説明

収納庫

【課題】被収納部材が地図や図面等収納した大型のファイル等や、厚みが薄くコシの弱いものであっても、確実に立て掛けるように支持できると共に、容易に左右往復移動や停止ができる仕切板を備えた収納庫の提供をする。
【解決手段】大型図面や製本体等の被収納部材Aを一側面から受持する仕切板1を、前方開口状の収納空間9の上壁面9a側から、左右ガイド機構2にて左右移動自在に垂設し、かつ、仕切板1を左右方向多段位置乃至無段位置に停止可能な停止機構3を具備している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収納庫に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、本や製本状の書類等や、ファイリングノート等の被収納部材を起立状に整列させて収納するには、棚に逆T字状又はL字状に板金成形された支持板部材(ブックエンド)の下片の一部を被収納部材の下敷きにして、傾倒を支持するものがあった。また、収納庫としては、特許文献1記載のような、棚板に係止溝部を設け、係止溝部に金属製線材をΩ形状に湾曲させた支持線部材(ブックサポート)を、係合させ付設したものが知られている。また、地図や図面、ポスター等の大型の紙面を積層させて収納する引出しキャビネットが知られている。
【特許文献1】特開平9−51825号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
地図や図面、ポスター等の大型紙面を積層させて収納すると検索や取り出しに手間や時間がかかるため、書類と同様にファイリングして見出しを付け収納庫に立て掛けるよう(起立状)に収納する方法が好まれていた。ところが、起立状に整列収納させる際に、逆T字状又はL字状の支持板部材は、大型のファイルの重心が高いため、左右方向の傾倒荷重をうまく支持できなかった。また、薄くて腰の弱い被収納部材では、支持板部材を乗り越えるように傾倒したり、被収納部材が湾曲して寄り掛り、紙面が変形し収納状態が良いとはいえなかった。また、支持板部材は、下片の一部を被収納部材へ下敷きにさせるために支持板部材(ブックエンド)の移動が容易ではなかった(被収納部材を持ち上げる必要があった)。
【0004】
また、支持線部材は、Ω字が開こうとする弾性を利用して棚に係合しているため、Ω字を閉じるようにして左右へ移動させるには、力の弱い人では困難であった。また、左右への移動性や操作性を重視して弾性力を弱くしたものでは、大型の図面や地図などの傾倒荷重を受けきれずに支持線部材が位置ズレするという問題があった。つまり、弾性力を弱く設定すると、係合する力が弱くなってしまい、被収納部材の傾倒を支持できなくなるため弾性力を不用意に弱く設定することはできないという問題があった。また、弾性力を強く設定すると、移動が困難なうえ、支持線部材が係止溝へこじれた状態でも係合するという問題があった。さらに、無理に移動させると支持線部材が変形し、使用ができなくなるという問題があった。
【0005】
解決しようとする課題は、仕切部材(支持板部材や支持線部材等)の左右への移動を容易にして、大きな被収納部材や腰の弱い被収納部材を確実に受持(支持)するように収納できない点である。
【0006】
そこで、本発明は、被収納部材が地図や図面等収納した大型のファイル等や、厚みが薄く腰の弱いものであっても、確実に立て掛けるように(起立状に)受持でき、かつ、容易に左右への移動ができる仕切板を備えた収納庫の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明に係る収納庫は、大型図面や製本体等の被収納部材を一側面から受持する仕切板を、前方開口状の収納空間の上壁面側から、左右ガイド機構にて左右移動自在に垂設し、かつ、上記仕切板を左右方向多段位置乃至無段位置に停止可能な停止機構を具備したものである。
【0008】
また、上記左右ガイド機構は、上記仕切板の上端前後角部に取着した被案内部材と、該被案内部材をガイドするボール付のガイドレールとを、有し、上記収納空間の上壁面の前縁・後縁の近傍位置に配設して、左右移動自在可能としたものである。
【0009】
また、上記左右ガイド機構は、上記仕切板の上端前後角部に取着したローラ部材と、該ローラ部材をガイドするガイドレールとを、有し、上記収納空間の上壁面の前縁・後縁の近傍位置に配設して、左右移動自在可能としたものである。
【0010】
また、上記左右ガイド機構は、上記仕切板の上端前後角部に取着したローラ部材と、該ローラ部材をガイドするガイドレールとを、有し、上記収納空間の上壁面の前縁・後縁の近傍位置に配設し、さらに、上記仕切板の上端中央部に取着した上ローラ部材と、該上ローラ部材をガイドするために上記収納空間の上壁面側に配設した上ガイドレールとを、有するものである。
