説明

吊り下げ型商品展示装置

【課題】折り曲げ可能であり、且つ、展示する商品の数が少ない場合や幅の狭いスペースに設置する場合にも無駄のない吊り下げ型の商品展示装置を提供する。
【解決手段】吊り下げ型商品展示装置10は、段ボール又は厚紙製の背板11に、背板11を折り曲げ及び切断可能なミシン目131、132が縦方向に設けられており、ミシン目を境とした両側の背板11表面にフック19が取り付けられると共に、両側の背板11上部に吊り下げ紐12A、12Bが取り付けられている。この吊り下げ型商品展示装置10は、ミシン目に沿って折り曲げ可能である事に加えて、分離帯133を切り離すことにより2つに分離することができ、それにより少数の商品の展示や狭いスペースへの展示に対応することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板材の前面に取り付けられたフックに商品を掛けて展示する、吊り下げ型商品展示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
商品を販売するために展示する吊り下げ型の商品展示装置として、厚紙製や段ボール製の板材の表面に複数のフックを取り付けると共に、その商品展示装置を吊り下げるための吊下紐を板材の上部に設けたものがある。
【0003】
多くの場合、このような商品展示装置に使用される板材は変形させることができない。それに対して特許文献1には、板材に縦方向の折目を設け、折目を境として表面の左右両側にフックを取り付けた吊り下げ型商品展示装置が開示されている。この商品展示装置では、板材を折目で90°曲げることにより、陳列棚の角や柱の角に沿うように吊り下げることができる。また、板材を折目で180°曲げることにより、折目の左右両側の板材が背中合わせになり、前後両側にフックが取り付けられることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-180997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、特許文献1に記載の商品展示装置は、展示場所に応じて変形させることができる。しかし、展示する商品の数が少ない場合や、幅の狭いスペースに吊り下げる場合に、板材を折目で180°曲げて半分の幅で使用すると、客から見て裏側にまわった部分が使用できず、無駄になる。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、折り曲げ可能であるのに加えて、展示する商品の数が少ない場合や幅の狭いスペースに吊り下げる場合にも無駄がなく、また、多様な箇所に吊り下げることのできる商品展示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために成された本発明に係る吊り下げ型商品展示装置は、
段ボール又は厚紙製の背板に、該背板を折り曲げ及び切断可能なミシン目が縦方向に縦断するように設けられており、該ミシン目を境とした両側の背板にフック取り付け部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る吊り下げ型商品展示装置は、ミシン目を境として、両側の背板が真っ直ぐ並んだ状態で使用できると共に、ミシン目で任意の角度に折り曲げて使用することもできる。更には、ミシン目で背板を切り離して、2個の吊り下げ型商品展示装置に分離することもできる。展示する商品の数が少ない場合には切り離した一方の展示装置のみを使用すればよいし、幅の狭いスペースに設置する場合には、双方を上下に並べたり、他方を別の場所に設置することができる。これにより、双方を無駄なく使用することができる。
【0009】
背板には1枚の板を用いてもよいし、2枚の板(半背板)を帯状の接続部材で貼り合わせたものを1枚の背板としてもよい。この場合、前記ミシン目は接続部材に設ける。接続部材を薄手の紙で製作することにより、ミシン目による分離が容易となる。接続部材は背板の表面に設けてもよいが、裏面に設けることが望ましい。背板を曲げて使用する場合のことを考慮すると、接続部材を裏面側に設けておいた方が両半背板の間の隙間を小さくすることができる。
【0010】
