器30内に配置される。特定の実施形態では、積み重ねた位置に配置される複数の刈込み刃があってもよく、1つ以上の刈込み刃の刃先に隣接して置かれる毛髪を刈込む又は切断する動作を行うために、少なくとも1つの刃が他の刃に対して往復運動する。刈込み器ハウジング32は、刈込み器30の近傍に上端部14に隣接して配置される。
【0012】
湿式剃毛かみそりアタッチメント20は、接続部材22及びかみそりカートリッジ24を含む。接続部材22は、ハンドル12の上に刈込み器30に被せて装着するように適合される。かみそりカートリッジ24は、接続部材22と係合可能に嵌合する。図1a〜cの実施形態では、かみそりカートリッジ24は、接続部材22に取り外し可能に取り付けられる。かみそりカートリッジ24は、カートリッジ24のハウジング28内に装着される1つ以上の刃26を含む。装置10は、図1aに示すように、湿式剃毛かみそりアタッチメント20が完全に取り外されて刈込み装置として作動する、又は湿式剃毛アタッチメント20が上端部14に取り外し可能に取り付けられて湿式剃毛装置として作動するように構成される。図1b及び1cは、湿式剃毛かみそりアタッチメント20がハンドル12に組み立てられる移行を例示する。剃毛及び刈込みを組み合わせた装置10は、少なくとも1つの刈込み刃の動きから得られる振動がかみそりアタッチメント20への振動に移動するように、湿式剃毛かみそりアタッチメント20がハンドル12に組み立てられた間、刈込み器30の作動によって電動湿式剃毛装置として機能し得る。
【0013】
別の実施形態(図示せず)では、湿式剃毛かみそりアタッチメント20は、かみそりカートリッジ24を接続部材22から取り外し可能に取り付けるための排除機構を含む。さらに別の実施形態では、かみそりカートリッジ24は、前面上に1つ以上のかみそり刃を含み、少なくとも1つの刃が、この前面に対して実質的に垂直に配置される。かみそりカートリッジ24は、Gillette Companyに譲渡された米国特許出願第7,669,335号(Vincent Walker)に開示されたタイプであり得る。
【0014】
別の実施形態では、湿式剃毛かみそりアタッチメントが完全に取り外されるとき、毛髪を所望の長さに刈込むための櫛アタッチメントが刈込み装置210に組み立てられてもよい。図9に示すように、櫛アタッチメント238は、湿式剃毛かみそりアタッチメントに使用される接続特徴と同じ特徴のうちのいくつか、又はすべてを使って刈込み器ハウジング232に取り付けるように構成され得る。
【0015】
図2a〜2dに示す実施形態では、刈込み器ハウジング32は、刈込み器30の前側18に配置される少なくとも1つの張り出す縁部34を含む。他の実施形態では、刈込み器ハウジングは、刈込み器30の両側(刈込み器30の左右)の前側18に配置される2つの離間して配置される張り出す縁部34を含み得る。バネ仕掛けのスライダー40は、ハンドル12の後側19の上端部14に近接して配置され、湿式剃毛かみそりアタッチメント20に解放可能な接続をもたらす。バネ仕掛けのスライダー40は、前部側面44及び後部側面46を有するスロット42を含む。スロット42の前部側面44は張り出す口縁48を含む。バネ仕掛けのスライダー40は、スライダー40の直線的な動きを前部方向及び後部方向に偏倚するバネ70を含む。図2a及び2cに示す実施形態では、バネ70は、スロット42の前部側面44の近傍に位置する。しかしながら、図3に示し、以下で完全に説明する他の実施形態では、バネ170はスロット142の後部側面146の近傍に位置する。
【0016】
湿式剃毛かみそりアタッチメント20は、前部端部50及び後部端部52、並びに前面54及び後面56を有する接続部材22を備える。接続部材22は、前部端部50に近接する前面54に配置される張り出す肩部58を含む。張り出す肩部58は、刈込み器ハウジング32の張り出す縁部34に解除可能に取り付けられる。少なくとも1つのフック60が、接続部材22の前面54上の後部端部52に配置される。フック60はラッチする表面62を含む。図2b及び2dに示すように、フック60は、ラッチする表面62がスロット42の前部側面44上の張り出す口縁48に接するように、バネ仕掛けのスライダー40のスロット42に解除可能に取り付けられる。接続部材22のフック60をスロット42の前部側面44上の張り出す口縁48に取り付けている間、可聴クリックが生成される。図示されていない他の実施形態では、接続部材は、接続部材の後部端部に配置される2つ以上のフックを含み得る。
【0017】
図2a〜2dに示す実施形態では、スライダー40に取り付けられるバネ70によって生成されるスプリング力が、接続部材22をハンドル12と緊合する関係に引き寄せるように、ラッチする表面62は角度を有する。さらに、ラッチする表面62の角度を有する構成及びバネ仕掛けのスライダー40の組み合わせによって、接続部材22は、装置10が落下した結果として生じる突然の衝撃等の過度の力の下で係脱可能である。そのような力の下で接続部材22がハンドル12から分離可能であることによって、使用中に装置が誤って落下した場合、接続部材22が壊れるのを防ぐことができる。
【0018】
バネ170がスロット142の後部側面146の近傍に位置する図3に示す他の実施形態では、フック160及び対応するラッチする表面162は、スロット142の後部側面146に向いて配向される。この実施形態では、スロット142の後部側面146は、フック160上でラッチする表面162をかみ合わす張り出す口縁148を含む。
【0019】