【0011】
上記停止機構は、上記仕切板の上端面から突出収納自在に付設した錠杆部材と、該錠杆部材の突出収納を操作する操作部と、上記上壁面側に配設した凹凸波部を有する帯板状部材と、を備え、上記錠杆部材を上記操作部によって突出させ、上記凹凸波部の凹部に嵌め込んで、左右方向多段位置にて停止可能としたものである。
【0012】
上記停止機構は、上記仕切板の上端面から突出収納自在に付設した錠杆部材と、該錠杆部材の突出収納を操作する操作部と、上記上壁面側に配設した弾性部材から成る帯板状部材と、を備え、上記錠杆部材を上記操作部によって突出させ、上記帯板状部材に当接して該帯板状部材に凹窪部を形成するように部分的圧縮させて、左右方向無段位置にて停止可能としたものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の収納庫によれば、左右ガイド機構を備えているので、仕切板を容易に左右に移動させて、被収納部材を受持することができる。また、停止機構を備えているので、仕切板を多段位置乃至無段位置に停止させ、被収納部材を確実に受持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1は本発明の収納庫の実施の一形態を示す正面図であり、図2はその要部断面側面図図であり、図3はその要部拡大断面側面図であり、図4は、その要部拡大断面正面図である。
【0015】
本発明に係る収納庫の実施の一形態は、床面(地面)に設置される箱状の底壁部材7を一面とし、底壁部材7の四隅近傍から4本の金属製支柱部材8,8,8,8を、起立状に配設し、左右側面に金属製薄板状の側板部材6,6を各々配設し、背面に金属薄板状の背板部材5を配設し、底壁部材7の上方へ3つの金属製板状の上壁部材4,4,4を順次底壁部材7と平行に配設し、各々の部材を取着して前方開口箱状に3つの収納空間9,9,9を形成したものである。また、この収納空間9は、大型の図面や地図やポスター等をファイリングして製本状にした被収納部材Aを起立状に収納可能な大きさに形成している。
【0016】
言い換えると、底壁部材7を底面とし、上壁部材4を上面(天板41)とし、左右側板部材6,6を左右側面とし、背板部材5を背面とし、4本の支柱部材8,8,8,8で枠組して、前方開口箱状の空間部を形成した収納庫であって、さらに、底壁部材7の上方の空間部に2つの上壁部材4,4を棚面(棚板42)として順次配設して取着し、上段部、中段部、下段部の3つの収納空間9,9,9を形成したものである。
【0017】
また、収納空間9には、被収納部材Aを一側面から受持する仕切板1を備えている。仕切板1は、収納空間9の上面を形成する上壁面9aから吊り持ち状に設けられ(垂設され)ている。また、仕切板1の下端面13は、収納空間9の下面を形成する下壁面9bに接触せずに適度な隙間を形成している。この隙間は、腰の弱い被収納部材Aが湾曲して、仕切板1の下端面13をくぐることがないように、収納空間9の高さ(上壁面9aから下壁面9bの長さ)の半分以上の長さ又は、仕切板1の下端面13が収納空間9の下壁面9bの近傍となる長さ(大きさ)に設定している。
【0018】
また、仕切板1の(正面側を前方とし背面側を後方として)上端前後角部11,11に、仕切板1を左右方向(図1の矢印L方向)から挟むように外装し取着(又は螺着)させた仕切保持部材12,12を付設している。仕切保持部材12は、左右方向に突出して、上壁面9aに垂直な平面を有する平板状フランジ部12a,12aを形成している。フランジ部12a,12aは、左右方向へ往復移動が可能な左右ガイド機構2に取着(螺着)されている。つまり、仕切板1は、仕切保持部材12を介して、左右ガイド機構2に上端前後角部11,11を取着(螺着)されている。
【0019】
左右ガイド機構2は、収納空間9の上壁面9aに、収納空間9の左右幅と略等しい長さの板金柱状のレール保持部材23を上壁面9aの前縁と後縁とに長手方向を左右方向として各々対面状に取着している。前後対面状となったレール保持部材23,23は、コの字状のガイドレール22が各々取着されている。ガイドレール22は、水平状にレール保持部材23に取着されている。ガイドレール22の内部には、金属性の多数のボール21を(取付状態で)上下方向で三列とし、左右方向へ列設している。ボール21は、回転自在にリテーナ24によって支持され、ガイドレール22に内装されている。また、断面視コの字状の被案内部材20を、ボール21に接触させ、僅かな力で容易にガイドレール22に沿って左右方向に往復できるように、ガイドレール22に取着している。
【0020】
