説明

口紅等の収納容器

【課題】 皿部材筒部に対する皿部材皿部の移動場所は容器の先端付近で行う。皿部材筒部に対する皿部材皿部の上下動は、無段階的でスムーズな上下動にする。口紅等が最後に使い切るまでスムーズに出るようにする。口紅等の落下による事故を防ぐ。
【解決手段】口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分離する。皿部材筒部の外側を凹凸に加工する。回転筒の内側に突起を取り付ける。皿部材筒部の外側の凹凸と回転筒の内側の突起とが噛み合うようにする。皿部材皿部に取り付けた突起は固定筒の内側の螺旋溝を移動できるようにする。固定筒の内側に取り付けた第二工程の区間の螺旋溝のリードは第一工程の区間の螺旋溝のリードより短くする。第二工程の区間の螺旋溝に突起を付ける。第二工程の区間の螺旋溝の幅員は第一工程の区間の螺旋溝の幅員より狭くする。以上のことを特徴とする口紅等の収納容器である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、棒状の口紅等の収納容器において、口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分離して二重構造にし、皿部材皿部を皿部材筒部に対して上昇させることで、収納容器から口紅等を全て出し切る、口紅等の収納容器に関する技術分野である。
【背景技術】
【0002】
棒状の口紅等の収納容器において、口紅等を固定する皿部材を、皿部材筒部と皿部材皿部に分離して二重構造にし、収納容器から口紅等を全て出し切る発明は色々と有ります。従来の技術としては、皿部材を化粧料収納中皿(皿部材筒部)と押し出し板(皿部材皿部)に分け、化粧料収納中皿と押し出し板の間に残った口紅を化粧に使うには、押し出し板に軸部を取り付け、軸部に環状突起を複数取り付け、回転基台の内側に押し出し部材を押し付けて、化粧料収納中皿に対して押し出し板を押し上げることによって、口紅等を収納容器から出し切る容器(例えば、特許文献1参照。)。通常、口紅を使うには、収納容器から口紅の一部を出して使う。この時に、口紅が足りなくなったら、この特許文献1の収納容器では、化粧料収納中皿と押し出し板(押し出し部材)とを回転基台の内側まで(一番奥まで)下げないと、口紅を適量出し補充することはできない。これでは、化粧の時に、口紅が足りなくなる毎に、化粧料収納中皿と押し出し板(押し出し部材)とを回転基台の内側まで下げ、口紅を適量出すことは、化粧の中断時間が長く、口紅を適量出すことに手間と時間がかかり不都合である。また、化粧料収納中皿の穴と軸部の環状突起とで口紅の出量を調整するので、口紅の上昇移動が段階的になり、口紅がスムーズに上昇しない。また別の発明は、皿部材を化粧料収納筒(皿部材筒部)と押し出し部材(皿部材皿部)に分け、横割孔と縦割孔とを上端開口の回転筒に取り付けた(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2の収納容器では、化粧料収納筒に取り付けた化粧料収納筒突子が回転筒の横割孔を横に移動する間に、つまり、化粧料収納筒が押し出し部材に対して回転している間に、押し出し部材に取り付けた押し出し部材突子が上昇することで、化粧料収納筒に対して押し出し部材が上昇する。口紅が足りなくなったら、そのばで足りなくなった口紅を補充することができる。しかし、化粧料収納筒が押し出し部材に対して回転するので、化粧料収納筒と押し出し部材との間に捩れが生じる。化粧料収納筒と押し出し部材との間が捩れると、化粧料収納筒と押し出し部材に固定していた部分の口紅が変形し、化粧料収納筒と押し出し部材に固定していた口紅の周りに亀裂が生じ、化粧料収納筒と押し出し部材に固定していた口紅が不安定になり、何回か繰り返すと、口紅が収納容器から落ちてしまう。また別の発明は、従動部材に第2溝とストッパを取り付けた(例えば、特許文献3参照。)。この特許文献3の収納容器では、従動部材に第2溝とストッパを取り付けてあるので、口紅の上下動が段階的になり、口紅がスムーズに上昇しない。また、特許文献3の収納容器は、本発明の口紅等の収納容器と比べると、部品の数が多く、構造が複雑で、安価に生産することは困難である。よって、特許文献3の収納容器の再利用を考えている。
【0003】
【特許文献1】 実開昭62−61613号公報
【特許文献2】 実開昭60−41847号公報
【特許文献3】 特許第3297283号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分離して二重構造にし、収納容器から口紅等を全て出し切る技術において、皿部材筒部に対する皿部材皿部の上下動可能場所は収納容器の先端付近とする。
【0005】
本発明の口紅等の収納容器において、口紅等が出入りする側を上側とする。
【0006】
