説明

印刷方法及びその装置

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷システム、特に複数種類の印刷装置を含み、ホストコンピュータ等の上位装置より文字コードや制御コード等からなる文書情報を各印刷装置に転送して印刷する印刷システムにおける印刷方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷システムのホストコンピユータと各印刷装置との接続例を図2及び図3に示す。
【0003】図2において、201,202,203,204はホストコンピユータ等の上位装置、205,206,207,208はネツトワークインタフエース、209はカラー出力可能な印刷装置、210は最大でA4版が出力可能な印刷装置、211は最大でA3版が出力可能な印刷装置、212は高速印刷装置を示す。また図3において、301,302はホストコンピユータ等の上位装置、303,304ネツトワークインタフエース、305はデータ出力先切替のための制御装置、306はカラー出力可能な印刷装置、307は最大でA4版が出力可能な印刷装置、308は最大でA3版が出力可能な印刷装置、309は高速印刷装置を示す。
【0004】図示のように、従来ホストコンピユータ等の上位装置と印刷装置とを接続する場合、(1)文字コードや制御コード等からなる文書情報が各ホストコンピユータ等の上位装置を経由して送られる構成(図2)、もしくは、(2)ホストコンピユータ等の上位装置と印刷装置との間に、上位装置側から送信された文字コードや制御コード等からなる文書情報の出力先を切り換えるための制御装置を別途に設けて、各印刷装置への出力を上記制御装置により切り換える構成(図3)が使用される。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上記(1)の従来例では、文字コードや制御コード等からなる文書情報が各上位装置を経由して送られているので、各上位装置に負担がかかる。また、(2)の従来例では、出力先を切り換えるための制御装置を別途に設けなければならない。
【0006】本発明は、前記従来の欠点を除去し、ホストコンピュータ等の上位装置の負担を軽減し、印刷装置に簡単な機能を付加するだけで多種の印刷装置を効率よく使用可能な印刷方法及びその装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために、本発明の印刷装置は、入力されたデータが印刷可能であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により印刷可能であると判別された場合、前記入力されたデータを印刷する印刷手段と、前記入力されたデータが他の印刷装置で印刷可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により印刷可能と判定された場合、前記入力されたデータを他の印刷装置へ送信する送信手段と、前記判別手段により印刷不可能であると判別され、前記判定手段により印刷不可能であると判定された場合、印刷可能になった際に印刷できるように前記入力されたデータを一時格納する格納手段とを有することを特徴とする。又、入力されたデータが当該印刷装置の仕様と一致するか否かを判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段により一致しないと判別された場合に、前記入力されたデータが他の印刷装置で印刷可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により印刷可能と判定された場合、前記入力されたデータを他の印刷装置へ送信する送信手段と、前記第1の判別手段により一致しないと判別され、前記判定手段により印刷不可能と判定された場合、入力されたデータが当該印刷装置で印刷可能であるか否かを判別する第2の判別手段と、前記第1の判別手段により一致すると判別された場合、又は前記第2の判別手段により印刷可能と判別された場合に、前記入力されたデータを印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。ここで、前記第2の判別手段により印刷不可能であると判別された場合、印刷可能になった際に印刷できるように前記入力されたデータを一時格納する格納手段を有する。また、印刷可能になった際に、前記格納手段に格納された印刷データを取り出し、印刷を開始する手段を有する。また、前記格納手段は、ハードディスク又は光磁気ディスクを含む。また、他の印刷装置にステータス情報を要求する要求手段を有し、 前記判定手段は、他の装置から送信されたステータス情報に基づき判定する。又、本発明の印刷方法は、入力されたデータが第1の印刷装置で印刷可能であるか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップにより印刷可能であると判別された場合、前記入力されたデータを第1の印刷装置に印刷させるステップと、前記入力されたデータが第2の印刷装置で印刷可能であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより印刷可能と判定された場合、前記入力されたデータを第2の印刷装置へ送信する送信ステップと、前記判別ステップにより印刷不可能であると判別され、前記判定ステップにより印刷不可能であると判定された場合、印刷可能になった際に印刷できるように前記入力されたデータを一時格納する格納ステップとを有することを特徴とする。