説明

可撓性支持バルブヘッドを有するタンク内ディスペンサー

トイレタンク洗浄剤ディスペンサーは、洗浄成分を含む容器を上下反転して収容し、この容器から液体を投与するのに適した収容ホルスターを有する。アダプタは、バルブシートを画定するアダプタの底部の開口部を介して一定量の洗浄剤を計測するための内部投与シャトルを有する。浮子は、上記アダプタの出口に向かって出口バルブを駆動するためにタンクの液位に対して上下移動することができる。本発明は、浮子によって駆動されるバルブヘッドのバルーン方式構造に重点を置いている。例えば、低密度薄肉ポリエチレンのバルブヘッドは、漏出を低減し、部分的に可撓性であることを可能にし、さらに永続的な変形を回避するために、封入気体ポケットによって支持されることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
適用せず。
【0002】
連邦政府委託調査又は結果に関する記載
適用せず。
【0003】
発明の背景
本発明は、液位が変化する液体保持タンクで使用されるディスペンサーに係り、特にトイレタンクにクレンザー(洗浄剤)を投与するようなディスペンサーに関する。
【背景技術】
【0004】
薬剤を水槽に自動的に投与するための種々のディスペンサーが存在する。例えば、米国特許第5,924,142号(特許文献1)、 同第5,903,930号(特許文献2)、同第5,839,128号(特許文献3)、同第5,718,261号(特許文献4)、同第D376,840号(特許文献5)、同第5,551,095号(特許文献6)、同第5,488,742号(特許文献7)、同第D365,138号(特許文献8)、同第5,152,015号(特許文献9)、同第5,090,443号(特許文献10)、同第5,038,417号(特許文献11)、同第4,915,260号(特許文献12)、同第4,696,414号(特許文献13)、同第4,663,786号(特許文献14)、同第4,660,231号(特許文献15)、同第4,534,071号(特許文献16)、同第4,429,809号(特許文献17)、同第4,346,483号(特許文献18)、同第4,285,074号(特許文献19)、同第4,189,793号(特許文献20)、同第4,101,043号(特許文献21)、同第3,913,151号(特許文献22)、同第3,874,007号(特許文献23)、同第3,778,850号(特許文献24)、同第3,698,021号(特許文献25)、同第2,587,388号(特許文献26)、及び、同第1,602,554号(特許文献27)が参照される。また、英国特許第2,167,041号(特許文献28)、欧州特許第1,026,331号(特許文献29)、及び、WO99/08076(特許文献30)も参照される。さらにまた、米国特許出願第10/142,708号(2002年5月10日出願)も参照される。これらの公報及び出願の開示は、本明細書中に全体として示されるように参照によって組み込まれる。多数のこうした自動ディスペンサーシステムは、投与を制御するようにタンク内の水位に追随するある種のフロート(浮子)を使用する。
【0005】
多くのこうした従来の自動ディスペンサーでは、生成物が幾分制御されていない方法でディスペンサーから漏出するように投与されている傾向がある。この傾向は、特定のディスペンサーが長く使用されるほど大きくなる可能性がある。この結果、生成物が定量超過したり、又は、液体が制御されずに水洗便器に排出されたりすることになり、それゆえに洗浄成分が浪費されることがある。
【0006】
この種の漏出は、バルブシートに対しバルブヘッドを不適切に封止することから生じる可能性があり、これは、バルブに作用する不十分な浮力によって生じられることがある。こうした漏出の更に重要な原因は、流出を制御するシール面がタンク水又はクレンザーに長期間さらされることによって経時的に劣化されることになるということである。これは、1つ以上のバルブ要素がゴムでできている場合に特に問題である。
【0007】
こうしたバルブシート及びバルブヘッドの用途におけるゴムを非ゴム材料と置き換えたとしても、漏出はそれでも発生する可能性がある。この点について、一部の材料は、漏出防止シールを一貫して保証するにはあまりにも可撓性がない。その他の材料は、適切に構成されるときに封止に適している一方で、過度に可撓性である傾向がある(ので、使用中に非弾性的に変形しやすい)。
【特許文献1】米国特許第5,924,142号
【特許文献2】米国特許第5,903,930号
【特許文献3】米国特許第5,839,128号
【特許文献4】米国特許第5,718,261号
【特許文献5】米国特許第D376,840号
【特許文献6】米国特許第5,551,095号
【特許文献7】米国特許第5,488,742号
【特許文献8】米国特許第D365,138号
