説明

取外可能なフォーム付衣類洗濯デバイス

【課題】
【解決手段】ブラ洗濯デバイスは、シェルと、前記シェルに取外可能に挿入される仕切りと、を含む。前記仕切りは、ブラの1つのカップを前記シェルの一の配置箇所に、また、ブラの他のカップを前記シェルのもう1つの配置箇所に保つ。衣類を洗濯するためのシステムは、1つのシェルと、前記シェルにそれぞれ交互に連結可能な2つ以上のインサートと、を含む。それぞれのインサートは、他のインサートの三次元フォームとは相違する三次元フォームを含む。前記シェルの開口は、当該開口を通過して当該シェルからブラストラップが延びるのを妨げる寸法になり得る。前記デバイスは、当該デバイスと前記衣類が洗濯機内に設置されるときに実質的に前記衣類のすべてが洗濯機内の水面下に保たれるような浮揚性を有し得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に衣服を洗濯するためのデバイスに関する。特に、実施形態はブラジャーとビキニトップのための洗濯デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
ブラジャーは通常2つのカップ、2本の肩ストラップ、2本のバックストラップ、ラッチ機構(フックと穴)、オプションパッド(ソフト発泡体、空気、水、ジェル、またはシリコーン)、そして、オプションとして、2つのアンダーワイヤで構成される。パッドは、取外し可能な挿入物として、或いは、ブラと一体の部分として構成し得る。幾つかのブラは、レース、サテン、シルク、メッシュ、ハイテク超極細繊維、伸縮性布地、透過性生地といった極めて繊細な布地を有する。
【0003】
アンダーワイヤは、カップ内において使用されるとき、洗濯および乾燥中にしばしば歪むことがある。時間とともに、アンダーワイヤは頻繁にブラの布地を突き破る。これは胸部又はブラを傷付けるという結果をもたらし得るし、また、他の衣服や洗濯機ドラムをも損傷することもあり得る。
【0004】
上記ラッチ機構は、2つのバックストラップ上に、または、カップの間の前部上のカップ間ブリッジに位置しているものであり、典型的には数個のフックと穴、又は、プラスチックスナップ式留め具を有している。洗濯機及び/又は乾燥機内において、フックは頻繁にブラそのもの、ジッパー、ボタン孔、セーター、そして繊細な布地にひっかかるとともに変形する。ブラはまた、容易に他の衣服や洗濯機及び乾燥機内の隙間に絡み、カップ、パッド、アンダーワイヤ、布地及びストラップに更なる変形を引き起こす。繰り返される機械的洗濯及び乾燥は、ブラの弾性を実質的に弱め得る。パッドは、特に厚手でソフトな発泡体で構成されているとき、しばしば凹凸になったり丸まったりする。それは、空気、水、ジェル又はシリコーンでできているとき、孔が開いたり漏れ出したりすることもあり得る。これらの変形は、Tシャツを通してでも見えるものであり、また、特にタイトフィットな衣服が着用されているときには目立ちやすい。これらの問題はパッド付またはパッド無ブラを着用する女性にはよく理解されているところである。
【0005】
したがって、ブラの原型を保護する試みとして、使用者の中にはブラを食器洗い機での洗濯を試みる人もいた。そのためには、移動したり、食器洗い機の尖ったラックロッドや回転スプレーアームによって損傷を受けたりするといったことを防ぐため、ブラを食器洗い機に固定しなければならない。ブラを洗濯するもう1つの方法としては、それをメッシュの洗濯バッグに入れてから、洗濯機又は食器洗い機に設置するというものがある。しかしながら、そのソフト素材構造により、前記バッグは、原型が損なわれたり、内側にカップのカーブした形に反して崩れたり、そして同じバッグ内で他のブラと絡むというように、ブラが損傷を受けることを未だ十分に防ぐことができない。加えて、パッド付ブラ(特に、空気、水、ジェル又はシリコーンを使用しているもの)は容易に破裂することがあり、ブラカップに漏れ出すということも起きる。ブラのフックはまた、緩んできたり、同じバッグ内に設置された他のブラに引っ掛かったりし得る。傷んだブラを取り替えるのに要する時間と費用は多大なものになり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これらの全ての不都合さを考慮し、多くの女性はブラを手洗いする方法を選んできた。しかしながら、手洗いは実に時間を要し、非実用的である。それは背中、手及び手首の痛みを生じさせることもある。手洗いされたブラのほとんどは空気乾燥されなければならないが、吊るされた場所に多くの水垢を生じさせ、それによって滑り易くなったり、また不必要な清掃が必要になったりする。
【0007】
洗濯機内でブラを洗うための幾つかのデバイスが知られている。既知のデバイスの多くに使用されるプラスチックの密度は水の密度よりも低い。そのようなデバイスは容易に浮く傾向にあるため、そのようなデバイスの大部分は、デバイス内の衣類と同様に、洗濯中に洗濯水の水面よりも上になることがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
衣類洗濯デバイスの様々な実施形態が開示される。ある実施形態では、ブラ洗濯デバイスは、1つのシェルと、当該シェル内に挿入され得る仕切りと、を含む。前記仕切りは、ブラの1つのカップを前記シェルの一の配置箇所に、前記ブラの他のカップを前記シェルのもう一つの配置箇所に保持する。前記仕切りは前記シェルに対して実質的には固定された関係で保持されてもよい。