又、入力されたデータが第1の印刷装置の仕様と一致するか否かを判別する第1の判別ステップと、前記第1の判別ステップで一致しないと判別された場合に、前記入力されたデータが第2の印刷装置で印刷可能であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより印刷可能と判定された場合、前記入力されたデータを第2の印刷装置へ送信する送信ステップと、前記第1の判別ステップで一致しないと判別され、前記判定ステップで印刷不可能と判定された場合、入力されたデータが前記第1の印刷装置で印刷可能であるか否かを判別する第2の判別ステップと、前記第1の判別ステップで一致すると判別された場合、又は前記第2の判別ステップで印刷可能と判別された場合に、前記入力されたデータを第1の印刷装置に印刷させる印刷ステップとを有することを特徴とする。ここで、前記第2の判別ステップで印刷不可能であると判別された場合、印刷可能になった際に印刷できるように前記入力されたデータを一時格納する格納ステップを有する。また、印刷可能になった際に、前記格納ステップで格納された印刷データを取り出し、印刷を開始するステップを有する。また、前記格納ステップでは、ハードディスク又は光磁気ディスクに格納する。また、他の印刷装置にステータス情報を要求する要求ステップを有し、前記判定ステップでは、他の装置から送信されたステータス情報に基づき判定する。
【0008】
【実施例】図1は本実施例の印刷システムの構成例を示す図である。同図において、101,102,103はホストコンピユータ等の上位装置、104,105,106,107はネツトワークインタフエース装置、108はカラー出力可能な印刷装置、109は最大A4版まで出力可能な印刷装置、110は最大A3版まで出力可能な印刷装置、111は高速印刷装置である。
【0009】各印刷装置は、ホストコンピユータ等の上位装置からの文字コードや制御コード等からなる文書情報を、外部装置とデータ授受を行うための複数個有るインタフエースコネクタのうちの1つから、インタフエースネツトワーク等を通じて受信する。その受信された文書情報を判断し、自ら印刷するものとしないものとに分類し、印刷しないものについては他方のインタフエースコネクタより外部へ出力する。さらに、他方のインタフエースコネクタに接続された外部装置の状態を読み取り、ホストコンピユータ等の上位装置より送られて来た文書情報を出力に適した印刷装置を選出して出力するように動作する。
【0010】例えば、上位装置より送られて来た文書情報がカラーの情報を含むものであつた場合、文書情報を受け取った印刷装置が自らカラー印刷可能であれば自ら印刷し、そうでなければ他の適した印刷装置にデータを転送する。また、送られて来た文書情報がA3版のものであつた場合、自ら印刷出来なければA3版の出力が可能な印刷装置に転送する。また、送られて来た文書情報の量が膨大である場合は、高速機に転送するといつた具合である。
【0011】但し、送られてきた文書情報を出力するのに最も適していると判断される印刷装置が作業中であつたり、何らかのトラブルが発生している場合は、最適印刷装置が印刷可能となるまでの間は出力可能な他の印刷装置によつて出力を行なう。例えば、送られて来た文書情報がA4版でかつ膨大な量であるが、A4出力可能な高速印刷装置が作業中であつた場合、自らがA4版の出力が可能であれば自らが印刷したり、A3機でA4カセツトを選んで印刷したりする。さらに、文書情報の中に出力するプリンタを指定するコマンドを設け、このコマンドが来たときは、印刷装置が判断するのではなく、指定されたコマンドに従つて出力するようにすることも出来るのは言うまでもない。
【0012】次に、ある印刷装置から特定の他の印刷装置への文書情報の送信について、図8を参照しながら以下にのべる。
【0013】図8において、A,B,Cは印刷装置である。印刷装置Aは、ホストからの印刷データを受信した時点で、自分以外に印刷装置がつながっているかどうかを判断し、印刷装置Bが存在するので印刷装置Bに対してステータス情報(カラー機か否か、出力可能な紙サイズ、出力スピード等)を要求する。印刷装置Aからの要求に対して、印刷装置Bは印刷装置Aと自分以外に印刷装置が接続されているかどうかを判断し、印刷装置Cが存在するので印刷装置Cに対してステータス情報を要求する。印刷装置Cは自分と印刷装置B以外に接続されるプリンタが無いと判断すると、印刷装置Bに自分のステータスを送る。印刷装置Bは受信したステータス情報と自分のステータス情報を印刷装置Aに送る。
