説明

可搬型電子機器の移動防止装置

【課題】 可搬型電子機器の移動防止装置として用いられる該電子機器と鋼線との係止用の「ケンジントンロック(商標名)」施錠装置のロックキー部分が施錠のため該可搬型電子機器内部で回転させたときに内部配線を損傷し、感電、火災の致命的事故が発生することを未然に防止する手段を提供する。
【解決手段】 可搬型電子機器の移動防止装置の鋼線、および該可搬型電子機器との係止用施錠装置の可動ロックキー部を、別体の保護カバー、または可搬型電子機器の筐体に配設した挿通孔補強板と一体に形成した保護カバーにより覆う。または該可動ロックキー部を該可搬型電子機器の筐体を構成する熱可塑性樹脂部材と一体に成型した保護カバーにより覆う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルコンピュータや液晶テレビなどの可搬型電子機器が、展示中に店頭から持ち去られる盗難被害や、オフィスなどにおいて所定の設置場所から無断で移設されるなどの不都合を防止するための該可搬型電子機器の移動防止装置に関するもので、詳しくは、該移動防止装置、および該可搬型電子機器との係止部構造の安全性改善手段に関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビデオカメラ、その他の可搬型電子機器の小型化、軽量化の進展に伴い、該可搬型電子機器が店頭展示中に持ち去られる盗難被害が多発傾向にあるほか、オフィスなど不特定多数の関係者が出入りする場所に設置された該可搬型電子機器が管理担当者に無断で移設され、設備管理面において困難が伴う場合がある。これら問題への対応のため、鋼線の一端を展示台や机などの堅固な固定物に係止し、該鋼線の他端を該電子機器の筐体に係止する電子機器の移動防止装置として、図1(a)に示す「ケンジントンロック(商標名)」施錠装置が、事実上の国際標準として広く適用されている。
【0003】
図1(b)は前述のケンジントンロック5の拡大斜視図である。ケンジントンロック5には、鋼線7の一端が固着され、該鋼線7の他端は展示台などの堅固な固定物に係止される。図1(b)に示すごとく、ケンジントンロック5先端のロックキー5aの回転軸に直交する断面は長方形をなし、図1(a)に示す可搬型電子機器の一例としての液晶テレビ1の後ろキャビネット1aの外表面に穿設された長方形のキー挿通孔2に該ケンジントンロック5の該ロックキー5a、およびキーベース5dを挿通させる。ロックキー5a、およびキーベース5dを、後ろキャビネット1aのキー挿通孔2に挿通した状態で、図1(b)に示す鍵6をケンジントンロック5の鍵穴5cに挿入し、ケンジントンロック5の軸回りに沿って回転させることにより、ロックキー5aは、図1(b)中に点線で示すごとく、矢印に沿って90度回転し、ケンジントンロック5、および液晶テレビ1の後ろキャビネット1aが係止される。
【0004】
図1(a)は、前記可搬型電子機器の一例としての液晶テレビ1の背面斜視図を示す。液晶テレビ1の後ろキャビネット1aの外表面には、キー挿通孔2が穿設され、該キー挿通孔2に前述のケンジントンロック5先端のロックキー5a、およびキーベース5dが挿通され係止されている。ケンジントンロック5、および鋼線7により堅固な固定物に係止されている液晶テレビ1を持ち去りなどの意図により、強く引っ張った場合に、熱可塑性樹脂部材で構成される液晶テレビ1の後ろキャビネット1aのキー挿通孔2には、過度の機械的ストレスが加わえられ、キー挿通孔2が破壊し、ケンジントンロック5先端のロックキー5aとの係合が解除され、ロック機能を喪失し、該可搬型電子機器の移動防止目的を果たすことが不可能となる。
【0005】
前述のような場合に対応し、熱可塑性樹脂部材により構成される後ろキャビネット1aのキー挿通孔2に十分な耐破壊強度を保持させるため、液晶テレビ1の背面斜視図である図1(a)中に鎖線で示す切断線A−Aに沿って切断した横断面図の図2(a)に示すごとく、液晶テレビの後ろキャビネット1aに穿設されたキー挿通孔2の内面周辺部にキー挿通孔補強板3を当接させ、補強している。
【0006】
図2(b)はキー挿通孔補強板3、および後ろキャビネット1aの背面の斜視図である。キー挿通孔補強板3の略中央には、ケンジントンロック5先端のロックキー5aが、挿通するための長方形のキー挿通孔3aが穿設されている。該キー挿通孔3aの長手方向の延長線上の対象位置に、複数のボス挿通孔3bが穿設され、後ろキャビネット1aと一体に成型された複数のボス8が該ボス挿通孔3bを挿通する。該ボス挿通孔3bからの該ボス8の突出部を、熱可塑性樹脂の軟化温度を超える温度に加熱した熱鏝により、押圧することにより該ボス8の先端部分は傘状に押し広げられ、図2(b)中に溶着済みボス9として示すごとく、キー挿通孔補強板3は後ろキャビネット1aに係止される。