図4a〜4cに示す一実施形態では、接続部材22上のフック60は、通常使用(すなわち、剃毛、接続部材からカートリッジを取り外す等)の間、接続部材22の動きを制限するリブ64を含む。リブ64は、フック60の前部面の中央に配置される。この実施形態では、図5に示すバネ仕掛けのスライダー40のスロット42は、リブ64を収容できるようにスロット42の前部側面44にチャネル45を含む。チャネル45は、スロット42の前部側面44に垂直に配向される。図6a及び6bは、接続部材22、並びに図5に示すスロット42及びチャネル45に解除可能に取り付けられるリブ64を備えるフック60を含む湿式剃毛かみそりアタッチメント20を示す。
【0020】
図7a〜7dに示す他の実施形態では、接続部材222は、接続部材222とハンドル212との間で付勢された解除可能な接続を提供するように構成され得る。この実施形態では、ハンドル212は、バネ仕掛けのスライダーなしで、ハンドル212の後側219に上端部214に近接して直接配置されるスロット242を備えて構成される。前述のスライダー構成と類似して、ハンドル212のスロット242は、前部側面244及び後部側面246を含む。スロットの前部側面は張り出す口縁248を含む。接続部材222は、前面254及び後面256、並びに前部端部250及び弾性のある可撓性後部端部252を含む。張り出す肩部258は、前部端部250に近接する前面254に配置される。張り出す肩部258は、ハンドル212の前側218に、刈込み器ハウジング232の少なくとも1つの張り出す縁部234に解除可能に取り付けられる。好ましくは、張り出す肩部258は、刈込み器230の両側に配置される刈込み器ハウジング232の2つの張り出す縁部234に解除可能に取り付けられる。フック260は、弾性のある可撓性後部端部252で前面254に配置される。フック260は前方を向くラッチする表面262を含み、フック260はハンドル212の後側219のスロット242に解除可能に取り付けられる。ラッチする表面262は、弾性のある可撓性後部端部252によってスロット242の前部側面244上の張り出す口縁248に対して付勢される。
【0021】
この実施形態では、図7a〜7dに示すように、接続部材222の弾性のある後部端部252は、接続部材222の後面256に取り付けられる成形弾性要素280を含み得る。成形弾性要素280は、接続部材222とハンドル212との間の解除可能な取り付けに必要な弾性のある柔軟性をもたらす。図7dに示すように、接続部材222は、接続部材222の弾性のある後部端部252に力Fを加えることで取り外される。
【0022】
図8a及び8bに示す他の実施形態では、接続部材322は、硬質プラスチックから構成され得、弾性のある後部端部352は弾力的に曲がりやすいように構成され得る。図8aに示す実施形態では、後部端部352は、後部端部352を接続部材322の前部端部354に接続する硬質プラスチックの一体化したストリップ394を形成する接続部材322の対向する両側の不連続のスロット390、392によって、前部端部350から部分的に分離される。硬質プラスチックの一体化したストリップ394は、弾性のある可撓性後部端部352を形成し、図8bに示すように、接続部材322がハンドル312に取り外し可能に取り付けられる間、後部端部352及び対応するフック(図示せず)を偏向させる。
【0023】
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、そのような各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示した寸法は、「約40mm」を意味することを意図したものである。
【0024】
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は出願書類を含め、本明細書において引用されるすべての文献は、明示的に除外ないしは制限されない限り、その全体を参考として本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。
【0025】
本発明の特定の実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
【技術分野】
【0001】
本発明は剃毛及び刈込みを組み合わせた装置に関する。より詳細には、本発明は、湿式剃毛かみそりアタッチメントを刈込み装置に接続するロック機構に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者の大半は、顔の毛の外観を変えたいと思うたびに、かみそり、はさみ及び電気刈込み器といった複数の道具を取り扱うのは、ひどく面倒な場合があると感じている。剃毛及び刈込みの両方を提供する身だしなみ用装置は当該技術分野において既知であるが、そのような装置は多くの場合、大きくて扱いにくく使うのが困難であり得る。例えば、米国特許第7,536,787号に開示される、装置の同じ端部に位置する電気刈込み刃及び湿式剃毛刃の両方を有する身だしなみ用装置は、視界を遮る可能性がある。例えば、ユーザーがもみあげ、口ひげ、又は他の顔の毛を刈込むために刈込み器を使用する際に、湿式剃毛刃がユーザーの視界を遮る場合がある。したがって、湿式剃毛かみそり刃のカートリッジに取り付ける一端部と刈込み器に取り付ける別の端部とを有する接続部材等の、取り外し可能な剃毛構成要素を有する剃毛及び刈込み装置の必要性がある。
【0003】
