説明

包装方法及び包装体

【課題】 製品本体を箱に詰めた後、あるいは製品本体を直接ビニールシートで覆って出荷する場合、製品に関する説明を記載する面積に限りがあり、充分な情報を顧客に提示できないことがあった。
【解決手段】 熱収縮性シート21の一側を一面側に所要幅Lにわたって折曲してポケット形成部22を形成し、ポケット形成部22とは反対面側のシート21上に被包装物2をおいてシート21によりくるみ、くるんだシート21の周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは周縁を加熱して溶着した後切断して被包装物2をシート21で覆い、覆ったシート21を加熱して熱収縮させ、ポケット形成部22によりポケット22aが形成されるように被包装物2を包装する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被包装物を熱収縮性シートを用いて包装する包装方法及びそのようにして包装された包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータソフトウエア製品は、一般に、ソフトウェアがCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )やフレキシブル・ディスク等の記録媒体に書き込まれ、使用方法を解説したマニュアル本と共に箱に詰められて出荷されている。ここで、記憶媒体とマニュアル本とが詰められた箱(ソフトウェアパッケージ)は、通常は汚れ防止等のために外側にビニールシートの覆いをかけられた状態で出荷され、店頭に並べられて販売される。
【0003】ところで、ソフトウェア製品を求める顧客にとり、購入前にそのソフトウェアを試用したり閲覧することができない場合が多いのが現状である。そこで、箱の表面には、梱包されたソフトウェアの機能や特徴等を記載しておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ソフトウェアの機能や特徴について箱の表面に記載できる面積には限りがある。このため、顧客に必要な情報を充分に記載することができない場合が多く、購入を判断する際に不便であった。
【0005】このような問題は、ソフトウェア製品のパッケージに限らず、他の製品においても存在した。例えば、玩具、台所用品、音楽CD製品、ビデオテープ製品、書籍、あるいは各種日用品のように、製品本体に関する説明や販売等に関する情報を、包装された状態で顧客に提示する際に、情報を記載できる面積に限度があり、不十分な情報しか提供できない場合があった。このことは、製品本体を箱に詰めた後にビニールシートで覆った場合のみならず、製品本体を直接ビニールシートで覆った場合にも同様であった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、顧客が購入の際に必要と思われる情報を充分に提示することが可能な包装方法及び包装体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の包装方法は、熱収縮性シートの一側を一面側に所要幅にわたって折曲してポケット形成部を形成する工程と、前記ポケット形成部とは反対面側の前記熱収縮性シート上に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるむ工程と、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を前記熱収縮性シートで覆う工程と、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装する工程とを備えることを特徴とする。
【0008】前記ポケット形成部を形成する工程では、さらに、前記ポケット形成部の端縁を内側に折り返してポケット開口縁形成部を形成する工程を含んでもよい。
【0009】ここで、一側が一面側に所要幅にわたって折曲されて予めポケット形成部が形成された前記熱収縮性シートを用いてもよい。
【0010】あるいは、一面側に所要の深さを持つポケット形成部が形成された筒状の前記熱収縮性シートを用いてもよい。
【0011】あるいはさらに、一面側に所要の深さを持つポケット形成部が形成された筒状の熱収縮性シートであって、一方の側面が開口し他方の側面が閉じられたものを用いてもよい。
【0012】本発明の包装体は、熱収縮性シートの一側を一面側に所要幅にわたって折曲してポケット形成部とし、前記ポケット形成部とは反対面側の前記熱収縮性シート上に前記被包装物をおいてくるみ、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装するようにしてなることを特徴としている。
【0013】ここで、一側が一面側に所要幅にわたって折曲されて予めポケット形成部が形成された熱収縮性シートを用いて包装された包装体であってもよく、あるいは、一面側に所要の深さを持つポケット形成部が形成された筒状の前記熱収縮性シートを用いて包装されたものであってもよい。あるいはさらに、一面側に所要の深さを持つポケット形成部が形成された筒状の熱収縮性シートであって、一方の側面が開口し他方の側面が閉じられたものを用いて包装されたものであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。第1の実施の形態による包装方法及びその方法により包装された包装体について、図1を用いて述べる。図1(a)に示されたように、熱収縮性シート21を広げる。次に、図1(b)に示されたように、熱収縮性シート21の一側を、所用の幅Lにわたって折り曲げる。これにより、包装後にポケットを形成するポケット形成部22が形成される。