【特許文献9】米国特許第5,152,015号
【特許文献10】米国特許第5,090,443号
【特許文献11】米国特許第5,038,417号
【特許文献12】米国特許第4,915,260号
【特許文献13】米国特許第4,696,414号
【特許文献14】米国特許第4,663,786号
【特許文献15】米国特許第4,660,231号
【特許文献16】米国特許第4,534,071号
【特許文献17】米国特許第4,429,809号
【特許文献18】米国特許第4,346,483号
【特許文献19】米国特許第4,285,074号
【特許文献20】米国特許第4,189,793号
【特許文献21】米国特許第4,101,043号
【特許文献22】米国特許第3,913,151号
【特許文献23】米国特許第3,874,007号
【特許文献24】米国特許第3,778,850号
【特許文献25】米国特許第3,698,021号
【特許文献26】米国特許第2,587,388号
【特許文献27】米国特許第1,602,554号
【特許文献28】英国特許第2,167,041号
【特許文献29】欧州特許第1,026,331号
【特許文献30】国際公開(WO)第99/08076号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、この種のディスペンサーの技術において強力な洗浄薬剤の環境における劣化に耐性があり、さらにその他の点で使用に適した改良型流出用バルブ部品(特にバルブヘッド)を有する必要性が依然としてある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様において、本発明は、タンクの液位変化に応答してコンテナから成分(例えば、液体トイレ便器クリーナ)を投与するためのディスペンサーを提供する。 このディスペンサーは、容器を収容し、該容器から受け取った成分を、流れ開口部を画定するバルブシートに投与するのに適した受け器(例えば、上部が開放されたホルスター)を有する。ディスペンサーはさらに、上記流れ開口部を通る流量を制御するためのバルブを有し、該バルブは、本質的に封入される気体のポケットによって支持される可撓性ヘッドを有する。一般に、このバルブは、タンクの液位変化に追随するのに適した浮子に結合されることになる。
【0010】
一態様において、上記バルブは、上部ドーム構造、下部プラグ、及び、これらドーム構造と下部プラグとの間に封入空気ポケットを有する。代替の構造において、上記バルブは、封入空気ポケットを上部ドーム構造との間に設けるように浮子に取り付けられる上部ドーム構造を有し、該上部ドーム構造は、この構造が取り付けられる上記浮子の一部と一体的でない。後者の実施の形態において、浮子は、上記ドーム構造が締まりばめで取り付けられる一体式の上向きに延出するハブを有することができる。
【0011】
さらに好ましくは、少なくとも上記ヘッドの上部が1g/cm3未満の密度を有するポリエチレンなどの成形性軟質プラスチックであり、少なくとも上記ヘッドの一部が0.05cm未満の肉厚を有する。
【0012】
本発明は、この種のディスペンサーの漏出防止機能を向上させる方法を提供する。封入空気ポケットは、薄肉プラスチック(劣化に強い材料)が使用される場合、バルブヘッドがいくらか可撓性であることを可能にするとは言うものの、該ヘッドが永続的に変形しないように十分にヘッドを支持する。
【0013】
バルブヘッドは、封入空気ポケットを設けるように結合される2つの部品で整形されることができる。あるいはまた、(商業用規模で実施するにはもっと高価であるかもしれないが)封入空気ポケットを形成する他の方法を使用することもできる。
【0014】
最終結果は、無制御漏出の割合が非常に低いディスペンサーとなる。重要なことに、この利点は低コストで達成され、長期間の使用にわたって維持されることができる。
【0015】
本発明のこれら及び更なる他の利点は、詳細な説明と図面から明らかになるであろう。本発明の好ましい実施の形態を以下の通りである。本発明の範囲全体を判断するために、請求の範囲は、好ましい実施の形態が発明の範囲内の唯一の実施の形態として意図されないように、認識すべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の好ましい実施の形態は、トイレタンクのフラッシングサイクルのダウンストローク間に、トイレ洗浄濃縮物をトイレタンクに供給するディスペンサーに組み込まれている。本発明が液体を供給するタンクでの使用に適していること、及び、供給されている成分(例えば、ゲル、液体、芳香剤、貯留用塩素処理剤)の状態若しくは種類が重要でないことは、本開示から容易に理解されるだろう。
【0017】
本発明は、ディスペンサーからの流出量を制御するバルブヘッドの一部として形成されるマルチピース(一般にはツーピース型)構造を重点的に扱う。封入空気ポケットは、バルブヘッドを特有の方法で支持する。
