説明

前立腺癌バイオマーカーを検出するための方法およびキット

本願明細書は、新規の自己抗体バイオマーカー、ならびに前立腺癌の自己抗体バイオマーカーを検出するためのパネル、ならびに前立腺癌を有していると疑われる個体の血清中のこれらバイオマーカーを検出するための方法およびキットを提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)自己抗体捕捉分子が表1もしくは表11aの自己抗体捕捉分子、または表1もしくは表11aの抗原に対する標的抗体である、2種以上の自己抗体捕捉分子と、個体由来の試料を接触させる段階と、
(b)該自己抗体捕捉分子への該試料中の抗体もしくは抗体含有複合体の結合を検出して、それにより該個体中の自己抗体を検出する段階と
を含む、前立腺癌を有していると疑われる該個体中の自己抗体を検出する方法。
【請求項2】
前記自己抗体捕捉分子が、表2の自己抗体捕捉分子、または表2の抗原に対する標的抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記自己抗体捕捉分子が、表3の自己抗体捕捉分子、または表3の抗原に対する標的抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記自己抗体捕捉分子が、表4の自己抗体捕捉分子、または表4の抗原に対する標的抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記自己抗体捕捉分子が、表10の自己抗体捕捉分子、または表10の抗原に対する標的抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記自己抗体捕捉分子が、KDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、PTEN、CCNB1、AMACR、TP53、MUC1、KLK3、BIRC5、ならびにKDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、PTEN、CCNB1、AMACR、TP53、MUC1、KLK3、およびBIRC5に対する標的抗体からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記自己抗体捕捉分子がKDRまたはPIM−1を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
表5、表6、表7、表8、または表9の自己抗体検出セットと、前記個体由来の試料を接触させる段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
自己抗体捕捉分子が表1もしくは表11aの自己抗体捕捉分子、または表1もしくは表11aの抗原に対する標的抗体である、10種以上の自己抗体捕捉分子と、前記個体由来の試料を接触させる段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
自己抗体捕捉分子が表1もしくは表11aの自己抗体捕捉分子、または表1もしくは表11aの抗原に対する標的抗体である、15種以上の自己抗体捕捉分子と、前記個体由来の試料を接触させる段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記自己抗体捕捉分子が固体支持体に固定されている検出段階を、イムノアッセイ法によって実施する、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記試験試料が血液またはその画分である、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記試験試料中の抗体または抗体含有複合体への前記自己抗体捕捉分子の結合を、前立腺癌の診断と相関させる段階
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記試験試料中の抗体または抗体含有複合体への前記自己抗体捕捉分子の結合により、前記個体中の前立腺癌とBPHとが区別される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記試験試料中の抗体または抗体含有複合体への前記自己抗体捕捉分子の結合により、高悪性前立腺癌と低悪性前立腺癌とが区別される、請求項に記載の方法。
【請求項16】
(a)自己抗体捕捉分子がKDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、PTEN、ならびにKDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、およびPTENに対する標的抗体からなる群から選択される、1つ以上の自己抗体捕捉分子と、個体由来の試料を接触させる段階と、
(b)1つ以上の該自己抗体捕捉分子への該試料中の抗体もしくは抗体含有複合体の結合を検出して、それにより該個体中の自己抗体を検出する段階と
を含む、前立腺癌を有していると疑われる個体中の自己抗体を検出する方法。
【請求項17】
