説明

化粧用噴霧器を用いた化粧方法

【課題】美しい化粧仕上がりが得られ、メイクの持続性に優れた化粧用噴霧器を用いた化粧方法を提供する。
【解決手段】化粧料を噴出させるノズルからなる噴出口を先端に備え、化粧料を供給する化粧料入れカップと、化粧料の噴出量を調整する操作レバーと、エア搬送用のエアホースを差し込むエアホースコネクター120とを備えたエアブラシ100と、エアブラシ100とエアホースコネクター120間に介挿される中空状のエアホース200と、エアブラシ100にエアを供給するコンプレッサーとを設けた化粧用噴霧器を用いた化粧方法であって、化粧料入れカップに化粧料を投入し、操作レバーを操作してコンプレッサー300からのエア量と圧力を調整しながら前記噴出口から噴出量をコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射する化粧方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は化粧用噴霧器を用いた化粧方法であって、噴霧器の出口から霧状の化粧料を皮膚に噴射して化粧を施す化粧方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、化粧に際して、コットン、スポンジ等のパフ、メイクブラシ等の付け具や手を使ってファンデーション等の化粧料を塗布することが行われている。
しかしながら、化粧料を均一に薄く塗る等の美しい化粧仕上がりや化粧崩れのないメイクを持続性に優れたものにするためには個人の化粧テクニックが必要であり、例えば、肌の凹凸によってファンデーションの厚さの差(発色ムラ)ができてしまう。また、ファンデーションが必要以上に入り込んでしまうため、厚化粧になり、肌への負担も増してしまいがちであった。
【0003】
さらに、従来、サンスクリーン、化粧水等は重ね付けが不自然であり、この観点からファンデーション等のメーキャップ化粧料の前にプレメイクとして使用する等、化粧手順が限られてしまい化粧効率が極めて悪かった。その他、付け具に化粧料が付着し、化粧料の付着ロスが多く発生し、さらに前記付け具を用いた塗布による肌の摩擦刺激等の欠点も見られた。
【0004】
これらに対して、最近、付け具に替わって、化粧用具として霧状の化粧料を利用したエアブラシが知られるようになっている(特許文献1、2参照)。
エアブラシを用いたエアブラシメイクは、化粧料を肌に吹きかけることでメイクをするもので、前記化粧効率、化粧料ロス、肌への摩擦刺激等の点で明らかな改善が見られた。
【0005】
もともとエアブラシはミスト状に塗料を噴出するための絵画用品であり、絵画における、ぼかしやグラデーションの表現技術を発揮するためのものであり、前記エアブラシによるメイク技術は、この絵画技術を応用したものである。
そのため、化粧用具としてはいまだ充分なものではなく、特に、化粧の透明感、均一で自然な仕上がり等の美しい化粧仕上がり、メイクの持続性の点で不満があり、化粧用具としてのさらなる開発が要望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−314832号公報
【特許文献2】特開2010−115590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記事情に鑑みて従来のエアブラシによる化粧方法を改善しようとするものであり、その目的は、特に美しい化粧仕上がりが得られ、メイクの持続性に優れた化粧用噴霧器を用いた化粧方法を提供することにある。
【0008】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、使用性を向上させた化粧用噴霧器を用いて、この化粧用噴霧器に適した化粧料を霧状に皮膚に噴射して化粧を施すことにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、化粧料を噴出させるノズルからなる噴出口を先端に備え、さらに前記化粧料を供給する化粧料入れカップと、前記化粧料の噴出量を調整する操作レバーと、エア搬送用のエアホースを差し込むエアホースコネクターと、を備えたエアブラシと、該エアブラシとエアホースコネクター間に介挿される中空状のエアホースと、前記エアブラシにエアを供給するコンプレッサーと、を設けた化粧用噴霧器を用いた化粧方法であって、
前記化粧料入れカップに、粘度が600〜900mPa・s/30℃である化粧料を投入し、前記操作レバーを操作してコンプレッサーからのエアの量と圧力を調整しながら前記噴出口から噴出量をコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射することで化粧を施すことを特徴とする化粧用噴霧器を用いた化粧方法である。
【0010】
