説明

名 刺

【目的】 名刺の信頼度及び信用度を高め利用する人の使用利益を高めることを目的とするものである。
【構成】 名刺用用紙2における表面あるいは裏面の所望する箇所に、誕生日表示欄9A、血液型表示欄9Bなどからなるデーター表示部9を設けると共に、データー表示部9における外側枠線は、個人所得の一定範囲を表示する金色あるいは銀色あるいは銅色などで色分けされている。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、新規な構成を有する名刺に関するものである。
この名刺の信頼度及び信用度を高め利用する人の使用利益を高めることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。
10は公知の名刺である。
10Aは横長方形に構成された名刺用用紙である。
10Bは上記名刺用用紙の上方中央に設けられた会社名などの表示欄である。
10Cは上記名刺用用紙の中央に設けられた氏名表示欄である。
10Dは上記氏名表示欄10Cの左方に設けられた会社における役職名などの表示欄である。
【0003】
10Eは名刺用用紙の右下方に設けられた会社の住所欄、10Fはこの住所欄の下方に併記された電話番号欄、10Gは電話番号欄の下方に併記されたFAX番号欄である。
10Hは上記名刺用用紙の左下方部分に設けたデーター表示部で、このデーター表示部は、誕生日表示欄10H1、血液型表示欄10H2、星座表示欄10H3、運勢表示欄10H4、十二支表示欄10H5などの所望する事項が適宜採用表示されている。(実開平5−86562号公報参照)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
1.今までは、架空会社、偽名などがあっても防げなかった。
すなわち、名刺を交換した時において、その会社及び個人を調査することは不可能である。そこで、調査には後日、長時間を費やしている。
2.名刺を渡されたときに、瞬時に会社、氏名、住所、年齢が正確に確認できなかった。
すなわち、名刺を交換した段階においては、その内容を信じるほかなく、内容に偽りがあっても確認ができない。
【0005】
本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。
すなわち本願のものは、名刺用用紙における表面あるいは裏面の所望する箇所に、データー表示部9を設け、このデーター表示部9は、平面方形の外側枠線9A1で構成された表示枠9Aと、この表示枠9A内に設けられた誕生日表示欄9B、血液型表示欄9C、星座表示欄9D、運勢表示欄9E、十二支表示欄9F、統制個別番号表示欄9Gなどから構成されていると共に、表示枠9Aにおける外側枠線9A1は、個人所得の一定範囲を表示する金色あるいは銀色あるいは銅色などで色分けされている名刺である。
この場合、データー表示部9における表示枠9Aは、平面方形の外側枠線9A1内に描かれた横罫9A2と縦罫9A3とから構成することができる。
【0007】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。
1は本案の名刺である。
2は横長方形に構成された名刺用用紙である。
3は上記名刺用用紙の上方中央に設けられた会社名などの表示欄である。
4は上記名刺用用紙の中央に設けられた氏名表示欄である。
5は上記氏名表示欄4の左方に設けられた会社における役職名などの表示欄である。
6は名刺用用紙の右下方に設けられた会社の住所欄、7はこの住所欄の下方に併記された電話番号欄、8は電話番号欄の下方に併記されたFAX番号欄である。
【0008】
9は上記名刺用用紙の左下方部分に設けたデーター表示部で、このデーター表示部9は、平面方形の外側枠線9A1で構成された表示枠9Aと、この表示枠9A内に設けられた誕生日表示欄9B、血液型表示欄9C、星座表示欄9D、運勢表示欄9E、十二支表示欄9F、統制個別番号表示欄9Gなどから構成されている。
そして、表示枠9Aにおける外側枠線9A1は、個人所得の一定範囲を表示するため、例えば、金色あるいは銀色あるいは銅色で描かれている。
【0009】
データー表示部9における表示枠9Aは、平面方形の外側枠線9A1内に描かれた横罫9A2と縦罫9A3とから構成することができる。
この場合、たとえば、金色で描かれた外側枠線の場合は、所得が1000万円以上を示し、銀色で描かれた外側枠線の場合は、所得が500万円以上1000万円未満を示し、銅色で描かれた外側枠線の場合は、所得が500万以下を示すものとする。