前記の1つ以上の自己抗体捕捉分子が、KDRまたはPIM−1を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
バイオマーカー検出パネルが、2種以上の自己抗体捕捉分子を含み、
該抗体捕捉分子が、表1もしくは表11aの自己抗体捕捉分子、または表1もしくは表11aの抗原に対する標的抗体である、
前立腺癌を診断、予測、モニター、検出または病期決定するためのバイオマーカー検出パネル。
【請求項19】
前記自己抗体捕捉分子が、表2の自己抗体捕捉分子、または表2の抗原に対する標的抗体である、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項20】
前記自己抗体捕捉分子が、表3の自己抗体捕捉分子、または表3の抗原に対する標的抗体である、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項21】
前記自己抗体捕捉分子が、表10の自己抗体捕捉分子、または表10の抗原に対する標的抗体である、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項22】
前記自己抗体捕捉分子が、KDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、PTEN、CCNB1、AMACR、TP53、MUC1、KLK3、BIRC5、ならびにKDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、PTEN、CCNB1、AMACR、TP53、MUC1、KLK3、およびBIRC5に対する標的抗体からなる群から選択される、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項23】
前記自己抗体捕捉分子がKDRまたはPIM−1を含む、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項24】
前記自己抗体捕捉分子が固体支持体上に固定されている、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項25】
表5、表6、表7、表8、または表9の少なくとも1種のバイオマーカー検出セットを含む、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項26】
自己抗体捕捉分子が表1もしくは表11aの自己抗体捕捉分子、または表1もしくは表11aの抗原に対する標的抗体である、10種以上の自己抗体捕捉分子
を含む、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項27】
自己抗体捕捉分子が表1もしくは表11aの自己抗体捕捉分子、または表1もしくは表11aの抗原に対する標的抗体である、15種以上の自己抗体捕捉分子
を含む、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項28】
前記バイオマーカー検出パネルが、前立腺癌の存在とBPHの存在を区別するための0.780以上のAUC/ROC値を有する、請求項18に記載の検出パネル。
【請求項29】
KDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、PTEN、抗体によって認識可能なエピトープを含むこれらの断片、ならびにKDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、およびPTENに対する標的抗体からなる群から選択される自己抗体捕捉分子
を含む、前立腺癌を診断、予測、モニター、検出または病期決定するためのバイオマーカー検出パネル。
【請求項30】
KDR、抗体によって認識可能なエピトープを含むKDRの断片、PIM−1、または抗体によって認識可能なエピトープを含むPIM−1の断片
を含む、請求項29に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項31】
(a)表2のタンパク質または表2のタンパク質に対する抗体である自己抗体捕捉分子と、個体由来の試料を接触させる段階と、
(b)該自己抗体捕捉分子への該試料中の抗体もしくは抗体含有複合体の結合を検出して、それにより該個体中の自己抗体を検出する段階と
を含む、個体中の自己抗体を検出するための方法。
【請求項32】
さらなる抗体捕捉分子が表1の抗体、表1のタンパク質、または表1のタンパク質に対する抗体である、表1の1つ以上のさらなる自己抗体捕捉分子と、前記試料を接触させる段階と、
該試験試料中の1つ以上の抗体または抗体含有複合体への、1つ以上のさらなる該自己抗体捕捉分子の結合を検出する段階と
をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
さらなる抗体捕捉分子が表3の抗体、表3のタンパク質、または表3のタンパク質に対する抗体である、表3の1つ以上のさらなる自己抗体捕捉分子と、前記試料を接触させる段階と、
該試験試料中の1つ以上の抗体への1つ以上のさらなる該自己抗体捕捉分子の結合を検出する段階と
をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
さらなる抗体捕捉分子が表10の抗体、表10のタンパク質、または表10のタンパク質に対する抗体である、表10の1つ以上のさらなる自己抗体捕捉分子と、前記試料を接触させる段階と、
該試験試料中の1つ以上の抗体への1つ以上のさらなる該自己抗体捕捉分子の結合を検出する段階と
をさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記自己抗体捕捉分子が、HEYL、MLH1、BDKRB2、PTGER3、RPL30、ZWINT、BIRC5、TOP2A、AZGP1、CLDN3、MAD1L1、PRSS8、PSAP、PSMAB4、QSCN6、RPS6KA1、SPRR1B、EIF3S3、CCNA1、RNF14、CD151、NCAM2、ETS2、MICB、NUCB1、COVA1、RASSF1、STEAP、NRP1、SH3GLB1、RDH11、BCLG、CCNB1、CCND1、もしくはEIF4G1、またはHEYL、MLH1、BDKRB2、PTGER3、RPL30、ZWINT、BIRC5、TOP2A、AZGP1、CLDN3、MAD1L1、PRSS8、PSAP、PSMAB4、QSCN6、RPS6KA1、SPRR1B、EIF3S3、CCNA1、RNF14、CD151、NCAM2、ETS2、MICB、NUCB1、COVA1、RASSF1、STEAP、NRP1、SH3GLB1、RDH11、BCLG、CCNB1、CCND1、もしくはEIF4G1に対する抗体である、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記自己抗体捕捉分子が固体支持体に固定されている検出段階を、イムノアッセイ法を実施することによって実施する、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
前記検出段階が、前記自己抗体捕捉分子に結合した自己抗体への抗ヒトIgG抗体の結合を検出する段階を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記自己抗体捕捉分子が標的抗体である、請求項31に記載の方法。
【請求項39】
前記試料中の前記自己抗体の検出が、前記標的抗体に結合した抗原−自己抗体複合体への抗ヒトIgG抗体の結合を検出する段階を含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記自己抗体捕捉分子が固体支持体に結合されている、請求項31に記載の方法。
【請求項41】
前記試験試料が血液またはその画分である、請求項31に記載の方法。
【請求項42】
前記個体が癌についてスクリーニングされた、請求項31に記載の方法。
【請求項43】
前記個体が前立腺癌についてスクリーニングされた男性である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記個体が前立腺癌の1つ以上の危険因子を有する、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記個体が前立腺癌の1つ以上の指標を有する、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
前記試験試料中の抗体への前記自己抗体捕捉分子の結合を、前立腺癌の診断と相関させる段階
をさらに含む、請求項43から請求項45のいずれか1項に記載の方法。
【請求項47】
(a)バイオマーカーパネルが表1の2種以上の自己抗体捕捉分子を含み、さらなる抗体捕捉分子が表1の抗体、表1のタンパク質、または表1のタンパク質に対する抗体である、バイオマーカーパネルと、個体由来の試験試料を接触させる段階と、
(b)前立腺癌の存在を示す該バイオマーカーパネルに対する該試験試料の免疫反応性のパターンを検出する段階と
を含む、個体中の前立腺癌を診断する方法。
【請求項48】
前記の2種以上の自己抗体捕捉分子の少なくとも1種が、表2のタンパク質または表2のタンパク質に対する抗体である、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記の2種以上の自己抗体捕捉分子の少なくとも1種が、表3の抗体、表3のタンパク質、または表3のタンパク質に対する抗体である、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