【0009】
ある実施形態では、衣類を洗濯するためのシステムは、1つのシェルと、それぞれが交換可能に前記シェルと連結され得る2つ又はそれ以上のインサートと、を含む。それぞれのインサートは他のインサートの1又は複数の三次元形態とは異なる三次元形態を含む。
【0010】
ある実施形態では、ブラ洗濯デバイスは、1つのシェルと、当該シェルと連結する1つのフォーム(形態;form)と、を含む。前記シェルと前記フォームのそれぞれは複数の開口を有している。前記シェルの前記開口は、ブラストラップが前記開口を通過して前記シェルを通り抜けて延びることを妨げる寸法になっている。前記フォームの少なくとも幾つかの前記開口は前記シェルにおける前記開口よりも大きい。
【0011】
ある実施形態では、洗濯機において衣類を洗濯するためのデバイスは、シェルと、当該シェルと連結され得る1つのフォームと、を含む。当該フォームは、前記シェルの或る配置箇所において前記衣類の少なくとも一部分を保持する。前記デバイスは、前記デバイスと前記衣類が洗濯機に入れられたときに前記衣類の実質的に全てが前記洗濯機内の水面下に維持されるような浮揚性を有している。
【図面の簡単な説明】
【0012】
以下の好ましい形態の詳細な説明を、以下の図面と併せて考慮すると、本発明のさらなる理解を得ることができる。
【図1】図1は一の実施形態に係る洗濯デバイスの外観図である。
【図1A】図1Aは一の実施形態に係る洗濯デバイスのシェルの2つのハーフ間の接合部の断面図である。
【図2A】図2Aは、一の実施形態に係るインサートを備えた洗濯デバイスを図示する。
【図2B】図2Bは、図2Aで図示された前記洗濯デバイスの異なる図である。
【図3】図3は洗濯デバイスのインサートとシェルの間のタブ−スロット連結部の詳細図である。
【図4】図4は、一の実施形態に係る、パッド入りブラ用のインサートの側面図である。
【図5】図5は、一の実施形態に係る、パッド無ブラを洗濯するのに適したデバイスを図示する。
【図6】図6は、一の実施形態に係る、パッド無ブラを洗濯するのに適したインサートの側面図である。
【図7】図7は、一の実施形態に係る、人工的補充物を有するブラを洗濯するのに適したデバイスを図示する。
【図8】図8は、一の実施形態に係る、人工的補充物を有するブラを洗濯するのに適したインサートの側面図である。
【図9】図9は、一の実施形態に係る、シェルとインサートを備えた洗濯デバイスの断面図である。
【図10】図10は、一の実施形態に係る、ラッチ機構を含むデバイスの上側シェルハーフを図示する。
【図11】図11は、一の実施形態に係る、ラッチ機構を含むデバイスの下側シェルハーフを図示する。
【図12】図12は、一の実施形態に係る、洗濯デバイス用のラッチ機構を図示する。
【図13】図13は、一の実施形態に係る、洗濯デバイス用のラッチ機構の断面図である。
【図14】図14は、一の実施形態に係る、ブラと共に示す洗濯デバイスの部分的分解図である。
【図15】図15は、一の実施形態に係る、使用中に完全に沈んでいる洗濯デバイスを図示する。
【図16】図16は、一の実施形態に係る、使用中に部分的に沈んでいる洗濯デバイスを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は様々な変形や代替形態を許容可能であるが、その具体的な実施例は、図面例示の方法で示され、また、ここで詳細が説明される。しかしながら、図面やそれらの詳細な説明は、本発明を開示される特定の形態に限定するものではなく、むしろ、添付の請求によって規定されるような本発明の精神と範囲に収まるすべての変形物、均等物及び代替物を網羅する趣旨である。なお、見出しは、もっぱら構成的な目的のものであって、説明又は請求の範囲を限定したり又は解釈したりするために使用されるものではないことに注意すべきである。さらには、用語「may(できる、してもよい、〜得る)」は本出願の全体においては許容する意味で使用され(すなわち「可能性を有する」「することができる」)、義務的な意味(すなわち「しなければならない」)ではないことに注意されたい。用語「含む」、およびその派生語は、「含んでいるがそれに限定されない」ことを意味する。用語「連結される」は直接又は間接に連結されることを意味する。
【0014】
図1、図2A、および図2Bは、一の実施形態に係る洗濯デバイスを図示している。洗濯デバイス100はシェル102とインサート104とを含む。シェル102は上側シェルハーフ106と下側シェルハーフ108とを含む。上側シェルハーフ106と下側シェルハーフ108はヒンジ109において回動可能に連結され得る。シェル102は下側シェルハーフ108から上側シェルハーフ106を回動させて離すことによって開放することができる。インサート104はシェル102が開放されているときにシェル102から取り除くことができる。シェル102はラッチ機構110を含む。ラッチ機構110はシェル102を封鎖状態に保持することができる。
【0015】
