説明

取引処理装置およびカートリッジ

【目的】この発明は、取引処理装置に着脱されるカートリッジの運用情報を全て正確に捉えることに着目し、この運用情報を管理することによりカートリッジの取扱い作業性を容易にした取引処理装置およびカートリッジを提供することを目的とする。
【構成】この発明は、取引媒体を収納するカートリッジを着脱許容して設けた取引処理装置であって、係員がカートリッジを開閉した開閉時刻および当該カートリッジを特定するカートリッジ識別データを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば金融機関、百貨店等の各種の店舗に設置されて取引利用される自動預金支払い機、自動両替機、あるいは係員窓口に設置される入出金機のような取引処理装置に関し、さらに詳しくは媒体補充回収用に着脱されるカートリッジのセキュリティ性能を高めた取引処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行、証券等の金融機関、スーパー、百貨店等において、自動預金支払い機(ATM)等の取引処理装置を無人状態で設置し、また現金等の取引媒体を収納するカートリッジの着脱操作も警備会社といった警備係員に委ねられることが多くなっている(例えば先行出願の特開平3ー276283号公報参照)。
【0003】しかし、この種のカートリッジの着脱情報や開閉情報は、遠隔位置で監視する監視員には詳細な情報が得られないため、現金トラブルが発生した場合に、このトラブル原因が専用係員によるカートリッジの装着時か、離脱時か、あるいは不慣れな警備係員によるものか不明なため、的確に対処できず、カートリッジを円滑に運用管理できなかった。また、1つのカートリッジを用いて複数台の取引処理装置に補充/回収操作したとき、取扱い操作が不慣れな警備係員の場合は、取引処理装置の取扱い操作に時間がかかり、また補充金額を間違うなど誤操作した場合は、現地に監視員がいないため処置に時間がかかる問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、取引処理装置に着脱されるカートリッジの運用情報を全て正確に捉えることに着目し、この運用情報を管理することによりカートリッジの取扱い作業性を容易にした取引処理装置およびカートリッジを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、取引媒体を収納するカートリッジを着脱許容して設けた取引処理装置であって、係員がカートリッジを開閉した開閉時刻および当該カートリッジを特定するカートリッジ識別データを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、記憶手段が記憶した記憶内容を照合確認用に出力させる制御手段を備えた取引処理装置であることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、カートリッジの識別データを係員操作により入力する係員入力手段と、同カートリッジの識別データを自動的に受付けて入力する自動入力手段と、両入力手段の識別データを照合する照合手段を備えた取引処理装置であることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、取引処理装置に着脱許容して取引媒体を収納するカートリッジであって、係員がカートリッジを開閉した開閉時刻および当該カートリッジを特定するカートリッジ識別データを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明によれば、取引処理装置に着脱利用されるカートリッジの運用に際して、係員がカートリッジを開閉した時の開閉時刻およびカートリッジを特定するカートリッジ識別データを、記憶手段が記憶管理しておいて、カートリッジの運用を管理する。
【0010】また、カートリッジの運用内容を確認する際は、照合確認用に記憶手段が記憶した記憶内容を制御手段が出力させる。
【0011】さらに、カートリッジを取引処理装置に装着する際、係員がカートリッジの識別データを係員入力手段により入力し、また自動入力手段がカートリッジの識別データを自動的に受付けて入力し、これら両入力手段の識別データを照合手段が照合して、装着されるカートリッジの有効性を判定する。