前記の2種以上の自己抗体捕捉分子の少なくとも1種が、HEYL、MLH1、BDKRB2、PTGER3、RPL30、ZWINT、BIRC5、TOP2A、AZGP1、CLDN3、MAD1L1、PRSS8、PSAP、PSMAB4、QSCN6、RPS6KA1、SPRR1B、EIF3S3、CCNA1、RNF14、CD151、NCAM2、ETS2、MICB、NUCB1、COVA1、RASSF1、STEAP、NRP1、SH3GLB1、RDH11、BCLG、CCNB1、CCND1、もしくはEIF4G1、またはHEYL、MLH1、BDKRB2、PTGER3、RPL30、ZWINT、BIRC5、TOP2A、AZGP1、CLDN3、MAD1L1、PRSS8、PSAP、PSMAB4、QSCN6、RPS6KA1、SPRR1B、EIF3S3、CCNA1、RNF14、CD151、NCAM2、ETS2、MICB、NUCB1、COVA1、RASSF1、STEAP、NRP1、SH3GLB1、RDH11、BCLG、CCNB1、CCND1、もしくはEIF4G1に対する抗体である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記の2種以上の自己抗体捕捉分子の少なくとも2種が、表3の自己抗体捕捉分子である、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記の2種以上の自己抗体捕捉分子の少なくとも1種が、表10の自己抗体捕捉分子である、請求項47に記載の方法。
【請求項53】
前記バイオマーカー検出パネルが、表5、表6、表7、表8、または表9の少なくとも1種のバイオマーカー検出セットを含む、請求項47に記載の方法。
【請求項54】
前記バイオマーカーパネルが1つ以上の標的抗体を含む、請求項47に記載の方法。
【請求項55】
前記の1つ以上の標的抗体の少なくとも1種が、ACCP、BCL2、CXCR4、PTGER2、IL−6、IL−8、PSA(全体)、またはPSA(遊離)に対する抗体である、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
前記の1つ以上の標的抗体の少なくとも1種が、CXCR4またはIL−6に対する抗体である、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記バイオマーカー検出パネルの前記自己抗体捕捉分子が固体支持体に結合されている、請求項47に記載の方法。
【請求項58】
前記固体支持体がタンパク質アレイである、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
検出段階がイムノアッセイ法を用いる、請求項47に記載の方法。
【請求項60】
検出段階がイムノアッセイ法を用いる、請求項54に記載の方法。
【請求項61】
検出段階が、標的抗原への前記試料の第1の自己抗体の結合を検出する段階と、抗ヒトIgG抗体を使用して標的抗体への該試料の第2の自己抗体の結合を検出する段階とによるものである、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記試験試料が血液またはその画分を含む、請求項47に記載の方法。
【請求項63】
前記試験試料の免疫反応性を、前記個体から後で得られた第2の試験試料の免疫反応性と比較する段階
をさらに含む、請求項47に記載の方法。
【請求項64】
前記個体が前立腺癌について治療された後に、前記第2の試験試料が該個体から入手された、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記の免疫反応性の検出されたパターンにより、前記個体中の前立腺癌とBPHとが区別される、請求項47に記載の方法。
【請求項66】
前記バイオマーカーパネルが、前立腺癌の存在とBPHの存在を区別するための0.780以上のAUC/ROC値を有する、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記個体が年齢50歳以上の男性である、請求項47に記載の方法。
【請求項68】
前記個体に対して経時的に繰返される、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
(a)表11の2種以上の自己抗体捕捉分子、表11のタンパク質、または表1のタンパク質に対する抗体を含むバイオマーカーパネルと、個体由来の試験試料を接触させる段階と、
(b)前立腺癌の存在を示す該バイオマーカーパネルに対する該試験試料の免疫反応性のパターンを検出する段階と
を含む、個体中の前立腺癌を診断する方法。
【請求項70】
前記バイオマーカー検出パネルの前記自己抗体捕捉分子が、固体支持体に結合されている、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記固体支持体がタンパク質アレイである、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
検出段階がイムノアッセイ法を用いる、請求項69に記載の方法。
【請求項73】
前記試験試料が血液またはその画分を含む、請求項69に記載の方法。
【請求項74】
前記試験試料の免疫反応性を、前記個体から後で得られた第2の試験試料の免疫反応性と比較する段階
をさらに含む、請求項69に記載の方法。
【請求項75】
前記個体が前立腺癌について治療された後に、前記第2の試験試料が該個体から入手された、請求項69に記載の方法。
【請求項76】
前記の免疫反応性の検出されたパターンにより、前記個体中の前立腺癌とBPHとが区別される、請求項69に記載の方法。
【請求項77】
前記の免疫反応性の検出されたパターンにより、高悪性前立腺癌と低悪性前立腺癌とが区別される、請求項69に記載の方法。
【請求項78】
前記個体が年齢50歳以上の男性である、請求項69に記載の方法。
【請求項79】