デバイス100は洗濯機、乾燥機又は他の衣類によって引き起こされるダメージから衣類を守ることができる。デバイス100はブラのアンダーワイヤが曲がったり、又は、前記ブラから突き出てその布地に孔を開けたりすることから保護することができる。一の実施形態においては、シェル102とインサート104は熱ダメージからそれを保護するために耐熱性のポリプロピレンを材料として作られる。
【0016】
図1と1Aに示されるように、上側シェルハーフ106は外側縁枠部111と内側縁枠部112との間にチャネル115を含んでいる。下側シェルハーフ108は内側縁枠部128と外側縁枠部126の間にチャネル114を含んでいる。上側シェルハーフ106の内側縁枠部112は、シェル102が閉じているときに、下側シェルハーフ108のチャネル114内に収まり得る。下側シェルハーフ108の外側縁枠部126は、シェル102が閉じているとき、上側シェルハーフ106のチャネル115内に収まり得る。内側縁枠部112のチャネル114への係合、及び/又は、縁枠部126のチャネル115への係合は、下側シェルハーフ108に対する上側シェルハーフ106の横方向の動きを妨げることができる。内側縁枠部112のチャネル114への係合、及び/又は、外側縁枠部126のチャネル115への係合は、また、前記上側シェルハーフと前記下側シェルハーフの接合部近傍での、前記シェルハーフの変形(例えば、歪み、よじれ)を妨げることができる。変形の抑制は、洗濯中及び/又はデバイス100の取り扱い中に外部荷重がかかったときの上側シェルハーフ106と下側シェルハーフ108の分離を防ぎ得る。内側縁枠部112のチャネル114への係合、及び/又は、外側縁枠部126のチャネル115への係合は、ラッチ機構110とヒンジ109への負荷をも軽減し得る。
【0017】
図2Aと2Bを参照すると、インサート104はタブ120を含む(明確にするために、上側シェルハーフ106は、図2A又は2Bに図示されていない)。下側シェルハーフ108はスロット122を含む。インサート104は、インサート104のそれぞれのタブ120を下側シェルハーフ108の対応するスロット122に挿入することによって、下側シェルハーフ108に連結され得る。インサート104のタブ120と下側シェルハーフ108のスロット122は、下側シェルハーフ108の外周に沿った様々なポイントにて分散され得る。インサートの少なくとも1つのタブが、前記インサートの他の1又は複数のタブに対して部分的に(図2Aに図示するように)又は完全に対向する位置にあってもよい。
【0018】
図3は、インサート104とシェル102の間の一のタブスロット連結部の詳細図である。インサート104はアーム124を含む。下側シェルハーフ108は外側縁枠部126と内側縁枠部128とを含む。外側縁枠部126と内側縁枠部128は下側シェルハーフ108においてチャネル114を規定している。下側シェルハーフ108はスロット122を前記チャネル114の底部に含む。アーム124はタブ120を含む。タブ120は下側シェルハーフ108のスロット122に挿入することができる。アーム124は内側縁枠部128の破断部130内で止まることができる。シェル102が閉じられると、上側シェルハーフ106(図1に図示される)の内側縁枠部112は、アーム124を下側シェルハーフ106上の場所に保持することができる。同様な方法で、上側シェルハーフ106の内側縁枠部112はインサート104の他のタブ120を下側シェルハーフ108のスロット122内の場所に保持することができる。したがって、シェル102の封鎖はインサート104をシェル102に対して相対的に固定された位置で保持し得る。
【0019】
幾つかの実施形態では、インサートはタブ又はスロット無しでシェルと連結され得る。あるインサートは、シェルの一方のハーフ又は両方のハーフに連結するピン、フランジ、アーム又は梁を含んでもよい。例えば、あるインサートは、1つのシェルハーフの孔を塞ぐ1つのピン又は複数のピンを含んでいてもよい。ある実施形態においては、1つのインサート、フォーム又は仕切りが外側シェルに永久的に又は半永久的に取り付けられていてもよい。ヒンジによって外側シェルに連結される内側フォームは、例えばファン(Phan)に与えられた米国特許第6.742.683号に提示されている。
【0020】
図4はシェル102から分離されたときのインサート104を図示している。インサート104は上側インサートハーフ140と下側インサートハーフ142を含む。それぞれのインサートハーフはフォーム144を含む。フォーム144のそれぞれはブラのカップを保持するのに合わせて成形された表面を備えていてもよい。フォーム144は、それらが共に使用される胸カップの内面と類似する(同じ)輪郭を備え得る。フォーム144はアンダーワイヤとブラカップの湾曲を維持するのを補助する。上側インサートハーフ140と下側インサートハーフ142のフォーム144は互いのミラー対称であってもよく、又は、それらは異なっていてもよい。フォーム144は丸みのある部分146、湾曲部分148及び平坦部分150を含むことができる。湾曲部分148は丸みのある部分146と平坦部分150との間の円滑な移行を提供するフィレット形状であり得る。湾曲部分148の形状(例えば、凹面)はパッド入りブラカップのパッドを収容するスペースを許容することができる。フォームは、球面状、S字形状、傾斜状、平坦状、卵形状、または不規則状といった様々な形状を有することができる。フォームはインサートと一体にしてもよく、又は、分離された要素(例えば、インサートベースに取付けられたもの)としてもよい。