皿部材筒部と皿部材皿部とが相対的に位置関係を同じにして、固定筒および回転筒の内側を一緒に上下動する工程を第一工程とする。
【0007】
皿部材皿部が皿部材筒部に対して相対的に位置関係を変えて、固定筒および回転筒の内側を上下動する工程を第二工程とする。この時、皿部材皿部が皿部材筒部に対して上昇移動することができる。
【0008】
第二工程において、収納容器から口紅等の飛び出し等による落下による事故を防ぐ。この事故を防ぐ対策ができなかったため、商品化において大きい問題となっている。
【0009】
また、使用者が第一工程の時と第二工程の時をはっきり区別できるようにする。
【0010】
例えば、固定筒に対して、回転筒を回転させた時に、口紅等の上昇移動して進む距離(口紅等が出る長さ)が第一工程の時は長く、第二工程の時は短く、明確に表現する。また、回転筒を回転さるために必要な力が第一工程の時は軽く、第二工程の時は重く、明確に表現する。または、口紅等の上昇移動の様態が第一工程の時は滑るように、第二工程の時は段階的に、明確に表現する。
【0011】
第二工程において、皿部材筒部に対する皿部材皿部の上動は、スムーズな上動にし、口紅等が最後に使い切るまでスムーズに上昇するようにする。
【0012】
皿部材皿部に対して皿部材筒部が回転しない。
【0013】
第二工程において、皿部材皿部が皿部材筒部に対して上下動を繰り返すと、皿部材筒部と皿部材皿部に固定した口紅等の周りが変形し、口紅等の周りに亀裂ができ、口紅等が皿部材筒部と皿部材皿部から落ちやすいので、皿部材皿部が皿部材筒部に対して下降移動しない。
【0014】
皿部材皿部に対して皿部材筒部が回転すると、皿部材筒部と皿部材皿部に固定した口紅等の周りが変形し、口紅等の周りに亀裂ができ、口紅等が皿部材筒部と皿部材皿部から落ちやすいので、皿部材皿部に対して皿部材筒部が全く回転しない。
【課題を解決するための手段】
【0015】
口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分離して二重構造にする。
【0016】
皿部材皿部に突起を取り付ける。
【0017】
皿部材皿部に取り付けた突起は回転筒の縦割孔と水平孔を移動できるようにする。
【0018】
第一工程の時は、皿部材筒部と皿部材皿部とが一緒に回転筒の内側を上下動できるようにする。
【0019】
第二工程の時は、皿部材筒部に対して皿部材皿部が上昇移動できるようにする。しかし、皿部材皿部が皿部材筒部に対して下降移動は一切しない。
【0020】
固定筒の内側に螺旋溝を取り付け、皿部材皿部に取り付けた突起が固定筒の内側の螺旋溝を上下動できるようにする。
【0021】
第一工程の時は、皿部材皿部と皿部材筒部との間の摩擦力によって、皿部材筒部と皿部材皿部は固定している。つまり、ある一定の荷重以下であるので、皿部材皿部と皿部材筒部とを固定している。
【0022】
固定筒の内側に取り付けた螺旋溝のリード(ピッチ)において、第二工程の区間の螺旋溝のリードは第一工程の区間の螺旋溝のリードに比べて短くする。
【0023】
よって、回転筒を一回転したときに、口紅等が出る長さは第一工程が長く、第二工程が短い。ゆえに、使用者は第一工程と第二工程がはっきり区別できる。
【0024】
固定筒の内側に取り付けた螺旋溝において、第二工程の区間の螺旋溝に複数の突起を取り付ける。
【0025】
皿部材皿部に取り付けた突起が螺旋溝を上昇移動するときは、第一工程の区間の螺旋溝では、皿部材皿部に取り付けた突起が螺旋溝を滑るようにスムーズに上昇移動する。
【0026】
しかし、第二工程の区間の螺旋溝では、螺旋溝を上昇移動する皿部材皿部に取り付けた突起が螺旋溝の突起に阻まれて、皿部材皿部に取り付けた突起が段階的な上昇移動になる。
【0027】
よって、回転筒を回転したときに、口紅等の出方は、第一工程では、口紅等は滑らかにスムーズに出る。第二工程では、口紅等は段階的に出る。ゆえに、使用者は第一工程と第二工程がはっきり区別できる。
【0028】
また、固定筒の内側に取り付けた螺旋溝の幅員において、第二工程の区間の螺旋溝の幅員は第一工程の区間の螺旋溝の幅員に比べて狭くする。
【0029】
螺旋溝の幅員は、第一工程の区間の広い幅員にし、皿部材皿部に取り付けた突起が螺旋溝を滑るようにスムーズに上昇移動できる幅員とする。
【0030】
螺旋溝の幅員は、第二工程の区間の狭い幅員にし、皿部材皿部に取り付けた突起と螺旋溝が第一工程に比べて大きい摩擦力が生じるようにする。よって、第一工程の区間に比べて、第二工程の区間では皿部材皿部に取り付けた突起に強い回転力を加えないと、皿部材皿部に取り付けた突起が螺旋溝を上昇移動でない幅員とする。
【0031】
よって、回転筒を回転したときに、口紅等の出方は、第一工程では、口紅等は軽い回転力で出る。第二工程では、第一工程に比べて、口紅等は強い回転力を回転筒に加えないと出ない。ゆえに、使用者は第一工程と第二工程がはっきり区別できる。