請求項2の発明は、化粧料を噴出させるノズルからなる噴出口を先端に備え、さらに前記化粧料を供給する化粧料入れカップと、前記化粧料の噴出量を調整する操作レバーと、エア搬送用のエアホースを差し込むエアホースコネクターと、を備えたエアブラシと、該エアブラシとエアホースコネクター間に介挿される中空状のエアホースと、前記エアブラシにエアを供給するコンプレッサーと、を設けた化粧用噴霧器を用いた化粧方法であって、
前記化粧料入れカップに、粒子径が30μm以下の粉体を含有しかつ粘度が600〜900mPa・s/30℃である化粧料を投入し、前記操作レバーを操作してコンプレッサーからのエアの量と圧力を調整しながら前記噴出口から噴出量をコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射することで化粧を施すことを特徴とする化粧用噴霧器を用いた化粧方法である。
【0011】
請求項3の発明は、エアブラシの噴出口の口径が直径0.30〜0.45mmである請求項1又は2記載の化粧用噴霧器を用いた化粧方法である。
【0012】
請求項4の発明は、コンプレッサーの圧縮能力として、エア流量が0のときの吐き出し圧が110KPa以上の圧縮能力を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の化粧用噴霧器を用いた化粧方法である。
【0013】
請求項5の発明は、化粧料の剤型が水系又は乳化系の何れかであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の化粧用噴霧器を用いた化粧方法である。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る特定の顔料の入ったメーキャップ化粧料等、本発明の化粧料を用いれば、優れた霧状の化粧料を噴出させる優れた化粧方法が得られる。
すなわち、請求項1及び2記載の化粧方法によれば、
(1)透明感(仕上がりの薄づき)、立体感、自然な仕上がり、毛穴やにきび跡の凹凸のカバー力(肌の凹凸に沿って均一で自然に着色できる)、肌の色ムラ(シミやそばかす等)のカバー力、 顔全体噴霧の均一さ(ムラのない仕上がり)、等の「化粧料上がり」の総合的な美しさ(以下、単に「化粧仕上がりの美しさ」という。)が非常に優れており、プロ並の美しい化粧仕上がりが素人でもできるという効果がある。
(2)手早く仕上げることができ、化粧が非常に簡便であるという効果がある。
(3)細かい(1mm単位)部分の化粧が簡単にでき、細いラインも簡単に描け、細かい作業をすることに非常に優れており、チーク、ハイライト、アイシャドウ、アイブロウ、口紅にも応用できるという効果がある。
(4)化粧崩れがなく、メイクの持続性に非常に優れているという効果がある。
(5)付け具使用による化粧の場合の付け具への化粧料の付着のような化粧料のロスが全くなく、化粧料の使用量が従来に比べて少なくて済む効果がある。
(6)コットン、スポンジ等の付け具を用いた塗布によるような肌への摩擦刺激がなく、特に敏感肌の人に有効であるという効果がある。
(7)重ね付けが極めて自然にできるので、メイクが終わった後に化粧料の噴霧が可能になり、化粧効率が極めてよいという効果がある。
【0015】
本発明の請求項3記載の化粧方法によれば、エアブラシの噴出口の口径を直径0.30〜0.45mmとしたため、優れた霧状の化粧料を噴出させることができるという効果を発揮する。
【0016】
本発明の請求項4記載の化粧方法によれば、コンプレッサーの圧縮能力として、エア流量が0のときの吐き出し圧が110KPa以上の圧縮能力を備えているため、静かな音で、大きな圧力が得られるという効果と、コンプレッサーの能力が高性能であるため、化粧用噴霧器全体を軽量にすることができ、その結果化粧用噴霧器の持ち運びが容易となるという効果を発揮する。
【0017】
本発明の請求項5記載の化粧方法によれば、化粧料の剤型が水系又は乳化系の何れかであるため、塗布された化粧料が経時で化粧崩れがなく、メイクの持続性が非常に優れている上に、化粧を落とす際、化粧料を簡単に除去することができるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本実施形態に係る化粧用噴霧器を示した斜視図である。
【図2】本実施形態に係る化粧用噴霧器を構成するエアブラシを示した断面概略図である。
【図3】図2のエアブラシを各部品に分解して示した概略図である。
【図4】本実施形態に係る化粧用噴霧器を構成するコンプレッサーを示した右側方向からの斜視図である。
【図5】本実施形態に係る化粧用噴霧器を構成するコンプレッサーを示した左側方向からの斜視図である。
【図6】本発明に係る一実施形態のピストン型コンプレッサーの概略構造の断面図である。
【図7】本発明に係る一実施形態の小型ダイヤフラム型コンプレッサーの概略構造の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明の化粧用噴霧器を用いた化粧方法の実施の形態を説明する。