前記ミシン目は背板自体や接続部材に1列のみ設けてもよいが、平行に2列設けることもできる。ミシン目が2列の場合、それらミシン目の間の部分を除去して背板を切り離す。ミシン目が1列のみであると、ミシン目を手で切る場合、どちらかの背板をねじる必要があり、その背板を変形させてしまうおそれがあるが、このようにミシン目を2列にした場合、両背板には変形を与えることなく切り離しを行うことができる。
【0011】
また、ミシン目が2列の場合には、各ミシン目は単純な縦方向の切れ目のみのものよりも、各縦切れ目の端から両ミシン目の間に向かって延びる斜め切れ目を延設したもの(帯ミシン目)を用いることが望ましい。これにより、両ミシン目の間の帯状領域がより確実に除去されるようになる。
【0012】
本発明に係る吊り下げ型商品展示装置は更に、段ボール又は厚紙から成り、伸ばした状態、あるいは折り曲げた状態の前記背板の上端部の形状と略同形状の溝を有する袋状の固定具を備えることができる。背板の上部にこの固定具を被せることにより、背板を真っ直ぐな状態あるいは折り曲げた状態で固定し、その形状を維持することができる。固定具は段ボール又は厚紙から成るため、使用しなくなった後には、背板と固定具を一緒に廃棄することができる。
【0013】
本発明に係る吊り下げ型商品展示装置は、前記フック取り付け部が背板に設けられた穴であり、その穴に隣接して、その穴の縁の一部に沿った接続部(つなぎ部)を残してループ状に設けられたミシン目により囲まれた押し込み片を有するものとすることができる。この構成によれば、フックを取り外す際、この押し込み片を強く押し込むことにより、押し込み片がつなぎ部を軸として回動し、フックが背板から容易に取り外すことができるようになる。これにより、背板とフックを分別して廃棄することが容易となる。
【0014】
また、本発明に係る吊り下げ型商品展示装置は、背板を、1枚の厚紙を折り曲げ、2枚重ねにした状態で固定したものとすることができる。その際、前記フック取り付け部を表側の厚紙に設け、裏側の厚紙にはそのフック取り付け部に取り付けられたフックの基部の固定を補助するような形状としておくことができる。
これら2枚重ねにした厚紙を固定する方法としては、糊付けや、プラスチックネジボタンホックによる方法がある。後者の方法で固定する場合、前記同様、廃棄時に紙製の展示装置本体とプラスチックネジボタンホックを容易に分離することができるように、背板にボタン取り外しのための切り込み構造を設けておくことが望ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る吊り下げ型商品展示装置は、背板をまっすぐにした状態や折り曲げた状態で使用することができる他、2つに分離して使用することもできる。2つに分離した場合、幅の狭い場所では両者を縦に並べたり、両者を全く別々の場所で使用する等、自由度の高い使用法が可能となる。また、展示する商品の数が少ない場合には、分離したうちの一方の部分だけを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係る吊り下げ型商品展示装置の一実施例(固定具を除く)を示す正面図(a)及び背面図(b)。
【図2】2列ミシン目の詳細を示す平面図。
【図3】本実施例の吊り下げ型商品展示装置における背板の展開図(a)及び背板を組み立てた際に厚紙片同士をフックの係合部で固定した状態を示す拡大背面図(b)。
【図4】本実施例の吊り下げ型商品展示装置において固定具を装着する様子を示す概略正面図。
【図5】固定具の展開図(a)及び組み立てを示す図((b), (c))。
【図6】本実施例の吊り下げ型商品展示装置を、背板を折り曲げずに真っ直ぐに並べた状態で使用する場合(a)、両背板を90°曲げて使用する場合(b)、及び180°曲げて使用する場合(c)を示す斜視図。
【図7】本実施例の吊り下げ型商品展示装置の背板を接続部のミシン目で切り離した状態を示す背面図。
【図8】本実施例の吊り下げ型商品展示装置において、廃棄時に背板とフックを分離する操作を説明するための縦断面図。
【図9】本発明に係る吊り下げ型商品展示装置の変形例を示す正面図。
【図10】本発明に係る吊り下げ型商品展示装置の他の変形例を示す正面図。