【0021】
インサート104は、シェル102内に設置されると、シェル102の内容積154を2つのハーフに分けるように働く。図2Bを参照すると、通路158が前記2つのハーフの間に延びている。インサート104はポケット160を含む。ポケット160は開口162を含む。ポケット160は1又は複数のブラストラップを収容することができる(例えば、前記ブラのブラカップがフォーム144のそれぞれに設置されたとき)。ポケット160は、取外可能なブラストラップ、半パッド、プッシュアップパッド、肩パッド、靴下、パンティ、スカーフといったデリケートなアクセサリーも収容可能である。通路158はブラのカップ間ブリッジを収容可能である。一の実施形態において、前記ブラのカップの厚みによっては、通路は3つのブラカップ間ブリッジを収容することができる。
【0022】
一の実施形態においては、シェル102は1つの厚手パッド入りのブラ、2つの重ねられたセミパッドブラ、又は、3つの重ねられたパッド無ブラを収容するのに充分なスペースを有している。複数のブラがプロテクターの内側に設置されるとき、それらは第2のブラのカップの前面が第1のブラの胸側に向くようにして重ねられ得る。
【0023】
ある実施形態では、衣類を洗濯するためのシステムは、1つのシェルと2以上のインサートとを含む。それぞれのインサートは交換可能に前記シェル内に取付けられ得る。これらの前記インサートは異なる形状を有していてもよい。前記形状のそれぞれは、1つの異なる種類又は形状の衣類を収容することができる。例えば、一のインサートはパッド入りブラを洗濯するのに適したフォームを有し、そしてもう一方のインサートはパッド無ブラを洗濯するのに適したフォームを有することが可能である。デバイスの使用者は、使用者が洗濯や乾燥、あるいは収納したい1又は複数の前記衣類のために適した1又は複数のインサートを選択することができる。
【0024】
図5は、一の実施形態によるパッド無ブラ用の洗濯デバイスを図示している。デバイス170はインサート172を含む。図5に示される前記デバイスの前記シェルは、上記の図1、2A及び2Bに関して前述したものと同様のものとすることができる(明確にするために、下側シェルハーフ108のみが図5に示されている)。インサート172は、インサート104と同様に下側シェルハーフ108と連結されてもよい(例えば、図2A及び3で示されるように)。
【0025】
図6は、シェル102内に取付けられていないときのインサート172の側面図である。インサート172はフォーム174を含む。フォーム174は、インサート104のフォーム144よりも全体的に丸みを帯びた形を有していてもよい。フォームが丸みを帯びるほど、パッド無ブラのブラカップを保持するのにより適したものになり得る。
【0026】
幾つかの実施形態においては、洗濯デバイスは、1又は複数の人工的補充物を保持する衣類(例えば、乳房切除者用ブラ)を洗濯するのに適したフォームを含んでいてもよい。図7は一の実施形態による、人工的補充物を有するブラ用の洗濯デバイスを図示している。デバイス176はインサート178を含む。図7に示す前記デバイスの前記シェルは、上記図1、2A及び2Bに関して前述したものと同様である(明確にするために、下側シェルハーフ108のみが図7に示されている)。インサート178はインサート104と同様の方法で下側シェルハーフ108に連結し得る。
【0027】
図8は、シェル102内に取付けられていない状態のインサート178の側面図である。インサート178はフォーム180を含む。当該フォーム180は平坦な表面182を含んでもよい。平坦な表面は、女性の胸部(乳房)補充物(義乳房)を保持するブラカップを収容することができる。人工的補充物を保持する衣類のためのフォームは凸状、凹状、又は他の適合する形状とすることもできる。一の実施形態において、人工的補充物を保持する衣類のためのフォームは、前記衣類用にカスタマイズされる。洗濯デバイス(例えば、デバイス176)は、取外し可能なブラストラップ、デミパッド、プッシュアップパッド、肩パッド、靴下、パンティ、スカーフ、及び、小さな衣料品を、洗濯、乾燥又は収納するために用いることができる。あるいは、これらのような品目はインサートを使わずにシェル102内で洗濯され得る。
【0028】
幾つかの実施形態において、1つのインサートの向かい合う両側(両面)は異なる形状を有することができる。例えば、1つのインサートは、一方の側において丸められた表面(例えば、パッド無ブラカップ用)、他方の側においては平坦な表面(例えば、乳房補充物を備えたブラカップ用)を含むことができる。
【0029】
インサート104、172及び178は、それぞれを同じシェル(例えば、シェル102)に挿入可能であるため、共通のシェルは違う種類のブラを洗濯するのに使用可能である。図2A−8には3種類のインサートのみが示されているが、システムは3つ以下の異なるインサート、又は、3つ以上の異なるインサートを含むことができる。インサートはブラ以外の衣類のために供されてもよい。インサートは、例えば、ハット、手袋、スカーフ、靴下、スリッパといった品目に供されてもよい。
【0030】
