説明

含油スケールの脱油方法及び脱油装置

【課題】 含油スケールの表面に付着する油分を、環境問題を起こすことなく安全に、かつ、効率的に脱油する方法と装置を提供する。
【解決手段】 油が熱分解する温度以下の温度(好ましくは100℃以上220℃以下)に過熱した乾燥蒸気(好ましくは、蒸気飽和度20〜80%)を含油スケール(例えば、含油量0.5%以上のスケール)に接触させることを特徴とする含油スケールの脱油方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製鉄所等で発生する含油スケールから、油を、熱分解させることなく効率よく充分に脱油する方法と装置に関する。
【背景技術】
【0002】
製鉄所等では、熱延工程、冷延工程、線材工程等において、多量の含油スケールが発生する。この含油スケールは、酸化鉄、特に、FeOやFe23を主成分としているので、製鉄原料として有効に再利用できるものであるが、そのためには、油分をできるだけ除去する必要がある。
【0003】
含油量が0.5%以下程度(以下、「Aスケール」という。)であれば、油分が熱分解して生成するガス等の熱分解生成物の量も少ないので、含油スケールを、脱油処理をせずそのまま製鉄原料として再利用できるが、含油量が0.5%以上程度であると(以下、「Bスケール」という。)、熱分解生成物が大量に発生するので、事前に脱油処理が必要となる。
【0004】
しかし、例えば、Bスケールを高温に加熱して油分を熱分解すれば脱油できるが、大量に発生する熱分解生成物は大気汚染等の原因物質ともなるので、Bスケールの脱油には、脱油処理設備の他に、別途、熱分解生成物を無害化処理する大規模な設備が必要となる。
【0005】
そのため、これまで、環境問題を起こすことなく、含油スケールを効率よく脱油する各種の脱油処理技術が提案されている。
【0006】
例えば、特許文献1には、アルカリで油分を洗浄できることに着目し、アルカリ塩とポリオキシアルキレン誘導体を溶解した水溶液にスケールを投入し脱油する技術が開示されている。上記技術は脱油性に優れているが、洗浄液を含む洗浄設備の建設に費用がかかる点や、投入後の脱油処理に時間がかかる点が難点である。
【0007】
含油スケールに係る技術ではないが、特許文献2には、金属又は非鉄金属の素材や被加工物の表面に、150〜600℃の低圧及び高圧高温過熱蒸気を噴射し、上記表面に付着する油分を脱油する技術が開示されている。
【0008】
この技術も脱油性に優れているが、油が熱分解する温度範囲の蒸気を被加工物の表面に噴射するので、表面付着油は熱分解し、別途、熱分解で生成する物質を含む水、ガス等を処理する技術が必要となる。結局、上記技術は、処理費用が嵩むという問題や、環境保護上の問題を抱えるものである。
【0009】
【特許文献1】特開2003−27147号公報
【特許文献2】特開平9−143775号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、アルカリ洗浄(特許文献1、参照)や、過熱蒸気噴射(特許文献2、参照)による脱油技術が抱える諸問題に鑑み、含油スケールの表面に付着する油分を、環境問題を起こすことなく安全に、かつ、効率よく脱油する方法と装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者は、含油スケールの表面に付着する油分を効率よく脱油する方法について鋭意検討した。そして、本発明者は、蒸気の脱油能力に着目し、油の熱分解を回避するため、油が熱分解する温度以下の温度に過熱した乾燥蒸気を用い、含油量0.5%以上のスケール(Bスケール)から油分を脱油する脱油試験を行った。
【0012】
その結果、本発明者は、
(i)油が熱分解する温度以下の温度に過熱した乾燥蒸気で、Bスケールから油分を充分に脱油できること、及び、
(ii)乾燥蒸気の脱油能力と蒸気飽和度との間には、脱油能力を最大化する最適蒸気飽和度範囲が存在すること、
を見出した。
【0013】
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、その要旨は以下のとおりである。
【0014】
(1) 油が熱分解する温度以下の温度に過熱した乾燥蒸気を含油スケールに接触させることを特徴とする含油スケールの脱油方法。
【0015】
(2) 前記油が熱分解する温度以下の温度が220℃以下の温度であることを特徴とする前記(1)に記載の含油スケールの脱油方法。
【0016】
(3) 前記油が熱分解する温度以下の温度が100℃以上の温度であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の含油スケールの脱油方法。
【0017】
(4) 前記乾燥蒸気の蒸気飽和度が20〜80%であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の含油スケールの脱油方法。