【0014】ホストに最も近く接続される印刷装置Aが、これらのステータス情報に基づいて判断し、自分は印刷せずに他の特定の印刷装置で印刷すると判断すれば、ホストから送られるデータにこの特定の印刷装置を指定する情報を付加し、更に下流へとデータを流す。これらのステータス情報のやりとり及びそれらにまつわる処理は、ホストから印刷データが受信された時点以外にも、各プリンタの電源投入時もしくはある一定の間隔で行って、更新記憶するようにしても良い。
【0015】ここで、印刷装置が文書情報を判断する方法について例を挙げる。
【0016】図5は印刷装置が文書情報を判断する方法の一例として、印刷装置にデータを送信する際、印刷装置が文書データを判断するための情報を送信データの先頭に付け加える方法について示したものである。
【0017】同図において、501は印刷する文書データがモノクロかカラーかを指定するコマンド、502は印刷用紙のサイズを指定するコマンド、503は印刷枚数の情報である。例えば、印刷するデータがモノクロかカラーかを指定するコマンド501がカラーを指定していれば、カラー印刷機から出力する。また、印刷するデータがモノクロかカラーかを指定するコマンド501がモノクロを指定し、かつ印刷用紙サイズ指定コマンド502がA3であればA3機より出力する。また、印刷するデータがモノクロかカラーかを指定するコマンド501がモノクロを指定し、かつ印刷用紙サイズ指定コマンド502がA4であり、印刷枚数情報503が膨大な数字であつた場合には、高速機から出力するといつた具合である。もちろん印刷枚数が何枚以上であれば高速機で出力するか等、各コマンドをどういつた基準で判断するかは任意に設定出来るものとする。
【0018】
【他の実施例】他の実施例の印刷システムの構成を図4に示す。
【0019】同図において、401,402,403はホストコンピユータ等の上位装置、404,405,406,407はネツトワークインタフエース、408はカラー出力可能な印刷装置、409は最大A4版まで出力可能な印刷装置、410は最大A3版まで出力可能な印刷装置、411は高速機、412はデータを格納するためのデータバツフアである。
【0020】各印刷装置は、ホストコンピユータ等の上位装置からの文字コードや制御コード等からなる文書情報を、外部装置とデータ授受を行うための複数個有るインタフエースコネクタのうちの1つから、インタフエースネツトワーク等を通じて受信する。その受信された文書情報を判断し、自ら印刷するものとしないものとに分類し、印刷しないものについては他方のインタフエースコネクタより外部へ出力する。さらに、他方のインタフエースコネクタに接続された外部装置の状態を読み取り、ホストコンピユータ等の上位装置より送られて来た文書情報を出力に適した印刷装置を選出して出力するように動作する。
【0021】しかし、どの印刷装置も作業中で出力できない場合等には、文書データをハードデイスク装置や光磁気デイスク装置などのデータバツフアに一時格納し、出力に好適な印刷機の作業が終り次第、文書データをデータバツフア内より取り出して印刷を開始する。また、送られて来た文書データの量が膨大であつた場合には、データバツフアにこれをまとめて格納し、データバツフアから所定の印刷装置へ文書データを送ることによつて、ホストマシンが印刷のための作業に束縛される時間を軽減することも可能である。
【0022】図6に本実施例の印刷システムで使用される印刷装置の簡単な構成例を、図7にそのインタフエース制御手順を示すフローチヤートを示す。
【0023】図6で、61は印刷装置全体を制御する演算・制御用のCPU、62はCPU61の制御プログラムを格納するROMであり、本機の仕様(モノクロ/カラー,用紙サイズ,許容枚数等)記憶部62aを含む。63は補助記憶用のRAMであり、少なくとも1つの他機の仕様及び状態(使用可/不可等)記憶部63aを含む。64は外部装置と接続される2つのコネクタ64a,64bの選択を制御する選択部、65は印刷出力を制御する出力制御部、66は実際にプリントを行うプリント機構部である。出力制御部65及びプリント機構部66は、受信した文書情報に付加されたコマンドと仕様記憶部62aに記憶された仕様とが一致しない、あるいは印刷不可能等の場合は、動作しない。各印刷装置はコネクタ 64a,64bを介して仕様記憶部62aに記憶された自装置の仕様および実行状態を他装置に送信すると共に、受信した他装置の使用および実行状態を記憶部63aに記憶する。
【0024】図7では、まずステツプS71で外部装置からの文書情報先頭のコマンドを待つ。ステツプS72で、このコマンドと本機仕様記憶部62aの内容を比較し、一致し且つ本機が動作可能であれば、ステツプS73で印刷処理を実行する。仕様が一致しない場合は、ステツプS74でそのコマンドの印刷仕様を有する他機が動作可能か否かを他機仕様・状態記憶部63aでチエツクし、可能であればステツプS75で 最適機へ文書情報を出力する。他機で可能でなければ本機で可能であるか否かをチエツクし、可能であればステツプS77でコマンドに対応した印刷処理を実行する。可能でなければ、例えば図4の実施例では、ステツプS78でデータバッファ412に文書情報を一時記憶し、所定機が動作可能になつてから再送する。あるいは図1の実施例では、ステツプS78の所で文書情報を出力したホストに対して印刷不可を応答する。