刈込み器と湿式剃毛かみそり刃のカートリッジとの間の接続部材は、いくつかの必要条件を満たさなければならない。構造体は、湿式剃毛の使用中に刈込み器のハンドルの力及び動きのすべてを湿式剃毛カートリッジ上に移動させるために、安定であって固定されていなければならない。特に、損傷を防ぐために意図しないアタッチメントの係脱が起こるのを避けなければならない。構造体は、湿式剃毛の使用と刈込みの使用との間の切り替えを行うために、消費者が容易に取り付け及び取り外しができなければならない。構造体は、カートリッジへの破損を防ぐために、使用中に湿式剃毛アタッチメントが付いた刈込み器が落下した場合、衝撃力に耐えることができなければならない。いくつかの組み合わせでは、湿式剃毛及び身だしなみ用装置は、構造体が刈込み器のハンドルから生成される振動を湿式剃毛アタッチメントに移動させるようになっている。これは、振幅が失われ、そして恐らくがたつく音を生じさせることになる部品間の遊び又は隙間がない、しっかりとした嵌合を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7,536,787号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
消費者が容易に取り付け及び取り外しができる接続部材、及び使用中に接続部材を固定させるだけでなく、装置が落下した場合、衝撃下で接続部材が刈込み器から着脱するように解除可能なロック機構を含む、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置を提供する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電池作動式の刈込み器、及び解除可能なロック機構によって刈込み器に取り外し可能に接続される湿式剃毛かみそりアタッチメントを備えた、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置が提供される。刈込み器は、上端部及び下端部、並びに前側及び後側を有するハンドルを含む。電動刈込み刃及び刈込み器ハウジングは、上端部に隣接して配置される。刈込み器ハウジングは、刈込み刃の下方のハンドルの前側に、湿式剃毛かみそりアタッチメントに少なくとも1つの第1の接続をもたらす張り出す縁部を含む。ハンドルは、上端部と下端部との間で上端部により近接してハンドルの後側にスロットを含む。スロットは、ハンドルの上端部に向いて前部側面、及びハンドルの下端部に向いて後部側面を含む。スロットの前部側面は、ハンドルを湿式剃毛かみそりアタッチメントに解除可能に取り付ける第2の接続をもたらす湿式剃毛かみそりアタッチメントをかみ合わす張り出す口縁を含む。
【0007】
湿式剃毛かみそりアタッチメントは、前部端部及び後部端部、並びに前面及び後面を有する接続部材を備える。接続部材の前部端部は、刈込み器ハウジングの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部を前面上に、及び湿式剃毛かみそりカートリッジの接続を含む。接続部材の後部端部は、ハンドルのスロットの前部側面上の張り出す口縁に解除可能に取り付けられるラッチする表面を有する少なくとも1つのフックを前面上に含む。
【0008】
一実施形態では、バネ仕掛けのスライダーは、前述のスロットがバネ仕掛けのスライダーに配置されてハンドルの後側の上端部に近接して配置される。バネ仕掛けのスライダーは、ハンドルの長さに沿ってスライダーの直線的な動きを前後に偏倚し、スロットの前部側面上の張り出す口縁と接続部材の後部端部上のフックのラッチする表面との間に偏倚力を発生させるバネを含む。
【0009】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の別の実施形態では、湿式剃毛かみそりアタッチメントの接続部材は、前部端部及び弾性のある可撓性後部端部を有する接続部材を含む。前部端部は、刈込み器ハウジングの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部を前面上に含み、弾性のある可撓性後部端部は、ハンドルのスロットに解除可能に取り付けられるフックを前面に含む。フックは、接続部材の弾性のある可撓性後部端部によってスロットの張り出す口縁に対して付勢されるラッチする表面を含む。この実施形態では、弾性のある後部端部は、接続部材の後部端部に取り付けられる成形弾性要素を含み得る。別の実施形態では、接続部材は硬質プラスチックを含み、後部端部は、後部端部を接続部材の前部端部に接続する硬質プラスチックの一体化したストリップを形成する接続部材の対向する両側の不連続のスロットによって前部端部から部分的に分離される。硬質プラスチックの一体化したストリップは弾性のある可撓性後部端部をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1a】湿式剃毛かみそりアタッチメントの取り付けを例示する剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の斜視図。
【図1b】湿式剃毛かみそりアタッチメントの取り付けを例示する剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の斜視図。
【図1c】湿式剃毛かみそりアタッチメントの取り付けを例示する剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の斜視図。
【図2a】湿式剃毛かみそりアタッチメントのロック機構を示す湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の断面図。
【図2b】湿式剃毛かみそりアタッチメントのロック機構を示す湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の断面図。
【図2c】湿式剃毛かみそりアタッチメントのロック機構を示す湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の断面図。
【図2d】湿式剃毛かみそりアタッチメントのロック機構を示す湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の断面図。