インサート104、上側シェルハーフ106、及び、下側シェルハーフ108は有孔物であってもよく、例えばそれらは数多くの孔を有していてもよい。これらの孔は、充分な洗濯、乾燥又は収納のために、水、洗剤及び空気が内部のブラ(図示されない)に自由に浸透することを許容する。前記数多くの孔は、一着の衣類又は複数の衣類(例えば、2つのセミパッドブラ又は3つのパッド無ブラ)が前記デバイス内で洗濯されるとき、洗剤、水及び空気が自由にかつ全面的に浸透し、また、前記ブラの間を流れることを許容する。一の実施形態において、それぞれの孔の直径は約1cmである。一の実施形態において、これらの孔は約0.5cmから1.0cmの間である。これらの孔は前記ブラの肩ストラップよりも小さくてもよく、それは該ストラップが当該孔から脱落することを防ぐだろう。小さな孔は、ブラのバックストラップと肩ストラップの弾性が損なわれたり、前記ブラのバックストラップのフックが他の衣料品、ジッパー、ボタン孔、洗濯機や乾燥機の隙間、そしてまた前記ブラそのものにも引っ掛かったりするのを防ぎ得る。一の実施形態において、シェル102は約12〜16cmの直径を有し、それぞれのハーフが約60〜80個の孔(前記デバイスのサイズに依存する。なお、そのサイズは前記ブラカップによって決められる。)を備えている。インサート104は約40〜70の孔を備えていてもよい。幾つかの実施形態では、フォームを連結しているインサートのフランジ、クモの巣状部分又は他の部分は開口を含んでいてもよい。例えば、図2Aに示されるように、インサート104は平坦部分150の領域に孔を含んでいる。
【0031】
図9は一の実施形態による洗濯デバイスの断面図を図示している。上側シェルハーフ106と下側シェルハーフ108はシェル開口200を含む。インサート104はインサート開口202を含む。幾つかの実施形態では、シェル開口202は、ブラストラップ又はその部分が前記シェルの外側へ延びるのを妨げる寸法及び形状となっている。孔は水、洗剤及び空気が浸透するのに充分な大きさであるが、ブラ肩ストラップ、バックストラップ及びフックを収納するのに充分小さく、それで、それらが他の衣料品や前記洗濯機及び乾燥機の隙間に絡むのを防ぐようになっていてもよい。インサート開口202はシェル開口200よりも大きくてもよい。比較的大きなインサート開口202は当該インサートを通してのよりよい流れを許容し、それにより洗浄効果を増加させる。洗濯デバイスの開口部(開口200又は開口202のようなもの)は円形、長方形、正方形、台形、六角形、三角形、卵形、又は不規則形を含む様々な形であってもよい。
【0032】
図10−13はラッチ機構110を図示している。図10を参照すると、上側シェルハーフ106は舌状部210及びループ212を含んでいる。舌状部210はラッチ突起部214を含む。舌状部210は、負荷が上側シェルハーフ106の内側に向かってラッチ突起部214にかかったとき、弾性的に歪み得る。U字形スロット216は、上側シェルハーフ106の厚み全体を貫通して伸びてもよく、それにより舌状部210とループ212の間にU字形のすき間が形成される。
【0033】
図11を参照すると、下側シェルハーフ108は受け部220を含む。受け部220は外側部分222と内側部分224とを含む。外側部分222は、隆起した前壁面226、留部228、及び、指開口部230を含む。内側部分224は後壁232、側面234及びレール236を含む。隆起した前壁面226と留部228は、舌状部210を通常の摺り切れ(摩耗)や引き裂きから保護し得る。これに加えて、引っ込められた舌状部210を備えることは、デバイス100が洗濯、乾燥及び収納中に偶発的に開けられるのを防ぐことを助け得る。
【0034】
図12は掛合された状態にあるラッチ110を図示している。図13は掛合された状態におけるラッチ110の断面図を表している。図13に示されるように、留部228は留めタブ238を含む。ラッチ機構110の動作中において、舌状部210とループ212は受け部220に受容される。ラッチ突起部214は留めタブ238上をスライドする。舌状部210の末端部分は、舌状部210とループ212が受け部220の方に進むに従って内側に歪む。ラッチ突起部214が留めタブ238を越えてスライドすると、舌状部210は外側に弾性復帰してラッチ突起部214が指開口部230へ入り込む。舌状部210はラッチ位置に嵌り込む。ラッチ突起部214と留部228の間の接触によってシェル102の開放が防止される。
【0035】
シェル102を開放するために、使用者は、外側縁枠部126の上部端を一又は複数の指に係合させ、同じ手の親指で舌状部210を押圧することができる。使用者は舌状部210のラッチ突起部214を舌状部210が後壁232に突き当たるまで指開口部230を通して内側に押すことができる。舌状部210が後壁232に突き当たると、ラッチ突起部214の一部分(例えば、先端239)が留めタブ238を通過するのにもう少しの状態となり得る。使用者は、留めタブ238に対するラッチ突起部214の抵抗を克服してラッチ突起部214を留めタブ238を越えて上方向に押し出すように、舌状部210に上方向の力をかけことができる。前記留めタブ238の内側端、及び/又は、後壁232は、ラッチ突起部214が留めタブ238を通過することを許容するように、ラッチ突起部214の上方向の力を受けて少なくとも少し歪むことができる。このようにして、使用者は、同時に2方向に力(例えば、舌状部210の弾性力に抗して舌状部210に対し内側へ与えられる力、また、留めタブ238の抵抗に抗して舌状部210に対し上方向に与えられる力)を作用させることによって、ラッチ機構110を解放する。2方向の力の作用によって開くラッチ機構は、洗濯機での使用中における偶発的な開放傾向を減少させることができる。例えば、上述の実施形態において、前記デバイスが洗濯機内で攪拌されたとき、たとえラッチ突起部214が尖った表面(例えば、洗濯機のかくはん機の部分)に直接当たっても(それにより、舌状部210に内側への力が作用しても)、ラッチ突起部214を留めタブ238を越えて押し込む上方向の力が無いため、ラッチ機構110が掛合した状態に留まり得る。
