口紅等の棒状化粧品の充填カプセル
【課題】スリーブに充填した化粧品を冷却後でも均一な密度にできる口紅等の棒状化粧品の充填カプセルを提供する。
【解決手段】口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブ2の上部を覆う、該スリーブ2の外周壁と隙間を介して取付けられる天板4を有する筒状のカプセル本体5と、このカプセル本体5の天板4に形成されたスリーブ2の位置決めをする位置決め手段6と、前記カプセル本体5の周壁に形成した複数個の空気流通用の窓7と、前記カプセル本体5の下部内壁面に空気流通空間8を介して内側へ突出して、前記スリーブ2に嵌合固定される複数個の嵌合片9とで口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1を構成している。
【解決手段】口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブ2の上部を覆う、該スリーブ2の外周壁と隙間を介して取付けられる天板4を有する筒状のカプセル本体5と、このカプセル本体5の天板4に形成されたスリーブ2の位置決めをする位置決め手段6と、前記カプセル本体5の周壁に形成した複数個の空気流通用の窓7と、前記カプセル本体5の下部内壁面に空気流通空間8を介して内側へ突出して、前記スリーブ2に嵌合固定される複数個の嵌合片9とで口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1を構成している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は口紅、リップクリーム、スチックアイシャドウ、スチックファンデーション等の棒状化粧品をスリーブへ充填する場合に使用される口紅等の棒状化粧品の充填カプセルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の口紅等の棒状化粧品の充填時には、スリーブの先端部をキャップ状の充填カプセルで覆って、スリーブの後端部より液状あるいはゲル状の化粧品を充填している。
【0003】
このため、充填カプセルで覆われていたスリーブ位置は冷却しずらく、化粧品の冷却後の密度が充填カプセルが、位置していた部位と、他の部位とでは不均一となり、均一な棒状化粧品にできないという欠点があった。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、スリーブに充填した化粧品を冷却後でも均一な密度にできる口紅等の棒状化粧品の充填カプセルを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブの上部を覆う、該スリーブの外周壁と隙間を介して取付けられる天板を有する筒状のカプセル本体と、このカプセル本体の天板に形成されたスリーブの位置決めをする位置決め手段と、前記カプセル本体の周壁に形成した複数個の空気流通用の窓と、前記カプセル本体の下部内壁面に空気流通空間を介して内側へ突出して、前記スリーブに嵌合固定される複数個の嵌合片とで口紅等の棒状化粧品の充填カプセルを構成している。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0008】
(1)口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブの上部を覆う、該スリーブの外周壁と隙間を介して取付けられる天板を有する筒状のカプセル本体と、このカプセル本体の天板に形成されたスリーブの位置決めをする位置決め手段と、前記カプセル本体の周壁に形成した複数個の空気流通用の窓と、前記カプセル本体の下部内壁面に空気流通空間を介して内側へ突出して、前記スリーブに嵌合固定される複数個の嵌合片とで構成されているので、スリーブの上面はカプセル本体の天板に形成された位置決め手段で位置決めされた状態で覆われるため、スリーブへ冷却すると棒状化粧品となる液状あるいはゲル状の化粧品を従来と同様に収納することができる。
【0009】
(2)前記(1)によって、スリーブのカプセル本体で覆われる上部の外周部は複数個の嵌合片が嵌合状態で当接するだけで、複数個の空気流通用の窓より入り込んだ空気をカプセル本体とスリーブとの間の隙間を介して複数個の嵌合片間の空気流通空間を介して通過させて外部へ流すことができ、ほとんどカプセル本体で覆われていない部位と同様に冷却させることができる。
したがって、スリーブ内に充填された化粧品を均一に冷却して、均一な密度にすることができる。
【0010】
(3)請求項2も前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、複数個の空気流通用の窓の下部位置のカプセル本体の周壁に複数個の嵌合片を形成することにより、より効率よく空気の流れを形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図6に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の口紅等の棒状化粧品の充填カプセルで、この口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1は口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブ2の外周壁2aと隙間3、例えば1mmの隙間3を介して取付けられる天板4を有するカプセル本体5と、このカプセル本体5の天板4に形成された前記スリーブ2の位置決めをする複数個、本発明の実施の形態では円弧形状で、高さが2mm程度のスリーブ2の外周部に位置する位置決め手段としての位置決め片6、6、6と、前記カプセル本体5の周壁で前記位置決め片6、6、6のない部位に形成した複数個、本発明の実施の形態では3個の空気流通用の窓7、7、7と、前記カプセル本体5の下部内壁面で空気流通空間8、8、8を介して内側へ突出して前記スリーブ2に嵌合固定される、前記空気流通用の窓7、7、7の下部位置に設けられた3個の嵌合片9、9、9とで構成されている。