【0032】
ある一定の荷重以下では、皿部材皿部と皿部材筒部との間の摩擦力によって固定する。また、ある一定の荷重以上では、皿部材皿部と皿部材筒部との間は滑り、皿部材筒部に対して皿部材皿部が上昇移動することができる。
【0033】
第二工程の時は、皿部材皿部と皿部材筒部との間が滑り、皿部材筒部に対して皿部材皿部が上動できるようにする。
【0034】
よって、皿部材筒部に対して皿部材皿部が上昇し、口紅等の収納容器から口紅等を全て出すことができる。皿部材皿部に取り付けた突起が螺旋溝を上昇するので、皿部材皿部は皿部材筒部に対してスムーズな上昇移動になる。つまり、口紅等はスムーズな出方で、口紅等を使い切る事ができる。
【0035】
口紅等を収納するときは、皿部材皿部に取り付けた突起が螺旋溝を下降移動する。よって、口紅等を全て収納容器に収納することができる。
【0036】
皿部材皿部は皿部材筒部に対して上昇移動した後では、皿部材皿部は皿部材筒部に対してその位置を堅持し、上昇移動した状態のままで、皿部材皿部と皿部材筒部との相対的位置関係は変わらない。下降移動は、皿部材皿部と皿部材筒部との相対的位置関係を変えないで下降移動する。
【0037】
皿部材皿部および皿部材筒部の摩擦する面積が増加すると、摩擦力も大きくなる。よって、第二工程では、回転把持部に加える回転力は、最初は小さく、最後は大きくなる。この摩擦力の大きさの調整で第二工程の回転把持部に加える回転力を調整できる。よって、回転把持部に加える回転力の大きさは、第一工程と第二工程で自由に設定でき、使い勝手の良い口紅等の収納容器であり、以上のことを特徴とする口紅等の収納容器である。
【発明の効果】
【0038】
本発明の収納容器では、第二工程の区間の螺旋溝に色々な細工をして、収納容器から口紅等の落下(飛び出し)による事故が防ぐ事ができる。
【0039】
高価な口紅等であるため、皿部材を分割していない容器では、皿部材に残された口紅等を筆を用いて取り出していた。この作業を公衆の面前ですることを恥ずかしいと思う人が多かった。本発明の収納容器によって、この問題を解決できる。
【0040】
従来の皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分離して二重構造にした容器は、容器に欠点が多く、ほとんどの二重構造の容器は商品として生産されなかった。また、部品が複雑で、部品数が多く、生産コストが高くなる二重構造の容器は生産しても極少量であった。加えて、収納容器から口紅等の落下(飛び出し)による事故を防ぐ対策が的確にはされていなかった。主に、これらの事で、商品化が非常に困難になっていた。
【0041】
本発明の収納容器では、従来の皿部材を分割していない容器に、追加する加工として、主に、皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分離して二重構造にしただけである。以上の簡単な構造であるため、従来の皿部材を分割していない収納容器に比べても、生産コストの上昇は微増である。
【発明の実施するための最良の形態】
【0042】
発明の実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2において、口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部Aと皿部材皿部Bに分離して二重構造にする。
【0043】
図1および図2において、皿部材皿部Bに突起Dを取り付ける。皿部材筒部Aの外側に凹凸Cをつける。
【0044】
図1および図2において、皿部材筒部Aの内側に棒状突起Pを取り付け、皿部材皿部Bの円筒部側面に溝Qを取り付ける。皿部材筒部A内側の棒状突起Pが皿部材皿部Bの円筒部側面の溝Qを上下動可能に取り付ける。
【0045】
皿部材筒部A内側の棒状突起Pと、皿部材皿部Bの円筒部側面の溝Qとの摩擦力を調整して、第二工程の時の、皿部材筒部Aに対する皿部材皿部Bの移動するために必要な力を調整する。
【0046】
図1および図2において、皿部材筒部Aと皿部材皿部Bの上端部(上端面)は長手方向に対して20度から90度にする。
【0047】
図3において、回転筒Eの上端部の内側に突起Fを取り付ける。
【0048】
図3において、回転筒Eには、筒部に縦割孔Gを取り付け、縦割孔Gの下端に水平孔Jを取り付ける。皿部材皿部Bの突起Dが回転筒Eの縦割孔Gと水平孔Jを移動できるようにする。
【0049】
図3において、回転筒Eの上端部の面(上端面)は長手方向に対して20度から90度にする。
【0050】
図4および図5において、固定筒Kの内側に螺旋溝Lを取り付けた状態である。皿部材皿部Bの突起Dが固定筒Kの内側の螺旋溝Lを上下動できるようにする。
【0051】
図4および図5において、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lのリードは、第一工程の区間が長く、第二工程の区間が短くなる。