なお、本明細書で説明する化粧方法には、医療行為は含まれない。
本発明に係る化粧用噴霧器1は、図1に示すように、化粧料を噴出させるノズル103(ノズルキャップ102内の部品、図3に表示)からなる噴出口(以下、単に「ノズル103」という。)を先端に備え、さらに前記化粧料を供給する化粧料入れカップ121と、前記化粧料の噴出量を調整する操作レバー108と、エア搬送用のエアホース200を差し込むエアホースコネクター120とを備えたエアブラシ100と、
該エアブラシ100とエアホースコネクター120間に介挿される中空状のエアホース200とが備えられている。
さらに化粧用噴霧器1には、前記エアブラシ100にエアを供給するコンプレッサー300が備えられており、ノズル103から霧状の化粧料を噴出させることができるように構成されている。
【0020】
図2は本実施形態に係る化粧用噴霧器1を構成するエアブラシ100を示した断面概略図であり、図3は、図2のエアブラシ100を各部品に分解して示した概略図である。
図2及び図3に示すように、エアブラシ100は、化粧料を噴出させるノズル103を先端に備え、さらに前記化粧料を供給する化粧料入れカップ121と、前記化粧料の噴出量を調整する操作レバー108と、エア搬送用のエアホース200を差し込むエアホースコネクター120とが備えられている。
【0021】
ここでノズル103には、該ノズル103を塞ぐ状態で棒状(円柱状)の先端が針状のニードル105が、ニードル固定ガイド112に固定され、ニードル105の先端部分を前記ノズル103の口部に飛び出しニードルガイド107内に摺動自在で、かつスプリング111の作用によって前記ノズル103を塞ぐ状態でセットされており、レバー108の作用によって開状態にすることが可能である。
ノズル103の口部分には前記ニードル105が飛び出しており、これをカバーするためにニードルカバー101及びノズルキャップ102が備えられている。
なお図中の符号104はノズルキャップOリング、106はニードルガイドOリング、110はストッパー、113はニードル固定ナット、114はテールカバー、115はガイドねじ、117は操作レバーガイドOリング、118はバルブOリング、119はクイックコネクターである。
【0022】
化粧料入れカップ121は、本実施形態にあっては、漏斗形状のものがカップ用ふた116を付けてエアブラシ100の上部に取り付けられる。なお化粧料入れカップ121の容量は、例えば、2〜5cc程度が好ましい。
操作レバー108は、操作レバーガイド109によって支えられ、スプリング111によって動きを制限されている。
【0023】
エアブラシ100の下部に配設されるエアホースコネクター120には、一端の接続部(コンプレッサーと接続される接続部)201をコンプレッサー300のエアホース接続口302に接続されたエアホース200の他端の接続部(エアブラシと接続される接続部)202が接続される。これにより、エアホース200を介してコンプレッサー300からエアブラシ100にエアを供給することができる。
エアブラシ100は、化粧料入れカップ121から送り込まれた化粧料と、コンプレッサー300から送り込まれたエアが、エアブラシ100の内部で混ざり合って、ノズル103から霧状の化粧料が噴霧されることになる。
【0024】
エアブラシ100の操作レバー108を引くことにより、化粧料が通るすき間がノズル103にできる。ノズル103のまわりをエアが通ることによりベンチュリー効果により霧状の化粧料が前記すき間から噴出される一方、操作レバー108を戻すことにより霧状の化粧料の噴出が停止する。ノズル103の口径は、特に限定されないが、直径0.30〜0.45mmとすることが好ましい。この範囲にすることによって、優れた霧状の化粧料を噴出させることができる。
エアブラシ100の大きさ(寸法)は特に限定されないが、手の持ちやすさの点からは、好ましくは、例えば、縦13〜23mm、横131〜151mm、高さ40〜70mmである。
【0025】
図4は、本実施形態に係る化粧用噴霧器1を構成するコンプレッサー300を示した右側方向からの斜視図である。図4に示すように、コンプレッサー300は、上面に電源スイッチ301が配設されている。この電源スイッチ301を押圧することにより、電源の「オン」(ON)と「オフ」(OFF)が切り換えられる。電源が「オン」(ON)の時は、エアホース200を介して連結されるエアブラシ100にエアが供給されることになる。一方、再度電源スイッチ301を押圧すると、電源が「オフ」(OFF)となり、エアの供給が止まる。
【0026】