【0018】
バルブヘッド及び隣接した構造は別として、この種のディスペンサーは、共有による米国特許出願第10/142,708号(2002年5月10日出願)に詳細に述べられている。とは言うものの、その種のこうしたディスペンサーの動作の重要な属性は、更なる背景のために後述される。
【0019】
ここで図1及び図2を参照すると、ディスペンサー10は受け器12及び主要浮子14を有し、これらはともに、長期にわたる水中への浸せきに耐えることができ、投与する生成物の腐食作用に耐えることができる耐久性のある材料から形成される。ポリプロピレンやアクリルなどのプラスチックは、このためには最も好ましい。
【0020】
受け器12は、タンクの通常の充填水位が浮子14の上部に近いように、ディスペンサーをタンクの壁から吊り下げるためのハンガー16を有することができる。受け器12は、投与可能な生成物を内部に有する剛性ボトルやフレキシブル・パウチ、あるいは、他の容器17(仮想線で示される)を収容するためのホルスター式キャビティ18を画定する。この投与可能な生成物は、流動可能(例えば、液体又はゲル)であり、好ましくは、少なくとも30センチポアズ(cP)、好ましくは100cP以上の粘度を有するトイレ用クリーナ又は消臭剤である。
【0021】
容器17は、(タンクの通常の最高水位より上の)その上部における開口部によって通気されることが好ましく、あるいは、受け器12は、生成物が投与されているときに空気が容器内に入るための通路を提供する空気吸入構造をそれ自身に画定することができる。どちらの場合にも、大量に流出しないようにするために、投与された生成物の量に置換するように空気が容器17内に流入可能とされる。
【0022】
金属箔やプラスチックから形成された破断可能なシールは、容器が(それがボトルである場合に)売り物として保管されているとき、容器の口全体を被覆し、生成物を漏出させることなく容器17をディスペンサー上に挿入するために上下逆さまにすることができる。このシールは、受け器12に挿入される間に、上部先細部、サイド開口部23、及び中心軸穴25を備えた穴あけ支柱19によって破断される。このシールが破断された後に、生成物は容器から受け器12に自由に流入する。
【0023】
受け器12は、好ましくは、穴25から投与チャンバ20に通じているネック式下部を有し、決められた量の生成物が、タンクに放出されるために段階ごとに分けられる。投与チャンバ20は、該投与チャンバ20内で上下に自由移動するように、チャンバ内に浮動式シャトル22を有している。投与チャンバ20の底面端部は、キャップ・グロメット24、好ましくはシリコーンゴム又はプラスチック、によって閉鎖され、バルブ出口26、上側バルブシート27、及び下側バルブシート28を画定する。
【0024】
バルブシートは、円錐形、半球形、又は他の好適な構成であればよい。必要に応じて、キャップ・グロメット24の上側面は、下側面よりも軟質の材料で作られることもできる。これにより、シャトル22とのシールを最適にすることができるが、一方、グロメットの底部の露出面を、トイレタンク環境による劣化に耐えることができるようにしておく。
【0025】
シャトル22は、投与される生成物より低い比重を有する材料でできている。シャトル22は、中空構造であってもよい。生成物がシャトル22を通過し、該シャトルの下に流入するので、シャトル22はこのため、バルブ出口26が閉鎖されている場合、投与チャンバ20内で生成物上において浮動することになる。シャトル22は、後述するように上側バルブシート27と結合する下向きに延出するニブ29を有する。
【0026】
バルブ出口26は、図3及び図4に見られるように、浮子14の上向きに延出するバルブヘッド30によって主として制御されている。浮子14は、クロスブレース36及び38によって支持される分割された上部リム32及び下部スカート34を有する。上部リムは、こうした構成要素の相対回転を防止するためにアダプタ12の4つの位置合わせベーン37を摺動可能に受容する4つのスロット35を有する。
【0027】
バルブヘッド30は、バッフル40の中央でクロスブレース36及び38の交点において配置される。バッフルは、浮子14がアダプタ12から離れないように、但し、フラッシュサイクル間にアダプタ12に対し自由に上下方向に摺動するように、アダプタの1つ以上の外向き突起43(図2を参照)上にはまる4つの突起42(図5では、2つが示されている)を有する。
【0028】
浮子14によって設けられるバルブは、独立した付勢力を付与しないという点において、「ゼロ・フォース」バルブである。このバルブは、タンクの水によってもたらされる重力及び浮力によって動作するにすぎない。
【0029】