【図11】図10に示した変形例で用いるプラスチックネジホックを示す図。
【図12】ホック取付孔、周切れ目及び縦切れ目の構成を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜図12を用いて、本発明に係る吊り下げ型商品展示装置の実施例を説明する。
【実施例】
【0018】
本実施例の吊り下げ型商品展示装置10は、図1(a)に示すように、厚紙製の縦長の板であって、表面にフック取付部19が複数設けられ、上部に第1吊り下げ紐12Aが取り付けられた第1背板11Aと、第1背板11Aと同様に厚紙製であってその表面にフック取付部19が複数設けられると共に上部に第2吊り下げ紐12Bが取り付けられた第2背板11Bから成る。以下、第1背板11Aと第2背板11Bを合わせて背板11と呼ぶ。フック取付部19は、挿入孔191とその下方に設けられた押込片192から成り、フック20はその基部を挿入孔191に挿入して背板11に固定する。
【0019】
背板11の裏面には、図1(b)に示すように、第1背板11Aと第2背板11Bを跨ぐように、縦長の紙から成る接続部材13が貼付されている。接続部材13には、縦方向(接続部材13の長手方向)に延びる第1ミシン目131及び第2ミシン目132が平行に設けられている。第1ミシン目131と第2ミシン目132の間の帯状の部分は後述の分離帯133であり、その両側の第1貼付部134A及び第2貼付部134Bがそれぞれ第1背板11Aの裏面及び第2背板11Bの裏面に貼付されている。
【0020】
第1ミシン目131及び第2ミシン目132は共に、図2に示すように、縦方向に延びる縦切れ目13Aと、その端から内側(第1ミシン目131と第2ミシン目132の間)に向かって延びる斜め切れ目13Bから成る。斜め切れ目13Bの広い方から狭い方(図2では上方から下方)に向けて中央の分離帯133を引っ張ることにより、分離帯133をきれいに剥がし、第1背板11Aと第2背板11Bを分離することができる。
【0021】
図1(b)に示すように、第1背板11Aの裏面には厚紙製の第1補強部材14Aが、第2背板11Bの裏面には第1補強部材14Aと同様の第2補強部材14Bが、それぞれ取り付けられている。以下、第1補強部材14Aを例にその構成を説明する。図3(a)に展開図で示すように、第1背板11Aと第1補強部材14Aは1枚の厚紙を折線15で折り曲げることにより作製される。第1補強部材14Aは、折線15で折り曲げて第1背板11Aの裏面に重ねたとき、その縁が挿入孔191の上端に重なり、且つ挿入孔191を覆わないような形状となっている。こうして挿入孔191の上端と第1補強部材14Aの縁を重ねた状態で、フック20の基部201に設けられた爪(係合部)202を第1背板11Aの裏側で挿入孔191の上端及び下端に掛けると共に、第1背板11Aの表側で基部201が挿入孔191の幅よりも横方向に広がっている(図1(a))ことにより、基部201と爪202で第1背板11Aを挟むようにフック20が第1背板11Aに固定される。
【0022】
各フック取付部19の挿入孔191の下側に設けられた押込片192は、U字形のミシン目で囲まれることにより形成されている。ミシン目は挿入孔191の下側の縁193のわずかに下で止まっており(図3(b))、これにより、挿入孔191と押込片192は切れ目の無い部分(つなぎ部)194により連結されることとなっている。
【0023】
第1補強部材14Aの上部には第1吊り下げ紐12Aを取り付ける第1紐取り付け孔17Aが、第2補強部材14Bの上部には第2吊り下げ紐12Bを取り付ける第2紐取り付け孔17Bが、それぞれ設けられている。
【0024】
図4に示すように、背板11の上部には、以下のように固定具21を被せることができる。まず、図5を用いて固定具の構成を説明する。固定具21は厚紙から成り、背板11よりもわずかに幅が広い平坦な袋状の部材である。固定具21は、図5に示すように、固定具背板211の左右両側に設けた横方向に延びる第1帯状部材212A及び第2帯状部材212B(図5(a))を、背板11の厚み分の隙間(溝)を設けつつ固定具背板211の前方に折り込み、両者に設けた切れ込み212Cを噛み合わせる(図5(b))と共に、固定具背板211の上方に設けた覆い板213をこれら帯状部材212A、212Bの前方に折り込んだものである。覆い板213には、固定具背板211との境界付近に1対の紐通し孔214が設けられている。