これら金色あるいは銀色あるいは銅色の着色は、これらに限られるものではなく、例えば、青色,赤色,黄色などの3色の組合わせであってもよい。
【0010】
そして、誕生日表示欄9Bには、例えば「昭和24年2月16日」、血液型表示欄9Cには、例えば下記のように記載し、星座表示欄9Dには、例えば「水がめ座」、運勢表示欄9Eには、例えば「六白金星」、十二支表示欄9Fには、例えば「ウシ」、統制個別番号表示欄9Gには、例えば「14−1345−6781−」などと10桁の数字を記載することになる。
【0011】
なお、血液型においてはA,B,O型、Rh±型、遺伝子型においては、A型(AA型、AO型)、B型(BB型、BO型)、AB型(AB型、AB、O型)
、O型(OO型、OA型、OB型)等がある。
したがって、血液型表示欄9Cには、例えば「A型」、「Rh+」、「AA型」などのように記載されることになる。
また、血液型においては保健所または病院などが発行する診断書などで確認したものを記載する。
誕生日、星座、運勢、十二支などは役場、市役所などが発行する住民票や自動車運転免許証などで確認したものを記載する。
所得は、税務署などが発行する所得証明書などで確認したものを記載する。
外国人はパスポート、大使館、領事館などの書面などで確認したものを記載する。
【0012】
11は他の実施例の名刺である。
21は縦長方形に構成された名刺用用紙である。
31は上記名刺用用紙の右上方に設けられた会社名などの表示欄である。
41は上記名刺用用紙の中央に設けられた氏名表示欄である。
51は上記氏名表示欄41の右上方に設けられた会社における役職名などの表示欄である。
【0013】
61は名刺用用紙の左下方に設けられた会社の住所欄、71はこの住所欄の左方に併記された電話番号欄、81はFAX番号欄である。
91は上記名刺用用紙の右下方部分に設けたデーター表示部で、その構成はデーター表示部9と同一に構成されている。
91Aはデーター表示部における表示枠で、上記表示枠9Aにおける外側枠線9A1と同様に、個人所得の一定範囲を表示するため、例えば、金色あるいは銀色あるいは銅色で描かれている。
【0014】
作用について効果と共に説明する。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.自分の年令を相手に知らせることができる。
2.自分の性格判断に関する事項を相手に知らせることによって、相手との共通点を見出すことができる。
3.自分を相手に知ってもらう効果を増大させることができる。
4.緊急時に血液型の確認を迅速に行うことができるので、救急などにおいて信頼的対応ができる。
この結果、血液型の判別の時間を短縮することができる。
5.この名刺に掲載するデーター表示部の項目に記載された事項は関係の公的機関などで確認した事項なので、識別管理を基として信用確保することができる。
【提出日】平成6年3月29日

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 名刺用用紙における表面あるいは裏面の所望する箇所に、データー表示部(9)を設け、このデーター表示部(9)は、平面方形の外側枠線(9A1)で構成された表示枠(9A)と、この表示枠(9A)内に設けられた誕生日表示欄(9B)、血液型表示欄(9C)、星座表示欄(9D)、運勢表示欄(9E)、十二支表示欄(9F)、統制個別番号表示欄(9G)などから構成されていると共に、表示枠(9A)における外側枠線(9A1)は、個人所得の一定範囲を表示する金色あるいは銀色あるいは銅色などで色分けされていることを特徴とする名刺。
【請求項2】 データー表示部(9)における表示枠(9A)は、平面方形の外側枠線(9A1)内に描かれた横罫(9A2)と縦罫(9A3)とから構成されている請求項1記載の名刺。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【登録番号】第3004110号
【登録日】平成6年(1994)8月31日
【発行日】平成6年(1994)11月8日
【考案の名称】名 刺
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平6−3901
【出願日】平成6年(1994)3月22日
【出願人】(592114024)