バルブシート28と接触するバルブヘッドの上部は、空気44などの閉じ込められた気体のポケットによって支持される。次に図2及び図5を参照すると、バルブヘッド30は、バルブシート28に対し良好なシールを形成する際の補助となるように、薄肉で、可撓性であることが好ましい。46で示される部分に対する好ましい材料は、超低密度ポリエチレンであり、この密度は1g/cm3未満、例えば、(エクソン社の「Exact3040」のように)約0.9g/cm3であることが好ましい。
【0030】
特に好ましい形状では、上側(封止)部46の肉厚は、0.01乃至0.05cm、好ましくは0.02cmである。バルブヘッド30の下側(非封止)部48、及び上向きに延出するピン50は、2倍又は3倍の厚さであることが好ましい。
【0031】
図5は、バルブヘッド30が、浮子14に形成される直立式ハブ52に装着される別個の要素であるとする好ましい一実施の形態を拡大図で示している。このバルブヘッド30は、締まりばめ、接着、又は超音波溶接などによって、気密封止を構成するのに適切な方法で取り付けられる。
【0032】
いずれにしても、ポケット44内の空気が封止されることが特に望ましいが、これは、わずかな漏れが生じることがあっても、通常の使用時に空気が半球形状のバルブヘッド30の薄肉シール部46を支持し、それゆえ、非弾性変形をもたらし得る過度のたわみに耐えることになるように、本質的に封止されることを本明細書中において意味する。幾分変形が可能なためヘッド30はシート28に(少なくとも幾分か)馴染むこともある。
【0033】
図6は、バルブヘッド30Aが浮子14Aの単体構造部品として成形されている、浮子14Aの別の実施の形態を示している。ここでは、バルブヘッド30Aが浮子14Aの底部に開口しているキャビティ54を画定する。この開口部は、これも同様に、例えば締まりばめ、接着、又は超音波溶接によって、浮子14Aに固定された底部プラグ56Aによって気密封止される。プラグ56Aを浮子14Aに固定することは、バルブヘッド30A及びプラグ56間に空気ポケット44Aを形成する。このバルブヘッド30Aは、それ以外は上に述べた通りである。
【0034】
使用するとき、ディスペンサー10は、トイレタンク壁から吊り下がっている。容器17は、穴あけ支柱19が容器17上のシールを破断するように反転され、受け器内に摺動し、生成物がサイド開口部23及び穴25を通って投与チャンバ20内へと下向きに排出されることを可能にする。タンクが満杯であるときに、この浮子14はその最上部位置にあり、バルブヘッド30がバルブ出口26を閉鎖するために下部のバルブシート28と完全に係合される。投与チャンバ20が満杯であると、シャトル22はチャンバの最上部に浮き上がり、サイド開口部23を閉鎖し、生成物の更なる流出を防止する。
【0035】
トイレの水が流されるとき、タンクの水位は通常の方法で低下する。水位が低下すると、浮子14は下がり始め、バルブ出口26を開放する。シャトル22の下で投与チャンバ20に保持される生成物は、バルブ出口26、及びバルブヘッド30周囲の浮子14の開口部を介して急速に流出する。シャトル22は、投与チャンバ20の底部に重力で下落し、そのテーパード・ニブ29が上側バルブシート27に対して封止する。
【0036】
この位置で、シャトル22は、フラッシングサイクル間に生成物を過剰に投与することを防止するために、バルブ出口26を実質的に封止する。このように、タンクが補充される速さに関係なく、一定量に計測されたクリーナだけが、各洗浄のダウンストローク間に投与されることになる。生成物の分量が放出されると、空気は容器から流出する生成物の量に置換するように(空気吸入口又は通気開口を介して)容器内に移動する。浮子14を駆動し、バルブシート28に対してバルブヘッド30と嵌合するように水位が十分に上昇するまで、シャトル22は投与チャンバ20の底部にとどまっている。圧力の増加、又は好ましくはバルブヘッド30のピン50と直接接触することのいずれかによって、シャトル22は投与チャンバ20内でわずかに上昇され、生成物がシャトル22の側面を通過流出し、再度即座に投与チャンバ20の上部にシャトルを浮かび上がらせる。
【0037】
本発明の好ましい実施の形態が上述されたことを理解すべきである。しかしながら、こうした好ましい実施の形態に対する多くの修正変更は当業者にとって明らかであり、これは発明の精神及び範囲内にある。従って、本発明は、記載された実施の形態に限られるべきではない。本発明の範囲全体を確認するために、別紙の請求の範囲を参照すべきである。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、バルーン方式の出口制御バルブを備えた改良型タンク内ディスペンサーを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1は、投与されるクリーナを含む交換式ボトルを仮想線で示した、本発明のタンク内ディスペンサーの正面右側上部を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1のライン2−2に沿った部分断面図である。