図5は、本実施形態に係る化粧用噴霧器1を構成するコンプレッサー300を示した左側方向からの斜視図である。図5に示すように、コンプレッサー300の左側面には、エアホース200を接続するためのエアホース接続口302が形成されている。該エアホース接続口302に、エアホース200の一端に形成された接続部(コンプレッサーと接続される接続部)201を接続し、該エアホース200の他の端に形成された接続部(エアブラシと接続される接続部)202をエアブラシ100のエアホースコネクター120に接続することにより、コンプレッサー300がエアブラシ100とエアホース200を介して連結され、コンプレッサー300からエアブラシ100にエアが供給可能となる。
【0027】
また、図5又は図1に示すように、コンプレッサー300の左側面には、ACアダプターのコネクターを挿入するACコネクター挿入口303が形成されている。該ACコネクター挿入口303に、電源コード304の一端に設けられたACアダプターのコネクターを挿入し、電源コード304の他の端に設けられたACアダプターのプラグをコンセントに差し込むことにより、コンプレッサー300に電源が供給されることになる。
コンプレッサーの型としては、例えば、一般的なピストン型コンプレッサー400や、小型ダイヤフラム型コンプレッサー500が用いられる。
【0028】
つぎにピストン型コンプレッサー400の動作概要を説明する。
図6には、ピストン型コンプレッサー400の概略構造の断面図を示した。
[基本動作]
図6に示すように、モーター軸402とピストン405のベアリング404の中心軸の間にオフセットがあるために、モーター401の回転に伴い、ピストン405が上下に動作する。ピストン405の動作とバルブ408の開閉により、エアを送り出す。
なお図中の符号403はカウンターウエイト、404はベアリング、409はシリンダヘッドである。
【0029】
[動作]
・ピストン405が、上死点から下死点まで動作する間に、バルブ408の排気側は閉、吸気側は開となり、バルブ408の吸気側を通して外部からエアをシリンダー407内に吸気する。(バルブの吸気側は図中では省略)
・ピストン405が、下死点から上死点まで動作する間に、バルブ408の吸気側は閉、排気側は開となり、バルブ408の排気側、排気吐出口410を介してエアホース200にエアが吐き出される。
・エアホース200の反対側には、エアブラシ100が接続されている。エアブラシ100から排出される空気量(エア量)は、コンプレッサー300の最大吐出空気量より小さいため、結果としてコンプレッサー300から吐出される空気圧(エア圧)は高くなる。
【0030】
つぎに小型ダイヤフラム型コンプレッサー500動作概要を説明する。
図7には、小型ダイヤフラム型コンプレッサー500の概略構造の断面図を示した。
[基本動作]
図7に示すように、複数の小型ダイヤフラム505(図中では2個)を、モーター508の回転に伴って順番に動作させ、連続してエアを送り出す。
なお図中の符号501は排気吐出口、502は吸気口、504は吸気側バルブである。
【0031】
[動作]
・ダイヤフラム駆動リンク506は、その中心がモーター軸507の中心の延長上になるように設計されているため、モーター軸507が回転すると、首振り運動をする。これによりモーター508の回転に伴って、ダイヤフラム505が順番に駆動(押し引き)される。
・引かれたダイヤグラム505は、外部のエアを吸入し、押されたダイヤフラム505は内部のエアを排気側バルブ503、排気吐出口501を介してエアホース200に吐き出す。
・エアホース200の反対側には、エアブラシ100が接続されている。エアブラシ100から排出される空気量(エア量)は、コンプレッサー300の最大吐出空気量より小さいため、結果としてコンプレッサー300から吐出される空気圧(エア圧)は高くなる。
【0032】
ついでコンプレッサー300の圧縮能力について説明すると、エア流量が0のときの吐き出し圧(以下、単に「吐き出し圧」という。)が110KPa以上であることが好ましい。この範囲にすることによって、静かな音で、大きな圧力が得られるという効果と、コンプレッサーの能力が高性能であるため、化粧用噴霧器全体を軽量にすることができ、その結果化粧用噴霧器の持ち運びが容易となる。
また騒音について説明すると、コンプレッサー300による騒音を72dB以下(10cm離れた距離で測定)にすることが好ましい。
これらによって、静かな音で、大きな圧力が得られるので、快適に化粧をすることができる。
さらに重量について説明すると、コンプレッサー300の重量を400g以下にすることが好ましい。軽量にすることによって、普段の化粧において、重量による負担なく、持ち運びも自在にできる。
またエアの供給量について説明すると、コンプレッサー300は、エアブラシ100に対してエアを供給するものであるが、エアの供給量は、4〜6L/min.とすることが好ましい。
さらにコンプレッサー300の大きさ(寸法)は、特に限定されないが、全体をコンパクトにするため、例えば、縦50〜130mm、横50〜130mm、高さ35〜65mmであることが好ましい。