【0025】
固定具21を取り付ける際には、図4(a)に示すように第1紐通し孔17Aに第1吊り下げ紐12Aを、第2紐通し孔17Bに第2吊り下げ紐12Bを通したうえで、図4(b)に示すように、背板11が第1帯状部材212A及び第2帯状部材212Bと固定具背板211の間に入るように、背板11の上部に被せる。
【0026】
本実施例の吊り下げ型商品展示装置10は、図6(a)に示すように、固定具21により背板11を真っ直ぐな状態に固定して使用することができる。一方、例えば図6(b)に示すように柱31や展示棚の角に沿って背板11を90°折り曲げた状態で使用したり、図6(c)に示すように背板11を180°折り曲げることによって表裏両面にフック20を有する吊り下げ型商品展示装置として使用する等、任意の角度に曲げて使用することもできる。このように、折り曲げて使用する場合にも、それぞれの角度に設定した固定具を作製し、背板11の上部に差し込むことにより、吊り下げ型商品展示装置10をその角度の状態で確実に維持することができる。
【0027】
そして、本実施例の吊り下げ型商品展示装置10は、図7に示すように、第1ミシン目131及び第2ミシン目132に沿って分離帯133を接続部材13から切り離すことにより、第1背板11Aを含む第1商品展示装置10Aと、第2背板11Bを含む第2商品展示装置10Bに分離することができる。こうして、1個の商品展示装置が、それとは形状が異なる2個の商品展示装置になり、商品の展示の状態に変化をつけることができる。
【0028】
また、固定具14を背板11の上部に被せることにより、背板11が意図せず折れ曲がることを防ぐことができ、それにより、真っ直ぐな状態を維持したまま吊り下げることができる(図6(a))。そして、固定具21は背板11と同様に厚紙製であるため、それらを分別することなく一緒に廃棄することができる。
【0029】
本実施例の吊り下げ型商品展示装置10では、図8に示すように、背板11の表面から裏面に向けて押込片192を押し込むことにより、前記つなぎ部194が軸となって押込片192が回動する。その結果、フック20の基部の爪202が挿入孔191から外れやすくなり、背板11とフック20を容易に分離することができる。本実施例に係る吊り下げ型商品展示装置10を廃棄する際は、このようにして厚紙製の背板11と、通常はプラスチックあるいは金属製であるフック20を容易に分別することができる。
【0030】
上記実施例では背板11及び固定具21の材料にいずれも厚紙を用いたが、これらの一部又は全部を段ボールで作製してもよい。また、図9に示すように、1枚の背板11Cに直接ミシン目135を設けてもよい。
【0031】
第1背板11Aと第1補強部材14A、及び、第2背板11Bと第2補強部材14Bの固定は、糊による貼付であってもよいが、図10に示すようにプラスチックネジホック22を用いてもよい。プラスチックネジホック22は、図11に示すように、雄ねじ部221(図11(a))と雌ねじ部222(図11(b))から構成され、両者221、222を固定する際は両者221、222をねじ込むのではなく、真っ直ぐに押し込む(図11(c))。ネジ山及び雌ネジがいずれもプラスチックであることから、強い力で押し込むことにより両者221、222は結合する。ただし、両者221、222を外すときは、一方に対して他方を回転しなければならない。図11のプラスチックネジホック22では、雌ねじ部(図11(b))にそのためにコイン等を差し込む溝が設けられている。
【0032】
このように、プラスチックネジホック22を固定する際は容易であるが、それを取り外す際はやや面倒となっている。本実施例の吊り下げ型商品展示装置10では、上記のフック20取り外しの場合と同様、プラスチックネジホック22の取り外しも容易にするため、図12に示すように、第1背板11Aと第1補強部材14A、及び、第2背板11Bと第2補強部材14Bのプラスチックネジホック22を取り付けるためのホック取付孔23の周囲に略半円状の周切れ目231を設け、ホック取付孔23と周切れ目231の間に1本の縦切れ目232を入れる。ホック取付孔23と縦切れ目231の間、及び、周切れ目231と縦切れ目232の間は僅かに接続しておく。