【図3】図3は、図1の底部浮子の正面右側上部を示すわずかに拡大した斜視図である。
【図4】図4は、図3のライン4−4に沿った断面図である。
【図5】図5は、図4のライン5−5沿った拡大断面図である。
【図6】図6は、代替の実施態様を示す、図5に類似した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器を収容し、該容器から受け取った成分を、流れ開口部を画定するバルブシートに投与するのに適した受け器と、
前記流れ開口部を通る流量を制御するためのバルブであって、封入気体ポケットによって支持される可撓性ヘッドを有する前記バルブと、
を含む、タンク内の液位変化に応答して容器から成分を投与するためのディスペンサー。
【請求項2】
前記バルブが、タンクの液位変化に追随するのに適した浮子に結合される、請求項1に記載のディスペンサー。
【請求項3】
前記バルブが、上部ドーム構造、下部プラグ、及び、これらドーム構造と下部プラグとの間の封入空気ポケットを有する、請求項1に記載のディスペンサー。
【請求項4】
前記バルブが、封入空気ポケットを上部ドーム構造との間に設けるように浮子に取り付けられる上部ドーム構造を有し、該上部ドーム構造が、この構造が取り付けられる前記浮子の一部と一体的でない、請求項2に記載のディスペンサー。
【請求項5】
前記浮子は、前記ドーム構造が締まりばめで取り付けられる一体式の上向きに延出するハブを有する、請求項4に記載のディスペンサー。
【請求項6】
少なくとも前記ヘッドの上部が成形性軟質プラスチックである、請求項1に記載のディスペンサー。
【請求項7】
前記プラスチックが1g/cm3未満の密度を有するポリエチレンである、請求項6に記載のディスペンサー。
【請求項8】
少なくとも前記ヘッドの一部が0.05cm未満の肉厚を有する、請求項7に記載のディスペンサー。
【請求項9】
容器を収容し、該容器から受け取った成分を、流れ開口部を画定するバルブシートに投与するのに適した受け器と、
前記流れ開口部を通る流量を制御するためのバルブであって、封入空気ポケットを可撓性上部ドーム構造とハブとの間に設けるように浮子の上向きに延出するハブに締まりばめで取り付けられる可撓性上部ドーム構造を有する、前記バルブと、を含み、
前記上部ドーム構造が、該構造が取り付けられる前記浮子の一部と一体的でない、
タンクの液位変化に応答して容器から成分を投与するためのディスペンサー。
【請求項10】
少なくとも前記ヘッドの上部が成形性軟質プラスチックである、請求項9に記載のディスペンサー。
【請求項11】
前記プラスチックが1g/cm3未満の密度を有するポリエチレンである、請求項10に記載のディスペンサー。
【請求項12】
前記ヘッドの一部が0.05cm未満の肉厚を有する、請求項11に記載のディスペンサー。
【請求項13】
容器を収容し、該容器から受け取った成分を、流れ開口部を画定するバルブシートに投与するのに適した受け器と、
前記流れ開口部を通る流量を制御するためのバルブであって、タンクにおける液位変化に追随する浮子に結合される前記バルブと、を含み、
前記浮子が、一体式可撓性上部ドーム構造、及び、下部プラグを有し、該構造と該プラグとの間に封入空気ポケットを形成する、
タンクの液位変化に応答して容器から成分を投与するためのディスペンサー。
【請求項14】
少なくとも前記ヘッドの上部が成形性軟質プラスチックである、請求項13に記載のディスペンサー。
【請求項15】
前記プラスチックが1g/cm3未満の密度を有するポリエチレンである、請求項14に記載のディスペンサー。
【請求項16】
前記ヘッドの一部が0.05cm未満の肉厚を有する、請求項15に記載のディスペンサー。

【図1】
image rotate

【図3】
image rotate

【図2】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2006−504015(P2006−504015A)
【公表日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−548328(P2004−548328)
【出願日】平成15年9月19日(2003.9.19)
【国際出願番号】PCT/US2003/029291
【国際公開番号】WO2004/040072
【国際公開日】平成16年5月13日(2004.5.13)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】