前記個体に対して経時的に繰り返される、請求項69に記載の方法。
【請求項80】
表11の2種以上の自己抗体捕捉分子を含む、前立腺癌を診断、予測、モニター、または病期決定するためのバイオマーカー検出パネル。
【請求項81】
バイオマーカー検出パネルが、表1の2種以上の自己抗体捕捉分子を含み、
該抗体捕捉分子が、表1の抗体、表1のタンパク質、もしくは表1のタンパク質に対する抗体である、
前立腺癌を診断、予測、モニター、検出または病期決定するためのバイオマーカー検出パネル。
【請求項82】
表1の前記の2種以上の自己抗体捕捉分子の少なくとも1種が、表2のタンパク質または表2のタンパク質に対する抗体である、請求項81に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項83】
表1の前記の2種以上の自己抗体捕捉分子の少なくとも1種が、表3の抗体、表3のタンパク質、または表3のタンパク質に対する抗体である、請求項81に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項84】
表3の少なくとも2種の抗体捕捉分子を含む、請求項83に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項85】
表1の前記の2種以上の自己抗体捕捉分子の少なくとも1種が、表10の自己抗体捕捉分子である、請求項81に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項86】
表5、表6、表7、表8、または表9の少なくとも1種のバイオマーカー検出セットを含む、請求項81に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項87】
少なくとも1種の標的抗原および少なくとも1種の標的抗体を含む、請求項81から請求項86のいずれか1項に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項88】
少なくとも1種の標的抗体が、ACCP、BCL2、PSA(全体)、PSA(遊離)、CXCR4、PTGER2、IL−6、またはIL−8に対する抗体である、請求項87に記載のバイオマーカー検出パネル試験パネル。
【請求項89】
少なくとも1種の標的抗体がCXCR4またはIL−6に対する抗体である、請求項88に記載のバイオマーカー検出パネル試験パネル。
【請求項90】
前記バイオマーカー検出パネルの前記自己抗体捕捉分子が少なくとも1種の固体支持体に結合されている、請求項80から請求項89のいずれか1項に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項91】
前記固体支持体がビーズ、ウェル、または皿である、請求項90に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項92】
前記自己抗体捕捉分子が1つ以上のフィルター、膜、シート、スライド、またはチップに結合されている、請求項91に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項93】
前記自己抗体捕捉分子が、アドレス指定可能なアレイ中の前記固体支持体に結合されている、請求項92に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項94】
アドレス指定可能なアレイが高密度タンパク質アレイである、請求項93に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項95】
前記アレイに結合されている前記タンパク質の少なくとも50%が、表11のタンパク質または表11のタンパク質に対する抗体である、請求項93に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項96】
前記アレイに結合されている前記タンパク質の少なくとも50%が、表1の抗体、表1のタンパク質、または表1のタンパク質に対する抗体である、請求項93に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項97】
前記アレイに結合されている前記タンパク質の少なくとも50%が、表3の抗体、表3のタンパク質、または表3のタンパク質に対する抗体である、請求項93に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項98】
請求項81から請求項97のいずれか1項に記載のバイオマーカー検出パネルのいずれかを含む、キット。
【請求項99】
少なくとも1種の抗種特異的抗体をさらに含む、請求項98に記載のキット。
【請求項100】
前記抗種特異的抗体が抗ヒトIgGである、請求項99に記載のキット。
【請求項101】
(a)自己抗体捕捉分子が表3の標的抗原、表3の標的抗体、または表3の標的抗原に対する抗体を含む、本発明の1つ以上の自己抗体捕捉分子と、個体由来の試験試料を接触させる段階と、
(b)1つ以上の該自己抗体捕捉分子の少なくとも1種への該試料中の1つ以上の抗体の結合を検出して、それにより該試料中の1つ以上の該標的抗体の存在を検出する段階と