【0052】
よって、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lのピッチも、第一工程の区間に比べて、第二工程の区間が短くなる。
【0053】
つまり、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lのリードは、上端部分の区間が下端部分の区間に比べて短くなる。
【0054】
図4および図5において、第一工程の時は、皿部材皿部Bの突起Dがリードの長い螺旋溝Lを上下動することができる。第二工程の時は、皿部材皿部Bの突起Dがリードの短い螺旋溝Lを上下動することができる。
【0055】
よって、回転筒Kを一回転したときに、皿部材に取り付けた口紅等の出る長さは、第一工程では口紅等が長く出て、第二工程では口紅等が短く出る。つまり、第二工程では第一工程に比べて口紅等の出方が短くなる。
【0056】
図4において、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lにおいて、第二工程の区間の螺旋溝Lに複数の突起Nを取り付ける。
【0057】
図5において、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lの幅員において、第二工程の区間の螺旋溝Lの幅員は第一工程の区間の螺旋溝Lの幅員に比べて狭くする。
【0058】
図6において、本発明の口紅等の収納容器を組み立てた状態である。
【0059】
図6において、第一工程で皿部材皿部Aが上昇移動し、第二工程に移る時に、皿部材皿部Aの凹凸Cと、回転筒Eの上端部の内側の突起Fとが噛み合い、皿部材皿部Aの上昇移動を止める事ができる。
【0060】
図6において、収納容器の上端部の面(上端面)は長手方向に対して20度から90度にする。
【0061】
つまり、皿部材筒部A、皿部材皿部Bおよび回転筒Eの上端部(上端面)は長手方向に対して同じ角度にし、20度から90度にする。
【0062】
図1、図2、図3、図4、図5および図6において、皿部材皿部Bの突起Dは回転筒Eの縦割孔Gと水平孔Jを移動できる大きさとする。また、突起Dは固定筒Kの螺旋溝Lを上下動できる大きさとする。第一工程において、皿部材筒部Aと皿部材皿部Bとは相対的位置関係を固定したまま回転筒Eの中を一緒に上下動できる。
【0063】
図1、図2、図3、図4、図5および図6において、第二工程の時は、皿部材皿部Bと皿部材筒部Aとの間が滑る。よって、皿部材筒部Aに対して皿部材皿部Bが上昇移動できるようになる。つまり、口紅等を収納容器から全て出すことができる。皿部材皿部Bに取り付けた突起Dが螺旋溝Lを上昇するので、皿部材皿部Bはスムーズな上昇移動になる。よって、口紅等は皿部材皿部Bと共にスムーズな上昇移動となる。口紅等を収納するときは、皿部材皿部Bに取り付けた突起Dが螺旋溝Lを下降移動する。つまり、皿部材皿部Bが下降移動し口紅等を全て容器に収納することができるようにする。以上のことを特徴とする口紅等の収納容器である。
【0064】
図1、図2、図3、図4および図6において、口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部Aと皿部材皿部Bに分離し、皿部材筒部Aの外側に凹凸Cを取り付け、皿部材筒部Aの内側に棒状突起Pを取り付け、皿部材皿部Bに突起Dを取り付け、皿部材皿部B側面に溝Qを取り付け、皿部材筒部A内側の棒状突起Pは皿部材皿部B側面の溝Qを上下動可能に取り付け、回転筒Eの内側に皿部材筒部Aと皿部材皿部Bとを上下動可能に取り付け、皿部材筒部Aに対して皿部材皿部Bを上動可能に取り付け、回転筒Eに縦割孔Gを取り付け、縦割孔Gの下端に水平孔Jを取り付け、回転筒Eの上端部の内側に突起Fを取り付け、皿部材皿部Aの凹凸Cと回転筒Eの上端部の内側の突起Fとが噛み合い皿部材筒部Aの上昇移動を止める事ができ、皿部材筒部Aの上端部(上端面)と皿部材皿部Bの上端部(上端面)は長手方向に対して20度から90度にし、回転筒Eの上端部(上端面)は長手方向に対して20度から90度にし、固定筒Kの内側に回転筒Eを回動可能に取り付け、固定筒Kの内側に螺旋溝Lを取り付け、皿部材筒部Aと皿部材皿部Bとが相対的に位置を変えずに回転筒Eの内側を上下動する工程を第一工程とし、皿部材筒部Aに対して皿部材皿部Bが上昇移動する工程を第二工程とし、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lのリードが第二工程の区間では第一工程の区間の螺旋溝Lのリードに比べて短くし、第二工程の区間の螺旋溝Lに複数の突起Nを取り付け、皿部材皿部Bに取り付けた突起Dは回転筒Eに取り付けた縦割孔Gと水平孔Jを移動できるようにし、皿部材皿部Bに取り付けた突起Dは固定筒Kの内側の螺旋溝Lを移動できるようにし、皿部材筒部Aの凹凸Cと回転筒Eの上端部の内側の突起Fで皿部材筒部Aの上昇移動を止める事ができて、皿部材筒部Aに対して皿部材皿部Bを上昇移動させることで、収納容器から口紅等を全て出し切るようにした、以上のことを特徴とする口紅等の収納容器である。