【0007】
パーソナルコンピュータや液晶テレビは可搬型電子機器として、さらなる小型化、軽量化、薄型化の実現のため、機器内部には部品が高密度に実装され、不要な空間を可及的に排除している。このため、前述のケンジントンロック5を該可搬型電子機器に装着時に、該ケンジントンロック5先端のロックキー5aに該可搬型電子機器内部の配線が接触し、これに気付かずに該可搬型電子機器の外部から電子機器内部に挿入したロックキー5a部分を鍵6の操作により回転させた場合、金属製の該ロックキー5aが可搬型電子機器内部の配線の絶縁被覆を損傷し、絶縁不良を発生させ、結果として筐体外に露出している金属部材により構成されたケンジントンロック5や鋼線7に人体が触れた場合に感電事故を惹起し、あるいは火災事故を誘発する懸念があり、このような致命的事故の防止対策が必要となる。
【特許文献1】特開平10−171552 「ポートリプリケータ」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
可搬型電子機器が店頭展示中に持ち去られる盗難被害や、オフィスなどに設置された該可搬型電子機器が設備管理担当者に無断で移設されることを防止するため、鋼線の一端を展示台や机などの堅固な固定物に係止し、他端を該可搬型電子機器の筐体に係止する可搬型電子機器の移動防止装置において、該可搬型電子機器と鋼線との係止部に用いられる施錠装置の構成部分であるロックキー部が該可搬型電子機器に穿接されたキー挿通孔から該可搬型電子機器の内部に挿入され、施錠のため、該ロックキー部が該可搬型電子機器内部で回転したときに該可搬型電子機器内部の配線を損傷し、感電、火災の致命的事故が発生することを、未然に防止するための該可搬型電子機器内配線の保護手段を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
パーソナルコンピュータや液晶テレビなどの可搬型電子機器の移動防止装置において、該可搬型電子機器、および移動防止装置を係止するために該可搬型電子機器の内部に挿入された該移動防止装置の可動部による該電子機器内配線の損傷防止のため、可動部分をカバーする。
【0010】
可搬型電子機器内部に挿入された移動防止装置の可動部による該可搬型電子機器内配線の損傷防止のため、移動防止装置の可動部を別体の保護カバーで覆う。
【0011】
可搬型電子機器内部に挿入された移動防止装置の可動部による該可搬型電子機器内配線の損傷防止のための可動部カバーを、該可搬型電子機器の筐体に配設したキー挿通孔補強板と一体に形成する。
【0012】
可搬型電子機器内部に挿入された該移動防止装置の可動部による該可搬型電子機器内配線の損傷防止のための可動部カバーを、該可搬型電子機器の筐体を構成する熱可塑性樹脂部材と一体に成型する。
【0013】
可搬型電子機器の筐体を構成する熱可塑性樹脂部材と一体に成型したキー挿通孔補強板取り付けようボスの延長線上の移動防止装置の係止用可動部カバーに挿通孔を設ける。
【発明の効果】
【0014】
可搬型電子機器が店頭展示中に持ち去られる盗難被害や、オフィスなどに設置された該電子機器が設備管理担当者に無断で移設されることを防止するため、鋼線の一端を展示台や机などの堅固な固定物に係止し、他端を該可搬型電子機器の筐体に係止する電子機器の移動防止装置において、該可搬型電子機器と鋼線との係止部に用いられる施錠装置の構成部分であるロックキー部が該可搬型電子機器に穿接されたキー挿通孔から該可搬型電子機器の内部に挿入され、施錠のため、該ロックキー部が該可搬型電子機器内部で回転したとき、該可搬型電子機器内部の配線を損傷し、感電、火災などの致命的事故が発生することを未然防止する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明の実施形態を説明するための液晶テレビ1を示し、後ろキャビネット1aの背面側からみた斜視図である。図1(a)中の1bは液晶テレビ1をテーブルタイプとして使用するためのスタンド、1cは液晶テレビ1を移動時に使用するキャリングハンドルである。
【0016】
図3は本発明の第1の実施形態を示す液晶テレビの後ろキャビネット1aの背面に配設されたキー挿通孔2の周辺、およびキーカバー11の斜視図である。後ろキャビネット1aに穿接されたキー挿通孔2の耐破壊強度を向上させるため、キー挿通孔補強板3に穿設された複数のボス挿通孔3bに後ろキャビネット1aと一体に成型された複数のボス8を挿通し、キー挿通孔補強板3を後ろキャビネットの1aの背面に載置する。