【0012】また、取引処理装置に着脱利用されるカートリッジの運用に際して、係員がカートリッジを開閉した時の開閉時刻およびカートリッジを特定するカートリッジ識別データを、カートリッジの記憶手段が記憶管理しておいて、カートリッジの運用を管理する。
【0013】
【発明の効果】このように、カートリッジの運用情報を記憶管理しているため、取引媒体のトラブルが発生した場合は、このカートリッジの運用情報を読出してトラブル原因を直ちに究明できる。例えば、取引媒体の補充/回収が時間通りに行われたか、また正しく行われたかを照合確認することで正確に対処できる。
【0014】また、取扱い操作が専用係員以外の不慣れな警備係員のような場合であっても、カートリッジ情報を照合確認するため、補充/回収量間違いやカートリッジ着脱間違い等の係員による誤操作を未然に回避する信頼性の高いカートリッジの運用管理を図ることができる。
【0015】また、カートリッジ自体に記憶情報を持たせれば、カートリッジ独自で運用管理することができる。
【0016】
【実施例】この発明の実施例を以下図面に基づいて詳述する。図1は現金処理装置11に着脱利用されるカートリッジ12の運用管理図を示し、現金自動預払機(ATM)や両替機等の現金処理装置11にカートリッジ12を着脱して現金補充および回収を行い、カートリッジ12を着脱して補充/回収したとき、現金処理装置11はその補充/回収したカートリッジのIDと、カートリッジの開閉時刻との「管理データ」をジャーナルに印字して係員が補充/回収作業した詳細な情報を証拠として記録管理する。
【0017】また、カートリッジ12を着脱して補充/回収したとき、カートリッジのID、カートリッジの開閉時刻、運用開始時刻、運用終了時刻、補充/回収金額等の「監視データ」をホストコンピュータ13および遠隔監視装置14に送信し、ホストコンピュータ13で記憶管理すると共に、遠隔監視装置14の監視CRT15に監視データを表示出力し、また監視プリンタ16に印字出力して、監視員にカートリッジ運用時の補充/回収状況を正確に知らせる。
【0018】一方、遠隔監視装置14からはホストコンピュータ13を介して現金処理装置11に、現金処理装置のID、カートリッジのID、補充/回収金額等の「指示データ」を送信し、現金処理装置11はカートリッジ12からの「管理データ」と遠隔監視装置14からの「指示データ」とを照合して、正しく操作されているか否かを確認する。
【0019】図2は現金処理装置11を示し、これは装置本体21の上部前面に、取引表示器22と、通帳挿入口23と、カード挿入口24と、硬貨投入口25と、紙幣投入口26と、CRT27とを備えて、入金、出金、振込み、借入れ、通帳記入、残高照会等の取引機能を有している。
【0020】図3は紙幣を例にとって示す現金処理装置11に内蔵した紙幣入出金機構31を示し、この紙幣入出金機構31は装置本体の上部側に紙幣を搬送処理する搬送処理群32を設け、下部側に紙幣を収納・繰出し許容する収納処理群33を設けて、装置本体の上下を搬送系と収納系とに分離構成している。そして、紙幣投入口26に投入された紙幣を、上部中間位置に配設した鑑別部34に導いて、真偽、金種、枚数等を鑑別した後、下部奥方位置に配設した一時保留部35に導いて一時保留する。
【0021】この紙幣の取込み時に鑑別不良紙幣と判定した場合は、入金経路L1 に分岐接続した返却経路L2 上の返却保留部36に導き、これより紙幣投入口26へと返却する。
【0022】一時保留部35は、運用カートリッジ37の上部に一体的に構成され、入金取引毎にここで一時保留して返却に備えて待機させる。そして、入金取引完了毎に一時保留した紙幣を、下方の運用カートリッジ37に収納し、また運用カートリッジ37からは、運用上の最適な補充タイミングを選んで金種別の第1〜第3スタッカS1 〜S3 に補充し、また鑑別不良と判定したときは回収箱38に回収し、取忘れ紙幣が発生したときは取忘れ回収箱39に回収する。一方、出金時には、第1〜第3スタッカS1 〜S3 から繰出した紙幣を、出金経路L3 を介して紙幣投入口26へと放出する。
【0023】上述の収納処理群33は、一時保留部35を備えた運用カートリッジ37と、第1〜第3スタッカS1 〜S3 と、回収箱38および取忘れ回収箱39とから構成され、このうち第1〜第3スタッカS1 〜S3 は、紙幣の集積および繰出し機能を備えて、千円、五千円、万円の3金種を金種別に収納する。