【0065】
図1、図2、図3、図5および図6において、口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部Aと皿部材皿部Bに分離し、皿部材筒部Aの外側に凹凸Cを取り付け、皿部材筒部Aの内側に棒状突起Pを取り付け、皿部材皿部Bに突起Dを取り付け、皿部材皿部B側面に溝Qを取り付け、皿部材筒部A内側の棒状突起Pは皿部材皿部B側面の溝Qを上下動可能に取り付け、回転筒Eの内側に皿部材筒部Aと皿部材皿部Bとを上下動可能に取り付け、皿部材筒部Aに対して皿部材皿部Bを上動可能に取り付け、回転筒Eに縦割孔Gを取り付け、縦割孔Gの下端に水平孔Jを取り付け、回転筒Eの上端部の内側に突起Fを取り付け、皿部材皿部Aの凹凸Cと回転筒Eの上端部の内側の突起Fとが噛み合い皿部材筒部Aの上昇移動を止める事ができ、皿部材筒部Aの上端部(上端面)と皿部材皿部Bの上端部(上端面)は長手方向に対して20度から90度にし、回転筒Eの上端部(上端面)は長手方向に対して20度から90度にし、固定筒Kの内側に回転筒Eを回動可能に取り付け、固定筒Kの内側に螺旋溝Lを取り付け、皿部材筒部Aと皿部材皿部Bとが相対的に位置を変えずに回転筒Eの内側を上下動する工程を第一工程とし、皿部材筒部Aに対して皿部材皿部Bが上昇移動する工程を第二工程とし、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lのリードが第二工程の区間では第一工程の区間に比べて短くし、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lの幅員が第二工程の区間では第一工程の区間に比べて狭くし、皿部材皿部Bに取り付けた突起Dは回転筒Eに取り付けた縦割孔Gと水平孔Jを移動できるようにし、皿部材皿部Bに取り付けた突起Dは固定筒Kの内側の螺旋溝Lを移動できるようにし、皿部材筒部Aの凹凸Cと回転筒Eの上端部の内側の突起Fで皿部材筒部Aの上昇移動を止める事ができて、皿部材筒部Aに対して皿部材皿部Bを上昇移動させることで、収納容器から口紅等を全て出し切るようにした、以上のことを特徴とする口紅等の収納容器である。
【実施例1】
【0066】
発明の実施例を図面参照して説明する。
図1および図2において、皿部材筒部Aおよび皿部材皿部Bの上端部の面は長手方向に対して45度にする。
【0067】
図1、図2および図6において、口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部Aと皿部材皿部Bに分離して二重構造にする。皿部材筒部Aと皿部材皿部Bをプラスチックで作る。皿部材筒部Aの大きさは、高さが24mm、外形が直径10mm、肉厚が0.5mmの円筒形とする。皿部材筒部Aの外側に凹凸Cをつける。その凹凸Cの加工は、上端から下方に1.5mmのところまで幅0.5mm(直角三角形を逆さまにした形で高さが1.5mm、底辺が0.5mm)に内側から斜めに削り落とす。皿部材筒部Aの内側に棒状突起Pを取り付け、棒状突起Pは断面形が二等辺三角形で、底辺が1mm、高さ1mmである。また、皿部材皿部Bの大きさは、高さが26mm、外径が9mm、肉厚が2mmの円筒形に上方端を肉厚が2mmの楕円板で塞いだ形とする。皿部材皿部Bに突起Dを取り付け、その突起Dはプラスチックスで作る。突起Dの大きさと形は、突起部分が太さ1mm、長さ2mmの円筒形。皿部材皿部B側面に溝Qを取り付け、溝Qの断面形は底辺が1.2mm、高さ1mmの二等辺三角形。皿部材筒部Aの棒状突起Pと皿部材皿部Bの溝Qは密着している。皿部材皿部Bと皿部材筒部Aとの間は摩擦力で固定する。
【0068】
図3において、回転筒Eの上端部の面は長手方向に対して45度にする。
【0069】
図3において、回転筒Eに内側に突起Fを取り付ける。突起Fの出っ張りは0.5mmで、幅が1.5mm(断面形は、直角三角形を逆さまにした形で高さが1.5mm、底辺が0.5mm)のリング状である。
【0070】
図3において、回転筒Eに外側に、固定筒Kを取り付ける為のリング状の突起Hを取り付ける。リング状の突起Hの断面形は半径が0.5mm、高さが0.3mmの円弧形。
【0071】
図3において、回転筒Eには縦割孔Gを取り付ける。縦割孔Gの下端に水平孔Jを取り付ける。回転筒E、内側の突起Fおよび外側のリング状の突起Hをプラスチックで作る。回転筒Eの大きさは、肉厚が0.5mmの円筒形とし、高さが70mm、外径が11mm。また、回転筒Hの側面の下端4.5mmから上方に幅員が1.1mm、長さが41mmの縦割孔Gを一対(2本)取り付ける。縦割孔Gの下端から水平に幅員が1.1mm、長さが2.5mmの水平孔Jを一対(2本)取り付ける。