を含む、前立腺癌を有していると疑われる個体の試験試料中の1種以上の標的抗体を検出する方法。
【請求項102】
前記の1つ以上の標的抗原が固体支持体に固定されている、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記試験試料を、HEYL、MLH1、PTEN、BDKRB2、BCL2、PTGER3、RPL30、ZWINT、ERBB2、BIRC5、TOP2A、ACPP、AZGP1、CLDN3、HSPB1、CAV3、HSPD1、KDR、MAD1L1、PRSS8、PSAP、PSMB4、QSCN6、RPS6KA1、SPRR1B、TRA1、HMGA2、EIF3S3、CCNA1、RNF14、CD151、NCAM2、EGFR、ETS2、HSPA1A、MICB、CD164、NUCB1、COVA1、IMP−3、STIP1、RASSF1、STEAP、NRP1、SH3GLB1、RDH11、XLKD1、BCLG、CCNB1、CCND1、PCNA、およびEIF4G1のうちの1つ以上と、またはHEYL、MLH1、PTEN、BDKRB2、BCL2、PTGER3、RPL30、ZWINT、ERBB2、BIRC5、TOP2A、ACPP、AZGP1、CLDN3、HSPB1、CAV3、HSPD1、KDR、MAD1L1、PRSS8、PSAP、PSMB4、QSCN6、RPS6KA1、SPRR1B、TRA1、HMGA2、EIF3S3、CCNA1、RNF14、CD151、NCAM2、EGFR、ETS2、HSPA1A、MICB、CD164、NUCB1、COVA1、IMP−3、STIP1、RASSF1、STEAP、NRP1、SH3GLB1、RDH11、XLKD1、BCLG、CCNB1、CCND1、PCNA、およびEIF4G1のうちの1つ以上に対する抗体と接触させる、請求項101に記載の方法。
【請求項104】
前記試験試料を、HEYL、BDKRB2、PTGER3、ZWINT、TOP2A、PSAP、RPS6KA1、SPRR1B、HMGA2、CCNA1、RNF14、NCAM2、ETS2、CD164、COVA1、RASSF1、SH3GLB1、XLKD1、CCNB1、PCNA、ERBB2、およびEIF4G1のうちの1つ以上と、またはHEYL、BDKRB2、PTGER3、ZWINT、TOP2A、PSAP、RPS6KA1、SPRR1B、HMGA2、CCNA1、RNF14、NCAM2、ETS2、CD164、COVA1、RASSF1、SH3GLB1、XLKD1、CCNB1、PCNA、ERBB2、およびEIF4G1のうちの1つ以上に対する抗体と接触させる、請求項101に記載の方法。
【請求項105】
前記試験試料を、HEYL、PTGER3、ZWINT、SPRR1B、SH3GLB1、RPL30、PSMB4、MICIB、IMP−3、およびCCNB1のうちの1つ以上と、またはHEYL、PTGER3、ZWINT、SPRR1B、SH3GLB1、RPL30、PSMB4、MICIB、IMP−3、およびCCNB1のうちの1つ以上に対する抗体と接触させる、請求項101に記載の方法。
【請求項106】
前記試験試料を、HEYL、PTGER3、ZWINT、SPRR1B、SH3GLB1、およびCCNB1のうちの1つ以上と、またはHEYL、PTGER3、ZWINT、SPRR1B、SH3GLB1、およびCCNB1のうちの1つ以上に対する抗体と接触させる、請求項101に記載の方法。
【請求項107】
(a)KDR、PIM−1、LGALS8、GDF15、RPL23、RPL30、SFRP4、QSCN6、NCAM2、HOXB13、SH3GLB1、CLDN3、CLDN4、およびPTEN、抗体によって認識可能なエピトープを含むこれらの断片に対する1つ以上の標的抗体と、
(b)前立腺癌を有していると疑われる個体由来の試料と
を含む、前立腺癌を診断、予測、モニター、検出または病期決定するためのバイオマーカー検出パネル。
【請求項108】
前記試料が血清試料である、請求項107に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項109】
前記試料が前立腺組織試料である、請求項107に記載のバイオマーカー検出パネル。
【請求項110】
KDRの自己抗体結合エピトープを含む第1のバイオマーカーと、
PIM−1の自己抗体結合エピトープを含む第2のバイオマーカーと
を含む、請求項29に記載のバイオマーカー検出パネル。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−509598(P2010−509598A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536543(P2009−536543)
【出願日】平成19年11月13日(2007.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2007/084585
【国際公開番号】WO2008/061104
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(502221282)ライフ テクノロジーズ コーポレーション (113)