【0013】
前記3個の空気流通用の窓7、7、7は前記カプセル本体5の周壁5aの肉厚分だけ天板4に形成された凹部10、10、10を含むように形成されている。
【0014】
上記構成の口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1は、口紅等の棒状化粧品収納容器のスリーブ2の上部に、スリーブ2の上端部がカプセル本体5の位置決め片6、6、6で位置決めされた状態で天板4で覆い、密封状態にする、
しかる後、スリーブ2を反転し、上部に位置するスリーブ2の後端部より冷却すると棒状化粧品となる液状あるいはゲル状の化粧品を充填する。
この化粧品のスリーブ2への充填により、充填カプセル1が装着されたスリーブ2部位には、図6に示すように3個の空気流通用の窓7、7、7よりカプセル本体5とスリーブ2との隙間3および、嵌合片9、9、9間の空気流通空間8、8、8を介して上部外方へ流れ、充填カプセル1の設置されていないスリーブ2部位とほぼ同様に冷却することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0015】
次に、図7ないし図16に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0016】
図7ないし図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、スリーブ2の内壁面と当接して位置決めをする、位置決め手段としてのリング状の位置決め片6Aを用いた点で、このようなリング状の位置決め片6Aを用いた口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、口紅等の棒状化粧品の先端部の外周部を面取りした状態に形成することができる。
【0017】
図11ないし図13に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、上端部が傾斜面11に形成されたスリーブ2Aに使用できるように、カプセル本体5Aの天板4Aを前記スリーブ2Aの上端部の傾斜面11と同じ傾斜面11となるように形成した点で、このようにカプセル本体5Aの天板4Aをスリーブ2Aの上端部の傾斜面11と同一傾斜面11にした口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1Bにしても
前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0018】
図14ないし図16に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第3の形態と主に異なる点は、スリーブ2Aの先端部が嵌合される凹部12を位置決め手段として天板4Bに形成したカプセル本体5Bを用いた点で、このようなカプセル本体5Bを用いて構成した口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1Cにしても、前記本発明を実施するための第3の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
なお、前記本発明を実施するための各形態では、複数個の嵌合片9、9、9を空気流通用の窓7、7、7の下部位置のカプセル本体5、5A、5Bの内壁面に形成したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、スリーブ2、2Aを嵌合固定できるカプセル本体5、5A、5Bの内壁面であればどこでもよい。
また、3個の空気流通用の窓7、7、7および嵌合片9、9、9を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、4個、5個の空気流通用の窓や嵌合片を形成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明は口紅等の棒状化粧品の充填カプセルを製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の底面図。
【図4】図2の4−4線に沿う断面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態の取付け状態の説明図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の冷却時の説明図。
【図7】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
【図8】本発明を実施するための第2の形態の平面図。
【図9】図8の9−9線に沿う断面図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の取付け状態の断面図。
【図11】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の平面図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態の取付け状態の断面図。
【図14】本発明を実施するための第4の形態の正面図。
【図15】本発明を実施するための第4の形態の平面図。
【図16】本発明を実施するための第4の形態の取付け状態の断面図。
【符号の説明】
【0022】
1、1A、1B、1C:口紅等の棒状化粧品の充填カプセル、
2、2A:スリーブ、 3:隙間、
4、4A、4B:天板、
5、5A、5B:カプセル本体、
6、6A:位置決め片、 7:空気流通用の窓、
8:空気流通空間、 9:嵌合片、
10:凹部、 11:傾斜面、
12:凹部。
【技術分野】
【0001】
本発明は口紅、リップクリーム、スチックアイシャドウ、スチックファンデーション等の棒状化粧品をスリーブへ充填する場合に使用される口紅等の棒状化粧品の充填カプセルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の口紅等の棒状化粧品の充填時には、スリーブの先端部をキャップ状の充填カプセルで覆って、スリーブの後端部より液状あるいはゲル状の化粧品を充填している。