【0024】さらに、外部からは装置本体の背面側外部より紙幣を補充/回収するためのカートリッジ12を着脱許容して設けており、このカートリッジ12を装着して外部から紙幣を補充/回収処理する。この場合、カートリッジの外部装着位置に接続した接続経路L4 を介して紙幣を出入れ許容し、外部からカートリッジ12を着脱許容することにより、係員による紙幣の補充/回収操作が容易となり、ことに警備会社の警備係員等に委ね易くなる。
【0025】カートリッジ12は、図4および図5に示すように、紙幣を集積可能な長方体を有する上面に、紙幣出入れ用の開口部41を開閉するシャッタ42を、また側面に紙幣の装填および取出し用の開閉扉43を設け、シャッタ42は閉鎖したときロックがかかるように構成しており、紙幣入出金機構31に装着したとき、同機構31側のシャッタのロックが外され、またシャッタ42も開放するように構成している。
【0026】また、カートリッジ12の前面には液晶で構成した表示器44とテンキーおよびファンクションキーからなるキーボード45を配設し、キーボード45は紙幣を装填したとき、その金種、金額を係員が入力操作し、表示器44はその入力内容を表示する。
【0027】カートリッジ12の裏面側には、上部にシャッタ42を紙幣入出金機構31側から離脱開放するための開口部46と、下部に紙幣入出金機構31の制御部に電気的に接続するコネクタ47を形成している。
【0028】図6はカートリッジ12の制御回路ブロック図を示し、SCPU61はROM62に格納されたプログラムに沿って各回路装置をインタフェース63を介して制御し、その制御データをRAM64で読出し可能に記憶する。
【0029】不揮発性メモリ65は、装填紙幣の金種、金額、またカートリッジ12のID、その他紙幣補充先、回収先の現金処理装置11の機械番号、カートリッジ12を開閉操作した開閉時刻等の詳細な管理データを記憶し、またカレンダ計時機能を有するカレンダIC66でカートリッジ12の運用状態を計時管理している。また、このカートリッジ自体に記憶情報を持たせることにより、一つのカートリッジ12を複数の現金処理装置11…に着脱して共通利用が図れ、このカートリッジの運用能力を高めて能率よく利用することができる。
【0030】また、カートリッジ12の防犯対策として、シャッタ閉センサ67でシャッタ42の閉鎖状態を検知確認し、扉閉センサ68で開閉扉43の閉鎖状態を検知確認し、さらに加速度センサ69でカートリッジ12に与えられた外部衝撃を検知する。このため、紙幣を抜取る目的でカートリッジ12をこじ開けるような不正行為があると、これらのセンサ67,68,69が直ちに検知する。また、ロックスイッチ70は、キーボード45の一部のファンクションキーを利用して設定する。
【0031】紙幣出入れ機構71は、SCPU61からの紙幣の出入れ制御信号に基づいてカートリッジ12内の押圧板を上下に駆動して紙幣を出入れ操作し、またカートリッジ12を現金処理装置11に装着したときは、上位インタフェース72を介してSCPU61を同装置11の制御部に接続する。また、カートリッジ12の内部に設けられる制御系は、バッテリ73により電源がバックアップされる。
【0032】図7は現金処理装置11の制御回路ブロック図を示し、MCPU74はROM75に格納されたプログラムに沿って各回路装置を駆動制御し、RAM76は入出金取引等の取引きデータの他、カートリッジ12との間で補充/回収した紙幣の金種、金額、またカートリッジ12のID、その他紙幣補充先、回収先の現金処理装置11の機械番号、カートリッジ12を開閉操作した開閉時刻等の詳細な「管理データ」の記憶および読出しを行う。
【0033】接客制御部77は、表示器およびファンクションキーを有して、取引き案内表示や顧客が希望する取引き入力に対する処理を実行し、カードリーダ78は、顧客が所持するキャッシュカードに対するカードデータの読取りおよび更新データ書込みなどの磁気処理を実行する。
【0034】通帳処理機構79は、所持する通帳に対して取引き明細をプリントアウトし、伝票処理機構80は、明細票およびジャーナルに取引き明細をプリントアウトする他、カートリッジ12から補充した紙幣補充時、またはカートリッジ12への紙幣回収時に、紙幣の補充/回収した詳細な「管理データ」を明細票やジャーナルにプリントアウトする。