【0015】さらに、図1(b)のように折り曲げた端縁25をさらに内側に折り返して、ポケット形成部22の開口縁を形成するポケット開口縁形成部23を形成する。
【0016】図1(c)のように、ポケット形成部22とは反対面側の熱収縮性シート21上に、被包装物2を載置する。ここで、被包装物2は、例えば上述したようなソフトウェアが書き込まれた記録媒体とマニュアル本とが入った箱であったり、玩具、台所用品、音楽CD製品、ビデオテープ製品、書籍、あるいは各種日用品等の製品本体が入った箱であったり、あるいはこれらの製品本体であってもよい。このような被包装物2を熱収縮性シート21上に載置した後、ポケット形成部22が外側にくるように、シート21を折り曲げて被包装物2をくるむ。
【0017】図1(d)のように、被包装物2を覆う熱収縮性シート21の周縁部24を加熱する。この加熱により、周縁部24は溶着されると共に、周囲の熱収縮性シート21から切断される。この加熱には、例えば図1(g)に示されるような側面12〜14を持ち、コの字型の断面形状を有する鏝を用いてもよい。あるいは、周縁部24を加熱して溶着した後、切断用の器具を用いて切断してもよい。これにより、被包装物2は周縁部24が溶着された袋状の熱収縮性シート21で、間に空気が含まれた状態で覆われる。
【0018】この後、被包装物2全体をオーブン等の加熱室に入れて所定の温度に加熱する。これにより、図1(e)に示されるように熱収縮シートが収縮し、覆い(一般に、シュリンクという)25で被包装物2がほぼぴったりと覆われた状態となる。この覆い27には、ポケット形成部22により形成されたポケット22aが設けられ、さらにそのポケット22aの端縁にはポケット開口縁形成部23により形成されたポケット開口縁23aが設けられている。このため、図1(f)のように、ポケット22aの内部に、製品の説明等が記載された小冊子26を入れることが可能になる。ここで、ポケット22aの深さは、図1(b)に示された工程において折り曲げる所要長さLを変えることで、所望の深さに設定することができる。
【0019】このように、本実施の形態では、製品本体、あるいは製品本体が箱に詰められた被包装物をシートで覆う場合に、簡便かつ安価な手法により、外側にポケットが形成されるように包装する点、あるいはそのような手法によりポケットが形成された包装体である点に特徴がある。
【0020】小冊子26を覆い25に挿入することで、被包装物2の表面に記載し切れなかった情報を記載することが可能である。このため、顧客は購入を判断する際に小冊子26を参照して製品の機能や特徴を知ることができ、その結果として販売量が増加することが期待される。
【0021】上記第1の実施の形態によれば、加工を行っていない通常のシート21を折り曲げて包装を行っている。これに対し、本発明の第2の実施の形態では、図2に示されたように、予め折り曲げ加工済みの熱収縮性シート31を用いている点で、第1の実施の形態と相違する。即ち、図1(a)及び(b)に示されるような手順で、予めポケット形成部32とポケット開口縁形成部33とが形成された熱収縮性シート31を用いる。このようなシート31を用いる場合にも、上記第1の実施の形態と同様に、図1(c)〜(e)のような手順で被包装物2を包装することができ、図1(e)に示されるような包装体を得ることができる。
【0022】次に、本発明の第3の実施の形態による包装方法及び包装体について、図3を用いて説明する。上記第1、第2の実施の形態では、シート21、31を折り曲げて被包装物2をくるむようにして包装する。これに対し、第3の実施の形態では予め筒状に加工された熱収縮性シート41を用いる点に特徴がある。図3(a)に示されるように、一方の側面と他方の側面とが重なりあってポケット形成部42が形成されるようにし、さらにポケット形成部42の開口縁にはポケット開口縁形成部43が形成されるように端縁を内側に折り曲げる。そして、ポケット形成部42の底面部44を接着剤等により接着し、筒状とする。
【0023】図3(b)に示されるように、加工された熱収縮性シート41の内側に被包装物2を入れる。図3(c)のように、被包装物2を覆う熱収縮性シート41の周縁のうち左右両側の端縁45及び46を加熱して溶着すると共に切断する。この加熱には、図3(d)に示されるような両側面が折り曲げられてコの字型の断面形状を鏝51を用いてもよい。あるいは、端縁45及び46を加熱して溶着した後、切断してもよい。
【0024】この後、被包装物2を覆っている熱収縮性シート41を加熱して収縮させ、図3(d)に示されるようなポケット42aとポケット開口縁43aとを有する覆い47とする。上記第1、第2の実施の形態では、ポケットは被包装物2の周囲を囲むように形成される。これに対し、本実施の形態ではポケット42aは一方の面と両側面に形成され、他方の面にはほとんど形成されない。
【0025】本発明の第4の実施の形態について、図4を参照して説明する。上記第3の実施の形態では、予め筒状に加工された熱収縮性シート41を用いて包装を行う。これに対し第3の実施の形態では、図4(a)に示されたように、予め筒状に加工され、さらに開口している左右両側の端縁のうちの一方の端縁66が接着剤等により接着されている熱収縮性シート61を用いる点に特徴がある。