【0017】
次に、キーカバー11の複数のボス挿通孔11bに、同様に後ろキャビネット1aと一体に成型された複数のボス8を挿通し、キーカバー11をキー挿通孔補強板3上に重ねて載置する。キー挿通孔補強板3のボス挿通孔3b、およびキーカバー11のボス挿通孔11bからの該ボス8の突出部は、熱可塑性樹脂の軟化温度を超える温度に加熱した熱鏝により、該ボス8の先端部分を押圧することにより該ボス8の先端部分が傘状に広げられ、キー挿通孔補強板3、およびキーカバー11は、後ろキャビネット1aに係止される。
【0018】
後ろキャビネット1aのキー挿通孔2、およびキー挿通孔補強板3に穿設されたキー挿通孔3aを挿通したロックキー5aが後ろキャビネット1a内に挿入され、ロックキー5aが筐体外から回転された場合においても、該ロックキー5aは、キーカバー11のカバー部11cにより覆われるため、近傍を通過する配線部材にロックキー5aが接触することはなく、従って、可搬型電子機器内部の配線部材がロックキー5aにより損傷されることはない。
【0019】
図4は、本発明の第2の実施形態を示すキー挿通孔補強板兼用カバー12の斜視図である。キー挿通孔補強板兼用カバー12は、板金折り曲げ加工により一体に形成されている。前記第1の実施形態では、複数の別体部品で構成されていたキー挿通孔補強板3,およびキーカバー11の機能を、キー挿通孔補強板兼用カバー12が単体で複数機能を果たし、部品点数の削減、および作業性の改善を可能としている。
【0020】
図5は本発明の第3の実施形態を示す斜視図である。キー挿通孔補強板3に穿設された複数のボス挿通孔3bに、液晶テレビの後ろキャビネット1a背面に配設された複数のボス8が挿通し、後ろキャビネット1aに穿設されたキー挿通孔2、および該キー挿通孔補強板3に穿設されたキー挿通孔3aの位置関係を合致させた後に、キー挿通孔補強板3のボス挿通孔3bからのボス8の突出部を、熱可塑性樹脂の軟化温度を超える温度に加熱した熱鏝により、該ボス8の先端部分を押圧することにより該ボス8の先端部分が傘状に広げられ、キー挿通孔補強板3が、後ろキャビネット1aに係止される。
【0021】
後ろキャビネット1aの背面には、該ボス8と共に樹脂カバー13が該後ろキャビネット1aと共に一体に成型され、該樹脂カバー13はキー挿通孔補強板3の周辺を取り囲む隔壁状に、後ろキャビネット1aから立ち上げられている。該樹脂カバー13はキー挿通孔補強板3の周囲の四辺を取り囲む隔壁状に配設することに限定せず、少なくとも対面する二辺、または三辺を含む何れの隔壁でキー挿通孔補強板3の周辺を囲っても同様に有効である。
【0022】
前述のごとく、キー挿通孔補強板3のキー挿通孔3aの周辺部が樹脂カバー13により取り囲まれているため、キー挿通孔2、およびキー挿通孔補強板3のキー挿通孔3aを通じ、後ろキャビネット1aの内部に挿入されたロックキー5aが、後ろキャビネット1aの外部から回転された場合においても、キー挿通孔3aの近傍を通過する可搬型電子機器内部の配線部材に接触することはなく、従って、該配線部材を保護するための別体の部品を用意することなく、該配線部材を保護することが出来る。
【0023】
図6は本発明の第4の実施形態を示し、図6(a)は後ろキャビネット1aの背面に、該後ろキャビネット1a、およびボス8と共に一体に成型された樹脂カバー14の背面図、図6(b)は図6(a)中の切断線B−Bに沿って切断した横断面図である。該樹脂カバー14はキー挿通孔補強板3の対向面、およびキー挿通孔補強板3の四周辺の何れかの三辺を取り囲む隔壁であって、後ろキャビネット1aと共に一体に成型されている。熱可塑性樹脂部材により構成されたボス8の先端部を加熱した熱鏝により傘状に広げ、キー挿通孔補強板3を後ろキャビネット1aに固定するため、熱鏝が該ボス8の先端部に到達出来るよう、該樹脂カバー14周辺の何れかの一辺の隔壁を解放構造としている。
【0024】
図7は本発明の第5の実施形態を示し、図7(a)は後ろキャビネット1aの背面に、該後ろキャビネット1a、およびボス8と共に一体に成型された樹脂カバー15の背面図、図7(b)は図7(a)中の切断線C−Cに沿って切断した横断面図である。キー挿通孔補強板3の四周辺の何れかの三辺を取り囲む樹脂カバー15の隔壁、およびボス8は、後ろキャビネット1aと共に一体に成型されている。熱可塑性樹脂部材により構成されたボス8の先端部を熱鏝により加熱し、傘状に広げ、キー挿通孔補強板3を後ろキャビネット1aに固定するため、熱鏝が容易に該ボス8の先端部に到達出来るよう、該樹脂カバー15のキー挿通孔補強板3の対向面に複数の熱鏝挿通孔15aを穿設している。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】図1(a)は本発明に係わる液晶テレビの背面斜視図、図1(b)は電子機器と鋼線とを係止する「ケンジントンロック(商標名)」施錠装置の外観斜視図である。