【0018】
(5) 前記含油スケールが含油量0.5%以上のスケールであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の含油スケールの脱油方法。
【0019】
(6) 前記乾燥蒸気の気流を含油スケールに接触させることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の含油スケールの脱油方法。
【0020】
(7) 油が熱分解する温度以下の温度に過熱した乾燥蒸気を含油スケールに接触させて脱油を行う脱油装置であって、少なくとも、
(a)乾燥蒸気を、油が熱分解する温度以下の温度に過熱する蒸気過熱装置、及び、
(b)上記蒸気過熱装置から過熱乾燥蒸気を導入して含油スケールに接触させ、脱油を行う脱油処理装置、
を備えることを特徴とする含油スケールの脱油装置。
【0021】
(8) 前記(7)に記載の含油スケールの脱油装置において、更に、
(c)脱油処理装置から導出する含油蒸気から油分を分離回収する油分離回収装置、
を備えることを特徴とする含油スケールの脱油装置。
【0022】
(9) 前記(7)又は(8)に記載の含油スケールの脱油装置において、脱油処理装置に、含油スケールを連続的に送給、排出するとともに、蒸気過熱装置から過熱乾燥蒸気を連続的に導入、導出することを特徴とする含油スケールの脱油装置。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、製鉄所等で発生する含油スケールから、油分を、熱分解させることなく、効率よく脱油することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
まず、本発明の脱油方法について説明する。
【0025】
本発明者は、バッチ式脱油処理装置、及び、流通式脱油処理装置を用い、油分が熱分解しない220℃以下の温度に過熱した乾燥蒸気を用い、その蒸気飽和度を種々変えて、表1に成分及び含油量を示す含油スケールの脱油試験を行い、蒸気飽和度が脱油率に及ぼす影響を調査した。
【0026】
【表1】

【0027】
ここで、蒸気飽和度は、
蒸気飽和度=(脱油処理装置内の蒸気圧/飽和蒸気圧)×100(%)
で定義され、脱油処理装置内の湿度を示すものである。即ち、蒸気飽和度が低ければ、脱油処理装置内はより乾燥していて、蒸気の密度が低い状態にある。
【0028】
バッチ式脱油処理装置を用い、含油量1.40%の含油スケール(表1中、スケールB2)を、蒸気飽和度を種々変えた130℃及び170℃の乾燥蒸気中に1時間保持して行った脱油試験の結果を図1に示す。
【0029】
図1に示すように、脱油率(図では、減量率(%)=(スケールの初期重量−脱油処理後のスケールの重量)/スケールの初期重量×100で示す)は、蒸気飽和度20〜80%で上昇していて、しかも、蒸気飽和度40〜60%で顕著に上昇している。
【0030】
即ち、(i)油が熱分解しない温度に過熱した乾燥蒸気で、Bスケールから油分を充分に脱油できるし、また、(ii)乾燥蒸気の脱油能力と蒸気飽和度との間には、脱油能力を最大化する最適蒸気飽和度範囲が存在する。
【0031】
この点が、前述したように、本発明者が見出し、本発明の基礎とした知見である。そして、本発明においては、上記試験結果を踏まえ、蒸気飽和度20〜80%を好ましい範囲とし、同40〜60%をより好ましい範囲とする。
【0032】
図1に示すように、過熱蒸気温度が130℃の場合の減量率は、過熱蒸気温度が170℃の場合の減量率より小さいので、本発明者は、脱油現象が発現する臨界過熱温度を確認する意図で、更に、乾燥蒸気の過熱温度と含油スケールの減量率の関係を調査した。
【0033】
図2に、飽和蒸気度40%の乾燥蒸気を用い、過熱蒸気温度を60〜200℃の範囲内で変えて、含油量1.40%の含油スケール(表1中、スケールB2)の油分を脱油した結果を示す。
【0034】
図2から、過熱蒸気温度60℃においても脱油現象が発現するが、100℃から脱油率が顕著に上昇することが解かる。それ故、本発明では、過熱蒸気温度の下限を、好ましくは100℃とする。
【0035】
また、図2から、過熱蒸気温度は高いほど好ましいことが解かるが、油分の熱分解を極力抑制するため、本発明においては、加熱蒸気温度の上限を、油分が熱分解しない温度とする。
【0036】
この温度は、通常、油成分で変動するが、220℃であれば、油分の熱分解を確実に抑制することができるので、過熱蒸気温度の上限は220℃が好ましい。
【0037】
ここで、油が熱分解しない温度に過熱した乾燥蒸気を用いて、含油スケールから油分を充分に脱油できる理由、及び、乾燥蒸気の蒸気飽和度に最適範囲が存在する理由について説明する。
【0038】