一般的には、例えば、図6又は図7のコンプレッサー400又は500をプラスチックでカバーして図4及び図5の形態のコンプレッサー300にして使用する。
【0033】
つぎに中空状のエアホース200は、コンプレッサー300とエアブラシ100を空気的に連結し、コンプレッサー300からエアブラシ100にエアを供給する。エアホース200は、エアが通過可能であれば特に制限はなく、例えば、材質については、特に限定されないが、シリコーン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等が好ましい。
また、エアホース200の長さ及び内径は特に制限されないが、例えば、長さは150cm程度とすればよく、100〜200cmとすることができる。また、内径は直径3mm程度とすればよく、1〜5mm程度とすることができる。
【0034】
次いで、化粧用噴霧器1を用いた本発明の化粧方法について説明する。
[コンプレッサー300]→[エアホース200]→[エアブラシ100]の順に接続し、コンプレッサー300のACコネクター挿入口303に、電源コード304の一端に設けられたACアダプターのコネクターを挿入し、電源コード304の他端に設けられたACアダプターのプラグをコンセントに挿入する。
次に、前記コンプレッサー300の電源スイッチ301を押して電源を「オン」(ON)にし、電源を入れると、コンプレッサー300の動作により、エアホース200を介してエアブラシ100に圧縮されたエアが供給される。
【0035】
前記エアブラシ100の化粧料入れカップ121に、噴霧させる所望の化粧料を所定量、例えば、化粧料を蓄蔵した樹脂ボトルの口から5〜6滴投入し、前記エアブラシ100を手に持ち、先端を顔等の噴霧したい部位に向けて操作レバー108を引くと、ノズル103から噴霧が開始され、前記カップ121内の化粧料が噴出する。
エアブラシ100から吐出される最大空気量は、コンプレッサー300の最大吐出空気量よりも小さいため、コンプレッサー300によりエアが圧縮され、圧縮されたエアが化粧料とともにエアブラシ100から吐出されることになる。
【0036】
噴霧に当たっては、先端のノズル103を顔等の噴霧したい部位に向けて、操作レバー108の引きの強弱を操作してエアの量と圧力を調整しながら円を描くように吹きつける。弱く引くと噴出量は少なく、ポイントメイクや細いラインを描く際に使える。強く引くと噴出量が多く、広範囲の化粧に使用できる。例えば、気になるポイントには操作レバー108を弱く引き、顔に近づけて吹きつける。また、広範囲には操作レバー108を強く引き、顔から離して吹きつける。これらを繰り返し、噴出量をコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射して化粧を施して、化粧する。
そして、所定量の噴霧により化粧が終了したら、コンプレッサー300の電源スイッチ301を押して電源を「オフ」(OFF)してエアの供給を止める。
【0037】
本発明に用いる化粧料は、粘度を600〜900mPa・s/30℃にコントロールする必要がある。
本発明に用いる化粧料には、粉体は含んでも含まなくてもよいが、含む場合は、その粒子径が30μm以下のものを配合する必要がある。
なお、上記粘度は、東京計器製のB型粘度計を用いて30℃で測定した値である。
本発明に用いる化粧料の粘度が上記範囲外であると、化粧するに当たって適当な霧が得られず、優れた化粧効果、特に美しい化粧仕上がりが得られない。
また、粉体の粒子径が30μmより大きくなると目詰まりを起こすなど、この場合も適当な霧が得られず、化粧効果に支障をきたす。
粉体を含む場合の、粉体の粒子径は0.1〜30μmが好ましい。
粘度を上記範囲にする手段は特に限定されず、公知の方法が採用されるが、必要に応じて、例えば増粘剤、油ゲル化剤を配合して調整することが好ましい。
【0038】
増粘剤としては、例えば、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等が挙げられる。増粘剤は1種又は2種以上が任意に選択されて配合することができる。
油ゲル化剤としては、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、金属石けん、有機変性粘土鉱物等が挙げられる。油ゲル化剤は、1種又は2種以上が任意に選択されて配合することができる。
【0039】
上記範囲の粉体を配合する場合は、例えば、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト(絹雲母)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛、雲母チタン(酸化チタンコーテッドマイカ)、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、有機色素(赤色226号、青色404号等)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、セルロース粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等が挙げられる。粉体は、1種又は2種以上が任意に選択されて配合することができる。