【図2】図2(a)は図1(a)に示す液晶テレビの背面斜視図中に鎖線で示す切断線A−Aに沿って切断した横断面図、図2(b)はキー挿通孔補強板の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示すキーカバーの斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すキー挿通孔補強板兼用カバーの斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す樹脂カバー、およびキー挿通孔補強板の斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態を示し、図6(a)は樹脂カバーの背面図、図6(b)は図6(a)中の切断線B−Bに沿って切断した横断面図である。
【図7】本発明の第5の実施形態を示し、図7(a)は樹脂カバーの背面図、図7(b)は図7(a)中の切断線C−Cに沿って切断した横断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1: 液晶テレビ
1a: 後ろキャビネット
1b: スタンド
1c: キャリングハンドル
2: キー挿通孔
3: キー挿通孔補強板
3a: キー挿通孔
3b: ボス挿通孔
5: ケンジントンロック
5a: ロックキー
5c: 鍵穴
5d: キーベース
6: 鍵
7: 鋼線
8: ボス
9: 溶着済みボス
11: キーカバー
11b: ボス挿通孔
11c: カバー部
12: キー挿通孔補強板兼用カバー
12a: キー挿通孔
12b: ボス挿通孔
12c: カバー部
13: 樹脂カバー
14: 樹脂カバー
15: 樹脂カバー
15a: 熱鏝挿通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーソナルコンピュータや液晶テレビなどの可搬型電子機器の盗難防止や移動防止のため、鋼線の一端を該可搬型電子装置に係止し、該鋼線の他端を堅固な固定物に係止する可搬型電子機器の移動防止装置において、該可搬型電子機器の筐体外から内部に挿入する該移動防止装置の係止用可動部による該電子機器内配線の損傷を防止するため、該係止用可動部を覆うカバーを具備したことを特徴とする可搬型電子機器の移動防止装置。
【請求項2】
請求項1に記載の可搬型電子機器の移動防止装置において、該可搬型電子機器内部に挿入された該移動防止装置の係止用可動部による該電子機器内配線の損傷を防止するため、該係止用可動部を別体の保護カバーで覆ったことを特徴とする可搬型電子機器の移動防止装置。
【請求項3】
請求項2に記載の可搬型電子機器の移動防止装置において、該可搬型電子機器内部に挿入された該移動防止装置の該係止用可動部による該電子機器内配線の損傷を防止するための該係止用可動部カバーを該可搬型電子機器の筐体に配設されたキー挿通孔補強板と一体に形成したことを特徴とする可搬型電子機器の移動防止装置。
【請求項4】
請求項1に記載の可搬型電子機器の移動防止装置において、該可搬型電子機器内部に挿入された該移動防止装置の該係止用可動部による該電子機器内配線の損傷を防止するため、該係止用可動部カバーを該可搬型電子機器の筐体を構成する熱可塑性樹脂部材と一体に成型したことを特徴とする可搬型電子機器の移動防止装置。
【請求項5】
請求項4に記載の可搬型電子機器の移動防止装置において、該可搬型電子機器内部に挿入された該移動防止装置の該係止用可動部による該電子機器内配線の損傷を防止するため、キー挿通孔補強板取り付け用ボスの延長線上の該可搬型電子機器の筐体を構成する熱可塑性樹脂部材と一体に成型した該係止用可動部カバーに穿孔したことを特徴とする可搬型電子機器の移動防止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−257638(P2006−257638A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−72190(P2005−72190)
【出願日】平成17年3月15日(2005.3.15)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)