つまり、左右ガイド機構2は、ガイドレール22に沿って被案内部材20が左右往復移動可能なものである。そして、収納空間9の上壁面9aの前縁・後縁に対面状に配置されている各々の被案内部材20に、仕切板1の上端前後角部11,11に取着された仕切保持部材12,12を各々取着(螺着)し、仕切板1を左右往復移動自在に上壁面9a側から垂設しているものである。
【0021】
また、仕切板1は、その上端面10から、突出収納自在に棒状の錠杆部材30を付設(内蔵)している。錠杆部材30は、仕切板1の正面部14に内装されている上下揺動可能な操作レバー33aを有する操作部33と連結している。錠杆部材30は、操作部33を操作する(操作レバー33aを上下へ揺動させる)ことで連動し、突出収納(操作レバー33aが上方へ揺動した状態では、錠杆部材30は収納し、下方へ揺動した状態では、突出)するように構成されている。この錠杆部材30と操作部33との連動は、両開きが可能な親子扉の子扉側の施錠部材としてよく使用されている建具金具のフランス落とし(又は上下落とし)金具の機構を用いたものである。また、錠杆部材30の先端部(突出収納部)30aは、丸形(断面視R形状)に形成されているのが望ましい。
【0022】
また、実施の一形態の収納庫は、仕切板1の上端面10と対面する収納空間9の上壁面9aに、左右方向を長手方向とした弾性部材から成る(ゴム製)帯板状部材31を取着している。帯板状部材31は、正面断面視波状の凹凸波部32を有している。また、凹凸波部32の凹部32aに錠杆部材30(の先端部30a)が嵌まり込むように、錠杆部材30の先端部30a(突出収納部)上方の上壁面9aに配設され取着されている。凹凸波部32は、左右方向へ多段に(多数の)凹部32aと凸部32bを繰り返した波状に形成している。
【0023】
つまり、実施の一形態の収納庫は、仕切板1の操作部33の操作レバー33aを操作して、錠杆部材30を仕切板1の上端面10から突出させると帯板状部材31の凹部32aに錠杆部材30の先端部30aが嵌まり込んで、仕切板1の左右方向の移動を多段位置で停止させることが可能な停止機構3を備えている。
【0024】
上述した実施の一形態の収納庫の使用方法(作用)について説明する。
まず、大型図面や製本体等(地図や図面、新聞、ポスター等の製本体やファイル等)の被収納部材Aを起立状に立て掛けるように収納空間9に整列させる。しかし、被収納部材Aの中で、コシが弱いものは湾曲し、大型のものや重心の高いものは傾倒する。
【0025】
そこで、仕切板1を被収納部材Aに接近乃至接触させる。この際、仕切板1は前後角部11,11を保持されている(片持ちではない)ので、仕切板1に加えた左右方向の力を前縁・後縁の被案内部材20,20へ略均等に伝達する。前縁・後縁の被案内部材20,20は、ボール21との接触摩擦は少なく、また、安定してガイドレール22に支持されているので、こじれることなく、僅かな力で、スムーズに左右往復移動する。
【0026】
次に、操作部33(の操作レバー33a)を操作する。錠杆部材30(の先端部30a)は、仕切板1の上端面10から突出する。すると、突出した錠杆部材30の丸形の先端部30aが帯板状部材31の凹部32aに近接乃至接触するように嵌まり込む。また、丸形の先端部30aが突出する際に、凸部32bに接触したとしても、断面視波状に凹凸波部32を形成しているので、凹部32aに吸い込まれるように錠杆部材30(先端部30a)が嵌まり込む。
【0027】
仕切板1は、錠杆部材30(先端部30a)の帯板状部材31への嵌まり込みによって(停止機構3によって)多段位置に確実に停止する。つまり、仕切板1は、被収納部材Aを確実に一側面から受持する。被収納部材Aは、仕切板1によって収納空間9に整列して収納される。
【0028】
また、被収納部材Aを出し入れした際(被収納部材Aが増減した際)は、操作部33(の操作レバー33a)を操作する。錠杆部材30(の先端部30a)は仕切板1の内部に入り込み(収納され)、仕切板1を左右へ移動可能な状態になる。仕切板1へ左右方向の力を加えると、左右方向(水平方向)へスムーズに移動し、被収納部材Aに接触乃至近接する。再び操作部33を操作すると、錠杆部材30の先端部30aが上端面10から突出する。被収納部材Aの増減があっても(収納する左右方向の長さが変更になっても)帯板状部材31は、凹凸波部32は連続した波状(多段)に凹部32aと凸32bを形成しているので、錠杆部材30は、多段位置で凹部32aにスムーズに嵌まり込み、仕切板1を停止させる。つまり、仕切板1は、多段位置で容易かつ確実に停止し、被収納部材Aを受持する。
【0029】
次に、左右ガイド機構2の他の実施例について説明する。図5は、左右ガイド機構2の他の実施例の要部拡大断面側面図であり、図6はその要部拡大断面正面図である。
【0030】