【図3】図2a〜2dに示すロック機構の他の実施形態の断面図。
【図4a】湿式剃毛かみそりアタッチメントの斜視図。
【図4b】湿式剃毛かみそりアタッチメントの斜視図。
【図4c】湿式剃毛かみそりアタッチメントの斜視図。
【図5】本発明による刈込み器の実施形態の平面図。
【図6a】図5に示す刈込み器の実施形態のロック機構の断面図。
【図6b】図5に示す刈込み器の実施形態のロック機構の断面図。
【図7a】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の断面図。
【図7b】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の断面図。
【図7c】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の断面図。
【図7d】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の断面図。
【図8a】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の斜視図。
【図8b】湿式剃毛かみそりアタッチメントの他の実施形態の斜視図。
【図9】刈込み用櫛が取り付けられた湿式剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1a〜1cは、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置10を示す。装置10は、ハンドル12、電動刈込み器30、及び刈込み器30に取り外し可能に接続される湿式剃毛かみそりアタッチメント20を含む。ハンドル12は、上端部14及び下端部16、並びに前側18及び後側19を有する。刈込み器30は、前側18の上端部14又はその近傍に位置し、少なくとも1つの刈込み刃(鋸歯状であってよい)を動かすように構成され、この刈込み刃は刈込み器30内に配置される。特定の実施形態では、積み重ねた位置に配置される複数の刈込み刃があってもよく、1つ以上の刈込み刃の刃先に隣接して置かれる毛髪を刈込む又は切断する動作を行うために、少なくとも1つの刃が他の刃に対して往復運動する。刈込み器ハウジング32は、刈込み器30の近傍に上端部14に隣接して配置される。
【0012】
湿式剃毛かみそりアタッチメント20は、接続部材22及びかみそりカートリッジ24を含む。接続部材22は、ハンドル12の上に刈込み器30に被せて装着するように適合される。かみそりカートリッジ24は、接続部材22と係合可能に嵌合する。図1a〜cの実施形態では、かみそりカートリッジ24は、接続部材22に取り外し可能に取り付けられる。かみそりカートリッジ24は、カートリッジ24のハウジング28内に装着される1つ以上の刃26を含む。装置10は、図1aに示すように、湿式剃毛かみそりアタッチメント20が完全に取り外されて刈込み装置として作動する、又は湿式剃毛アタッチメント20が上端部14に取り外し可能に取り付けられて湿式剃毛装置として作動するように構成される。図1b及び1cは、湿式剃毛かみそりアタッチメント20がハンドル12に組み立てられる移行を例示する。剃毛及び刈込みを組み合わせた装置10は、少なくとも1つの刈込み刃の動きから得られる振動がかみそりアタッチメント20への振動に移動するように、湿式剃毛かみそりアタッチメント20がハンドル12に組み立てられた間、刈込み器30の作動によって電動湿式剃毛装置として機能し得る。
【0013】
別の実施形態(図示せず)では、湿式剃毛かみそりアタッチメント20は、かみそりカートリッジ24を接続部材22から取り外し可能に取り付けるための排除機構を含む。さらに別の実施形態では、かみそりカートリッジ24は、前面上に1つ以上のかみそり刃を含み、少なくとも1つの刃が、この前面に対して実質的に垂直に配置される。かみそりカートリッジ24は、Gillette Companyに譲渡された米国特許出願第7,669,335号(Vincent Walker)に開示されたタイプであり得る。
【0014】
別の実施形態では、湿式剃毛かみそりアタッチメントが完全に取り外されるとき、毛髪を所望の長さに刈込むための櫛アタッチメントが刈込み装置210に組み立てられてもよい。図9に示すように、櫛アタッチメント238は、湿式剃毛かみそりアタッチメントに使用される接続特徴と同じ特徴のうちのいくつか、又はすべてを使って刈込み器ハウジング232に取り付けるように構成され得る。
【0015】
図2a〜2dに示す実施形態では、刈込み器ハウジング32は、刈込み器30の前側18に配置される少なくとも1つの張り出す縁部34を含む。他の実施形態では、刈込み器ハウジングは、刈込み器30の両側(刈込み器30の左右)の前側18に配置される2つの離間して配置される張り出す縁部34を含み得る。バネ仕掛けのスライダー40は、ハンドル12の後側19の上端部14に近接して配置され、湿式剃毛かみそりアタッチメント20に解放可能な接続をもたらす。バネ仕掛けのスライダー40は、前部側面44及び後部側面46を有するスロット42を含む。スロット42の前部側面44は張り出す口縁48を含む。バネ仕掛けのスライダー40は、スライダー40の直線的な動きを前部方向及び後部方向に偏倚するバネ70を含む。図2a及び2cに示す実施形態では、バネ70は、スロット42の前部側面44の近傍に位置する。しかしながら、図3に示し、以下で完全に説明する他の実施形態では、バネ170はスロット142の後部側面146の近傍に位置する。
【0016】