【0036】
図11に関して前述したように、受け部220の内側部分224はレール236を含む。上側シェルハーフ106のループ212は、舌状部210とループ212が受け部220に挿入されたときにレール236に接触し得る。ループ212とレール236の接触は、舌状部210の上部が内側へ歪むのを妨げ得る。幾つかの実施形態では、ループ212とレール236の接触は、洗濯中にラッチ機構110が偶発的に開放されることを妨げ得る。
【0037】
或る実施形態において、舌状部は、比較的大きな力が前記舌状部の端を歪ませるのに要求されるように、比較的短くしてもよい。例えば、一の実施形態においては、ループ216のスロット(図12に示す。)は、シェル102が閉じられたときに内側縁枠部112の上端よりも上方へは延びない(すなわち、図12において視認可能でないようにする)。
【0038】
図14は、一の実施形態による洗濯デバイス内におけるブラの配置を図示している。上記のように、インサート104はシェル102から取り外すことができる。インサート104が取り外されたとき、1又は複数のブラを前記シェル内に重ねることができる。1つのブラを前記デバイスで洗濯、乾燥又は収納するとき、前記ブラはそのブラカップの前面をシェル102の内側表面に向けて配置され得る。第2のブラが前記デバイス内に設置されると、当該第2のブラの前面は第1の前記ブラの胸側に向く。或る実施形態では、第三のブラを前記デバイス内に配置することができる。第3のブラのカップの前面は前記第2のブラの胸側に向く。全てのブラがシェル102の中に配置された後、インサート104は下側シェルハーフ108上に設置され得る。前記第1と第2のブラの両方の肩ストラップとバックストラップは、ポケット160に押し込まれる。シェル102は閉じられ得る。或る代替方法では、衣類は最初にインサート上又はその内部に配置され、それから前記インサートが(衣類とともに)前記シェル内に設置されてもよい。
【0039】
複数のブラは充分に清浄、乾燥及び収納され得る。2つのセミパッドブラ又は3つのパッド無ブラが前記デバイスにおいて同時に洗濯されたとき、3つのブラが同時に洗濯されたときの中間に位置するブラも含めて、それぞれのブラを充分に洗濯・乾燥させるとともに安全に収納しておくために、孔は、洗剤、水及び空気が自由に浸透し、前記ブラの間を流通することを可能にする。
【0040】
幾つかの実施形態では、デバイスの浮揚性は、その使用中に洗濯されている衣類が完全に又はほぼ水面下に留まるように、選択される。浮揚性は、物質密度、シェル寸法、及び、開口寸法といった要因によって制御され得る。浮揚性は、前記デバイスが水底に沈まない傾向を持つように選択され得る。或る実施形態においては、前記浮揚性は、デバイスが洗濯機の底面上に積み上げられた衣服上に乗るようになるまで沈み込む、ということがないようにもすることができる。一の実施形態において、前記洗濯デバイスと洗濯される衣類との合成浮揚性はほぼゼロである。浮揚性がほぼゼロであるデバイスは、前記洗濯機内において堆積された衣類中に埋め込まれるようにならない限り、完全に又はほぼ沈んだ状態に維持され得る。
【0041】
図15及び図16は洗濯機内の衣類洗濯デバイスを図示している。図15において、当該衣類洗濯デバイス250は洗濯水254の水面252下に沈んだままである。衣類洗濯デバイス250は衣服256の上方に留まっている。図16において、前記衣類洗濯デバイス250の一部分が洗濯水254の水面252上にあるが、衣類洗濯デバイス250の大部分は水面下に留まっている。
【0042】
ポリプロピレンといった比較的低密度の材料の使用は、水面上に浮く傾向を備えたデバイスをもたらし得る。幾つかの実施形態では、デバイスと洗濯される衣類との所望の合成浮揚性を生じさせるように、ブラ洗濯デバイスの孔の数とサイズが選択される。例えば、デバイスのシェル及び/又はインサートの孔の寸法を大きくすることで、既定のデバイスと衣類の合成浮揚性は減少し得る。
【0043】
本明細書においては、「浮揚性」は、液体に沈められたときの、浮く、又は、上昇するという物の性向を表す。正の浮揚性を備えた物体は水面に浮く傾向を持つ。負の浮揚性を備えた物体は沈む傾向をもつ。そして中間的な浮揚性を備えた物体はそこに留まる。
【0044】
本明細書においては、「浮く」ことは底に沈まないことを意味する。
【0045】