他の実施例の左右ガイド機構2は、実施の一形態と同様に取着しているレール保持部材23,23に、各々の開口部を対面状にして断面C字状のガイドレール22,22を取着している。
【0031】
図5に示すように、前方側(収納空間9の開口側)のガイドレール22は、仕切板1の正面部14に開口部を対面状に取着している。そして、ガイドレール22は、左右方向に配設された3つの回転自在なローラ部材51を係止している。ローラ部材51は、円周方向にガイド溝部51aを有している。ローラ部材51は、回転軸心L1 を水平状にして回転自在にガイドレール22に係止されている。つまり、ガイドレール22の開口部は、ガイド溝部51aに挿入可能かつ、ローラ部材51を左右方向にガイドする上向突片22aと下向突片22bとを対向して設け、3つのガイドローラ部材51内の真中のローラ部材51のガイド溝部51aを下向突片22bに係止すると共に、左右(残り)2つのローラ部材51,51のガイド溝部51a,51aを各々上向突片22aに係止している。そして、3つのローラ部材51,51,51は、平板状の連結板部材60を介して、実施の形態と同様の仕切保持部材12のフランジ部12a,12aに取着されている。
【0032】
また、図示省略するが、対面状に設けられたもう一つの後方側のガイドレール22にも、同様に3つのローラ部材51が設けられ、仕切板1の後方側に取着された仕切保持部材12のフランジ部12a,12aに取着されている。
【0033】
上述した他の実施例の左右ガイド機構2の使用方法(作用)について説明する。
仕切板1に回転自在に取着された合計6つの内の4つのローラ部材51のガイド溝部51aが上向突片22aに係止され、残り2つのローラ部材51のガイド溝部51aが下向突片22bに係止されることで、仕切板1は、前後左右方向に傾倒するような揺動が規制されながら、ガイドレール22(上・下突片22a,22b)に沿ってこじれることなくスムーズに左右方向に移動される。また、仕切板1は、上向突片22aに回転自在に係止された4つのローラ部材51で荷重を受けられると共に、下向突片22bに回転自在に係止された2つのローラ部材51で上方へのふらつくような揺動を規制されて、こじれることなくスムーズに左右に移動する。
【0034】
次に、別の実施例の左右ガイド機構2と停止機構3とを説明する。
図7は、別の実施例の左右ガイド機構と停止機構とを示す要部断面側面図であり、図8はその要部拡大断面側面図であり、図9は、その要部拡大断面正面図である。
【0035】
図7に示すように、別の実施例の左右ガイド機構2は、段差状のレール保持部材23,23を、実施の一形態と同様に収納空間9の前方と後方に対面状に配設している。
【0036】
そして、前方のレール保持部材23に、仕切板1の正面部14に開口部を対面状に配設した断面がC字状の前方用ガイドレール22Aと、仕切板1の前方寄り上端面10に開口部を対面状に配設した断面がC字状の前上方用ガイドレール22Cとを設けている。また、後方のレール保持部材23に、仕切板1の背面部15に開口部を対面状に配設した断面がC字状の後方用ガイドレール22Bと、仕切板1の後方寄りの上端面10に開口部を対面状に配設した断面がC字状の後上方用ガイドレール22Dとを設けている。
【0037】
ここで、図8と図9に示すように、前方用ガイドレール22Aは、左右方向に配設された3つの回転自在な前方用ローラ部材51,51,51を内装している。前方用ローラ部材51,51,51は、回転軸心L1 を水平状にして左右方向に配設されている。この3つの前方用ローラ部材51,51,51の内の真中の1つは、前方用ガイドレール22Aの内壁22dの上方側(上壁面9a側)に当接している(図8の点線で示すローラ部材51)。また、左右(残り)の2つの前方用ローラ部材51,51は、内壁22dの下方側(上壁面9aとは反対側)に当接している。
【0038】
また、前上方用ガイドレール22Cは、2つの回転自在な前上方用ローラ部材51,51を内装している。この2つ前上方用ローラ部材51,51は、回転軸心L1 を垂直状にして左右方向に配設されている。この2つの前上方用ローラ部材51は、前上方用ガイドレール22Cの内壁22dの前方側(収納空間9の開口側)に当接している。
【0039】
また、後方用ガイドレール22Bは(図7参照)、前方用ガイドレール22Aと同様に、3つのローラ部材51,51,51を左右方向に配設し、回転軸心L1 が水平状となるように内装している。この3つの後方用ローラ部材51,51,51は、前方用ローラ部材51と同様に、1つを内壁22dの上方側に当接し、残りの2つを内壁22dの下方側に当接している。
【0040】
また、後上方用ガイドレール22Dは、2つの回転自在な後上方用ローラ部材51,51を内装している。また、2つの後上方用ローラ部材51,51は回転軸心L1 を垂直状にして後上方用ガイドレール22Dの内壁22dの後方側(収納空間9の背面を形成する背壁面9c側)に当接している。