湿式剃毛かみそりアタッチメント20は、前部端部50及び後部端部52、並びに前面54及び後面56を有する接続部材22を備える。接続部材22は、前部端部50に近接する前面54に配置される張り出す肩部58を含む。張り出す肩部58は、刈込み器ハウジング32の張り出す縁部34に解除可能に取り付けられる。少なくとも1つのフック60が、接続部材22の前面54上の後部端部52に配置される。フック60はラッチする表面62を含む。図2b及び2dに示すように、フック60は、ラッチする表面62がスロット42の前部側面44上の張り出す口縁48に接するように、バネ仕掛けのスライダー40のスロット42に解除可能に取り付けられる。接続部材22のフック60をスロット42の前部側面44上の張り出す口縁48に取り付けている間、可聴クリックが生成される。図示されていない他の実施形態では、接続部材は、接続部材の後部端部に配置される2つ以上のフックを含み得る。
【0017】
図2a〜2dに示す実施形態では、スライダー40に取り付けられるバネ70によって生成されるスプリング力が、接続部材22をハンドル12と緊合する関係に引き寄せるように、ラッチする表面62は角度を有する。さらに、ラッチする表面62の角度を有する構成及びバネ仕掛けのスライダー40の組み合わせによって、接続部材22は、装置10が落下した結果として生じる突然の衝撃等の過度の力の下で係脱可能である。そのような力の下で接続部材22がハンドル12から分離可能であることによって、使用中に装置が誤って落下した場合、接続部材22が壊れるのを防ぐことができる。
【0018】
バネ170がスロット142の後部側面146の近傍に位置する図3に示す他の実施形態では、フック160及び対応するラッチする表面162は、スロット142の後部側面146に向いて配向される。この実施形態では、スロット142の後部側面146は、フック160上でラッチする表面162をかみ合わす張り出す口縁148を含む。
【0019】
図4a〜4cに示す一実施形態では、接続部材22上のフック60は、通常使用(すなわち、剃毛、接続部材からカートリッジを取り外す等)の間、接続部材22の動きを制限するリブ64を含む。リブ64は、フック60の前部面の中央に配置される。この実施形態では、図5に示すバネ仕掛けのスライダー40のスロット42は、リブ64を収容できるようにスロット42の前部側面44にチャネル45を含む。チャネル45は、スロット42の前部側面44に垂直に配向される。図6a及び6bは、接続部材22、並びに図5に示すスロット42及びチャネル45に解除可能に取り付けられるリブ64を備えるフック60を含む湿式剃毛かみそりアタッチメント20を示す。
【0020】
図7a〜7dに示す他の実施形態では、接続部材222は、接続部材222とハンドル212との間で付勢された解除可能な接続を提供するように構成され得る。この実施形態では、ハンドル212は、バネ仕掛けのスライダーなしで、ハンドル212の後側219に上端部214に近接して直接配置されるスロット242を備えて構成される。前述のスライダー構成と類似して、ハンドル212のスロット242は、前部側面244及び後部側面246を含む。スロットの前部側面は張り出す口縁248を含む。接続部材222は、前面254及び後面256、並びに前部端部250及び弾性のある可撓性後部端部252を含む。張り出す肩部258は、前部端部250に近接する前面254に配置される。張り出す肩部258は、ハンドル212の前側218に、刈込み器ハウジング232の少なくとも1つの張り出す縁部234に解除可能に取り付けられる。好ましくは、張り出す肩部258は、刈込み器230の両側に配置される刈込み器ハウジング232の2つの張り出す縁部234に解除可能に取り付けられる。フック260は、弾性のある可撓性後部端部252で前面254に配置される。フック260は前方を向くラッチする表面262を含み、フック260はハンドル212の後側219のスロット242に解除可能に取り付けられる。ラッチする表面262は、弾性のある可撓性後部端部252によってスロット242の前部側面244上の張り出す口縁248に対して付勢される。
【0021】
この実施形態では、図7a〜7dに示すように、接続部材222の弾性のある後部端部252は、接続部材222の後面256に取り付けられる成形弾性要素280を含み得る。成形弾性要素280は、接続部材222とハンドル212との間の解除可能な取り付けに必要な弾性のある柔軟性をもたらす。図7dに示すように、接続部材222は、接続部材222の弾性のある後部端部252に力Fを加えることで取り外される。
【0022】
図8a及び8bに示す他の実施形態では、接続部材322は、硬質プラスチックから構成され得、弾性のある後部端部352は弾力的に曲がりやすいように構成され得る。図8aに示す実施形態では、後部端部352は、後部端部352を接続部材322の前部端部354に接続する硬質プラスチックの一体化したストリップ394を形成する接続部材322の対向する両側の不連続のスロット390、392によって、前部端部350から部分的に分離される。硬質プラスチックの一体化したストリップ394は、弾性のある可撓性後部端部352を形成し、図8bに示すように、接続部材322がハンドル312に取り外し可能に取り付けられる間、後部端部352及び対応するフック(図示せず)を偏向させる。
【0023】
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定されない限り、そのような各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示した寸法は、「約40mm」を意味することを意図したものである。
【0024】
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は出願書類を含め、本明細書において引用されるすべての文献は、明示的に除外ないしは制限されない限り、その全体を参考として本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。