【0035】紙幣入出金機構31は、図3で説明した入出金処理および紙幣の補充/回収処理を実行し、この処理時に鑑別部34が紙幣の真偽判別、金種判別、損傷判別、数量計数等を行う。
【0036】係員パネル制御部81は、例えば液晶による表示器と、複数のキーによる入力部とを形成し、これらで係員に対する必要なデータの表示や、また係員が必要なデータの入力操作を行う。
【0037】さらに、インタフェース82を介して着脱利用されるカートリッジ12とMCPU74とを接続し、このカートリッジ12に収納した紙幣を紙幣入出金機構31側へ補充、または同機構31側から紙幣をカートリッジ12に回収制御する。
【0038】また、モデム83はこの現金処理装置11をホストコンピュータ13に接続して、取引きデータの通信を実行する。
【0039】図8はカートリッジ12から現金処理装置11に紙幣を補充した時の「管理データ」を明細票84にプリントアウトした一例を示し、この明細票84にはカートリッジを装着して補充した取引日時、店番号、現金処理装置の機械番号、追番、補充/回収の取引項目、銀行番号、係員番号、補充した金種や金額、補充開始時刻、補充終了時刻、カートリッジID、カートリッジ開閉時刻のカートリッジに関する全ての運用情報をプリントアウトしている。このため、紙幣のトラブルが発生した場合は、このプリントアウトした明細票84からトラブル原因を直ちに究明できる。
【0040】このように構成された現金処理装置の運用処理動作を図9のフローチャートを参照して説明する。今、現金処理装置11にカートリッジ12を装着して補充または回収動作するとき、カートリッジ12を装着すると、カートリッジ12のコネクタ47が本体側に接続されて、カートリッジ12側のSCPU61と現金処理装置11側のMCPU74とが交信許容されて、カートリッジ12の管理データは現金処理装置11MCPU74に読取られて照合確認され、紙幣の補充、または回収の処理動作が許容される(ステップn1)。
【0041】そして、紙幣の補充または回収要請に応じて係員が、係員パネルのファンクションキーで補充の選択と金種および枚数を設定すると補充処理が実行され、また回収を選択すると回収処理が実行される(ステップn2)。
【0042】この補充または回収動作が実行されると、現金処理装置11のMCPU74は装着されたカートリッジ12のSCPU61から自動的に読取って受信した管理データと、係員の入力操作に基づいて実際に実行した補充/回収結果とから、カートリッジのID、カートリッジの開閉時刻、運用開始時刻、運用終了時刻、補充/回収金額等のカートリッジの運用状態を表す「監視データ」を作成し(ステップn3)、この作成した「監視データ」をホストコンピュータ13および遠隔監視装置14に送信し、ホストコンピュータ13では監視データを記憶管理させると共に、遠隔監視装置14では「監視データ」を監視CRT15に表示出力し、また監視プリンタ16に印字出力してカートリッジの運用状況を遠隔監視する(ステップn4)。
【0043】また、同様に現金処理装置11では「監視データ」を明細票やジャーナルに印字してデータ管理する(ステップn5)。
【0044】このため、カートリッジを用いた補充/回収時に紙幣のトラブルが発生した場合は、明細票やジャーナルに印字した印字内容、あるいは遠隔監視装置14で監視したカートリッジ12の運用情報を正確に読出して、紙幣の補充/回収が時間通りに行われたか、また正しく行われたかを照合確認して、トラブル原因を直ちに究明することができる。このため、適正な処置を迅速にとることができ、カートリッジ運用の信頼性が向上する。
【0045】次に、現金処理装置11に着脱運用されるカートリッジ12の補充/回収処理動作を図10のフローチャートを参照して説明する。今、現金処理装置11の運用内容を管理するホストコンピュータ13から補充/回収の指示データが現金処理装置11に送信されると、この装置11は指示データに応じて係員パネル等により補充/回収要請信号を出力して係員に知らせる(ステップn11)。