【0041】
また、実施の一形態と同様の収納空間9に設けられた仕切板1は、上端前後角部11,11に取着した仕切保持部材12,12を付設している。そして、仕切保持部材12は、各々左右方向に突出して、上壁面9aに垂直な平面を有する平板状フランジ部12a,12aを有すると共に、上壁面9aに平行な平面を有する平板状上フランジ部12b,12bを有している。
【0042】
そして、前方用ローラ部材51,51,51は、平板状の連結板部材60を介して、前方側の仕切保持部材12のフランジ部12aに取着されている。また、前上方用ローラ部材51,51は、前方側の仕切保持部材12の上フランジ部12bに取着されている。また、後方用ローラ部材51,51,51は、平板状の連結板部材60を介して、後方側の仕切保持部材12のフランジ部12aに取着されている。また、後上方用ローラ部材51,51は、後方側の仕切保持部材12の上フランジ部12b,12bに取着されている。つまり、仕切板1の上端前後角部11,11に複数のローラ部材51を仕切保持部材12,12を介して取着している。
【0043】
次に、別の実施例の停止機構3は、実施の一形態と同様に、錠杆部材30と操作部33とを仕切板1に備えている。そして、図7〜図9に示すように、左右方向を長手方向とし、断面が平板状の弾性部材から成る帯板状部材31を有している。この帯板状部材31は、錠杆部材30が突出して先端部30aが当接可能な前上方用ガイドレール22Cの内壁22dの上方側(収納空間9の上壁面9a側)に取着している。この帯板体状部材31は、錠杆部材30の先端部30aが当接すると、当接面が部分圧縮されて凹み、凹窪部31aを形成する程度の硬さを有する部材で形成されている。
【0044】
上述した別の実施例の左右ガイド機構2と停止機構3との使用方法(作用)について説明する。
別の実施例の左右ガイド機構2は、合計6つの前・後方用ローラ部材51の内の4つが前・後方用ガイドレール22A,22Bの内壁22dの下方側に当接すると共に、残りの2つが内壁22dの上方側に当接する。つまり、仕切板1の荷重を4つのローラ部材51で確実に支持すると共に、仕切板1の上方への移動を残り2つのローラ部材51で規制して、こじれることなくスムーズに仕切板1を左右方向に往復移動する。
【0045】
さらに、前上方用ローラ部材51が前上方用ガイドレール22Cの内壁22dの前方側に当接し、後上方用ローラ部材51が後上方用ガイドレール22Dの内壁22dの後方側に当接して仕切板1を左右往復移動させる。つまり、仕切板1は、前後方へのふらつくような移動を規制されると共に、前後方向に傾倒するようなこじれを規制され、スムーズに左右に往復移動される。
【0046】
そして、別の実施例の停止機構3は、仕切板1を停止させる際に、実施の一形態と同様に、操作部33を操作して、錠杆部材30を収納空間9の上壁面9a側に突出させる。すると、突出した錠杆部材30の先端部30aが、前上方用ガイドレール22Aの(内壁22dの上壁面9a側に取着された)帯板状部材31に当接する。帯板状部材31は、先端部30aから部分圧縮を受けて凹窪部31aを形成する。つまり、錠杆部材30が左右方向の自由な位置で帯板状部材31にくい込むように当接することで、仕切板1が停止保持される。言い換えると、仕切板1は、無段位置で容易かつ確実に停止し、被収納部材Aを受持する。
【0047】
次に、さらに別の実施例の左右ガイド機構2と停止機構3とを説明する。
図10は、さらに別の実施例の左右ガイド機構2と停止機構3とを示す要部断面側面図である。
【0048】
図10に示すように、別の実施例の左右ガイド機構2は、実施の一形態と同様に取着しているレール保持部材23,23に、各々の開口部を対面状にして断面C字状のガイドレール22,22を取着している。さらに、仕切板1の上端面10の中央部に開口部を対面状して断面C字状の上ガイドレール54を収納空間9の上壁面9a側に設けている。
【0049】
また、実施の一形態と同様の収納空間9に設けられた仕切板1は、上端前後角部11,11に取着した仕切保持部材12,12を付設している。仕切保持部材12は、各々左右方向に突出して、上壁面9aに垂直な平面を有する平板状フランジ部12a,12aを有している。さらに、仕切板1の上端中央部50に取着した仕切支持部材61を付設している。仕切支持部材61は、左右方向に突出して、上壁面9aに平行な平面を有する平板状フランジ部61bを有している。
【0050】