【0072】
図4において、固定筒Kをプラスチックで作る。固定筒Lの大きさは、高さが51mm、外径が14mm、肉厚が1.5mmの円筒形とする。固定筒Eの内側に幅員が1.1mm、深さが1.2mmの螺旋溝Lを一対(2本)取り付ける。
【0073】
図4において、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lのリードは、第一工程の区間が30mmで、第二工程の区間が4mmである。つまり、下端から上方に30mmまでの区間は螺旋溝Lのリードが30mmで、それに接続して上方に10mmの区間は螺旋溝Lのリードが4mmである。
【0074】
ゆえに、回転筒Eを一回転して口紅等の上昇移動(口紅等の出る長さ)は、第一工程の時が30mmで、第二工程の時が4mmである。
【0075】
図4において、第二工程の区間では、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lに突起Nを取り付ける。突起Nはプラスチックで作り、固定筒Kの内側に20対取り付ける。その突起Nの大きさは半径0.15mmの半円形である。よって、第二工程の区間では口紅等の出方が20段階の上昇移動となるので、皿部材から口紅等の落下(飛び出し)による事故を防ぐ事ができる。
【0076】
図4において、固定筒Kの底面に肉厚3mmのプラスチック板を取り付けて、固定筒Kを回転把持部として代用する。固定筒Kの内側に断面形が半径0.5mmの半円形の溝Mを取り付ける。
【0077】
図1、図2、図3、図4および図6において、口紅等を使用するには、まず、第一工程の時は、皿部材筒部Aと皿部材皿部Bとが相対的に位置関係を同じにして固定筒Kおよび回転筒Eの内側を一緒に上下動する。この第一工程では皿部材皿部Bに取り付けた突起Dが螺旋溝Lと縦割孔G(または水平孔J)を移動する負荷のみであるため、回転把持部に加える回転力は比較的小さくても口紅等が上下動する。
【0078】
次に、第二工程の時は、皿部材皿部Bが皿部材筒部Aに対して相対的に位置関係を変えて、固定筒Kおよび回転筒Eの内側を上下動する。この時、皿部材皿部Bが皿部材筒部Aに対して上昇移動することができる。皿部材筒部A内側の棒状突起Pと皿部材皿部B側面の溝Qとの間の摩擦する面積が増加すると、摩擦力も段々と大きくなる。また、皿部材皿部Bの突起Dが固定筒Kの螺旋溝Lを上昇移動するには、皿部材皿部Bの突起Dが螺旋溝Lの20対の突起Nを乗り越えなければならない。よって、第二工程においての口紅等の上昇移動は20段階になる。よって、この摩擦力の大きさと、皿部材皿部Bの突起Dが螺旋溝Lの突起Nを乗り越える力の大きさの調整で第二工程の回転把持部に加える回転力を調整できる。ゆえに、回転把持部に加える回転力の大きさは、第一工程と第二工程で自由に設定でき、使い勝手の良い口紅等の収納容器であり、以上のことを特徴とする口紅等の収納容器である。
【実施例2】
【0079】
図1および図2において、皿部材筒部Aおよび皿部材皿部Bの上端部の面は長手方向に対して90度にする。
【0080】
図1、図2および図6において、口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部Aと皿部材皿部Bに分離して二重構造にする。皿部材筒部Aと皿部材皿部Bをプラスチックで作る。皿部材筒部Aの大きさは、高さが14mm、外形が直径10mm、肉厚が0.5mmの円筒形とする。皿部材筒部Aの外側に凹凸Cをつける。その凹凸Cの加工は、上端から下方に1.5mmのところまで幅0.5mm(直角三角形を逆さまにした形で高さが1.5mm、底辺が0.5mm)に内側から斜めに削り落とす。皿部材筒部Aの内側に棒状突起Pを取り付け、棒状突起Pは断面が二等辺三角形で、底辺が1mm、高さ1.25mmである。また、皿部材皿部Bの大きさは、高さが17.5mm、外径が8.5mm、肉厚が2mmの円筒形に上方端を肉厚が2mmの円板で塞いだ形とする。皿部材筒部Aの内面と皿部材皿部Bの外面の間に透き間を0.25mmあける。皿部材皿部Bに突起Dを取り付け、その突起Dはプラスチックスで作る。突起Dの大きさと形は、突起部分が太さ1mm、長さ2mmの円筒形。皿部材皿部Bの側面に溝Qを取り付け、溝Qの断面は底辺が1.2mm、高さ1mmの二等辺三角形。皿部材筒部Aの棒状突起Pと皿部材皿部Bの溝Qは密着し摩擦力で固定する。
【0081】
図3において、回転筒Eの上端部の面は長手方向に対して90度にする。
【0082】
図3において、回転筒Eに内側に突起Fを取り付ける。突起Fの出っ張りは0.5mmで、幅が1.5mm(断面形は、直角三角形を逆さまにした形で高さが1.5mm、底辺が0.5mm)のリング状である。