【0025】
本発明の特定の実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置であって、
上端部と下端部とを有するハンドルであって、
前記上端部に隣接して配置される電動刈込み刃と、
前記上端部に隣接して配置され、前記電動刈込み刃に近接して配置される少なくとも1つの張り出す縁部を有する刈込み器ハウジングと、
前記上端部に近接して前記ハンドルに配置されるスロットであって、前部側面と後部側面とを有し、前記前部側面は張り出す口縁を含むスロットと、を含む、
ハンドルと、
湿式剃毛かみそりアタッチメントであって、
前部端部と後部端部とを有する接続部材であって、
前記前部端部に近接して配置され、前記刈込み器ハウジングの前記少なくとも1つの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部と、
前記後部端部に配置される少なくとも1つのフックであって、前記フックはラッチする表面を含み、前記フックは前記ハンドルの前記スロットに解除可能に取り付けられ、前記ラッチする表面は前記スロットの前記前部側面上の前記張り出す口縁に対して付勢される少なくとも1つのフックと、を含む、
接続部材と、
前記接続部材の前記前部端部に取り付けられるかみそりカートリッジと、を含む、
湿式剃毛かみそりアタッチメントと、
を備えた、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置。
【請求項2】
前記接続部材が前記ハンドルと緊合する関係に引き寄せるように、及び前記装置を下げることで生じる過度の力の下で前記接続部材が係脱され得るように、前記ラッチする表面と前記フックとは角度を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記フックは、通常使用中に前記接続部材の動きを制限するリブを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記接続部材の前記フックを前記スロットの前記前部側面上の前記張り出す口縁に取り付けている間、可聴クリックが生成される、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
2つの張り出す縁部が前記電動刈込み刃の両側に前記刈込み器ハウジングに配置される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記湿式剃毛かみそりアタッチメントが取り外されたとき、前記刈込み器ハウジングの前記張り出す縁部に解除可能に取り付けられる少なくとも1つの刈込み用櫛をさらに備えた、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置であって、
上端部と下端部とを有するハンドルであって、
前記上端部に隣接して配置される電動刈込み刃と、
前記上端部に隣接して配置され、前記電動刈込み刃に近接して配置される少なくとも1つの張り出す縁部を有する刈込み器ハウジングと、
前記上端部に近接するバネ仕掛けのスライダーであって、
前記スライダーの直線的な動きを前部方向及び後部方向に偏倚するバネと、
前部側面と後部側面とを有し前記前部側面は張り出す口縁を含むスロットと、を含む、
バネ仕掛けのスライダーと、を含む、
ハンドルと、
湿式剃毛かみそりアタッチメントであって、
前部端部と後部端部とを有する接続部材であって、
前記前部端部に近接して配置され、前記刈込み器ハウジングの前記少なくとも1つの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部と、
前記後部端部に配置されるフックであって、前記フックはラッチする表面を含み、前記フックは前記バネ仕掛けのスライダーの前記スロットに解除可能に取り付けられ、前記ラッチする表面は前記スロットの前記前部側面上の張り出す口縁に対して付勢されるフックと、を含む、
接続部材と、
前記接続部材の前記前部端部に取り付けられるかみそりカートリッジと、を含む、
湿式剃毛かみそりアタッチメントと、
を備えた、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置。
【請求項8】
前記接続部材が前記ハンドルと緊合する関係に引き寄せるように、及び前記装置を下げることで生じる過度の力の下で前記接続部材が係脱され得るように、前記ラッチする表面と前記フックとは角度を有する、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記フックは、通常使用中に前記接続部材の動きを制限するリブを含む、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記フック上の前記バネ仕掛けのスライダーと前記接続部材のラッチする肩部とによって生じる力が取り付け中に可聴クリックを生成する、請求項7に記載の装置。
【請求項11】
前記湿式剃毛かみそりアタッチメントは、前記かみそりカートリッジを前記接続部材から着脱させる排除機構をさらに備えた、請求項7に記載の装置。
【請求項12】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置であって、
上端部と下端部とを有するハンドルであって、
前記上端部に隣接して配置される電動刈込み刃と、
前記上端部に隣接して配置され、前記電動刈込み刃に近接して配置される少なくとも1つの張り出す縁部を有する刈込み器ハウジングと、
前記上端部に近接して前記ハンドルに配置されるスロットであって、前部側面と後部側面とを有し、前記前部側面は張り出す口縁を含むスロットと、を含む、
ハンドルと、