上ガイドレール54は、左右方向に配設された3つの回転自在な上ローラ部材53を内装している。3つの上ローラ部材53は、回転軸心L1 を垂直状にして左右方向に配設されている。この3つの上ローラ部材53の内の真中の1つは、上ガイドレール54の内面壁54dの後方側(収納空間9の背壁面9c側)に当接している(図10の点線部で示す上ローラ部材53)。また、左右(残り)の2つの上ローラ部材53は、内面壁54dの前方側(収納空間9の開口側)に当接している。そして、上ローラ部材53は、仕切支持部材61の上フランジ部61bに回転自在に取着されている。
【0051】
また、前・後方用ガイドレール22,22は、各々に3つのローラ部材51が内装されている。そして、別の実施例の左右ガイド機構2の前・後方用ローラ部材51と同様に、回転軸心L1 を水平状に配設して、さらに、1つのローラ部材51を内壁22dの上方側に当接するように配設し、2つのローラ部材51を内壁22dの下方側に当接するように配設している(参考図として別の実施例を示す図8と図9とを参照)。また、3つのローラ部材51は、仕切保持部材12のフランジ部12aに各々回転自在に取着されている。
【0052】
さらに、別の実施例の停止機構3は、実施の一形態と同様に、錠杆部材30と操作部33とを仕切板1に備えている。そして、左右方向を長手方向とし、断面が平板状の弾性部材から成る帯板状部材31を有している。この帯板状部材31は、錠杆部材30が突出して先端部30aが当接可能な収納空間9の上壁面9aに取着している。この帯板体状部材31は、錠杆部材30の先端部30aが当接すると、当接面が部分圧縮されて凹み、凹窪部31aを形成する程度の硬さを有する部材で形成されている。
【0053】
上述したさらに別の実施例の左右ガイド機構2と停止機構3との使用方法(作用)について説明する。
さらに別の実施例の左右ガイド機構2は、仕切板1を左右方向に往復移動させる際に、2つの上ローラ部材53が内面壁54dの前方側に当接し、1つの上ローラ部材53が内面壁54dの後方側に当接して仕切板1を左右往復移動させる。つまり、仕切板1は、前後方向へのふらつくような移動を規制されると共に、前後方向に傾倒するようなこじれを規制され、ズムーズに左右に往復移動される。
また、合計6つの前・後方ガイドレール22,22に内装されているローラ部材51は、合計6つの内の4つがガイドレール22の内壁22dの下方側に当接すると共に、2つが内壁22dの上方側に当接する。つまり、仕切板1の荷重を4つのローラ部材51で確実に支持すると共に、仕切板1の上方への移動を残り2つのローラ部材51で規制して、こじれることなくスムーズに仕切板1を左右方向に往復移動する。
【0054】
そして、さらに別の実施例の停止機構3は、仕切板1を停止させる際に、実施の一形態と同様に、操作部33を操作して、錠杆部材30を収納空間9の上壁面9a側に突出させる。すると、突出した錠杆部材30の先端部30aが、上壁面9aに取着された帯板状部材31に当接する。帯板状部材31は、先端部30aから部分圧縮を受けて凹窪部31aを形成する。つまり、錠杆部材30が、左右方向の自由な位置で帯板状部材31にくい込むように当接することで、仕切板1を停止保持させている。言い換えると、仕切板1は、無段位置で容易かつ確実に停止し、被収納部材Aを受持する。
【0055】
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、仕切板1を複数設けても良い。また、上壁部材4の上下位置(収納空間9の高さ)を自由に設定できるように構成し、仕切板1を左右ガイド機構2から脱着自在(例えばネジ止め)にして、収納空間9の大きさに合わせて交換自在としても良い。また、仕切板1の上下方向長さ(高さ)を伸縮自在可能に構成(例えば、折り畳み式)しても良い。
【0056】
また、2つ左右ガイド機構2,2の後方用ガイドレール22を収納空間9の背面を形成する背壁面9cの上壁面9a寄りに金属製柱状のレール保持部材23を介して取着させ、背面壁9cの上壁面9a近傍から仕切板1の背面部15の上部(上端後角部11)に被案内部材20を仕切保持部材12を介して取着させ、収納空間9の上壁面9a側から仕切板1を垂設しても良い。また、ローラ部材51を複数設けてもよい。また、複数のローラ部材51を平面視千鳥状に配設しても良い。
【0057】
また、ガイドレール22を収納空間9の開口部の上壁面9a近傍に、左右側支柱部材8,8(又は左右側板部材6,6)を左右方向に連結するように金属製柱状のレール保持部材23を設け、左右ガイド機構2を取着させて、開口部の上壁面9a近傍から仕切板1の正面部14の上部(上端前角部11)に被案内部材20を仕切保持部材12を介して取着させ、収納空間9の上壁面9a側から仕切板1を垂設しても良い。
【0058】