【0026】図4(b)に示されたように、熱収縮性シート61の内側に被包装物2を入れる。図4(c)のように、開口している端縁65を閉じるように加熱して、この部分を溶着すると共に切断する。あるいは、端縁65を加熱して溶着し、その後切断してもよい。さらに、全体を加熱して熱収縮性シート61を収縮させ、ポケットとポケット開口縁とを有する覆いとする。
【0027】本発明の第5の実施の形態では、図5(a)に示されたような加工されていない熱収縮性シート71を用いて包装を行う。図5(b)のように熱収縮性シート71の一側を折り曲げて、ポケット形成部72とポケット開口縁形成部73とを形成する。図5(c)のように熱収縮性シート71の内側に被包装物2をおいて、端縁75に沿って加熱し、溶着及び切断を行う。この後、熱収縮性シート71を加熱して収縮させ、図5(d)に示されるような覆い76を形成する。この覆い76に形成されたポケット72a及びポケット開口縁73aは、第3、第4の実施の形態と同様に、被包装物2の一方の面と両側面に形成され、他方の面にはほとんど形成されない。
【0028】上述した実施の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。例えば、上記実施の形態ではいずれも、ポケット形成部の開口縁においてポケット開口縁形成部が設けられている。このようなポケット開口縁形成部が設けられていると、小冊子をポケット内部に挿入することが容易になる。このため、店頭において不特定多数の顧客が手に取って自由に小冊子を抜き取って参照し、再びポケットに挿入することを考慮すると、このようなポケット開口縁形成部を設けることが望ましい。しかし、必ずしもポケット開口縁形成部を設けなくともよい。この場合には、第1の実施の形態を例にとると、図1(b)の工程において、ポケット形成部22の端縁を内側に折り返さなければよい。
【0029】また、熱収縮性シートは加熱されて収縮する性質を有するものであればよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の包装方法及び包装体によれば、熱収縮性シートを折り曲げてポケット形成部を設け、あるいはあらかじめポケット形成部が設けられた熱収縮性シートを用いて被包装物をくるみ、その周縁を加熱することによって溶着すると共に切断しあるいは溶着した後切断し、全体を加熱して熱収縮性シートを収縮させることにより、ポケットが設けられた状態で包装するので、簡便かつ安価な手法によりポケットを形成し、顧客が購入の際に必要と思われる情報等を記載した小冊子を入れることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による包装方法及びその方法により包装された包装体を示す斜視図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による包装方法及びその方法により包装された包装体を示す斜視図。
【図3】本発明の第3の実施の形態による包装方法及びその方法により包装された包装体を示す斜視図。
【図4】本発明の第4の実施の形態による包装方法及びその方法により包装された包装体を示す斜視図。
【図5】本発明の第5の実施の形態による包装方法及びその方法により包装された包装体を示す斜視図。
【符号の説明】
11、51 鏝
12〜14、52、53 側面
21、31、41、61、71 熱収縮性シート
22、32、42、62、72 ポケット形成部
22a、42a、72a ポケット
23、33、43、63、73 ポケット開口縁形成部
23a、43a、73a ポケット開口縁
24 周縁部
25 端縁
27、47、77 覆い
26 小冊子
44、64 底面部
45、46、65、66、75 端縁

【特許請求の範囲】
【請求項1】熱収縮性シートを用いて被包装物を包装する方法において、熱収縮性シートの一側を一面側に所要幅にわたって折曲してポケット形成部を形成する工程と、前記ポケット形成部とは反対面側の前記熱収縮性シート上に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるむ工程と、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を前記熱収縮性シートで覆う工程と、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装する工程と、を備えることを特徴とする包装方法。
【請求項2】前記ポケット形成部を形成する工程では、さらに、前記ポケット形成部の端縁を内側に折り返してポケット開口縁形成部を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の包装方法。
【請求項3】熱収縮性シートを用いて被包装物を包装する方法において、一側が一面側に所要幅にわたって折曲されて予めポケット形成部が形成された前記熱収縮性シートにおける前記ポケット形成部とは反対面側に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるむ工程と、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を前記熱収縮性シートで覆う工程と、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装する工程と、を備えることを特徴とする包装方法。