本明細書においては、「シェル」は、1又は複数の物体を少なくとも部分的に、取り囲み、収容し、又は覆う如何なる要素も含む。そのような物体の例は、衣類、仕切り、フォーム、インサート、そしてアクセサリーを含む。シェルは球形、立方体、卵形、長方形、貝形又は不規則形を含む多様な形をとることができる。シェルは一部分又はそれ以上の部分を有することができる。例えば、シェルは、ヒンジで連結される2つのハーフを有していてもよい。シェルは、閉鎖された、或いは、開放された表面(例えば、開口を有する表面)を有していてもよい。
【0046】
本明細書においては、「配置箇所」は空間における物の配置箇所を表す。或る配置箇所は三次元の区域、範囲又は領域であってもよい。例えば、或る配置箇所は、ブラ洗濯デバイスのシェルの一方の内部容積であってもよい。当該容積は、例えばシェルの内部表面によって境界が設けられることもある。本明細書においては、「或る配置箇所に」は、特定の配置箇所(例えば、インサートとの直接接触して)、又は、一般的な配置箇所(例えば、球形シェルの容積のうち、所望のハーフ内のいずれかの場所)を含む。
【0047】
本明細書においては、「仕切り」とは、ある容積を少なくとも部分的に2つ以上の部分に分けるいかなる要素をも含む。例えば、或る仕切りは、シェルの内部容積を2つの均等な半球に分ける。或る仕切りは、空間を均等又は不均等な部分に分けることもできる。
【0048】
本明細書においては、「衣類洗濯水」は、衣類を洗濯するための水、石鹸、洗剤又は他の組成物を含む溶液または混合物を意味する。
【0049】
本発明の様々な側面の更なる変更態様及び代替的実施形態は、本記述を考慮することで当業者にとって明らかになり得る。したがって、本記述は一例に過ぎないものとして解釈されるべきであり、当該技術に精通する者に本発明を実行するための一般的方法を教示することを目的とするものである。ここに示され、説明される本発明の形態は、実施形態としてみなされるよう理解されるべきものである。本発明の記述の利益を受けた後は当該技術に精通する者にはすべて明らかなように、要素や材料は、ここに図示され説明されているものと代替してもよく、部品や工程は逆にしてもよく、そして、本発明に係る或る種の特徴は独立して利用し得る。ここで説明された要素については、下記の特許請求の範囲に記述される本発明の精神と範囲から逸脱することなく変更され得る。方位に関係する用語の、例えば「上側」、「下側」、「上部」、「底部」、「左」及び「右」は、参考のためにのみ付されているものである。ここで前記デバイスはどの方向(姿勢)においても使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラの洗濯デバイスであって、
1つのシェルと、
取り外し可能に前記シェル内へ挿入可能な1つの仕切りであって、当該仕切りの少なくとも一部分が挿入されたときに前記シェルに対して実質的に固定された関係で保持され、当該仕切りは、前記ブラの一のカップを前記シェルの一の配置箇所に、そして前記ブラの他のカップを前記シェルのもう一つの配置箇所に保持するように構成されている、前記仕切りと、
を具備するブラ洗濯デバイス。
【請求項2】
前記シェルに配置された複数の開口をさらに具備し、前記複数の開口はブラストラップが前記シェルを通過して延びることを妨げる寸法となっている請求項1に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項3】
前記仕切りは、タブとスロットの配置構造で前記シェルと連結している請求項1に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項4】
前記仕切りは、ブラカップの少なくとも一部のための少なくとも一のフォームを有する請求項1に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項5】
前記フォームは、1つの丸みのある部分と、前記丸みのある部分から突出する縁枠部とを有する請求項4に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項6】
前記フォームの少なくとも一部は実質的に球形である請求項4に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項7】
前記フォームの少なくとも一部は実質的に平坦である請求項4に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項8】
前記仕切りは、少なくとも一のブラストラップを受容するよう構成された1つのポケットを有する請求項1に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項9】
前記仕切りは前記シェルを2つの空間領域に分割するよう構成され、前記仕切りが前記2つの空間領域を連結する1つの通路を有する請求項1に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項10】
前記シェルが2つのシェル部分を有し、前記シェル部分が相互に回動可能に連結されている請求項1に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項11】
前記シェルを閉じた状態に保持するように構成された1つのラッチ機構をさらに具備する請求項10に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項12】
前記ラッチ機構は、