また、帯板状部材31に左右方向を長手方向とする長凹溝部を形成し、錠杆部材30の先端部30aを突出させ、長凹溝部に接触させて仕切板1を無段位置に停止可能としても良い。また、錠杆部材30の突出収納の機構としては、上述した以外に、操作レバー33aの上下揺動操作に対応する錠杆部材30の動きを実施の形態と逆の動きとしても良い。また、フランス落とし(上下落とし)機構以外に、丸落とし(南京落とし)機構のように、操作部33の操作レバー33aに係止突設部を形成し、操作部33に設けた係止溝に係止させ、錠杆部材30を突出状態にさせる丸落とし(南京落とし)を上向き状に配設し、上端面10から突出収納可能としたものでも良い。また、操作レバー33aを回転摘まみ状に形成し、回転させて、錠杆部材30が突出収納する機構としたものでも良い。
【0059】
以上のように、本発明は、大型図面や製本体等の被収納部材Aを一側面から受持する仕切板1を、前方開口状の収納空間9の上壁面9a側から、左右ガイド機構2にて左右移動自在に垂設し、かつ、仕切板1を左右方向多段位置乃至無段位置に停止可能な停止機構3を具備したので、仕切板1をスムーズに左右方向に移動させることができる。また、仕切板1を左右方向多段乃至無段位置で停止させることができるので、確実に被収納部材Aを受持することができる。また、左右ガイド機構2と停止機構3とを各々を個別に容易に調整できる。
【0060】
また、左右ガイド機構2は、仕切板1の上端前後角部11,11に取着した被案内部材20と、被案内部材20をガイドするボール21付のガイドレール22とを、有し、収納空間9の上壁面9aの前縁・後縁の近傍位置に配設して、左右移動自在可能としたので、仕切板1がこじれることなくスムーズに左右方向へ移動することができる。ボール21付のガイドレールなので、接触(摩擦)抵抗が少なく僅かな力でスムーズに移動できる。
【0061】
また、左右ガイド機構2は、仕切板1の上端前後角部11,11に取着したローラ部材51と、ローラ部材51をガイドするガイドレール22とを、有し、収納空間9の上壁面9aの前縁・後縁の近傍位置に配設して、左右移動自在可能としたので、仕切板1がこじれることなくスムーズに左右方向へ移動することができる。ローラ部材51がガイドレール22に当接して、移動するので仕切板1がふらつかずズムーズに安定して左右方向に往復移動できる。また、前後方向のふらつきがなくなりより安定して、被収納部材Aを保持できる。また、仕切板1の上下方向の揺動が規制され、よりスムーズに仕切板1を往復移動できる。
【0062】
また、左右ガイド機構2は、仕切板1の上端前後角部11,11に取着したローラ部材51と、ローラ部材51をガイドするガイドレール22とを、有し、収納空間9の上壁面9aの前縁・後縁の近傍位置に配設し、さらに、仕切板1の上端中央部50に取着した上ローラ部材53と、上ローラ部材53をガイドするために収納空間9の上壁面9a側に配設した上ガイドレール54とを、有するので、仕切板1がこじれることなくスムーズに左右方向へ移動することができる。ローラ部材51がガイドレール22に当接して、移動するので仕切板1がふらつかずズムーズに安定して左右方向に往復移動できる。また、前後方向のふらつきがなくなりより安定して、被収納部材Aを保持できる。また、仕切板1の上下左右方向の揺動が規制され、よりスムーズに仕切板1を往復移動できる。仕切板1の、上端前後角部11,11と上端中央部50とをガイドして往復移動させるのでより安定して往復移動できる。
【0063】
また、停止機構3は、仕切板1の上端面10から突出収納自在に付設した錠杆部材30と、錠杆部材30の突出収納を操作する操作部33と、上壁面9a側に配設した凹凸波部32を有する帯板状部材31と、を備え、錠杆部材30を操作部33によって突出させ、凹凸波部32の凹部32aに嵌め込んで、左右方向多段位置にて停止可能としたので、確実に被収納部材Aを受持できる。また、凹凸波部32を有するので、錠杆部材30がスムーズに凹部32aに嵌まり込む。また、多段位置にて停止可能なので、被収納部材Aの増減があっても、仕切板1を被収納部材Aに近接乃至接触させて、確実に受持することができる。また、停止保持力(つまり、被収納部材Aからの力を受持する力)を、左右方向へ移動させる操作性に影響させることなく調整(設定)できる。
【0064】
また、停止機構3は、仕切板1の上端面10から突出収納自在に付設した錠杆部材30と、錠杆部材30の突出収納を操作する操作部33と、上壁面9a側に配設した弾性部材から成る帯板状部材31と、を備え、錠杆部材30を操作部33によって突出させ、帯板状部材31に当接して帯板状部材31に凹窪部31aを形成するように部分的圧縮させて、左右方向無段位置にて停止可能としたので、被収納部材Aの増減があっても、仕切板1を被収納部材Aに接触させて、確実に受持することができる。また、停止機構3の停止保持力(つまり、被収納部材Aからの力を受持する力)を、左右方向へ移動させる操作性に影響させることなく調整(設定)できる。また、帯板状部材31が凹窪部31aを形成するので、錠杆部材30が帯板錠部材31にくい込むように接触して確実に仕切板1を停止保持できる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明に係る収納庫の実施の一形態を示す正面図である。