【0003】
このため、充填カプセルで覆われていたスリーブ位置は冷却しずらく、化粧品の冷却後の密度が充填カプセルが、位置していた部位と、他の部位とでは不均一となり、均一な棒状化粧品にできないという欠点があった。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、スリーブに充填した化粧品を冷却後でも均一な密度にできる口紅等の棒状化粧品の充填カプセルを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブの上部を覆う、該スリーブの外周壁と隙間を介して取付けられる天板を有する筒状のカプセル本体と、このカプセル本体の天板に形成されたスリーブの位置決めをする位置決め手段と、前記カプセル本体の周壁に形成した複数個の空気流通用の窓と、前記カプセル本体の下部内壁面に空気流通空間を介して内側へ突出して、前記スリーブに嵌合固定される複数個の嵌合片とで口紅等の棒状化粧品の充填カプセルを構成している。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0008】
(1)口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブの上部を覆う、該スリーブの外周壁と隙間を介して取付けられる天板を有する筒状のカプセル本体と、このカプセル本体の天板に形成されたスリーブの位置決めをする位置決め手段と、前記カプセル本体の周壁に形成した複数個の空気流通用の窓と、前記カプセル本体の下部内壁面に空気流通空間を介して内側へ突出して、前記スリーブに嵌合固定される複数個の嵌合片とで構成されているので、スリーブの上面はカプセル本体の天板に形成された位置決め手段で位置決めされた状態で覆われるため、スリーブへ冷却すると棒状化粧品となる液状あるいはゲル状の化粧品を従来と同様に収納することができる。
【0009】
(2)前記(1)によって、スリーブのカプセル本体で覆われる上部の外周部は複数個の嵌合片が嵌合状態で当接するだけで、複数個の空気流通用の窓より入り込んだ空気をカプセル本体とスリーブとの間の隙間を介して複数個の嵌合片間の空気流通空間を介して通過させて外部へ流すことができ、ほとんどカプセル本体で覆われていない部位と同様に冷却させることができる。
したがって、スリーブ内に充填された化粧品を均一に冷却して、均一な密度にすることができる。
【0010】
(3)請求項2も前記(1)、(2)と同様な効果が得られるとともに、複数個の空気流通用の窓の下部位置のカプセル本体の周壁に複数個の嵌合片を形成することにより、より効率よく空気の流れを形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図6に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の口紅等の棒状化粧品の充填カプセルで、この口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1は口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブ2の外周壁2aと隙間3、例えば1mmの隙間3を介して取付けられる天板4を有するカプセル本体5と、このカプセル本体5の天板4に形成された前記スリーブ2の位置決めをする複数個、本発明の実施の形態では円弧形状で、高さが2mm程度のスリーブ2の外周部に位置する位置決め手段としての位置決め片6、6、6と、前記カプセル本体5の周壁で前記位置決め片6、6、6のない部位に形成した複数個、本発明の実施の形態では3個の空気流通用の窓7、7、7と、前記カプセル本体5の下部内壁面で空気流通空間8、8、8を介して内側へ突出して前記スリーブ2に嵌合固定される、前記空気流通用の窓7、7、7の下部位置に設けられた3個の嵌合片9、9、9とで構成されている。
【0013】
前記3個の空気流通用の窓7、7、7は前記カプセル本体5の周壁5aの肉厚分だけ天板4に形成された凹部10、10、10を含むように形成されている。
【0014】
上記構成の口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1は、口紅等の棒状化粧品収納容器のスリーブ2の上部に、スリーブ2の上端部がカプセル本体5の位置決め片6、6、6で位置決めされた状態で天板4で覆い、密封状態にする、
しかる後、スリーブ2を反転し、上部に位置するスリーブ2の後端部より冷却すると棒状化粧品となる液状あるいはゲル状の化粧品を充填する。
この化粧品のスリーブ2への充填により、充填カプセル1が装着されたスリーブ2部位には、図6に示すように3個の空気流通用の窓7、7、7よりカプセル本体5とスリーブ2との隙間3および、嵌合片9、9、9間の空気流通空間8、8、8を介して上部外方へ流れ、充填カプセル1の設置されていないスリーブ2部位とほぼ同様に冷却することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0015】
次に、図7ないし図16に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0016】
図7ないし図10に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、スリーブ2の内壁面と当接して位置決めをする、位置決め手段としてのリング状の位置決め片6Aを用いた点で、このようなリング状の位置決め片6Aを用いた口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、口紅等の棒状化粧品の先端部の外周部を面取りした状態に形成することができる。
【0017】