【0083】
図3において、回転筒Eに外側に、固定筒Kを取り付ける為の突起Hを4個取り付ける。突起Hの断面は半径が0.3mm、高さが0.3mmの半球形。
【0084】
図3において、回転筒Eには縦割孔Gを取り付ける。縦割孔Gは下端に水平孔Jを取り付ける。回転筒E、内側の突起Fおよび外側の突起Hをプラスチックで作る。回転筒Eの大きさは、肉厚が0.5mmの円筒形とし、高さが69mm、外径が11mm。また、回転筒Eの側面の下端4.5mmから上方に幅が1.1mm、長さが51mmの縦割孔Gを一対(2本)取り付ける。縦割孔Gの下端から水平に幅が1.1mm、長さが2.5mmの水平孔Jを一対(2本)取り付ける。
【0085】
図5において、固定筒Kをプラスチックで作る。固定筒Kの大きさは、高さが61mm、外径が14mm、肉厚が1.5mmの円筒形とする。固定筒Eの内側に螺旋溝Lを一対(2本)取り付ける。
【0086】
図5において、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lのリードは、第一工程の区間が40mmで、第二工程の区間が4mmである。つまり、下端から上方に40mmまでの区間は螺旋溝Lのリードが40mmで、それに接続して上方に10mmの区間は螺旋溝Lのリードが4mmである。
【0087】
ゆえに、回転筒Eを一回転して口紅等の上昇移動(口紅等の出る長さ)は、第一工程の時が40mmで、第二工程の時が4mmである。
【0088】
図5において、固定筒Kの内側に取り付けた螺旋溝Lの幅員について、第一工程の区間の螺旋溝L(下端から上方に40mmまでの区間)は幅員が1.1mm、深さが1.2mmである。また、第二工程の区間の螺旋溝L(下端から上方に40mmから50mmまでの区間)は幅員が1.0mm、深さが1.2mmである。
【0089】
よって、第二工程の区間では、皿部材皿部Bに突起Dと第二工程の区間の螺旋溝Lの摩擦力が第一工程の区間に比べて大きくなる。よって、皿部材から口紅等の落下(飛び出し)による事故を防ぐ事ができる。
【0090】
図5において、固定筒Kの底面に肉厚3mmのプラスチック板を取り付けて、固定筒Kを回転把持部の代用とする。固定筒Kの内側に断面形が半径0.5mmの半円形の溝Mを取り付ける。
【0091】
図1、図2、図3、図5および図6において、口紅等を使用するには、まず、第一工程の時は、皿部材筒部Aと皿部材皿部Bとが相対的に位置関係を同じにして固定筒Kおよび回転筒Eの内側を一緒に上下動する。この第一工程では皿部材皿部Bに取り付けた突起Dが螺旋溝Lと縦割孔G(または水平孔J)を移動する負荷のみであるため、回転把持部に加える回転力は比較的小さくても口紅等が上下動する。
【0092】
次に、第二工程の時は、皿部材皿部Bが皿部材筒部Aに対して相対的に位置関係を変えて、固定筒Kおよび回転筒Eの内側を上下動する。この時、皿部材皿部Bが皿部材筒部Aに対して上昇移動することができる。皿部材筒部A内側の棒状突起Pと皿部材皿部B側面の溝Pとの間の摩擦する面積が増加すると、摩擦力も大きくなる。
【0093】
皿部材皿部Bの突起Dの太さと、第二工程の区間の螺旋溝L(下端から上方に40mmから50mmまでの区間)の幅員が1.0mmと同じである。よって、第二工程の区間では、皿部材皿部Bの突起Dの第二工程の螺旋溝Lの上昇移動では、第一工程の区間に比べて、大きな摩擦力が発生する。ゆえに、回転把持部に加える回転力は、第一工程に比べて大きくなる。
【0094】
よって、第二工程では、回転把持部に加える回転力は、最初は小さく、最後は大きくなる。この摩擦力の大きさの調整で第二工程の回転把持部に加える回転力を調整できる。よって、回転把持部に加える回転力の大きさは、第一工程と第二工程で自由に設定でき、使い勝手の良い口紅等の収納容器であり、以上のことを特徴とする口紅等の収納容器である。
【産業上の利用可能性】
【0095】
総務省統計局の平成18年3月1日現在の人口推計確定値は女性の総人口が6539万人である。少なく見積っても、その7割の女性が口紅を使用すると、約4577万人の女性が口紅を使用してると考えられる。約4577万人の15%の人が年間に2本の本発明口紅を使用すると、一年間に1373万本の本発明の口紅が販売できる。一本当たりの単価を1800円とすると、247億1千万円の販売額が見込むことができ、総売上の25%が利益とすると、利益額は約61億7千万円になる。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】本発明に係る口紅等容器について、発明の実施の形態の説明に供し、皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分割した状態の皿部材筒部の図面である。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供し、皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分割した状態の皿部材皿部の図面である。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供し、回転筒の図面である。