【0046】これに基づいて係員が補充/回収要請に応じたカートリッジ12を現金処理装置11に装着すると(ステップn12)、現金処理装置11のMCPU74は、ホストコンピュータ13から送信された現金処理装置のID、カートリッジのID、補充/回収金額等の「指示データ」と、装着されたカートリッジ12のSCPU61から自動的に受信した「管理データ」とを照合して、装着されたカートリッジの有効性を判定し(ステップn13)、カートリッジ12のIDデータが一致して、指定された正しいカートリッジの装着と判定すれば、「指示データ」の指示内容に応じた金種、金額を入力操作して補充/回収動作させる。また、このときカートリッジ12のIDデータが一致しなければ、誤装着と判定して補充/回収動作を自動的に禁止し、係員による誤操作を回避する。したがって、カートリッジの取扱い操作が不慣れな警備係員のような場合であっても、このカートリッジの着脱操作時には、指定されたカートリッジか否かを自動的に照合確認するため、カートリッジ着脱間違い等の係員による誤操作を回避し、またそのデータ内容においても補充/回収内容等を照合確認して信頼性の高いカートリッジの運用管理を図ることができる(ステップn14)。
【0047】上述のように、カートリッジの運用情報を記憶管理して運用するため、仮に紙幣のトラブルが発生した場合は、このカートリッジの運用情報を読出して確認することにより、トラブル原因を直ちに究明することができる。また、取扱い操作が専用係員以外の不慣れな警備係員のような場合であっても、カートリッジ情報を照合確認して運用管理する構成のため、補充/回収金額間違いやカートリッジ着脱間違い等の係員による誤操作を未然に回避する信頼性の高いカートリッジの運用管理を図ることができる。また、カートリッジ自体に記憶情報を持たせているため、一つのカートリッジを複数の現金処理装置に着脱して共通利用が図れ、このカートリッジの運用能力を高めて能率よく利用することができる。
【0048】この発明と、上述の実施例の構成との対応において、この発明の取引処理装置は、実施例の現金処理装置11に対応し、以下同様に、取引処理装置の記憶手段は、RAM76と、ホストコンピュータ13と、遠隔監視装置14とに対応し、カートリッジの記憶手段は、RAM64と、不揮発性メモリ65と、カレンダIC66とに対応し、制御手段、自動入力手段および照合手段は、MCPU74に対応し、係員入力手段は、キーボード45に対応するも、この発明は他の構成を含めて実施例の構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の現金処理装置とカートリッジとの運用管理状態を示す運用管理図。
【図2】この発明の現金処理装置の外観斜視図。
【図3】この発明の紙幣入出金機構の内部構成図。
【図4】この発明のカートリッジの前面側からの外観斜視図。
【図5】この発明のカートリッジの後面側からの外観斜視図。
【図6】この発明のカートリッジの制御回路ブロック図。
【図7】この発明の現金処理装置の制御回路ブロック図。
【図8】この発明の明細票の印字内容例を示す説明図。
【図9】この発明の現金処理装置の補充/回収処理動作を示すフローチャート。
【図10】この発明の現金処理装置にカートリッジを装着した時の照合確認動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…現金処理装置
12…カートリッジ
13…ホストコンピュータ
14…遠隔監視装置
45…キーボード
61…SCPU
64…RAM
65…不揮発性メモリ
66…カレンダIC
74…MCPU
76…RAM
84…明細票

【特許請求の範囲】
【請求項1】取引媒体を収納するカートリッジを着脱許容して設けた取引処理装置であって、上記カートリッジを開閉した開閉時刻および当該カートリッジを特定するカートリッジ識別データを記憶する記憶手段を備えた取引処理装置。
【請求項2】記憶手段が記憶した記憶内容を照合確認用に出力させる制御手段を備えた請求項1記載の取引処理装置。
【請求項3】カートリッジの識別データを係員操作により入力する係員入力手段と、同カートリッジの識別データを自動的に受付けて入力する自動入力手段と、上記両入力手段の識別データを照合する照合手段を備えた請求項1記載の取引処理装置。
【請求項4】取引処理装置に着脱許容して取引媒体を収納するカートリッジであって、上記カートリッジを開閉した開閉時刻および当該カートリッジを特定するカートリッジ識別データを記憶する記憶手段を備えたカートリッジ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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