図11ないし図13に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、上端部が傾斜面11に形成されたスリーブ2Aに使用できるように、カプセル本体5Aの天板4Aを前記スリーブ2Aの上端部の傾斜面11と同じ傾斜面11となるように形成した点で、このようにカプセル本体5Aの天板4Aをスリーブ2Aの上端部の傾斜面11と同一傾斜面11にした口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1Bにしても
前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0018】
図14ないし図16に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第3の形態と主に異なる点は、スリーブ2Aの先端部が嵌合される凹部12を位置決め手段として天板4Bに形成したカプセル本体5Bを用いた点で、このようなカプセル本体5Bを用いて構成した口紅等の棒状化粧品の充填カプセル1Cにしても、前記本発明を実施するための第3の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
なお、前記本発明を実施するための各形態では、複数個の嵌合片9、9、9を空気流通用の窓7、7、7の下部位置のカプセル本体5、5A、5Bの内壁面に形成したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、スリーブ2、2Aを嵌合固定できるカプセル本体5、5A、5Bの内壁面であればどこでもよい。
また、3個の空気流通用の窓7、7、7および嵌合片9、9、9を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、4個、5個の空気流通用の窓や嵌合片を形成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明は口紅等の棒状化粧品の充填カプセルを製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の底面図。
【図4】図2の4−4線に沿う断面図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態の取付け状態の説明図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の冷却時の説明図。
【図7】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
【図8】本発明を実施するための第2の形態の平面図。
【図9】図8の9−9線に沿う断面図。
【図10】本発明を実施するための第2の形態の取付け状態の断面図。
【図11】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の平面図。
【図13】本発明を実施するための第3の形態の取付け状態の断面図。
【図14】本発明を実施するための第4の形態の正面図。
【図15】本発明を実施するための第4の形態の平面図。
【図16】本発明を実施するための第4の形態の取付け状態の断面図。
【符号の説明】
【0022】
1、1A、1B、1C:口紅等の棒状化粧品の充填カプセル、
2、2A:スリーブ、 3:隙間、
4、4A、4B:天板、
5、5A、5B:カプセル本体、
6、6A:位置決め片、 7:空気流通用の窓、
8:空気流通空間、 9:嵌合片、
10:凹部、 11:傾斜面、
12:凹部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブの上部を覆う、該スリーブの外周壁と隙間を介して取付けられる天板を有する筒状のカプセル本体と、このカプセル本体の天板に形成されたスリーブの位置決めをする位置決め手段と、前記カプセル本体の周壁に形成した複数個の空気流通用の窓と、前記カプセル本体の下部内壁面に空気流通空間を介して内側へ突出して、前記スリーブに嵌合固定される複数個の嵌合片とからなることを特徴とする口紅等の棒状化粧品の充填カプセル。
【請求項2】
複数個の空気流通用の窓はカプセル本体の周壁の肉厚分だけ天板に形成され凹部を含むように形成されるとともに、複数個の嵌合片は複数個の空気流通用の窓の下部位置のカプセル本体の周壁に形成されていることを特徴とする請求項1記載の口紅等の棒状化粧品の充填カプセル。
【請求項1】
口紅等の棒状化粧品を収納するスリーブの上部を覆う、該スリーブの外周壁と隙間を介して取付けられる天板を有する筒状のカプセル本体と、このカプセル本体の天板に形成されたスリーブの位置決めをする位置決め手段と、前記カプセル本体の周壁に形成した複数個の空気流通用の窓と、前記カプセル本体の下部内壁面に空気流通空間を介して内側へ突出して、前記スリーブに嵌合固定される複数個の嵌合片とからなることを特徴とする口紅等の棒状化粧品の充填カプセル。
【請求項2】
複数個の空気流通用の窓はカプセル本体の周壁の肉厚分だけ天板に形成され凹部を含むように形成されるとともに、複数個の嵌合片は複数個の空気流通用の窓の下部位置のカプセル本体の周壁に形成されていることを特徴とする請求項1記載の口紅等の棒状化粧品の充填カプセル。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2010−17268(P2010−17268A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−178550(P2008−178550)
【出願日】平成20年7月9日(2008.7.9)
【出願人】(000210573)竹内工業株式会社 (20)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年7月9日(2008.7.9)
【出願人】(000210573)竹内工業株式会社 (20)
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