粉体の含有量は、特に限定されないが、化粧料全量中10質量%以下であることが好ましい。特に、化粧料がファンデーションである場合、5〜9質量%であることが好ましい。
本発明において、粉体を配合する場合は、粉末分散剤を配合することが化粧料の安定性のために好ましい。粉末分散剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等が挙げられる。
【0040】
本発明における化粧料には、前記成分の他に、化粧料、医薬部外品、医薬組成物等に通常用いられる他の成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。前記任意配合成分としては、例えば、油分、界面活性剤、保湿剤、多価アルコール、低級アルコール、糖類、紫外線吸収剤、アミノ酸類、ビタミン類、美白剤,皮膚賦活剤,血行促進剤,等の薬剤、植物抽出物、有機酸、有機アミン、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤、収斂剤、清涼剤、香料、水等を挙げることができる。
【0041】
本発明の化粧料は常法に従って製造することができ、その剤型、形態としては、特に限定されないが、水系又は乳化系が好ましく、メーキャップ化粧料、乳液、化粧水等が挙げられる。具体的には、リキッド(乳化)ファンデーション、サンスクリーン、化粧水、エッセンス等が挙げられる。
これによれば、塗布された化粧料が経時で化粧崩れがなく、メイクの持続性が非常に優れている上に、化粧を落とす際、化粧料を簡単に除去することができる。
前記乳化系としては、水中油型(O/W型)の乳化物がさらに好ましい。
リキッドファンデーションの場合、粉体が配合され、粉体としては顔料が好ましい。
【実施例】
【0042】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は特に断りのない限り質量%である。
また、実施例の化粧料は、いずれも常法にて製造した。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法、評価基準などについて説明する。以下に本発明における各効果試験項目を示した。
試験方法
20名の専門パネルによる使用テストを行い、下記の評価項目それぞれについて、下記の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点の平均点を計算し、下記評価基準に基づいて評価した。
【0043】
(効果項目)
1.「化粧仕上がりの美しさ」
透明感(仕上がりの薄づき)、立体感、自然な仕上がり、毛穴やにきび跡の凹凸のカバー力、肌の色ムラ(シミやそばかす等)のカバー力(肌の凹凸に沿って均一で自然に着色できる)、顔全体噴霧の均一さ(ムラのない仕上がり)等の総合的な美しさを判断した結果を「化粧仕上がりの美しさ」とした。
2.「化粧の簡便さ」
「化粧が簡便」とは、手早く仕上げることができることをいう。
3.「細かい作業」
「細かい作業」とは、細かい(1mm単位)部分の化粧が簡単にでき、細いラインも簡単に描けることをいう。
4.「メイクの持続性」
「メイクの持続性」とは、化粧崩れがなく、メイクが長時間続くことをいう。
5.他の効果項目
他の効果項目として、「化粧料のロスのなさ」、「摩擦刺激のなさ」、「重ね付けの状態(メイクが終わった後の噴霧による重ね付けが自然にできるかどうか)について行った。
【0044】
(評価点基準)
4点:非常に優れている。
3点:優れている。
2点:普通(どちらともいえない。)。
1点:劣る。
0点:非常に劣る。
【0045】
(評価基準)
◎:平均点が3点を超える。
○:平均点が2点超3点以下である。
△:平均点が1点以上2点以下である。
×:平均点が1点未満である。
【0046】
[実施例1〜2]
表1に示した成分、配合量の処方(配合量合計100質量%)の「水溶性乳化(O/W型)ファンデーション(実施例1;色調ナチュラル、実施例2;色調カラメル)」を、図1の化粧噴霧器を用いて化粧を行なった。
なお、用いた噴霧器の、エアブラシの大きさ(寸法);縦18mm、横141mm、高さ60mm
噴出口(ノズル)の口径;直径0.4mm
コンプレッサーのタイプ;ピストン型コンプレッサー
コンプレッサーの圧縮能力;吐き出し圧220KPa
コンプレッサーによる騒音;72dB(10cm離れた距離で測定)
コンプレッサーの重量;187g
エアの供給量;4〜6L/min.