まず、図3に、乾燥蒸気の存在下における脱油機構を模式的に示す。この脱油機構においては、水粒子3が、スケール表面1に付着している油粒子2を包み込んでスケール表面1から分離して脱油が進行する。
【0039】
このように、油が熱分解しない温度に過熱した乾燥蒸気を用いれば、スケール表面に付着した油粒子を、油粒子のままの状態で包み込み、熱分解生成物を生成せずに分離することができるので、スケール表面の脱油を行うことができる。この点が、本発明の基礎をなす技術思想である。
【0040】
そして、スケール表面において、脱油が効率よく充分に進行するか否かは、水粒子(脱油媒体として機能する)の親油性と存在量に大きく依存する。
【0041】
水は、誘電率が低下すると有機物質に溶解し易くなる性質を有している。したがって、水粒子の誘電率が低いと、水粒子の親油性は良好であるが、この誘電率は、蒸気飽和度に比例する。即ち、乾燥蒸気の蒸気飽和度が低いと、水粒子の親油性は良好である。
【0042】
しかし、乾燥蒸気の脱油能力は、脱油処理装置内の蒸気の密度状態(水粒子の存在量)、即ち、蒸気飽和度にも大きく依存する。
【0043】
脱油処理装置内において乾燥蒸気の蒸気飽和度が低ければ、水粒子(脱油媒体)の誘電率は低く、親油性は良好であるから、図4に示すように、水粒子3(脱油媒体)は油粒子2に直ちに付着するが、水粒子3(脱油媒体)の量が少ないので、油粒子2を包み込んで、スケール表面1から分離する脱油が充分に進行しない。結局、乾燥蒸気の蒸気飽和度が低ければ、脱油量は少ない。
【0044】
一方、脱油処理装置内において乾燥蒸気の蒸気飽和度が高ければ、図5に示すように、水粒子3(脱油媒体)は充分な量存在することになるが、水粒子3の誘電率が高くなり親油性が低下しているので、水粒子3は、脱油媒体として充分に機能せず、むしろ、水粒子3同士が凝集してしまい、脱油が進行しない。結局、乾燥蒸気の蒸気飽和度が高ければ、脱油は進行しない。
【0045】
したがって、乾燥蒸気を用いる含油スケールの脱油においては、相反する二つの要因、即ち、スケール表面から油分を分離する機能を担う水粒子(脱油媒体)の量と親油性(誘電率)との兼ね合いで、乾燥蒸気の脱油能力を最大化する蒸気飽和度の最適範囲が存在することになる。
【0046】
本発明は、上記上記飽和度の最適範囲を見出した点にも特徴があるものである。
【0047】
次に、本発明の脱油装置について説明する。図7に、本発明の脱油装置の一態様を示す。図7において、蒸気発生装置4で発生した蒸気を、蒸気過熱装置5へ送給し、油が熱分解する温度以下の温度(好ましくは100℃以上220℃以下)に過熱する。この時、過熱した乾燥蒸気の蒸気飽和度を、適宜、例えば、好ましくは20〜80%に、より好ましくは、40〜60%に調整する。
【0048】
蒸気飽和度を適宜調整した過熱乾燥蒸気を、含油スケール(例えば、含油量0.5%以上のスケール)を収容した脱油処理装置6に導入し脱油を行う。
【0049】
脱油処理装置6は、バッチ式及び流通式のいずれの脱油処理装置でもよいが、流通式の方が、図6に示すような脱油機構、即ち、スケール表面1に付着している油粒子3を水粒子3(脱油媒体)で迅速に包み込み、スケール表面1から、迅速に分離し運び去る脱油機構により、脱油を、より効率よく充分に行うことができる。
【0050】
図8に、流通式脱硫処理装置の一態様を示す。含油スケールは、その所定量が、スケール装入口13から連続的に装入され、スクリュー9の回転に伴い、脱油処理装置内を、攪拌されつつスケール排出口14に向かって移動する。
【0051】
この間、含油スケールは、蒸気送給スクリュー軸12から送給され、蒸気導入口11から脱油処理装置内に連続的に導入される乾燥蒸気に曝されて脱油が進行する。
【0052】
脱油機能を果たした含油蒸気は、含油蒸気導出口15から、微粒のスケールと分離するために設けたフィルター10を経て、脱油処理装置の外に導出される。
【0053】
脱油処理装置から導出された含油蒸気は、図7に示すように、蒸気冷却装置7を経て油分離回収装置8に送給され、そこで、油が分離回収される。なお、この油は、燃料等としてリサイクルされる。
【0054】
油分が表面から分離、除去されたスケールは、FeOやFe23が主成分で、全Fe量(表1中、T−Fe)が約70%に達するものである(表1、参照)ので、製鉄原料や、その他の鉄原料、例えば、フェライト製造用原料としても利用できる可能性がある。
【実施例】
【0055】
次に、本発明の実施例について説明するが、実施例の条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
【0056】
(実施例1)
含油量1.80%のスケール(表1中、スケールB3)100gをバッチ式脱油処理装置内に収容し、170℃に過熱した過熱蒸気(蒸気飽和度40%)を同装置内に送給し、1時間保持した。
【0057】
その結果、含油量は0.2%に低減した。脱油後のスケールは、Aスケールとしてリサイクルが可能なものである。