【0033】
このような構造のホック取付孔23にプラスチックネジホック22の雄ねじ部221と雌ねじ部222を両側から押し込むことにより、第1背板11Aと第1補強部材14A、及び、第2背板11Bと第2補強部材14Bを固定する。そして、本実施例の吊り下げ型商品展示装置10を排気する際には、プラスチックネジホック22のネジを回転することなく、一方の側からプラスチックネジホック22を他方の側に押し込むことにより、プラスチックネジホック22が周切れ目231と縦切れ目232を突き破り、取り外すことができるようになる。これにより、厚紙製の背板11と、プラスチック製であるプラスチックネジホック22を容易に分別することができる。
【符号の説明】
【0034】
10…吊り下げ型商品展示装置
10A…第1商品展示装置
10B…第2商品展示装置
11、11C…背板
11A…第1背板
11B…第2背板
12A…第1吊り下げ紐
12B…第2吊り下げ紐
13…接続部材
131…第1ミシン目
132…第2ミシン目
133…分離帯
134A…第1貼付部
134B…第2貼付部
135…ミシン目
13A…縦切れ目
13B…斜め切れ目
14…固定具
14A…第1補強部材
14B…第2補強部材
15…折線
17A…第1紐取り付け孔
17B…第2紐取り付け孔
19…フック取付部
191…挿入孔
192…押込片
193…挿入孔の縁
194…つなぎ部
20…フック
201…基部
202…爪
21…固定具
211…固定具背板
212A…第1帯状部材
212B…第2帯状部材
213…覆い板
214…紐通し孔
22…プラスチックネジホック
221…雄ねじ部
222…雌ねじ部
23…ホック取付孔
231…周切れ目
232…縦切れ目
31…柱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
段ボール又は厚紙製の背板に、該背板を折り曲げ及び切断可能なミシン目が縦方向に設けられており、該ミシン目を境とした両側の背板にフック取り付け部が設けられていることを特徴とする吊り下げ型商品展示装置。
【請求項2】
前記背板が2枚の板を帯状の接続部材で貼り合わせたものであり、前記ミシン目が前記接続部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の吊り下げ型商品展示装置。
【請求項3】
前記ミシン目が平行に2列設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吊り下げ型商品展示装置。
【請求項4】
前記2列のミシン目が、前記縦方向の切れ目と、該縦切れ目から該2列のミシン目の間に向かって延びる斜めの切れ目から成るものであることを特徴とする請求項3に記載の吊り下げ型商品展示装置。
【請求項5】
更に、段ボール又は厚紙から成り、伸ばした状態、あるいは折り曲げた状態の前記背板の上端部の形状と略同形状の溝を有する袋状の固定具を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の吊り下げ型商品展示装置。
【請求項6】
前記フックが被展示物を掛ける棒状部の基部に設けられた係合部を有し、
前記背板が前記基部を挿入する挿入孔を有すると共に、
前記背板の前記挿入孔の近傍に、該挿入孔の縁に平行な軸の周りに回動可能な回動片部を有する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の吊り下げ型商品展示装置。
【請求項7】
前記背板に、プラスチックネジホックを取り付けるための孔が設けられており、その周囲に、周切れ目と、前記孔と該周切れ目を接続する縦切れ目とから成る、プラスチックネジホック取り外し構造が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の吊り下げ型商品展示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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