コンプレッサーの大きさ(寸法);縦118mm、横118mm、高さ52mm
であった。
【0047】
【表1】

(注1)粒子径;30μm以下(平均0.25μm)
(注2)粒子径;30μm以下(5〜10μm)
(注3)粒子径;30μm以下(10μm前後)
(注4)粒子径;30μm以下(10μm前後)
(注5)粒子径;30μm以下(10μm前後)
【0048】
化粧方法
先に説明した「化粧用噴霧器1を用いた化粧方法」に基づいて化粧した。
化粧中、ファンデーションの詰まりは観察されなかった。
効果
上記実施例1〜2につき効果試験を行い、その評価結果を表2に示した。
【0049】
【表2】

【0050】
(効果結果)
・化粧仕上がりの美しさが非常に優れており、プロ並の美しい化粧仕上がりが素人でもできることが分かる。
・化粧が非常に簡便であることが分かる。
・細かい作業をすることに非常に優れていることが分かる。
・メイクの持続性に非常に優れていることが分かる。
・化粧料のロスがなく、化粧料の使用量が少なくて充分であることが分かる。
・摩擦による刺激がないことが分かる。
・重ね付けが自然にできるので、化粧効率がよいことが分かる。
・その他、上記実施例1、2のファンデーションの洗浄について、いずれも一度の泡洗顔で完全に洗浄ができた。
【0051】
[実施例3、4]
表3及び4に示した成分、配合量の処方(配合量合計100質量%)の「アフターメイクアップサンスクリーン(実施例3;O/W型、水溶性、SPF25、実施例4;W/O型、油溶性、SPF25)」を、図1の化粧噴霧器を用いて化粧を行なった。
なお、用いた噴霧器の、
エアブラシの大きさ(寸法);縦18mm、横141mm、高さ50mm
噴出口(ノズル)の口径;直径0.4mm
コンプレッサーのタイプ;小型ダイヤフラム型コンプレッサー
コンプレッサーの圧縮能力;吐き出し圧110KPa
コンプレッサーによる騒音;58dB(10cm離れた距離で測定)
コンプレッサーの重量;187g
エアの供給量;4〜6L/min.
コンプレッサーの大きさ(寸法);縦60mm、横120mm、高さ45mm
であった。
【0052】
【表3】

【0053】
【表4】

(注1)粒子径;30μm以下(5μm前後)
(注2)粒子径;30μm以下(2.5μm以下)
(注3)粒子径;30μm以下
(注4)粒子径;30μm以下(平均0.25μm)
【0054】
化粧方法
先に説明した「化粧用噴霧器1を用いた化粧方法」に基づいて化粧した。
化粧中、サンスクリーンの詰まりは観察されなかった。
効果
上記実施例3〜4につき効果試験を行い、その評価結果を表5に示した。
【0055】
【表5】

【0056】
(効果結果)
・化粧仕上がりの美しさが非常に優れており、プロ並の美しい化粧仕上がりが素人でもできることが分かる。
・化粧が非常に簡便であることが分かる。
・細かい作業をすることに非常に優れていることが分かる。
・メイクの持続性に非常に優れていることが分かる。
・化粧料のロスがなく、化粧料の使用量が少なくて充分であることが分かる。
・摩擦による刺激がないことが分かる。
・重ね付けが自然にできるので、化粧効率がよいことが分かる。
・その他、実施例3の水溶性サンスクリーンは、メイクが終わった後に噴霧が可能であり、自然なメイクができた。また、一度の泡洗顔で完全に肌上からの洗浄が可能であった。
・さらに、実施例4の油溶性サンスクリーンも、メイクが終わった後に噴霧が可能であり、噴霧後はファンデーションを固定化し、汗や涙に強く、特に夏用の化粧料である。また、ファンデーションを固定化するための樹脂が強固に肌上に残るため洗浄はオイルクレンジングと泡洗顔料のダブル使用が必要であった。
【0057】
[実施例5]
表6に示した成分、配合量の処方(配合量合計100質量%)の「ミスト化粧水(メイク後に使用する、アフターメイクアップミスト)」を、図1の化粧噴霧器を用いて化粧を行なった。
なお、用いた噴霧器の、
エアブラシの大きさ(寸法)
噴出口(ノズル)の口径
コンプレッサーのタイプ;小型ダイヤフラム型コンプレッサー
コンプレッサーの圧縮能力
コンプレッサーによる騒音
コンプレッサーの重量
エアの供給量
コンプレッサーの大きさ(寸法)
は全て実施例1と同様であった。
【0058】
【表6】

【0059】
化粧方法
先に説明した「化粧用噴霧器1を用いた化粧方法」に基づいて化粧した。
化粧中、化粧水の詰まりは観察されなかった。
なお、実施例5の化粧水は、メイク前に噴霧してもよいが、メイク後乾燥を感じた時にも使用できる両用の化粧料水である。
効果
上記実施例5につき効果試験を行い、その評価結果を表7に示した。
【0060】
【表7】

【0061】
(効果結果)
・化粧仕上がりの美しさが非常に優れており、プロ並の美しい化粧仕上がりが素人でもできることが分かる。
・化粧が非常に簡便であることが分かる。