【0058】
(実施例2)
図8に示す流通式脱油処理装置を用いて、含油量1.40%のスケール(表1中、スケールB2)の脱油を行った。乾燥蒸気としては、過熱温度130〜220℃、蒸気飽和度40〜60%の乾燥蒸気を用いた。
【0059】
送給する乾燥蒸気量、及び、スケール滞留時間を適宜調整して、脱油率を調査した。
【0060】
その結果、含油量が0.30%のスケールを、スケール排出口から連続的に得ることができた。脱油後のスケールは、Aスケールとしてリサイクルが可能なものである。
【産業上の利用可能性】
【0061】
前述したように、本発明によれば、製鉄所等で発生する含油スケールから、油分を、熱分解させることなく、効率よく脱油することができる。
【0062】
このように、本発明によれば、製鉄所等で発生する含油スケールから、油分を、環境問題を起こすことなく、安全かつ効率よく脱油することができるし、また、含油スケールから油分を回収して、リサイクルすることができる。
【0063】
したがって、本発明は、産業上かつ環境保護上の利用可能性の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】乾燥蒸気の蒸気飽和度と含油スケールの減量率の関係を示す図である。
【図2】乾燥蒸気の過熱温度と含油スケールの減量率の関係を示す図である。
【図3】乾燥蒸気の存在下における脱油機構を模式的に示す図である。
【図4】乾燥蒸気の存在下でも、図3に示す脱油機構が機能しない脱油態様を示す図である。
【図5】乾燥蒸気の存在下でも、図3に示す脱油機構が機能しない別の脱油態様を示す図である。
【図6】乾燥蒸気の気流中における脱油機構を模式的に示す図である。
【図7】本発明の脱油装置の一態様を示す図である。
【図8】脱油処理装置の一態様を示す図である。
【符号の説明】
【0065】
1 スケール表面
2 油粒子
3 水粒子
4 蒸気発生装置
5 蒸気過熱装置
6 脱油処理装置
7 蒸気冷却装置
8 油分離回収装置
9 スクリュー
10 フィルター
11 蒸気導入口
12 蒸気送給スクリュー軸
13 スケール装入口
14 スケール排出口
15 含油蒸気導出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
油が熱分解する温度以下の温度に過熱した乾燥蒸気を含油スケールに接触させることを特徴とする含油スケールの脱油方法。
【請求項2】
前記油が熱分解する温度以下の温度が220℃以下の温度であることを特徴とする請求項1に記載の含油スケールの脱油方法。
【請求項3】
前記油が熱分解する温度以下の温度が100℃以上の温度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の含油スケールの脱油方法。
【請求項4】
前記乾燥蒸気の蒸気飽和度が20〜80%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の含油スケールの脱油方法。
【請求項5】
前記含油スケールが含油量0.5%以上のスケールであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の含油スケールの脱油方法。
【請求項6】
前記乾燥蒸気の気流を含油スケールに接触させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の含油スケールの脱油方法。
【請求項7】
油が熱分解する温度以下の温度に過熱した乾燥蒸気を含油スケールに接触させて脱油を行う脱油装置であって、少なくとも、
(a)乾燥蒸気を、油が熱分解する温度以下の温度に過熱する蒸気過熱装置、及び、
(b)上記蒸気過熱装置から過熱乾燥蒸気を導入して含油スケールに接触させ、脱油を行う脱油処理装置、
を備えることを特徴とする含油スケールの脱油装置。
【請求項8】
請求項7に記載の含油スケールの脱油装置において、更に、
(c)脱油処理装置から導出する含油蒸気から油分を分離回収する油分離回収装置、
を備えることを特徴とする含油スケールの脱油装置。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の含油スケールの脱油装置において、脱油処理装置に、含油スケールを連続的に送給、排出するとともに、蒸気過熱装置から過熱乾燥蒸気を連続的に導入、導出することを特徴とする含油スケールの脱油装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−22346(P2006−22346A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−199245(P2004−199245)
【出願日】平成16年7月6日(2004.7.6)
【出願人】(000006655)新日本製鐵株式会社 (6,474)
【Fターム(参考)】