【0025】本実施例の構成によれば、文字情報や制御コード等からなる文書情報をホストコンピユータ等の上位装置より入力して印刷する印刷装置が、外部装置とデータ授受を行うためのインタフエースコネクタを複数個有し、上記一方のインタフエースコネクタより入力した文書情報を判断し、自ら印刷するものとしないものとに分類し、印刷しないものについては他方のインタフエースコネクタより外部へ出力する機能、さらに上記他方のインタフエースコネクタに接続された外部装置の状態を入力し、判断する機能を印刷装置に持たせることによつて、以下に示すような効果が有る。
【0026】1.どの印刷装置によつて出力するのかという情報を必ずしも送らなくとも、印刷装置が送られて来たデータを判断するので、文書情報を印刷装置に出力する際、出力先を操作者が切り換える必要が無い。
【0027】2.印刷装置を2台,3台,4台,…と増やした場合でも印刷装置の接続を切り換える為の制御装置が別途にいらない。
【0028】3.接続される印刷装置の列中にデータバツフアを設ける事によつて、大量の文書情報を出力しなければならない場合や、印刷装置が作業中である場合など、データバツフア内に一旦文書データを格納し、ここから印刷装置へデータを送ることによつて、ホストマシンが印刷作業によつて束縛される時間を軽減することが出来る。
【0029】尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供給することによつて達成される場合にも適用できることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】本発明により、ホストコンピュータ等の上位装置の負担を軽減し、印刷装置に簡単な機能を付加するだけで多種の印刷装置を効率よく使用可能な印刷方法及びその装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の印刷システムの構成例を示す図である。
【図2】1台のホストマシンに1台の印刷装置を接続した従来例を示す図である。
【図3】1台のホストマシンから制御装置を介して複数の印刷装置を接続した従来例を示す図である。
【図4】他の実施例の印刷システムの構成例を示す図である。
【図5】文書情報の構成例を示す図である
【図6】本印刷システムで使用される印刷装置を構成例を示す図である。
【図7】図6の印刷装置にインタフエース処理の手順を示すフローチヤートである。
【図8】他の印刷装置への文書情報の送信例を示す図である。
【符号の説明】
101,102,103…ホストコンピユータ等の上位装置、104,105,106,107…ネツトワークインタフエース装置、108…カラー出力可能な印刷装置、109…最大A4版までの出力可能な印刷装置、110…最大A3版までの出力可能な印刷装置、111…高速印刷装置、201,202,203,204…ホストコンピユータ等の上位装置、205,206,207,208…ネツトワークインタフエース装置、209…カラー出力可能な印刷装置、210…最大A4版まで出力可能な印刷装置、211…最大A3版まで出力可能な印刷装置、212…高速印刷装置、301,302…ホストコンピユータ等の上位装置、304,304…ネツトワークインタフエース装置、305…データ出力先切替の為の制御装置、306…カラー出力可能な印刷装置、307…最大A4版まで出力可能な印刷装置、308…最大A3版まで出力可能な印刷装置、309…高速印刷装置、401,402,403…ホストコンピユータ等の上位装置、405,405,406,407…ネツトワークインタフエース装置、408…カラー出力可能な印刷装置、409…最大A4版まで出力可能な印刷装置、410…最大A3版まで印刷可能な印刷装置、411…高速印刷装置、412…データバツフア、501…印刷する文書データがモノクロかカラーかを指定するコマンド、502…印刷用紙サイズ指定コマンド、503…印刷枚数情報、61…CPU、62…ROM、62a…本機仕様記憶部、63…RAM、63a…他機仕様・状態記憶部、64…選択部、64a,64b…コネクタ、65…出力制御部、66…プリント機構部

【特許請求の範囲】
【請求項1】 入力されたデータが印刷可能であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段により印刷可能であると判別された場合、前記入力されたデータを印刷する印刷手段と、前記入力されたデータが他の印刷装置で印刷可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により印刷可能と判定された場合、前記入力されたデータを他の印刷装置へ送信する送信手段と、前記判別手段により印刷不可能であると判別され、前記判定手段により印刷不可能であると判定された場合、印刷可能になった際に印刷できるように前記入力されたデータを一時格納する格納手段とを有することを特徴とする印刷装置。