【図4】同発明の実施の形態の説明に供し、固定筒の図面である。
【図5】同発明の実施の形態の説明に供し、固定筒の図面である。
【図6】同発明の実施の形態の説明に供し、収納容器全体の断面図である。
【符号の説明】
【0097】
A:皿部材筒部。 B:皿部材皿部。 C:凹凸。
D:皿部材皿部の突起。 E:回転筒。 F:回転筒内側の突起。
G:縦割孔。 H:突起。 J:水平孔。
K:固定筒。 L:螺旋溝。 M:溝。
N:螺旋溝の突起。 P:棒状突起。 Q:溝。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分離し、皿部材筒部の外側に凹凸を取り付け、皿部材筒部内側に棒状突起を取り付け、皿部材皿部に突起を取り付け、皿部材皿部側面に溝を取り付け、皿部材筒部内側の棒状突起は皿部材皿部側面の溝を上下動可能に取り付け、回転筒の内側に皿部材筒部と皿部材皿部とを上下動可能に取り付け、皿部材筒部に対して皿部材皿部を上動可能に取り付け、回転筒に縦割孔を取り付け、縦割孔の下端に水平孔を取り付け、回転筒の上端部の内側に突起を取り付け、皿部材筒部の凹凸と回転筒の上端部の内側の突起とが噛み合う事で皿部材筒部の上昇移動を止める事ができ、皿部材筒部の上端部の面と皿部材皿部の上端部の面は長手方向に対して20度から90度にし、回転筒の上端部の面は長手方向に対して20度から90度にし、固定筒の内側に回転筒を回動可能に取り付け、固定筒の内側に螺旋溝を取り付け、皿部材筒部と皿部材皿部とが相対的に位置を変えずに回転筒の内側を上下動する工程を第一工程とし、皿部材筒部に対して皿部材皿部が上昇移動する工程を第二工程とし、固定筒の内側に取り付けた螺旋溝のリードが第二工程の区間では第一工程の区間に比べて短くし、第二工程の区間の螺旋溝に複数の突起を取り付け、皿部材皿部に取り付けた突起は回転筒に取り付けた縦割孔と水平孔を移動できるようにし、皿部材皿部に取り付けた突起は固定筒の内側の螺旋溝を移動できるようにし、皿部材筒部の凹凸と回転筒の上端部の内側の突起で皿部材筒部の上昇移動を止める事ができて、皿部材筒部に対して皿部材皿部を上昇移動させることで、収納容器から口紅等を全て出し切るようにした、以上のことを特徴とする口紅等の収納容器。
【請求項2】
口紅等を固定する皿部材を皿部材筒部と皿部材皿部に分離し、皿部材筒部の外側に凹凸を取り付け、皿部材筒部内側に棒状突起を取り付け、皿部材皿部に突起を取り付け、皿部材皿部側面に溝を取り付け、皿部材筒部内側の棒状突起は皿部材皿部側面の溝を上下動可能に取り付け、回転筒の内側に皿部材筒部と皿部材皿部とを上下動可能に取り付け、皿部材筒部に対して皿部材皿部を上動可能に取り付け、回転筒に縦割孔を取り付け、縦割孔の下端に水平孔を取り付け、回転筒の上端部の内側に突起を取り付け、皿部材筒部の凹凸と回転筒の上端部の内側の突起とが噛み合う事で皿部材筒部の上昇移動を止める事ができ、皿部材筒部の上端部の面と皿部材皿部の上端部の面は長手方向に対して20度から90度にし、回転筒の上端部の面は長手方向に対して20度から90度にし、固定筒の内側に回転筒を回動可能に取り付け、固定筒の内側に螺旋溝を取り付け、皿部材筒部と皿部材皿部とが相対的に位置を変えずに回転筒の内側を上下動する工程を第一工程とし、皿部材筒部に対して皿部材皿部が上昇移動する工程を第二工程とし、固定筒の内側に取り付けた螺旋溝のリードが第二工程の区間では第一工程の区間に比べて短くし、固定筒の内側に取り付けた螺旋溝の幅員が第二工程の区間では第一工程の区間に比べて狭くし、皿部材皿部に取り付けた突起は回転筒に取り付けた縦割孔と水平孔を移動できるようにし、皿部材皿部に取り付けた突起は固定筒の内側の螺旋溝を移動できるようにし、皿部材筒部の凹凸と回転筒の上端部の内側の突起で皿部材筒部の上昇移動を止める事ができて、皿部材筒部に対して皿部材皿部を上昇移動させることで、収納容器から口紅等を全て出し切るようにした、以上のことを特徴とする口紅等の収納容器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2008−36372(P2008−36372A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−236673(P2006−236673)
【出願日】平成18年8月5日(2006.8.5)
【特許番号】特許第3882175号(P3882175)
【特許公報発行日】平成19年2月14日(2007.2.14)
【出願人】(599015641)
【Fターム(参考)】