【請求項4】熱収縮性シートを用いて被包装物を包装する方法において、一側が一面側に所要幅にわたって折曲されてポケット形成部が形成され、さらに前記ポケット形成部の端縁が内側に折り返されて予めポケット開口縁形成部が形成された前記熱収縮性シートにおける前記ポケット形成部とは反対面側に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるむ工程と、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を前記熱収縮性シートで覆う工程と、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装する工程と、を備えることを特徴とする包装方法。
【請求項5】熱収縮性シートを用いて被包装物を包装する方法において、一面側に所要の深さを持つポケット形成部が形成された筒状の前記熱収縮性シートの内側に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるむ工程と、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を前記熱収縮性シートで覆う工程と、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装する工程と、を備えることを特徴とする包装方法。
【請求項6】熱収縮性シートを用いて被包装物を包装する方法において、一面側に所要の深さを持つポケット形成部が形成された筒状の前記熱収縮性シートであって、一方の側面が開口し他方の側面が閉じられた前記熱収縮性シートの内側に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるむ工程と、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を前記熱収縮性シートで覆う工程と、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装する工程と、を備えることを特徴とする包装方法。
【請求項7】熱収縮性シートにより被包装物が包装された包装体において、熱収縮性シートの一側を一面側に所要幅にわたって折曲してポケット形成部とし、前記ポケット形成部とは反対面側の前記熱収縮性シート上に前記被包装物をおいてくるみ、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装するようにしてなる包装体。
【請求項8】熱収縮性シートにより被包装物が包装された包装体において、熱収縮性シートの一側を一面側に所要幅にわたって折曲してポケット形成部とし、前記ポケット形成部の端縁を内側に折り返してポケット開口縁形成部とし、前記ポケット形成部とは反対面側の前記熱収縮性シート上に前記被包装物をおいてくるみ、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装するようにしてなる包装体。
【請求項9】熱収縮性シートにより被包装物が包装された包装体において、一側が一面側に所要幅にわたって折曲されて予めポケット形成部が形成された前記熱収縮性シートにおける前記ポケット形成部とは反対面側に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるみ、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装するようにしてなる包装体。
【請求項10】熱収縮性シートにより被包装物が包装された包装体において、一側が一面側に所要幅にわたって折曲されてポケット形成部が形成され、さらに前記ポケット形成部の端縁が内側に折り返されて予めポケット開口縁形成部が形成された前記熱収縮性シートにおける前記ポケット形成部とは反対面側に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるみ、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装するようにしてなる包装体。
【請求項11】熱収縮性シートにより被包装物が包装された包装体において、一面側に所要の深さを持つポケット形成部が形成された筒状の前記熱収縮性シートの内側に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるみ、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装するようにしてなる包装体。
【請求項12】熱収縮性シートにより被包装物が包装された包装体において、一面側に所要の深さを持つポケット形成部が形成された筒状の前記熱収縮性シートであって、一方の側面が開口し他方の側面が閉じられた前記熱収縮性シートの内側に前記被包装物をおいて、前記熱収縮性シートにより前記被包装物をくるみ、前記被包装物をくるんだ前記熱収縮性シートの周縁を加熱して溶着するとともに切断しあるいは前記周縁を加熱して溶着した後切断し、前記被包装物を覆う前記熱収縮性シートを加熱して熱収縮させて、前記ポケット形成部によりポケットが形成されるように前記被包装物を包装するようにしてなる包装体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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