【請求項2】 入力されたデータが当該印刷装置の仕様と一致するか否かを判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段により一致しないと判別された場合に、前記入力されたデータが他の印刷装置で印刷可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により印刷可能と判定された場合、前記入力されたデータを他の印刷装置へ送信する送信手段と、前記第1の判別手段により一致しないと判別され、前記判定手段により印刷不可能と判定された場合、入力されたデータが当該印刷装置で印刷可能であるか否かを判別する第2の判別手段と、前記第1の判別手段により一致すると判別された場合、又は前記第2の判別手段により印刷可能と判別された場合に、前記入力されたデータを印刷する印刷手段とを有することを特徴とする印刷装置。
【請求項3】 前記第2の判別手段により印刷不可能であると判別された場合、印刷可能になった際に印刷できるように前記入力されたデータを一時格納する格納手段を有することを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
【請求項4】 印刷可能になった際に、前記格納手段に格納された印刷データを取り出し、印刷を開始する手段を有することを特徴とする請求項1又は3記載の印刷装置。
【請求項5】 前記格納手段は、ハードディスク又は光磁気ディスクを含むことを特徴とする請求項1又は3記載の印刷装置。
【請求項6】 他の印刷装置にステータス情報を要求する要求手段を有し、前記判定手段は、他の装置から送信されたステータス情報に基づき判定することを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
【請求項7】 入力されたデータが第1の印刷装置で印刷可能であるか否かを判別する判別ステップと、前記判別ステップにより印刷可能であると判別された場合、前記入力されたデータを第1の印刷装置に印刷させるステップと、前記入力されたデータが第2の印刷装置で印刷可能であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより印刷可能と判定された場合、前記入力されたデータを第2の印刷装置へ送信する送信ステップと、前記判別ステップにより印刷不可能であると判別され、前記判定ステップにより印刷不可能であると判定された場合、印刷可能になった際に印刷できるように前記入力されたデータを一時格納する格納ステップとを有することを特徴とする印刷方法。
【請求項8】 入力されたデータが第1の印刷装置の仕様と一致するか否かを判別する第1の判別ステップと、前記第1の判別ステップで一致しないと判別された場合に、前記入力されたデータが第2の印刷装置で印刷可能であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより印刷可能と判定された場合、前記入力されたデータを第2の印刷装置へ送信する送信ステップと、前記第1の判別ステップで一致しないと判別され、前記判定ステップで印刷不可能と判定された場合、入力されたデータが前記第1の印刷装置で印刷可能であるか否かを判別する第2の判別ステップと、前記第1の判別ステップで一致すると判別された場合、又は前記第2の判別ステップで印刷可能と判別された場合に、前記入力されたデータを第1の印刷装置に印刷させる印刷ステップとを有することを特徴とする印刷方法。
【請求項9】 前記第2の判別ステップで印刷不可能であると判別された場合、印刷可能になった際に印刷できるように前記入力されたデータを一時格納する格納ステップを有することを特徴とする請求項8記載の印刷方法。
【請求項10】 印刷可能になった際に、前記格納ステップで格納された印刷データを取り出し、印刷を開始するステップを有することを特徴とする請求項7又は9記載の印刷方法。
【請求項11】 前記格納ステップでは、ハードディスク又は光磁気ディスクに格納することを特徴とする請求項7又は9記載の印刷方法。
【請求項12】 他の印刷装置にステータス情報を要求する要求ステップを有し、前記判定ステップでは、他の装置から送信されたステータス情報に基づき判定することを特徴とする請求項7又は8記載の印刷方法。

【図1】
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【図5】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【特許番号】特許第3004440号(P3004440)
【登録日】平成11年11月19日(1999.11.19)
【発行日】平成12年1月31日(2000.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平4−7437
【出願日】平成4年1月20日(1992.1.20)
【公開番号】特開平5−193231
【公開日】平成5年8月3日(1993.8.3)
【審査請求日】平成10年6月30日(1998.6.30)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【参考文献】
【文献】特開 平5−189172(JP,A)
【文献】特開 平3−257616(JP,A)
【文献】特開 平2−121023(JP,A)