・細かい作業をすることに非常に優れていることが分かる。
・メイクの持続性に非常に優れていることが分かる。
・化粧料のロスがなく、化粧料の使用量が少なくて充分であることが分かる。
・摩擦による刺激がないことが分かる。
・重ね付けが自然にできるので、化粧効率がよいことが分かる。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明によれば、化粧方法を施す分野で利用可能である。
【符号の説明】
【0063】
1 化粧用噴霧器
100 エアブラシ
101 ニードルカバー
102 ノズルキャップ
103 ノズル
104 ノズルキャップOリング
105 ニードル
106 ニードルガイドOリング
107 ニードルガイド
108 操作レバー
109 操作レバーガイド
110 ストッパー
111 スプリング
112 ニードル固定ガイド
113 ニードル固定ナット
114 テールカバー
115 ガイドねじ
116 カップ用ふた
117 操作レバーガイドOリング
118 バルブOリング
119 クイックコネクター
120 エアホースコネクター
121 化粧料入れカップ
200 エアホース
201 接続部(コンプレッサーと接続される接続部)
202 接続部(エアブラシと接続される接続部)
300 コンプレッサー
301 電源スイッチ
302 エアホース接続口
303 ACコネクター挿入口
304 電源コード
400 ピストン型コンプレッサー
401 モーター
402 モーター軸
403 カウンターウエイト
404 ベアリング
405 ピストン
406 ピストンリング
407 シリンダー
408 バルブ
409 シリンダヘッド
410 排気吐出口
500 小型ダイヤフラム型コンプレッサー
501 排気吐出口
502 吸気口
503 排気側バルブ
504 吸気側バルブ
505 ダイヤフラム
506 ダイヤフラム駆動リンク
507 モーター軸
508 モーター


【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧料を噴出させるノズルからなる噴出口を先端に備え、さらに前記化粧料を供給する化粧料入れカップと、前記化粧料の噴出量を調整する操作レバーと、エア搬送用のエアホースを差し込むエアホースコネクターと、を備えたエアブラシと、該エアブラシとエアホースコネクター間に介挿される中空状のエアホースと、前記エアブラシにエアを供給するコンプレッサーと、を設けた化粧用噴霧器を用いた化粧方法であって、
前記化粧料入れカップに、粘度が600〜900mPa・s/30℃である化粧料を投入し、前記操作レバーを操作してコンプレッサーからのエアの量と圧力を調整しながら前記噴出口から噴出量をコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射することで化粧を施すことを特徴とする化粧用噴霧器を用いた化粧方法。
【請求項2】
化粧料を噴出させるノズルからなる噴出口を先端に備え、さらに前記化粧料を供給する化粧料入れカップと、前記化粧料の噴出量を調整する操作レバーと、エア搬送用のエアホースを差し込むエアホースコネクターと、を備えたエアブラシと、該エアブラシとエアホースコネクター間に介挿される中空状のエアホースと、前記エアブラシにエアを供給するコンプレッサーと、を設けた化粧用噴霧器を用いた化粧方法であって、
前記化粧料入れカップに、粒子径が30μm以下の粉体を含有しかつ粘度が600〜900mPa・s/30℃である化粧料を投入し、前記操作レバーを操作してコンプレッサーからのエアの量と圧力を調整しながら前記噴出口から噴出量をコントロールした霧状の化粧料を皮膚に噴射することで化粧を施すことを特徴とする化粧用噴霧器を用いた化粧方法。
【請求項3】
エアブラシの噴出口の口径が直径0.30〜0.45mmである請求項1又は2記載の化粧用噴霧器を用いた化粧方法。
【請求項4】
コンプレッサーの圧縮能力として、エア流量が0のときの吐き出し圧が110KPa以上の圧縮能力を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の化粧用噴霧器を用いた化粧方法。
【請求項5】
化粧料の剤型が水系又は乳化系の何れかであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の化粧用噴霧器を用いた化粧方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−42930(P2013−42930A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−182675(P2011−182675)
【出願日】平成23年8月24日(2011.8.24)
【出願人】(509080509)株式会社ストーリア (2)