前記シェルの一の部分の1つの舌状部及び1つのループと、
前記シェルの他の部分の1つの受け部であって、当該受け部が前記舌状部及び前記ループを受容するよう構成された、前記受け部と、
を有し、
前記受け部は、前記ループと接触するように構成された1つのレールを有し、前記ループと前記レールの接触は、前記ラッチ機構が洗濯中に偶発的に開放されることを妨げる請求項11に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項13】
前記ラッチは一のシェル部分に1つの弾性部材を有し、前記弾性部材が一対のスロットの間にあり、これらの前記スロットは前記ラッチが閉じられたときに他のシェル部分と重ならない請求項11に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項14】
前記ラッチは、内側方向の力と上方向の力を同時に作用させることによって操作される請求項11に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項15】
少なくとも一の前記シェル部分が縁枠部を有し、少なくとも一の前記シェル部分が1つのチャネルを有し、前記シェルが閉鎖されたときに一の前記シェル部分の縁部が他の前記シェル部分の1つのチャネルに連結する請求項1に記載のブラ洗濯デバイス。
【請求項16】
衣類を洗濯するためのシステムであって、
1つのシェルと、
2つ以上のインサートであって、それぞれ交換可能に前記シェルに連結可能であり、少なくとも一の当該インサートは、当該2つ以上のインサートのうちの他の少なくとも1つのインサートの三次元フォームとは異なる三次元フォームを有する、前記インサートと、
を具備する衣類洗濯用システム。
【請求項17】
一の前記インサートは、1つのパッド付ブラを収容するように構成されている請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
一の前記インサートは、1つのパッド無ブラを収容するように構成されている請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
一の前記インサートは、1又は複数の人工的補充物を支持する1つの衣類を収容するように構成されている請求項16に記載のシステム。
【請求項20】
1又は複数の前記インサートは、スロットとタブの配置構造によって前記シェルに連結する請求項16に記載のシステム。
【請求項21】
ブラの洗濯デバイスであって、
複数の開口を有する1つのシェルであって、前記開口はブラストラップが前記開口を通過して当該シェルから延びることを妨げる寸法となっている、前記シェルと、
前記シェルに連結するように構成された1つのフォームであって、当該フォームは複数の開口を有する、前記フォームと、
を具備し、
前記フォームの少なくとも幾つかの開口は前記シェルの開口よりも大きいブラ洗濯デバイス。
【請求項22】
洗濯機で衣類を洗濯するためのデバイスであって、
1つのシェルと、
前記シェルと連結可能な1つのフォームであって、当該フォームは前記シェル内の1つの配置箇所において少なくとも前記衣類の一部分を保持するよう構成されている、前記フォームと、
を有し、
当該デバイスは、当該デバイスと前記衣類が前記洗濯機内に配置されたときに実質的にすべての前記衣類が前記洗濯機内の水面下に維持されるような浮揚性を備えている衣類を洗濯するためのデバイス。
【請求項23】
前記衣類が当該デバイスに保持されているときに、前記デバイスが前記洗濯機内の衣料品上の水の中で浮くように構成されている請求項22に記載のデバイス。
【請求項24】
前記シェルと前記フォームのうち少なくとも1つは開口を有し、前記衣類が当該デバイスの中にあるときに、所望の範囲内の浮揚性を達成するように当該開口の寸法と数量が選択される請求項22に記載のデバイス。
【請求項25】
当該デバイスと前記衣類は、衣類洗濯用水においてほぼゼロの合成浮揚性を有する請求項22に記載のデバイス。
【請求項26】
当該デバイスと前記衣類は、衣類洗濯用水においてゼロ未満の合成浮揚性を有する請求項22に記載のデバイス。

【図1】
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【図1A】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2010−540030(P2010−540030A)
【公表日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−525905(P2010−525905)
【出願日】平成20年9月16日(2008.9.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/076540
【国際公開番号】WO2009/039104
【国際公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【出願人】(510077853)
【氏名又は名称原語表記】Kieu Thi−Bich Phan
【住所又は居所原語表記】16321 Loch Katrine Lane,Suite D1 Houston,Texas USA
【Fターム(参考)】