湿式剃毛かみそりアタッチメントであって、
前部端部と弾性のある可撓性後部端部とを有する接続部材であって、
前記前部端部に近接して配置され、前記刈込み器ハウジングの前記少なくとも1つの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部と、
前記弾性のある可撓性後部端部に配置されるフックであって、前記フックはラッチする表面を含み、前記フックは前記ハンドルの後側の前記スロットに解除可能に取り付けられ、前記ラッチする表面は前記弾性のある可撓性後部端部によって前記スロットの前記前部側面上の前記張り出す口縁に対して付勢されるフックと、を含む、
接続部材と、
前記接続部材の前記前部端部に取り付けられるかみそりカートリッジと、を含む、
湿式剃毛かみそりアタッチメントと、
を備えた、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置。
【請求項13】
前記弾性のある可撓性後部端部は成形弾性要素を含む、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記接続部材は硬質プラスチックを含み、前記後部端部は、前記後部端部を前記接続部材の前記前部端部に接続する硬質プラスチックの一体化したストリップを形成し、弾性のある可撓性後部端部をもたらす、前記接続部材の対向する両側の不連続のスロットによって前記前部端部から部分的に分離される、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の湿式剃毛かみそりアタッチメントであって、
前部端部と後部端部とを有する接続部材であって、
前記前部端部に近接して配置され、前記剃毛及び刈込みを組み合わせた装置に解除可能に取り付けられる張り出す肩部と、
前記後部端部に配置される少なくとも1つのフックであって、前記フックは前記剃毛及び刈込みを組み合わせた装置に解除可能に取り付けられるフックと、を含む、
接続部材と、
前記接続部材の前記前部端部に取り付けられるかみそりカートリッジと、
を備えた、湿式剃毛かみそりアタッチメント。
【請求項1】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置であって、
上端部と下端部とを有するハンドルであって、
前記上端部に隣接して配置される電動刈込み刃と、
前記上端部に隣接して配置され、前記電動刈込み刃に近接して配置される少なくとも1つの張り出す縁部を有する刈込み器ハウジングと、
前記上端部に近接して前記ハンドルに配置されるスロットであって、前部側面と後部側面とを有し、前記前部側面は張り出す口縁を含むスロットと、を含む、
ハンドルと、
湿式剃毛かみそりアタッチメントであって、
前部端部と後部端部とを有する接続部材であって、
前記前部端部に近接して配置され、前記刈込み器ハウジングの前記少なくとも1つの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部と、
前記後部端部に配置される少なくとも1つのフックであって、前記フックはラッチする表面を含み、前記フックは前記ハンドルの前記スロットに解除可能に取り付けられ、前記ラッチする表面は前記スロットの前記前部側面上の前記張り出す口縁に対して付勢される少なくとも1つのフックと、を含む、
接続部材と、
前記接続部材の前記前部端部に取り付けられるかみそりカートリッジと、を含む、
湿式剃毛かみそりアタッチメントと、
を備えた、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置。
【請求項2】
前記接続部材が前記ハンドルと緊合する関係に引き寄せるように、及び前記装置を下げることで生じる過度の力の下で前記接続部材が係脱され得るように、前記ラッチする表面と前記フックとは角度を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記フックは、通常使用中に前記接続部材の動きを制限するリブを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記接続部材の前記フックを前記スロットの前記前部側面上の前記張り出す口縁に取り付けている間、可聴クリックが生成される、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
2つの張り出す縁部が前記電動刈込み刃の両側に前記刈込み器ハウジングに配置される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記湿式剃毛かみそりアタッチメントが取り外されたとき、前記刈込み器ハウジングの前記張り出す縁部に解除可能に取り付けられる少なくとも1つの刈込み用櫛をさらに備えた、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置であって、
上端部と下端部とを有するハンドルであって、
前記上端部に隣接して配置される電動刈込み刃と、
前記上端部に隣接して配置され、前記電動刈込み刃に近接して配置される少なくとも1つの張り出す縁部を有する刈込み器ハウジングと、
前記上端部に近接するバネ仕掛けのスライダーであって、
前記スライダーの直線的な動きを前部方向及び後部方向に偏倚するバネと、
前部側面と後部側面とを有し前記前部側面は張り出す口縁を含むスロットと、を含む、
バネ仕掛けのスライダーと、を含む、
ハンドルと、
湿式剃毛かみそりアタッチメントであって、
前部端部と後部端部とを有する接続部材であって、
前記前部端部に近接して配置され、前記刈込み器ハウジングの前記少なくとも1つの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部と、