【図2】本発明に係る収納庫の実施の一形態を示す要部断面側面図である。
【図3】本発明に係る収納庫の実施の一形態を示す要部拡大断面側面図である。
【図4】本発明に係る収納庫の実施の一形態を示す要部拡大断面正面図である。
【図5】他の実施例の左右ガイド機構を示す要部拡大断面側面図である。
【図6】他の実施例の左右ガイド機構を示す要部拡大断面正面図である。
【図7】別の実施例の左右ガイド機構と停止機構とを示す要部断面側面図である。
【図8】別の実施例の左右ガイド機構と停止機構とを示す要部拡大断面側面図である。
【図9】別の実施例の左右ガイド機構と停止機構とを示す要部拡大断面正面図である。
【図10】さらに別の実施例の左右ガイド機構と停止機構とを示す要部断面側面図である。
【符号の説明】
【0066】
1 仕切板
2 左右ガイド機構
3 停止機構
4 上壁部材
9 収納空間
9a 上壁面
10 上端面
11 上端前後角部
20 被案内部材
21 ボール
22 ガイドレール
30 錠杆部材
31 帯板状部材
31a 凹窪部
32 凹凸波部
32a 凹部
33 操作部
50 上端中央部
51 ローラ部材
53 上ローラ部材
54 上ガイドレール
A 被収納部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
大型図面や製本体等の被収納部材(A)を一側面から受持する仕切板(1)を、前方開口状の収納空間(9)の上壁面(9a)側から、左右ガイド機構(2)にて左右移動自在に垂設し、かつ、上記仕切板(1)を左右方向多段位置乃至無段位置に停止可能な停止機構(3)を具備したことを特徴とする収納庫。
【請求項2】
上記左右ガイド機構(2)は、上記仕切板(1)の上端前後角部(11)(11)に取着した被案内部材(20)と、該被案内部材(20)をガイドするボール(21)付のガイドレール(22)とを、有し、上記収納空間(9)の上壁面(9a)の前縁・後縁の近傍位置に配設して、左右移動自在可能とした請求項1記載の収納庫。
【請求項3】
上記左右ガイド機構(2)は、上記仕切板(1)の上端前後角部(11)(11)に取着したローラ部材(51)と、該ローラ部材(51)をガイドするガイドレール(22)とを、有し、上記収納空間(9)の上壁面(9a)の前縁・後縁の近傍位置に配設して、左右移動自在可能とした請求項1記載の収納庫。
【請求項4】
上記左右ガイド機構(2)は、上記仕切板(1)の上端前後角部(11)(11)に取着したローラ部材(51)と、該ローラ部材(51)をガイドするガイドレール(22)とを、有し、上記収納空間(9)の上壁面(9a)の前縁・後縁の近傍位置に配設し、
さらに、上記仕切板(1)の上端中央部(50)に取着した上ローラ部材(53)と、該上ローラ部材(53)をガイドするために上記収納空間(9)の上壁面(9a)側に配設した上ガイドレール(54)とを、有する請求項1記載の収納庫。
【請求項5】
上記停止機構(3)は、上記仕切板(1)の上端面(10)から突出収納自在に付設した錠杆部材(30)と、該錠杆部材(30)の突出収納を操作する操作部(33)と、上記上壁面(9a)側に配設した凹凸波部(32)を有する帯板状部材(31)と、を備え、上記錠杆部材(30)を上記操作部(33)によって突出させ、上記凹凸波部(32)の凹部(32a)に嵌め込んで、左右方向多段位置にて停止可能とした請求項1,2,3又は4記載の収納庫。
【請求項6】
上記停止機構(3)は、上記仕切板(1)の上端面(10)から突出収納自在に付設した錠杆部材(30)と、該錠杆部材(30)の突出収納を操作する操作部(33)と、上記上壁面(9a)側に配設した弾性部材から成る帯板状部材(31)と、を備え、上記錠杆部材(30)を上記操作部(33)によって突出させ、上記帯板状部材(31)に当接して該帯板状部材(31)に凹窪部(31a)を形成するように部分的圧縮させて、左右方向無段位置にて停止可能とした請求項1,2,3又は4記載の収納庫。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−50442(P2009−50442A)
【公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−219649(P2007−219649)
【出願日】平成19年8月27日(2007.8.27)
【出願人】(504374849)株式会社泉陽商会 (16)