前記後部端部に配置されるフックであって、前記フックはラッチする表面を含み、前記フックは前記バネ仕掛けのスライダーの前記スロットに解除可能に取り付けられ、前記ラッチする表面は前記スロットの前記前部側面上の張り出す口縁に対して付勢されるフックと、を含む、
接続部材と、
前記接続部材の前記前部端部に取り付けられるかみそりカートリッジと、を含む、
湿式剃毛かみそりアタッチメントと、
を備えた、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置。
【請求項8】
前記接続部材が前記ハンドルと緊合する関係に引き寄せるように、及び前記装置を下げることで生じる過度の力の下で前記接続部材が係脱され得るように、前記ラッチする表面と前記フックとは角度を有する、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記フックは、通常使用中に前記接続部材の動きを制限するリブを含む、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記フック上の前記バネ仕掛けのスライダーと前記接続部材のラッチする肩部とによって生じる力が取り付け中に可聴クリックを生成する、請求項7に記載の装置。
【請求項11】
前記湿式剃毛かみそりアタッチメントは、前記かみそりカートリッジを前記接続部材から着脱させる排除機構をさらに備えた、請求項7に記載の装置。
【請求項12】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置であって、
上端部と下端部とを有するハンドルであって、
前記上端部に隣接して配置される電動刈込み刃と、
前記上端部に隣接して配置され、前記電動刈込み刃に近接して配置される少なくとも1つの張り出す縁部を有する刈込み器ハウジングと、
前記上端部に近接して前記ハンドルに配置されるスロットであって、前部側面と後部側面とを有し、前記前部側面は張り出す口縁を含むスロットと、を含む、
ハンドルと、
湿式剃毛かみそりアタッチメントであって、
前部端部と弾性のある可撓性後部端部とを有する接続部材であって、
前記前部端部に近接して配置され、前記刈込み器ハウジングの前記少なくとも1つの張り出す縁部に解除可能に取り付けられる張り出す肩部と、
前記弾性のある可撓性後部端部に配置されるフックであって、前記フックはラッチする表面を含み、前記フックは前記ハンドルの後側の前記スロットに解除可能に取り付けられ、前記ラッチする表面は前記弾性のある可撓性後部端部によって前記スロットの前記前部側面上の前記張り出す口縁に対して付勢されるフックと、を含む、
接続部材と、
前記接続部材の前記前部端部に取り付けられるかみそりカートリッジと、を含む、
湿式剃毛かみそりアタッチメントと、
を備えた、剃毛及び刈込みを組み合わせた装置。
【請求項13】
前記弾性のある可撓性後部端部は成形弾性要素を含む、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記接続部材は硬質プラスチックを含み、前記後部端部は、前記後部端部を前記接続部材の前記前部端部に接続する硬質プラスチックの一体化したストリップを形成し、弾性のある可撓性後部端部をもたらす、前記接続部材の対向する両側の不連続のスロットによって前記前部端部から部分的に分離される、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
剃毛及び刈込みを組み合わせた装置の湿式剃毛かみそりアタッチメントであって、
前部端部と後部端部とを有する接続部材であって、
前記前部端部に近接して配置され、前記剃毛及び刈込みを組み合わせた装置に解除可能に取り付けられる張り出す肩部と、
前記後部端部に配置される少なくとも1つのフックであって、前記フックは前記剃毛及び刈込みを組み合わせた装置に解除可能に取り付けられるフックと、を含む、
接続部材と、
前記接続部材の前記前部端部に取り付けられるかみそりカートリッジと、
を備えた、湿式剃毛かみそりアタッチメント。
【図1a】
【図1b】
【図1c】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図7a】
【図7b】
【図7c】
【図7d】
【図8a】
【図8b】
【図9】
【図1b】
【図1c】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図5】
【図6a】
【図6b】
【図7a】
【図7b】
【図7c】
【図7d】
【図8a】
【図8b】
【図9】
【公表番号】特表2013−521072(P2013−521072A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556289(P2012−556289)
【出願日】平成23年3月8日(2011.3.8)
【国際出願番号】PCT/US2011/027563
【国際公開番号】WO2011/112592
【国際公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(593093249)ザ ジレット カンパニー (349)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月8日(2011.3.8)
【国際出願番号】PCT/US2011/027563
【国際公開番号】WO2011/112592
【国際公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(593093249)ザ ジレット カンパニー (349)
【Fターム(参考)】
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